JP2009278511A - 通信方式および電力線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチキャリア伝送方式を採用する電力線通信方式において、伝送路上にインピーダンス変動がある場合、通信エラーが多くなり高速通信が困難になるという課題があった。
【解決手段】電力線を伝送路とする電力線通信において、送信端末が通信信号を送信する場合、伝送路のインピーダンス変動量に応じて、送信する通信信号の位相パラメータを連続する通信信号内で変更させながら送信することを特徴とする通信方式により、伝送路上にインピーダンス変動があっても通信エラーを抑え高速通信を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチキャリア伝送方式による通信方式、特に電力線を通信媒体とする電力線通信におけるマルチキャリア伝送方式による通信方式および通信装置に関する。
電力線を通信媒体とする電力線通信装置において、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いたマルチキャリア伝送方式を採用することにより、高速なデータ転送が可能となる。マルチキャリア伝送方式では、従来の技術として、FFT(Fast Fourier Transform)ベースのOFDMやウェーブレットベースのOFDMがよく用いられている。
図7にウェーブレットベースのOFDMによる電力線通信装置の概念的構成を示す。まず、送信装置100において、上位層から入力される送信データをシンボルマッパ110によってシンボルデータに変換し、各シンボルデータに従ってシンボルマッピングを行う。このシンボルマップに対して、送信信号のPAPR(Peek to Average Power Ratio)を低減するためにサブキャリアごとに異なる位相回転を位相回転器120で行う。そして、直列並列変換器(S/P変換器)130でサブキャリアごとに実数値di(i=1〜M)を与え、逆ウェーブレット変換器140で時間軸上へ逆ウェーブレット変換する。これにより、時間軸波形のサンプル値を発生させ、伝送シンボルを表すサンプル値系列を生成する。D/A変換器150で、このサンプル値系列から時間的に連続するベースバンド・アナログ信号波形に変換して送信する。受信装置200においては、受信信号をA/D変換器210でディジタル信号に変換し、ウェーブレット変換器220で位相情報が取り扱えるようにウェーブレット変換し、並列直列変換器(P/S変換器)230で直列データに変換し、位相回転器240でPAPR低減のために位相回転させたサブキャリアの位相を元に戻し、キャリア検出器250では受信信号の有無を検出し、同期回路260では受信信号から同期タイミングを抽出し、等化器270では伝送路の影響をキャンセルするように受信信号を補正し、判定器280ではしきい値を用いて受信信号を判定する。
ところで、電力線を通信媒体とする電力線通信では、通信路に他の家電機器が多数接続されているため通信中のノイズ変動が激しい。そのため、例えば図8に示すように、通信信号の先頭部分に一般的に付加されているプリアンブルシンボル510と同期用シンボル520によって同期タイミングを抽出し伝送路特性の等化を行うだけでは、連続する通信信号を受信している間にノイズの影響により伝送路特性が変化した場合、情報用シンボル530のノイズ以降の部分の受信が困難になる。ここで、プリアンブルシンボル510は例えば全てのキャリアを正弦波の信号としたパイロットシンボルなどであり、受信装置はこの信号を受信して各キャリアの振幅や位相の特性を推定し受信パラメータを調整することにより、伝送路特性の等化(伝送特性の補償など)を行うものである。
とりわけ、インピーダンス変動による伝送路特性の変化は、高速通信を行う上で非常に大きな問題となる。交流電源の周期(1周期または半周期など)に同期して定期的に伝送路のインピーダンス特性を変化させる機器があることが知られているが、このような機器が接続された電力線を伝送路とする場合、数ミリ秒ごとに伝送路の振幅と位相の特性が変化するため、通信信号のエラー率が非常に大きくなる。従って、VoIP(Voice over Internet Protocol)のように通信路のレイテンシが重要となるアプリケーションや、HD(High Definition)映像のストリーム配信のように大容量かつリアルタイム性の高い通信が必要となるアプリケーションを電力線通信に適用した場合、通信信号のエラー率が大きくなると音飛びや映像の乱れなどの現象として現れるため、大きな課題となっている。
この課題に対して、交流電源の電圧位相とエラー率を検出する回路を具備し、電圧位相とエラー率の相関を示すデータを取得することにより、エラー率がしきい値以上となる電圧位相では通信を停止する通信装置が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
また、パイロットシンボルを情報用シンボル内に複数回挿入、または交流電源の周期と同期して挿入することにより、伝送路特性の等化を定期的に行う通信装置が考えられる(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−124841号公報(第5頁、第2図等) 特開2006−186734号公報
しかしながら、エラー率がしきい値以上となる電圧位相で通信を停止する通信方式では、インピーダンス変動による通信エラーを抑えることは出来るが、通信速度の低下は避けられないという課題があった。
パイロットシンボルを情報用シンボル内に挿入する通信方式では、パイロットシンボル自体は実際のデータ通信には寄与しないため、帯域の利用効率が低下する。また、電圧位相内のインピーダンス変動箇所とパイロットシンボル挿入箇所がずれていた場合、インピーダンス変動箇所から次のパイロットシンボル挿入箇所までのデータ通信がエラーになるという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、マルチキャリア伝送方式を採用する電力線通信において、伝送路上のインピーダンス変動があっても通信速度の低下を抑えることが可能な通信方式および通信装置を提供することを目的とする。
本発明の通信方式は、電力線を伝送路とする電力線通信において、送信端末が通信信号を送信する場合、伝送路のインピーダンス変動量に応じて、送信する通信信号の位相パラメータを連続する通信信号内で変更させながら送信することを特徴とする通信方式である。かかる構成により、前記通信信号の位相パラメータが前記伝送路のインピーダンス変動量により変動することなく安定して受信されるため、通信エラーを抑えながら高速なデータ通信を行うことができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記送信端末が送信する伝送路状態推定信号を、受信端末が受信し解析することにより推定されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、素性(レベル、位相等)が既知であり前記伝送路のインピーダンス変動量を推定するのに適した信号を利用できるため、前記伝送路のインピーダンス変動量を精度良く推定することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記送信端末が送信する通常データ通信信号を、前記受信端末が受信し解析することにより推定されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、特別な信号を送信する通信帯域を必要とせずに、前記伝送路のインピーダンス変動量の推定ができる。
また本発明の通信方式は、前記送信端末が送信する前記伝送路状態推定信号または前記通常データ通信信号が、ネットワーク内の全ての端末が受信可能な形態で送信されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、多数の通信端末が存在するネットワークにおいて、前記送信端末とそれ以外の全端末との間の各々の前記伝送路のインピーダンス変動量を効率良く推定することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記電力線を流れる交流電源の1周期を単位とした変動量マップで生成されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記交流電源の1周期ごとに発生するインピーダンス変動に対して、適切に前記送信信号の位相パラメータを変更することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記電力線を流れる交流電源の周期のN分の1(Nは整数)を単位とした変動量マップで生成されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記交流電源のN分の1周期ごとに発生するインピーダンス変動に対して、少ないデータ記憶容量で適切に前記送信信号の位相パラメータを変更することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記電力線を流れる交流電源の周期のN倍(Nは整数)を単位とした変動量マップで生成されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記交流電源のN倍周期ごとに発生するインピーダンス変動に対して、適切に前記送信信号の位相パラメータを変更することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記送信端末が前記受信端末に最初に通常データ通信を行う際に、これに先立って取得されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、データ通信を行う時点での最適な位相パラメータをもって通信を開始することができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記送信端末が通常データ通信を行う毎、すなわち前記送信端末が通常データ通信信号を送信し前記受信端末からのAcknowledge信号を受信する毎に、逐次取得・更新されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、データ通信開始時のオーバーヘッドを無くし、位相パラメータを漸次適切な値に修正しながら通信を行うことができる。また、動的に変動する前記伝送路のインピーダンス変動量にも漸次追従した通信を行うことができる。
また本発明の通信方式は、前記伝送路のインピーダンス変動量が、定期的に更新されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記送信端末からの送信状況によらず、動的に変動する前記伝送路のインピーダンス変動量に定期的に追従した通信を行うことができる。
また本発明の通信方式は、前記受信端末で推定された前記伝送路のインピーダンス変動量が、伝送路状態推定結果を示す専用の通信信号として前記送信端末に伝送されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記送信端末からの送信状況によらず、迅速に前記伝送路のインピーダンス変動量を送信端末に伝達できる。
また本発明の通信方式は、前記受信端末で推定された前記伝送路のインピーダンス変動量が、前記送信端末が前記受信端末に通信を行った際に、前記受信端末から前記送信端末に伝送される応答信号に併せて伝送されることを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、特別な信号を送信する通信帯域を必要とせずに、前記伝送路のインピーダンス変動量を送信端末に伝達できる。
また本発明の通信方式は、前記送信端末が送信する通信信号の位相パラメータを変更する処理において、前記伝送路のインピーダンス変動の変動期間中は、前記通常データ通信以外の通信信号を挿入することを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、前記伝送路のインピーダンス変動量が安定するまでの急激なインピーダンス変動中に通常データ通信を行う場合に比べて、この期間中の通信エラーを抑えることができる。
また本発明の通信方式は、前記通常データ通信以外の通信信号が、前記受信端末において通信信号のインピーダンス変動の影響を推定するためのパイロットシンボルであり、受信端末はこのパイロットシンボルを基に受信回路の位相パラメータを補正することを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、インピーダンス変動期間中の通信エラーをさらに抑えた高速通信ができる。
また本発明の通信方式は、前記送信端末が、送信する通信信号の位相パラメータを変更する処理において、通信信号の振幅パラメータもあわせて変更することを特徴とする通信方式であるものを含む。かかる構成により、伝送路のインピーダンス変動により振幅も大きく変化する場合でも、通信エラーを抑えた高速通信ができる。
また本発明の電力線通信端末は、電力線を伝送路とする電力線通信端末において、伝送路内のインピーダンス変動量に関する情報を取得する手段と、その情報に応じて、送信する通信信号の位相パラメータまたは位相パラメータと振幅パラメータを連続する通信信号内で変更させながら送信する手段とを持つ電力線通信端末である。
また本発明の電力線通信端末は、電力線を伝送路とする電力線通信端末において、伝送路状態推定信号あるいは通常データ通信信号を受信する手段と、その信号を解析して伝送路のインピーダンス変動量を推定する手段とを持つ電力線通信端末である。
また本発明の電力線通信端末は、前記位相パラメータを変更する処理または前記位相パラメータと前記振幅パラメータをあわせて変更する処理の有効/無効をユーザの操作により切替える手段を持つ電力線通信端末であるものを含む。
また本発明の電力線通信端末は、前記位相パラメータを変更する処理または前記位相パラメータと前記振幅パラメータをあわせて変更する処理の有効/無効状態を表示する手段を持つ電力線通信端末であるものを含む。
本発明による通信方式によれば、マルチキャリア伝送方式を採用する電力線通信において、伝送路上のインピーダンス変動があっても通信速度の低下を抑えることが可能な通信を行うことができる。
また、実際のデータ通信に寄与しない信号を挿入する必要が無いため、帯域の利用効率を低下することなく通信を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による電力線通信システムの概略構成を示すブロック図である。この通信システムは、電力線を通信媒体として送信装置101と受信装置201との間でマルチキャリア伝送方式により通信を行う。ここでは、マルチキャリア伝送方式としてウェーブレットベースのOFDMを用いる場合を例にして説明する。
図1において、送信装置101は、送信データであるビット列をシンボルマッピングするシンボルマッパ110と、シンボルマッピングされたデータを位相回転する位相回転器121と、位相回転されたデータを直列並列変換する直列並列変換器(S/P変換器)130と、この実数値を時間軸上へ逆ウェーブレット変換し時間軸波形のサンプル値系列を発生させる逆ウェーブレット変換器140と、このサンプル値系列をアナログ信号波形に変換するD/A変換器150と、からなる。受信装置201は、受信したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器210と、ディジタル信号をウェーブレット変換して同相信号および直交信号を生成するためのウェーブレット変換器220と、ウェーブレット変換で得た受信データを並列直列変換する並列直列変換器(P/S変換器)230と、このデータを位相回転する位相回転器240と、送信装置101から送られてくる送信信号を検出するためのキャリア検出器250と、受信信号に同期するための同期回路260と、伝送路特性により歪んだ受信信号を補正するための等化器270と、等化器270から出力される信号を使用して判定を行う判定器280と、伝送路上のインピーダンス変動量を解析・推定するインピーダンス変動量推定器290と、からなる。
ここで、位相回転器121には、PAPRを低減するために各サブキャリアの位相を回転させるためのPAPR−Vector125と、伝送路のインピーダンス変動量に基づいて設定される位相パラメータ変更Vector127と、信号の位相を回転させる位相回転回路126が含まれる。PAPR−Vector125がサブキャリア毎の位相回転パラメータを保持する1次元の情報であるのに対して、位相パラメータ変更Vector127はサブキャリア毎と任意の単位時間毎の位相回転パラメータを保持する2次元の情報である。
このように構成された送信装置101と受信装置201の通信について、その動作を説明する。
まず、送信装置101の初期起動時や、送信装置101と受信装置201の間の伝送路上にインピーダンス変動が存在しない場合は、位相パラメータ変更Vector127には全て0が設定されている。この状態で送信装置101から受信装置201へ通常のデータ通信を行う場合、シンボルマッパ110によってシンボルマッピングされたデータは、PAPR−Vector125のみによって位相回転回路126で位相回転され、後段のS/P変換器130へデータが渡されることになる。
前記の通常のデータ通信のほかに、送信装置101は伝送路状態推定信号を受信装置201に送信する。伝送路状態推定信号は、例えば全キャリアを正弦波としたパイロットシンボルなどであり、伝送路状態推定信号を受信した受信装置201はインピーダンス変動量推定器290で伝送路のインピーダンス変動量を信号受信中の時間軸上の推移として推定する。受信装置201は、推定したインピーダンス変動量を伝送路状態推定結果を表す信号として、送信装置101に伝送する。
送信装置101は、受信装置201から伝送されたインピーダンス変動量のうちの位相特性に関する情報を位相パラメータ変更Vector127に蓄積していく。ここで、位相パラメータ変更Vector127の時間軸上のデータ構築は、電源周期のN倍あるいはN分の1の周期(Nは整数)、例えば電源周期の1周期内の変更量推移マップとして実施する。蓄積の方法としては、新しいデータによる逐次上書きや相加平均などがある。
上記の処理により位相パラメータ変更Vector127にデータが構築されている状態で送信装置101から受信装置201へ通常のデータ通信を行う場合、シンボルマッパ110によってシンボルマッピングされたデータは、PAPR−Vector125と、位相パラメータ変更Vector127から送信する電源周期に対応して取得した位相パラメータを合成した値によって位相回転回路126で位相回転され、後段のS/P変換器130へデータが渡されることになる。
S/P変換器130以降の送信装置101での処理および受信装置201での処理は、位相パラメータ変更Vector127に全て0が設定されている初期起動時と同じである。
送信装置101から送信される通信信号を模擬的に示したものが図2である。図2(a)に示す電源1周期のゼロクロス点からのオフセット時間としてt0〜t1およびt2〜t3の区間で、図2(b)に示すように伝送路上のインピーダンス変動量が位相特性としてθだけ変動する場合を想定する。この場合、図2(c)に示すように通信信号はt0〜t1およびt2〜t3の区間では−θだけ位相パラメータを変更する。
本実施の形態によれば、以下の効果が発揮される。
送信装置101の位相回転器121において、送信装置101と受信装置201の間の伝送路のインピーダンス変動量に基づいた位相パラメータの変更を、時間的に連続する送信信号内であらかじめ実施することにより、受信装置201で受信する信号の位相パラメータが一定に保たれる。これにより、伝送路のインピーダンス変動量に起因する通信エラーを低減し、高速通信を行うことができる。
なお、本実施の形態では、マルチキャリア伝送方式としてウェーブレットベースのOFDMを採用する場合を説明したが、他の変調方式(例えばFFTベースのOFDM)を採用する場合でもよい。
また、送信装置101がPAPR−Vectorによる位相回転器を持たない場合、位相パラメータ変更Vector127と位相回転回路126のみを追加すればよい。
また、送信装置101が通信を行う相手端末が多数存在する場合、位相パラメータ変更Vector127は、各相手端末ごとにもさらに個別に情報を持ち、3次元の情報としてもよい。
また、複数の端末が存在するネットワークの場合、前記の伝送路状態推定信号は全端末が受信できる形態(ブロードキャスト)で送信し、この信号を受信した全ての端末において送信装置101との間の伝送路のインピーダンス変動量を同時に推定してもよい。
また、インピーダンス変動量推定器290で推定されるインピーダンス変動量は、位相特性に関する変動量だけでもよい。
また、受信装置201から伝送される伝送路状態推定結果を表す信号は、インピーダンス変動量の位相特性に関する変動量だけでもよい。
また、送信装置101が伝送路状態推定信号を定期的に送信することにより、伝送路上のインピーダンス変動量の推定および位相パラメータ変更Vector127の更新を定期的に実施してもよい。
また、伝送路のインピーダンス変動量を推定する推定器290を送信装置101に具備してもよい。この場合、受信装置201には特別な装置を必要としないため、既存技術の図7で示した受信装置200をそのまま使用することが出来る。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による電力線通信システムでは、図3に示す送信装置102と図1に示した受信装置201との間で電力線を通信媒体としてマルチキャリア伝送方式による通信を行う。なお、図3において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指している。また、ここでは、マルチキャリア伝送方式としてウェーブレットベースのOFDMを用いる場合を例にして説明する。
本実施の形態による送信装置102に特有の構成は、振幅制御器160である。実施の形態1の図1に示した送信装置101の構成においても、送信信号の振幅制御はシンボルマッパ110で実施することができるが、この場合、通常は所定の送信レベルマップに従って各サブキャリアの振幅値を決定するのみである。本構成では、サブキャリア毎と任意の単位時間ごとの振幅変更パラメータを保持する振幅パラメータ変更Vector165に基づいて振幅制御を実施する点が異なる。
このように構成された送信装置102と受信装置201の通信について、その動作を説明する。
伝送路のインピーダンス変動量を受信装置201から取得するまでの処理は、実施の形態1と同様である。送信装置102は、受信装置201から受信したインピーダンス変動量の情報から位相パラメータ変更Vector127を構築すると同時に、振幅パラメータ変更Vector165も構築する。この時、例えば位相パラメータ変更Vector127を電源周期の半周期内の変更量推移マップとして構築する場合、振幅パラメータ変更Vector165も同様に電源周期の半周期内の変更量推移マップとして構築する。
上記の処理により位相パラメータ変更Vector127と振幅パラメータ変更Vector165にデータが構築されている状態で送信装置102から受信装置201へ通常のデータ通信を行う場合、シンボルマッパ110によってシンボルマッピングされたデータは、まず、振幅パラメータ変更Vector165から送信する電源周期に対応して取得した振幅パラメータによって振幅制御回路166で振幅制御される。次いで、PAPR−Vector125と、位相パラメータ変更Vector127から送信する電源周期に対応して取得した位相パラメータとを合成した値によって位相回転回路126で位相回転され、後段のS/P変換器130へデータが渡されることになる。
S/P変換器130以降の送信装置102での処理および受信装置201での処理は、実施の形態1に記載したものと同様である。
送信装置102から送信される通信信号を模擬的に示したものが図4である。図4(a)に示す電源半周期のゼロクロス点からのオフセット時間としてt0〜t1の区間で、伝送路上のインピーダンス変動量が図4(b)のように、位相特性としてθだけ変動し、振幅特性としてAからBへ変動する場合を想定する。この場合、図4(c)に示すように送信信号はt0〜t1の区間では位相パラメータを−θだけ変更し、振幅パラメータを基準値C(Cは任意の値)に対してC・A/Bだけ変更する。
実施の形態1との比較において、本実施の形態の特有の効果は、次の通りである。
送信装置102の振幅制御器160において、送信装置102と受信装置201の間の伝送路のインピーダンス変動量に基づいた振幅パラメータの変更を、位相パラメータの変更とともに、時間的に連続する送信信号内であらかじめ実施することにより、受信装置201で受信する信号の振幅パラメータと位相パラメータが一定に保たれる。これにより、伝送路のインピーダンス変動量に起因する通信エラーをさらに低減することができる。
なお、本実施の形態では、位相パラメータ変更Vector127と振幅パラメータ変更Vector165は、ともに電源周期の半周期で構築する場合を説明したが、それぞれ個別の周期で構築を行ってもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における実施の形態1および実施の形態2との相違点は、送信装置101(または送信装置102、以降は送信装置101のみで記載する)と受信装置201の間の伝送路のインピーダンス変動量を推定するために、伝送路状態推定信号を送信しないことである。
本実施の形態では、送信装置101が受信装置201に送信する通常データの通信を利用して、伝送路のインピーダンス変動量の推定を実施する。すなわち、図8で示したとおり、通常のデータ通信を行う場合に通信信号の先頭部分に付加するプリアンブルシンボル510を用いて、受信装置201はこのシンボル受信期間のインピーダンス変動量を推定する。プリアンブルシンボルは例えば全キャリアを正弦波としたシンボルなどであり、受信装置201はインピーダンス変動量推定器290で伝送路のインピーダンス変動量を信号受信中の時間軸上の推移として推定する。この推定結果を、例えばデータ受信の成功を示す信号(Acknowledge)と併せて送信装置101に伝送する。
実施の形態1および実施の形態2との比較において、本実施の形態の特有の効果は、次の通りである。
送信装置101と受信装置201の間の伝送路のインピーダンス変動量を推定するための特別な信号を送信する通信帯域を必要としないため、通常のデータ通信のオーバーヘッドを無くすことができる。
なお、本実施の形態では、受信装置201で推定した伝送路のインピーダンス変動量をAcknowledge信号で送信装置101に伝送する場合を説明したが、伝送路状態推定結果を表す信号として送信装置101に伝送してもよい。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における通信方式を採用した場合の通信フレームの一部を模擬的に示す図である。
図5に示すように、本実施の形態に特有の構成は、情報用シンボル530に挿入される非データシンボル540である。この非データシンボル540は、送信装置が上位レイヤから与えられる送信データとは関係のないシンボルである。このシンボルを、インピーダンスが急激に変動する箇所に挿入する。
実施の形態1に本実施の形態の構成を加えた場合の通信信号を模擬的に示したものが図6である。図6(a)に示す電源1周期のゼロクロス点からのオフセット時間としてt0〜t1およびt2〜t3の区間で、伝送路上のインピーダンス変動量が図6(b)のように、位相特性としてθだけ変動する場合を想定する。この場合、図6(c)に示すように送信信号はt0〜t1およびt2〜t3の区間では−θだけ位相パラメータを変更する。さらに、インピーダンスが急激に変動する箇所をまたいで送信を行う場合(t0、t2、t3)には、その前後のΔtの間だけは非データシンボル540を挿入する。
ここでΔtは、インピーダンスが変動している期間Δtと同じかそれ以上の時間としΔtを包含するように設定する。インピーダンスが変動している期間Δtは、ある時間単位dt期間中の位相変動dθまたは振幅変動dAのいずれか、あるいは両方が、任意の閾値以下となるまでの時間を指す。
実施の形態1乃至実施の形態3との比較において、本実施の形態の特有の効果は、次の通りである。
伝送路上のインピーダンス変動量が急激に変動する期間は、送信データとは関係のない信号(非データシンボル540)をはさむことによって、シンボルごとに位相パラメータまたは位相パラメータと振幅パラメータを変更してもエラーを回避できない区間での通信エラー発生を抑えることができる。
なお、非データシンボル540は、伝送路状態推定信号でもよい。この場合、伝送路上のインピーダンス変動量が急激な期間中の通信エラーを抑えると同時に、この期間内のインピーダンス変動量をさらに精度よく推定することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5における電力線通信システムを説明する。
本実施の形態における電力線通信システムの送信装置は、実施の形態2で示した送信装置102に、機能の有効/無効を切替える手段を追加した構成である。切替え手段は、例えば送信装置102の外部に具備されたディップスイッチや、装置内に実装されているソフトウェア上での設定などが考えられるが、それ以外の手段であっても良い。
前記の切替え手段により、機能を無効に設定した場合、送信装置102は、送信する通信信号の位相パラメータと振幅パラメータをあわせて変更する処理を行わずに通信信号の送信を行う。
本実施の形態によれば、以下の効果が発揮される。
例えば通信信号に使用する振幅を一定に保つような制限があるような環境では機能を無効にし、それ以外の環境では機能を有効にすることにより、前記制限などに適宜対応した電力線通信システムを構築することが容易になる。
なお、本実施の形態における送信装置は、前記手段により設定された機能の有効/無効の状態を表示する手段を持つ構成でもよい。表示する手段は、例えば送信装置の外部に具備されたLEDや、装置内に実装されているソフトウェアへのツールを介したアクセスなどが考えられるが、それ以外の手段であっても良い。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
本発明は、マルチキャリア伝送方式を採用する電力線通信方式において、伝送路上にインピーダンス変動があっても通信速度の低下を抑えることが可能であるという効果を有し、マルチキャリア伝送方式を採用して高速通信を行うための電力線通信装置に有用である。特に、VoIPのように通信路のレイテンシが重要となるアプリケーションや、HD映像のストリーム配信のように大容量かつリアルタイム性の高い通信が必要となるアプリケーションを想定した電力線通信方式および電力線通信装置に有用である。
本発明の実施の形態1による電力線通信システムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における送信信号を模擬的に示す図 本発明の実施の形態2による送信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における送信信号を模擬的に示す図 本発明の実施の形態4における通信フレームの一部を模擬的に示す図 本発明の実施の形態4における送信信号および通信フレームを模擬的に示す図 マルチキャリア伝送方式におけるウェーブレットベースのOFDMによる電力線通信装置の概念的構成を示すブロック図 マルチキャリア伝送方式における通信フレームの一部を模擬的に示す図
符号の説明
100、101、102 送信装置
110 シンボルマッパ
120、121 位相回転器
125 PAPR−Vector
126 位相回転回路
127 位相パラメータ変更Vector
130 S/P変換器
140 逆ウェーブレット変換器
150 D/A変換器
160 振幅制御器
165 振幅パラメータ変更Vector
166 振幅制御回路
200、201 受信装置
210 A/D変換器
220 ウェーブレット変換器
230 P/S変換器
240 位相回転器
250 キャリア検出器
260 同期回路
270 等化器
280 判定器
290 インピーダンス変動量推定器
510 プリアンブルシンボル
520 同期用シンボル
530 情報用シンボル
540 非データシンボル

Claims (19)

  1. 電力線を伝送路とする電力線通信において、
    送信端末が通信信号を送信する場合、伝送路のインピーダンス変動量に応じて、送信する通信信号の位相パラメータを連続する通信信号内で変更させながら送信する、
    ことを特徴とする通信方式。
  2. 請求項1において、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記送信端末が送信する伝送路状態推定信号を受信端末が受信し解析することにより推定される、
    ことを特徴とする通信方式。
  3. 請求項1において、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記送信端末が送信する通常データ通信信号を前記受信端末が受信し解析することにより推定される、
    ことを特徴とする通信方式。
  4. 請求項2または3において、
    前記送信端末が送信する前記伝送路状態推定信号または前記通常データ通信信号は、
    ネットワーク内の全ての端末が受信可能な形態で送信される、
    ことを特徴とする通信方式。
  5. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記電力線を流れる交流電源の1周期を単位とした変動量マップで生成される、
    ことを特徴とする通信方式。
  6. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記電力線を流れる交流電源の周期のN分の1(Nは整数)を単位とした変動量マップで生成される、
    ことを特徴とする通信方式。
  7. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記電力線を流れる交流電源の周期のN倍(Nは整数)を単位とした変動量マップで生成される、
    ことを特徴とする通信方式。
  8. 請求項1から7のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記送信端末が前記受信端末に最初に通常データ通信を行う際に、これに先立って取得される、
    ことを特徴とする通信方式。
  9. 請求項1から7のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記送信端末が通常データ通信を行う毎に、逐次取得・更新される、
    ことを特徴とする通信方式。
  10. 請求項1から7のいずれか1つにおいて、
    前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    定期的に更新される、
    ことを特徴とする通信方式。
  11. 請求項1から10のいずれか1つにおいて、
    前記受信端末で推定された前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    伝送路状態推定結果を示す専用の通信信号として前記送信端末に伝送される、
    ことを特徴とする通信方式。
  12. 請求項1から10のいずれか1つにおいて、
    前記受信端末で推定された前記伝送路のインピーダンス変動量は、
    前記送信端末が前記受信端末に通信を行った際に、前記受信端末から前記送信端末に伝送される応答信号に併せて伝送される、
    ことを特徴とする通信方式。
  13. 請求項1から12のいずれか1つにおいて、
    前記送信端末が、送信する通信信号の位相パラメータを変更する処理において、
    前記伝送路のインピーダンス変動の変動期間中は、前記通常データ通信以外の通信信号を挿入する、
    ことを特徴とする通信方式。
  14. 請求項13において、
    前記通常データ通信以外の通信信号が、
    前記受信端末において通信信号のインピーダンス変動の影響を推定するためのパイロットシンボルであり、
    前記受信端末はこのパイロットシンボルを基に受信回路の位相パラメータを補正する、
    ことを特徴とする通信方式。
  15. 請求項1から14のいずれか1つにおいて、
    前記送信端末が、送信する通信信号の位相パラメータを変更する処理において、
    前記通信信号の振幅パラメータもあわせて変更する、
    ことを特徴とする通信方式。
  16. 電力線を伝送路とする電力線通信端末において、
    伝送路内のインピーダンス変動量に関する情報を取得する手段と、
    その情報に応じて、送信する通信信号の位相パラメータまたは位相パラメータと振幅パラメータを連続する通信信号内で変更させながら送信する手段と、
    を備えることを特徴とする電力線通信端末。
  17. 電力線を伝送路とする電力線通信端末において、
    伝送路状態推定信号あるいは通常データ通信信号を受信する手段と、
    その信号を解析して伝送路のインピーダンス変動量を推定する手段と、
    を備えることを特徴とする電力線通信端末。
  18. 請求項16において、
    前記位相パラメータを変更する処理または前記位相パラメータと前記振幅パラメータをあわせて変更する処理の有効/無効をユーザの操作により切替える手段、
    をさらに備えることを特徴とする電力線通信端末。
  19. 請求項16または18において、
    前記位相パラメータを変更する処理または前記位相パラメータと前記振幅パラメータをあわせて変更する処理の有効/無効状態を表示する手段、
    をさらに備えることを特徴とする電力線通信端末。
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