JP2009277553A - バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置 - Google Patents

バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009277553A
JP2009277553A JP2008128746A JP2008128746A JP2009277553A JP 2009277553 A JP2009277553 A JP 2009277553A JP 2008128746 A JP2008128746 A JP 2008128746A JP 2008128746 A JP2008128746 A JP 2008128746A JP 2009277553 A JP2009277553 A JP 2009277553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
sheet
line
αave
lenticular lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008128746A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiju Morigami
英寿 守上
Yukinori Yamada
幸憲 山田
Motoyuki Uehara
基志 上原
Nobuyasu Ishihara
信康 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2008128746A priority Critical patent/JP2009277553A/ja
Publication of JP2009277553A publication Critical patent/JP2009277553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】輝度ムラを抑制でき、かつ、所定軸方向の輝度の視野角依存性の幅を広く維持できるバックライトを提供する。
【解決手段】
バックライト10は、レンチキュラレンズシート31と拡散シート32とを備える。レンチキュラレンズシート31は、拡散板14と対向する平坦な裏面と、裏面と反対側のレンズ面とを含む。レンズ面は、交互に並設される複数のシリンドリカルレンズ及び平坦部を有する。シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と裏面とのなす傾斜角を求めたとき、傾斜角の平均値αaveは、10〜45degである。また、平均値αaveと、シリンドリカルレンズの幅Wcと、平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たす。
0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
6<αave/Wf<18 (2)
【選択図】図3

Description

本発明は、バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置に関し、さらに詳しくは、互いに並設された複数の線光源を含むバックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及びそれを用いた液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、高い正面輝度を求められる。そのため、液晶表示装置に用いられるバックライトは、正面輝度を向上する光学部材を備える。特許第3262230号公報に開示されるように、一般的には光学部材としてプリズムシートが用いられる。
プリズムシートを用いた場合、プリズムレンズが液晶パネルの画素と干渉するため、モアレ縞が発生しやすい。特開2006−235014号公報では、このようなモアレ縞を防ぐ技術を開示する。具体的には、プリズムシートと液晶パネルとの間に、拡散シートを敷設する。これにより、モアレ縞の発生が抑制されるとしている。
確かに、プリズムシートと液晶パネルとの間に拡散シートが敷設されれば、プリズムシートが液晶パネルと干渉しなくなり、モアレ縞は解消される。しかしながら、プリズムシート上に拡散シートを敷設すれば、液晶表示装置の表示画面における視野角が狭くなるという問題が生じる。
特に、液晶表示装置の場合、表示画面の左右方向(つまり、水平方向)の視野角が広い方が好ましい。なぜなら、液晶表示装置のユーザは、上下斜め方向から表示画面を見る機会よりも、左右斜め方向から表示画面を見る機会の方がより多いからである。そのため、液晶表示装置の表示画面において、少なくとも左右方向の視野角は広い方が好ましい。具体的には、IPS(In-Plane Switching)方式の液晶パネルを含む液晶表示装置の左右方向の輝度の視野角依存性において、正面輝度の1/3以上の輝度を有する視野角範囲(以下、1/3視野角という)が120deg以上であるのが好ましい。
さらに、バックライトが、互いに並設された複数の線光源を含む場合、輝度ムラが発生する場合がある。具体的には、表示画面のうち、線光源の配設位置に対応する部分の輝度が高く、その他の部分の輝度が低くなる。このような輝度ムラは、表示画面を見るユーザに違和感を与えるため、輝度ムラを抑える方が好ましい。
特許第3262230号 特開2006−235014号公報 特開2003−132720号公報
本発明の目的は、輝度ムラを抑制でき、かつ、所定軸方向の輝度の視野角依存性の幅を広く維持できるバックライトを提供することである。具体的には、輝度ムラを抑制でき、かつ、IPS方式の液晶パネルを敷設して得られた所定軸方向の輝度の視野角依存性において、1/3視野角が120deg以上となるバックライトを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるバックライトは、筐体と、拡散板と、レンチキュラレンズシートと、拡散シートとを備える。筐体は、互いに並設される複数の線光源を内部に収納し、開口部を有する。拡散板は、筐体の開口部に配設される。レンチキュラレンズシートは、拡散板上に敷設される。拡散シートは、レンチキュラレンズシート上に敷設される。レンチキュラレンズシートは、拡散板と対向する裏面と、裏面と反対側のレンズ面とを含む。レンズ面は、線光源と並行する複数のシリンドリカルレンズと、シリンドリカルレンズと交互に並設される複数の平坦部とを含む。さらに、シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と裏面とのなす傾斜角を求めたとき、傾斜角の平均値αaveは、10〜45degである。また、平均値αaveと、シリンドリカルレンズの幅Wcと、平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たす。
0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
6<αave/Wf<18 (2)
本発明によるバックライトは、バックライトを構成するレンチキュラレンズシートの平均値αaveが10〜45degの範囲であり、かつ、レンチキュラレンズシートが式(1)及び(2)を満たすため、シリンドリカルレンズの延在方向における輝度の視野角依存性の幅を広く維持することができ、かつ、輝度ムラの発生を抑制できる。
本発明による光学部材は、上記レンチキュラレンズシートと拡散シートとを備える。また、本発明による液晶表示装置は、上記バックライトと、上記バックライト上に敷設される液晶パネルとを備える。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[液晶表示装置及びバックライトの構成]
図1及び図2を参照して、液晶表示装置1は、バックライト10と、バックライト10の正面に敷設される液晶パネル20とを備える。液晶パネル20は、IPS方式の液晶パネルであり、行列状に配列された複数の画素を備える。液晶表示装置1の表示画面21は、左右方向(図中x方向)に長辺を有し、上下方向(図中y方向)に短辺を有する長方形状となっている。
バックライト10は、いわゆる直下型であり、拡散光を出射する面光源11と、面光源11上に敷設されるシート状の光学部材15とを備える。
面光源11は、ハウジング12と、線光源である複数の蛍光管13と、拡散板14とを備える。ハウジング12は、正面に開口部120を有する筐体であり、内部に複数の蛍光管13を収納する。ハウジング12の内側表面は、反射フィルム121で覆われている。反射フィルム121は、蛍光管13から出射された光を乱反射し、乱反射された光を開口部120に導く。反射フィルム121は、たとえば株式会社東レ製ルミラー(登録商標)E60LやE60Vである。反射フィルム121は、拡散反射率が95%以上であるのが好ましい。
複数の蛍光管13は、ハウジング12内に上下方向(図1中のy方向)に並設される。蛍光管13は左右方向(図1中のx方向)に延在する線光源であり、たとえば冷陰極管やEEFL(External Electrode Fluorescent Lamp:外部電極蛍光管)である。なお、蛍光管13とともに、LED(Light Emitting Device)等の複数の点光源がハウジング12内に収納されていてもよい。また、収納された複数のLEDが線状に配列されることにより、擬似的な線光源が形成されてもよい。
拡散板14は、開口部120に嵌め込まれる。拡散板14は、ハウジング12の背面と並行に配設される。拡散板14が開口部120に嵌め込まれると、ハウジング12の内部は密閉される。そのため、蛍光管13から出射された光が拡散板14以外の箇所から外部に漏れるのを防止でき、光の利用効率が向上する。拡散板14は、開口部120上に敷設されてもよい。
ハウジング12の背面と並行する拡散板14の2つの表面はいずれもほぼ平坦である。拡散板14は、蛍光管13からの光と反射フィルム121で反射された光とを拡散して正面に出射する。拡散板14は、透明な基材と、基材内に分散された複数のフィラー(微細な粒子)とで構成される。基材内に分散されたフィラーは、可視光領域の波長の光に対する屈折率が基材と異なる。そのため、拡散板14は、入射された光を拡散し、拡散された光が拡散板14を透過する。
拡散板14の基材は、たとえば、ガラスや、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン酸系樹脂、トリアセチルセルロース系樹脂等からなる。拡散板14の好ましい全光線透過率は、60〜70%である。
[光学部材]
図2〜図5を参照して、光学部材15は、レンチキュラレンズシート31と、拡散シート32とを備える。
レンチキュラレンズシート31は、シート状又はフィルム状であり、拡散板14上に敷設される。レンチキュラレンズシート31は、レンズ面315と、レンズ面315と反対側の裏面314とを有する。裏面314は、拡散板14と対向する。要するに、裏面314に面光源からの光が入射され、レンズ面315から光が出射される。
レンチキュラレンズシート31は、基材部310とシリンドリカルレンズ部311とを備える。基材部310は可視光に対して透明である。基材部310は、たとえば、ガラス、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアセチルセルロース系樹脂等の樹脂からなる。
シリンドリカルレンズ部311は、基材部310上に形成される。シリンドリカルレンズ部311は可視光に対して透明である。シリンドリカルレンズ部311は、レンズ面315を有する。レンズ面315には、互いに等間隔に並設される複数のシリンドリカルレンズ312と、複数の平坦部313とが形成される。
複数のシリンドリカルレンズ312は、線光源である複数の蛍光管13と並行する。つまり、シリンドリカルレンズ312は、蛍光管13と同様に、上下方向(図1中のy方向)に並設される。平坦部313は、隣り合うシリンドリカルレンズ312の間に形成される。つまり、平坦部313は、シリンドリカルレンズ312と交互に並設される。
シリンドリカルレンズ部311は、電離放射線硬化樹脂からなる。電離放射線硬化樹脂は、紫外線や電子線等の電離放射線により硬化する。電離放射線硬化樹脂はたとえば、ポリエステル系アクリレート樹脂、ウレタン系アクリレート樹脂、ポリエーテル系アクリレート樹脂、エポキシ系アクリレート樹脂、ポリエステル系メタクリレート樹脂、ウレタン系メタクリレート樹脂、ポリエーテル系メタクリレート樹脂、エポキシ系メタクリレート樹脂である。
レンチキュラレンズシート31は、面光源11から出射された光を集光する。シリンドリカルレンズ312は上下方向に並設されるため、レンチキュラレンズシート31を透過した光の輝度の視野角依存性は、上下方向よりも左右方向の方が広くなる。換言すれば、レンチキュラレンズシート31は、左右方向の視野角を上下方向よりも広く維持する。
なお、レンチキュラレンズシート31の基材部310及びシリンドリカルレンズ部311は互いに同じ素材であってもよいし、一体的に形成されてもよい。
図2、図3及び図5を参照して、拡散シート32は、レンチキュラレンズシート31上に敷設される。拡散シート32は、平坦な裏面322と、凹凸面326とを含む。裏面322は、レンチキュラレンズシート31のレンズ面315と対向し、レンズ面315から出射された光を受ける。凹凸面326は、裏面322と反対側の面であり、裏面322が受けた光を出射する。
拡散シート32は、基材部320と、レンズ部321とを備える。基材部320は、レンチキュラレンズシート31の基材部310と同様の素材で構成される。
レンズ部321は凹凸面326を有する。凹凸面326は複数の凸部323を有する。レンズ部321は、バインダ324と、球状粒子325とを含む。バインダ324内の複数の球状粒子325の一部がバインダ234表面からランダムに露出することにより、凹凸面326が形成される。凹凸面326内の複数の凸部323は、裏面322から入射された光を正面(下面322の法線方向)に集光する。
バインダ324は、電離放射線により硬化される電離放射線硬化樹脂からなる。球状粒子325は、有機又は無機の略球状の粒子であり、バインダ324と異なる屈折率を有する。レンズ部321は、同じサイズの複数の球状粒子325を含んでも良いし、図5に示すように、異なる大きさの複数の球状粒子325を含んでもよい。
なお、拡散シート32の凹凸面326上には、液晶パネル20が敷設される。
拡散シート32はさらに、80%以上の透過率と、80%以上のヘイズとを有する。なお、ここでいう透過率は、全光線透過率である。透過率が高ければ、集光効果が低くなる。拡散シート32は、80%以上の透過率を有するため、レンチキュラレンズシート31から出射された光の集光をある程度抑える。つまり、レンチキュラレンズシート31により形成された輝度の視野角依存性の幅を維持しながら、光を透過する。したがって、左右方向の視野角が狭くなるのを抑制できる。
ヘイズは、JIS7136に準拠した方法により測定される。また、全光線透過率は、JIS7361に準拠した方法により測定される。ヘイズ及び全光線透過率の測定には、たとえば、日本電色工業株式会社製のHAZE METER NDH2000が用いられる。
ヘイズは、入射した光が拡散する度合いを示す。ヘイズが80%以上であれば、輝度ムラの発生が抑制される。一方、ヘイズが80%未満であれば、光の拡散の度合いが小さくなるため、輝度ムラが発生しやすくなる。
[レンチキュラレンズシートの形状]
レンチキュラレンズシート31はさらに、以下の式(A)、式(1)及び式(2)を満たす。
10deg≦αave≦45deg (A)
0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
6<αave/Wf<18 (2)
ここで、αaveは、シリンドリカルレンズ312の形状に起因した指標であり、本実施の形態では平均傾斜角とよぶ。平均傾斜角αaveの算出方法は後述する。Wcは、図4に示すようにシリンドリカルレンズ312の幅(μm)である。Wfは、平坦部313の幅(μm)である。
レンチキュラレンズシート31が式(A)、式(1)及び式(2)を満たすことにより、バックライト10は、高い正面輝度を有し、輝度ムラを抑え、かつ、左右方向(図1中のx方向)の視野角を広く維持することができる。以下、この点について詳述する。
[式(A)について]
上述のとおり、平均傾斜角αaveはシリンドリカルレンズ312の形状を示す指標であり、以下の方法で算出される。
レンチキュラレンズシート31のシリンドリカルレンズ312の並設方向における断面は、図4に示すとおりであり、レンズ面315の輪郭線と、裏面314の輪郭線とを有する。
ここで、この断面において、図6に示すように、シリンドリカルレンズ312の横断方向の輪郭線PLを横断方向(シリンドリカルレンズの並設方向)に100個の線分LS(Line Segment)1〜100に等分割する。具体的には、シリンドリカルレンズ312の一方の縁EDから他方の縁EDまでの間の輪郭線PLを横断方向に100等分割する。
続いて、図7に示すように、等分割された各線分LSn(n=1〜100)ごとに、線分LSnの両端を含む直線STn(Straight line)を求める。そして、求めた直線STnと裏面314とがなす角度を傾斜角αnと定義する。なお、傾斜角αnは、線分LSnの一方の端点を含み、かつ、裏面314の輪郭線と平行な仮想線VLnと、直線STnとがなす角度と同じである。そして、各傾斜角α1〜α100の平均値を平均傾斜角αaveと定義する。
平均傾斜角αaveが10deg未満である場合、シリンドリカルレンズ312の曲率が全体的に小さいため、集光機能が低くなる。そのため、左右方向の輝度の視野角依存性の幅は広がるものの、輝度ムラが発生する。一方、平均傾斜角αaveが45degを超える場合、シリンドリカルレンズ312の曲率は全体的に大きく、集光機能が高くなる。そのため、輝度ムラは抑制されるものの、左右方向の輝度の視野角依存性の幅が狭くなる。
本実施の形態では、平均傾斜角αaveが10〜45degであるため、左右方向の輝度の視野角依存性の幅を広く維持する。具体的には、IPS方式の液晶パネル20をバックライト10に敷設した場合の左右方向の輝度の視野角依存性において、たとえば、図11に示すように、正面輝度の1/3以上の輝度となる視野角の範囲である1/3左右視野角が、120deg以上(図11では、124.4deg)となる。さらに、輝度ムラの発生も抑制できる。また、高い正面輝度を得ることができる。好ましい平均傾斜角αaveは34〜37degである。
[式(1)について]
Wf/Wcが小さ過ぎれば、左右方向の視野角が狭くなる。具体的には、1/3左右視野角が120deg未満となる。この理由は定かではないが、以下の理由が推定される。Wf/Wcが小さ過ぎれば、レンズ面315において、シリンドリカルレンズ312が占める割合に対して平坦部313が占める割合が低くなり過ぎる。シリンドリカルレンズ312は上下方向(y方向)に配列されているため、平坦部313は主として上下方向の光の集光機能に影響を及ぼすが、左右方向(x方向)の集光にもある程度影響を及ぼすものと考えられる。そのため、レンズ面315内に占める平坦部313の割合が小さすぎれば、上下方向の集光機能が過剰に高くなり、その結果、左右方向の視野角が狭くなると推定される。
一方、Wf/Wcが大き過ぎれば、輝度ムラが発生する。これは、以下の理由によるものと推定される。Wf/Wcが大き過ぎる場合、レンズ面315内に占める平坦部313の割合が大きくなり過ぎる。平坦部313は集光に寄与しないため、線光源である蛍光管13から出射された光線が平坦部313に入射された場合、その光は偏向されることなく、そのまま出射される。そのため、液晶パネルの表示画面上で、線光源に対応する位置で輝度が高くなり、輝度ムラが発生する。
Wf/Wcが式(1)を満たせば、高い正面輝度を得ることができ、さらに、左右方向の視野角を広く維持しつつ、輝度ムラも抑制できる。より具体的には、1/3左右視野角が120deg以上になる。好ましくは、0.05≦Wf/Wc≦0.08である。
[式(2)について]
さらに、αave/Wfも、正面輝度、左右方向の視野角及び輝度ムラに影響を与える。具体的には、式(2)が満たされる場合、高い正面輝度が得られ、左右方向の視野角を広く維持しつつ、輝度ムラを抑制できる。この理由は定かではないが、以下の理由が推定される。
αave/Wfは、シリンドリカルレンズ312の形状と平坦部313の幅との関係に着目している。αave/Wfが小さい場合、平坦部313の幅に対してシリンドリカルレンズ312の曲率が全体的に小さいために、シリンドリカルレンズ312に入射した光が集光されにくくなる。そのため、輝度ムラが発生する。一方、αave/Wfが大きい場合、平坦部313の幅に対してシリンドリカルレンズ312の曲率が全体的に大きい。そのため、シリンドリカルレンズに入射した光が集光されやすく、その結果、左右方向の視野角が狭くなる。好ましくは、9.9<αave/Wf<17.1である。
以上に述べた作用により、式(A)、式(1)及び式(2)を満たすレンチキュラレンズシート31を備えたバックライト10は、高い正面輝度を有し、1/3左右視野角が120deg以上となり、かつ、輝度ムラの発生を抑制できる。
なお、シリンドリカルレンズ312の横断形状である輪郭線は弓状であればよい。たとえば、シリンドリカルレンズ312の輪郭線は円弧であってもよいし、図8に示すように、長軸LAの端点がレンズ頂上TCとなる楕円弧であってもよい。また、図9に示すように、レンズ頂上TCを含む弧316と、弧316の端点CPとシリンドリカルレンズ312の縁EDとを結ぶ線分317とで構成される形状であってもよい。
[製造方法]
レンチキュラレンズシート31は周知の方法で製造される。レンチキュラレンズシート31を製造する工程の一例は以下のとおりである。複数のシリンドリカルレンズ312に対応した複数の溝を表面に有するロール版を準備する。ダイコータにより電離放射線硬化樹脂をロール版上に塗布する。続いて、基材部310となる基材シートをロール版に押し当てながら、電離放射線を照射して、シリンドリカルレンズ部311を基材部310上に転写する。以上の工程により、レンチキュラレンズシート31が製造される。
なお、上述の製造方法では、電離放射線硬化樹脂をロール版上に塗布したが、電離放射線硬化樹脂を基材部310上に塗布して電離放射線硬化樹脂層を形成してもよい。この場合、電離放射線硬化樹脂層をロール版に押し当てる。また、ロール版の表面と基材部310の表面とに、それぞれ電離放射線硬化樹脂を塗布してもよい。また、ロール版の代わりに、板状の平版を用いてもよい。
拡散シート32も、周知の製造方法により製造することができる。拡散シート32を製造する工程の一例は以下のとおりである。始めに、複数の球状粒子を、バインダとなる電離放射線硬化樹脂中に均一に分散する。続いて、球状粒子が分散された電離放射線硬化樹脂を、グラビアコータを用いて、基材部320となる基材シート上に塗布する。続いて、電離放射線を照射して電離放射線硬化樹脂を硬化し、拡散シート32とする。
なお、拡散シート32は上述の方法と異なる方法でも製造できる。たとえば、有機溶剤溶解性樹脂を有機溶剤に溶かした塗料を準備する。準備された塗料中に球状粒子を分散する。続いて、球状粒子が分散された塗料を基材シート上に塗布する。有機溶剤を乾燥して、拡散シート32とする。
種々の形状を有する光学レンズシートを用いて、表1に示す試験番号1〜7のバックライトを製造した。製造されたバックライトの輝度の視野角依存性及び輝度ムラを調査した。
Figure 2009277553
表1中のレンズシートの「種類」欄のうち、「レンチキュラ」は、その試験番号で使用されたレンズシートがレンチキュラレンズシートであることを示し、「プリズム」は、使用されたレンズシートがプリズムシートであることを示す。
試験番号1〜7のバックライトを、それぞれ以下の方法で製造した。
まず、試験番号1、2、4〜7のレンチキュラレンズシートを以下の方法で製造した。シリンドリカルレンズの形状に対応する複数の溝を有するロール版を準備し、準備されたロール版上に紫外線硬化樹脂を塗布した。続いて、基材部となるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにロール版を押し当てた。このとき、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化し、レンチキュラレンズシートとした。
製造されたレンチキュラレンズシートのシリンドリカルレンズ幅Wc及び平坦部幅Wfを求めた。Wc及びWfは以下の方法で求めた。レンチキュラレンズシートのシリンドリカルレンズの並設方向の断面画像を走査型電子顕微鏡(SEM)により得た。得られた断面画像は図4や図8、図9に示したのと同様の形状であった。得られた画像を2値化処理し、レンズ面及び裏面の輪郭線を明確にした。続いて、任意に10個のシリンドリカルレンズと、10個の平坦部とを選択し、選択された各シリンドリカルレンズの幅と各平坦部の幅とを測定した。そして、測定されたシリンドリカルレンズ幅の平均をWc(μm)とし、測定された平坦部幅の平均をWf(μm)とした。求めたWc及びWfを表1に示す。
また、各レンチキュラレンズシートの平均傾斜角αaveを求めた。上述の2値化処理された画像を用いて、複数のシリンドリカルレンズのうち、任意の10個のシリンドリカルレンズの輪郭線PLを選択した。選択された各輪郭線PLを100個の線分LSn(n=1〜100)に等分割し、上述の方法により、各線分LSnごとに傾斜角αn(deg)を求めた。求めた傾斜角αnから各輪郭線ごとの平均傾斜角を求め、求められた平均傾斜角の平均を、αave(deg)とした。表1に、各試験番号のレンチキュラレンズシートのシリンドリカルレンズの横断形状と、平均傾斜角αaveとを示す。
さらに、試験番号3のプリズムシートを上述のレンチキュラレンズシートと同じ方法で製造した。このとき、プリズムの形状に対応する複数の溝を有するロール版を使用した。製造されたプリズムシートは、図10に示すように、互いに並設されたプリズム400と、隣り合うプリズム400の間に形成された平坦部401とを有した。各プリズムの横断形状は、頂上が直角の直角二等辺三角形であった。また、プリズム400の幅Wc及びプリズムの間の平坦部401の幅Wfは表1に示すとおりであった。さらに、レンチキュラレンズシートと同じ方法によりプリズムの輪郭線PLに基づいて、平均傾斜角αaveを求めた。求めたWc、Wf及びαaveを表1に示す。
表1中の「横断形状」は、各試験番号のレンズシート(レンチキュラレンズシート又はプリズムシート)内のレンズ(シリンドリカルレンズ又はプリズム)の横断形状を示す。表中の「楕円弧」は、シリンドリカルレンズの横断形状が、図8に示す楕円弧であったことを示す。また、表中の「弓状」は、シリンドリカルレンズの横断形状が、図9に示すように、頂上を含む円弧と、円弧の端点とシリンドリカルレンズのエッジとを結ぶ接線とで構成された弓状であったことを示す。表1中の「αave」は、平均傾斜角αaveを示す。また、表1中にはWf/Wc及びαave/Wfも示す。
表1を参照して、試験番号1及び2のレンチキュラレンズシートは、式(A)、式(1)及び(2)をいずれも満たした。一方、試験番号4のレンチキュラレンズシートでは、式(A)及び式(2)を満たしたものの、Wf/Wcが本発明で定義された範囲の下限未満であった。試験番号5のレンチキュラレンズシートでは、式(A)を満たしたものの、Wf/Wcが本発明で定義された範囲の上限を超え、かつ、αave/Wfが本発明で定義された範囲の下限未満であった。試験番号6のレンチキュラレンズシートは、式(A)を満たしたものの、式(1)及び式(2)を満たさなかった。
次に、光学部材を構成する拡散シートを以下の方法で製造した。異なる粒子径を有する複数種類のアクリル粒子を紫外線硬化樹脂に分散した塗料を準備した。また、基材部となるPETフィルムを準備した。グラビアコータを用いて、塗料をPETフィルム上に塗布した。紫外線を照射して塗布された塗料を硬化し、拡散シートを製造した。製造された拡散シートでは、複数のアクリル粒子の一部が表面から露出しており、表面に凹凸が形成された。製造された拡散シートの全光線透過率(%)及びヘイズ(%)を表1に示す。全光線透過率は、JISK7361に準拠した測定法により測定され、ヘイズは、JISK7136に準拠した測定法により測定された。
面光源は、以下のとおりに製造された。16本のEEFLを収納した筐体を準備した。EEFLは、上下方向(図1中のy方向)に配列された。筐体の開口部には、表1に示す透過率を有する拡散板を嵌め込んだ。
面光源上に、製造されたレンチキュラレンズシートを敷設し、さらに、レンチキュラレンズシート上に、製造された拡散シートを敷設して、試験番号1、2、4〜7のバックライトを製造した。このとき、シリンドリカルレンズの並設方向は、EEFLの並設方向と同じ上下方向(図1中のy方向)とした。また、レンチキュラレンズシートの裏面は面光源と対向した。また、レンチキュラレンズシートのレンズ面は、拡散シートの裏面と対向した。
同様に、面光源上にプリズムシートを敷設し、さらに、プリズムシートのレンズ面上に拡散シートを敷設して、試験番号3のバックライトを製造した。
[調査方法]
製造された試験番号1〜7のバックライトについて、正面輝度比、1/3左右視野角及び輝度ムラを、次に示す方法により調査した。
[正面輝度比及び1/3視野角]
各バックライト上に32インチサイズの表示画面を有するIPS方式の液晶パネルを敷設し、液晶表示装置とした。
各液晶表示装置の輝度の視野角依存性を測定した。視野角は、表示画面の法線方向(正面)を0度軸とし、0度軸から上下方向への傾き角を上下視野角、0度軸から左右方向への傾き角を左右視野角とした。左右視野角のうち、法線から右方向への傾き角(視野角)をプラス(+)で示し、法線から左方向への傾き角(視野角)をマイナス(−)で示した。同様に、上下視野角のうち、法線から上方向への傾き角(視野角)をプラス(+)で示し、法線から下方向への傾き角(視野角)をマイナス(−)で示した。各上下視野角及び左右視野角の輝度は輝度計により測定した。輝度の測定箇所は、表示画面の中央部とした。
上下方向及び左右方向の輝度の視野角依存性を測定後、正面輝度比を以下の方法で求めた。まず、試験番号ごとに、面光源と、IPS方式の液晶パネルとで構成された液晶表示装置を作製した。つまり、光学部材(レンチキュラレンズシート及び拡散シート)を抜いた液晶表示装置を作製した。以下、この液晶表示装置を基準装置という。続いて、基準装置の正面輝度(以下、基準正面輝度という)を求めた。求めた基準正面輝度に対する各試験番号の液晶表示装置(光学部材を含む液晶表示装置)の正面輝度の比を正面輝度比とした。
さらに、1/3左右視野角を以下の方法で求めた。まず、図11〜図17に示すように、各試験番号のバックライトについて、輝度の視野角依存性のグラフを作製した。図11は、試験番号1の輝度の視野角依存性を示す。図12は試験番号2の輝度の視野角依存性を示し、図13〜図17は、それぞれ試験番号3〜7の輝度の視野角依存性を示す。各図の横軸は、視野角である。また、縦軸は、各視野角での輝度比(相対輝度)である。各視野角の輝度比は、上述の基準正面輝度に対する各視野角の輝度の比である。図中の実線は左右方向の輝度の視野角依存性の曲線であり、破線は上下方向の輝度の視野角依存性の曲線である。
図11〜図17に示す左右方向の輝度の視野角依存性のうち、正面(視野角0deg)の輝度の1/3以上の輝度を有する視野角範囲を求め、求めた視野角範囲を1/3左右視野角とした。試験番号3についても、図11〜図17と同様の輝度の視野角依存性のグラフを作成し、1/3左右視野角を求めた。
[輝度ムラ]
輝度ムラは以下の方法で評価した。上述の各試験番号1〜7の液晶表示装置を用いて、表示画面上に輝度ムラが発生しているか否かを、目視により判断した。
[調査結果]
調査結果を表1に示す。表1中の「輝度ムラ」中の「○」印は、輝度ムラが発生しなかったことを示す。「×」は輝度ムラが発生したことを示す。また、表1中の1/3左右視野角中の「124.4」は、1/3左右視野角が124.4deg(−62.2deg〜+62.2deg)であったことを示す(図11参照)。
表1を参照して、試験番号1及び試験番号2のバックライトでは、レンチキュラレンズシートが式(A)、式(1)及び式(2)を満たしたため、1/3左右視野角が120degを超えた。また、輝度ムラが発生しなかった。また、試験番号1及び2の正面輝度比は、いずれも1よりも大きく、かつ、プリズムシートを用いた試験番号3の正面輝度と同等であった。つまり、光学部材を用いることにより、高い正面輝度が得られた。
一方、試験番号3のバックライトでは、レンチキュラレンズシートに代えて、プリズムシートを用いたため、1/3左右視野角が120deg未満となった。また、試験番号4のバックライトでは、Wf/Wcが本発明で定義された範囲の下限未満であったため、1/3左右視野角が120deg未満であった。試験番号5のバックライトでは、Wf/Wcが本発明で定義された範囲の上限を超え、αave/Wfが本発明で定義された範囲の下限未満であったため、輝度ムラが発生した。試験番号6のバックライトでは、Wf/Wcが本発明で定義された範囲の下限未満であり、αave/Wfが本発明で定義された範囲の上限を超え、拡散シートのヘイズが本発明で定義された範囲よりも低かった。そのため、輝度ムラが発生した。試験番号7のバックライトでは、拡散シートの透過率が本発明で定義された範囲よりも低かったため、1/3左右視野角が120deg未満となった。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態による液晶表示装置の斜視図である。 図1中のバックライトの線分II−IIでの断面図である。 図2中の光学部材15の斜視図である。 図3中の線分IV−IVでのレンチキュラレンズシートの断面図である。 図3中の線分V−Vでの拡散シートの断面図である。 図4に示したレンチキュラレンズシートの横断形状を説明するための図面である。 図6に示したレンチキュラレンズシートの横断形状の拡大図である。 図4と異なる、レンチキュラレンズシートの横断形状の他の例を示す図である。 図4及び図8と異なる、レンチキュラレンズシートの横断形状の他の例を示す図である。 実施例で使用されたプリズムシートの横断面図である。 実施例の試験番号1のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号2のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号3のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号4のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号5のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号6のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。 実施例の試験番号7のバックライトでの輝度の視野角依存性を示す図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
10 バックライト
11 面光源
13 蛍光管
14 拡散板
15 光学部材
20 液晶パネル
31 レンチキュラレンズシート
32 拡散シート
120 開口部
312 シリンドリカルレンズ
313 平坦部
314 裏面
315 レンズ面

Claims (5)

  1. 互いに並設される複数の線光源を内部に収納し、開口部を有する筐体と、
    前記開口部に配設される拡散板と、
    前記拡散板上に敷設されるレンチキュラレンズシートと、
    前記レンチキュラレンズシート上に敷設される拡散シートとを備え、
    前記レンチキュラレンズシートは、
    前記拡散板と対向する裏面と、
    前記裏面と反対側のレンズ面とを含み、
    前記レンズ面は、
    前記線光源と並行する複数のシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズと交互に並設される複数の平坦部とを含み、
    前記シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を前記横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と前記裏面とのなす傾斜角を求めたとき、前記傾斜角の平均値αaveは、10〜45degであり、
    前記平均値αaveと、前記シリンドリカルレンズの幅Wcと、前記平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするバックライト。
    0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
    6<αave/Wf<18 (2)
  2. 請求項1に記載のバックライトであって、
    前記拡散シートは、80%以上の透過率と、80%以上のヘイズとを有することを特徴とするバックライト。
  3. 互いに並設される複数の線光源を内部に収納し、開口部を有する筐体と、前記開口部に配設される拡散板とを備えるバックライトに用いられる光学部材であって、
    前記拡散板上に敷設されるレンチキュラレンズシートと、
    前記レンチキュラレンズシート上に敷設される拡散シートとを備え、
    前記レンチキュラレンズシートは、
    前記拡散板と対向する裏面と、
    前記裏面と反対側のレンズ面とを含み、
    前記レンズ面は、
    前記線光源と並行する複数のシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズと交互に並設される複数の平坦部とを含み、
    前記シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を前記横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と前記裏面とのなす傾斜角を求めたとき、前記傾斜角の平均値αaveは、10〜45degであり、
    前記平均値αaveと、前記シリンドリカルレンズの幅Wcと、前記平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする光学部材。
    0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
    6<αave/Wf<18 (2)
  4. 互いに並設される複数の線光源を内部に収納し、開口部を有する筐体と、前記開口部に配設される拡散板と、前記拡散板上に敷設されるレンチキュラレンズシートと、前記レンチキュラレンズシート上に敷設される拡散シートとを備えるバックライトに用いられる前記レンチキュラレンズシートであって、
    前記拡散板と対向する裏面と、
    前記裏面と反対側のレンズ面とを含み、
    前記レンズ面は、
    前記線光源と並行する複数のシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズと交互に並設される複数の平坦部とを含み、
    前記シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を前記横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と前記裏面とのなす傾斜角を求めたとき、前記傾斜角の平均値αaveは、10〜45degであり、
    前記平均値αaveと、前記シリンドリカルレンズの幅Wcと、前記平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たすことを特徴とするレンチキュラレンズシート。
    0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
    6<αave/Wf<18 (2)
  5. 互いに並設される複数の線光源を内部に収納し、開口部を有する筐体と、
    前記開口部に配設される拡散板と、
    前記拡散板上に敷設されるレンチキュラレンズシートと、
    前記レンチキュラレンズシート上に敷設される拡散シートと、
    前記拡散シート上に敷設される液晶パネルとを備え、
    前記レンチキュラレンズシートは、
    前記拡散板と対向する裏面と、
    前記裏面と反対側のレンズ面とを含み、
    前記レンズ面は、
    前記線光源と並行する複数のシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズと交互に並設される複数の平坦部とを含み、
    前記シリンドリカルレンズの横断方向の輪郭線を前記横断方向に100個の線分に等分割し、各線分ごとに、線分の両端を含む直線と前記裏面とのなす傾斜角を求めたとき、前記傾斜角の平均値αaveは、10〜45degであり、
    前記平均値αaveと、前記シリンドリカルレンズの幅Wcと、前記平坦部の幅Wfとは、式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする液晶表示装置。
    0.04<Wf/Wc≦0.14 (1)
    6<αave/Wf<18 (2)
JP2008128746A 2008-05-15 2008-05-15 バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置 Pending JP2009277553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128746A JP2009277553A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128746A JP2009277553A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009277553A true JP2009277553A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41442786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008128746A Pending JP2009277553A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009277553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021103275A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 サンテックオプト株式会社 耐スクラッチ性に優れた拡散シート、積層光学フィルム及び拡散シートの作製方法
WO2023080130A1 (ja) * 2021-11-02 2023-05-11 三菱ケミカル株式会社 異方性光拡散フィルム、粘着剤層付き異方性光拡散フィルム及び画像表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108033A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd タンデム型面光源装置
WO2007004573A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 面光源装置
JP2007256575A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Toppan Printing Co Ltd レンズアレイシート、光学シートおよびバックライト

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108033A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd タンデム型面光源装置
WO2007004573A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 面光源装置
JP2007256575A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Toppan Printing Co Ltd レンズアレイシート、光学シートおよびバックライト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021103275A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 サンテックオプト株式会社 耐スクラッチ性に優れた拡散シート、積層光学フィルム及び拡散シートの作製方法
WO2023080130A1 (ja) * 2021-11-02 2023-05-11 三菱ケミカル株式会社 異方性光拡散フィルム、粘着剤層付き異方性光拡散フィルム及び画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9417363B2 (en) Optical sheet, surface light source device and transmission-type display device
TWI416202B (zh) 光學元件
JP2008158505A (ja) バックライト装置に用いられる光学シート、バックライト装置及び表示装置
JP4163243B1 (ja) バックライト装置、液晶表示装置、光学部材及びレンチキュラレンズシート
JP2009157029A (ja) レンズシート、レンズシートを用いたバックライト及び液晶表示装置
JP2010210882A (ja) 光学シート及びそれを用いたディスプレイ装置
JP2005300907A (ja) スクリーン及びこれを用いた画像投影システム
JP2010020132A (ja) 耐擦傷性レンズシート
JP5027323B2 (ja) スクリーン及び画像投影システム
KR100936715B1 (ko) 광학필름 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
KR101504933B1 (ko) 광학 부재, 이의 제조방법 및 이를 갖는 백라이트 어셈블리
JP2009157074A (ja) 光線制御ユニット
JP2009103762A (ja) バックライトに用いられるレンズシート、それを用いたバックライト及び液晶表示装置
JP2009277553A (ja) バックライト、光学部材、レンチキュラレンズシート及び液晶表示装置
JP2007148385A (ja) バックライト装置、表示装置及び光学部材
WO2005085915A1 (ja) 光制御フィルムおよびそれを用いたバックライト装置
KR20090027395A (ko) 지그재그 배열 패턴의 프리즘 산을 갖는 프리즘 시트, 이를채용한 백라이트 유니트, 및 상기 백라이트 유니트를구비한 액정표시장치
JP2008122977A (ja) レンズシート、それを用いたバックライト及び表示装置
JP4727962B2 (ja) スクリーン及び画像投影システム
JP2011228090A (ja) 光制御板ユニット、面光源装置及び透過型画像表示装置
JP2009140797A (ja) バックライト、光学部材及び液晶表示装置
JP2016090946A (ja) 光学部材、光学部材の製造方法、密着防止層形成用原版の製造方法、面光源装置、映像源ユニット、及び液晶表示装置
JP4166818B1 (ja) バックライト、光学部材及び液晶表示装置
JP2009140615A (ja) バックライト、バックライトに用いられる光学部材及び液晶表示装置
JP2009043707A (ja) バックライト装置、液晶表示装置、光学部材及びレンチキュラレンズシート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026