JP2009272944A - 通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の通信相手との接続を好適に行うことができるようにする。
【解決手段】本発明に係る通信端末においては、第1の通信部または第2の通信部を用いて他の通信端末との接続を制御し、他の通信端末に関するIPアドレスと他の通信端末に固有の電話番号とを対応付けて登録し、通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、通信端末に関する新たなIPアドレスが第2の通信部を介して他の通信端末に送信し、他の通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、第2の通信部を介して受信された他の通信端末に関する新たなIPアドレスに基づいて、他の通信端末に固有の電話番号と対応付けられて登録されたIPアドレスを更新する。
【選択図】 図5

Description

本発明は通信端末に係り、特に、ネットワークを介して通信相手と直接的に接続することができるようにした通信端末に関する。
従来、携帯電話機などに代表される通信端末とSIP(Session Initiation Protocol)サーバを利用したVoIP(Voice Over Internet Protocol)においては、通話相手を決定した後に通話相手への接続を確立するため、実際に通話相手と通話をすることができるようになるまでに多くの時間がかかっていた。
また、従来の公衆回線網における回線交換方式においては、同一の通話相手との間で何度も通信を行う場合であっても、その都度、通話相手先への接続を確立するという作業が事業者内で発生していたが、これと同様に、IP電話網においても、同一の通話相手との間で何度も通信を行う場合であっても、その都度、SIPサーバを介して接続制御を行う必要があった。
一方、最近では、SIPサーバが設けられる接続制御サーバには、クライアントとしての各通信端末に対してプレゼンス情報を提供するプレゼンスサーバが機能的に拡張されて設けられるようになってきている。このプレゼンスサーバでは、実際にプレゼンス情報を用いた通信を行う当事者以外にも、ネットワーク上に接続されている自社のクライアントである各通信端末の現在の場所を登録しておくことで、他社のクライアントから自社のクライアントへの回線接続を実施することが可能となる。
なお、プレゼンスサーバを用いた関連技術として、以下のような技術が知られている(例えば特許文献1乃至4参照)。特許文献1に提案されている技術によれば、各IP電話機のプレゼンス情報を記憶するメモリとリモート端末を登録するリモート端末登録部とを有するプレゼンスサーバと、他のIP電話機のプレゼンス情報を変更するためのリモートボタン設定部を備えるIP電話機とからなり、リモートボタン設定部においてリモートボタンを設定し、プレゼンスサーバにリモート端末登録を行い、リモートボタンが操作された場合、入力手段により入力された他のIP電話機のプレゼンス情報をプレゼンスサーバに送信し、他のIP電話機のプレゼンス情報を登録することができる。
また、特許文献2に提案されている技術によれば、ログイン時の情報から端末種別を特定し、その情報をプレゼンス情報に付与して通知するとともに、SIPサーバにおいて同一端末種別間を接続することができる。
さらに、特許文献3に提案されている技術によれば、通信サービスを開始する際および実行中に、その通信サービスを実現する通信リソースとしての端末、アプリケーション、ネットワークを、プレゼンスサーバに登録されている各端末のプレゼンス情報に基づいて、送信側および受信側の各ユーザに選択させ、選択された通信リソースをセッション管理サーバへ登録するとともに、セッション管理サーバは、選択された通信リソースを利用したセッションをユーザ間に確立することができる。
また、特許文献4に提案されている技術によれば、セッション制御サーバの内部に、状態の変更を契機として動作し、変更された状態をプレゼンスサーバに通知するプレゼンス状態更新手段とを備え、プレゼンスサーバ側は、通知された更新情報の整合性を制御するプレゼンス情報制御手段とを備える。
特開2007−208447号公報 特開2005−318503号公報 特開2007−68119号公報 特開2006−333497号公報
しかしながら、既存のシステムは、通信相手の現在の場所を知らずに、初めてその通信相手と接続を実施する場合には極めて有効な手段となっているが、同一の通信相手と何度もやり取りする場合には、その都度、接続制御サーバを介して接続を確立しなければならず、同一の通信相手であるにもかかわらず常に接続確立までに多くの時間を要してしまい、必ずしも有効な手段となっていないという課題があった。より具体的には、接続先への毎回の接続作業によって、接続相手への経路を探索する作業を毎回実施するという手間が生じ、常に接続確立までに多くの時間を要していた。
特許文献1乃至4に提案されている技術では、いずれも接続制御サーバを経由することが必要となり、このような課題を解決することはできない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、同一の通信相手との接続を好適に行うことができる通信端末を提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、上述した課題を解決するために、各通信端末に固有の電話番号を用いて、第1のネットワークを介して通信端末と他の通信端末との間で通信する第1の通信部と、各通信端末に付与されるIPアドレスを用いて、第1のネットワークと異なる第2のネットワークを介して通信端末と他の通信端末との間で通信する第2の通信部と、第1の通信部または第2の通信部を用いて他の通信端末との接続を制御する接続制御手段と、他の通信端末に関するIPアドレスと、他の通信端末に固有の電話番号とを対応付けて登録する登録手段とを備え、通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、接続制御手段によって第2の通信部を用いて他の通信端末との接続が確立され、通信端末に関する新たなIPアドレスが第2の通信部を介して他の通信端末に送信される一方、他の通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、登録手段は、第2の通信部を介して受信された他の通信端末に関する新たなIPアドレスに基づいて、他の通信端末に固有の電話番号と対応付けられて登録されたIPアドレスを更新することを特徴とする。
本発明によれば、同一の通信相手との接続を好適に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態について説明する前に、本発明に係る概略的な概念について説明する。前述したように、既存のシステムは、通信相手の現在の場所を知らずに、初めてその通信相手と接続を実施する場合には極めて有効な手段となっていたが、同一の通信相手と何度もやり取りする場合には、その都度、接続制御サーバを介して接続を確立しなければならず、同一の通信相手であるにもかかわらず常に接続確立までに多くの時間を要してしまい、必ずしも有効な手段となっていなかった。より具体的には、接続先への毎回の接続作業によって、接続相手への経路を探索する作業を毎回実施するという手間が生じ、常に接続確立までに多くの時間を要していた。
また、既存のシステムにおいては常に接続制御サーバを経由するために、プレゼンス情報のやり取りを行う際の通信回数が多くならざるを得なかった。例えば図1に示されるように、状態を更新したクライアント端末1が、プレゼンスサーバに更新通知を行い、プレゼンスサーバは、その更新通知に従い、プレゼンスサーバに登録されているクライアント端末1に関するプレゼンス情報を更新する。プレゼンスサーバは、更新されたクライアント端末1に関するプレゼンス情報が更新された旨をすべてのクライアント端末(例えばクライアント端末2乃至4)に通知する。クライアント端末2乃至4は、プレゼンスサーバから更新通知を受け取ると、更新されたクライアント端末1に関するプレゼンス情報をプレゼンスサーバから取得する。この一連の通信では、状態を更新したクライアント端末1とプレゼンスサーバとの通信が1回、プレゼンスサーバと状態更新を通知する各クライアント端末(クライアント端末2乃至4)間の通信がそれぞれ2回ずつ行われる。そのため、図1の例では、システムとしての合計の通信回数は7回となってしまう。
そこで、ある通信相手先の通信端末と接続制御サーバを介して一度接続を確立すると、その後に同一の通信端末と接続する際には、その通信端末が存在する場所を接続制御サーバを経由して一から新たに探索した上で接続を確立するのではなく、通信相手先の通信端末と直接的に接続を確立することで、短時間で接続を確立することができるようにする。
具体的には、初回の接続を確立した際に、通信端末間で互い「信頼関係」を結び、その後にお互いの現在の場所を継続的に交換することで、次回の接続時に、継続的に交換している現在の場所を用いて通信相手先の通信端末に直接的に接続するようにする。これにより、同一の通信相手との接続を好適に行うことが可能となる。なお、このような構成にすることで、接続確立に要する時間を短縮することができるだけでなく、プレゼンス情報のやり取りを行う際の通信回数を削減することも可能となる。すなわち、例えば図2に示されるように、一連の通信では、次回の接続時においてプレゼンスサーバを経由しないようにすることで、状態を更新したクライアント端末1と各クライアント端末(クライアント端末2乃至4)間の通信がそれぞれ2回ずつ行われ、システムとしての合計の通信回数を6回とすることができる。これにより、図2の場合、図1に示される合計の通信回数7回と比べて、1回分の通信回数を削減することができ、一連の通信のトランザクションの総数を削減することができる。
この場合、初回の接続確立の際には、信頼性のある事業者網(公衆回線網)であるCDMAネットワーク3に接続するようにするが、次回以降の接続においては必ずしも事業者網(公衆回線網)であるCDMAネットワーク3を利用する必要性はなく、例えばインターネットなどの公開されているネットワークを利用することもできる。これにより、初回の接続時には事業者網の利用による課金が行われるが、次回以降の接続においては課金されずに通信相手先の通信端末と接続を確立することができる。
以下、この方法を用いた本発明の実施形態について説明する。
図3は、本発明に係るネットワークシステム1の概略的な構成を表している。図3に示されるように、ネットワークシステム1には、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局である基地局(図示せず)が設置されている。これらの図示せぬ基地局には、移動無線局である通信端末2−1乃至2−2が、各通信端末2が有する物理層1を介して、例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されており、例えば2[GHz]の周波数帯の5[MHz]帯域を利用して静止時に2[Mbps]、移動時に384[Kbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデータ通信することができる。なお、通信端末2−1乃至2−2は、以下において、それぞれを個々に区別する必要がない場合、通信端末2と総称する。
図示せぬ基地局は、有線回線を介して事業者網であるCDMAネットワーク3に接続されており、CDMAネットワーク3には、事業者が管理する接続制御サーバ4が接続されている。この事業者側の接続制御サーバ4は、事業者網であるCDMAネットワーク3内部での接続制御を行う。また、CDMAネットワーク3には、一般に公開されているInternet網であるインターネット5が接続されている。インターネット5には、インターネット上でのSIPサーバやプレゼンスサーバを含む接続制御サーバ6が接続されている。なお、通信端末2−1乃至2−2は、各通信端末2が有する物理層2を介して、インターネット5に無線接続することが可能である。
このように、本発明の実施形態においては、通信端末2−1と2−2が複数の物理層(図3の場合、物理層1および2)を備えており、一方の物理層(物理層1)が事業者網であるCDMAネットワーク3を経由する無線の物理層で、他方の物理層(物理層2)がWLANのように課金されずにインターネット5に接続可能な物理層を想定している。ただし、物理層1と物理層2との組み合わせとして、例えば3G(携帯電話無線通信により用いられる物理回線)とWLAN(Wireless LAN)、3GとWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3GとPHS、WLANとWiMAXなどの物理回線の組み合わせも考えられる。また、WLANの物理層だけを備える通信端末2に対しても本発明を適用することができる。
なお、本発明の実施形態においては、説明を簡略化するために、通信端末2−1および通信端末2−2の2つが存在する場合について明示的に説明するが、このような場合に限られず、3つ以上の通信端末2が存在する場合についても本発明を適用することができる。
図4は、図3の通信端末2(通信端末2−1または通信端末2−2)の内部の構成を表している。図4に示されるように、通信端末2は、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、無線通信部15、信号処理部16、PCMコーデック17、マイクロフォン18、およびスピーカ19により構成される。これらは、バス20を介して相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部12からRAMにロードされた、オペレーティングシステム(OS)を含む各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより通信端末2を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
記憶部12は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部11のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。特に、記憶部12は、存在場所データベース21を有しており、この存在場所データベース21には、CDMAネットワーク3やインターネット5を経由して通信を行う通信端末2の現在の存在場所に関する情報が登録されている。
入力部13は、操作キーやボタン、あるいはキーボードなどにより構成される。表示部14は、例えば有機ELにより構成されるディスプレイでもよいし、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)でもよい。
無線通信部15は、例えば無線電話通信部22および無線LAN通信部23を備えている。無線電話通信部22は、図示せぬ基地局を介してCDMAネットワーク3に無線接続する。無線電話通信部22は、図示せぬ基地局から送信された無線信号を、図示せぬアンテナを介して受信し、受信された無線信号のダウンコンバートを行って中間周波信号を求め、さらに直交復調処理、RAKE受信機(図示せず)による各パスの逆拡散及び合成処理などを行う。その後、このRAKE受信機から出力された受信パケットデータは、信号処理部16に入力される。無線LAN通信部23は、図示せぬ無線LANのアクセスポイントを介してインターネット5に無線接続する。無線LAN通信部23は、内蔵されたアンテナ(図示せず)を介して、IEEE802.11a/b/gなどの所定の規格に準拠した無線LAN通信を行う。なお、本発明の実施形態においては、通信端末2がユーザにより持ち運ばれて移動した場合、適宜、通信端末2の無線LAN通信部23は、通信端末2に近接するアクセスポイント(図示せぬ)と通信を行い、新たに付与されたIPアドレスを取得する。取得された最新のIPアドレスは、通信端末2の記憶部12に記憶(保持)される。これにより、通信端末2のIPアドレスが動的に切り替えられる。
信号処理部16は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などからなり、受信パケットデータをまずメディア毎に分離し、分離されたメディア毎のデータに対してそれぞれ復号処理を施す。
復号処理により得られたディジタルオーディオ信号は、PCMコーデック17によりPCM復号された後、増幅されてスピーカ19により出力される。一方、ビデオコーデックにより復号されたディジタル動画像信号は、バス20を介して表示部14に供給され表示される。
制御部11は、本発明に係る特徴的な構成として、データベース管理部24、接続先管理部25、接続先検索部26、接続先登録更新部27、接続先更新部25、接続相手指定部26、および回線接続制御部27を有している。
データベース管理部24は、記憶部12の存在場所データベース21を管理する。接続先管理部25は、データベース管理部18を介して、記憶部12の存在場所データベース21に各通信端末(例えば通信端末2−1や通信端末2−2)の存在場所に関する情報を管理する。
接続先検索部26は、接続先管理部25を介して、他の通信端末2に関するIPアドレスを検索する。
接続先登録更新部27は、他の通信端末2との間で一旦接続が確立されて信頼関係が確立された後、通信端末2が現在存在するIPアドレスを他の通信端末2に登録させるとともに、他の通信端末2が現在存在するIPアドレスを取得し、取得されたIPアドレスを、他の通信端末2の電話番号などと対応付けて登録するとともに、必要に応じてこれらを更新する。
接続相手指定部28は、ユーザにより入力部13が操作されることにより入力された接続相手先の電話番号に基づいて、無線接続する接続相手先を指定する。
回線接続制御部29は、無線通信部15の無線電話通信部22を制御し、接続先指定部25により指定された接続先に対して接続の制御を行うとともに、無線通信部15の無線LAN通信部23を制御し、接続登録部24によって登録・更新される各通信端末2のIPアドレスを用いた接続の制御を行う。
次に、図5のフローチャートを参照して、図3の通信端末2−1における処理、通信端末2−2における処理、および接続制御サーバ6における処理について概略的に説明する。なお、各装置における詳細な処理は、後述する。
ステップS1において、通信端末2−1は、ユーザにより通信端末2−1の入力部13が操作されることにより通信端末2−2に対応する電話番号が入力されると、通信端末2−1の無線電話通信部22を制御し、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由して通信端末2−2への接続を行い、通信端末2−2への最初の電話処理を開始する。
ステップS2において、通信端末2−1は、通信端末2−2への最初の電話処理に際し、CDMAネットワーク3を経由して事業者側の接続制御サーバ4に対して、通信端末2−2に対応する電話番号で発呼し、この電話番号を事業者側の接続制御サーバ4に送信(通知)する。
ステップS21において、事業者側の接続制御サーバ4は、通信端末2−1からの発呼処理により通知された電話番号(通信端末2−2に対応する電話番号)を取得し、取得された電話番号(通信端末2−2に対応する電話番号)を用いて接続制御を行い、CDMAネットワーク3内に設置された図示せぬ交換機を制御する。ステップS22において、事業者側の接続制御サーバ4は、CDMAネットワーク3内に設置された図示せぬ交換機を制御し、CDMAネットワーク3を介して通信端末2−2に対して呼び出しを行う。
ステップS31において、通信端末2−2は、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由した通信端末2−2からの発呼に対して着呼し、スピーカ19から着呼音を出力する。ステップS32において、通信端末2−2は、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由して通信端末2−1との接続を確立する。これに対応して、ステップS3において通信端末2−1は、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由して通信端末2−2との接続を確立する。
このとき、ステップS4において通信端末2−1は、通信端末2−2との間で初回の電話処理による接続が確立された後に、通信端末2−2との間で信頼関係を確立する。これに対応して、ステップS33において通信端末2−2は、通信端末2−2との間で初回の電話処理による接続が確立された後に、通信端末2−1との間で信頼関係を確立する。これにより、以降において通信端末2−1と通信端末2−2との間で、互いのプレゼンスの交換を必要に応じて行うことが合意される。
次に、ステップS5において、通信端末2−1は、通信端末2−1が現在存在する存在場所に関する情報を、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−2に送信する。ステップS34において、通信端末2−2は、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−1から送信されてきた通信端末2−1の存在場所に関する情報を受信し、ステップS35で通信端末2−2は、通信端末2−2の記憶部12の存在場所データベース21に通信端末2−1の存在場所に関する情報を登録(記憶)する。
ステップS36において、通信端末2−2は、通信端末2−2が現在存在する存在場所に関する情報を、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−1に送信する。ステップS6において、通信端末2−1は、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−2から送信されてきた通信端末2−2の存在場所に関する情報を受信し、ステップS7で通信端末2−1は、通信端末2−1の記憶部12の存在場所データベース21に通信端末2−2の存在場所に関する情報を登録(記憶)する。
その後、通信端末2−1または通信端末2−2のいずれかによって両端末間での接続の切断が指示されると、ステップS8において通信端末2−1は、CDMAネットワーク3を経由した通信端末2−2との間の電話を終話するとともに、ステップS37において通信端末2−2は、CDMAネットワーク3を経由した通信端末2−1との間の電話を終話する。
通信端末2−1と通信端末2−2との間における終話処理が行われた後、通信端末2−2において存在場所の移動が発生した場合、ステップS38で通信端末2−2は、移動に伴い変更された通信端末2−2の存在場所に関する情報を、インターネット5を経由して通信端末2−1に送信する。このインターネット5を経由した情報送信には、記憶部12の存在場所データベース21に登録された通信端末2−1の存在場所に関する情報を用いる。ステップS9において、通信端末2−1は、インターネット5を経由して通信端末2−2から送信されてきた通信端末2−2の存在場所に関する新たな情報を受信し、ステップS10で通信端末2−1は、通信端末2−1の記憶部12の存在場所データベース21に通信端末2−2の存在場所に関する新たな情報を登録(記憶)する。
そして、ステップS11において、通信端末2−1は、通信端末2−1の入力部13が操作されることで通信端末2−2への接続の指示を受け付けると、ステップS12で通信端末2−1は、記憶部12の存在場所データベース21に記憶されている通信端末2−2の存在場所に関する情報を検索し、検索された通信端末2−2の存在場所に関する情報を用いて、CDMAネットワーク3を経由することなく、インターネット5を経由して直接的な接続処理を開始する。
ステップS13において、通信端末2−1は、インターネット5を経由して通信端末2−2との間での接続を確立する。これに対応して、ステップS39において、通信端末2−2は、インターネット5を経由して通信端末2−1との間での接続を確立する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図4の通信端末2(図3の通信端末2−1)における詳細な電話処理について説明する。
ステップS51において、通信端末2−1の制御部11は、通信端末2−1を保有するユーザ(例えばMさん)により入力部13が操作されることにより、例えばアドレス帳などの機能が用いられて、アドレス帳内の電話番号(例えば「Aさん」が保有する通信端末2−2に対応する固有の電話番号)が選択されることで、通信端末2−2への電話処理を開始するとの指示を受け付ける。
ステップS52において、制御部11の接続相手指定部28は、ユーザにより入力部13が操作されることで通信端末2−2への電話処理を開始するとの指示が受け付けられると、接続相手先である通信端末2−2の電話番号に基づいて、無線接続する接続相手先を指定し、指定された無線接続の接続相手先に関するデータ(通信端末2−2に関する電話番号)を回線接続制御部29に供給する。
ステップS53において、回線接続制御部29は、指定された無線接続の接続相手先に関するデータ(通信端末2−2に関する電話番号)に基づいて、データベース管理部24および接続管理部25を介して、記憶部12に格納されている存在場所データベース21を検索し、他のユーザ(例えばAさん)が保有する通信端末2−2への接続が最初の接続であるか否かを判定する。より具体的には、回線接続制御部29は、後述する存在場所データベース21を検索し、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)に対応付けられて、通信端末2−2に関する存在場所が登録されているか否かを判定する。そして、回線接続制御部29は、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)に対応付けられて通信端末2−2に関する存在場所が登録されていない場合、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)への接続が最初の接続であると判定する。一方、回線接続制御部29は、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)に対応付けられて通信端末2−2に関する存在場所が登録されている場合、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)への接続が最初の接続ではない(すなわち、すでに通信端末2−2と一度接続されており、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係が確立され、適宜互いのプレゼンスが交換されている)と判定する。
ステップS53において回線接続制御部29が、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)への接続が最初の接続であると判定した場合、回線接続制御部29はステップS54で、無線電話通信部22を制御し、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由して通信端末2−2への接続を行い、通信端末2−2への最初の電話処理を開始する。ステップS55において、無線電話通信部22は、回線接続制御部29の制御に従い、通信端末2−2への最初の電話処理に際し、CDMAネットワーク3を経由して事業者側の接続制御サーバ4に対して、通信端末2−2に対応する電話番号で発呼し、この電話番号を事業者側の接続制御サーバ4に送信(通知)する。ステップS56において、回線接続制御部29は、無線電話通信部22を制御し、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、CDMAネットワーク3を経由した接続を確立する。
ステップS57において、通信端末2−1と通信端末2−2との間でCDMAネットワーク3を経由した接続が確立されると、制御部11は、表示部14を制御し、通信端末2−2を保有する接続相手との間で信頼関係を確立するか否かを確認するためのダイアログを表示部14に表示させる。表示部14は、制御部11の制御に従い、例えば図7に示されるように、通信端末2−2を保有する接続相手との間で信頼関係を確立するか否かを確認するためのダイアログを表示する。
例えば図7に示される信頼関係確立確認ダイアログは、メッセージ表示欄31、およびコマンドを表示するコマンド表示欄32とコマンド表示欄33を有する。図7の例の場合、メッセージ表示欄31には、メッセージとして「接続相手との間で信頼関係を確立しますか?」が表示される。これにより、ユーザは、これ以降の処理により、接続相手との間で信頼関係を確立し、互いのプレゼンスを交換することができることが分かる。
コマンド表示欄32とコマンド表示欄33は、それぞれ、「Yes」と「No」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、入力部13を操作することにより、コマンド表示欄32の「Yes」のコマンドアイコンを選択し、信頼関係の確立を指令することができる。また、ユーザは、入力部13を操作することにより、コマンド表示欄33の「No」のコマンドアイコンを選択し、信頼関係確立処理をキャンセルすることができる。
なお、通信端末2−1と通信端末2−2との間でCDMAネットワーク3を介して接続が確立された後、通信端末2−1と通信端末2−2のメインディスプレイ17にて、ほぼ同時に信頼関係確立確認ダイアログが表示される。そして、それぞれの通信端末2において、メインディスプレイ17に表示される信頼関係確立確認ダイアログ上で「Yes」または「No」のコマンドアイコンが選択される。
ステップS58において、制御部11は、表示部14に表示されている信頼関係確立確認ダイアログ上にて「Yes」が選択されて信頼関係を確立するとの指示がなされたか否かを判定する。ステップS58において制御部11が、信頼関係確立確認ダイアログ上にて「Yes」が選択されて信頼関係を確立するとの指示がなされたと判定した場合、回線接続制御部29はステップS59で、通信端末2−2に対して信頼関係を確立することを要求する信頼関係確立要求信号を生成するとともに、無線電話通信部22を制御し、生成された信頼関係確立要求信号を用いて通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を確立するべく、通信端末2−2に対して信頼関係確立要求信号をCDMAネットワーク3を経由して送信する。その後、ステップS60において、無線電話通信部22は、通信端末2−2から送信されてきた信頼関係確立応答信号(通信端末2−1から通信端末2−2に対して送信した信頼関係確立要求信号に対する応答信号)を受信し、受信された通信端末2−2から送信されてきた信頼関係確立応答信号を回線接続制御部29に供給する。
ステップS61において、回線接続制御部29は、無線電話通信部22にて受信された通信端末2−2からの信頼関係確立応答信号に従い、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を確立する。なお、このとき、通信端末2−1が通信端末2−2に対して信頼確立要求信号を送信する前に、通信端末2−2から送信されてきた信頼関係確立要求信号を通信端末2−1にて先に受信した場合には、回線接続制御部29は、通信端末2−2から送信されてきた信頼関係確立要求信号に対して、この信頼関係確立要求信号に対する応答信号である信頼関係確立応答信号を、通信端末2−2に対してCDMAネットワーク3を経由して送信する。これにより、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係が確立される。
勿論、通信端末2−2にて信頼関係確立確認ダイアログ上で「Yes」が選択されなければ、通信端末2−2から信頼関係確立要求信号または信頼関係確立応答信号は通信端末2−1に対して送信されず、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係は確立されない。すなわち、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を確立するためには、いずれの端末においても信頼関係確立確認ダイアログ上で「Yes」が選択される必要がある。
ステップS62において、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係が確立されると、接続先登録更新部27は、記憶部12に記憶(保持)されている通信端末2−1に関するIPアドレスを読み出し、無線電話通信部22を制御し、読み出された通信端末2−1に関するIPアドレスを、通信端末2−1が現在存在する存在場所に関する情報として、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−2に送信させる。例えば通信端末2−1に関するIPアドレスは「133.114.29.199」である。
ステップS63において、無線電話通信部22は、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−2から送信されてきた通信端末2−2の存在場所に関する情報(通信端末2−2に関するIPアドレス)を受信し、受信された通信端末2−2の存在場所に関する情報を接続先登録更新部27に供給する。例えば通信端末2−2に関するIPアドレスは「133.114.29.63」である。
ステップS64において、接続先登録更新部27は、通信端末2−1の記憶部12の存在場所データベース21を読み出す。
図8は、通信端末2−1の記憶部12に記憶されている存在場所データベース21の構成例を表している。図8に示されるように、存在場所データベース21には、通信端末2を保有するユーザ名、その通信端末2に固有の電話番号、および通信端末2の存在する場所が対応付けられて登録されている。図8の場合、通信端末2−2を保有する「Aさん」に関しては、最初の電話処理であることから、通信端末2−2の現在の場所に関する情報が電話番号(通信端末2−2の電話番号「+1-877-343-2763」)に対応付けて登録されていない。一方、他の通信端末2を保有する「Bさん」、「Cさん」、および「Dさん」に関しては、最初の電話処理ではないことから、通信端末2の現在の場所に関する情報がそれぞれの電話番号に対応付けて登録されている。例えば「Bさん」が保有する通信端末2の場合、その通信端末2の電話番号「+1-877-343-2763」に対応付けられて、通信端末2の現在の存在場所(IPアドレス)「133.114.29.12」が登録されている。また、例えば「Cさん」が保有する通信端末2の場合、その通信端末2の電話番号「+1-888-343-2763」に対応付けられて、通信端末2の現在の存在場所(IPアドレス)「133.114.29.144」が登録されている。以下、同様である。
ステップS65において、接続先登録更新部27は、読み出された存在場所データベースを参照して、取得された通信端末2−2の存在場所に関する情報(通信端末2−2に関するIPアドレス)に基づいて、データベース管理部24および接続先管理部25を介して、存在場所データベース21に通信端末2−2(「Aさん」が保有する通信端末2)の存在場所(IPアドレス「133.114.29.63」)を登録(記憶)する。例えば図8に示される存在場所データベース21は、図9に示されるように更新される。
その後、通信端末2−1または通信端末2−2のいずれかによって両端末間での接続の切断が指示されると、ステップS66において、回線接続制御部29は、CDMAネットワーク3を経由した通信端末2−2との間の電話を終話する。
一方、ステップS58において制御部11が、信頼関係確立確認ダイアログ上にて「Yes」が選択されて信頼関係を確立するとの指示がなされていないと判定した場合、回線接続制御部29は、通信端末2−1と通信端末2−2との間で互いのプレゼンスの交換を行うとの意思表示がされなかったと認識し、通信端末2−2との間でCDMAネットワーク3を経由した通信が行われる。
その後、通信端末2−1または通信端末2−2のいずれかによって両端末間での接続の切断が指示されると、ステップS76において、回線接続制御部29は、CDMAネットワーク3を経由した通信端末2−2との間の電話を終話する。
なお、ステップS53において回線接続制御部29が、通信端末2−2を保有するユーザ(例えばAさん)への接続が最初の接続ではないと判定した場合、すなわち、通信端末2−2への接続が一度確立されて信頼関係が確立されていると判定した場合、処理は後述する図12のステップS83に進み、処理は図12の再接続処理が実行される。具体的には、ステップS83以降の処理で、存在場所データベース21に登録されているIPアドレスを用いた接続が行われ、通信端末2−1と通信端末2−2との間でインターネット5を経由した通信が行われる。この再接続処理の詳細については、図12のフローチャートを用いて後述する。
そして、通信端末2−1と通信端末2−2との間における終話処理が行われた後に、通信端末2−2において存在場所の移動が発生し、通信端末2−2に関するIPアドレスが「133.114.29.63」から「133.114.29.201」に変更されたものとする。このとき、通信端末2−2において通信端末2−2に関するIPアドレスに変更が生じた場合、通信端末2−2は、移動に伴い変更された通信端末2−2の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.201」)を、インターネット5を経由して通信端末2−1に送信する。この通信端末2−1におけるIPアドレス更新処理は、図10に示される。
図10のフローチャートを参照して、図4の通信端末2(図3の通信端末2−1)におけるIPアドレス更新処理について説明する。
ステップS71において、無線LAN通信部23は、インターネット5を経由して通信端末2−2から送信されてきた通信端末2−2の存在場所に関する新たな情報(通信端末2−2に関するIPアドレス「133.114.29.201」)を受信し、受信された通信端末2−2の存在場所に関する情報を接続先登録更新部27に供給する。このとき、通信端末2−1は、通信端末2−2に関する新たなIPアドレスとともに通信端末2−2の固有の電話番号も合わせて通信端末2−1に受信する。
ステップS72において、接続先登録更新部27は、読み出された存在場所データベースを参照して、取得された通信端末2−2の存在場所に関する情報(通信端末2−2に関するIPアドレス)に基づいて、データベース管理部24および接続先管理部25を介して、存在場所データベース21に通信端末2−2(「Aさん」が保有する通信端末2)の存在場所を新たなもの(IPアドレス「133.114.29.201」)に更新する。例えば図9に示される存在場所データベース21は、図11に示されるように更新される。
次に、図12のフローチャートを参照して、図4の通信端末2(図3の通信端末2−1)における再接続処理について説明する。この再接続処理は、ユーザにより入力部13が操作されることにより、例えばアドレス帳内の電話番号が選択されることで通信端末2−2への接続(再接続)の指示が受け付けられることで、開始される。
ステップS81において、制御部11は、ユーザにより入力部13が操作されることにより、例えばアドレス帳などの機能が用いられて、アドレス帳内の電話番号が選択されることで通信端末2−2への接続(再接続)の指示が受け付けられたか否かを判定し、通信端末2−2への接続(再接続)の指示が受け付けられたと判定するまで待機する。ステップS81において制御部11が、通信端末2−2への接続(再接続)の指示が受け付けられたと判定した場合、制御部11の接続相手指定部28はステップS82で、接続相手先である通信端末2−2の電話番号に基づいて、無線接続する接続相手先を指定し、指定された無線接続の接続相手先に関するデータ(通信端末2−2に関する電話番号)を回線接続制御部29に供給する。
ステップS83において、接続先検索部26は、回線接続制御部29の制御に従い、通信端末2−2の電話番号に基づいて、記憶部12に記憶されている最新の存在場所データベース21(図11に示される存在場所データベース21)を検索し、通信端末2−2(「Aさん」が保有する通信端末2)の電話番号に対応付けられて登録されている存在場所(IPアドレス「133.114.29.201」)を抽出する。接続先検索部26は、抽出された通信端末2−2の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.201」)を回線接続制御部29に供給する。
ステップS84において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23を制御し、抽出された通信端末2−2の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.201」)を用いて、インターネット5を経由して通信端末2−2との直接的な接続処理を開始する。
ステップS85において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23を制御し、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、インターネット5を経由した接続を確立するために、通信端末2−2に接続要求をインターネット5を経由して送信する。ステップS86において、無線LAN通信部23は、通信端末2−2からの接続応答(通信端末2−1から通信端末2−2に送信された接続要求に対する接続応答)をインターネット5を経由して受信し、受信された接続応答を回線接続制御部29に供給する。
ステップS87において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23を制御し、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、インターネット5を経由した接続を確立する。その後、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、CDMAネットワーク3や接続制御サーバ6などを介することなく、それぞれのIPアドレスを用いてインターネット5を経由した直接的な通信が行われる。
次に、図13のフローチャートを参照して、図6のフローチャートを用いて説明した通信端末2(図3の通信端末2−1)における電話処理に対応する、図4の通信端末2(図3の通信端末2−2)における詳細な電話処理について説明する。なお、図13の通信端末2−2における処理は、図6の通信端末2−1における処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
ステップS91において、無線電話通信部22は、CDMAネットワーク3および事業者側の接続制御サーバ4を経由した通信端末2−2からの発呼に対して着呼し、スピーカ19から着呼音を出力する。その後、処理はステップS92に進み、ステップS92にて通信端末2−1と通信端末2−2との間でCDMAネットワーク3を経由した接続が確立されるとともに、それ以降の処理において信頼関係が確立される(ステップS97)。そして、通信端末2−1の存在場所に関する情報に基づいて、記憶部12に記憶されている存在場所データベース21に通信端末2−1の存在場所(IPアドレス)が登録され(ステップS98乃至S100)、通信端末2−2は通信端末2−1に対して自分の存在場所に関する情報をCDMAネットワーク3を介して送信する(ステップS101)。その後、ステップS102において、通信端末2−2は、CDMAネットワーク3を経由した通信端末2−1との間の電話を終話する。
次に、図14のフローチャートを参照して、通信端末2−2において存在場所の移動が発生した場合での、図4の通信端末2(図3の通信端末2−2)における新たなIPアドレス送信処理について説明する。
通信端末2−1と通信端末2−2との間の通信が終了した後、通信端末2−2において存在場所の移動が発生した場合、ステップS111で接続先登録更新部27は、通信端末2−2に移動に伴って通信端末2−2の存在場所に関する情報(IPアドレス)が変更されたこと(すなわち、通信端末2−2に関するIPアドレスが「133.114.29.63」から「133.114.29.201」に変更されたこと)を検知する。ステップS112において、接続先検索部26は、接続先登録更新部27の指示に従い、記憶部12に記憶されている最新の存在場所データベース21(図15に示される存在場所データベース21)を検索し、通信端末2−1(「Mさん」が保有する通信端末2)の電話番号に対応付けられて登録されている存在場所(IPアドレス「133.114.29.199」)を抽出する。接続先検索部26は、抽出された通信端末2−1の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.199」)を回線接続制御部29に供給する。
ステップS113において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23を制御し、抽出された通信端末2−1の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.199」)を用いて、インターネット5を経由して通信端末2−2との直接的な接続処理を行い、移動に伴い変更された通信端末2−2の存在場所に関する情報(IPアドレス「133.114.29.201」)を、インターネット5を経由して通信端末2−1に送信する。このとき、通信端末2−2は、通信端末2−2に関する新たなIPアドレスとともに通信端末2−2の固有の電話番号も合わせて通信端末2−1に送信する。これにより、IPアドレスが変更された通信端末2を明確に認識させることができる。
なお、ステップS113における新たなIPアドレスの送信処理では、通信端末2−2が現在信頼関係を確立している他のすべての通信端末2に対して、新たなIPアドレスがインターネット5を経由して送信される。これにより、信頼関係を確立された通信端末2間でお互いのプレゼンスを交換し続けることができる。
次に、図16のフローチャートを参照して、図4の通信端末2(図3の通信端末2−2)における再接続処理について説明する。なお、この再接続処理は、通信端末2−1からの接続要求を受信することにより、開始される。
ステップS121において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23にて、通信端末2−1からの接続要求を受信したか否かを判定し、通信端末2−1からの接続要求を受信したと判定するまで待機する。ステップS121において回線接続制御部29が、通信端末2−1からの接続要求を受信したと判定した場合、回線接続制御部29はステップS122で、無線LAN通信部23を制御し、通信端末2−1と通信端末2−2との間でインターネット5を経由した接続を確立するために、通信端末2−1から送信されてきた接続要求に対応する接続応答を通信端末2−1にインターネット5を経由して送信する。
ステップS123において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23を制御し、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、インターネット5を経由した接続を確立する。その後、通信端末2−1と通信端末2−2との間で、CDMAネットワーク3や接続制御サーバ6などを介することなく、それぞれのIPアドレスを用いてインターネット5を経由した直接的な通信が行われる。
本発明の実施形態においては、各通信端末2に固有の電話番号を用いて、第1のネットワーク(CDMAネットワーク3)を介して通信端末2−1と他の通信端末2−2との間で通信し、各通信端末2に付与されるIPアドレスを用いて、第1のネットワークと異なる第2のネットワーク(インターネット5)を介して通信端末2−1と他の通信端末2−2との間で通信し、無線電話通信部22(第1の通信部)または無線LAN通信部23(第2の通信部)を用いて他の通信端末2−2との接続を制御し、無線電話通信部22を用いて他の通信端末2−2との接続が確立された場合、通信端末2−1に関するIPアドレスが他の通信端末2−2に無線電話通信部22を介して送信されるとともに、他の通信端末2−2に関するIPアドレスが無線電話通信部22を介して受信され、受信された他の通信端末2−2に関するIPアドレスと、他の通信端末2−2に固有の電話番号とを対応付けて存在場所データベース21に登録し、通信端末2−1に関するIPアドレスの変更が発生した場合、回線接続制御部29によって無線LAN通信部23を用いて他の通信端末2−2との接続が確立され、通信端末2−1に関するIPアドレスが無線LAN通信部23を介して他の通信端末2−2に送信される一方、無線電話通信部22を用いて他の通信端末2−2との接続が一旦切断された後、他の通信端末2−2に関するIPアドレスの変更が発生した場合、無線LAN通信部を用いて他の通信端末2−2との接続が確立され、接続先登録更新部27、無線LAN通信部23を介して受信された他の通信端末2−2に関する新たなIPアドレスに基づいて、他の通信端末2−2に固有の電話番号と対応付けられて登録されたIPアドレスを更新し、無線電話通信部22を用いて他の通信端末2−2との接続が一旦切断された後、他の通信端末2−2への再接続が指示された場合、他の通信端末2−2に固有の電話番号に対応付けられた登録されている他の通信端末2−2に関するIPアドレスを抽出し、回線接続制御部29は、通信端末2−2に関するIPアドレスと、抽出された他の通信端末2−2に関するIPアドレスとに基づいて、無線LAN通信部23を用いて他の通信端末2−2との接続を確立することができる。
これにより、同一の通信相手と何度もやり取りする場合に、プレゼンスサーバやSIPサーバなどの接続制御サーバ6を介する必要がなくなり、その都度接続制御サーバを介して接続を確立する手間を省くことができ、同一の通信相手に接続確立までの時間を短縮することができ、アドレス帳に登録されている他のユーザとすぐに通信を行うことができる。
また、初回の接続確立の際には、信頼性のある事業者網(公衆回線網)であるCDMAネットワーク3に接続するようにし、次回以降の接続においては必ずしも事業者網(公衆回線網)であるCDMAネットワーク3を利用する必要性はなく、例えばインターネット5などの公開されているネットワークを利用することができる。これにより、初回の接続時には事業者網の利用による課金が行われるが、次回以降の接続においては課金されずに通信相手先の通信端末と接続を確立することができる。
従って、同一の通信相手との接続を好適に行うことができる。
また、回線の接続状態が、通常の通信が可能な定常状態とは異なる状態となった場合、すなわち、例えば地震や、公衆回線網を管理する事業者の都合、事業者側の接続制御サーバ4のダウンなどによって、第1の通信手段としての無線電話通信部22による通信が使用することができなくなった場合、またはプレゼンスサーバとしての接続制御サーバ6が使用することができなくなった場合などであっても、通信端末2間でお互いにプレゼンスを交換し続けていることから、通信端末2間で直接通信を行うことができる。これにより、回線接続環境において何らかの障害が生じた場合に、通信端末2にてその障害に対する耐性を高めることができる。
なお、無線電話通信部22を用いて通信端末2−2との接続が一旦切断された後、無線LAN通信部23を用いて、インターネット5を経由して通信端末2−1と通信端末2−2との間で回線を継続して接続し続けるようにしてもよい。このとき、たとえ互いの通信端末2のIPアドレスが適宜変更されたとしても、全く偶然にほぼ同時にIPアドレスが変更されない限り、IPアドレスが変更された通信端末2から、いずれかの静的なIPアドレスに存在する通信端末2に対して接続することができる。
また、無線電話通信部22を用いて通信端末2−2との接続が一旦切断された後、無線LAN通信部23ではなく、CDMAネットワーク3を経由して通信端末2−1と通信端末2−2との間で互いのプレゼンスを交換するようにしてもよい。このとき、例えばSMSのメールなどを用いて、通信端末2−1と通信端末2−2との間で互いのプレゼンスを交換するようにしてもよい。
さらに、信頼関係を確立した2つの通信端末2がほぼ同時にIPアドレスを変更した場合、プレゼンスの交換を行うことができない場合も考えられる。本発明ではSIPサーバやプレゼンスサーバなどの接続制御サーバ6を経由した接続を行わないことが重要であり、このような場合には、通信端末2間で、CDMAネットワーク3を用いて互いの新たなIPアドレスを交換するようにしてもよい。これにより、ほぼ同時にIPアドレスが変更された場合であっても、接続制御サーバ6を経由せずに、同一の通信相手との接続を好適に行うことができる。勿論、3つ以上の通信端末2間で信頼関係を確立した上で、互いのプレゼンスを交換している場合には、信頼関係を確立した2つの通信端末2がほぼ同時にIPアドレスを変更したとき、第三者である通信端末2に対してそれぞれの通信端末2が自分のIPアドレスの送信を行い、次に、第三者の通信端末2から各通信端末2に対して他の通信端末2に関する新たなIPアドレスを送信するようにしてもよい。
また、CDMAネットワーク3への接続に対する課金額を考慮して、初回の接続確立の際には、信頼性のある事業者網(公衆回線網)であるCDMAネットワーク3に接続するようにし、次回以降の接続においては例えばインターネット5などを経由して接続するようにし、初回の接続時には事業者網の利用による課金が行われるが、次回以降の接続においては課金されずに通信相手先の通信端末と接続を確立することができるようにしたが、このような場合に限られず、例えばCDMAネットワーク3への接続に対する課金額が一定額以上とならないという特約が付されている通信端末2の場合、無線LANによる接続ではなく、CDMAネットワーク3のみを用いて接続し続けてもよい。このとき、常時接続されることから、互いのプレゼンスは交換しなくてもよい。
なお、無線LAN通信部23または無線電話通信部22を用いて、インターネット5またはCDMAネットワーク3を経由して通信端末2−1と通信端末2−2との間で回線を継続して接続し続けるようにする場合、通信端末2間で論理チャネルにおける回線接続を行い、制御セッションの回線だけを接続するようにしてもよい。このとき、再度同一の通信相手と電話を行う場合には、スピーカ19や図示せぬバイブなどを用いてユーザに報知するようにする。これにより、同一の通信相手に接続確立までの時間をより短縮することができ、同一の通信相手との接続をより好適に行うことができる。
また、1人のユーザが複数のデバイスとしての通信端末2を保有している場合、すべての通信端末2に関するプレゼンスを交換しあい、存在場所データベース21に登録して適宜更新するようにしてもよい。
さらに、本発明の実施形態においては、基本的には通信端末2間での接続時に接続制御サーバ6は利用しないようにするが、1つの通信端末2の中にSIPサーバ自体としての役割が与えられる場合も考えられ、このような場合、SIPサーバが搭載された通信端末2を用いることにより、動的にSIPサーバの位置を切り替えるようにしてもよい。
なお、一度確立された信頼関係は、適宜、解消するようにしてもよい。以下、この方法を用いた通信端末2における処理について説明する。
図17のフローチャートを参照して、図4の通信端末2(図3の通信端末2−1)における信頼関係解消処理について説明する。
ステップS131において、通信端末2−1と通信端末2−2との間でインターネット5を経由した接続が確立された後、制御部11は、必要に応じて(例えばユーザにより入力部13が操作されることで)、表示部14を制御し、通信端末2−2を保有する接続相手との間で確立された信頼関係を解消するか否かを確認するためのダイアログを表示部14に表示させる。表示部14は、制御部11の制御に従い、例えば図18に示されるように、通信端末2−2を保有する接続相手との間で確立された信頼関係を解消するか否かを確認するためのダイアログを表示する。
例えば図18に示される信頼関係解消確認ダイアログは、メッセージ表示欄41、およびコマンドを表示するコマンド表示欄42とコマンド表示欄43を有する。図18の例の場合、メッセージ表示欄41には、メッセージとして「接続相手との間で確立された信頼関係を解消しますか?」が表示される。これにより、ユーザは、これ以降の処理により、接続相手との間で確立された信頼関係を解消し、互いのプレゼンスの交換を止めることができることが分かる。
コマンド表示欄42とコマンド表示欄43は、それぞれ、「Yes」と「No」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、入力部13を操作することにより、コマンド表示欄42の「Yes」のコマンドアイコンを選択し、信頼関係の解消を指令することができる。また、ユーザは、入力部13を操作することにより、コマンド表示欄43の「No」のコマンドアイコンを選択し、信頼関係解消処理をキャンセルすることができる。
ステップS132において、制御部11は、表示部14に表示されている信頼関係解消確認ダイアログ上にて「Yes」が選択されて信頼関係を解消するとの指示がなされたか否かを判定する。ステップS132において制御部11が、信頼関係解消確認ダイアログ上にて「Yes」が選択されて信頼関係を解消するとの指示がなされたと判定した場合、回線接続制御部29はステップS133で、通信端末2−2に対して信頼関係を解消することを要求する信頼関係解消要求信号を生成するとともに、無線LAN通信部23を制御し、生成された信頼関係解消要求信号を用いて通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を解消するべく、通信端末2−2に対して信頼関係解消要求信号をインターネット5を経由して送信する。その後、ステップS134において、無線LAN通信部23は、通信端末2−2から送信されてきた信頼関係解消応答信号(通信端末2−1から通信端末2−2に対して送信した信頼関係解消要求信号に対する応答信号)を受信し、受信された通信端末2−2から送信されてきた信頼関係解消応答信号を回線接続制御部29に供給する。
ステップS135において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23にて受信された通信端末2−2からの信頼関係解消応答信号に従い、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を解消する。
一方、ステップS132において制御部11が、信頼関係解消確認ダイアログ上にて「No」が選択されて信頼関係を解消するとの指示がなされていないと判定した場合、ステップS133乃至S135の処理はスキップされ、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係の解消がキャンセルされる。
図19のフローチャートを参照して、図17のフローチャートを用いて説明した通信端末2(図3の通信端末2−1)における信頼関係解消処理に対応する、図4の通信端末2(図3の通信端末2−2)における信頼関係解消処理について説明する。
ステップS141において、無線LAN通信部23は、通信端末2−1から送信されてきた信頼関係解消要求信号を受信し、受信された信頼関係解消要求信号を回線接続制御部29に供給する。ステップS142において、回線接続制御部29は、通信端末2−1に対して信頼関係を解消することを許可する信頼関係解消応答信号(通信端末2−1からの信頼関係解消要求信号に対する信頼関係解消応答信号)を生成するとともに、無線LAN通信部23を制御し、生成された信頼関係解消応答信号を通信端末2−1に対してインターネット5を経由して送信する。
ステップS143において、回線接続制御部29は、無線LAN通信部23にて受信された通信端末2−1からの信頼関係解消要求信号に従い、通信端末2−1と通信端末2−2との間で信頼関係を解消する。
なお、一度確立された信頼関係の解消は通信端末2−2から行うようにしてもよい。
なお、本発明に係る通信端末2は、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の通信端末にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
従来のプレゼンスサーバを経由した状態更新通知および更新取得方法を説明する説明図。 本発明に係る、プレゼンスサーバを経由しない状態更新通知および更新取得方法を説明する説明図。 本発明に係るネットワークの概略的な構成を示す図。 本発明に係る通信端末の内部の構成を示すブロック図。 図3の各通信端末および接続制御サーバにおける処理を概略的に説明するフローチャート。 図4の通信端末(図3の通信端末2−1)における詳細な電話処理を説明するフローチャート。 図4の表示部に表示される信頼関係を確立するか否かを確認するためのダイアログの表示例を示す図。 図4の記憶部に記憶されている存在場所データベースの構成例を示す図。 図4の記憶部に記憶されている存在場所データベースの他の構成例を示す図。 図4の通信端末(図3の通信端末2−1)におけるIPアドレス更新処理を説明するフローチャート。 図4の記憶部に記憶されている存在場所データベースの他の構成例を示す図。 図4の通信端末(図3の通信端末2−1)における再接続処理を説明するフローチャート。 図4の他の通信端末(図3の通信端末2−2)における詳細な電話処理を説明するフローチャート。 図4の他の通信端末(図3の通信端末2−2)において存在場所の移動が発生した場合での、図4の他の通信端末(図3の通信端末2−2)における新たなIPアドレス送信処理を説明するフローチャート。 図4の記憶部に記憶されている存在場所データベースの他の構成例を示す図。 図4の他の通信端末(図3の通信端末2−2)における再接続処理を説明するフローチャート。 図4の通信端末(図3の通信端末2−1)における信頼関係解消処理を説明するフローチャート。 図4の表示部に表示される信頼関係を解消するか否かを確認するためのダイアログの表示例を示す図。 図4の他の通信端末(図3の通信端末2−2)における信頼関係解消処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…ネットワークシステム、2(2−1乃至2−2)…通信端末、3…CDMAネットワーク、4…事業者側の接続制御サーバ、5…インターネット、6…接続制御サーバ、11…制御部、12…記憶部、13…入力部、14…表示部、15…無線通信部、16…信号処理部、17…PCMコーデック、18…マイクロフォン、19…スピーカ、20…バス、21…存在場所データベース、22…無線電話通信部、23…無線LAN通信部、24…データベース管理部、25…接続先管理部、26…接続先検索部、27…接続先登録更新部、28…接続相手指定部、29…回線接続制御部。

Claims (6)

  1. 各通信端末に固有の電話番号を用いて、第1のネットワークを介して通信端末と他の通信端末との間で通信する第1の通信部と、
    各通信端末に付与されるIPアドレスを用いて、前記第1のネットワークと異なる第2のネットワークを介して前記通信端末と前記他の通信端末との間で通信する第2の通信部と、
    前記第1の通信部または前記第2の通信部を用いて前記他の通信端末との接続を制御する接続制御手段と、
    前記他の通信端末に関するIPアドレスと、前記他の通信端末に固有の電話番号とを対応付けて登録する登録手段とを備え、
    前記通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、前記接続制御手段によって前記第2の通信部を用いて前記他の通信端末との接続が確立され、前記通信端末に関する新たなIPアドレスが前記第2の通信部を介して前記他の通信端末に送信される一方、前記他の通信端末に関するIPアドレスの変更が発生した場合、前記登録手段は、前記第2の通信部を介して受信された前記他の通信端末に関する新たなIPアドレスに基づいて、前記他の通信端末に固有の電話番号と対応付けられて登録されたIPアドレスを更新することを特徴とする通信端末。
  2. 前記登録手段は、前記接続制御手段によって前記第1の通信部を用いて前記他の通信端末との接続が確立された場合、前記通信端末に関するIPアドレスが前記他の通信端末に前記第1の通信部を介して送信されるとともに、前記他の通信端末に関するIPアドレスが前記第1の通信部を介して受信され、受信された前記他の通信端末に関するIPアドレスと、前記他の通信端末に固有の電話番号とを対応付けて登録することを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  3. 前記接続制御手段によって前記第1の通信部を用いて前記他の通信端末との接続が一旦切断された後、前記他の通信端末への再接続が指示された場合、前記登録手段により前記他の通信端末に固有の電話番号に対応付けられた登録されている前記他の通信端末に関するIPアドレスを抽出する抽出手段をさらに備え、
    前記接続制御手段は、前記通信端末に関するIPアドレスと、前記抽出手段により抽出された前記他の通信端末に関するIPアドレスとに基づいて、前記第2の通信部を用いて前記他の通信端末との接続を確立することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  4. 前記接続制御手段によって前記第1の通信部を用いて前記他の通信端末との接続が確立された場合、前記他の通信端末との間で信頼関係を確立するか否かを確認するためのダイアログを表示する第1の表示手段をさらに備え、
    前記第1の表示手段により表示された前記ダイアログ上で前記他の通信端末との間で信頼関係を確立するとの指示が受け付けられた場合、前記接続制御手段は、前記他の通信端末に対して送信された信頼関係確立要求信号に対する前記他の通信端末からの信頼関係確立応答信号に基づいて、前記他の通信端末との間で信頼関係を確立し、前記第1の通信部は、前記通信端末に関するIPアドレスを前記他の通信端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  5. 前記接続制御手段によって前記他の通信端末との間で確立された信頼関係を解消するか否かを確認するためのダイアログを表示する第2の表示手段をさらに備え、
    前記第2の表示手段により表示された前記ダイアログ上で前記他の通信端末との間で信頼関係を解消するとの指示が受け付けられた場合、前記接続制御手段は、前記他の通信端末に対して送信された信頼関係解消要求信号に対する前記他の通信端末からの信頼関係解消応答信号に基づいて、前記他の通信端末との間で信頼関係を解消し、前記登録手段による前記他の通信端末に関するIPアドレスの登録処理が停止されることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 前記第1のネットワークはCDMAネットワークを含む公衆回線網であり、前記第2のネットワークはインターネットを含む公開されたネットワークであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
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