JP2009271596A - 道路交通情報システム及び異常判定方法 - Google Patents

道路交通情報システム及び異常判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009271596A
JP2009271596A JP2008119064A JP2008119064A JP2009271596A JP 2009271596 A JP2009271596 A JP 2009271596A JP 2008119064 A JP2008119064 A JP 2008119064A JP 2008119064 A JP2008119064 A JP 2008119064A JP 2009271596 A JP2009271596 A JP 2009271596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
vehicle
information
road
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008119064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5017170B2 (ja
Inventor
Hisashi Ezure
久 江連
Kazuchika Nagao
一親 永尾
Takehiko Nagai
武彦 長井
Kenji Ogane
顕二 大金
Norio Takenaka
憲郎 竹中
Kazunori Nomoto
和則 野本
Masaru Nishijima
勝 西島
Keizo Onuma
圭三 大沼
Kenichi Yamazaki
健一 山岬
Koji Yamashita
浩二 山下
Kota Kawasaki
弘太 川▲崎▼
Toru Oshima
徹 大嶋
Yutaka Katogi
豊 加藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Fujitsu Ltd
Mitsubishi Electric Corp
NEC Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Fujitsu Ltd
Mitsubishi Electric Corp
NEC Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Fujitsu Ltd, Mitsubishi Electric Corp, NEC Corp, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008119064A priority Critical patent/JP5017170B2/ja
Publication of JP2009271596A publication Critical patent/JP2009271596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017170B2 publication Critical patent/JP5017170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】カメラを使用せずに、道路交通の異常を検知してその道路交通情報を確実に提供できる道路交通情報システムを提供することにある。
【解決手段】道路交通の異常を検知して、道路交通情報として提供する道路交通情報システムである。道路交通情報システムは、道路を走行する車両に搭載された車載器20から、車両を特定する車両IDなどのアップリンク情報を収集するアップリンク情報収集装置1A,1B、及びアップリンク情報に基づいて車線封鎖判定処理と渋滞判定処理を実行する道路交通判定装置4を有する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、高度道路交通システムの分野に関し、車載器の機能を利用した道路交通情報システムに関する。
近年、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)に関する各種の研究や開発が推進されている。具体的には、高速道路での自動料金支払システム、いわゆるETC(Electronic Toll Collection)システムがある。
ITSの研究開発分野として、特に、交通事故の削減を目的とする道路交通情報を提供する道路交通情報システムが注目されている。道路交通情報システムは、道路上を走行する車両に対して、主として車線封鎖や渋滞状況の道路交通の異常(総称して障害物と表記する場合がある)を検知し、その検知結果を道路交通情報として提供するシステムである。
従来の道路交通情報システムの提案例としては、道路上の見通しの悪い場所(カーブ、トンネル、クレストなど)からなる見通し不良区間に複数のカメラを設置して、各カメラにより撮影した映像の画像処理結果を利用して事故などによる車線封鎖や渋滞などの異常を判定し、走行中の車両に通知するシステムがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開平6−6799号公報
前述のような従来の道路交通情報システムは、複数台のカメラを設置するだけでなく、夜間も機能を発揮するために可視光式カメラや赤外線式カメラなどの複数種のカメラの併設を必要とする。このため、相対的に設備コストが高く、また複雑な画像処理を要するためシステムの構成が複雑化し、かつメインテナンスに要するコストも高いなどの課題がある。
特に、道路上にカメラを設置する場合、カメラを取り付ける柱はかなりの高さを必要とする。これは、柱を低くするとカメラの視野が短くなり、カーブしている数100mの区間を測定するには、多くのカメラを設置しなければならないためである。このため、高さ制限があるトンネル内では、カメラを使用するシステムは、コスト面や設置作業が困難であるなどの課題がある。
本発明の目的は、カメラを使用せずに、道路交通の異常を検知してその道路交通情報を確実に提供できる道路交通情報システムを提供することにある。
本発明の観点は、例えばETC車載器からのアップリンク情報を使用して、道路交通の異常を検知して、道路交通情報として提供する道路交通情報システムである。
本発明の観点に従った道路交通情報システムは、道路上またはその近傍の第1の地点と第2の地点のそれぞれに配置されて、道路を走行する車両に搭載された車載器から、当該車両を特定する情報を含むアップリンク情報を無線通信により収集する情報収集手段と、前記第1の地点及び前記第2の地点を通過する車両から前記情報収集手段により収集されたアップリンク情報、前記第1及び第2の地点間の走行距離、及び前記第1の地点の通過時点を基準とする経過時間を示す時間情報に基づいて、前記道路上の交通状態を判定する道路交通判定手段とを有し、前記道路交通判定手段は、前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点を通過してから、判定基準時間内に前記第2の地点を通過しない場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が封鎖状態であると判定する車線封鎖判定手段と、前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点から前記第2地点を通過するまでの通過時間及び前記走行距離に基づいて走行速度を算出し、当該走行速度が判定基準速度より遅延した速度の場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が渋滞状態であると判定する渋滞判定手段とを備えた構成である。
本発明によれば、カメラを使用せずに、道路交通の異常を検知してその道路交通情報を確実に提供できる道路交通情報システムを実現することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(システムの構成)
図1は、本実施形態に関する道路交通情報システムの要部を示すブロック図である。
システムは大別して、アップリンク情報収集装置1A,1B及び路側処理装置(道路交通判定装置)4から構成されている。アップリンク情報収集装置1A,1Bは、車両2が走行する道路(例えば、高速道路)3の近傍(又は道路上)で、複数の指定された地点に設置されている。本実施形態では、アップリンク情報収集装置1A,1Bはそれぞれ、便宜的に、一定の間隔(異常検知区間Lに相当する)を有する地点1,2の2箇所に配置されている。
アップリンク情報収集装置1A,1Bは、各地点1,2に配置された無線通信用アンテナ及びDSRC(dedicated short range communication : 狭域無線通信)方式などの無線通信装置10からなる。無線通信装置10は、各地点1,2のそれぞれに配置された無線通信用アンテナ毎に設置されるか、または各無線通信用アンテナの共用として設置されていてもよい。
アップリンク情報収集装置1A,1Bは、各地点1,2を通過する車両2に搭載された車載器20から無線通信により送信されるアップリンク情報を無線通信用アンテナにより受信して、無線通信装置10を介して路側処理装置4に伝送する。車載器20は、例えばETC車載器(ETCシステムで使用される車載器)であり、アップリンク情報として車両2を特定できる情報(以下、車両ID情報と表記する)を含み、無線通信により送信する機能を有する。
ここで、車両ID情報としては、ETCシステムでのID情報ではなく、任意にランダムで生成可能な匿名識別情報(匿名LID情報)を使用することが望ましい。以下、本実施形態では、車載器20から送信されるアップリンク情報には、匿名LID情報が含まれているものと想定する。
路側処理装置4は、アップリンク情報収集装置1A,1Bにより収集されたアップリンク情報に基づいて、2つの地点1,2間を異常検知区間Lとして、道路交通状況の異常、具体的には車線封鎖または渋滞状態の発生の有無を判定する。
路側処理装置4は大別して、アップリンク情報処理部5、車線封鎖判定部6、及び渋滞判定部7を有する。アップリンク情報処理部5は、アップリンク情報収集装置1A,1Bにより収集されたアップリンク情報を受信し、道路交通状況の異常判定に必要な車両ID情報(匿名LID情報)などを抽出し、テーブル形式などに加工する処理を実行する。
アップリンク情報処理部5は、地点1通過データ処理ブロック5A、地点2通過データ処理ブロック5B、及び車両ID整合判定ブロック5Cを有する。地点1通過データ処理ブロック5Aは、地点1を通過した車両2からアップリンクした情報を処理する。
地点1通過データ処理ブロック5Aは、図5に示すように、処理した形態としてテーブル形式での情報100Aを生成する。即ち、図5に示すように、情報100Aとしては、地点1を通過した車両2に搭載されている車両ID情報(車載器20車両ID)、アップリンク情報を受けた時刻(地点1の通過時刻)、及び地点1を通過した車両2の通し番号が含まれている。
地点2通過データ処理ブロック5Bは、地点2を通過した車両2からアップリンクした情報を処理する機能であり、地点1通過データ処理ブロック5Aと同様の処理を実行する。即ち、図5に示すように、地点2通過データ処理ブロック5Bは、地点2を通過した車両2に搭載されている車両ID情報(車載器20車両ID)、アップリンク情報を受けた時刻(地点2の通過時刻)、及び地点2を通過した車両2の通し番号を含む情報100Bを生成する。
車両ID整合判定ブロック5Cは、地点1と地点2を通過した車両2の車両ID情報の整合性、即ち地点1と地点2を同一の車両2が通過したか否かを判定する。具体的には、車両ID整合判定ブロック5Cは、地点1通過データ処理ブロック5A及び地点2通過データ処理ブロック5Bから入力される各情報100A,100Bを使用して、地点1と地点2を通過した車両2の車両ID情報を照合し、照合結果が一致した場合には同一車両と判定する。
車両ID整合判定ブロック5Cは、図6に示すように、各情報100A,100Bを合体したテーブル情報及び判定結果である「車両ID整合フラグ」を含む判定結果情報を生成する。「車両ID整合フラグ」の「1」は同一車両であることを示すフラグであり、地点1を通過した通し番号(以後、車両番号と記述する)1、2、4、5の車両と、地点2を通過した車両番号m+2、m+3、m+4、m+6の車両とが同一であることを示す。なお、図5に示す矢印は、車両IDの整合性が取れた車両番号の車両を示す。
次に、車線封鎖判定部6は、アップリンク情報処理部5で処理された情報に基づいて、道路交通の異常として、突発の事故などにより車線封鎖の状態が発生しているか否かを判定する(図12を参照)。車線封鎖判定部6は、遅延判定時刻演算ブロック6A、遅延判定ブロック6B及び車線封鎖異常判定ブロック6Cを有する。
遅延判定時刻演算ブロック6Aは、車両2が地点1を通過後、規定の時間内に地点2を通過したか否かの判定を行うために必要な遅延判定時刻を演算する。ここで、規定の時間を遅延判定値(Ta)と呼び、遅延判定時刻演算ブロック6Aは、下記式(1)に示す演算を実行する。
Tia=Ti+Ta…(1)
ここで、Tiaは、車両(車両番号iとする)の遅延判定時刻を意味する。Tiは、地点1の通過時刻を意味する。また、遅延判定値(Ta)は、下記式(2)に示すように、遅延判定速度(Va)で地点1,2間を通過する時間とする。
Ta=L/Va…(2)
Lは、地点1,2間の距離である。遅延判定速度(Va)は、適用される道路に関係するパラメータである。例えば、制限速度が60Km/hの自動車専用道路では、走行する車の平均速度が40Km/h以下になった場合に、混雑・渋滞と判定するのが一般的である。地点1,2間の距離Lが220mの場合において、車両が時速40Km/hで走行したとき、地点1,2間の通過時間は20秒となる。即ち、パラメータ遅延判定速度(Va)を40Km/hと設定した場合、遅延判定値(Ta)は約20秒となる。図7は、遅延判定時刻演算ブロック6Aで、遅延判定時刻(Tia)を演算した結果の具体例を示す図である。
遅延判定ブロック6Bは、遅延判定時刻演算ブロック6Aで演算した遅延判定時刻(Tia)に基づいて、時々刻々、地点1を通過した車両2に対して、遅延判定時刻を過ぎても地点2を通過したか否かを判定する。図8は、遅延判定ブロック6Bで判定した結果を遅延判定フラグで示す具体例である。
ここで、遅延判定フラグは、以下の内容を意味する。即ち、フラグ「0」は、遅延判定時刻を過ぎても地点2に到着しない場合を意味する。フラグ「1」は、遅延判定時刻前に地点2に到着した場合を意味する。フラグ「2」は、遅延判定時刻を過ぎて地点2に到着した場合を意味する。図8において、車両番号1の車両は、遅延判定時刻前に地点2に到着した場合である。車両番号2の車両は、遅延判定時刻を過ぎて地点2に到着した場合である。車両番号3〜6の各車両は、遅延判定時刻を過ぎても地点2に到着しない場合である。
今仮に、図8において、現在時刻を0時00分26秒とする。この現在時刻0時00分26秒の時点で、車両番号1,2の各車両は、地点2を通過していることを示している。また、車両番号3〜6の各車両は、現在時刻0時00分26秒の時点で、遅延判定時刻の前に地点2を通過しないことを示している。
車線封鎖異常判定ブロック6Cは、遅延判定ブロック6Bの判定により出力される遅延判定フラグに基づいて車線封鎖を判定する。車線封鎖異常判定ブロック6Cは、図12に示すように、突発の事故などにより車線封鎖の異常が発生しているか否かを判定する。
次に、渋滞判定部7は、アップリンク情報処理部5で処理された情報に基づいて、渋滞の異常を判定する。渋滞判定部7は、地点間通過速度演算ブロック7A、平均速度算出ブロック7B、及び渋滞異常判定ブロック7Cを有する。
地点間通過速度演算ブロック7Aは、車両ID整合判定ブロック5Cで整合された車両に対して、個々の車両の地点1,2間の通過速度を演算する。地点間通過速度演算ブロック7Aは、地点1と地点2を通過した時刻が把握されているので、この2つの時刻から各車両の地点1,2間の通過速度(Vp)を下記式(3)により演算する。
Vp=L/(Tp2―Tp1)…(3)
ここで、Tp2は地点2の通過時刻である。Tp1は地点1の通過時刻である。
平均速度算出ブロック7Bは、時々刻々、現在時刻より過去に通過した車両M台(Mを直近通過台数と呼び、パラメータとする)の速度平均(VM)を算出する。平均速度算出ブロック7Bは、地点2を通過した個々の車両の地点間通過速度を使って平均速度VMを算出する。この時々刻々の平均速度VMの算出は、車両が地点2を通過する毎に実行してもよいし、一定時刻毎(例えば0.5秒毎)に実行しても良い。
図9は、平均速度算出ブロック7Bの算出結果を説明するための図で、車両が地点2を通過する毎に平均速度VMの算出を実行している場合の例である。図9の(D)列には、地点間通過速度演算ブロック7Aで計算した個々の車両の地点間通過速度V1〜V5,V7を示す。図9の(E)列には、各車両の平均速度VM1〜VM5,VM7を示す。
図9において、車両番号7の車両が地点2を通過した時刻0:00:X7での平均速度VM7は、直近通過台数Mを5台と設定した場合に、直近に通過した車両5台の地点間通過速度V7,V5,V4,V3,V2の平均を計算した値である。車両番号6の車両は、時刻0:00:X7では地点2に到達していないことを示している。
前述したように、直近通過台数M台のMの値はパラメータであり、適用する道路に対応して決定される。実験した道路では、直近通過台数Mの値は、10台程度で良いという結果が確認されている。これは、適用する道路の交通量などに依存すると推定される。直近通過台数Mの値を大きくすると、異常の判定が遅くなる。
渋滞異常判定ブロック7Cは、平均速度算出ブロック7Bで算出した平均速度VMと渋滞判定閾値速度VBとを比較し、比較結果が「VM<VB」の場合に、渋滞状態であると判定する。
(システムの動作)
以上のような構成の道路交通情報システムにおいて、図2、図4のフローチャート、及び図11〜13を参照してシステムの動作を説明する。
本実施形態のシステムでは、図2に示すように、例えば道路3のカーブしている区間、即ち見通し不良区間の上流の地点1に設置されたアンテナを有するアップリンク情報収集装置1A、及び地点2に設置されたアンテナを有するアップリンク情報収集装置1Bがそれぞれ設けられている。ここで、道路3を走行する車両2が地点1を通過するときに、アップリンク情報収集装置1Aは、車両2に搭載された車載器20から無線通信により送信されるアップリンク情報を収集する(ステップS1)。
アップリンク情報収集装置1Aは、収集したアップリンク情報を無線通信装置10を介して路側処理装置4に伝送する。路側処理装置4では、アップリンク情報処理部5は、アップリンク情報収集装置1Aにより収集されたアップリンク情報を受信し、車両ID情報(匿名LID情報)により、通過した車両2を特定する(ステップS2)。
ここで、地点1通過データ処理ブロック5Aにより処理されるアップリンク情報には、車載器20の車両ID情報、アップリンク情報を受けた時刻(地点1の通過時刻)、及び地点1を通過した車両2の通し番号が含まれている。アップリンク情報処理部5は、アップリンク情報を受けた時刻(地点1の通過時刻)から時間の計測を開始する(ステップS3)。
ここで、車両2が地点2を通過した場合には、地点2通過データ処理ブロック5Bは、地点2を通過した車両2からアップリンクした情報を処理し、地点2を通過した車両2に搭載されている車載器20の車両ID情報、アップリンク情報を受けた時刻(地点2の通過時刻)、及び地点2を通過した車両2の通し番号を含む情報100Bを生成する(ステップS4のYES,S5)。
車両ID整合判定ブロック5Cは、地点1と地点2を通過した車両2の車両ID情報の整合性、即ち地点1と地点2を同一の車両2が通過したか否かを判定する。渋滞判定部7は、車両ID整合判定ブロック5Cで整合された車両に対して、前述したように、平均速度VMを算出する(ステップS6)。渋滞判定部7は、図10に示すように、平均速度VMと渋滞判定閾値速度VBとを比較し、比較結果が「VM<VB」の場合に、渋滞状態であると判定する(ステップS7のYES,S9)。
ここで、図10において、速度値VLは、道路3の制限速度を示す。速度値VDは、一般的に道路3での混雑・渋滞と判定される渋滞判定値である。本実施形態の渋滞判定閾値速度VBは、当該渋滞判定値VDより高い値とする。この渋滞判定閾値速度VBはパラメータであり、適用する道路に対応して決定される。
ここで、例えば60Km/hの制限速度の道路では、一般的に、車両の走行速度が40Km/h以下の場合には、混雑・渋滞と判定している場合が多い。この道路に適用する場合、渋滞判定閾値速度VBは、渋滞判定値VDである40Km/hより高い値とする。但し、道路には制限速度VLがあるため、図10に示すように、渋滞判定閾値速度VBは、制限速度VLと混雑・渋滞判定速度VDとの間の値をとる。現在、道路の情報板などで渋滞情報が表示されている。これらの渋滞情報は、一般的に1分間の平均速度が混雑・渋滞判定速度以下になった場合、渋滞の情報が表示される。例えば2車線の高速道路では、交通量の多い時間帯では、1分間に50台以上の車両が走行する場合がある。
本実施形態では、直近通過台数M台のMの値は、50台以下の10台程度の値とし、早いタイミングで渋滞の判定が可能である。即ち、本実施形態では、渋滞判定閾値速度VBを混雑・渋滞判定速度VDより高い値とし、直近通過台数Mの値を適正化することにより、現在の渋滞情報より早いタイミングで渋滞を判定することが可能となる。
一方、車両2が地点1を通過後、規定の時間(遅延判定値Ta)内に地点2を通過しない場合には、車線封鎖判定部6は、突発の事故などにより車線封鎖の状態が発生していると判定する(ステップS4のNO,S8)。具体的には、図11,12に示すように、例えばトンネル300内において、事故車200により車線封鎖の状態が発生し、走行していた車両2A,2Bがトンネル300内で走行不能になり、地点2(トンネル300の出口)を通過できない状態である。図11,12は、トンネル300の入口(上流地点1)と出口(下流地点2)にアップリンク情報収集装置1A,1Bを設置し、見通し不良のトンネル区間を異常検知区間Lとした場合の具体例である。
以上のようにして、路側処理装置4は、アップリンク情報収集装置1A,1Bにより収集されたアップリンク情報に基づいて、2つの地点1,2間を異常検知区間Lとして、道路交通状況の異常、具体的には車線封鎖または渋滞状態の発生の有無を判定する。路側処理装置4は、図2に示すように、道路3の近傍に設置された情報表示装置9に車線封鎖または渋滞状態の発生を知らせる情報を表示する。これにより、道路3を走行中の車両のドライバは、走行方向の前方で車線封鎖または渋滞状態が発生していることを認識することが可能となり、例えば速度を下げて、渋滞末尾車などへの衝突を未然に防止することが可能となる。
図3は、本実施形態に相当する地点1,2間の区間において、複数のカメラ30を設置し、画像処理装置31により、車線封鎖または渋滞状態の発生を判定するシステムである。本実施形態のシステムは、高コストのカメラ30や画像処理装置31を使用することなく、例えばETC車載器などの車載器20からのアップリンク情報を収集することにより、車線封鎖または渋滞状態の発生を判定することができる。
(アップリンクミス処理)
前述したように、本実施形態のシステムにより、地点1,2間を異常検知区間Lとして、この区間を走行する車両からアップリンク情報を収集することにより、通過時間又は平均速度に基づいて、車線封鎖の状態あるいは渋滞状態の発生を判定することができる。これにより、図12に示すように、例えばトンネル300内において、突発事故などにより車線封鎖の状態あるいは渋滞状態が発生した場合に、それらの状態を検知して、情報表示装置9に表示して、走行中の車両に知らせることができる。
ところで、実際の道路交通状況下では、車載器20からのアップリンクが正常に動作せずに、車載器20からアップリンク情報を収集できない状態(アップリンクミスと呼ぶ)が頻繁に発生する。このアップリンクミスは、電波通信の分野では周知の現象である。
アップリンクミスには、各種の原因が考えられる。本実施形態の背景である道路交通状況下では、図13に示すように、トンネル300内において、大型車2Cの陰になる車線を走行する車両2Bから車両ID情報を含むアップリンク情報を、アップリンク情報収集装置1Bが収集できない場合である。即ち、本実施形態では、アップリンクミスは、いわゆる陰になる現象であるシャドーイングによる原因で発生することが最も多いと推定される。
アップリンクミスが発生すると、地点1を正しくアップリンクして通過した車両が、実際には地点2も通過しているにもかかわらず、地点2を通過していないと判定される可能性がある。ここで、地点1を通過した車両がある時間を経過しても地点2を通過しない原因として、前述の地点1,2間での車線封鎖あるいは地点2でのアップリンクミスのいずれが原因であるのかは、リアルタイムのシステムで即時に判断することは容易でない。
そこで、本実施形態のシステムは、1台の車両だけでなく、連続して複数の車両(N台)を判定対象として設定し、これらのN台の車両が規定の時間(遅延判定値)を経過しても地点2を通過しない場合は、地点1,2間で異常(車線封鎖)が発生したと判定する。
以下、本実施形態のシステムでのアップリンクミス処理を具体的に説明する。
まず、図5に示すように、アップリンク情報処理部5で生成された情報100Aにおいて、車両番号3の車両ID(CCCCC)は、地点2でアップリンクした車両の車両IDと一致する車両IDがないことを示している。これは、地点2を通過する時に、シャドーイングなどでアップリンクミスが発生した例である。また、アップリンク情報処理部5で生成された情報100Bにおいて、地点2を通過した車両番号m+5の車両の車両ID(XXXXX)は、地点1でアップリンクした車両IDと一致する車両IDがないことを示している。これは、地点2を通過した車両番号m+5の車両が、地点1を通過した時にアップリンクミスが発生した例である。この場合、地点2を通過した車両番号m+5の車両からのアップリンク情報に関しては、以後使用しないことになる。
本実施形態のシステムは、前述の判定対象とするN台の車両において、N台を遅延車台数と呼び、このN値は適用する道路に応じたパラメータである。ここで、パラメータNを「4」と設定した場合に、図8に示す例では、車両番号3〜6の4台の車両が遅延判定時刻になっても地点2を通過しないため、車線封鎖異常判定ブロック6Cは、時刻0時00分26秒で車線封鎖と判定する。
パラメータNの値は、適用する道路におけるアップリンクミスの確率と、システムのリアルタイム性の観点から決定される。アップリンクミスの確率の観点について、実際の2車線の自動車専用道路で測定した結果について説明する。
具体例として、交通量の多い首都圏の自動車専用道路にアップリンク情報収集装置を設置し、アップリンクミスの確率を測定した結果は、3〜5%程度であった。また、3台連続してアップリンクミスが発生することが確認された。しかし、4台連続してアップリンクミスは発生しないという測定結果が確認された。この測定結果に基づいて、パラメータNの値を「4」と設定することにより、地点1を通過した車両がある時間を経過しても地点2を通過しない原因として、地点1,2間での車線封鎖が原因であると判定することができる。
次に、アップリンクミスの確率が5%の場合に、統計的に連続してアップリンクミスとなる確率の検討を実施した。首都圏の高速道路では、多いときに1日約5万台の車両が走行すると推定される。ETC車載器を搭載した車両を80%と仮定すると、1日4万台のETC車載器搭載の車両が走行することになる。この場合、アップリンクミスの確率を5%と仮定した場合、1日2000台(回)というアップリンクミスが頻繁に発生することになる。
2台連続してアップリンクミスの確率は、5%の2乗を計算すると、1日100回という値になる。3台の車両が連続して走行しているときのアップリンクミスする確率は、5%の3乗を計算すると、1日5回という値になる。実際の道路で測定した結果と、この計算結果とはほぼ同じ結果であった。従って、4台連続してアップリンクミスが発生する確率は、上記の確率計算でわかるように1日で発生しないことは明らかである。従って、適用する道路では、遅延車台数であるパラメータNの値としては、「4」が妥当な値と推定できる。
次に、システムのリアルタイム性の観点では、遅延車台数Nの値を大きくすればするほど、車線封鎖検出の正確さは増すが、判定するまでの時間がかかりリアルタイム性が損なわれることになるのは明らかである。突発の事故による車線封鎖が発生した場合、極力早く車線封鎖を検知し、後続の車両に通知する必要がある。事故発生後、例えば5分から10分の間に、地点2を車両が通過しないから車線封鎖と判断してもシステムとしてはリアルタイム性が欠けたものになる。交通量が多い場合、5分から10分という経過時間は、図2に示す情報提供地点9まで渋滞となり、情報提供地点9で情報提供しても意味がなくなる可能性がある。
そこで、システムのリアルタイム性の観点からは、パラメータNの値は極力小さな値であることが望ましい。従って、この観点からもパラメータNの値としては、「4」が妥当な値と推定できる。
以上要するに本実施形態のシステムであれば、アップリンクミスを考慮した複数台の車両を判定対象として、各車両からのアップリンク情報に基づいて道路交通状況の異常である車線封鎖及び渋滞状態を確実に判定することができる。これにより、道路交通状況の異常の発生情報を、低コストでかつ短時間で提供できる道路交通情報サービスのシステムを実現することが可能となる。従って、正確さとリアルタイム性を確保し、車線封鎖判定機能と渋滞判定機能を有する道路交通情報システムの構築が可能となる。
なお、本実施形態では、便宜的に道路の近傍に設置するアップリンク情報収集装置の地点を2カ所としたが、事故の発生しやすい見通し不良区間が数百m〜数キロと言う長区間に及ぶ場合には、アップリンク情報収集装置を適宜増加することが望ましい。この場合、複数のアップリンク情報収集装置を適所に配置して検知区間をブロック化し、上流から下流に向かってチェーンのように各々隣接する2台のアップリンク情報収集装置間をそれぞれ地点1,2として扱うことにより、車線封鎖判定及び渋滞判定の処理を行うことができる。
(応用例)
図14及び15は、本実施形態のシステムを、土砂崩れが発生する可能性のある道路に適用した応用例を示す図である。
即ち、図14に示すように、例えば山間部などにおいて、土砂崩れ400が発生する可能性のある道路3において、その区間にアップリンク情報収集装置1A,1Bを設置して、本実施形態のシステムを適用する。図15に示すように、道路3上に土砂崩れ500が発生すると、道路が遮断される。このような災害が発生した場合、本実施形態のシステムを適用すれば、2地点のアップリンク情報収集装置1A,1Bからのアップリンク情報の収集に基づいて、災害などによる道路遮断を検知することが可能となる。
即ち、災害などによる道路遮断も、前述の車線封鎖の状態に相当する想定できるため、本実施形態のシステムの車線封鎖判定機能を活用できる。また、本実施形態の情報表示装置9を設置することにより、土砂崩れの情報を発生場所の上流で走行中の車両に情報提供できる。
更に、図15に示すような災害が発生した時に、土砂500の中に車両が埋まっていないかの判断が可能である。即ち、本実施形態のシステムにより、地点1を通過した車両が地点2を通過していない場合、その車両が土砂500に埋まっている可能性があることを判定できる。これにより、土砂500の中に埋まっている車両に乗っている人を、早期に救助できるなどの効果がある。この場合、アップリンク情報収集装置を2地点だけでなく、3地点以上設置すれば、どこの地点間で車両が埋まっているかの場所を正確に特定することが可能となる。
以上のように本実施形態のシステムを応用することにより、土砂くずれなどによる道路遮断を検知して、短時間で道路管理部署などに連絡できる。道路遮断された場所の上流に位置する車両に対して、道路遮断の情報を提供することができる。さらに、道路遮断された場所において、土砂に車両が埋まっているか否かの判定を行うことが可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関する道路交通情報システムの要部を示すブロック図。 本実施形態に関するシステムの概要を説明するための図。 本実施形態に関するシステムにおいて、従来のシステムとの相違を説明するための図。 本実施形態に関する道路交通情報システムの動作を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関するアップリンク情報処理部により生成される情報の一例を示す図。 本実施形態に関するアップリンク情報処理部により生成される情報の一例を示す図。 本実施形態に関する遅延判定時刻の演算結果の一例を示す図。 本実施形態に関する遅延判定結果の一例を示す図。 本実施形態に関する平均速度の算出結果の一例を示す図。 本実施形態に関する渋滞状態の判定動作を説明するための図。 本実施形態に関する車線封鎖判定動作を説明するための図。 本実施形態に関する車線封鎖判定動作を説明するための図。 本実施形態に関するアップリンクミス処理を説明するための図。 本実施形態に関するシステムの応用例を説明するための図。 本実施形態に関するシステムの応用例を説明するための図。
符号の説明
1A,1B…アップリンク情報収集装置、2…車両、3…道路、
4…路側処理装置(道路交通判定装置)、5…アップリンク情報処理部、
5A…地点1通過データ処理ブロック、5B…地点2通過データ処理ブロック、
5C…車両ID整合判定ブロック、6…車線封鎖判定部、
6A…遅延判定時刻演算ブロック、6B…遅延判定ブロック、
6C…車線封鎖異常判定ブロック、7…渋滞判定部、
7A…地点間通過速度演算ブロック、7B…平均速度算出ブロック、
7C…渋滞異常判定ブロック、9…情報表示装置、10…無線通信装置、20…車載器、
300…トンネル。

Claims (10)

  1. 道路上またはその近傍の第1の地点と第2の地点のそれぞれに配置されて、道路を走行する車両に搭載された車載器から、当該車両を特定する情報を含むアップリンク情報を無線通信により収集する情報収集手段と、
    前記第1の地点及び前記第2の地点を通過する車両から前記情報収集手段により収集されたアップリンク情報、前記第1及び第2の地点間の走行距離、及び前記第1の地点の通過時点を基準とする経過時間を示す時間情報に基づいて、前記道路上の交通状態を判定する道路交通判定手段とを有し、
    前記道路交通判定手段は、
    前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点を通過してから、判定基準時間内に前記第2の地点を通過しない場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が封鎖状態であると判定する車線封鎖判定手段と、
    前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点から前記第2地点を通過するまでの通過時間及び前記走行距離に基づいて走行速度を算出し、当該走行速度が判定基準速度より遅延した速度の場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が渋滞状態であると判定する渋滞判定手段と
    を含む構成であることを特徴とする道路交通情報システム。
  2. 前記渋滞判定手段は、
    前記アップリンク情報に基づいて所定の台数の車両を特定する手段と、
    前記各車両が前記第1の地点から前記第2の地点を通過するまでの通過時間及び前記走行距離に基づいて、前記各車両の走行速度を算出する手段と、
    前記各車両の走行速度から平均走行速度を算出する手段と、
    前記平均走行速度が判定基準速度より遅延した速度の場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が渋滞状態であると判定する判定手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の道路交通情報システム。
  3. 前記車線封鎖判定手段は、
    前記アップリンク情報に基づいて所定の台数の車両を特定する手段と、
    前記各車両の一部又は全部が前記第1の地点を通過してから判定基準時間内に前記第2の地点を通過しない場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が封鎖状態であると判定する判定手段と
    を含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の道路交通情報システム。
  4. 前記情報収集手段は、前記車両に搭載された車載器からランダムに生成される匿名識別情報を含む前記アップリンク情報を収集し、
    前記道路交通判定手段は、前記匿名識別情報に基づいて前記車両を特定する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の道路交通情報システム。
  5. 前記道路交通判定手段は、
    前記情報収集手段により前記第1及び第2の地点のそれぞれで収集された前記匿名識別情報を照合して、前記特定された車両が前記第1及び第2の地点間を通過したことを判定する車両ID整合判定手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の道路交通情報システム。
  6. 前記車線封鎖判定手段及び前記渋滞判定手段のそれぞれにより判定された判定結果を、前記道路上またはその近傍で、指定された複数の地点に配置された情報表示装置を介して提供する情報提供手段を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の道路交通情報システム。
  7. 前記所定の台数の車両は、前記情報収集手段により前記アップリンク情報を収集できないアップリンクミスの発生確率に基づいて設定されるパラメータ値であることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の道路交通情報システム。
  8. 道路上またはその近傍の第1の地点と第2の地点のそれぞれに配置されて、道路を走行する車両に搭載された車載器から、当該車両を特定する情報を含むアップリンク情報を無線通信により収集する情報収集手段と、
    前記第1の地点及び前記第2の地点を通過する車両から前記情報収集手段により収集されたアップリンク情報、前記第1及び第2の地点間の走行距離、及び前記第1の地点の通過時点を基準とする経過時間を示す時間情報に基づいて、前記道路上の交通状態を判定する道路交通判定手段とを有する道路交通情報システムに適用する異常判定方法であって、
    前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点を通過してから、判定基準時間内に前記第2の地点を通過しない場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が封鎖状態であると判定する車線封鎖判定処理と、
    前記アップリンク情報に基づいて特定された車両が前記第1の地点から前記第2地点を通過するまでの通過時間及び前記走行距離に基づいて走行速度を算出し、当該走行速度が判定基準速度より遅延した速度の場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が渋滞状態であると判定する渋滞判定処理と
    を含む手順を実行することを特徴とする異常判定方法。
  9. 前記渋滞判定処理は、
    前記アップリンク情報に基づいて所定の台数の車両を特定する処理と、
    前記各車両が前記第1の地点から前記第2の地点を通過するまでの通過時間及び前記走行距離に基づいて、前記各車両の走行速度を算出する処理と、
    前記各車両の走行速度から平均走行速度を算出する処理と、
    前記平均走行速度が判定基準速度より遅延した速度の場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が渋滞状態であると判定する処理と
    を含む手順を実行することを特徴とする請求項8に記載の異常判定方法。
  10. 前記車線封鎖判定処理は、
    前記アップリンク情報に基づいて所定の台数の車両を特定する処理と、
    前記各車両の一部又は全部が前記第1の地点を通過してから判定基準時間内に前記第2の地点を通過しない場合には、前記第1及び第2の地点間の車線が封鎖状態であると判定する処理と
    を含む手順を実行することを特徴とする請求項8または請求項9のいずれか1項に記載の異常判定方法。
JP2008119064A 2008-04-30 2008-04-30 道路交通情報システム及び異常判定方法 Active JP5017170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008119064A JP5017170B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 道路交通情報システム及び異常判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008119064A JP5017170B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 道路交通情報システム及び異常判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009271596A true JP2009271596A (ja) 2009-11-19
JP5017170B2 JP5017170B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=41438117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008119064A Active JP5017170B2 (ja) 2008-04-30 2008-04-30 道路交通情報システム及び異常判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017170B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180078688A (ko) * 2016-12-30 2018-07-10 남서울대학교 산학협력단 LiFi와 TPEG 기술을 적용한 교통정보 수집 시스템 및 그 방법
CN114078327A (zh) * 2020-08-20 2022-02-22 浙江宇视科技有限公司 道路拥堵状态检测方法、装置、设备和存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003203293A (ja) * 2002-11-18 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp 車載通信装置及び路車間光通信装置
JP2003288696A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 走行支援道路システム
JP2005267505A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Fujitsu Ltd 交通管理システム
JP2006202199A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Mitsubishi Electric Corp 路車間通信システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003288696A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 走行支援道路システム
JP2003203293A (ja) * 2002-11-18 2003-07-18 Mitsubishi Electric Corp 車載通信装置及び路車間光通信装置
JP2005267505A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Fujitsu Ltd 交通管理システム
JP2006202199A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Mitsubishi Electric Corp 路車間通信システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180078688A (ko) * 2016-12-30 2018-07-10 남서울대학교 산학협력단 LiFi와 TPEG 기술을 적용한 교통정보 수집 시스템 및 그 방법
KR101934314B1 (ko) * 2016-12-30 2019-01-02 남서울대학교 산학협력단 LiFi와 TPEG 기술을 적용한 교통정보 수집 시스템 및 그 방법
CN114078327A (zh) * 2020-08-20 2022-02-22 浙江宇视科技有限公司 道路拥堵状态检测方法、装置、设备和存储介质
CN114078327B (zh) * 2020-08-20 2023-01-24 浙江宇视科技有限公司 道路拥堵状态检测方法、装置、设备和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5017170B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8265987B2 (en) Road-vehicle communication system
CN108806296B (zh) 基于车路协同的道路交通事件检测预警方法及检测预警系统
US10510249B2 (en) Safety driving assistant system, vehicle, and program
EP2234083B1 (en) Road-vehicle communication system
JP2017142588A (ja) 渋滞箇所情報提供のための装置、方法、及びプログラム
JP2009193212A (ja) 道路交通情報システム
CN112289054A (zh) 道路安全预警方法、obu、rsu、mec设备及系统
JP4580995B2 (ja) 道路交通管制システム
JP2010086070A (ja) 道路交通情報提供システム及び方法
JP2011186940A (ja) 道路交通情報提供システム及び方法
US20200294432A1 (en) Advertisement display device, vehicle, and advertisement display method
US20210287532A1 (en) Apparatus and method for providing risk information by using mobile id group information
JP2008084003A (ja) 車両用運転支援システム
KR101712615B1 (ko) 차량 정체 알림 장치
JP5317947B2 (ja) 交通流計測システム、車載器及び路側通信装置
JP2005352615A (ja) プローブカーを用いた交通量管理エリアの交通量制御システム及びプローブカー情報収集配信センタ
JP5017170B2 (ja) 道路交通情報システム及び異常判定方法
JP4321143B2 (ja) 車両検知方法、車両検知システム、車両検知装置、車両検知用プログラム
JP2013020524A (ja) 渋滞情報提供装置及び渋滞情報提供方法
JP6229905B2 (ja) 逆走防止システム
JP2012160126A (ja) 情報処理装置、運転支援装置および車両制御装置
KR20190007712A (ko) 위험 교통류 정보 제공 시스템 및 그 방법
JP5029378B2 (ja) 交通渋滞検知方法、システムおよびプログラム
JP4128962B2 (ja) 道路交通管制システム
KR102244321B1 (ko) 차량의 전방 교통정보 제공 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5017170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350