JP2009269739A - ガスボンベ移送装置 - Google Patents

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博行 明石
Yasuhiro Fujisawa
靖寛 藤沢
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Abstract

【課題】垂直な姿勢でガスボンベを安全且つ自動的に移送すること。
【解決手段】移送路に複数のボンベ載置台を配列し、第1の規制部材でガスボンベの胴部を規制した状態で移動支持部材でガスボンベの底面を突き上げる。次いで前記第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制すると共に第1の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制したまま、移動手段により移動支持部材を介して当該ガスボンベを下流側のボンベ載置台の上方に移動させ、下流側の第1の規制部材で当該ガスボンベの胴部を規制する。しかる後、第2の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、移動支持部材を前記ボンベ載置台よりも低い位置まで下降させてガスボンベを下流側のボンベ載置台に載置すると共に、前記第2の規制部材及び移動支持部材を上流側に戻す。
【選択図】図6

Description

本発明は、垂直な姿勢でガスボンベを移送するガスボンベ移送装置に関する。
従来、ある区域からガス充填場までガスボンベを移送するのに台車を用いてガスボンベを運んでいた。このためガスボンベを台車に載せる作業と、台車をガス充填場まで運ぶ作業と、台車からガスボンベを下ろす作業とを人力で行わなければならず、種々の区域からガス充填場までガスボンベを移送するにあたって作業性が非常に悪かった。また台車に対してガスボンベの積み下ろしを行う際には、ガスボンベを手で転がして運ぶため、ガスボンベが不安定となる場合があり、腰を痛めてしまうというおそれがある。また起立したボンベが作業者の不注意あるいは地震などで倒れ、作業者が怪我をしてしまうといったおそれもある。
一方、特許文献1にはガス充填部の床面に多数の転動ローラを配置してボンベ搬送路を構成し、このボンベ搬送路の側部にガイド柵を立設すると共に、当該ガイド柵に移送具案内レールをボンベ搬送路に沿って配置し、さらにこの移送具案内レールにボンベ移送具を装着した構成にあるガスボンベの移送装置が記載されている。この装置では大きな人力を要することなく垂直な姿勢でガスボンベを移送することができるが、ガス充填部の底面に設けられた多数の転動ローラによってガスボンベを移動させているためガスボンベの重心が非常に不安定であり、移送中にガスボンベが倒れてしまうといったおそれがある。
特開平7−125821号公報
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は垂直な姿勢でガスボンベを安全且つ自動的に移送することができるガスボンベ移送装置を提供することにある。
本発明は、垂直な姿勢でガスボンベを移送するガスボンベ移送装置であって、
前記ガスボンベの移送路に沿って配置され、前記ガスボンベの底面両側部を支持するために当該移送路の両側に分離して設けられたボンベ載置台と、
このボンベ載置台の間に前記ボンベ載置台よりも高い位置と低い位置との間で昇降自在に設けられ、前記ガスボンベの底面を支持して下流側のボンベ載置台に移送する移動支持部材と、
前記移送路に沿って複数設けられると共に、前記ガスボンベの胴部を規制するために互いに接離自在な第1の規制部材と、
前記移送路に沿って複数設けられると共に、前記ガスボンベの胴部を規制するために互いに接離自在な第2の規制部材と、
前記移動支持部材及び前記第2の規制部材の両方を、前記移送路に沿って同時に移動させる移動手段と、
前記第1の規制部材でガスボンベの胴部を規制し、前記移動支持部材でガスボンベの底面を突き上げて当該移動支持部材を前記ボンベ載置台よりも高い位置まで上昇させ、次いで前記第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制するステップと、
前記第1の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、前記第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制したまま、前記移動手段に移動支持部材を介して当該ガスボンベを下流側のボンベ載置台の上方に移動させ、下流側の第1の規制部材で当該ガスボンベの胴部を規制するステップと、
前記第2の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、前記移動支持部材を前記ボンベ載置台よりも低い位置まで下降させてガスボンベを下流側のボンベ載置台に載置するステップと、
その後前記移動手段により前記第2の規制部材及び移動支持部材を上流側に戻すステップと、を実行するための制御部と、を備えたことを特徴とする。
前記第1の規制部材や第2の規制部材は、ガスボンベを前記移送路の左右両側から挟むように進退自在に構成することが好ましい。
本発明は、前記移送路に沿って順次並ぶn(nは2以上の整数)個の第2の規制部材とn個の移動支持部材とが互いに連動して同時に移送路に沿って移動する構成を採用することができ、この場合、前記n個の第2の規制部材とn個の移動支持部材との組が移送路に沿って複数配置されている構成を採用することができる。
本発明によれば、移動支持部材でガスボンベの底面を支持して移送する際、移動支持部材と共にガスボンベの胴部を規制する一対の第2の規制部材も同時に移動するため、移送中にガスボンベが倒れるといったおそれがない。また一対のボンベ載置台でガスボンベの底面を支持して待機している間は、一対の第1の規制部材によってガスボンベの胴部が規制されるため、待機中においてもガスボンベが倒れるといったおそれがない。従って垂直な姿勢でガスボンベを安全且つ自動的に移送することができ、作業者の負担を大幅に軽減できる。
本発明の実施の形態にかかるガスボンベ移送装置について図1から図5を参照しながら説明する。図1、図2、図3、図4及び図5はガスボンベ移送装置1の縦断面正面図、縦断面側面図、横断面上面図、斜視図及び底部斜視図である。なお、図3は図4においてガスボンベ移送装置1をA−A’線に沿って切っている。この実施の形態は、ガスボンベGの移送路に沿って並ぶ多数のボンベ載置台の各々に載置されたガスボンベGの各々を、一つ下流側のボンベ載置台に移動するものであるが、その一例として互いに前後する3本のガスボンベを同時に下流側にまとめて移動させる構成を例にとって説明する。また図面の簡素化を図るために3本のガスボンベを同時に下流側にまとめて移動させる機構が移送路に1個だけ配置されている場合を例にとって説明する。
図3及び図5中の10a,10bはガスボンベGの移送路上に平行に配置された、前記ガスボンベGの底面両端部を支持する一対のボンベ載置台である。この一対のボンベ載置台10a,10bは、この形態ではガスボンベGを移送する方向に3つに分割されており、これら分割された一対のボンベ載置台11a,11b、12a,12b、13a,13bによって移送路が形成されている。図3及び図5に示すように各ボンベ載置台11a,11b、12a,12b、13a,13bの上面両端部にはガスボンベGの下側面を規制する規制部材21a,21b、22a,22b、23a,23bが各々設けられている。またこの一対のボンベ載置台11a,11b、12a,12b、13a,13bは移送路に沿って並行に配置された保持部材14a,14bによって保持されており、この保持部材14a,14bの一端側は移送路上端側に設けられたガスボンベGを載置する載置板30に接続されていると共に、他端側は移送路に対して直交する方向に床板31の上に立設した支持板32によって支持されている。
図3及び図4に示すように前記載置板30は一対のボンベ載置台10a,10bを挟んで前後に移送路に沿って並行に配置された一対の枠部材33a,33bによって支持されており、この枠部材33a,33bの一端側は床板31の上に立設した支柱34によって支持されていると共に、他端側は前記支持板32に接続されている。
図3及び図4に示すように前記載置板30の上面両側には移送路にガスボンベGを案内する案内路を形成する案内板35a,35bが設けられている。この案内板35,35bは移送路に向かうに従って案内路が狭くなるように設置されている。また図4に示すように前記支持板32には凹部36が形成されており、後述するように移動支持部材40に載置されているガスボンベGをトラバーサー装置8の外側載置部83a,83bに載置する際に、当該移動支持部40が支持板32にぶつからないようになっている。
一対のボンベ載置台10a,10bの間には前記ガスボンベGの底面を支持する移動支持部材40が設けられている。この移動支持部材40は前記ボンベ載置台10a,10bと略同じ長さにあり、この形態では前記ボンベ載置台10a,10bと同じようにガスボンベGを移送する方向に3つに分割されている。これら分割された移動支持部材40a,40b,40cの上面両端部にはガスボンベGの下側面を規制する規制部材41a,41b,41cが各々設けられている。図1及び図2に示すように前記移動支持部材40は固定部材42によって支持固定されている。前記固定部材43は駆動軸43を介して昇降シリンダ機構44に接続されており、この昇降シリンダ機構44によって駆動軸43をZ軸方向に上下動させることで前記移動支持部材40が昇降するようになっている。これによりボンベ載置台11a,11b、12a,12b、13a,13bに載置されているガスボンベGは当該ガスボンベGの下方側から上昇してきた移動支持部材40a,40b,40cによって受け取られることになる。
図1、図2及び図4に示すように前記昇降シリンダ機構44は、スライド板45の上に載置されており、このスライド板45の下面側には底板47の上に移送路に沿って並行に敷設されたレール48a,48bに嵌合する嵌合部49a,49bが設けられている。図1及び図2に示すように前記底板47は床板31の上に立設した支柱50によって支持されている。また前記スライド板45は固定軸51を介して前記床板31の上に設けられた移動シリンダ機構52に接続されており、この移動シリンダ機構52によって固定軸51を図中のX軸方向に動かすことでスライド板45が嵌合部49a,49bを介してレール48a,48b上を移動するようになっている。これにより移動支持部材40a,40b,40cに載置されているガスボンベGは移送路に沿って移動することになる。なお、図1に示すように前記底板47において固定軸51が移動する領域は刳り貫かれて開口部53が形成されており、当該固定軸51は開口部53を介してスライド板45に接続される。
また図1、図2及び図4に示すようにガスボンベGの移送路の上方側には、前記前記ガスボンベGの胴部を規制する一対の第2の規制部材60が前記移送路を挟んで互いに対向して設けられている。この形態では前記移動支持部材40がガスボンベGを移送する方向に3つに分割され、分割された各領域でガスボンベGの底面を支持するため、各領域に対応する位置に一対の第2の規制部材である移動チャック60が夫々設けられている。これら3つの移動チャック60a,60b,60cは伸長自在なシリンダロッド61a,61b,61cを介して電気サーボモータを備えた直動式のシリンダ機構62a,62b,62cに夫々接続されている。これら3つのシリンダ機構62a,62b,62cは一端側が上方に曲ったL字型状の水平プレート63a,63bに支持固定されている。
図1、図3及び図4に示すように前記水平プレート63aは前記スライド板45から前記保持部材14a,と前記枠部材33aとの間の空間Sを介して所定の高さ位置まで延びた移動支柱64a,64bによって支持されている。また前記水平プレート63bは前記スライド板45から前記保持部材14bと前記枠部材33bとの間の空間Sを介して前記移動支柱64a,64bと同じ高さ位置まで延びた移動支柱65a,65bによって支持されている。このように前記移動チャック60a,60b,60cは水平プレート63a,63b及び移動支柱64a,64b、65a,65bを介してスライド板45に接続されることで、前記移動支持部材50と前記移動チャック60a,60b,60cとが連動して、移送路に沿って同時に移動することになる。つまり後述するように移動支持部材40a,40b,40cでガスボンベGの底面を支持すると共に、一対の移動チャック60a,60b,60cで当該ガスボンベGの胴部を規制しながらガスボンベGが移動することになる。
また図1、図2及び図4に示すように前記移動チャック70a,70b,70cの上方側には前記前記ガスボンベGの胴部の周面を規制する一対の第1の規制部材である固定チャック60が前記移送路を挟んで互いに対向して設けられている。これら3つの固定チャック70a,70b,70cは伸長自在なシリンダロッド71a,71b,71cを介して電気サーボモータを備えた直動式のシリンダ機構72a,72b,72cに夫々接続されている。これら3つのシリンダ機構72a,72b,72cは起立部材74a,74bに支持固定されており、この起立部材は74a,74bに上端部が内方に曲ったL字型状のカバー部材73a,73bに設けられている。
図1、図2及び図4に示すように前記カバー部材73aは前記床板31の上に立設した固定支柱75a,75bによって支持されており、前記カバー部材73bは前記床板31の上に立設した固定支柱76a,76bによって支持されている。なお、この形態では前記ボンベ載置台10がガスボンベGを移送する方向に3つに分割され、分割された各領域でガスボンベGの胴部の周面を支持するため、各領域に対応する位置に一対の固定チャック70a,70b,70cが夫々設けられている。
また図2、図3及び図4に示すように上述したガスボンベ移送装置1にはトラバーサー装置8が併設されている。このトラバーサー装置8について説明する。図中の80は台車であり、この台車80は車輪81により移送路に対して直交する方向に設けられたレール82上に載置され、図示しない駆動部により走行自在となっている。前記台車80の上方側には前記ガスボンベGの底部外周面を支持する一対の外側載置部83a、83bが設けられている。図3及び図5に示すように前記外側載置部83a,83bの上面両端部にはガスボンベGの下側面を規制する規制部材90a,90bが各々設けられている。前記外側載置部83a、83bは台車80の上に立設した支柱84a,84bによって支持されている。
なお、この形態では前記外側載置部83a,83bは前記ボンベ載置台50と同じ高さ位置に設定されている。また前記外側載置部83a,83bの上方側には前記移送路に対して直交する方向に前記ガスボンベGの胴部を左右から規制する一対の固定チャック85a,85bが設けられている。この固定チャック85a,85bは伸長自在なシリンダロッド86a,86bを介して電気サーボモータを備えた直動式のシリンダ機構87a,87bに接続されている。このシリンダ機構87a,87bは連結部材88a,88bに固定されている。前記連結部材88aは前記台車80の上に立設した支柱89aによって支持固定されており、前記連結部材88bは前記台車80の上に立設した支柱89bによって支持固定されている。なお、この形態ではトラバーサー装置8の固定チャック85はガスボンベ移送装置1の固定チャック70と同じ高さ位置に設定されている。
また図1に示すように上述したガスボンベ移送装置1は制御部9を備えており、この制御部9はシリンダ機構62a,62b,62cのシリンダロッド61a,61b,61cの伸長動作、シリンダ機構72a,72b,72cのシリンダロッド71a,71b,71cの伸長動作、昇降シリンダ機構44の駆動軸43の昇降動作及び移動シリンダ機構52の固定軸51の移動動作などを制御し、後述するようにしてガスボンベGを移送する機能を有している。即ちこの制御部9はコンピュータからなり、後述の動作を行うためのステップ群を備えたコンピュータプログラムをメモリ内に記憶している。
次に上述したガスボンベ移送装置1におけるガスボンベGの移送動作について図6から図9を参照しながら説明する。先ず、例えばフォークリフトなどを用いて載置部30の上に空のガスボンベGを載置する。しかる後、作業者によって案内路を経て移送路上端側に位置する一対のボンベ載置台11a,11bにガスボンベGを載置する。こうして一対のボンベ載置台11a,11bに垂直な姿勢で空のガスボンベGが載置されると、上流側に位置する1番目の一対の固定チャック70aによってガスボンベGの胴部が左右から規制される(図6(a))。次に昇降シリンダ機構44によって移動支持部材40aの支持面を前記ボンベ載置台11a,11bの支持面よりも高い位置まで上昇させる(図6(b))。ガスボンベGは固定チャック70aにより胴部を規制した状態で当該固定チャック70aの内面をスライドしながら上昇する。続いてガスボンベGの胴部を規制している前記固定チャック70aの下方側にある一対の移動チャック60aでガスボンベGの胴部を左右から規制する(図6(c))。
その後、ガスボンベGの胴部を規制している前記固定チャック70aを当該ガスボンベGから遠ざかる方向に移動させて、当該固定チャック70aによるガスボンベGの胴部の規制を解除する(図7(a))。次いで前記移動チャック60aによりガスボンベGの胴部が規制されている状態で移動シリンダ機構52によってガスボンベGの胴部を規制している前記移動チャック60aを2番目の一対の固定チャック70bの下方側まで移動させる(図7(b))。しかる後、ガスボンベGの胴部を規制している移動チャック60aの上方側にある前記固定チャック70bでガスボンベGの胴部を左右から規制する(図7(c))。次に前記移動チャック60aを当該ガスボンベGから遠ざかる方向に移動させて、当該移動チャック60aによるガスボンベGの胴部の規制を解除する(図8(a))。このようにガスボンベGの胴部を常に移動チャック60a及び前記固定チャック70bのいずれかで規制することにより、ガスボンベGが倒れることが防止される。
続いて昇降シリンダ機構44によって前記移動支持部材40aの支持面を一対のボンベ載置台12a,12bの支持面よりも低い位置まで下降させる(図8(b))。ガスボンベGは固定チャック70bにより胴部を規制した状態で当該固定チャック70bの内面をスライドしながら下降する。こうしてガスボンベGは移動支持部材40bからボンベ載置台12a,12bに受け渡されることになる。その後、当該ガスボンベGの胴部が固定チャック70bにより規制されている状態で移動シリンダ機構52によってガスボンベGの胴部を規制している固定チャック70bの下方側にある移動チャック60aを、上流側に位置する1番目の固定チャック70aの下方側まで移動させる(図8(c))。こうしてボンベ載置台11a,11bにあるガスボンベGは、下流側のボンベ載置台12a,12bに移送されることになる。またボンベ載置台12a,12bに載置されたガスボンベGは移動チャック60b、固定チャック70b、70c及び移動支持部材40bにおいて上述と同じ動作を行うことで移送路の下流側に位置する3番目のボンベ載置台13a,13bに移送されることになる(図9(a))。
さらにボンベ載置台13a,13bに載置されたガスボンベGは移動チャック60c、固定チャック70c、移動支持部材40c及び固定チャック85a,85bにおいて上述と同じ動作を行うことでトラバーサー装置8の外側載置部83a,83bに移送されることになる(図9(b))。そして外側載置部83a,83bに載置されたガスボンベGは台車80によって所定の場所に移送され(図9(c))、ガスボンベGの上部に設けられた容器弁にガス充填ノズルをセットしてガスの充填が行われる。
以上において、動作の理解を容易にするために1本のガスボンベGの移動について述べているが、3つの移動支持部材40a,40b,40c及び3つの移動チャック60a,60b,60cは一体的に移動するため、例示の装置では3本のガスボンベGが同時に移送されることになる。つまり移送路に並ぶ3つのボンベ載置台(11a,11b)、(12a,12b)、(13a,13b)の各々にガスボンベGが載置されており、これら3本のガスボンベGが同時に一つ下流側のボンベ載置台に移動する(3番目のボンベ載置台上のガスボンベGは外側載置部83a,83bに移動する)ことになる。そしてこのような移送が行われると、1番目のボンベ載置台11a,11bは空きになるので、ここに次のガスボンベGが搬入され、既述の同様の動作が繰り返されていく。
更にこの例では、便宜上3つのボンベ載置台(11a,11b)、(12a,12b)、(13a,13b)だけを移送路に配置しているが、実際には例えば3の整数倍だけボンベ載置台が配列され、互いに一体的に移動する3つの移動支持部材40a,40b,40c及び3つの移動チャック60a,60b,60cの組がボンベ載置台の設置数に応じて配置されており、移送路に配列されたガスボンベGが一斉に一つずつ下流側のボンベ載置台に移動することになる。図10に、上記の組が2組設けられている例を示しておく。
上述の実施の形態によれば、移動支持部材40a,40b,40cでガスボンベGの底面を支持して移送する際、移動支持部材40a,40b,40cと共にガスボンベGの胴部を規制する一対の移動チャック60a,60b,60cも同時に移動するため、移送中にガスボンベGが倒れるといったおそれがない。また一対のボンベ載置台11a,11b、12a,12b、13a,13bでガスボンベGの底面を支持して待機している間は、一対の固定チャック70a,70b,70cによってガスボンベGの胴部が規制されるため、待機中においてもガスボンベGが倒れるといったおそれがない。またこれらの動作は自動で行われるため、ある区域からガス充填場までガスボンベを移送する作業が大幅に改善される。即ち、本発明のガスボンベ移送装置1では、垂直な姿勢でガスボンベGを安全且つ自動的にガス充填場まで移送することができる。
またガスボンベGの移送態様としては、例えば当該移送装置にガスボンベGが並んでおり、この状態で次のガスボンベGの搬入が遅れているときには装置を動作させてもよい。この場合、次のガスボンベGが搬入されるとボンベ載置台の並びに空きが存在することになる。
また上述したガスボンベ移送装置1は図10に示すように縦に複数この例では2つ配列してもよい。この場合、ガスボンベ移送装置1aのボンベ載置台13a,13bに載置されているガスボンベGは移動支持部材40によって、ガスボンベ移送装置2aのボンベ載置台13a,13bに載置されることになる。このように上述したガスボンベ移送装置1は、ある区域からガス充填場までガスボンベ移送装置1が縦に複数設置されることになる。
なお移動チャック60a,60b,60c及び固定チャック70a,70b,70cは、ガスボンベGの胴部を規制する動作は、移送路に直交する方向に限らず移送路の伸びる方向であってもよい。
本発明に係るガスボンベ移送装置を示す縦断面正面図である。 本発明に係るガスボンベ移送装置を示す縦断面側面図である。 本発明に係るガスボンベ移送装置を示す横断面上面図である。 本発明に係るガスボンベ移送装置を示す斜視図である。 本発明にかかるガスボンベ移送装置を示す底部斜視図である。 上記ガスボンベ移送装置の移送動作を示す説明図である。 上記ガスボンベ移送装置の移送動作を示す説明図である。 上記ガスボンベ移送装置の移送動作を示す説明図である。 上記ガスボンベ移送装置の移送動作を示す説明図である。 上記ガスボンベ移送装置の移送動作を示す説明図である。
本発明の他の形態を示す概念図である。
符号の説明
G ガスボンベ
1 ガスボンベ移送装置
10 ボンベ載置台
21 規制部材
31 床板
30 載置板
32 支持板
33 枠部材
40 移動支持部材
42 固定部材
43 駆動軸
44 昇降シリンダ機構
45 スライド板
47 底板
51 固定軸
52 移動シリンダ機構
60 移動チャック(第2の規制部材)
64 移動支柱
70 固定チャック(第1の規制部材)
75 固定支柱
8 トラバーサー装置

Claims (6)

  1. 垂直な姿勢でガスボンベを移送するガスボンベ移送装置であって、
    前記ガスボンベの移送路に沿って配置され、前記ガスボンベの底面両側部を支持するために当該移送路の両側に分離して設けられたボンベ載置台と、
    このボンベ載置台の間に前記ボンベ載置台よりも高い位置と低い位置との間で昇降自在に設けられ、前記ガスボンベの底面を支持して下流側のボンベ載置台に移送する移動支持部材と、
    前記移送路に沿って複数設けられると共に、前記ガスボンベの胴部を規制するために互いに接離自在な第1の規制部材と、
    前記移送路に沿って複数設けられると共に、前記ガスボンベの胴部を規制するために互いに接離自在な第2の規制部材と、
    前記移動支持部材及び前記第2の規制部材の両方を、前記移送路に沿って同時に移動させる移動手段と、
    前記第1の規制部材でガスボンベの胴部を規制し、前記移動支持部材でガスボンベの底面を突き上げて当該移動支持部材を前記ボンベ載置台よりも高い位置まで上昇させ、次いで前記第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制するステップと、
    前記第1の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、前記第2の規制部材でガスボンベの胴部を規制したまま、前記移動手段により移動支持部材を介して当該ガスボンベを下流側のボンベ載置台の上方に移動させ、下流側の第1の規制部材で当該ガスボンベの胴部を規制するステップと、
    前記第2の規制部材によるガスボンベの胴部の規制を解除し、前記移動支持部材を前記ボンベ載置台よりも低い位置まで下降させてガスボンベを下流側のボンベ載置台に載置するステップと、
    その後前記移動手段により前記第2の規制部材及び移動支持部材を上流側に戻すステップと、を実行するための制御部と、を備えたことを特徴とするガスボンベ移送装置。
  2. 前記第1の規制部材はガスボンベを前記移送路の左右両側から挟むように進退自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載のガスボンベ移送装置。
  3. 前記第2の規制部材はガスボンベを前記移送路の左右両側から挟むように進退自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のガスボンベ移送装置。
  4. 前記移動支持部材によりガスボンベが昇降するときには、前記第1の規制部材に対してガスボンベがスライドすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載のガスボンベ移送装置。
  5. 前記移送路に沿って順次並ぶn(nは2以上の整数)個の第2の規制部材とn個の移動支持部材とが互いに連動して同時に移送路に沿って移動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載のガスボンベ移送装置。
  6. 前記n個の第2の規制部材とn個の移動支持部材との組が移送路に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載のガスボンベ移送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109298141A (zh) * 2018-11-16 2019-02-01 徐州江煤科技有限公司 一种甲烷传感器用校验装置

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