JP2009269522A - コンソールボックス - Google Patents

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JP2009269522A JP2008123051A JP2008123051A JP2009269522A JP 2009269522 A JP2009269522 A JP 2009269522A JP 2008123051 A JP2008123051 A JP 2008123051A JP 2008123051 A JP2008123051 A JP 2008123051A JP 2009269522 A JP2009269522 A JP 2009269522A
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Mitsukuni Watanabe
光国 渡邊
Akira Atsumi
亮 渥美
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Abstract

【課題】作製し易い構成部品から構成され、かつ組立て易い構造でありながら、高い剛性を有するコンソールボックスを提供する。
【解決手段】空調ダクト8を内蔵する車両用のコンソールボックスにおいて、車体フロア3に取付けられる第1のブラケット6と、第1ブラケット6を覆うコンソールボックス本体4bと、第1ブラケット6およびコンソールボックス本体4bの間に配設される第2ブラケット7とを備え、車体フロア3と車両上方に間隔を空けて配置される第1架設部6aを前記第1ブラケット6に設け、第1架設部6aと車両上方に間隔を空けて配置される第2架設部7aを第2ブラケット7に設け、空調ダクト8を、第1架設部6aと第2架設部7aとの間を通過するように配置し、コンソールボックス本体4bを、第2ブラケット7を介して第1ブラケット6に取付けていることを特徴とするコンソールボックス。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調ダクトを内蔵する車両用のコンソールボックスに関する。
車両の車室内に配置されるコンソールボックスには、空調のための噴出口が設けられたものが存在しており、このようなコンソールボックスの内部には、空調ダクトが内蔵されている。そのため、この空調ダクトを取付けるための構造を、コンソールボックスに設ける必要がある。
また、コンソールボックスには、空調ダクト以外にもパーキングブレーキケーブルなどが内蔵されており、これらの内蔵された構造物を、車両走行時に加えられる衝撃などから保護することが求められる。そのため、コンソールボックスの剛性を高くする必要がある。
このような問題に対応するため、様々なコンソールボックスの構造がこれまでに提案されている。例えば、特許文献1では、車両前後方向に沿って配置される空調ダクトに車両前後方向に間隔を空けて複数の第1係合リブが設けられ、コンソールボックス本体の内側表面に第1係合リブに対応した複数の第2係合リブが設けられている。コンソールボックスの組立時には、第1係合リブと第2係合リブとが嵌合されて、空調ダクトとコンソールボックス本体とが組み合わされることとなる。一方で、第1係合リブおよび第2係合リブには、コンソールボックスの剛性を高める効果もある。
特開平8−295123号公報
しかしながら、特許文献1のコンソールボックスでは、空調ダクトとコンソールボックス本体とを取付るためには、複数の第1係合リブおよび複数の第2係合リブをそれぞれ嵌合可能にする必要がある。そのため、空調ダクトおよびコンソールボックス本体の作製に高い精度が要求され、空調ダクトおよびコンソールボックス本体の作製を難しくする要因となっている。また、空調ダクトにリブを一体に形成する構造は、金型構造を複雑にし、さらに空調ダクトの作製を難しくしている。
加えて、複数の第1係合リブと複数の第2係合リブとを組み合わせることには、作業精度が必要であり、作業の効率化という点で問題がある。そこで、組立作業を容易にして、作業効率を改善することも求められる。
そこで、本発明の課題は、作製し易い構成部品から構成され、かつ組立て易い構造でありながら、高い剛性を有するコンソールボックスを提供することにある。
課題を解決するために本発明のコンソールボックスは、空調ダクトを内蔵する車両用のコンソールボックスにおいて、車体フロアに取付けられる第1のブラケットと、該第1ブラケットを覆うコンソールボックス本体と、前記第1ブラケットおよび前記コンソールボックス本体の間に配設される第2ブラケットとを備え、前記車体フロアと車両上方に間隔を空けて配置される第1架設部を前記第1ブラケットに設け、前記第1架設部と車両上方に間隔を空けて配置される第2架設部を前記第2ブラケットに設け、前記空調ダクトを、前記第1架設部と前記第2架設部との間を通過するように配置し、前記コンソールボックス本体を、前記第2ブラケットを介して前記第1ブラケットに取付けている。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックスが、前記第2ブラケットとともに前記第1ブラケットに共締めされている。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックス本体の上部に、車両下方に向かって凹む収納部が設けられ、該収納部の底部が、第2架設部によって支持されている。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックス本体の車両前方側にパーキングブレーキが設けられ、該パーキングブレーキから車両後方に向かってパーキングブレーキケーブルが設けられており、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットには、前記第1架設部および前記第2架設部それぞれから車両下方に向かう一対の側壁部がそれぞれ設けられ、前記パーキングブレーキケーブルが、前記第1架設部と前記車両フロアとの間に配設され、前記パーキングブレーキの作動時に前記パーキングブレーキケーブルとの干渉を避けるように、前記第1ブラケットの車両前方の端部に逃げ部が形成され、前記第2ブラケットの側壁部が、前記逃げ部に対応する位置で前記第1ブラケットの側壁部に取付けられている。
本発明のコンソールボックスによれば、以下の効果を得ることができる。本発明のコンソールボックスは、空調ダクトを内蔵する車両用のコンソールボックスにおいて、車体フロアに取付けられる第1のブラケットと、該第1ブラケットを覆うコンソールボックス本体と、前記第1ブラケットおよび前記コンソールボックス本体の間に配設される第2ブラケットとを備え、前記車体フロアと車両上方に間隔を空けて配置される第1架設部を前記第1ブラケットに設け、前記第1架設部と車両上方に間隔を空けて配置される第2架設部を前記第2ブラケットに設け、前記空調ダクトを、前記第1架設部と前記第2架設部との間を通過するように配置し、前記コンソールボックス本体を、前記第2ブラケットを介して前記第1ブラケットに取付けている。そのため、前記車体フロアと前記第1ブラケットとの間に空間が設けられるとともに、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの間に前記空調ダクトを配置する空間が設けられることとなる。従って、前記コンソールボックスに内蔵される部品をこれらの2つの空間に分けて整理して配置でき、前記コンソールボックスを組立て易い構造にすることができる。さらには、2つの空間により2つの閉断面構造が形成されるため、前記コンソールボックスの剛性を高めることができる。よって、組立を容易にし、かつ剛性の高いコンソールボックスを提供できる。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックスが、前記第2ブラケットとともに前記第1ブラケットに共締めされており、前記コンソールボックス本体が、前記第2ブラケットとともに前記第1ブラケットに共締めされており、前記コンソールボックス本体および前記第2ブラケットを前記第1ブラケットに同時に取付けることができる。そのため、前記コンソールボックスの組立作業を容易にすることができる。また、前記コンソールボックスの取付部分に掛かる負荷が、前記第2ブラケットの取付部分にも分散するため、前記コンソールボックス本体の取付強度が向上することとなる。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックス本体の上部に、車両下方に向かって凹む収納部が設けられ、該収納部の底部が、第2架設部によって支持されており、前記収納部の底部が、前記第2架設部によって支持されており、前記収納部の支持剛性が向上することになる。そのため、前記収納部の容量を増加させるために必要な支持剛性が得られることとなり、前記収納部を大型化し易くなる。
本発明のコンソールボックスでは、前記コンソールボックス本体の車両前方側にパーキングブレーキが設けられ、該パーキングブレーキから車両後方に向かってパーキングブレーキケーブルが設けられており、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットには、前記第1架設部および前記第2架設部それぞれから車両下方に向かう一対の側壁部がそれぞれ設けられ、前記パーキングブレーキケーブルが、前記第1架設部と前記車両フロアとの間に配設され、前記パーキングブレーキの作動時に前記パーキングブレーキケーブルとの干渉を避けるように、前記第1ブラケットの車両前方の端部に逃げ部が形成され、前記第2ブラケットの側壁部が、前記逃げ部に対応する位置で前記第1ブラケットの側壁部に取付けられており、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットが、シンプルな形状に形成され、容易に作製可能な構造とすることができる。また、前記第1ブラケットに設けられた前記逃げ部によって、前記パーキングブレーキケーブルとの干渉を避けることができる。そのため、前記第1ブラケットを車両後方に移動させる必要がなくなり、この移動をしなかった分だけ前記コンソールボックスの車両前後方向の長さを短くできる。さらに、前記逃げ部を形成することによって前記第1ブラケットの剛性が下がった場合でも、前記第2ブラケットの側壁部を前記第1ブラケットの側壁部に対応する位置に取付けることによって、前記第1ブラケットの剛性を高く維持することができる。
本発明の実施形態について以下に説明する。なお、本発明の実施形態では、車両進行方向を車両前方と定義し、車両進行方向と反対側の方向を車両後方と定義し、車幅方向については車両進行方向を向いた状態を基準として車両左右方向を定義し、かつ車両の高さ方向を車両上下方向と定義するものとする。
図1は、本発明の実施形態における車両前方側の車室内の概略を示す外観図である。図1では、矢印Fが車両の前方を指し示している。なお、図1では、ステアリングを省略した状態で車室内を示している。
本発明の実施形態の車室内では、運転席(図示せず)と助手席(図示せず)との間に、センターコンソール1が配設されている。センターコンソール1は、インストルメントパネル2の下端中央付近から運転席および助手席の後端部分(図示せず)まで延在するように形成されている。また、センターコンソール1は、車体フロア3上に取付けられている。
センターコンソール1の後端部には、略直方体状のコンソールボックス4が配設されている。コンソールボックス4の車両後方側の背面部には、空調用の風を車室内に送るための噴出口4aが設けられている。
センターコンソール1上には、パーキングブレーキ5が設けられている。パーキングブレーキ5は、コンソールボックス4の車両前方側と隣接するように配置されている。また、パーキングブレーキ5は、車両前方に向かって突出するように形成されたブレーキレバー5aを備えている。
図2は、本発明の実施形態において、コンソールボックス4の内部構造の概略を示す斜視図である。図2では、矢印Fが車両の前方を指し示している。コンソールボックス4には、コンソールボックス本体4bを車体フロア3に取付けるために第1ブラケット6が内蔵されている。第1ブラケット6は、車両前後方向および車幅方向に沿って配置された板状の第1架設部6aを備えている。この第1架設部6aは、車体フロア3と車両上方に間隔を空けて配置されている。
また、第1ブラケット6には、第2ブラケット7が取付けられている。この第2ブラケット7は、車両前後方向および車幅方向に沿って配置された板状の第2架設部7aを備えている。第2架設部7aは、第1ブラケット6の第1架設部6aと車両上方に間隔を空けて配置されている。
コンソールボックス4には、空調用の風を噴出口4aに送るための空調ダクト8が内蔵されている。空調ダクト8は、第1架設部6aと第2架設部7aとの間を通過しながら、車両前後方向に沿って配置されている。
コンソールボックス4には、パーキングブレーキ5と接続されたパーキングブレーキケーブル9(以下、「ブレーキケーブル」という)が内蔵されている。また、コンソールボックス4の上部には、小物などを収納するための収納部10が設けられている。
このような第1ブラケット6、第2ブラケット7、空調ダクト8、ブレーキケーブル9および収納部10を覆うように、コンソールボックス本体4bは配設されている。このような構成によって、第1ブラケット6、第2ブラケット7、空調ダクト8、ブレーキケーブル9および収納部10は、コンソールボックス4に内蔵されることとなる。
図3は、本発明の実施形態における第1ブラケット6単体を示す斜視図である。図3では、矢印Fが車両前方を指し示している。第1ブラケット6の車両前後方向から見た断面は、車両下方に開口する略コ字状に形成されている。すなわち、第1ブラケット6は、第1架設部6aの車幅方向両端から車両下方に向かって設けられた一対の第1側壁部6bと、一対の第1側壁部6b,6bの下端から車幅方向内側に向かってそれぞれ曲がるように形成された一対の取付部6c,6cとを備える構成となっている。
また、第1ブラケット6の車両前方上側の端部を切り欠くことによって逃げ部6dが形成されている。この逃げ部6dは、第1ブラケット6の車両前方上側の端部で車両上方に向かうに従って車両後方に傾斜した形状となっている。
第1ブラケット6の第1側壁部6bには、車幅方向に貫通する前側本体取付孔6eおよび後側本体取付孔6fが、それぞれ車両前後方向に間隔を空けて穿設されている。また、第1ブラケット6の取付部6cには、車両上下方向に貫通する2つのフロア取付孔6g,6gが、車両前後方向に間隔を空けて穿設されている。
図4は、本発明の実施形態において、第1ブラケット6と第2ブラケット7とを組み合わせた状態を示す斜視図である。図4では、矢印Fが車両の前方を指し示している。第2ブラケット7の車両前後方向から見た断面は、車両下方に開口する略コ字状に形成されている。すなわち、第2ブラケット7は、第2架設部7aの車幅方向両端から車両下方に向かって設けられた一対の第2側壁部7bを備える構成となっている。
第2ブラケット7の第2架設部7aおよび一対の第2側壁部7b,7bには、第2ブラケット7の外方に向かって膨出する膨出部7cが形成されている。すなわち、膨出部7cは、第2架設部7aで車両上方に向かって膨出し、第2側壁部7bで車幅方向外側に向かって膨出している。
また、第2架設部7aの膨出部7cは、車幅方向全体に渡って延在するように配置されている。さらに、第2側壁部7bの膨出部7cは、第2側壁部7bの上端から車両上下方向略中央でかつ第1ブラケット6の上方の位置まで延在するように配置されている。この膨出部7cを設けることによって、第2側壁部7bの第1ブラケット6より上方の位置に、くびれ部7dが形成されることとなる。
第2ブラケット7の第2側壁部7bには車幅方向に貫通する本体取付孔7eが穿設されている。第2ブラケット7の本体取付孔7eは、第1ブラケット6の前側本体取付孔6eの位置に対応しており、第1ブラケット6の前側本体取付孔6eと重なるように配置されている。第2架設部7aの車幅方向の両端部近傍には、車両上下方向に貫通する一対の収納部取付孔7fが穿設されている。
このような第2ブラケット7は、第1ブラケット6の逃げ部6dに対応する位置で、かつ逃げ部6dを覆うように配置されて、第1ブラケット6に取付られることとなる。
図5は、図1のA−A断面図である。収納部10は、コンソールボックス4の上端部から車両下方に向かって凹むように形成されている。収納部10の上端部には、開口部が設けられており、収納部10は、この開口部から小物などを収容できるように構成されている。
コンソールボックス4の上端部には、収納部10の開口部を覆うように蓋部材11が取付けられている。蓋部材11の後端部には、車両左右方向に沿って回動軸11aが配設され、蓋部材11は、この回動軸11aを中心として開閉可能に構成されている。
収納部10の底部10aは、第2ブラケット7の第2架設部7aの膨出部7cと当接している。そのため、収納部10は、第2ブラケット7によって車両下方から支持されることとなる。
コンソールボックス4の噴出口4aには、空調ダクト8の後端部が取付けられている。空調ダクト8は、噴出口4aから第2架設部7aの車両後方側の後端部までの区間で略クランク状に形成されており、第2架設部7aの後端部から車両前方側の範囲で略直線状に形成されている。
ブレーキケーブル9は、パーキングブレーキ5から第1架設部6a下方の車体フロア3まで延在するように構成されている。そのため、ブレーキケーブル9は、パーキングブレーキ5から車両後下斜め方向に沿って配置されることとなる。
パーキングブレーキ5の後部には、車幅方向に沿って回動軸5bが配設されており、この回動軸5bを中心として回動可能に構成されている。このようなパーキングブレーキ5は、仮想線で示すようにブレーキレバー5aを車両上方に引き上げたときに、車両にブレーキを掛けるように構成されている。
ブレーキケーブル9は、ブレーキレバー5aの引き上げ作動時に、車両上方に移動する構成となっている。そのため、第1ブラケット6の逃げ部6dは、このブレーキケーブル9との干渉を避けるような形状および大きさに形成されている。
図6は、図5のB−B断面図である。第1ブラケット6の一対の取付部6c,6cは、車体フロア3に当接した状態で配置されている。車体フロア3には、取付部6cのフロア取付孔6gにそれぞれ対応するように、取付孔3aが穿設されている。この車体フロア3の取付孔3aおよび第1ブラケット6のフロア取付孔6gに、スクリュー12を挿通することよって、第1ブラケット6は、車体フロア3に取付けられることとなる。
第2ブラケット7の第2架設部7aの膨出部7cは、収納部10の底部10aと当接した状態で配置されている。収納部10の底部10aには、膨出部7cの収納部取付孔7fに対応する取付孔10bが穿設されている。この収納部10の取付孔10bおよび膨出部7cの収納部取付孔7fに、スクリュー13を挿通することによって、収納部10は、第2ブラケット7に取付けられることとなる。
第2ブラケット7の第2側壁部7bの下側部分は、第1ブラケット6の第1側壁部6bの車幅方向の外側面に当接した状態で配置されている。また、コンソールボックス本体4bは、第2ブラケット7の側壁部7bの外側面に当接した状態で配置されている。
コンソールボックス本体4bには、第1ブラケット6の前側本体取付孔6eおよび第2ブラケット7の本体取付孔7eに対応する位置に、前側取付孔4cが穿設されており、この前側取付孔4c、第2ブラケット7の本体取付孔7e、および第1ブラケット6の前側本体取付孔6eに、スクリュー14が挿通されている。
そのため、コンソールボックス本体4bが、第2ブラケット7とともに第1ブラケット6に共締めされることとなり、コンソールボックス本体4bが、第2ブラケット7を介して第1ブラケット6に取付けられることとなる。
また、図示はしないが、コンソールボックス本体4bは、第1ブラケット6の後側本体取付孔6fに対応する位置に穿設された後側取付孔(図示せず)を備えている。この後側取付孔および第1ブラケット6の後側本体取付孔6fに、スクリュー(図示せず)が挿通されている。そのため、この取付部分では、コンソールボックス本体4bが第1ブラケット6に直接取付けられることとなる。
このような構成によって、車体フロア3と第1ブラケット6との間に閉断面形状の空間が形成され、ブレーキケーブル9が、この空間に配設されることとなる。また、第1ブラケット6と第2ブラケット7との間に閉断面形状の空間が形成され、空調ダクト8が、この空間を通過するように配設されることとなる。
このような構成のコンソールボックス4について組立方法を説明する。
(1)第1ブラケット6を車体フロア3に取付ける。
(2)第1ブラケット6のフロア取付孔6gおよび車体フロア3の取付孔3aにスクリュー12を挿通し、車体フロア3と第1ブラケット6とを締結する。
(3)空調ダクト8を第1ブラケット6の第1架設部6a上を通過するように配置する。
(4)収納部10をコンソールボックス本体4bの上部に取付ける。
(5)第2ブラケット7の第2架設部7aと収納部10の底部10aとを当接させるように、第2ブラケット7をコンソールボックス本体4bの下方から取付ける。
(6)第2ブラケット7の収納部取付孔7fおよび収納部10の取付孔10bにスクリュー13を挿通し、第2ブラケット7と収納部10とを締結する。
(7)第1ブラケット6の第1架設部6aと第2ブラケット7の第2架設部7aとの間で空調ダクト8を挟み込むように、コンソールボックス本体4bを車両上方から、第1ブラケット6に対して取付ける。
(8)コンソールボックス本体4bの前側取付孔4c、第2ブラケット7の本体取付孔7e、および第1ブラケット6の前側本体取付孔6eに、スクリュー14を挿通し、コンソールボックス本体4bを、第2ブラケット7とともに第1ブラケット6に共締めする。
(9)コンソールボックス本体4bの後側取付孔および第1ブラケット6の後側本体取付孔6fに、スクリュー14を挿通し、コンソールボックス本体4bと第1ブラケット6とを締付ける。
このような方法によって、コンソールボックス4が車体フロア3に取付けられることとなる。
本発明の構成により得られる効果について説明する。本発明の実施形態では、車体フロア3と第1ブラケット6との間に空間が設けられるとともに、第1ブラケット6と第2ブラケット7との間に空調ダクト8を配置する空間が設けられることとなる。従って、コンソールボックス4に内蔵される部品をこれらの2つの空間に分けて整理して配置でき、コンソールボックス4を組立て易い構造にすることができる。さらには、2つの空間により2つの閉断面構造が形成されるため、コンソールボックス4の剛性を高めることができる。よって、組立を容易にし、かつ剛性の高いコンソールボックス4を提供できる。
本発明の実施形態では、コンソールボックス本体4bが、第2ブラケット7とともに第1ブラケット6に共締めされており、コンソールボックス本体4bおよび第2ブラケット7を第1ブラケット6に同時に取付けることができる。そのため、コンソールボックス4の組立作業を容易にすることができる。また、コンソールボックス4の取付部分に掛かる負荷が、第2ブラケット7の取付部分にも分散するため、コンソールボックス本体4bの取付強度が向上することとなる。
本発明の実施形態では、収納部10の底部10aが、第2架設部7aによって支持されており、収納部10の支持剛性が向上することになる。そのため、収納部10の容量を増加させるために必要な支持剛性が得られることとなり、収納部10を大型化し易くなる。
本発明の実施形態では、第1ブラケット6および第2ブラケット7が、シンプルな形状に形成されており、容易に作製可能な構造にすることができる。また、第1ブラケット6に設けられた逃げ部6dによって、ブレーキケーブル9との干渉を避けることができる。そのため、第1ブラケット6を車両後方に移動させる必要がなくなり、この移動をしなかった分だけコンソールボックス4の車両前後方向の長さを短くできる。さらに、逃げ部6dを形成することによって第1ブラケット6の剛性が下がった場合でも、第2ブラケット7の側壁部7bを第1ブラケット6の側壁部6bに対応する位置に取付けることによって、第1ブラケット6の剛性を高く維持することができる。
本発明の実施形態では、第2ブラケット7の第2側壁部7bに第1ブラケット6より上方に位置するくびれ部7dが設けられている。そのため、車両に車幅方向から衝突などの衝撃が加わった場合に、第2側壁部7bが、くびれ部7dで変形し易くなる一方で、第1ブラケット6との当接部では変形し難くなっている。従って、車体フロア3と第1ブラケット6との間に配置されるパーキングケーブル9が衝撃の影響を受け難くなる。
本発明の実施形態では、コンソールボックス本体4bと第1ブラケット6とを、車両前後方向に間隔を空けた2箇所で、スクリューにより締結している。そのため、コンソールボックス4の上部の蓋部材11に車両前後方向の力を加えることによって発生するコンソールボックス本体4bの回転方向の移動を、確実に規制することができる。
ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本発明の実施形態における車両前方側の車室内の概略を示す外観図である。 本発明の実施形態において、コンソールボックスの内部構造の概略を示す斜視図である。 本発明の実施形態における第1ブラケット単体を示す斜視図である。 本発明の実施形態において、第1ブラケットと第2ブラケットとを組み合わせた状態を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。
符号の説明
1 センターコンソール
2 インストルメントパネル
3 車体フロア
3a 取付孔
4 コンソールボックス
4a 噴出口
4b コンソールボックス本体
4c 前側取付孔
5 パーキングブレーキ
5a ブレーキレバー
5b 回動軸
6 第1ブラケット
6a 第1架設部
6b 第1側壁部
6c 取付部
6d 逃げ部
6e 前側本体取付孔
6f 後側本体取付孔
6g フロア取付孔
7 第2ブラケット
7a 第2架設部
7b 第2側壁部
7c 膨出部
7d くびれ部
7e 本体取付孔
7f 収納部取付孔
8 空調ダクト
9 パーキングブレーキケーブル(ブレーキケーブル)
10 収納部
10a 底部
10b 取付孔
11 蓋部材
11a 回動軸
12,13,14 スクリュー

F 矢印

Claims (4)

  1. 空調ダクトを内蔵する車両用のコンソールボックスにおいて、
    車体フロアに取付けられる第1のブラケットと、該第1ブラケットを覆うコンソールボックス本体と、前記第1ブラケットおよび前記コンソールボックス本体の間に配設される第2ブラケットとを備え、前記車体フロアと車両上方に間隔を空けて配置される第1架設部を前記第1ブラケットに設け、前記第1架設部と車両上方に間隔を空けて配置される第2架設部を前記第2ブラケットに設け、前記空調ダクトを、前記第1架設部と前記第2架設部との間を通過するように配置し、前記コンソールボックス本体を、前記第2ブラケットを介して前記第1ブラケットに取付けていることを特徴とするコンソールボックス。
  2. 前記コンソールボックスが、前記第2ブラケットとともに前記第1ブラケットに共締めされていることを特徴とする請求項1に記載のコンソールボックス。
  3. 前記コンソールボックス本体の上部に、車両下方に向かって凹む収納部が設けられ、該収納部の底部が、第2架設部によって支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンソールボックス。
  4. 前記コンソールボックス本体の車両前方側にパーキングブレーキが設けられ、該パーキングブレーキから車両後方に向かってパーキングブレーキケーブルが設けられており、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットには、前記第1架設部および前記第2架設部それぞれから車両下方に向かう一対の側壁部がそれぞれ設けられ、前記パーキングブレーキケーブルが、前記第1架設部と前記車両フロアとの間に配設され、前記パーキングブレーキの作動時に前記パーキングブレーキケーブルとの干渉を避けるように、前記第1ブラケットの車両前方の端部に逃げ部が形成され、前記第2ブラケットの側壁部が、前記逃げ部に対応する位置で前記第1ブラケットの側壁部に取付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンソールボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012148684A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Nippon Plast Co Ltd センタコンソールボックス
CN108859983A (zh) * 2018-05-18 2018-11-23 安徽江淮汽车集团股份有限公司 汽车扶手箱总成
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