JP2009268743A - 電動式移動棚システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高い電動式移動棚システムを提供する。
【解決手段】本発明の電動式移動棚システム10は、電動駆動源12a〜12fからの電動力により収束位置から通路形成方向と通路閉塞方向に移動される複数の移動棚11a〜11fを有し、電動駆動源が作動することで少なくとも隣接する移動棚間に通路1〜6を形成するもので、解除情報を入力する入力手段13を少なくとも移動棚の1つに設け、入力手段から入力された解除情報に基づき動作許可信号を出力することで、電動駆動源の作動を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の移動棚が移動することで移動棚の間に通路を形成可能な電動式移動棚システムに関する。
電動駆動源からの電動力により収束位置から通路形成方向と通路閉塞方向に移動される複数の移動棚を有し、電動駆動源が作動することで少なくとも隣接する移動棚間に通路を形成する電動式移動棚システムが知られている。このような電動式移動棚システムでは、利用者が使用したい移動棚にアクセスする場合には、当該移動棚と対面する部分に通路を形成するために、使用したい移動棚あるいはそれと対向する移動棚を移動させて通路を形成している。この通過を形成するには、通路を構成する隣接した移動棚に設けられた通路開スイッチを操作することにより、該当する移動棚の電動駆動源を駆動して移動棚を移動させていた。このような電動式移動棚システムとしては、例えば特許文献1が挙げられる。
特開平11−178651号公報
従来の電動式移動棚システムにおいては、移動棚を移動して通路を形成して使用しているので、使用後は移動棚が分散された状態となっている。この分散された状態は、通路が空気の通り路となるため、一般的な書籍を移動棚に収納して使用する場合には利点となる。しかし移動棚に収納されるものは書籍に限らず、様々なものがあり、また書籍の中には重要なものもあるので、移動棚に収納されているものによっては安全性が求められる。このような観点からすると、移動棚の間に形成される通路は移動棚を使用しない場合や使用後には閉塞状態になるのが収納物の安全性の面では望ましい。ただ、通路に利用者が入っている状態で移動棚が移動して通路を閉塞することは利用者の安全上避けなければならない。
本発明は、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高い電動式移動棚システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電動式移動棚システムは、電動駆動源からの電動力により収束位置から通路形成方向と通路閉塞方向に移動される複数の移動棚を有し、電動駆動源が作動することで少なくとも隣接する移動棚間に通路を形成するものであり、少なくとも移動棚の1つに設けられ解除情報を入力する入力手段と、入力手段から入力された解除情報に基づき電動駆動源の動作許可信号を出力する制御手段を有することを特徴としている。
本発明に係る電動式移動棚システムにおいて、制御手段は、入力手段から入力された解除情報に基づき、移動棚間に形成される通路の場所を制限するように電動駆動源の作動を制御することを特徴としている。
本発明に係る電動式移動棚システムにおいて、移動棚の収束位置とは、各移動棚が通路を形成しない互いに近接した位置を占めている状態である。
本発明に係る電動式移動棚システムは、通路内に利用者がいるか否かを検知する通路内安全検知手段を更に有し、制御手段は、この通路内安全検知手段からの検知情報に基づき通路内に利用者がいると判断した場合には電動駆動源の作動を禁止することを特徴としている。
本発明に係る電動式移動棚システムにおいて、制御手段は、電動駆動源の動作許可信号が出力されて通路が形成された後、通路内安全検知手段からの検知情報に基づき前記通路内に利用者がいないことを判断すると、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源の作動を制御することを特徴としている。
本発明に係る電動式移動棚システムは、電動駆動源の動作許可信号が出力されて通路が形成されてからの経過時間を計測する計測手段を更に有し、制御手段は、この計測手段による計測結果が予め設定された所定時間を経過した場合には、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源の作動を制御することを特徴としている。
本発明によれば、通路を形成する複数の移動棚の少なくとも移動棚の1つに、解除情報を入力する入力手段を設け、入力手段から入力された解除情報に基づき電動駆動源の動作許可信号を制御手段で出力するので、入力手段から解除情報が入力されるまでは移動棚は移動しないので、収束位置を占めた状態に保持される。このため、移動棚の移動に制限を与えられるので、不用意に通路が形成されるもなく、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
本発明によれば、入力手段から入力された解除情報に基づき、移動棚間に形成される通路の場所が制限されるので、解除情報に応じて移動棚に対するアクセス制限を設定することができ、より移動棚に収納された収納物にとって安全性の高いシステムとなる。
本発明によれば、移動棚の収束位置とは、各移動棚が通路を形成しない互いに近接した位置を占めている状態であるので、解除情報が入力されるまで通路が形成されることがなく、システム利用の初期状態から、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
本発明によれば、通路内に利用者がいると判断した場合には電動駆動源の作動が禁止されるので、通路が閉じることを防止でき、より利用者にとって安全性の高いシステムとなる。
本発明によれば、通路が形成された後、通路内安全検知手段からの検知情報に基づき通路内に利用者がいないと、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源の作動が制御されるので、不要な通路の開放を防止することができ、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
本発明によれば、電動駆動源の動作許可信号が出力されて通路が形成されてからの経過時間が予め設定された所定時間を経過した場合には、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源の作動を制御するので、不要な通路の開放を防止することができ、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて順次説明する。図1(a)、図1(b)において、符号10は本発明が適用された電動式移動棚システムを示す。図1(a)電動式移動棚システム10の平面図、図1(b)は電動式移動棚システム10の正面図である。電動式移動棚システム10は、通路形成方向と通路閉塞方向に移動可能な複数の移動棚11a〜11fと、各移動棚を移動させる電動駆動源12a〜12fと、移動棚11aに設けられ解除情報を入力する入力手段13と、入力手段13から入力された解除情報に基づき、電動駆動源12a〜12fの動作許可信号を出力する制御手段20とを有している。
移動棚11a〜11fは、図の順序に配列されていて、システム設置場所に敷設された軌道7上を移動するように構成されている。本形態では図の左右方向に移動可能とされており、この左右方向が通路形成方向と通路閉塞方向となる。図1において符号8は、システム設置場所の壁を示す。
複数の移動棚のうち、移動棚11aは片面に収納部を備え、他の移動棚11b〜11fはその両面に収納部をそれぞれ備えている。複数の移動棚のうち、互いに隣接する移動棚の間には、利用者が希望する移動棚の収納部にアクセスするための通路1〜6が形成される。これら通路のうち、通路6は、移動棚11fの片面と、これと対向する壁8との間に形成される。図1に示す状態は、各移動棚が通路を形成しない互いに近接した位置を占めた収納位置を示している。
本形態において、通路1〜6を構成する隣接した移動棚の間には、各通路の閉塞を阻止する周知のインターロック機構9a〜9fが配置されている。インターロック機構9a〜9fは、各通路が形成されると、形成された通路が閉塞しないように制御手段20からの制御信号により制御される。
各移動棚には、通路を形成するときに操作する通路開スイッチSa、Sb、Sc、Sd、Se、Sfが移動棚正面側の壁部に設けられ、隣接する移動棚と対向する部分に通路内安全検知手段SNa、SNb、SNc、SNd、SNe、SNfが、各通路に対応して設けられている。これら通路内安全検知手段SNa〜SNfは、各通路内に利用者がいるか否かを光学的に検知する通過センサである。通過センサは通路内に侵入している利用者によって検知光線が遮られているときには利用者がいることを知らせる利用者検知信号を出力するように構成されている。通路内安全検知手段としては、このような通過型のセンサに限定されるものではなく、光学的なエリアセンサやカメラ、サーモグラフィ、利用者体検出赤外線センサを用いてもよく、あるいは各通路床面に重量計を設置して通路内安全検知手段として用いてもよい。
入力手段13は、図2に示すように、タッチパネルで構成された表示装置であって、その画面130には、通路認証スイッチ131とシステムの作動状態と時刻などが表示されている。通路認証スイッチ131は画面に触れると作動するタッチスイッチで構成されていて、このスイッチが操作されると、図3に示す解除情報入力スイッチ132が画面130上に表示される。
本形態において、解除情報とは数字を組み合わせたパスワードの1つである暗証番号である。解除情報入力スイッチ132は、数字を入力するテンキー133、暗証番号の入力状態を表示する表示部134、入力した暗証番号を確定するためのエンターキー135、入力した暗証番号を取り消すクリアキー136を備えている。入力手段13は、テンキー133で暗証番号が入力されてエンターキー135が操作されると、その暗証番号の情報を制御手段20に送信されるように構成されている。
本形態では、パスワードとして暗証番号を使用したが、英数を組み合わせたパスワードであってもよい。この場合は解除情報入力スイッチ132のテンキー133部分はアルファベットと数字が入力可能なキーボードスイッチとすればよい。
解除情報としては、パスワードに限定されるものではなく、例えば指紋や静脈などを認証する生体認証情報であってもよい。この場合には、周知の指紋認識装置や静脈認証装置を入力手段として用いればよい。
解除情報の付与形態としては、本システムを使用する利用者毎に異なる解除情報(例えば暗証番号)を付与してもよいが、会社などでの使用形態を考えると、部門毎に移動棚の利用を制限するようにしてもよく、この場合には部門毎に解除情報を付与すればよい。要は移動棚に収納されている収納物、つまり、当該収納物と関連つけて解除情報を設定すればよい。
入力された暗証番号が正しい場合には、図4に示す通路移動スイッチ140と通路選択スイッチ141と通路認証スイッチ131の画面に戻る戻りスイッチ142と移動可能な通路の情報が画面130に表示され、通路移動スイッチ140及び通路選択スイッチ141が操作されると、図5に示すような移動棚が移動中であることを知らせる内容が画面130に表示される。暗証番号が間違っている場合には、図6に示すような、認証できないためにシステムを使用できない状態である内容が画面130に表示される。このような画面130の切換は制御手段20によって制御される。
図7に示すように、制御手段20は、CPU、ROM、RAMを備えた周知のコンピュータで構成されている。制御手段20の入力側には通路開スイッチSa〜Sf、通路内安全検知手段SNa〜SNf、入力手段13が、出力側端子には制御対象となるインターロック機構9a〜9fと電動駆動源12a〜12fがそれぞれ信号線を介して接続されている。本形態では電動式移動棚システム10の構成としてインターロック機構9a〜9fを備えているので、インターロック機構9a〜9fも制御手段20による制御対象としているが、電動式移動棚システム10としてはインターロック機構9a〜9fを備えてない構成であってもよい。その場合、制御手段20による制御対象は電動駆動源12a〜12fとなる。
制御手段20のROMには、認証情報と、その認証情報により利用可能となる通路情報とが予め関連づけて設定されている。制御手段20は認証情報として入力手段13から入力された暗証番号の正誤を判断し、当該暗証番号が正しい場合にはシステム使用を認証し、暗証番号に対応した通路が使用できるように、電動駆動源12a〜12fの動作許可信号を出力する機能を備えている。この動作許可信号が出力されるまでは、システムは作動しないように構成されている。制御手段20には、各通路を形成する電動駆動源12a〜12fとその移動量が予め設定されている。
制御手段20では、動作許可信号の出力後に、図4に示す通路移動スイッチ140と通路選択スイッチ141あるいは使用可能な通路に対応するスイッチSa〜Sfから操作信号が入力されると、使用可能かつ選択された通路の形成に必要な電動駆動源12a〜12fを作動する。
すなわち、本形態においては、制御手段20は、入力手段13から入力された解除情報に基づき、移動棚間に形成される通路の場所を制限するように、電動駆動源12a〜12fの作動を制御している。
制御手段20は、通路内安全検知手段SNa〜SNfからの利用者検知情報に基づき通路内に利用者がいると判断した場合、利用者を検知された通路に対応する電動駆動源12a〜12fの作動を禁止するとともに、利用者を検知された通路の閉塞を阻止するようにインターロック機構9a〜9fを作動するように機能する。また、この制御手段20は、動作許可信号が出力されて通路が形成された後、通路内安全検知手段SNa〜SNfから検知情報に基づき、形成された通路内に利用者がいないことを判断した場合には移動棚11a〜11fが収束位置を占めるように電動駆動源12a〜12fとインターロック9a〜9fの作動を制御する。
次に図8に示すフローチャートに沿って、電動式移動棚システム10の具体的な動作について説明する。まずシステムは既に電源が投入されて起動していて、既に図2に示す画面130が入力手段13となる表示装置に表示されているものとする。
まずステップS1において通路認証スイッチ131が操作されると、制御手段20はステップS2において図2に示す画面から図3に示す入力画面へと表示装置の表示内容を切り替える。ステップS3では図3に示されたテンキー133から入力されて送信された暗証番号の情報を取込み、ステップS4では暗証番号の正誤を判断する。すなわち認証判断を行う。ここで入力された情報と予め記憶されている暗証番号情報とが一致する場合には認証してステップS5に進み、入力された暗証番号と記憶されている暗証番号とが一致しない場合には認証拒否となりステップS6に進む。ステップS6では表示装置の画面130に図6に示す認証できない内容を表示する画面切換を行う。この画面に表示される戻りスイッチ145が操作されると、図3に示す入力画面へと画面130を切り替え、暗証番号の再入力を促す。
ステップS4において暗証番号が一致して認証が終了すると、制御手段20はステップS5において動作許可信号が出力しステップS7に進む。この動作許可信号により電動駆動源が作動可能状態となる。ステップS7では、図3に示す入力画面から図4に示す内容へと画面切換がなされ、暗証番号によって認証されて利用可能な通路の番号が表示される。図4に示す例では、通路1だけが利用可能な状態を表示している。そしてステップS8において選択スイッチ141で通路が選択され、通路移動スイッチ140が操作されて通路形成信号が出力されると、制御手段20はステップS9において、選択された通路を形成すべく、選択された通路の形成に必要な電動駆動源12aを作動する。ここでは通路1を形成すべく電動駆動源12aが作動し、図9に示すように、移動棚11aと移動棚11bの間に通路1が形成される。なお、ここでは画面130上の選択スイッチ141と通路移動スイッチ140を操作して通路1を形成するようにしているが、通路1を形成する移動棚11aに配置した通路開スイッチSa操作しても通路形成信号を出力するようにしているので、1番通路の開動作を開始するように電動駆動源12aが作動する。
制御手段20は、ステップS10において、通路形成後に、形成された通路に対応した通路内安全検知手段(ここではSNa)からの信号を取込み、ステップS11で通路1内に利用者が侵入しているか否かを利用者検知信号の有無で判断する。通路開動作が完了して、利用者が通路1で作業をするために通路1内に進入し、通路内安全検知手段SNaから利用者検知情報が出力されると、ステップS12において通路1に対応する電動駆動源12aの作動を禁止するとともに、通路1の閉塞を阻止するようにインターロック機構9aを作動する。このため、移動棚は移動不能な状態となり、他の通路は使用できなくなるとともに、通路1が確保される。
ステップS13では、通路内安全検知手段SNaから利用者検知情報の出力がなくなったか否かが判断され、出力がなくなるまでは電動駆動源全般は非作動状態でインターロック機構9aは作動状態を保持される。
通路内安全検知手段SNaから利用者検知情報の出力がなくなり、作業者Hが通路1から退出したこと検知されると、制御手段20は、ステップS14に進んで移動棚11aを図1に示す収束状態に戻るべく、インターロック機能9aの作動を停止してロック解除を行うと共に、電動駆動源12aを作動する。
本形態では、暗証番号が認証されると通路1が形成される形態としたが、暗証番号、すなわち、解除情報に応じて移動可能とする通路としては通路1〜6から適宜設定すればよく、通路1に限定されるものではない。なお、通路の数についても、1つの解除情報に対して1つの通路が利用可能な形態に限定されるものではなく、複数の通路を選択可能とし、当該選択可能な通路から選択した通路を形成することでも無論かまわない。
このような、電動式移動棚システム10においては、各移動棚を使用しないときには収束位置で収束した状態で待機し、暗証番号等の解除情報により使用できる通路が制限される上に、利用者が通路から退出したことを通路内安全検知手段で検出すると自動的に通路が閉塞されるため、解除情報を知らない利用者は通路を開くことができないためセキュリティが維持される。
つまり、本形態にかかる電動式移動棚システム10では、通路1〜6を形成する複数の移動棚11a〜11fの少なくとも1つの移動棚11aに、解除情報を入力する入力手段13を設け、入力手段13から入力された解除情報に基づき電動駆動源12a〜12fの動作許可信号を制御手段20で出力するので、入力手段13から解除情報が入力されるまでは移動棚11a〜11fは移動しないので、収束位置を占めた状態に保持される。このため、移動棚11a〜11fの移動に制限を与えられるので、不用意に通路が形成されるもなく、利用者にとっても移動棚11a〜11fに収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。また、入力手段13から入力された解除情報に基づき、移動棚間に形成される通路の場所が制限されるので、解除情報に応じて移動棚に対するアクセス制限を設定することができ、より移動棚に収納された収納物にとって安全性の高いシステムとなる。
移動棚11a〜11fの収束位置は、各移動棚が通路を形成しない互いに近接した位置を占めている状態であるので、解除情報が入力されるまで通路が形成されることがなく、システム利用の初期状態から、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
本形態によると、制御手段20により通路内に利用者がいると判断された場合には電動駆動源12a〜12fの作動が禁止されるので、通路が閉じることを防止でき、より利用者にとって安全性の高いシステムとなる。
本形態では、通路が形成された後、通路内安全検知手段SNa〜SNfからの検知情報に基づき通路内に利用者がいないと判断された場合には、移動棚が収束位置を占めるように、各電動駆動源の作動やインターロック機構9a〜9fが制御されるので、不要な通路の開放を防止することができ、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
上記形態では通路内安全検知手段SNa〜SNfからの検知情報に基づき通路内に利用者がいないと、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源の作動やインターロック機構9a〜9fが制御するようにしたが、このような制御形態に限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、制御手段20に、動作許可信号が出力されて通路が形成されてからの経過時間tを計測する計測手段なるタイマ30を接続するとともに、制御手段20に基準となる所定時間t1を予め設定しておき、タイマ30による計測時間tが所定時間t1を経過した場合には、移動棚が収束位置を占めるように電動駆動源12a〜12fやインターロック機構9a〜9fの作動を制御するようにしてもよい。この場合には、電動式移動棚システム10の利用時間が制限されることになるので、不用意な通路の開放を防止することができ、利用者にとっても移動棚に収納された収納物にとっても安全性の高いシステムとなる。
このような計測時間によりシステム10の利用時間を制限する場合、利用者が通路内にいる場合も想定されるので、制御手段20に警告手段40を接続し、移動棚11a〜11fを収束位置へ移動する前に警告手段40を作動して、通路内の利用者に警告を促すようにするのが望ましい。
あるいは、図11に示すように、計測手段30と通路内安全検知手段SNa〜SNfを制御手段20に接続し、計測結果と通路内安全検知手段SNa〜SNfからの検知結果に基づき、移動棚11a〜11fを収束位置へ移動させるようにしてもよい。この場合には、図8に示すステップS11において通路内安全検知手段SNaから利用者検知情報の出力がなくなり、作業者Hが通路1から退出したこと検知された後、直ちに移動棚を図1に示す収束位置へ移動するのではなく、計測手段30で作業者Hの通路内からの退出後の時間を計測し、計測時間tが所定時間を経過した後、移動棚11a〜11fを収束位置に移動すべく、インターロック機能9a〜9fと各電動駆動源12a〜12fを作動する。
このようにすることで、通路内安全検知手段SNa〜SNfの不良や非検知により、通路内から作業者Hが退出したことを検知できない場合でも、通路の閉塞を防止できるので、利用者にとって安全性の高いシステムとなる。
また、インターロック機構を備えていない電動式移動棚システム10において、通路内にいる作業者Hの安全性をより高めるためには、通路が自動的に閉塞されないように各移動棚の台枠に電動駆動源の停止信号を出力する周知の安全バーや棚板安全バーなどを装備しておき、この停止信号を制御手段20が検出すると作業者が通路内にいるものと判断して電動駆動源の作動を禁止するように制御するのが望ましい。
上記形態においては、暗証番号を認証された後に、図4に示すように利用可能な通路と通路移動スイッチ140を表示装置に表示しているが、認証が完了したにもかかわらず通路移動スイッチ140や通路開スイッチが操作されずに、通路開信号が入力されない場合には、計測手段40により経過時間を計測し、一定時間経過後に、図2に示す認証画面に戻るように設定しても良い。
また、通路開信号が入力されて移動棚が移動しているときには、図5に示すように、移動棚が移動中であることを知らせる内容が画面130に表示されるが、警告手段40を制御手段20に接続し、この画面表示による警告とともに警告手段40により移動棚が移動中であることを利用者に警告するようにしてもよい。警告手段40に警告形態としては、音や音声、あるいはランプの点灯や点滅によるものが、作業者Hに理解し易く好ましい。
(a)は本発明にかかる電動式移動棚システムの構成を示す平面図、(b)は電動式移動棚システムの構成を示す正面図である。 入力手段の一構成例を示す拡大図である。 入力手段による解除情報の入力形態の一例を示す拡大図である。 利用可能な移動棚とその装置部の一例を示す拡大図である。 移動棚の移動状態を作業者へ知らせる一形態を示す拡大図である。 解除情報が間違えているときに表示される画面の一形態を示す拡大図である。 本発明かかる制御手段とその制御系の構成を示すブロック図である。 図7に示す制御手段による制御の一形態を示すフローチャートである。 (a)は通路が形成された状態を平面図、(b)は通路が形成された状態を示す正面図である。 本発明かかる制御手段とその制御系の別な構成を示すブロック図である。 本発明かかる制御手段とその制御系の別な構成を示すブロック図である。
符号の説明
1〜6 通路
10 電動式移動棚システム
11a〜11f 複数の移動棚
12a〜12f 電動駆動源
13 入力手段
20 制御手段
30 計測手段
SNa〜SNf 通路内安全検知手段
H 利用者

Claims (6)

  1. 電動駆動源からの電動力により収束位置から通路形成方向と通路閉塞方向に移動される複数の移動棚を有し、前記電動駆動源が作動することで少なくとも隣接する移動棚間に通路を形成する電動式移動棚システムにおいて、
    少なくとも前記移動棚の1つに設けられ解除情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された解除情報に基づき、前記電動駆動源の動作許可信号を出力する制御手段を有することを特徴とする電動式移動棚システム。
  2. 請求項1記載の電動式移動棚システムにおいて、
    前記制御手段は、前記入力手段から入力された解除情報に基づき、前記移動棚間に形成される通路の場所を制限するように、前記電動駆動源の作動を制御することを特徴とする電動式移動棚システム。
  3. 請求項1または2記載の電動式移動棚システムにおいて、
    前記移動棚の収束位置とは、前記各移動棚が前記通路を形成しない互いに近接した位置を占めている状態であることを特徴とする電動式移動棚システム。
  4. 請求項1、2または3記載の電動式移動棚システムにおいて、
    前記通路内に利用者がいるか否かを検知する通路内安全検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記通路内安全検知手段からの検知情報に基づき前記通路内に利用者がいると判断した場合、前記電動駆動源の作動を禁止することを判断することを特徴とする電動式移動棚システム。
  5. 請求項4記載の電動式移動棚システムにおいて、
    前記制御手段は、前記電動駆動源の動作許可信号が出力されて前記通路が形成された後、前記通路内安全検知手段からの検知情報に基づき前記通路内に利用者がいないことを判断した場合、前記移動棚が収束位置を占めるように前記電動駆動源の作動を制御することを特徴とする電動式移動棚システム。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の電動式移動棚システムにおいて、
    前記電動駆動源の動作許可信号が出力されて前記通路が形成されてからの経過時間を計測する計測手段を有し、
    前記制御手段は、前記計測手段による計測結果が予め設定された所定時間を経過した場合には、前記移動棚が収束位置を占めるように前記電動駆動源の作動を制御することを特徴とする電動式移動棚システム。
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