JP2009003827A - 利用者認証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不正に取得したパスワードを用いて認証を得ようとした第三者を早期に発見することができる利用者認証システムを提供する。
【解決手段】この利用者認証システムは、利用者に向かってパスワードを構成する文字が配列された第1画面Dを表示するとともに、利用者以外の方向に向かって第1画面Dとは文字の配列が異なる別の画面(D)を表示するマルチビューディスプレイ7と、タッチされた位置情報から第1画面Dの当該位置に配列されている文字を認識するタッチパネル8と、第1画面D及び別の画面(D)において、同じ位置に配列された文字同士を対応付けることによって抽出された偽パスワードと、入力されたパスワードが一致するか否かを判断する制御部2と、入力されたパスワードと偽パスワードが一致する場合にアラーム出力を行うアラーム部9と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パスワードによって利用者を認証する利用者認証システムに関する。
従来から、銀行の自動現金預け払い機(ATM)において入出金等を行う際に、利用者に所定のパスワードを入力させて、その者が入出金等を行う権限を有する者であるかどうかの認証が行われている。一般的に、このような利用者認証では、パスワード入力手段としてタッチパネルが用いられている。
タッチパネルは、主にディスプレイ及びその前面に設けられたタッチパネルからなる。ディスプレイには、少なくとも“0”〜“9”の数字に対応したボタンが図10(A)に示すような配列(以下、このような配列を“テンキー”と称する。)で表示される。利用者は、ディスプレイ上に表示されたテンキーの各ボタンのうち、所定のパスワードに対応するボタンを指先でタッチする。タッチパネルは、タッチされたタッチパネルの位置情報と、ディスプレイの当該位置に表示されているボタンの数字を対応付けることにより、実際に入力されたパスワードを認識する。そして、入力されたパスワードと所定のパスワードが一致した場合にのみ、入出金等が行えるようになっている。
銀行のATMの他、利用者を認証する必要がある様々な分野において、上記したタッチパネルによる利用者認証が行われている。例えば、最近では、所定の訓練を受けていない者が誤って車両を動作させてしまうのを防止したり、車両が盗難されるのを防止したりするために、利用者認証システムが各種車両に取り付けられるようになってきている。
ところで、従来、パスワードの入力に用いられるテンキーの配列は1種類に固定されており、その配列は、概ね図10(A)に示すような“0”〜“9”の数字が規則性をもって配列されたものであった。また、例えば、電卓、パーソナルコンピュータのキーボード、家電製品のリモコンのような他のテンキーも、図10(A)に示すような配列となっていることが多い。
従って、利用者は、ディスプレイに表示されている見慣れたテンキー上において入力すべき数字を探すことなく、効率よくパスワードを入力することができる。しかしながら、その一方で、パスワードの入力に使用されるテンキーが見慣れた配列となっていることは、第三者によるパスワードの不正な取得を容易にしてしまうという問題があった。すなわち、パスワードを不正に取得しようとしている第三者は、テンキーが表示されているディスプレイ自体が見えにくい位置にある場合においても、利用者の指先の動きからパスワードを類推することができた。
そこで、パスワードの不正な取得を防ぐために、図10(B)に示すような、“0”〜“9”の数字がランダムに配列されたテンキーを使用した利用者認証システムがある。このシステムでは、利用者の指先の動きとともに、テンキーが表示されているディスプレイ自体を覗き見なければ、入力されているパスワードを特定することができない。
この他にも、パスワードが不正に取得されるのを防ぐ様々な利用者認証システムの検討がなされている。例えば、特許文献1に記載されている利用者認証システムでは、複数の数字からなるパスワードを入力している途中で、パスワードとは無関係なランダムな数字を入力させることによって、指先の動きからパスワードが類推されるのを防いでいる。
特開2000−182121号公報
しかしながら、上記した2つの利用者認証システムによれば、第三者によってパスワードが不正に取得されるのを防ぐことができても、そのような不正行為を行う第三者を早期発見することはできなかった。その結果、第三者が新たな手口で繰り返し不正行為を行おうとするのに対して、利用者認証システム側では、それに対抗する措置を講じ続けていく必要があり、労力とコストが掛かっていた。
そこで本発明は、不正に取得したパスワードを用いて、不正に認証を得ようとした第三者を早期に発見することができる利用者認証システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明の発明者は、従来の利用者認証システムに後述するマルチビューディスプレイを適用することによって、不正に認証を得ようとした第三者の早期発見に有効な利用者認証システムが得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明に係る利用者認証システムは、利用者が、タッチパネルによって複数の文字からなるパスワードを入力し、入力されたパスワードが所定のパスワードと一致するか否かに応じて当該利用者の認証を行う利用者認証システムであって、i)前記利用者に向かって、前記パスワードを構成する前記文字が配列されたパスワード入力画面を表示するとともに、前記利用者以外の方向に向かって、前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる別の画面を表示するマルチビューディスプレイと、ii)前記マルチビューディスプレイの前面に備えられて、タッチされた位置情報から、前記パスワード入力画面の当該位置に配列されている前記文字を認識するタッチパネルと、iii)前記パスワード入力画面及び前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面において、同じ位置に配列されている前記文字同士を対応付けることによって偽パスワードを抽出し、前記偽パスワードと、前記タッチパネルをタッチすることによって入力されたパスワードとが一致するか否かを判断する制御部と、iv)前記入力されたパスワードと前記偽パスワードが一致する場合にアラーム出力を行うアラーム部を備えている。
好ましくは、上記利用者認証システムは、v)前記所定のパスワードが格納された認証用カードが挿入され、前記認証用カードから前記所定のパスワードを読み出すカード読取部をさらに備えている。
好ましくは、前記パスワード入力画面及び前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面における前記文字の配列が、それぞれ、ランダムに決定されるようになっている。
また、上記利用者認証システムの実施形態では、前記マルチビューディスプレイが乗用車の運転席と助手席の間に備えられており、前記マルチビューディスプレイによって、前記運転席に向かって前記パスワード入力画面が表示されるとともに、前記助手席に向かって前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面が表示され、前記所定のパスワードが入力された際に前記乗用車が運転可能状態となるようにされている。
また、上記利用者認証システムの他の実施形態では、前記マルチビューディスプレイがカウンタバランス型のフォークリフトの搭乗席の正面に備えられており、前記マルチビューディスプレイによって、前記搭乗席に向かって前記パスワード入力画面が表示されるとともに、前記搭乗席の少なくとも左右両方向に向かって前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面が表示され、前記所定のパスワードが入力された際に前記フォークリフトが運転可能状態となるようにされている。
本発明に係る利用者認証システムでは、1つのディスプレイに利用者向けのパスワード入力画面と第三者向けの別の画面とが同時に表示され、パスワード入力画面のテンキーの配列と、第三者向けの画面のテンキーの配列から偽パスワード(=トラップPW)が抽出されるようになっている。この構成によれば、第三者向けの画面を参照して取得したトラップPWが正しいパスワードであると思い込んだ第三者が、それに基づいて不正に認証を得ようとするのを早期に発見することができる利用者認証システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、まず本発明で利用する“マルチビューディスプレイ”について簡単に説明した後に、本発明に係る利用者認証システムの好ましい構成について説明する。
[マルチビューディスプレイの説明]
本発明で利用するマルチビューディスプレイとは、1つの画面に独立した複数の画像を同時に表示することができ、見る角度によって、その複数の画像のうちのどの画像が見えるのかが変化するように構成されたディスプレイである。
図11(A)は、2画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイである。ディスプレイ7には、第1画面Dを表示するための画素と、第2画面Dを表示するための画素が独立して備えられている。各画素の前面(ディスプレイ表面側)には、不透明なスリット状のバリアが設けられており、これによって、各画素の視認角度が決定される。一例として、図11(A)では、ディスプレイ7を左方向から見た場合に第1画面Dのみが表示され、右方向から見た場合に第2画面Dのみが表示されるようになっている。なお、第1画面Dと第2画面Dに同一の画像を表示することもできる。
図11(A)に示すディスプレイ7をさらに発展させたものが、図11(B)に示すディスプレイ7’である。ディスプレイ7’は、第1画面D、第2画面Dと同時に、第3画面Dを表示することができる。一例として、図11(B)では、ディスプレイ7’を正面から見た場合に第1画面D、左方向から見た場合に第2画面D、右方向から見た場合に第3画面Dがそれぞれ表示されるようになっている。なお、ディスプレイ7’は、全ての画面に同一の画像を表示したり、任意の2つの画面に同一の画像を表示したりすることもできる。
上記したマルチビューディスプレイについては、例えば、特開2005−78076号公報において詳細に説明がなされている。また、最近では、このディスプレイを適用したカーナビゲーションシステムが、店頭で市販されるようになってきている。
[本発明に係る利用者認証システムの説明]
次に、図1〜図4を参照して、本発明に係る利用者認証システムについて説明する。
図1に示すように、利用者認証システム1は、主に、制御部2、PW格納部3、乱数発生部4、メモリ部5、画像生成部6、ディスプレイ7、及びアラーム部9から構成されている。ディスプレイ7としては、2画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイが適用されている。また、ディスプレイ7の前面には、タッチパネル8が設けられている。パスワードを入力する利用者はディスプレイ7の左前方に位置しており、ディスプレイ7は、この利用者に向かって第1画面Dを表示する。第1画面Dは、利用者が所定のパスワードを入力するためのパスワード入力画面である。また、ディスプレイ7の右前方には、利用者が入力するパスワードを不正に取得しようとする第三者が位置している。ディスプレイ7は、この第三者に向かって偽テンキーが表示された第2画面Dを表示する。
利用者認証システム1が起動すると、主にCPUからなる制御部2によって、PW格納部3に格納されている所定のパスワード(以下、利用者PW)が読み出され、利用者PWはメモリ部5に格納される(ステップS1−1、2)。PW格納部3は、例えば、不揮発性の半導体メモリからなり、利用者PWが読み出し可能に格納されている。また、メモリ部5は、例えば、揮発性の半導体メモリからなり、利用者PW及び後述するトラップPWが一時的に読み書き可能に格納される。
続いて、乱数発生部4によって生成される乱数を用いて、テンキーの配列情報であるテンキーパターンが決定される(ステップS1−3)。乱数発生部4では、例えば、図3(A)に示すようなテンキーの各キー(01、10、11・・・31、32)に対応する数字がランダムに決定される。
図3(B)に示す一例では、第1画面Dに表示されるテンキーの配列情報である第1テンキーパターンの決定に際して、まず、キーNo.01に対応する数字として、“0”〜“9”の数字の中からランダムに“7”が選択される。次に、キーNo.10に対応する数字として、“0”〜“6”、“8”、“9”の数字の中からランダムに“6”が選択される。以下、同様にして、キーNo.33までの各キーに対応する数字が順次決定されていく。また、第2画面Dに表示される偽テンキーの配列情報である第2テンキーパターンも、同様にして決定される。
決定された第1、第2テンキーパターン、及びメモリ部5に格納されている利用者PWから、トラップPWが抽出される(ステップS1−4)。例えば、図3(B)に示すようなテンキーパターンが決定され、利用者PWが“1357”である場合、第1テンキーパターンの“1357”と同じ位置に配列された第2テンキーパターンの数字がトラップPWとなる。つまり、トラップPWは“9061”である。抽出されたトラップPWは、メモリ部5に格納される(ステップS1−5)。
続いて、画像生成部6において、第1テンキーパターンに基づいたテンキーを含む第1画像データ、及び第2テンキーパターンに基づいた偽テンキーを含む第2画像データが生成される(ステップS1−6)。第1、第2画像データは、図3(A)に示すテンキーの各キーに、決定された第1、第2テンキーパターンの数字をあてはめたものである。
ディスプレイ7には、第1画像データに基づく第1画面D、及び第2画像データに基づく第2画面Dが表示される(ステップS1−7)。ディスプレイ7は、2画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイであり、利用者の方向に第1画面Dを表示するとともに、第三者の方向に第2画面Dを表示する。図4(A)及び(B)は、それぞれ、図3(B)に示す第1、第2テンキーパターンに基づいて表示される第1画面D及び第2画面Dである。
第1画面Dを見た利用者は、ボタン“1”“3”“5”“7”を順次タッチして、所定のパスワード“1357”を入力する(ステップS1−8)。入力されたパスワード(=入力PW)は、制御部2によって、メモリ部5に格納されている利用者PW“1357”と比較される(ステップS1−9)。そして、入力PWと利用者PWが一致すると判断された場合には、その利用者の認証が完了し、利用者認証フローは終了する。
前述したように、利用者が第1画面Dを参照してパスワードを入力する際(ステップS1−8)、このパスワードを不正に取得しようとしている第三者の方向には第2画面Dが表示されている。従って、第三者は、利用者が実際に入力した正しいパスワードとは異なる偽パスワードを、正しいパスワードであると思い込んで取得することになる。例えば、利用者が第1画面Dを参照してパスワード“1357”を入力すると、その指先の動きと第2画面Dから、第三者は“9061”が入力されたと思い込む。
不正に偽パスワードを取得した第三者は、利用者に成りすまして認証を得ようとする。利用者に成りすました第三者は、第2画面Dではなく第1画面Dが見える位置において、第1画面Dを参照して偽パスワード“9061”を入力する(ステップS1−8)。入力されたパスワード(=入力PW)は、制御部2によって、メモリ部5に格納されている利用者PW“1357”と比較される(ステップS1−9)。入力PWと利用者PWが一致しない判断された場合には、入力PWと、メモリ部5に予め格納されているトラップPW“9061”の比較が行われる(ステップS1−10)。そして、入力PWとトラップPWが一致すると判断された場合は、図1に示すアラーム部9によってアラーム出力がなされる(ステップS1−11)。これにより、“パスワードを不正に取得した者が認証を得ようとしている”ことが周囲の者に知れわたり、不正行為を行った者を早期に発見することができる。アラーム出力は、例えば、大音量の警告音である。
なお、単純に入力するパスワードを間違えたような場合、つまり、入力PWが利用者PWにもトラップPWにも一致しないと判断された場合には、誤入力回数に1が加算される(ステップS1−12)。そして、この誤入力が所定の回数(例えば、3回)に達するまで、ステップS1−8〜12が繰り返し実行され(ステップS1−13の“No”)、誤入力が所定の回数に達すると、アラーム出力がなされる(ステップS1−11)。
以上のように、本発明に係る利用者認証システムでは、1つのディスプレイに利用者向けの第1画面と第三者向けの第2画面とを同時に表示することによって、不正に認証を得ようとする第三者を早期に発見することができる。
次に、本発明に係る利用者認証システムの具体的な実施例について説明する。図5は、利用者認証システム1を乗用車に適用した例である。本実施例に係る利用者認証システム1は乗用車自体の制御部に関係しており、所定のパスワードが入力されて認証が完了した場合にのみ、乗用車を運転可能状態にすることができるようになっている。また、ディスプレイ7は、運転席と助手席の間に供えられており、カーナビゲーションシステムによる地図表示等も行うことができる。
本実施例で使用されるディスプレイ7は、2画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイで、運転席に向かって第1画面D(パスワード入力画面)が表示されるとともに、助手席に向かって第2画面Dが表示されるようになっている(図11(A)参照)。これにより、運転手が乗用車を運転可能状態にするべくパスワードを入力する際に、助手席の者に偽パスワードを取得させて、当該乗用車が勝手に使用されたり、盗難されたりするのを防ぐことができる。
他の具体的な実施例として、本発明に係る利用者認証システムは、図6(A)に示すカウンタバランス型のフォークリフトに適用される。このフォークリフトFでは、車両の幅方向ほぼ中央に搭乗席が設けられている。そして、図6(A)のB部に示す搭乗席の正面には、図6(B)に示すハンドルH、及び利用者認証システム1のディスプレイ7’が備えられている。本実施例に係る利用者認証システム1は、フォークリフトFの制御部に関係しており、所定のパスワードが入力されて認証が完了した場合にのみ、フォークリフトFを運転可能状態にすることができるようになっている。また、ディスプレイ7’は、フォークリフトのバッテリー残量等の表示も行うことができる。
この型のフォークリフトでは、搭乗席の左右両側からディスプレイ7’を覗き見されるおそれがある。従って、本実施例で使用されるディスプレイ7’には、3画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイが適用され、搭乗席(ディスプレイ7’の正面)に向かって第1画面D(パスワード入力画面)が表示されるとともに、左右両方向に向かってそれぞれ第2画面D及び第3画面Dが表示されるようになっている(図11(B)参照)。これにより、搭乗者がフォークリフトFを運転可能状態にするべくパスワードを入力する際に、第三者に偽パスワードを取得させて、当該フォークリフトFが勝手に使用されたり、盗難されたりするのを防ぐことができる。
以上、図1〜図6を参照して、本発明に係る利用者認証システムの好ましい構成について説明してきたが、本発明は上記構成に限定されず、種々の変形例が考えられる。
[変形例1]
まず、第1の変形例として、図7に示す利用者認証システム1’では、カード読取部10が備えられている。そして、利用者PWは、PW格納部3ではなく認証用カードCに格納されている。その他の構成は、図1に示す利用者認証システム1と同じである。
図7に示す利用者認証システム1’において、利用者が認証用カードCを挿入すると(図8のステップS2−1)、カード読取部10によって利用者PWが読み出され(ステップS2−2)、利用者PWはメモリ部5に格納される(ステップS2−3)。以下、図2で示したフローと同様に利用者認証フローは進行していく。この利用者認証システム1’において、不正な認証を得るためには、パスワードの取得とともに、認証用カードCの偽造が必要となる。従って、この利用者認証システム1’は、図1に示す利用者認証システム1よりも、不正行為に対して強固なシステムであるといえる。
[変形例2]
また、本発明で使用されるディスプレイは、多画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイであるが、各画面の視認角度は任意に変更することができる。一例として、3画面を同時に表示できるディスプレイ7’を上から見た模式図を図9に示す。図9(A)では、第1画面の視認角度がディスプレイ7’のほぼ正面に限定されている。一方、図9(B)では、第1画面の視認角度が比較的広く設定されている。ディスプレイが備えられる場所、想定される第三者の位置等に応じて各画面の視認角度を変えることにより、より利便性が高い利用者認証システムを提供することができる。
[その他の変形例]
上記実施例1、2では、本発明に係る利用者認証システムを乗用車及びフォークリフトに適用した場合について説明したが、この他にも、タッチパネルを用いて所定のパスワードを入力するあらゆる分野に適用することができる。例えば、本発明に係る利用者認証システムは、銀行のATMにおける入出金、貸しロッカーにおけるドアロック解除にも適用することができる。
また、各図面におけるテンキーの配列(タテ4×ヨコ3)は一例であって、他の配列にすることもできる。さらに、パスワードは、“0”〜“9”の数字で構成される4文字のものに限定されず、他の文字種、他の文字数に変更することもできる。
本発明に係る利用者認証システムのブロック図である。 本発明に係る利用者認証システムにおける認証のフローチャートである。 本発明に係る利用者認証システムで決定されるテンキーパターンを説明する図であって、(A)はテンキーの各キーに割り当てられたキーNo.を示す図、(B)は決定されたテンキーパターンの一例を示す図である。 本発明に係る利用者認証システムにおいてディスプレイに表示されるテンキーの一例であって、(A)は利用者に向かって表示される第1画面、(B)は第三者に向かって表示される第2画面である。 乗用車に取り付けられた、実施例1に係る利用者認証システムを示す図である。 カウンタバランス型フォークリフトに取り付けられた、実施例2に係る利用者認証システムを示す図である。 変形例1に係る利用者認証システムのブロック図である。 変形例1に係る利用者認証システムにおける認証のフローチャートである。 マルチビューディスプレイに表示された各画面の視認角度を説明する図であって、(A)は第1画面の視認角度をディスプレイの正面に限定した状態、(B)は(A)よりも第1画面の視認角度を広く設定した状態を示す図である。 従来のテンキーの一例であって、(A)は“0”〜“9”の数字が規則性をもって配列されている画面、(B)は“0”〜“9”の数字がランダムに配列されている画面である。 マルチビューディスプレイの概念を示す図であって、(A)は2画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイ、(B)は3画面を同時に表示できるマルチビューディスプレイである。
符号の説明
1 利用者認証システム
1’ 利用者認証システム
2 制御部
3 PW格納部
4 乱数発生部
5 メモリ部
6 画像生成部
7 ディスプレイ
8 タッチパネル
9 アラーム部
10 カード読取部
C 認証用カード
第1画面(利用者用)
第2画面(第三者用)
第3画面(第三者用)
H ハンドル

Claims (5)

  1. 利用者が、タッチパネルによって複数の文字からなるパスワードを入力し、入力されたパスワードが所定のパスワードと一致するか否かに応じて当該利用者の認証を行う利用者認証システムであって、
    i)前記利用者に向かって、前記パスワードを構成する前記文字が配列されたパスワード入力画面を表示するとともに、前記利用者以外の方向に向かって、前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる別の画面を表示するマルチビューディスプレイと、
    ii)前記マルチビューディスプレイの前面に備えられて、タッチされた位置情報から、前記パスワード入力画面の当該位置に配列されている前記文字を認識するタッチパネルと、
    iii)前記パスワード入力画面及び前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面において、同じ位置に配列されている前記文字同士を対応付けることによって偽パスワードを抽出し、前記偽パスワードと、前記タッチパネルをタッチすることによって入力されたパスワードとが一致するか否かを判断する制御部と、
    iv)前記入力されたパスワードと前記偽パスワードが一致する場合にアラーム出力を行うアラーム部と、
    を備えたことを特徴とする利用者認証システム。
  2. v)前記所定のパスワードが格納された認証用カードが挿入され、前記認証用カードから前記所定のパスワードを読み出すカード読取部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の利用者認証システム。
  3. 前記パスワード入力画面及び前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面における前記文字の配列が、それぞれ、ランダムに決定されることを特徴とする請求項1に記載の利用者認証システム。
  4. 前記マルチビューディスプレイが乗用車の運転席と助手席の間に備えられており、前記マルチビューディスプレイによって、前記運転席に向かって前記パスワード入力画面が表示されるとともに、前記助手席に向かって前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面が表示され、前記所定のパスワードが入力された際に前記乗用車が運転可能状態となるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の利用者認証システム。
  5. 前記マルチビューディスプレイがカウンタバランス型のフォークリフトの搭乗席の正面に備えられており、前記マルチビューディスプレイによって、前記搭乗席に向かって前記パスワード入力画面が表示されるとともに、前記搭乗席の少なくとも左右両方向に向かって前記パスワード入力画面とは前記文字の配列が異なる前記別の画面が表示され、前記所定のパスワードが入力された際に前記フォークリフトが運転可能状態となるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の利用者認証システム。
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