JP2009268500A - ヘアドライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタユニットを本体部に着脱可能に取り付けるのに用いる係合構造の耐久性をより向上させることが可能なヘアドライヤを得る。
【解決手段】本体側枠体11に、その表面11sからフィルタ側枠体12の装着方向と交差する方向(すなわち空気通路4の径方向)に弾性的に突没可能に突出する突起部15cを設ける一方、フィルタ側枠体12には当該突起部15cを受容する凹部12cを設け、それら突起部15cと凹部12cとの係合によってフィルタユニット(フィルタ側枠体12およびこれに一体化された上流側のフィルタ14)を本体部2に係止し、さらに、突起部15cの材料と本体側枠体11の材料とを相異ならせた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘアドライヤに関する。
従来、本体部に吸込口から吹出口に至る空気通路を形成し、本体部の吸込口側にフィルタユニットを着脱可能に取り付けたヘアドライヤが知られている(例えば特許文献1)。
この種のヘアドライヤでは、本体部およびフィルタユニットのうちいずれか一方に突起を設け、他方にその突起を受容する凹部を設けて、突起と凹部とを凹凸嵌合させることによって、フィルタユニットを本体部に取り付けるようになっている。
特開平6−46919号公報
しかし、上記凹凸嵌合させる構成では、突起を、本体部およびフィルタユニットのうちいずれか一方(突起を設けた方)の一般部分と一体に設けてあり、かかる構成では、一般部分として適した材料が、フィルタユニットを本体部に着脱するたびに反復的に応力が生じる突起の材料としては必ずしも最適とは言えず、長年の繰り返し使用によって突起が経時劣化し、突起と凹部との係合による本体部とフィルタユニットとの結合力が徐々に低下する場合があった。
そこで、本発明は、フィルタユニットを本体部に着脱可能に取り付けるのに用いる係合構造の耐久性をより向上させることが可能なヘアドライヤを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、本体部に吸込口から吹出口に至る空気通路を形成し、本体部の吸込口側にフィルタユニットを着脱可能に取り付けたヘアドライヤにおいて、上記本体部のフィルタユニット取付部および上記フィルタユニットの本体取付部のうちいずれか一方に、その表面からフィルタユニットの装着方向と交差する方向に弾性的に突没可能に突出する突起を設け、他方に、当該突起を受容する受容部を設け、それら突起と受容部との係合によってフィルタユニットを本体部に係止し、上記突起の材料と上記一方の一般部分の材料とを相異ならせたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記突起の、上記装着方向の手前側および奥側に、それぞれ傾斜面を形成し、上記二つの傾斜面のうち、上記フィルタユニットを装着する際に上記受容部に近接する側の傾斜面を、その反対側の傾斜面よりも、上記装着方向に対してより緩やかに傾斜させたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記突起を上記一般部分より摺動性の高い材料で構成したことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記突起を結晶性プラスチック樹脂材料で構成したことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記突起と当該突起を弾性的に突没させるべく弾性変形する弾性変形部とを一体化させたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、突起としてより適した材料を選定することが可能となるため、突起を上記一方に適した材料で一体成形する場合に比べて係合構造の耐久性をより向上させることができる。
請求項2の発明によれば、フィルタユニットを装着する際に要する力を比較的小さくし、フィルタユニットを取り外す際に要する力を比較的大きくすることができる。
請求項3の発明によれば、突起の摺動性を高めることで、係合構造の耐久性をより向上させることができる。
請求項4の発明によれば、突起を摺動性の比較的高い結晶性プラスチック樹脂材料とすることで、係合構造の耐久性をより向上させることができる。
請求項5の発明によれば、突起と弾性変形部とを別部品とする場合に比べて部品点数を減らして、構成の簡素化ならびに製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素については共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるヘアドライヤの内部構成を示す側面図(一部断面図)、図2は、本体部にフィルタユニットを取り付ける部分の分解斜視図、図3は、フィルタユニットを取り付けた部分の空気通路の中心線に沿う断面での断面図、図4は、フィルタユニットを取り付けた部分の空気通路の中心線と垂直な断面での断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかるヘアドライヤ1は、本体部2とハンドル部3とが略T字状に結合された形状を有している。なお、ハンドル部3は、回動部Rを屈曲の基点として折り畳み可能となっている。図1は、ハンドル部3を伸展させた状態を示している。
本体部2のケーシング2aは、断面略アーチ状の左右勝手違いの分割体同士を突き合わせて略筒状に形成されている。このケーシング2aの筒内には、吸込口4aから吹出口4bに至る空気通路4が形成される。空気通路4には、電動モータや軸流ファンを含む送風部5が設けられており、電動モータによって軸流ファンを回転させることで、空気通路4内に吸込口4aから吹出口4bに至る空気流が生成される。また、空気通路4の下流側にはヒータ6を設け、加熱された温風を吹出口4bから吹き出せるようにしてある。そして、本体部2内には、イオン発生部7を設け、排出口7aからイオン(ミスト)を排出できるようにしてある。
ハンドル部3のハンドルケーシング3aは、断面略アーチ状の左右勝手違いの分割体同士を突き合わせて形成されている。このハンドルケーシング3a内には、リード線9bが配索されている。また、ハンドル部3の長手方向中間部には、操作スイッチ8が設けられている。電源コード9は、本実施形態では二本のリード線9aを隣接して並べた扁平な形状となっている。電源コード9は、ハンドル部3の先端部のハンドルケーシング3aに形成した貫通孔3bから外部に引き出され、その引き出される部分をブッシング10で被覆してある。
イオン発生部7は、針状に形成される放電極7bと、その周囲を間隔をあけて取り囲むように配置される環状のグラウンド電極7cと、を備えており、放電極7bとグラウンド電極7cとの間に高電圧を印加させる。また、イオン発生部7は、ペルチェ素子等からなる冷却部を備えており、この冷却部によって空気中の水分を放電極7bに結露させ、この結露した水分を高電圧の印加に伴う放電によってレイリー分裂させて、マイナスに帯電した水の帯電微粒子(イオン)を生成する。こうして生成されたイオンを、空気通路4内の空気流を一部分岐した空気分流等を利用して放出する。
空気通路4の吸込口4aは、二つのフィルタ13,14で覆われている。このうち下流側のフィルタ13は、本体部2に固定される本体側枠体11に直接取り付けられ、上流側のフィルタ14は、本体側枠体11にフィルタ側枠体12を介して取り付けられる。本実施形態では、本体側枠体11がフィルタユニット取付部に相当し、上流側のフィルタ14およびフィルタ側枠体12がフィルタユニットに相当し、フィルタ側枠体12がフィルタユニットの本体取付部に相当する。
上流側のフィルタ14は、略平面状のメッシュとして形成されたフィルタ部14aと、そのフィルタ部14aの周縁に形成された比較的高さの低い筒状部14bとを備えている。筒状部14bのフィルタ部14aの反対側には複数のフック部14cが形成されており、このフック部14cおよび筒状部14bをフィルタ側枠体12に形成された環状の凹溝部12aに嵌入することで、フィルタ14をフィルタ側枠体12に取り付けるようになっている。
フィルタ側枠体12は、略円筒状に形成されており、その内周面12bには周方向に沿って細長い凹部12cが形成されている。また、外周面12dには、引き抜く際に手指等を引っ掛ける引掛部12eが凹凸形状として形成されている。
下流側のフィルタ13は、略半球状のメッシュとして形成されたフィルタ部13aと、そのフィルタ部13aの周縁に形成された比較的高さの低い筒状部13bとを備えている。筒状部13bにおいてフィルタ部13aの反対側には複数のフック部13cが形成されている。そして、これら複数のフック部13cを本体側枠体11の外周に形成された複数の凹部11dに嵌入し、かつ筒状部13bを本体側枠体11に形成された環状の凹溝部11cに挿入することで、フィルタ13を本体側枠体11に着脱可能に取り付けるようになっている。
本体側枠体11は、外筒部11aと内筒部11bとが上流側で結合された二重の筒状となっており、それら外筒部11aおよび内筒部11bが結合される上流側の端部に、環状の凹溝部11cが形成されている。外筒部11aには、周方向に沿って細長いスリット状の貫通孔11eが形成されている。そして、図4に示すように、外筒部11aと内筒部11bとの間には、相互に間隔をあけて略平行に配置された一対のリブ11f,11fが、空気通路4の中心線について相互に対称となる位置に二対配置されている。
そして、本実施形態では、本体側枠体11に、フィルタ側枠体12を着脱可能に取り付けるための取付具15が装着される。取付具15は、略Ω字状に屈曲された帯板状に形成されている。また、その長手方向両端部にはそれぞれフック部15bが形成されており、これら二つのフック部15b間で略C字状に屈曲される帯状部15aの長手方向略中央部には、屈曲外方に向けて突出する突起部15cが設けられている。帯状部15aは突起部15cの押圧に伴って弾性変形する。すなわち、本実施形態では、この帯状部15aが弾性変形部に相当する。
また、かかる構成の取付具15を本体側枠体11に取り付けるため、各リブ11fには、フック部15bを受容する受容部として細長い貫通孔11gが形成されている。
上記構成において、取付具15は、図3,図4等に示すように、帯状部15aの長手方向を本体側枠体11の周方向に沿わせるとともに、当該帯状部15aを外筒部11aの内周に沿わせた姿勢で、フック部15bを貫通孔11gに挿通し、突起部15cを貫通孔11eに挿通し、当該貫通孔11eに挿通された突起部15cの先端側が外筒部11aの表面11sより外方に突出した状態で、取り付けられる。
そして、図3および図4に示すように、本体側枠体11にフィルタ側枠体12を装着した状態では、外筒部11aの表面11sから突出した突起部15cが、フィルタ側枠体12の内周面12bに形成された凹部12cに挿入される。本実施形態では、これら突起部15cと凹部12cとの係合によって、本体側枠体11とフィルタ側枠体12とが相互に係止される。すなわち、本実施形態では、突起部15cが本発明の突起に相当し、凹部12cが当該突起を受容する受容部に相当する。
取付具15は、突起部15cを内径方向に押圧することで撓み(弾性変形し)、表面11s(に形成した貫通孔11e)から空気通路4の中心線と交差する方向(本実施形態では直交する方向)に弾性的に突没可能に構成されている。したがって、フィルタ側枠体12を本体側枠体11に装着する際には、突起部15cは、フィルタ側枠体12の凹部12cよりも装着方向先方側(図3では左側)となる部分によって、径内方向に押されることで貫通孔11e内に没入し、凹部12cが貫通孔11eと重なり合う位置まで当該装着方向に押し込まれたときに、貫通孔11eから径外方向に突出して凹部12c内に挿入される。
一方、図3および図4に示す状態からフィルタ側枠体12を取り外すに際しては、フィルタ側枠体12の外周面12dに形成された引掛部12eを手指を掛けるなどして当該フィルタ側枠体12を本体側枠体11から引き抜くことになる。この際、突起部15cは、フィルタ側枠体12の凹部12cよりも装着方向先方側(図3では左側)となる部分によって径内方向に押されることで貫通孔11e内に没入し、フィルタ側枠体12が引き抜かれて押圧が解除されたときに、貫通孔11eから径外方向に突出する。
すなわち、本実施形態では、本体側枠体11に取付具15を装着し、本体側枠体11の外筒部11aの表面11sから突起部15cを突没可能に突出させることで、フィルタ側枠体12を本体側枠体11に抜き差して着脱できるようにしてある。なお、リブ11f,11fの間隔や、貫通孔11gの形成位置、取付具15の形状等の各部のスペックが、帯状部15aの弾性変形や突起部15cと凹部12cとの係合等を考慮して適宜に設定されていることが理解できよう。
さらに、本実施形態では、本体側枠体11(の一般部分、本実施形態では全体)と、取付具15とを異なる材料で構成し、特に、取付具15を、本体側枠体11(の一般部分)の材料より摺動性の高い材料で構成してある。具体的には、例えば、本体側枠体11を、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS),ポリカーボネート(PC)等の非結晶性プラスチック材料とし、取付具15を、ポリアミド(PA),ポリアセタール(POM),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の結晶性プラスチック材料とする。上記本体側枠体11の材料は、耐熱性、難燃性、美観という点で好適であり、上記取付具15の材料は、摺動性、剛性という点で好適である。
以上説明したように、本実施形態では、フィルタユニット取付部としての本体側枠体11に、その表面11sからフィルタユニットをなすフィルタ側枠体12の装着方向と交差する方向に弾性的に突没可能に突出する突起部15cを設ける一方、フィルタ側枠体12には当該突起部15cを受容する凹部12cを設け、それら突起部15cと凹部12cとの係合によってフィルタユニット(フィルタ側枠体12およびこれに一体化された上流側のフィルタ14)を本体部2に係止し、突起部15cの材料と本体側枠体11の材料とを相異ならせた。このため、突起部15cとしてより適した材料を選定することが可能となって、突起部15cを本体側枠体11に適した材料で一体成形する場合に比べて、係合構造の耐久性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、突起部15cを本体側枠体11より摺動性の高い材料で構成した。ここで仮に、突起部を比較的摺動性の低い材料で構成したとすると、着脱の際に突起部がフィルタ側枠体に引っ掛かるなどして、突起部側で局所的に変形量が大きくなって応力集中が大きくなる虞がある。この点、本実施形態では、突起部15cを比較的摺動性の高い材料で構成したため、このような応力集中を抑制して、係合構造の耐久性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、突起部15cを結晶性プラスチック樹脂材料で構成した。よって、突起部15cの摺動性を高めて、上記応力集中の抑制を図ることができる。
また、本実施形態では、突起部15cを本体側枠体11と別部材(別部品)として構成したため、これらを一体化した場合に比べて、突起部15cあるいはその周辺部に生じる応力をより一層低減することができる。
また、本実施形態では、突起部15cと弾性変形部としての帯状部15aとを一体化させた。このため、これらを別部品として構成した場合に比べて部品点数を減らして組み付け作業性を向上することができる。
(第2実施形態)図5は、本実施形態にかかるヘアドライヤに装備されるフィルタユニット取付部としての本体側枠部の側面図、図6は図5のVI−VI断面図である。
本実施形態では、上記第1実施形態の取付具15に替えて、本体側枠体11Aに一体化させた取付部15Aを設けたものであり、この部分以外については上記第1実施形態と同様の構成としてある。この本体側枠体11Aは、上記第1実施形態に開示されている本体側枠体11に替えて用いることができ、この本体側枠体11Aにフィルタ側枠体12を装着することができる。
本実施形態では、外筒部11aを略U字状にくり抜いて貫通孔15dを形成し、その貫通孔15dの内側で片持ち梁状に残った帯状部15aの先端側に、突起部15cを設けたものである。かかる構成では、フィルタ側枠体12を本体側枠体11Aに対して着脱する際には、帯状部15aが弾性変形して撓み、突起部15cが外筒部11aの表面11sに対して突没することになる。
さらに、本実施形態では、二色成形により、突起部15cの材料と本体側枠体11Aの一般部分の材料とを相異なるものとしている。すなわち、本実施形態にあっては、少なくとも突起部15cについては、本体側枠体11Aの一般部分よりも摺動性の高い材料とし、さらに上記第1実施形態で開示したのと同様の結晶性プラスチック材料としてある。二色成形の境界は適宜に定めることができ、例えば、突起部15cの突出側先端部のみや、突起部15c、突起部15cおよび帯状部15a、突起部15cから帯状部15aの根元部周辺までなどを、一般部分と相異なる材料とすることができる。
したがって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、突起部15cおよび帯状部15aを本体側枠体11Aに一体化した分、これらが別体として構成された場合に比べて部品点数が減り、組み付け時の作業性を向上できるという利点がある。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、突起部15cの、フィルタユニット(フィルタ側枠体12)の装着方向(図6中の線Iに沿う方向)の手前側(図6では右側)および奥側(図6では左側)に、それぞれ傾斜面15i,15pを形成し、二つの傾斜面15i,15pのうち、フィルタユニットを装着する際にフィルタ側枠体12の凹部12c(図2〜図4参照)に近接する側の傾斜面15iを、その反対側の傾斜面15pよりも、装着方向(線Iに沿う方向)に対してより緩やかに傾斜させた。具体的には、側面視で挿入方向手前側にある傾斜面15iと線Iとのなす角度を45°とし、その反対側の傾斜面15pと線Iとのなす角度を60°とした。かかる構成により、フィルタユニットを装着する際に要する力を比較的小さくし、フィルタユニットを取り外す際に要する力を比較的大きくして抜けにくくすることができる。なお、かかる構成は他の実施形態に対しても同様に適用できることは言うまでもない。また、設定角度は適宜に変更可能である。
(第2実施形態の変形例)図7は、第2実施形態の変形例にかかるヘアドライヤに装備されるフィルタユニット取付部としての本体側枠部の側面図、図8は図7のVIII−VIII断面図である。
この変形例では、本体側枠体11Bの外筒部11aに、周方向に沿って相互に平行で同じ長さの二本の細長いスリット状の貫通孔15dを並べて形成することで、それら貫通孔15d,15d間に、略矩形の両端支持梁状の帯状部15aを形成し、その帯状部15aの略中央部に、突起部15cを設けて取付部15Bを構成したものである。かかる構成でも、フィルタ側枠体12を本体側枠体11Bに対して着脱する際には、帯状部15aが弾性変形して撓み、突起部15cが外筒部11aの表面11sに対して突没することになる。
そして、上記第2実施形態と同様に、二色成形を行い、少なくとも突起部15cについては、本体側枠体11Bの一般部分よりも摺動性の高い材料とし、さらに上記第1実施形態で開示したのと同様の結晶性プラスチック材料としてある。
したがって、かかる変形例によっても上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)図9は、本実施形態にかかるヘアドライヤの本体部の断面図、図10は、図9の一部の拡大図である。
本実施形態にかかるヘアドライヤ1Cは、基本的には上記第1実施形態にかかるヘアドライヤ1と同様の構成を備えている。ただし、突起と弾性変形部とを別部材として構成した点が、上記各実施形態と相違している。
すなわち、本実施形態では、図10に示すように、本体部2Cに固定される本体側枠体11Cにおいて、突起部15cを含む可動部15Cを、弾性体としてのコイルスプリング16によって、当該突起部15cを貫通孔11eより外方に突出する方向に付勢するように取り付けてある。内筒部11bにはコイルスプリング16の台座11hを設け、外筒部11aには、可動部15Cのガイドリブ11jを設けてある。
そして、本実施形態では、可動部15Cの材料を、本体側枠体11Cの一般部分よりも摺動性の高い材料とし、さらに上記第1実施形態で開示したのと同様の結晶性プラスチック材料としてある。
したがって、かかる構成によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。例えば、突起や弾性変形部をフィルタユニット側(フィルタ側枠体)に設けてもよい。
本発明の第1実施形態にかかるヘアドライヤの内部構成を示す側面図(一部断面図)である。 本発明の第1実施形態にかかるヘアドライヤの本体部にフィルタユニットを取り付ける部分の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるヘアドライヤのフィルタユニットを取り付けた部分の空気通路の中心線に沿う断面での断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるヘアドライヤのフィルタユニットを取り付けた部分の空気通路の中心線と垂直な断面での断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるヘアドライヤに装備されるフィルタユニット取付部としての本体側枠部の側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例にかかるヘアドライヤに装備されるフィルタユニット取付部としての本体側枠部の側面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるヘアドライヤの本体部の断面図である。 図9の一部の拡大図である。
符号の説明
1,1C ヘアドライヤ
2,2C 本体部
4 空気通路
4a 吸込口
4b 吹出口
11,11A,11B,11C 本体側枠体(フィルタユニット取付部)
11s 表面
12 フィルタ側枠体(本体取付部)
12c 凹部(受容部)
14 フィルタ
15a 帯状部(弾性変形部)
15c 突起部(突起)
15i (フィルタユニットを装着する際に受容部に近接する側の)傾斜面
15p (反対側の)傾斜面
I 装着方向

Claims (5)

  1. 本体部に吸込口から吹出口に至る空気通路を形成し、本体部の吸込口側にフィルタユニットを着脱可能に取り付けたヘアドライヤにおいて、
    前記本体部のフィルタユニット取付部および前記フィルタユニットの本体取付部のうちいずれか一方に、その表面からフィルタユニットの装着方向と交差する方向に弾性的に突没可能に突出する突起を設け、他方に、当該突起を受容する受容部を設け、それら突起と受容部との係合によってフィルタユニットを本体部に係止し、
    前記突起の材料と前記一方の一般部分の材料とを相異ならせたことを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 前記突起の、前記装着方向の手前側および奥側に、それぞれ傾斜面を形成し、
    前記二つの傾斜面のうち、前記フィルタユニットを装着する際に前記受容部に近接する側の傾斜面を、その反対側の傾斜面よりも、前記装着方向に対してより緩やかに傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
  3. 前記突起を前記一般部分より摺動性の高い材料で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のヘアドライヤ。
  4. 前記突起を結晶性プラスチック樹脂材料で構成したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のヘアドライヤ。
  5. 前記突起と当該突起を弾性的に突没させるべく弾性変形する弾性変形部とを一体化させたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のヘアドライヤ。
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