JP2009268238A - Pwm制御回路及びこれを備える昇圧型力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動信号を安定的に出力させ得るPWM制御回路を提供し、併せて、出力電圧の安定的な制御を実現させ得る昇圧型力率改善回路を提供する。
【解決手段】PWM制御回路10には、昇圧型力率改善回路PFCにて生成された出力電圧Voutを検出する出力電圧検出回路12と、検出電圧合成回路13の二次検出出力電圧Vrに基づいてIC入力電圧Vsを出力させる検出電圧調整回路14と、入力ポートP1を共通にするフィードバック制御回路及び過電圧保護回路を具備する専用IC15とが構成さる。ここで、検出電圧調整回路14では、当該検出電圧調整回路14によって規定される許容電圧Vovp2より出力電圧Vovpの方が低い場合、IC入力電圧VsをIC入力許容電圧Vkthより低値に制御させ、許容電圧Vovp2より前記出力電圧の方が高い場合、前記IC入力電圧を前記IC入力許容電圧より高値に制御させる。
【選択図】図3

Description

本発明はPWM制御回路及びPWM制御回路を備える昇圧型力率改善回路に関し、特に、過電圧保護機能を備える専用ICを当該PWM制御回路へ搭載させる際に用いて好適のものである。
従来より、電気製品に搭載されるコンバータとして、交流電源から変換した整流電圧を昇圧させ適宜の出力電圧を得る昇圧型力率改善回路が利用されている。かかる昇圧型力率改善回路には、PWM制御回路が配備され、PWM制御(Power Width Modulation)によって力率の改善が図られている。また、かかるPWM制御回路では、昇圧型力率改善回路を安全に駆動させる技術について種々の検討が成されている。
例えば、PWM制御回路には、昇圧型力率改善回路にて生成された出力電圧を検出することにより当該出力電圧の極度な上昇を防止させる、所謂、過電圧保護回路が構成されている。かかる過電圧保護回路では、出力電圧の検出値に基づいて生成された所定の検出電圧が入力され、当該所定の検出電圧によって出力電圧の状態を判別する。そして、PWM制御回路では、出力電圧が或る一定の閾値を超えたとする信号を過電圧保護回路が検知すると、当該PWM制御回路から出力される駆動信号を中断させ、これに応じて、昇圧型力率改善回路の動作が停止されることとなる。
一方、PWM制御回路のために特化して開発された集積回路として、PWM制御を実現させるフィードバック制御回路をワンチップ化させた専用ICが製品化されている。かかる専用ICは、PWM制御回路の簡素化及び小型化を効果的に実現させ、PWM制御回路を構成させる実装部品として広く用いられている。更に、かかる専用ICには、近年、上述した過電圧保護回路を内蔵させたものが数多く製品化されている。
特開平10−127046号公報(特許文献1)では、過電圧保護機能付専用ICを搭載させた昇圧型コンバータの制御回路が紹介されている。制御回路(特許請求の範囲におけるPWM制御回路)は、出力電圧検出手段(特許請求の範囲における出力電圧検出回路)と、分圧抵抗(本実施の形態における入力電圧検出回路)と、出力電圧補正手段(本実施の形態における検出電圧合成回路)と、過電圧の保護回路等が適宜内蔵された専用ICとから構成されている。かかる構成を具備する制御回路では、昇圧型コンバータ(特許請求の範囲における昇圧型力率改善回路)における出力電圧と入力電圧との双方の電圧値に基づく検出出力電圧(特許請求の範囲における所定の検出電圧)を生成させるので、専用ICでは、当該検出出力電圧を受信すると、入力電圧と出力電圧との双方の電圧値に応じて駆動信号を出力させることとなる。従って、昇圧型コンバータでは、かかる専用ICによって駆動されるため、出力電圧が入力電圧の電圧値に応じて制御され、これにより、当該昇圧型コンバータの後段に接続される負荷のストレスが軽減される。
特開平10−127046号公報
ここで、過電圧保護回路が内蔵された専用ICを用いる場合、図4又は図9等に示す如く、かかる専用ICには、所定の検出電圧を印加させる入力ポートP1を一箇所しか設けていないものが数多く市販されている。そして、図4又は図9の専用ICに限らず、一箇所の検出電圧用入力ポートを具備する専用ICを用いると、特許文献1の技術では、図14に示す如く、出力電圧Voutの制御されるべき理想値Vothがフィードバック制御回路の基準電圧(実施例における制御基準電圧)に基づいて画定されるため、専用ICに入力される所定の検出電圧は、フィードバック制御回路の基準電圧に基づいて調整されることとなる。このとき、フィードバック制御回路に入力された所定の検出電圧はその電圧値を変えることなく過電圧保護回路にも入力されるので、出力電圧Voutの上限値とされる許容電圧Vovp1は、設計意図と無関係な電圧値として自動的に画定されてしまう。
かかる場合、図14(a)に示す如く、出力電圧Voutの理想値Vothを所望の値に設定した時、これに応じて許容電圧Vovp1が低く設定されてしまうと、許容電圧Vovp1を超えてしまう出力電圧Voutが頻発することとなるで、これに伴って、PWM制御回路では、昇圧型力率改善回路を動作させる駆動信号が度々中断され、一方、昇圧型力率改善回路では、出力電圧Voutの安定的な制御が実施されなくなるとの問題が生じる。
また、図14(b)に示す如く、PWM制御回路に実装される電気的素子又は専用ICには性能上のバラつきが存在するため、出力電圧Voutの理想値Vothが実質的に上昇してしまう現象が起こり得る。かかる現象によって、許容電圧Vovp1を超えてしまう出力電圧Voutが頻発すると、上述同様、PWM制御回路では、昇圧型力率改善回路の駆動信号が度々中断され、一方、昇圧型力率改善回路では、出力電圧Voutを安定的に制御できなくなるとの問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑み、駆動信号を安定的に出力させ得るPWM制御回路の提供、及び、出力電圧の安定的な制御を実現させ得る昇圧型力率改善回路の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では次のようなPWM制御回路の構成とする。即ち、 昇圧型力率改善回路にて生成された出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、入力された所定の検出電圧に基づいてIC入力電圧を出力させる検出電圧調整回路と、前記IC入力電圧が印加される入力ポートへ接続され当該IC入力電圧に基づき波形制御した駆動信号を出力させるフィードバック制御回路と前記入力ポートに接続され前記IC入力電圧の上限値とされるIC入力許容電圧を上回るIC入力電圧の電圧値を検出する過電圧保護回路と前記IC入力許容電圧を上回るIC入力電圧の電圧値を検出した際に前記駆動信号の出力を中断させるドライブ回路とを具備する専用ICとから構成され、前記検出電圧調整回路は、当該検出電圧調整回路によって規定される許容電圧より前記出力電圧の方が低い場合、前記IC入力電圧を前記IC入力許容電圧より低値に制御させ、前記許容電圧より前記出力電圧の方が高い場合、前記IC入力電圧を前記IC入力許容電圧より高値に制御させる。
好ましくは、前記所定の検出電圧は、前記出力電圧検出回路から出力される検出出力電圧、又は、前記検出出力電圧に補正波形を合成させた二次検出出力電圧とされる。
このとき、前記検出電圧調整回路は、一端の入力点では前記検出出力電圧又は前記二次検出出力電圧の何れかが印加され他端の出力点では前記専用ICの入力ポートに接続される調整抵抗と、一端では所定の定電圧が印加され他端では前記出力点に接続されたプルアップ抵抗と、一端が前記出力点に接続され当該出力点の電圧値を減少させるプルダウン抵抗とから構成させても良い。また、前記検出電圧調整回路は、一端の入力点では前記検出出力電圧又は前記二次検出出力電圧の何れかが印加され他端の出力点では前記専用ICの入力ポートに接続される調整抵抗と、一端が前記出力点に接続され当該出力点の電圧値を減少させるプルダウン抵抗とから構成させても良い。
また、本発明では次のような昇圧型力率改善回路の構成とする。即ち、当該昇圧型力率改善回路は、交流電源の電圧を整流波化させ入力電圧を生成する整流回路と、リアクトル及び整流素子及び平滑コンデンサ及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子の動作を制御させる制御回路とから成り、前記出力電圧が前記入力電圧から昇圧されて略一定値に制御され、前記制御回路は、上述した発明のうち何れか一つのPWM制御回路であることとする。
本発明に係るPWM制御回路では、所定の検出電圧を出力電圧調整回路によって低下させるので、かかる所定の入力電圧が増加する場合であっても、一定の条件を満たす所定の入力電圧にあっては、専用ICへ入力されるIC入力電圧がIC入力許容電圧値より低値に制御され、これにより、専用ICでは、過電圧保護回路が頻繁に駆動されることなく、スイッチング素子を動作させる駆動信号の安定供給を実現させる。
また、かかるPWM制御回路を用いた昇圧型力率改善回路では、出力電圧の上限値とされる許容電圧を向上させることが可能とされるので、スイッチング素子を動作させる駆動信号が専用ICから安定的に供給され、これにより、スイッチング素子を緊急停止させることなく、出力電圧の制御動作を持続させることが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態につき図面を参照して説明する。図1には、昇圧型力率改善回路の構成が示されている。当該昇圧型力率改善回路PFCは、整流回路DSと、リアクトルL及び整流素子D及びスイッチング素子Qと、PWM制御回路10とから構成される。また、昇圧型力率改善回路PFCの後段には、接続端子+q及び−qが設けられ、図示されないインバータ回路又は所定の負荷等が接続される。
整流回路DSは、商用電源等の交流電源に接続され、かかる交流電源の電圧及び電流の負領域を反転させ、これにより、整流波化された入力電圧Vin及び入力電流を生成する。また、整流回路DSは、ハイサイドラインLH及びローサイドラインLLが接続され、入力電圧Vinを印加させる。尚、本実施の形態では、整流回路DSがダイオードブリッジのみによって構成されているため、出力電圧Vinの波形は全波波形とされているが、例えば、コンデンサインプット型の整流回路に置換えて、出力電圧Vinの減少曲線部を平滑化させるようにしても良い。
リアクトルLは、ハイサイドラインLHに介挿され、入力電流によってエネルギーを蓄積させ、スイッチング素子Qの動作に応じて当該エネルギーを開放させる。
整流素子Dは、アノード側がリアクトルLに接続されカソード側が端子+qの方向へ接続される。かかる整流素子Dは、ハイサイドラインLHを流れる電流をコンデンサCへと供給させ、一方、コンデンサCから流出する逆流電流の通過を阻止させる。
平滑コンデンサCは、整流素子Dから供給された電流を通過させ、これにより、両極板へ電荷が蓄積され、出力電圧Voutを生成させる。かかる出力電圧Voutは、PWM制御回路10及びスイッチング素子Qの動作によって一定値に制御される。
スイッチング素子Qは、PWM制御回路10から受信した駆動信号に応じて動作し、ハイサイドラインLHとローサイドラインLLとを短絡させる。従って、スイッチング素子Qは、駆動信号を受信すると、ハイサイドラインLHに流れる電流をローサイドラインLLへ引き込み、駆動信号の受信が途絶えると、当該スイッチング素子Qの内部を通過する電流を遮断させ、かかる電流の流れを整流素子Dの方向へと変更させる。尚、かかるスイッチング素子Qは、バイポーラトランジスタ又はMOSFET又はIGBT等の如く、電気的な信号に応じて作動する素子が用いられる。
PWM制御回路10は、図示の如く、信号ラインLi及び信号ラインLo及び信号ラインLsを具備し、信号ラインLiはリアクトルLの直前に接続され、信号ラインLoは整流素子Dの直後に接続され、信号ラインLsはスイッチング素子Qの信号受信用端子に接続される。かかる構成により、PWM制御回路10では、信号ラインLi及びLoを介して入力電圧Vin及び出力電圧Voutの情報を取得し、これに基づいて演算処理を実施させ、駆動信号を出力させる。そして、信号ラインLsに接続されたスイッチング素子Qは、当該駆動信号によって適宜に駆動される。また、本実施の形態に係るPWM制御回路10は、入力電圧Vin及び出力電圧Voutのみの情報に基づいて駆動信号を算出する構成とされているが、これに限定することなく、ローサイドラインLLの電流値を検出する信号ライン、又は、リアクトルLの動作状態を検出する構成等を適宜追加させても良い。尚、上述したPWM制御回路10の詳細な構成及び動作については追って詳述する。
かかる構成を具備する昇圧型力率改善回路PFCは以下の如く動作する。即ち、整流回路DSに交流電源Eが供給されると、当該整流回路DSは、後段に配されるハイサイドラインLH及びローサイドラインLLの両端に全波波形の入力電圧Vinを印加させる。この後、PWM制御回路10の動作状態に応じて、昇圧型力率改善回路PFCは、以下の二種類の動作を連続的に繰り返す。
先ず、PWM制御回路10が駆動信号を出力している場合、スイッチング素子Qは、ON状態とされるので、当該スイッチング素子Qの内部には電流が通過できるようになる。従って、回路を構成するハイサイドラインLH及びローサイドラインLLが短絡され、リアクトルLでは、内部エネルギーが蓄積される。
次に、PWM制御回路10が駆動信号を出力しない場合、スイッチング素子Qは、OFF状態とされるので、当該スイッチング素子Qを通過する電流を遮断させる。このとき、リアクトルLに流れる電流が減少するので、当該リアクトルにて逆起電力が発生し、整流素子Dを通過する電流が増加する。そして、かかる如く通過した電流は、コンデンサCへ供給され、当該コンデンサCに電荷が蓄積される。このとき、コンデンサCの両端電圧は、極板間に蓄積された電荷に応じて変動し、スイッチング素子Qの動作に応じて略一定値に制御される。かかる両端電圧は、リアクトルLの逆起電力によってチャージアップされ、入力電圧Vinのピーク値より高い値に昇圧される。
以上の如く、昇圧型力率改善回路10は、スイッチング素子QのON/OFF制御が実施され、コンデンサCの両端電圧を略一定値に制御させる。このとき同時に、コンデンサCの両端電圧は入力電圧Vinから一定レベル昇圧され、当該両端電圧を出力電圧Voutとして端子+q及び端子−qの両端に印加させる。
以下、種々の実施例を用い、本実施の形態の特徴部とされるPWM制御回路10について説明する。
図2には、本実施例に係るPWM制御回路の構成が示されている。かかるPWM制御回路10は、入力電圧検出回路11と出力電圧検出回路12と検出電圧合成回路13と検出電圧調整回路14と専用IC15とから構成され、当該PWM制御回路10には、更に、信号ラインLoに接続された端子S1と、信号ラインLiに接続された端子S2と、信号ラインLsに接続された端子S3とが配備されている。
入力電圧検出回路11は、端子S2に接続され、昇圧型力率改善回路PFCにおける入力電圧Vinの電圧値が入力され、当該電圧値に基づいて検出入力電圧Vpを生成させる。また、入力電圧検出回路11は、検出電圧合成回路13に接続され、かかる如く生成された検出入力電圧Vpを出力させる。
出力電圧検出回路12は、端子S1に接続され、昇圧型力率改善回路PFCにて生成された出力電圧Voutを検出し、当該出力電圧Voutの電圧値に基づいて検出出力電圧Vqを生成させる。また、かかる出力電圧検出回路12は、検出電圧合成回路13に接続され、当該検出出力電圧Vqを出力させる。
検出電圧合成回路13は、入力電圧検出回路11及び出力電圧検出回路12の双方に接続されており、検出入力電圧Vp(特許請求の範囲における補正波形)と検出出力電圧Vqとが入力される。そして、検出出力電圧Vqに検出入力電圧Vpの波形成分を合成し、二次検出出力電圧Vrを生成させる。また、検出電圧合成回路13は、検出電圧調整回路14に接続され、当該二次検出出力電圧Vrを出力させる。
検出電圧調整回路14は、検出電圧合成回路13に接続さており、二次検出出力電圧Vrが入力され、当該二次検出出力電圧に基づいてIC入力電圧Vsを生成させる。また検出電圧調整回路14は、専用IC15の入力ポートに接続され、IC入力電圧Vsを出力させる。かかる検出電圧調整回路14では、二次検出出力電圧Vrの電圧値に応じてIC入力電圧Vsを制御させ、適正化されたIC入力電圧Vsを出力することで、専用IC15を所望の状態にて動作させる。前述の如く、二次検出出力電圧Vrは、昇圧型力率改善回路PFCの出力電圧Voutに応じて画定される値とされるため、検出電圧調整回路14は、出力電圧Voutに応じてIC入力電圧Vsを調整させ、専用IC15を所望の状態にて動作させることになる。
専用IC15は、PWM制御回路に搭載されるために特化して製品化された専用のICである。かかる専用IC15は、出力電圧Voutを略一定値に制御させるフィードバック制御回路と、IC入力電圧Vsの上限値とされるIC入力許容電圧Vkthが供給され、当該IC入力許容電圧VkthとIC入力電圧Vsとの比較結果を比較信号として出力させる過電圧保護回路と、フィードバック制御回路の処理結果と過電圧保護回路の比較信号とに基づいて駆動信号の出力を中断又は継続させるドライブ回路とが内蔵されている。また、専用IC15は、端子S3に接続され、当該端子S3及び信号ラインLsを介してスイッチング素子Qへ駆動信号を供給させる。
尚、上述した検出電圧調整回路14及び専用IC15については、以下、図3乃至図5を参照して詳述することとする。
図3には、本実施例に係るPWM制御回路10の回路構成が示されている。尚、同図には、端子S1に印加される出力電圧Vout、端子S2に印加される入力電圧Vin、更に、検出出力電圧Vq、二次検出出力電圧Vr、IC入力電圧Vsが便宜的に示されている。
入力電圧検出回路11は、抵抗R6乃至R10と、オペアンプAMP1と、ダイオードDdと、コンデンサCdとから構成されている。図示の如く、抵抗R6及び抵抗R7は、分圧抵抗を成し、一端では入力電圧Vinが印加され、他端ではグランドに接地されている。オペアンプAMP1は、非反転端子には抵抗R6及び抵抗R7の分圧点が接続され、反転端子には抵抗R8の一端が接続されている。かかる抵抗R8は、他端がグランドへ接地されている。また、オペアンプAMP1の出力端子には、抵抗R10及びダイオードDdから成る直列回路が接続されている。そして、かかる直列回路の出力端とオペアンプAMP1の反転端子との間には抵抗R9が並列接続されている。更に、直列回路の出力端には、グランドに接地されたコンデンサCdと、出力用の信号ラインとが接続されている。
かかる入力電圧検出回路11では、昇圧型力率改善回路PFCの入力電圧Vinが印加されると、オペアンプAMP1では、分圧された入力電圧Vinが非反転端子に入力され、かかる入力電圧Vinの波形状態に応じて直列回路の出力端における電位を変動させる。このとき、コンデンサCdでは、サイン波形のピーク電圧がクランプされるので、出力用の信号ラインには、入力電圧Vinのピーク電圧に比例した電圧が検出入力電圧Vpとして出力される。尚、特許請求の範囲における補正波形は、本実施例では検出入力電圧Vpとされるが、これに限定されるものではない。例えば、当該補正波形は、入力電圧Vinの実効値電流の検出値としても良く、この他、ローサイドラインLLを流れる電流値、又は、リアクトルLにおける動作の検出値としても良い。
出力電圧検出回路12は、抵抗R1及びR2から成る分圧抵抗によって構成される。かかる分圧抵抗の一端には出力電圧Voutが印加され、他端ではグランドに接地されている。また、当該分圧抵抗の分圧点には信号ラインが接続されている。かかる出力電圧検出回路12では、印加された出力電圧Voutに比例した検出出力電圧Vqを、分圧点に接続された信号ラインから出力させる。ここで、かかる検出出力電圧Vqは「数1」の式で表される。
Figure 2009268238
検出電圧合成回路13は、抵抗R11及びR12と、オペアンプAMP2とから構成される。かかるオペアンプAMP2は、非反転端子に出力電圧検出回路12の信号ラインが接続され、反転端子に入力電圧検出回路11の信号ラインが抵抗R11を介して接続される。また、オペアンプAMP2の反転端子と出力端子との間には、抵抗R12が並列接続される。
かかる検出電圧合成回路13では、オペアンプAMP2へ検出入力電圧Vp及び検出出力電圧Vqが入力され、双方の電圧の差分値を比例させる。従って、これによって生成される二次検出出力電圧Vr(特許請求の範囲における所定の検出電圧)は、出力電圧検出回路12で検出された検出出力電圧Vqに検出入力電圧Vpの波形成分が重畳され、検出出力電圧Vqに検出入力電圧Vpを合成させた波形形状を成すこととされる。ここで、かかる二次検出出力電圧Vrは「数2」の式で表される。
Figure 2009268238
専用IC15は、検出電圧調整回路14に接続され、当該検出電圧調整回路14にて生成されたIC入力電圧Vsが入力される。かかる専用IC15には、図4に示す如く、フィードバック制御回路FBCと過電圧保護回路OVPとドライブ回路DVCとが内蔵され、更に、IC入力電圧Vsの入力ポートP1と駆動信号の出力ポートP2とが配備されている。尚、かかる専用IC15には、この他、種々の機能を実現させる回路が内蔵されており、これに応じて、図示されるポート以外の入出力ポートが適宜配備されている。
フィードバック制御回路FBCは、比較器COMP1及びCOMP2と、鋸歯波生成回路OSCとから構成される。比較器COMP1では、反転端子に入力ポートP1が接続されIC入力電圧Vsが印加される。また、非反転端子には出力電圧Voutの理想値を規定する制御基準電圧Vsthが印加される。そして、比較器COMP2では、反転端子に比較器COMP1の差分値が入力され、非反転端子に鋸歯波生成回路OSCの出力波形が入力される。
かかるフィードバック制御回路FBCでは、入力ポートP1にIC入力電圧Vsが入力されると、比較器COMP1では、IC入力電圧Vsと制御基準電圧Vsthとを比較させ、双方の電圧の差分値を出力させる。その後、比較器COMP2では、比較器COMP1から出力された差分値と鋸歯波生成回路OSCから出力される鋸歯波とが比較され、鋸歯波よりIC入力電圧Vsが大きい場合にLow状態とし、鋸歯波よりIC入力電圧Vsが小さい場合にHigh状態とし、かかるH−L信号によって、パルス状の駆動信号を生成させる。従って、かかる駆動信号は、比較器COMP1から出力される差分値に応じて、パルスの時間幅が制御される。このとき、当該差分値はIC入力電圧Vsに応じて変動する値とされるので、駆動信号は、IC入力電圧Vsの値に応じて制御されることになる。よって、かかる如く駆動信号がフィードバック制御によって逐次修正されるので、昇圧型力率改善回路PFCの出力電圧Voutは、制御基準電圧Vsthに対応する理想値に収束するように制御される。
過電圧保護回路OVPは、比較器COMP3から成る。かかる比較器COMP3には、反転端子に入力端子P1が接続され、IC入力電圧Vsが印加される。即ち、比較器COMP1及び比較器COMP2は、図示の如く、IC入力電圧Vsの入力ポートP1が共通しているので、それぞれに入力されるIC入力電圧Vsの電圧値は一致している。また、比較器COMP2の非反転端子には、IC入力電圧Vsの上限値とされるIC入力許容電圧Vkthが印加される。ここで、IC入力許容電圧Vkthは、Vkth=α×Vsth、且つ、α>1、の関係を充足する。尚、αは、専用IC15の規格によって予め一定値に定められているため、かかる値を変更させることはできない。
かかる過電圧保護回路OVPでは、IC入力電圧VsとIC入力許容電圧Vkthとが比較され、IC入力許容電圧Vkthを上回るIC入力電圧Vsの電圧値の発生を検出する。具体的に説明すると、過電圧保護回路OVPでは、比較器COMP2の動作に基づいて比較信号を出力させるものであって、IC入力電圧VsがIC入力許容電圧Vkthより小さい場合、比較信号をHigh状態の信号とさせ、IC入力電圧VsがIC入力許容電圧Vkthより大きい場合、比較信号をLow状態の信号とさせる。
ドライブ回路DVCは、図示の如く、AND回路を主構成品とし、フィードバック制御回路FBCの駆動信号と過電圧保護回路OVPの比較信号とが入力される。尚、この他、AND回路の出力値を適宜に調整させる回路を設けても良い。
かかるドライブ回路DVCでは、入力された信号に基づきAND回路によって論理演算されるので、フィードバック制御回路FBCの駆動信号と過電圧保護回路OVPの比較信号とが共にHigh状態とされる場合、High信号が出力される。一方、フィードバック制御回路FBCの駆動信号又は過電圧保護回路OVPの比較信号のうち少なくとも何れか一方がLow状態とされる場合、ドライブ回路DVCからは、Low信号が出力される。即ち、過電圧保護回路OVPがIC入力許容電圧Vkthを下回るIC入力電圧Vsの電圧値を検出した場合、ドライブ回路DVCではフィードバック制御回路FBCの駆動信号を通過許可させるので、かかるフィードバック制御回路FBCは、ドライブ回路DVCを介して駆動信号を出力ポートP2から出力させることが可能とされる。一方、過電圧保護回路OVPがIC入力許容電圧Vkthを上回るIC入力電圧Vsの電圧値を検出した場合、ドライブ回路DVCではフィードバック制御回路FBCの駆動信号を中断させるので、かかるフィードバック制御回路FBCは、ドライブ回路DVCによって駆動信号の出力が阻止される。ここで、専用IC15に内蔵された過電圧保護回路OVPの機能により、IC入力電圧VsとIC入力許容電圧Vkthとの間には、Vs≦Vkth(=α×Vsth)、の関係が成立する。
図3に戻り、検出電圧調整回路14の構成について説明する。図示の如く、検出電圧調整回路14は、調整抵抗R3及びプルアップ抵抗R4及びプルダウン抵抗R5によって構成される。調整抵抗R3は、一端の入力点Aでは二次検出出力電圧Vrが印加され、他端の出力点Bでは信号ラインが前記専用ICの入力ポートに接続される。また、プルアップ抵抗R4は、一端では所定の定電圧Vrefが印加され、他端では前記出力点Bに接続される。更に、プルダウン抵抗R5は、一端が出力点Bに接続され他端がグランドに接地されるので、出力点Bの電圧値を減少させる働きを奏する。尚、定電圧Vrefは、専用IC15の駆動電源を利用しても良く、オペアンプ等の他の回路素子の駆動電源から利用しても良い、また、これらの駆動電源を適宜に調整し、所望の電圧値に調整させたものを利用しても良い。ここで、検出電圧調整回路14にて生成されるIC入力電圧Vsは「数3」の式で表される。
Figure 2009268238
次に、図5を参照して、検出電圧調整回路14の動作について説明する。図5(Ad)及び図5(Ag)には、昇圧型力率改善回路PFCの出力電圧Voutが理想値に略一致する際の、二次検出出力電圧Vr及びIC入力電圧Vsの状態が示されている。かかる場合のIC入力電圧Vsは、フィードバック制御回路FBCの制御基準電圧Vsthに収束されるため、出力電圧Voutが理想値とされる際のIC入力電圧をIC入力電圧Vsthと表現できる。また、かかるIC入力電圧Vsthとされる場合の二次検出出力電圧を二次検出出力電圧Vrthと記す。
図5(Ad)を参照すると、出力電圧Voutが理想値に一致している場合の二次検出出力電圧Vrthと、このときのIC入力電圧Vsthとが示されている。尚、本実施例では、出力電圧Voutが理想値に一致している場合、二次検出出力電圧VrthとIC入力電圧Vsthとが一致することとして説明を行う。
上述の如く、二次検出出力電圧VrthとIC入力電圧Vsthとの電圧値が一致しているので、抵抗R3には電流が流れることはない。このとき、検出電圧調整回路14の出力点Bでは、抵抗R4及び抵抗R5から成る合成抵抗に定電圧Vrefを印加させた際の電流Ibが流れる。ここで、専用IC15の入力ポートP1には、出力点Bから幾分かの電流が流れ込むものの、当該入力ポートP1へ流れる電流は、抵抗R4及びR5の抵抗値を適宜に設定することにより、電流Ibと比較して十分に無視できるほどの電流値に調整される。かかる如く設定されると、出力点Bでは、入力電流が電流I4とされ且つ出力電流が電流I5とされ、他の電流の入出力は無視される電流値とされる。即ち、電流I4と電流I5とは、I4=I5=Ib、の関係が成立することとされる。このとき、出力点BにおけるIC入力電圧Vsthは「数4」の式で表される。
Figure 2009268238
かかる関係が満たされる場合、二次検出出力電圧VrthとIC入力電圧Vsthとの間には、図5(Ag)に示す如く勾配が生じることはない。
図5(Bd)を参照すると、出力電圧Voutが理想値から上昇していく場合の二次検出出力電圧Vrと、このときのIC入力電圧Vsとが示されている。かかる場合、図示の如く、出力電圧Voutの上昇に応じて二次検出出力電圧Vrが上昇し、電流I3’が入力点Aから出力点Bに向けて流れ始める。このとき、「数3」の式に、条件:Vr>Vs、を代入すると、入力点AにおけるIC入力電圧Vrは「数5」の式で表される。
Figure 2009268238
即ち、「数5」の関係を満たすように抵抗R3、抵抗R4、抵抗R5、定電圧Vrefを適宜に設定すると、検出電圧調整回路14から出力されるIC入力電圧Vsは、二次検出出力電圧Vrの電圧値より低い値に制御されることになる。
図5(Bg)には、「数5」の関係を満たす検出電圧調整回路14を適用させ、かかる場合のIC入力電圧Vs及び二次検出出力電圧Vrの状態が示されている。尚、同図には、IC入力電圧VsがIC入力電圧Vsth以上かつIC入力許容電圧Vkth以下とされる場合における入力点A〜出力点B迄の電圧状態Vm1と、IC入力電圧VsがIC入力許容電圧Vkthに一致する場合における入力点A〜出力点B迄の電圧状態Vm2と、IC入力電圧VsがIC入力許容電圧Vkth以上とされる場合における入力点A〜出力点B迄の電圧状態Vm3とが示されている。尚、これらの電圧状態Vm1〜電圧状態Vm3は、「数5」の条件が充足されているため、常に、Vr>Vs、の関係を成立させている。
先ず、電圧状態Vm1を参照すると、二次検出出力電圧Vrは、出力電圧Voutの増加に伴って、制御基準電圧Vsth(Vrth)よりΔVr1増加した電圧値に変動している。かかる場合、二次出力電圧VrはIC入力許容電圧Vkthより高値とされているが、出力点BのIC入力電圧Vsでは、IC入力許容電圧Vkthより低値に制御され、これにより、専用IC15は、過電圧保護回路OVPを駆動させることなく、フィードバック制御回路FBCにて生成された駆動信号をスイッチング素子Qに対して出力させる。
次に、電圧状態Vm2を参照すると、二次検出出力電圧Vrは、出力電圧Voutの更なる増加に伴い、ΔVr2増加した電圧値に変動している。このとき、IC入力電圧Vsは、図示の如く、IC入力許容電圧Vkthの値に一致している。かかる場合の二次検出出力電圧Vrは、同図において、二次検出出力電圧の上限値Vrovで示されている。即ち、当該上限値Vrovは、専用IC15の過電圧保護回路FBCを駆動させることのない二次検出出力電圧Vrの最大値を意味する。従って、二次検出出力電圧VrがΔVr2の範囲を推移する場合、専用IC15では、過電圧保護回路OVPを駆動させることなく、スイッチング素子Qを駆動させる。
そして、電圧状態Vm3を参照すると、二次検出出力電圧Vrは、出力電圧Voutの更なる増加に伴い、ΔVr2より更に変動値の大きいΔVr3増加した電圧値とされている。かかる場合、二次検出出力電圧Vrの増加に応じて、IC入力電圧Vsは、IC入力許容電圧Vkthより大きい電圧値に変動している。従って、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが駆動され、昇圧型力率改善回路PFCにおけるスイッチング素子Qの駆動を停止させる。
ここで、図3に戻り、出力電圧Voutの推移する電圧値について検討する。かかる出力電圧Voutは、「数1」の式を「数2」の式に代入すると、検出入力電圧Vp及び二次検出出力電圧Vrを用いて、「数6」の式で表される。
Figure 2009268238
また、「数3」の式を「数6」の式に代入すると、出力電圧Voutは、検出入力電圧Vp及び定電圧Vref及びIC入力電圧Vsを用いて、「数7」の式で表される。
Figure 2009268238
かかる出力電圧Voutは、専用IC15のフィードバック制御回路FBCにより、制御基準電圧Vsthに対応する電圧値に近づくように制御される。ここで、制御基準電圧Vsthに対応する出力電圧Voutの電圧値を理想値Vothとすると、当該理想値Vothは、検出入力電圧Vp及び定電圧Vref及び制御基準電圧Vsthを用いて、「数8」の式で表される。
Figure 2009268238
更に、専用IC15では、専用IC15の過電圧保護回路OVPの作用を受け、IC入力許容電圧Vkth(α×Vsth)を上回った場合に駆動信号の出力を停止させてしまう。かかる場合の出力電圧Voutを許容電圧Vovp2とすると、当該許容出力電圧Vovp2は、検出入力電圧Vp及び定電圧Vref及びIC入力許容電圧α×Vsthを用いて、「数9」の式で表される。
Figure 2009268238
従って、専用IC15が駆動信号の停止を実行させることなく安定的に動作するためには、「数10」の式を満たすことが条件とされる。
Figure 2009268238
これに対し、図12には、従来技術に係るPWM制御回路の構成が示されている。かかるPWM制御回路1は、本実施例に係るPWM制御回路10における検出出力電圧14が省略された構成とされる。かかる場合の理想値Vothは、本実施例で用いられる専用IC15がそのまま利用されるため、「数11」の式で表される。
Figure 2009268238
また、PWM制御回路1を用いた場合の許容電圧Vovp1は、上述した検出電圧調整回路14が搭載されていないので、「数12」の式で表される。
Figure 2009268238
ここで、PWM制御回路10の許容電圧Vovp2とPWM制御回路1の許容電圧Vovp1との差分をとり、かかる値(Vovp2−Vovp1)の値を許容電圧増加量ΔVhとすると。当該許容電圧増加量ΔVhは、「数13」及び「数14」の式で表される。
Figure 2009268238
Figure 2009268238
このとき、制御基準電圧Vsth及び定電圧Vrefは、PWM制御回路へ供給される駆動電源に基づいて規定されるため、比較的近い値とされるのが一般的である。従って、「数14」におけるK値は、プルアップ抵抗R4及びプルダウン抵抗R5が適宜に設定されることにより、正の値に調整されることは容易である。従って、許容電圧増加量ΔVhは、K値が正の値に調整されるので、同様に正の値を示すこととされる。即ち、PWM制御回路10の許容電圧Vovp2は、検出電圧調整回路14によって適宜に規定され、PWM制御回路1の許容電圧Vovp1の電圧値より高値に制御されることが可能となる。
図6には、上述した許容電圧と出力電圧の関係が、従来のPWM制御回路1を用いた場合と本実施例のPWM制御回路10を用いた場合とについて各々図示されている。尚、同図には、昇圧型力率改善回路内の入力電圧Vinと、当該入力電圧Vinのピーク電圧Vinpと、上述した出力電圧の理想値Vothと、それぞれのPWM制御回路を用いた場合の許容電圧とが示されている。
図6(a)では、従来技術に係るPWM制御回路1を用いた際の許容電圧と出力電圧との関係が示されている。従って、同図では、出力電圧Voutについて許容可能な上限値が許容電圧Vovp1とされている。
図示の如く、出力電圧Voutは、専用IC15によってフィードバック制御されるので、理想値Vothの近傍をウォッブルされつつ変動する。ここで、許容電圧Vovp1を下回る範囲で出力電圧Voutが制御される場合には、専用IC15の過電圧保護回路OVPが駆動しないので、当該専用IC15は、安定的に動作され、スイッチング素子Qの駆動信号を出力させる。しかし、出力電圧Voutの変動値が大きく増加する場合には、時刻tc以後に示されるように、出力電圧Voutが許容電圧Vovp1を上回る。このときのIC入力電圧Vsは、「数11」の式で示されるように、IC入力許容電圧Vsthより高い値とされる。従って、専用IC15では、かかるIC入力電圧Vsを受けることにより、過電圧保護回路OVPを駆動させ、スイッチング素子Qを停止させてしまう。
一方、図6(b)では、本実施例に係るPWM制御回路10を用いた際の許容電圧と出力電圧との関係が示されている。従って、同図では、出力電圧Voutについて許容可能な上限値が許容電圧Vovp2とされている。
出力電圧Voutは、専用IC15によってフィードバック制御されるので、理想値Vothの近傍を変動する。このとき、許容電圧Vovp2を下回る範囲で出力電圧Voutが制御される場合、専用IC15は、安定的な動作を行い、スイッチング素子Qの駆動信号を出力させる。上述の如く、PWM制御回路10を用いた許容電圧Vovp2は、許許容電圧Vovp1に対して容電圧増加量ΔVhが加算された電圧値とされる。従って、専用IC15を安定駆動させる出力電圧Voutの範囲が従来技術と比較してΔVh分拡張される。そして、出力電圧Voutが許容電圧Vovp2以下で制御される場合、IC入力電圧VsがIC入力許容電圧Vkth以下に制御され、これにより、専用IC15は安定的な動作を行う。即ち、出力電圧Voutの変動幅が同一であったとしても、図示の如く、PWM制御回路1(従来技術)を用いた場合には専用IC15による制御動作が停止され、PWM制御回路10(本実施例)を用いた場合には専用IC15による制御動作を持続できることになる。
即ち、本実施例に係るPWM制御回路10では、許容電圧Vout2より出力電圧Voutの方が低い場合、二次検出出力電圧Vrは、「数15」の式で表される。
Figure 2009268238
かかる二次検出出力電圧Vrが出力電圧調整回路14に入力されると、当該出力電圧検出回路14では、二次検出出力電圧Vrの電圧値を減少制御させ、「数3」の式で表されるIC入力電圧Vsを出力させる。このとき、「数14」の関係式に「数3」及び「数9」の式を代入すると、Vs<Vkth(α×Vsth)、即ち、IC入力電圧Vsは、本実施例に係るPWM制御回路10によって、IC入力許容電圧Vkthの電圧値より低値に制御され、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが動作しないことが解る。
一方、許容電圧Vovp2より出力電圧Vovpの方が高い場合、二次検出出力電圧Vrは、「数16」の式で表される。
Figure 2009268238
かかる二次検出出力電圧Vrが出力電圧調整回路14に入力される場合、上述同様に、「数15」の関係式に「数3」及び「数10」の式を代入すると、Vs>Vkth(α×Vsth)、即ち、IC入力電圧Vsは、本実施例に係るPWM制御回路10によって、IC入力許容電圧Vkthの電圧値より高値に制御され、専用IC15では、このとき始めて、過電圧保護回路OVPが動作することが解る。
上述の如く、本実施例に係るPWM制御回路10では、出力電圧Vout及び入力電圧Vinの情報に基づいて生成された二次検出出力電圧Vrを出力電圧調整回路14によって低下させるので、二次検出出力電圧Vrが増加する場合であっても、当該二次検出出力電圧Vrのうち一定の範囲の二次検出出力電圧Vrにあっては、専用IC15へ入力されるIC入力電圧VsがIC入力許容電圧値Vkthより低値に制御され、これにより、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが頻繁に駆動されることなく、スイッチング素子Qを動作させる駆動信号の安定供給を実現させる。
また、PWM制御回路10を用いた昇圧型力率改善回路PFCでは、スイッチング素子Qを動作させる駆動信号が専用IC15から安定的に供給されるので、出力電圧Voutの制御動作を持続させることが可能となる。
以下、上述した実施例1に係るPWM制御回路10の変形例について説明する。尚、実施例1において説明した同一構成については、同一の番号を付し説明を省略する。図7には、本実施例に係るPWM制御回路20の構成が示されている。かかるPWM制御回路20は、入力電圧検出回路21と出力電圧検出回路12と検出電圧調整回路14と専用IC25とから構成されている。即ち、実施例1のPWM制御回路10から検出電圧合成回路13が省略されている。また、実施例1の入力電圧検出回路11及び専用IC15が、入力電圧検出回路21及び専用IC25にそれぞれ置換えられている。
図8を参照し、入力電圧検出回路21及び専用IC25の構成について説明する。入力電圧検出回路21は、抵抗R6及び抵抗R7から成る分圧抵抗とされ、当該分圧抵抗の一端には入力電圧Vinが印加され、他端ではグランドに接地されている。このとき、分圧抵抗の分圧点は、専用IC25に接続され、当該専用IC25の入力ポートP3へ検出入力電圧Vpを出力する。尚、本実施例にあっても、実施例1の入力電圧検出回路11に置換えても良く、この他、入力電圧Vinの実効値に比例した検出電圧を出力する入力電圧検出回路としても良い。
図9に示す如く、専用IC25は、フィードバック制御回路FBC’と過電圧保護回路OVPとドライブ回路DVCとから構成されている。また、かかる専用IC25には、入力電圧検出回路Vpを受信する入力ポートP3が新たに設けられている。
フィードバック制御回路FBC’は、比較器COMP1の出力端子と比較器COMP2の反転端子との間に、乗算器mtpが新たに設けられている。かかる構成とされたフィードバック制御回路FBC’では、検出出力電圧Vpと制御基準電圧Vsthを比較した後、当該比較器COMP1から出力された差分値に検出入力電圧Vpが合成される。そして、比較器COMP2では、乗算器mtpから出力された合成信号と鋸歯波生成回路OSCから出力された鋸歯波とが比較され、パルス状の駆動信号を出力させる。即ち、フィードバック制御回路FBC’では、実施例1のPWM制御回路10における検出電圧合成回路13に類似する機能が付加されている。このとき、フィードバック制御回路FBC’には、乗算器mtpの替わりに比較器を用いることも可能である。また、入力電圧検出回路Vpを出力電圧検出回路Voutに合成させる手段は、これに限定することなく、現時点で存在するあらゆる構成を適用させることが可能である。
尚、過電圧保護回路OVP及びドライブ回路DVCについては、実施例1における構成と同様であるので、説明を省略することとする。
ここで、図8を参照すると、出力電圧検出回路12は、抵抗R1及びR2から成る分圧抵抗によって構成されるので、かかる分圧抵抗から出力される検出出力電圧Vqは、「数17」の式で表される。
Figure 2009268238
検出出力電圧Vqは、検出電圧調整回路によって変換され、当該検出電圧調整回路14では、出力点BからIC入力電圧Vsを出力させる。かかるIC入力電圧Vsは、「数18」の式で表される。
Figure 2009268238
次に、図10を参照して、検出電圧調整回路14の動作について説明する。図10(Ad)及び図10(Ag)には、出力電圧Voutが理想値Vothに略一致する際の、検出出力電圧Vq及びIC入力電圧Vsの状態が示されている。かかる場合のIC入力電圧Vsは、フィードバック制御回路FBC’の制御基準電圧Vsthに収束されるため、出力電圧Voutが理想値とされる際のIC入力電圧をIC入力電圧Vsthと表現できる。また、かかるIC入力電圧Vsthとされる場合の検出出力電圧を二次検出出力電圧Vqthと記す。
図10(Ag)を参照すると、出力電圧Voutが理想値Vothに一致している場合の検出出力電圧Vqthと、このときのIC入力電圧Vsthとが示されている。尚、本実施例にあっても、出力電圧Voutが理想値に一致している場合、検出出力電圧VqthとIC入力電圧Vsthとが一致することとして説明を行う。
上述の如く、検出出力電圧VqthとIC入力電圧Vsthとの電圧値が一致しているので、抵抗R3には電流が流れることはない。このとき、Vqth=Vsth、の関係を満たすためには、出力電圧Voutの理想値Vothとフィードバック制御回路FBCの制御基準電圧Vsthとは、「数19」の式の関係が必要とされる。
Figure 2009268238
かかる関係が満たされていれば、出力電圧Voutが理想値Vothに制御されるとき、抵抗R3に電流が流れることはない。
図10(Bd)を参照すると、出力電圧Voutが理想値Vothから上昇していく場合の検出出力電圧Vqと、このときのIC入力電圧Vsとが示されている。かかる場合、図示の如く、出力電圧Voutの上昇に応じて検出出力電圧Vqが上昇し、電流I3’が入力点Aから出力点Bに向けて流れ始める。このとき、条件:Vq>Vsthに基づいて、Voth及びVrefの関係を「数20」で表すと。
Figure 2009268238
即ち、「数20」の関係を満たすように抵抗R1、抵抗R2、抵抗R4、抵抗R5、定電圧Vrefを適宜に設定すると、検出電圧調整回路14から出力されるIC入力電圧Vsは、検出出力電圧Vqの電圧値より低い値に制御されることになる。
図10(Bg)には、「数20」の関係を満たす検出電圧調整回路14を適用させ、かかる場合のIC入力電圧Vs及び検出出力電圧Vqの状態が示されている。尚、電圧状態Vm1〜Vm3については、図5にて説明した電圧状態と同様のものとする。
先ず、電圧状態Vm1を参照すると、検出出力電圧Vqは、出力電圧Voutの増加に伴って、制御基準電圧VsthよりΔVq1増加した電圧値に変動している。かかる場合、出力電圧VqはIC入力許容電圧Vsthより高値とされているが、出力点AのIC入力電圧Vsでは、IC入力許容電圧Vsthより低値に制御され、これにより、専用IC15は、過電圧保護回路OVPを駆動させることはない。
そして、出力電圧Voutが十分増加すると、電圧状態Vm3の如く、検出電圧調整回路14から出力されるIC入力電圧Vsは、IC入力許容電圧Vkthより大きい電圧値に変動するので、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが駆動される。
ここで、図8に戻り、出力電圧Voutの推移する電圧値について検討する。かかる出力電圧Voutは、定電圧Vref及びIC入力電圧Vsを用いて、「数21」の式で表される。
Figure 2009268238
かかる出力電圧Voutは、専用IC15のフィードバック制御回路FBCにより、出力電圧Voutが理想値Vothの近傍を変動するので、当該理想値Vothは、定電圧Vref及び制御基準電圧Vsthを用いて、「数22」の式で表される。
Figure 2009268238
更に、専用IC15では、IC入力許容電圧Vkth(α×Vsth)を上回った場合に駆動信号の出力を停止させてしまう。かかる場合の許容出力電圧Vovp2は、定電圧Vref及びIC入力許容電圧α×Vsthを用いて、「数23」の式で表される。
Figure 2009268238
従って、専用IC15が駆動信号の停止を実行させることなく安定的に動作するためには、「数24」の式を満たすことが条件とされる。
Figure 2009268238
これに対し、図13には、従来技術に係るPWM制御回路の構成が示されている。かかるPWM制御回路2は、本実施例に係るPWM制御回路20における検出出力電圧14が省略された構成とされる。かかる場合の理想値Vothは、「数25」の式で表される。
Figure 2009268238
また、PWM制御回路1を用いた場合の許容電圧Vovp1は、上述した検出電圧調整回路14が搭載されていないので、「数26」の式で表される。
Figure 2009268238
ここで、PWM制御回路10の許容電圧Vovp2とPWM制御回路1の許容電圧Vovp1との差分をとり、かかる値(Vovp2−Vovp1)の値を許容電圧増加量ΔVhとする。かかる場合にあっても、抵抗R1〜抵抗R5、定電圧Vregを適宜に設定することで、許容電圧増加量ΔVhの値が正となり、これにより、PWM制御回路20の許容電圧Vovp2は、PWM制御回路2の許容電圧Vovp1の電圧値より高値に制御されることとなる。
また、本実施例に係るPWM制御回路20では、許容電圧Vout2より出力電圧Voutの方が低い場合、検出出力電圧Vqは、実施例1と同様に、IC入力許容電圧Vkthの電圧値より低値に制御され、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが動作しない。
一方、許容電圧Vovp2より出力電圧Vovpの方が高い場合、検出出力電圧Vrは、IC入力許容電圧Vkthの電圧値より高値に制御され、専用IC15では、このとき始めて、過電圧保護回路OVPが動作する。
上述の如く、本実施例に係るPWM制御回路20では、出力電圧Vout基づいて生成された検出出力電圧Vqを出力電圧調整回路14によって低下させるので、検出出力電圧Vqが専用IC15のIC入力許容電圧値Vkthより高くなるとき、当該検出出力電圧Vqのうち一定の範囲の検出出力電圧Vqにあっては、専用IC15へ入力されるIC入力電圧VsがIC入力許容電圧値Vkthより低値に制御され、これにより、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが頻繁に駆動されることなく、スイッチング素子Qを動作させる駆動信号の安定供給を実現させる。
また、PWM制御回路10を用いた昇圧型力率改善回路PFCでは、実施例1と同様に、出力電圧Voutの制御動作を持続させることが可能となる。
図11には、検出電圧調整回路の他の構成が示されている。かかる検出電圧調整回路14’は、実施例1又は実施例2における検出電圧調整回路14のプルアップ抵抗R4と定電圧Vrefとが省略されている。
かかる検出電圧調整回路14’にあっても、入力点Aから出力点Bに電流が流れるとき、出力点Bの電位は、出力点Aの電位より低く制御される。従って、上述した実施例と同様に、専用IC15では、過電圧保護回路OVPが頻繁に駆動されることなく、スイッチング素子Qを動作させる駆動信号の安定供給を実現させる。
実施の形態に係る昇圧型力率改善回路の構成を示す図 実施例1に係るPWM制御回路の機能ブロック図 実施例1に係るPWM制御回路の回路構成を示す図 実施例1に係る専用ICの構成を示す図 実施例1に係る検出電圧調整回路の構成を示す図 出力電圧の許容値と出力電圧の変動状態を示す図 実施例2に係るPWM制御回路の機能ブロック図 実施例2に係るPWM制御回路の回路構成を示す図 実施例2に係る専用ICの構成を示す図 実施例2に係る検出電圧調整回路の構成を示す図 実施例3に係る検出電圧調整回路の構成を示す図 従来例に係るPWM制御回路の回路構成を示す図 従来例に係るPWM制御回路の回路構成を示す図 従来例における出力電圧の許容値と出力電圧の変動状態を示す図
符号の説明
10 PWM制御回路
12 出力電圧検出回路
14 検出電圧調整回路
A 入力点
B 出力点
R3 調整抵抗
R4 プルアップ抵抗
R5 プルダウン抵抗
Vref 所定の定電圧
15 専用IC
FBC フィードバック制御回路
OVP 過電圧保護回路
DVC ドライブ回路
Vout 出力電圧
Vq 検出出力電圧(所定の検出電圧)
Vr 二次検出出力電圧(所定の検出電圧)
Vs IC入力電圧
Sg 駆動信号
Vkth IC入力許容電圧
P1 入力ポート
P2 出力ポート
PFC 昇圧型力率改善回路
E 交流電源
DS 整流回路
L リアクトル
D 整流素子
C 平滑コンデンサ
Q スイッチング素子

Claims (5)

  1. 昇圧型力率改善回路にて生成された出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、入力された所定の検出電圧に基づいてIC入力電圧を出力させる検出電圧調整回路と、前記IC入力電圧が印加される入力ポートへ接続され当該IC入力電圧に基づき波形制御した駆動信号を出力させるフィードバック制御回路と前記入力ポートに接続され前記IC入力電圧の上限値とされるIC入力許容電圧を上回るIC入力電圧の電圧値を検出する過電圧保護回路と前記IC入力許容電圧を上回るIC入力電圧の電圧値を検出した際に前記駆動信号の出力を中断させるドライブ回路とを具備する専用ICとから構成され、
    前記検出電圧調整回路は、当該検出電圧調整回路によって規定される許容電圧より前記出力電圧の方が低い場合、前記IC入力電圧を前記IC入力許容電圧より低値に制御させ、前記許容電圧より前記出力電圧の方が高い場合、前記IC入力電圧を前記IC入力許容電圧より高値に制御させることを特徴とするPWM制御回路。
  2. 前記所定の検出電圧は、前記出力電圧検出回路から出力される検出出力電圧、又は、前記検出出力電圧に補正波形を合成させた二次検出出力電圧とされることを特徴とする請求項1に記載のPWM制御回路。
  3. 前記検出電圧調整回路は、一端の入力点では前記検出出力電圧又は前記二次検出出力電圧の何れかが印加され他端の出力点では前記専用ICの入力ポートに接続される調整抵抗と、一端では所定の定電圧が印加され他端では前記出力点に接続されたプルアップ抵抗と、一端が前記出力点に接続され当該出力点の電圧値を減少させるプルダウン抵抗とから構成されることを特徴とする請求項2に記載のPWM制御回路。
  4. 前記検出電圧調整回路は、一端の入力点では前記検出出力電圧又は前記二次検出出力電圧の何れかが印加され他端の出力点では前記専用ICの入力ポートに接続される調整抵抗と、一端が前記出力点に接続され当該出力点の電圧値を減少させるプルダウン抵抗とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載のPWM制御回路。
  5. 前記昇圧型力率改善回路は、交流電源の電圧を整流波化させ入力電圧を生成する整流回路と、リアクトル及び整流素子及び平滑コンデンサ及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子の動作を制御させる制御回路とから成り、前記出力電圧が前記入力電圧から昇圧されて略一定値に制御され、
    前記制御回路は、請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載のPWM制御回路であることを特徴とする昇圧型力率改善回路。
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