JP2009268052A - アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置 - Google Patents

アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009268052A
JP2009268052A JP2008195921A JP2008195921A JP2009268052A JP 2009268052 A JP2009268052 A JP 2009268052A JP 2008195921 A JP2008195921 A JP 2008195921A JP 2008195921 A JP2008195921 A JP 2008195921A JP 2009268052 A JP2009268052 A JP 2009268052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video
audio
band
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008195921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525810B2 (ja
Inventor
Tsutomu Takamori
勉 高森
Toshihisa Momoshiro
俊久 百代
Yoshiaki Tsuchiya
宣明 土屋
Gerd Spalink
スパーリンク ゲルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008195921A priority Critical patent/JP4525810B2/ja
Priority to EP09250726A priority patent/EP2107804B1/en
Priority to US12/413,908 priority patent/US8264617B2/en
Publication of JP2009268052A publication Critical patent/JP2009268052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525810B2 publication Critical patent/JP4525810B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/455Demodulation-circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/46Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for receiving on more than one standard at will

Abstract

【課題】従来、映像搬送波と音声搬送波の周波数位置関係や放送波帯域幅毎に切り替える必要があった映像用および音声用のSAWフィルタを用いることなく、各種のアナログテレビ放送信号を復調できる。
【解決手段】受信したアナログテレビ放送信号を、IF信号に変換する。IF信号帯の映像/音声信号を一括してベースバンド周波数変換する複素周波数変換部と、可変帯域制限フィルタと、映像/音声分離フィルタと、VSB(残留側波帯)フィルタとを備えるデジタル復調回路部を備える。受信対象となるテレビ放送に応じて、デジタル復調回路部の各部に対して、制御信号やフィルタ係数を設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば全世界の種々のアナログテレビ放送に対応することができるように構成されるアナログテレビ放送信号受信装置および当該受信装置に用いるアナログテレビ放送信号復調装置に関する。
全世界のアナログテレビ放送としては、放送帯域や映像搬送波と音声搬送波の配置が異なる数種類の方式が存在する。具体的には、放送帯域幅は、6(4.2)MHz、7(5)MHz、8(6)MHzの3種類が存在する。()内の数字は映像信号帯域幅を示す。
6MHz帯域は、US(米国)などで使用されるアナログテレビ放送方式での放送帯域幅であり、7MHz/8MHz帯域は、主としてEU(ヨーロッパ)などで使用されるアナログテレビ放送方式での放送帯域幅である。
また、映像搬送波と、音声搬送波の配置に関しては、通常の放送周波数帯(RF帯)では、映像搬送波より音声搬送波が周波数的に高い位置に配置される。例えばドイツの2チャンネルの映像搬送波周波数および音声搬送波周波数は、それぞれ48.25MHzおよび53.75MHzに配置される。
しかし、フランスの一部地域では、音声搬送波より映像搬送波が周波数的に高い位置に配置されている。例えばAチャンネルと呼ばれるチャンネルでは、映像搬送周波数および音声搬送波周波数は、それぞれ47.75MHzおよび41.25MHzである。
ただし、このフランスの一部地域でのアナログテレビ放送においても、映像搬送波と音声搬送波の周波数配置以外の映像信号帯域幅や映像搬送波および音声搬送波の周波数間隔などには、他の地域のアナログテレビ放送と変更はない。このような音声搬送波より映像搬送波が周波数的に高い位置に配置されているチャンネルは、通称L´と呼ばれている。
従来から、上述のような全てのアナログテレビ放送方式のテレビ信号を復調することができるように、アナログテレビ放送信号受信装置を構成することが考えられている。
従来のこの種のアナログテレビ放送信号受信装置では、IF帯域(IFは中間周波数の意である。以下同じ)において、放送帯域毎に、映像信号の帯域や音声信号の帯域を制限するフィルタを設けると共に、その帯域制限フィルタを切り替える構成を備える。
すなわち、映像信号の帯域を制限するためのVSB(Vestigial Sideband;残留側波帯)フィルタと、音声信号の帯域を制限するための帯域制限フィルタを、放送帯域毎に、映像搬送波および音声搬送波のそれぞれに合わせて切り替えるようにしている。映像信号の帯域制限用のVSBフィルタと、音声信号の帯域制限用のフィルタとしては、通常、SAW(Surface Acoustic Wave;表面弾性波)フィルタが用いられている。
図9に、従来のUS/EU向けのアナログテレビ放送信号受信装置の構成を示す。
受信アンテナ101で受信されたアナログテレビ放送信号は、RFチューナ部102に供給される。
RFチューナ部102では、受信されたアナログテレビ放送信号であるRF信号が、可変周波数発振器103からの周波数信号により、ミキサ104で、所定中間周波数の中間周波信号(以下、IF信号という)TVifに周波数変換される。そして、このIF信号TVifがアンプ105を通じて、RFチューナ部102から出力される。
図10に、RFチューナ102から出力される6MHz帯、7MHz帯、8MHz帯のIF信号を示す。図10(A)は、例えばUSなどの6MHz帯のIF信号であり、また、図10(B)は、例えば欧州などの7MHz帯のIF信号であり、さらに、図10(C)は、例えば欧州などの8MHz帯のIF信号である。図10に示すように、IF信号は、各帯域毎にそれぞれ違うため、それぞれに適したSAWフィルタを選択しなければならない。
そのため、RFチューナ部102からのIF信号TVifは、映像信号用のVSBフィルタ(SAWフィルタ)106および107と、音声信号用の音声選択SAWフィルタ108および109に供給される。
VSBフィルタ106は、6MHz帯域(映像信号帯域は4.2MHz)用のSAWフィルタであり、VSBフィルタ107は、7/8MHz帯域(映像信号帯域は、5/6MHz)用のSAWフィルタである。また、音声選択SAWフィルタ108は、6MHz帯域用であり、音声選択SAWフィルタ109は、7/8MHz帯域用である。
VSBフィルタ106および107の出力は、セレクタ110に供給される。また、音声選択SAWフィルタ108および109の出力は、セレクタ111に供給される。これらセレクタ110および111は、受信装置全体の制御を司るホスト制御部130からの選択信号により、選択制御される。
ホスト制御部130は、マイクロコンピュータからなり、テレビマイコンなどと呼ばれる。このホスト制御部130には、当該受信装置の仕向け地用設定情報として、US(米国)やEP(欧州)などの情報が設定登録される。
また、ホスト制御部130は、リモコン送信機137からのユーザ操作入力情報を受け取る。このユーザ操作入力情報には、放送チャンネル選択操作情報なども含まれる。ホスト制御部130は、リモコン送信機137から放送チャンネル選択操作情報を受け取ると、設定登録された仕向け地用設定情報に応じた選択制御信号を生成して、可変周波数発振器103に供給する。これにより、選択された放送チャンネルのテレビ放送信号が、前記IF信号TVifに変換される。
ホスト制御部130は、また、当該受信装置に対して設定登録された仕向け地用設定情報に応じた選択信号をセレクタ110,111に供給する。
例えば6MHz帯、例えばUSのアナログテレビ放送信号を受信するように設定された場合には、セレクタ110は、制御マイコン130により、6MHz帯のVSBフィルタ106を選択するように制御される。同様に、7/8MHz帯、例えばEUのアナログテレビ放送信号を受信するように設定された場合には、セレクタ110は、制御マイコン130により、7/8MHz帯のVSBフィルタ107を選択するように制御される。セレクタ110からは、VSB復調された映像中間周波信号Vifが得られる。
一方、音声信号も、IF信号TVifから映像信号を除去するために、それぞれに対応したSAWフィルタを用いる必要がある。
例えば6MHz帯のアナログテレビ放送信号を受信するように設定された場合には、セレクタ110は、制御マイコン130により、6MHz帯の音声選択SAWフィルタ108を選択するように制御されて、映像信号が除去される。同様に、7/8MHz帯のアナログテレビ放送信号を受信するように設定された場合には、セレクタ110は、制御マイコン130により、7/8MHzの音声選択SAWフィルタ109を選択するように制御されて、映像信号が除去される。
セレクタ110からの映像中間周波信号Vifおよびセレクタ111からの音声帯域信号Saは、アナログテレビ復調回路120に供給される。このアナログテレビ復調回路120は、LSI(Large Scale Integrated Circuit)として構成されている。
アナログテレビ復調回路120では、映像中間周波信号(映像IF信号という)Vifは、アンプ121を通じて乗算器122に供給され、可変周波数発振器123からの映像搬送波周波数の周波数信号と乗算される。図示は省略したが、可変周波数発振器123の発振周波数は、ホスト制御部130からの制御信号により、受信しようとするアナログテレビ放送の映像搬送波周波数と等しくなるように制御されている。
そして、乗算器122からの乗算出力信号と、可変周波数発振器123からの周波数信号とが位相比較器124に供給され、その位相比較誤差に応じた制御信号が可変周波数発振器123に供給される。つまり、PLL(Phase Locked Loop)が構成される。
このPLLにより、可変周波数発振器123からは、映像搬送波周波数に同期した周波数信号が出力されるように制御される。この結果、乗算器122からは、VSB復調された映像IF信号Vifから、映像搬送波周波数をベースバンドに変換したベースバンド信号が得られる。
この映像信号のベースバンド信号は、不要な信号を除去するローパスフィルタ125を通じて、アナログテレビ復調回路120の出力映像信号として出力され、ビデオプロセッサ131に供給される。
ビデオプロセッサ131では、色信号処理などを行う。このビデオプロセッサ120で処理された映像信号は、図示を省略したLCD(Liquid Crystal Display)パネルドライバを通じてLCDパネル132に供給され、その表示画面に出画される。
一方、セレクタ111からの音声帯域信号Saは、アナログテレビ復調回路120のアンプ126を通じて乗算器127に供給される。この乗算器127には、可変周波数発振器128からの音声搬送波周波数の周波数信号が供給されて、音声帯域信号Saと乗算される。図示は省略したが、可変周波数発振器128の発振周波数は、ホスト制御部130からの制御信号により、受信しようとするアナログテレビ放送の音声搬送波周波数と等しくなるように制御されている。
可変周波数発振器128は、位相比較器124からの制御信号により周波数制御されて、音声搬送波周波数に同期した周波数信号を出力する。
これにより、乗算器127では、音声帯域信号Saが、4〜6MHz帯域の音声信号に変換される。この乗算器127からの4〜6MHz帯域の音声信号は、バンドパスフィルタ129を通って、不用信号が除去された後、アナログテレビ復調回路120の後段の音声復調回路133に出力される。この音声復調回路133も、LSIの構成とされ、入力された音声信号を音声復調した後に、スピーカ134に供給して、出音するようにする。
次に、先に説明したように、フランスで用いられているL´という信号では、映像搬送波と音声搬送波の位置関係が逆転しているために、それぞれに対応したSAWフィルタを切り替える必要がある。これを考慮した別の従来例を図11に示す。
図9の構成例との違いは、6MHz用のVSBフィルタ106および6MHz用の音声選択SAWフィルタ109を取り去り、そのかわりにL´用の音声SAWフィルタ135を加えただけである。
参考となる特許文献は、次の通りである。
特開2006−191388号公報
以上説明したように、全世界のアナログテレビ信号は、その信号帯域が複数存在しており、IF信号帯域も異なる。一方、上述の通り、通称L´のように映像と音声の周波数位置関係が逆転している信号も存在している。
このような複数の放送方式を復調する際に、上述した従来のアナログテレビ放送信号受信装置では、各放送方式に対応したSAWフィルタを切り替えて用いる必要があり、高コストになるという問題があった。このため、全世界のアナログテレビ放送を一括して受信して扱うことができ、かつ、復調する装置の実現は、実際上は、非常に難しい問題となっていた。
この発明は、以上の点にかんがみ、SAWフィルタを用いることなく、世界各国のアナログテレビ放送信号を受信して復調することができるアナログテレビ放送信号受信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
アナログテレビ放送信号を、所定の中間周波数帯の信号に変換するチューナ部と、
前記チューナ部からの前記所定の中間周波数帯の信号から、映像出力信号と、音声中間周波信号とを得る復調回路部と、
前記映像出力信号を表示用画像信号に変換する映像処理回路部と、
前記音声中間周波信号を復調する音声復調処理回路部と、
制御部と、
を備え、
前記復調回路部は、
前記ミキサ部からの前記所定の中間周波数帯の信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段からの中間周波数帯のデジタル信号に複素可変周波数発振器からの周波数信号を乗算して、前記中間周波数帯のデジタル信号を、ベースバンド周波数帯に周波数変換する複素周波数変換手段と、
前記複素周波数変換手段の出力デジタル信号を帯域制限する可変帯域制限フィルタと、
前記可変帯域制限フィルタからのデジタル信号から、映像信号帯域のデジタル信号と、音声信号帯域のデジタル信号とに分離するものであって、映像/音声分離フィルタ手段を備える映像/音声分離手段と、
前記映像/音声分離手段からの前記映像信号帯域のデジタル信号から映像信号成分を復調するVSB(残留側波帯)フィルタと、
前記VSBフィルタからのデジタル信号をアナログ映像信号に変換して、前記映像処理回路に供給するD/A変換手段と、
前記映像/音声分離フィルタ手段からの前記音声周波数帯のデジタル信号をアナログ音声信号に変換して、前記音声復調処理回路に供給するD/A変換手段と、
を具備し、
前記複素可変周波数発振器の発振周波数の制御信号と、前記可変帯域制限フィルタのフィルタ係数と、映像/音声分離フィルタ手段のフィルタ係数と、VSBフィルタのフィルタ係数とを、複数のテレビ放送のそれぞれに応じて複数組、記憶する記憶部が、前記制御部に対して設けられ、
前記制御部は、受信対象となるテレビ放送の設定入力に応じて前記記憶部から対応するテレビ放送受信用の前記制御信号とフィルタ係数の組を読み出して、各部に供給するようにする
アナログテレビ放送信号受信装置を提供する。
上記の構成のアナログテレビ放送信号受信装置においては、復調回路部では、中間周波数信号帯の映像信号および音声信号を一括してデジタル信号に変換し、ベースバンド帯域の信号に複素周波数変換する。周波数変換された信号は、可変帯域制限フィルタにより不要帯域の成分が除去された後、映像/音声分離フィルタ手段において、映像信号帯域のデジタル信号と、音声信号帯域のデジタル信号とに分離される。
映像信号帯域のデジタル信号はVSBフィルタに供給されて、映像信号成分が復調され、アナログ映像信号に変換されて、アナログ映像信号を表示用画像信号に変換する映像処理回路部に供給される。
音声信号帯域のデジタル信号は音声復調処理回路部に供給されて音声復調される。
この発明のアナログテレビ放送信号受信装置では、複素周波数変換部における周波数変換用の周波数や、可変帯域制限フィルタや映像/音声分離フィルタ手段に供給するフィルタ係数は、受信対象となるテレビ放送に応じて変更される。
すなわち、この発明によれば、従来のような各種のテレビ放送に応じた複数個のSAWフィルタを設けて、それらを受信対象のテレビ放送に応じて切り替える構成ではない。この発明では、単に、周波数変換用の信号周波数を切り替えたり、フィルタ係数を切り替えたりするだけでよい。
したがって、この発明によれば、複数個のSAWフィルタを用いることなく、映像および音声の復調を行えるため、テレビ放送方式が異なる地域でも同一の復調回路を用いることができ、コストダウンを図ることができる。
この発明によれば、全世界の複数種のアナログテレビ放送信号を、SAWフィルタを用いることなく、安価な構成で、復調することが可能となる。
以下、この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態を、図を参照しながら説明する。
[アナログテレビ放送信号受信装置の実施形態のハードウエア構成例]
図1は、この実施形態のアナログテレビ放送信号放送受信装置の構成例のブロック図である。図1において、前述した図9および図11の従来装置と同一部分には、同一番号を付して示す。すなわち、図1において、RFチューナ部102およびビデオプロセッサ131、LCDパネル132、音声復調回路133、スピーカ134の部分は、図9および図11で示したものと同じである。
この実施形態では、図9のSAWフィルタ106〜109およびセレクタ110,111、さらに、アナログテレビ復調回路120は、設けられず、それらの代わりに、デジタル復調回路部200が設けられる。このデジタル復調回路部200は、1チップICとして構成することが可能である。
そして、このデジタル復調回路部200は、この発明のアナログテレビ放送信号復調装置の実施形態を構成している。
この実施形態のデジタル復調回路部200は、例えばマイクロプロセッサ機能を備える復調回路制御部220と、各種のアナログテレビ放送方式用の設定データを保持する設定データ保持メモリ221とを備えている。設定データ保持メモリ221には、後述の可変周波数発振器203への制御信号やフィルタ部への制御信号(フィルタ係数)などの設定データが、各種のアナログテレビ放送方式のそれぞれに対応して、予め、書き込まれている。
ホスト制御部130は、オペレータなどのアナログテレビ放送方式の設定登録を受けて、実施形態の受信装置全体を、当該設定登録されたアナログテレビ放送方式に適合するように制御する機能を備えている。ホスト制御部130は、設定登録されたアナログテレビ放送方式が何であるかの制御指示を、復調回路制御部220に通知するようにする。
復調回路制御部220は、このホスト制御部130からの制御指示を受けて、設定登録されたアナログテレビ放送方式用の設定データを、設定データ保持メモリ221から読み出して、後述するように、対応する各部に対して供給するようにする。
なお、復調回路制御部220を設けずに、ホスト制御部130に設定データ保持メモリ221を設けて、ホスト制御部130が、各種アナログテレビ方式に応じた設定を、デジタル復調回路部200に対して行うようにしても勿論よい。
この実施形態では、RFチューナ102からのIF信号TVifは、デジタル復調回路部200に供給されると、先ず、A/D変換部201でデジタル信号に変換された後、複素乗算部202に供給される。この複素乗算部202には、複素可変周波数発振器203からの、互いに直交する位相の2個の周波数信号(図示は省略)が供給される。複素可変周波数発振器からの発振周波数信号は、このように互いに直交する位相の2個の周波数信号となるが、説明を簡単にするために、以下においては説明を省略する。
この結果、複素乗算部202からは、IF信号TVifがベースバンド周波数帯に周波数変換されたデジタル信号(複素ベースバンド信号)C1が得られる。
なお、図1で、2本線は複素信号であることを示す。ただし、複素可変周波数発振器からの発振周波数信号については、説明の簡単のため、1本線として示す。以下同様である。
複素可変周波数発振器203には、その複素発振周波数信号が、復調回路制御部220から、設定登録されたアナログテレビ放送方式のテレビ信号のIF信号TVifを、ベースバンド周波数帯に周波数変換するような周波数となる制御信号が、供給される。
そして、複素乗算部202からの複素ベースバンド信号C1は、可変帯域ローパスフィルタ204に供給されて帯域制限され、不要周波数成分が除去される。このとき、復調回路制御部220は、設定登録されたアナログテレビ放送方式に応じた帯域を制限するように制御する制御信号を設定データ保持メモリ221から読み出して、可変帯域ローパスフィルタ204に供給する。
ここで、可変帯域ローパスフィルタは、FIR(Finite Impulse Response)デジタルフィルタあるいはIIR(Infinite Impulse Response)デジタルフィルタで構成されるので、設定データとしての制御信号は、フィルタ係数で構成される。以下、このデジタル復調回路部200におけるフィルタの構成およびそのフィルタについての設定データとしての制御信号は、同様である。
この可変帯域ローパスフィルタ204からの帯域制限された複素ベースバンド信号C2は、映像/音声分離部205に供給される。映像/音声分離部205は、この例では、複素ベースバンド信号C2を、周波数変換させる周波数変換部と、可変帯域映像/音声分離フィルタ209とからなる。
複素ベースバンド信号C2を周波数変換させる周波数変換部は、可変帯域映像/音声分離フィルタ209における映像信号成分と音声信号成分との分離処理の前処理であり、映像信号成分または音声信号成分を所定の周波数帯域に周波数変換する。この周波数変換部は、この実施形態では、映像搬送波周波数をゼロ(DC)に移動させるように、映像信号成分を所定の周波数帯域に周波数変換する回路で構成されている。
映像搬送波周波数をゼロ(DC)に移動させるための周波数変換部は、この例では、複素乗算部206と、この複素乗算部206に複素周波数信号を供給する複素可変周波数発振器207と、位相検出部208とから構成される。
位相検出部208は、複素乗算部206からの複素ベースバンド信号C3の映像搬送波と、複素可変周波数発振器207の発振周波数信号とを位相比較して、その比較出力により複素可変周波数発振器207の発振周波数を制御する。つまり、複素乗算部206、複素可変周波数発振器207および位相検出部208は、PLLを構成する。このPLLにより、複素可変周波数発振器207の発振周波数が、映像搬送波周波数と等しく、かつ、位相同期するように制御される。
したがって、複素乗算部206からの複素ベースバンド信号C3は、映像搬送周波数がゼロにシフトされたものとなる。
なお、復調回路制御部220は、複素可変周波数発振器207の自走中心周波数を、設定登録されたアナログテレビ放送方式に応じた映像搬送波周波数とするようにする制御信号を設定データ保持メモリ221から読み出す。そして、復調回路制御部220は、その読み出した制御信号を、複素可変周波数発振器207に供給する。
複素乗算部206からの複素ベースバンド信号C3は、可変帯域映像/音声分離フィルタ209に供給される。そして、可変帯域映像/音声分離フィルタ209で、後述するようにして、映像信号成分と音声信号成分とに分離される。
可変帯域映像/音声分離フィルタ209の詳細を説明する前に、当該可変帯域映像/音声分離フィルタ209の前段までの動作について、具体的な例を挙げながら説明する。
例えば、図10(A)に示したUSなどの6MHz帯のIF信号がデジタル復調回路部200に入力された場合を考える。
この実施形態のデジタル復調回路部200では、IF信号TVifをデジタル信号に変換して複素信号を扱うようにする。複素乗算部202では、IF信号TVifをデジタル信号を、複素可変周波数発振器203からの複素発振周波数信号で周波数変換する。この場合に、複素可変周波数発振器203からの複素発振周波数信号の周波数は、復調回路制御部220からの制御信号により44MHzとされ、IF信号TVifのデジタル信号と乗算され、複素ベースバンド信号C1に変換される。
このときの様子を、図2(A)および図2(B)に示す。すなわち、このときの周波数変換は、IF信号TVifの負の周波数を考え、この負の周波数のIF信号と、44MHzの複素発振周波数信号とが乗算され、図2(B)に示すような複素ベースバンド信号C1が得られるものである。
そして、この図2(B)に示すような複素ベースバンド信号C1が、可変帯域ローパスフィルタ204により帯域制限されて、図2(C)に示すような帯域制限後の複素ベースバンド信号C3が得られる。この例では、図2(C)に示すように、可変帯域ローパスフィルタ204は、復調回路制御部220からの制御信号により、±3MHzの帯域幅に制限するように構成される。
そして、この図2(C)に示すような複素ベースバンド信号C2は、PLLにより映像搬送波周波数が再生された周波数変換部の複素乗算部206により周波数変換される。この周波数変換により、複素ベースバンド信号C2は、図2(D)に示すような映像搬送波周波数をゼロ(DC)に移動させた複素ベースバンド信号C3に変換される。
次に、可変帯域映像/音声分離フィルタ209について説明する。この例では、可変帯域映像/音声分離フィルタ209は、複素ベースバンド信号C3から、音声信号成分(音声搬送波成分)を抽出し、抽出した音声信号成分を複素ベースバンド信号C3から減算することで、映像信号成分のみを得るようにする。
図3は、可変帯域映像/音声分離フィルタ209の詳細構成例を示すものである。複素乗算部206からの複素ベースバンド信号C3は、複素乗算部401に供給され、複素可変周波数発振器402からの音声搬送波周波数の複素発振周波数信号と乗算される。これにより、複素乗算部401からは、音声搬送波周波数がゼロ(DC)にシフトされた複素ベースバンド信号C4が得られる。
このとき、復調回路制御部220は、複素可変周波数発振器402の自走中心周波数を、設定登録されたアナログテレビ放送方式に応じた音声搬送波周波数とするようにする制御信号を設定データ保持メモリ221から読み出す。そして、復調回路制御部220は、その読み出した制御信号を、複素可変周波数発振器402に供給する。
そして、複素乗算部401からの複素ベースバンド信号C4は、可変帯域ローパスフィルタ403に供給されて帯域制限されて、不要周波数成分が除去される。この結果、可変帯域ローパスフィルタ403からは、音声搬送波周波数がゼロである音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号C5が得られる。このとき、復調回路制御部220は、設定登録されたアナログテレビ放送方式に応じた帯域を制限するように制御する制御信号を設定データ保持メモリ221から読み出して、可変帯域ローパスフィルタ403に供給する。
可変帯域ローパスフィルタ403で帯域制限されて得られた複素ベースバンド信号C5は、音声搬送波周波数を本来の周波数に戻すための周波数変換手段としての複素乗算部404に供給される。そして、複素可変周波数発振器402からの複素発振周波数信号が、乗算器405で、(−1)が乗算された後、周波数変換用信号として複素乗算部404に供給される。
これにより、複素乗算部404からは、音声搬送波周波数が元の周波数に戻された音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号が得られる。そして、この複素ベースバンド信号のうちの実信号成分である出力音声信号成分Soが、可変帯域映像/音声分離フィルタ209の出力とされる。
また、複素乗算部404からの音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号が複素減算部407に供給される。そして、複素乗算部206からの複素ベースバンド信号C3が、上述した音声信号成分の抽出処理の遅延時間分だけ遅延を行う遅延部406を通じて、複素減算部407に供給される。
したがって、複素減算部407からは、複素ベースバンド信号C3から複素乗算部403からの音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号が減算除去されて、映像信号成分Vcのみが得られる。
この可変帯域映像/音声分離フィルタ209での処理動作を、前述したUSなどの6MHz帯のIF信号がデジタル復調回路部200に入力された場合について、図4を参照しながら説明する。
前述の図2(D)にも示したように、可変帯域映像/音声分離フィルタ209に入力される複素ベースバンド信号C3は、図4(A)に示すようなものとなる。この複素ベースバンド信号C3は、複素乗算部401で周波数変換されて、図4(B)に示すように、音声搬送波周波数がゼロとされた複素ベースバンド信号C4とされる。このとき、この例では、複素可変周波数発振器402の発振周波数は、復調回路制御部220により、4.5MHzとなるように制御される。
複素乗算部401からの複素ベースバンド信号C4は、可変帯域ローパスフィルタ403に供給されて、図4(C)に示すように帯域制限され、音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号C5とされる。このとき、この例では、可変帯域ローパスフィルタ403の帯域幅は、図4(C)に示すように、復調回路制御部220により、±250kHzとなるように制御される。
次に、複素ベースバンド信号C5は、図4(D)に示すように、複素乗算部404で周波数変換されて、音声搬送波周波数が、この例では、4.5MHzに戻される。そして、複素乗算部404からは、出力音声信号成分Soが取り出される。
そして、最後に、複素減算部407では、複素ベースバンド信号C3から、複素乗算部404からの音声信号成分のみからなる複素ベースバンド信号が減算されて、図4(E)に示すように、映像信号成分のみからなる複素ベースバンド成分Vcが得られる。
以上のようにして、可変帯域映像/音声分離フィルタ209から出力される映像信号成分のみからなる複素ベースバンド成分Vcは、可変帯域VSBフィルタ210に供給され、映像信号成分が復調される。このとき、復調回路制御部220は、設定登録されたアナログテレビ放送方式に応じた制御信号(フィルタ係数)を設定データ保持メモリ221から読み出して、可変帯域VSBフィルタ210に供給する。
図5に、アナログテレビ信号帯域幅が、6MHz帯/7MHz帯/8MHz帯のそれぞれ用として、映像帯域4MHz/5MHz/6MHz用のVSBフィルタの特性例を示す。可変帯域VSBフィルタ210は、復調回路制御部220からのフィルタ係数により、いずれかのフィルタ特性を示すように制御される。
可変帯域VSBフィルタ210からのデジタル映像信号は、D/A変換部211に供給されてアナログ映像信号に変換されて、デジタル復調回路部200の出力とされる。このデジタル復調回路部200からの映像信号は、前述の従来例と同様に、ビデオプロセッサ回路131に供給され、LCDパネル132の表示画面に出画される。
また、可変帯域映像/音声分離フィルタ209からの音声信号成分Soは、D/A変換部212でアナログ音声信号に変換されて、デジタル復調回路部200の出力とされる。このデジタル復調回路部200からの音声信号は、前述の従来例と同様に、音声復調回路133に供給され、スピーカ134で音響再生される。
[実施形態のデジタル復調回路部200の動作]
前述したように、6MHz帯域のアナログテレビ信号を受信する場合について、実施形態のデジタル復調回路部200の動作の流れを説明する。
ホスト制御部130からの制御指示に基づいて、復調回路制御部220からは、デジタル復調回路部200の上述した各箇所に対して、6MHz帯域信号を復調するに必要な設定データが送られ、各部が以下のようにして設定される。
(P1).複素周波数発振器203に対して、IF信号を複素ベースバンド信号C1に変換するために、複素発振周波数+44MHzで発振するように設定する。ここでは、図2(A)に示したように、周波数変換後の映像搬送波周波数が、−1.75MHzになるように設定する。
(P2).可変帯域ローパスフィルタ204に対して、±3MHzのローパスフィルタの特性になるためのフィルタ係数を設定する。
(P3).可変帯域映像/音声分離フィルタ209の複素可変周波数発振器402に対して、音声搬送波をベースバンドに変換するために、複素発振周波数−4.5MHzで発振するように設定する。
(P4).可変帯域映像/音声分離フィルタ209の可変帯域ローパスフィルタ403に対して、±250kHz程度のローパスフィルタの特性になるためのフィルタ係数を設定する。
(P5).可変帯域VSBフィルタ210に対して、映像帯域4MHz用のVSBフィルタ特性になるためのフィルタ係数を設定する。
デジタル復調回路部200は、以上の設定が終了した後に、以下の(1)〜(8)のような復調動作を行う。
(1)図2(A)で示されるIF信号は、A/D変換器201によりデジタルデータに変換される。
(2)デジタル化されたIF信号は、複素周波数発振器203から供給される複素周波数+44MHzの複素発振周波数信号と、複素乗算器202において複素乗算され、図2(B)で示すような複素ベースバンド信号C1に変換される。つまり、この例では、負のIF信号が、+44MHzの複素発振周波数信号と乗算されて、複素ベースバンド領域に移動する。
(3)次に、±3MHzの可変帯域ローパスフィルタ204により、図2(C)で示すように、複素ベースバンド信号C1から隣接チャンネルなどの不要信号を排除した複素ベースバンド信号C2とする。
(4)複素乗算器206と、複素可変周波数発振器207と、位相検出器208とで構成されるPLLにより、複素可変周波数発振器207は、映像搬送波(−1.75MHz)に同期した複素発振周波数信号を出力するように機能する。
これにより、複素ベースバンド信号C2は、図2(D)に示すように、映像搬送波が正確に、D.Cに周波数的に移動された複素ベースバンド信号C3に変換される。
(5)次に、映像/音声分離フィルタ209では、前述したように、映像/音声を分離する処理を行う。
すなわち、映像/音声信号が混在している複素ベースバンド信号C3に対して、音声信号のみを取り出すために、複素可変周波数発振器402は、−4.5MHzの複素周波数で発振する。複素乗算部401では、複素ベースバンド信号C3と−4.5MHzの複素発振周波数信号とを乗算することで、音声信号をベースバンドに変換する。
この音声信号は、可変帯域ローパスフィルタ403により、高域に存在している映像信号が取り除から、音声信号のみとされる。
映像信号が取り除かれた音声信号は、今度は、複素乗算部404で、+4.5MHzの複素周波数と掛け算されることにより、+4.5MHzの元の周波数に戻される。この音声信号の実部信号Soは、音声処理のために、外部に出力される。
一方、映像/音声信号が混在している複素ベースバンド信号C3は、音声信号を抜き出す処理分だけ遅延を施すため、遅延部406に入力され、適切な遅延を受ける。
複素減算部407で、この遅延を受けた複素ベースバンド信号C3から、+4.5MHzの周波数に戻された音声信号成分が引き算されることにより、音声信号成分が取り除かれ、映像信号成分Vcのみとされる。そして、この映像信号成分Vcが、可変帯域VSBフィルタ210に送られる。
(6)可変帯域VSBフィルタ210では、図5で実線で示す映像帯域4MHzのVSBフィルタが選択され、映像信号成分VcがVSB復調された後、D/A変換部211に出力される。
(7)D/A変換部211では、デジタル信号である復調後映像信号をアナログ信号に変換し、後段のビデオプロセッサ131に出力する。以降の処理は、前述した従来のアナログテレビ復調と同じである。
(8)D/A変換部212では、可変帯域映像/音声分離フィルタからのデジタル音声信号Soをアナログ音声信号に変換し、後段の音声復調回路133に出力する。以降の処理は従来アナログテレビ復調と同じである。
以上の動作説明は、6MHz帯のアナログテレビ信号を受信するための処理であるが、7MHz,8MHzのアナログテレビ信号に対しても、各処理における設定P1〜P5までの設定を、それぞれように変更することで、同様に復調動作がなされる。
図6に、6MHz帯/7MHz帯/8MHz帯のアナログテレビ信号を受信するための上述した設定P1〜P5に対応する各種設定データの例を示す。なお、ここに挙げた数値は、説明のためのものであり、IF信号時の映像/音声搬送波の周波数位置、実現する回路や使用するクロック信号によって、これらの値は、変更される。
[L´の場合の処理]
次に、RF信号帯域で、音声搬送波が映像搬送波より高い周波数に配置される通称L’に対する、この実施形態のデジタル復調回路部200での復調処理を説明する。図8に、IF信号の様子を示す。すなわち、図7(A)は、通常の欧州でのアナログテレビ放送信号のIF信号を示すものである。そして、図7(B)は、L´の場合のIF信号の様子を示すものである。
RFチューナ部102からのIF信号TVifは、L´信号時は、図7(B)のような搬送波周波数配置の信号となる。このL´信号を復調する場合には、ホスト制御部130からの設定指示により、復調回路制御部220は、設定データ保持メモリ221に保持されている設定データを用いて、デジタル復調回路部200の各箇所に対して、図6に示したL´信号を復調するに必要な設定データの設定を行なう。
このL´信号を復調するに必要な設定は、通常の8MHz帯の信号を復調する場合と比較すると、IF信号TVifを複素ベースバンド信号C1に変換するための、複素可変周波数発振器203に対する複素周波数の設定値だけが異なる。すなわち、複素可変周波数発振器203の複素発振周波数は、通常の8MHz帯の信号を復調する場合には、+36.15MHzとされるのに対して、L´信号を復調する場合には、−35.45MHzとされる。その他の設定値はまったく同じである。
デジタル復調回路部200における、このL´信号についての復調処理を以下に示す。
(1)図8(A)で示されるIF信号は、A/D変換器201によりデジタルデータに変換される。
(2)デジタル化されたIF信号は、複素周波数発振器203から供給される複素周波数−35.45MHzの複素発振周波数信号と、複素乗算器202において複素乗算され、図8(B)で示すような複素ベースバンド信号C1に変換される。
通常の8MHz帯の信号を復調する場合には、負のIF信号が、+36.15MHzの複素発振周波数信号と乗算されて、複素ベースバンド領域に移動される。これに対して、L´信号については、正のIF信号が、−35.45MHzの複素発振周波数信号と乗算されて、複素ベースバンド領域に移動される。
以降の復調処理は、8MHz帯域の信号を復調する処理と同等である。
つまり、この実施形態のデジタル復調回路部200では、信号処理を複素周波数処理で行うために、正負の複素周波数を扱うことができる。このため、映像/音声搬送波周波数の配置関係が変わっても、複素可変周波数発振器203の発振周波数を変更することのみで、複素ベースバンド変換時には、一意の映像/音声周波素位置関係にすることができる。このため、従来回路の場合のように、L´信号用のSAWフィルタを用いて、当該SAWフィルタを切り替える必要はない。
[他の実施形態および変形例]
上述の実施形態では、映像/音声分離部205では、複素ベースバンド信号C2から音声信号成分を抽出し、当該音声信号成分を、複素ベースバンド信号から減算することで、映像信号成分を得るようにした。しかし、逆に、複素ベースバンド信号C2から映像信号成分を抽出し、当該映像信号成分を、複素ベースバンド信号から減算することで、音声信号成分を得るようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、デジタル復調回路部200に復調回路制御部220を設けると共に、設定データ保持メモリ221を設けて、ホスト制御部130からの制御指示に基づいて、各種アナログテレビ信号に対する設定を行うようにした。しかし、ホスト制御部130に対して設定データ保持メモリを接続して、ホスト制御部130が復調回路制御部220の機能を果たすように構成してもよい。その場合には、デジタル復調回路部200には、復調回路制御部220や設定データ保持メモリを設ける必要はない。
この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態の構成を示すブロック図である。 この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態の復調動作を説明するために用いる図である。 この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態における可変帯域映像/音声分離フィルタの構成例を示すブロック図である。 図3の例の可変帯域映像/音声分離フィルタの処理動作例を説明するために用いる図である。 この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態に用いる可変帯域VSBフィルタの周波数特性例を示す図である。 この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態に用いる、各種のアナログテレビ放送信号についての設定データ例を示す図である。 L´信号受信時のIF信号を説明するための図である。 この発明によるアナログテレビ放送信号受信装置の実施形態において、L´信号受信時のIF信号を複素ベースバンド信号に変換する様子を示す図である。 従来のUS/EU向けのアナログテレビ放送信号受信装置の構成例を示すブロック図である。 US用/EU用など各種のアナログテレビ放送信号の周波数帯域を説明するための図である。 L´信号を復調できる欧州向けのアナログテレビ放送信号受信装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
102…RFチューナ部、200…デジタル復調回路部、201…A/D変換部、202,206,401,404…周波数変換用の乗算部、204…可変帯域ローパスフィルタ、205…映像/音声分離部、209…可変帯域映像/音声分離フィルタ、210…可変帯域VSBフィルタ、211,212…D/A変換部、131…ビデオプロセッサ、133…音声復調回路

Claims (4)

  1. アナログテレビ放送信号を、所定の中間周波数帯の信号に変換するチューナ部と、
    前記チューナ部からの前記所定の中間周波数帯の信号から、映像出力信号と、音声中間周波信号とを得る復調回路部と、
    前記映像出力信号を表示用画像信号に変換する映像処理回路部と、
    前記音声中間周波信号を復調する音声復調処理回路部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記復調回路部は、
    前記ミキサ部からの前記所定の中間周波数帯の信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からの中間周波数帯のデジタル信号に複素可変周波数発振器からの周波数信号を乗算して、前記中間周波数帯のデジタル信号を、ベースバンド周波数帯に周波数変換する複素周波数変換手段と、
    前記複素周波数変換手段の出力デジタル信号を帯域制限する可変帯域制限フィルタと、
    前記可変帯域制限フィルタからのデジタル信号から、映像信号帯域のデジタル信号と、音声信号帯域のデジタル信号とに分離するものであって、映像/音声分離フィルタ手段を備える映像/音声分離手段と、
    前記映像/音声分離手段からの前記映像信号帯域のデジタル信号から映像信号成分を復調するVSB(残留側波帯)フィルタと、
    前記VSBフィルタからのデジタル信号をアナログ映像信号に変換して、前記映像処理回路に供給する第1のD/A変換手段と、
    前記映像/音声分離フィルタ手段からの前記音声周波数帯のデジタル信号をアナログ音声信号に変換して、前記音声復調処理回路に供給する第2のD/A変換手段と、
    を具備し、
    前記複素可変周波数発振器の発振周波数の制御信号と、前記可変帯域制限フィルタのフィルタ係数と、映像/音声分離フィルタ手段のフィルタ係数と、VSBフィルタのフィルタ係数とを、複数のテレビ放送のそれぞれに応じて複数組、記憶する記憶部が、前記制御部に対して設けられ、
    前記制御部は、受信対象となるテレビ放送の設定入力に応じて前記記憶部から対応するテレビ放送受信用の前記制御信号とフィルタ係数の組を読み出して、各部に供給するようにする
    アナログテレビ放送信号受信装置。
  2. 請求項1に記載のアナログテレビ放送信号受信装置において、
    前記映像/音声分離手段は、
    前記可変帯域制限フィルタからのデジタル信号を周波数変換して、前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を所定の周波数帯域にする第2の複素周波数変換手段を備え、
    前記映像/音声分離フィルタ手段は、前記第2の複素周波数変換手段からのデジタル信号から、前記所定の周波数帯域にされた前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を抽出する抽出フィルタと、前記抽出フィルタで抽出された前記前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を、前記前記第2の複素周波数変換手段からのデジタル信号から減算する減算手段とを備えて構成される
    アナログテレビ放送信号受信装置。
  3. 所定の中間周波数帯の信号に変換されたアナログテレビ放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からの中間周波数帯のデジタル信号に複素可変周波数発振器からの周波数信号を乗算して、前記中間周波数帯のデジタル信号を、ベースバンド周波数帯に周波数変換する複素周波数変換手段と、
    前記複素周波数変換手段の出力デジタル信号を帯域制限する可変帯域制限フィルタと、
    前記可変帯域制限フィルタからのデジタル信号から、映像信号帯域のデジタル信号と、音声信号帯域のデジタル信号とに分離するものであって、映像/音声分離フィルタ手段を備える映像/音声分離手段と、
    前記映像/音声分離手段からの前記映像信号帯域のデジタル信号から映像信号成分を復調するVSB(残留側波帯)フィルタと、
    前記VSBフィルタからのデジタル信号をアナログ映像信号に変換して、前記映像処理回路に供給するD/A変換手段と、
    前記映像/音声分離フィルタ手段からの前記音声周波数帯のデジタル信号をアナログ音声信号に変換して、前記音声復調処理回路に供給するD/A変換手段と、
    前記複素可変周波数発振器の発振周波数の制御信号と、前記可変帯域制限フィルタのフィルタ係数と、映像/音声分離フィルタ手段のフィルタ係数と、VSBフィルタのフィルタ係数とを、複数のテレビ放送のそれぞれに応じて複数組、記憶する記憶部と、
    受信対象となるテレビ放送の設定入力に応じて前記記憶部から対応するテレビ放送受信用の前記制御信号とフィルタ係数の組を読み出して、各部に供給するようにする制御部を、
    を備えるアナログテレビ放送信号復調装置。
  4. 請求項3に記載のアナログテレビ放送信号復調装置において、
    前記映像/音声分離手段は、
    前記可変帯域制限フィルタからのデジタル信号を周波数変換して、前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を所定の周波数帯域にする第2の複素周波数変換手段を備え、
    前記映像/音声分離フィルタ手段は、前記第2の複素周波数変換手段からのデジタル信号から、前記所定の周波数帯域にされた前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を抽出する抽出フィルタと、前記抽出フィルタで抽出された前記前記映像信号帯域成分あるいは前記音声信号帯域成分を、前記前記第2の複素周波数変換手段からのデジタル信号から減算する減算手段とを備えて構成される
    アナログテレビ放送信号復調装置。
JP2008195921A 2008-03-31 2008-07-30 アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置 Expired - Fee Related JP4525810B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008195921A JP4525810B2 (ja) 2008-03-31 2008-07-30 アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置
EP09250726A EP2107804B1 (en) 2008-03-31 2009-03-16 Analog TV broadcast signal receiving apparatus and analog TV broadcast signal demodulating apparatus
US12/413,908 US8264617B2 (en) 2008-03-31 2009-03-30 Analog TV broadcast signal receiving apparatus and analog TV broadcast signal demodulating apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008089574 2008-03-31
JP2008195921A JP4525810B2 (ja) 2008-03-31 2008-07-30 アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009268052A true JP2009268052A (ja) 2009-11-12
JP4525810B2 JP4525810B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=40796765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008195921A Expired - Fee Related JP4525810B2 (ja) 2008-03-31 2008-07-30 アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8264617B2 (ja)
EP (1) EP2107804B1 (ja)
JP (1) JP4525810B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259207A (ja) * 2007-03-31 2008-10-23 Sony Deutsche Gmbh ディジタルフィルタ
WO2014155611A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 シャープ株式会社 放送受信装置、放送受信装置の制御方法、放送受信プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9077936B2 (en) * 2009-11-20 2015-07-07 Maxlinear, Inc. Integrated IF SAW filter in baseband digital design for analog TV (or hybrid) tuner
US8730402B2 (en) 2011-04-21 2014-05-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Analog front end for DTV, DTV system having the same, and operation methods thereof

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188789A (ja) * 1997-09-03 1999-03-30 Hitachi Ltd ディジタル放送の受信装置と関連情報の送信装置
JPH11196348A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Funai Electric Co Ltd デジタル放送受信機
JP2000091936A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Nec Corp 電波受信装置
JP2003318760A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンダーサンプリング方式を用いた受信装置
JP2006174424A (ja) * 2004-11-12 2006-06-29 Micronas Gmbh アナログまたはディジタル的に変調されたtv信号のチャネル・フィルタリング方法および回路
JP2007519365A (ja) * 2004-01-20 2007-07-12 エクシーヴ コーポレーション マルチスタンダードチャネルフィルタを備える広帯域受信機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4417724A1 (de) * 1994-05-20 1995-11-23 Ant Nachrichtentech Einrichtung zur digitalen Demodulation der Bild- und Tonanteile eines Fernsehsignals
DE4444870C1 (de) * 1994-12-16 1995-10-26 Ant Nachrichtentech Demodulator für ein komplexwertiges Restseitenbandsignal
US7352411B2 (en) * 2000-12-15 2008-04-01 Broadcom Corporation Digital IF demodulator
US7239357B2 (en) * 2000-12-15 2007-07-03 Broadcom Corporation Digital IF demodulator with carrier recovery
JP4232630B2 (ja) * 2001-05-29 2009-03-04 ソニー株式会社 アナログテレビジョン信号の受信方法及び装置
US7394500B2 (en) * 2004-09-13 2008-07-01 Ati Technologies Inc. World wide analog television signal receiver
JP4635609B2 (ja) 2005-01-06 2011-02-23 ソニー株式会社 高周波信号受信装置
JP4626428B2 (ja) * 2005-07-19 2011-02-09 ソニー株式会社 Ofdm復調装置及び方法
JP4379466B2 (ja) * 2006-12-01 2009-12-09 船井電機株式会社 放送受信システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188789A (ja) * 1997-09-03 1999-03-30 Hitachi Ltd ディジタル放送の受信装置と関連情報の送信装置
JPH11196348A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Funai Electric Co Ltd デジタル放送受信機
JP2000091936A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Nec Corp 電波受信装置
JP2003318760A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンダーサンプリング方式を用いた受信装置
JP2007519365A (ja) * 2004-01-20 2007-07-12 エクシーヴ コーポレーション マルチスタンダードチャネルフィルタを備える広帯域受信機
JP2006174424A (ja) * 2004-11-12 2006-06-29 Micronas Gmbh アナログまたはディジタル的に変調されたtv信号のチャネル・フィルタリング方法および回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259207A (ja) * 2007-03-31 2008-10-23 Sony Deutsche Gmbh ディジタルフィルタ
WO2014155611A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 シャープ株式会社 放送受信装置、放送受信装置の制御方法、放送受信プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525810B2 (ja) 2010-08-18
US8264617B2 (en) 2012-09-11
EP2107804A3 (en) 2010-04-14
US20090244384A1 (en) 2009-10-01
EP2107804B1 (en) 2012-10-31
EP2107804A2 (en) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7239357B2 (en) Digital IF demodulator with carrier recovery
US7265792B2 (en) Television receiver for digital and analog television signals
US7075585B2 (en) Broadband receiver having a multistandard channel filter
TWI344278B (en) Adaptive wireless receiver, apparatus and method thereof
EP1635560A2 (en) World wide analog television signal receiver
US7834937B2 (en) Digital IF demodulator
JP4525810B2 (ja) アナログテレビ放送信号受信装置およびアナログテレビ放送信号復調装置
TW480833B (en) Integrated receiver with digital signal processing
KR100505669B1 (ko) 디지털 텔레비전 수신 시스템의 복조 회로 및 복조 방법
JP4232630B2 (ja) アナログテレビジョン信号の受信方法及び装置
WO2020226090A1 (ja) 半導体チップおよび受信装置
JPH10290266A (ja) 受信装置
JPH0779390A (ja) 受信装置
US6519295B1 (en) VSB DTV receiver with real-only digital synchrodyne to recover baseband symbol code
EP1487122A1 (en) Digital radio receiver
JP4378129B2 (ja) オフセットビートキャンセラ
KR19990060510A (ko) 디지털 잔류측파대 복조장치
JP2003143495A (ja) プロジェクション装置
JP2003250099A (ja) 受信装置
JP2006229942A (ja) Fmラジオ信号を受信するテレビジョンチューナ
JPH10304276A (ja) デジタル衛星放送用受信機
JP2004104768A (ja) 受信装置
JP2005079698A (ja) 選局装置
JPH11168521A (ja) 直交変調波受信装置
JP2004364339A (ja) 受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090825

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees