JP2009268006A - 画像送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像送信装置に記憶されている宛先情報を用いてカバーページを生成して、このカバーページと画像データとを送信する際に、カバーページの宛先が欠落しない画像送信装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ複合機1は、宛先を示す下位名称、上記宛先が属する組織を示す上位名称及び宛先のデータ送信先識別情報を含む宛先情報22を記憶することができる宛先情報記憶部12と、宛先情報22のいずれかを指定する宛先指定部61と、指定された宛先情報22の下位名称の欠落を判定する名称欠落判定部62と、判定結果に基づいて、下位名称の入力をユーザに要求する名称入力要求部64と、指定された宛先情報及びユーザが入力した下位名称に基づいて、カバーページを生成するカバーページ生成部65とを備える。そして、指定されたデータ送信先識別情報に対して、カバーページ及び画像データを送信する。
【選択図】 図3
【解決手段】ファクシミリ複合機1は、宛先を示す下位名称、上記宛先が属する組織を示す上位名称及び宛先のデータ送信先識別情報を含む宛先情報22を記憶することができる宛先情報記憶部12と、宛先情報22のいずれかを指定する宛先指定部61と、指定された宛先情報22の下位名称の欠落を判定する名称欠落判定部62と、判定結果に基づいて、下位名称の入力をユーザに要求する名称入力要求部64と、指定された宛先情報及びユーザが入力した下位名称に基づいて、カバーページを生成するカバーページ生成部65とを備える。そして、指定されたデータ送信先識別情報に対して、カバーページ及び画像データを送信する。
【選択図】 図3
Description
本発明は画像送信装置に関するものであり、さらに詳しくは、画像データをファクシミリ送信したり、電子メールに添付してメール送信をしたりする場合、宛先などが表示されたカバーページを作成し、画像データとカバーページを送信する画像送信装置に関するものである。
画像送信装置としてのファクシミリ装置は、画像をPSTN(公衆電話交換回線網)などによって送信する装置である。ファクシミリ装置は、ファクシミリ送信を行う場合に、送信を行う目的の画像以外に、宛先の情報などを表示したカバーページを合わせて送信する場合がある。
また、ファクシミリ送信は、ファクシミリ装置にユーザ端末装置を接続しておき、ユーザ端末装置に保存されている送信用の画像をファクシミリ装置から送信したり、送信する画像の選択や送信の実行を、このユーザ端末装置により行って、ファクシミリ装置から画像を送信する、いわゆるPC−FAXによって行う場合がある。
そして、カバーページと共にファクシミリ送信を行う場合、一般に、カバーページは、ファクシミリ装置に記憶された標準フォーマットを用いて、このファクシミリ装置でカバーページを生成している。このようなカバーページを生成する技術としては、例えば、特許文献1に示されている。
特開2003−309693号公報
ファクシミリ装置は、一般に、会社名、部署名、個人名や、ファクシミリ番号、電子メールアドレスなどの宛先に関する宛先情報が複数登録されており、登録された複数の宛先情報の中から所定の宛先を指定し、指定された宛先のファクシミリ番号を用いてファクシミリ送信を行う。さらに、ファクシミリ装置は、登録されている宛先情報を用いてファクシミリ送信を行う場合に、この宛先情報を用いてカバーページを生成することができるようになっている装置もある。
しかしながら、宛先情報の登録は会社名や部署名だけで行われる場合がある。このような場合、宛先情報の会社名や部署名だけでカバーページが作成されると、個人名などの宛先が欠落しているため、ファクシミリの送信先で誰宛に送信したかが不明となり、受信者はファクシミリを受け取れない虞がある。
そこで、本発明は、画像送信装置に記憶されている宛先情報を用いてカバーページを生成して送信する際に、確実に受信者が画像データを受け取れるように、カバーページに宛先を示す下位名称が常に入力されるようにした画像送信装置を提供することを目的とするものである。
第1の本発明による画像送信装置は、宛先を示す下位名称、上記宛先が属する組織を示す上位名称及び上記宛先のデータ送信先識別情報を含む2以上の宛先情報を記憶することができる宛先情報記憶部と、上記宛先情報のいずれかを指定する宛先指定部と、指定された宛先情報における下位名称の欠落を判定する名称欠落判定部と、上記判定結果に基づいて、下位名称の入力をユーザに要求する名称入力要求部と、ユーザによる下位名称の入力後に、指定された宛先情報及び入力された下位名称に基づいて、カバーページを生成するカバーページ生成部と、指定された宛先情報のデータ送信先識別情報を用いて、上記カバーページ及び画像データを送信する送信部とを備えている。
本発明の画像送信装置は、この様な構成により、宛先を示す下位名称が欠落している宛先情報が指定されて画像データの送信がされる場合でも、名称入力要求部によって下位名称の入力をユーザに要求し、指定された宛先情報及び入力された下位名称に基づいてカバーページが生成されるので、カバーページには常に宛先が入力され、受信者は確実に画像データを受け取ることができる。
第2の本発明による画像送信装置は、上記構成に加えて、上記データ送信先識別情報により特定される送信先が、上記宛先のファクシミリ番号であり、上記送信部は、指定された宛先情報のファクシミリ番号に対し、上記カバーページ及び画像データをファクシミリ送信するファクシミリ送信部として構成されている。
本発明の画像送信装置は、この様な構成により、常に宛先が入力されたカバーページと画像データとをファクシミリ送信することができる。
第3の本発明による画像送信装置は、上記構成に加えて、上記データ送信先識別情報により特定される送信先が、上記宛先の電子メールアドレスであり、上記送信部は、指定された宛先情報の電子メールアドレスに対し、上記カバーページ及び画像データを電子メールに添付して送信するメール送信部となるように構成されている。
本発明の画像送信装置は、この様な構成により、常に宛先が入力されたカバーページが添付された画像データを電子メールに添付して送信することが可能となる。
第4の本発明による画像送信装置は、上記構成に加えて、入力操作部及び表示部を有するユーザ端末装置を備え、当該ユーザ端末装置が、上記宛先指定部、上記名称欠落判定部、上記名称入力要求部及びカバーページ生成部を備えるように構成されている。
本発明の画像送信装置は、この様な構成により、上記ユーザ端末装置を用いて下位名称の入力と、カバーページの生成を行うことができるので、下位名称の入力作業を簡単に行うことができる。
第5の本発明による画像送信装置は、上記構成に加えて、ユーザにより入力された下位名称を上記宛先情報に対応づけて履歴情報として記憶する入力履歴記憶部と、上記名称欠落判定部の判定結果に基づいて上記履歴情報を検索し、過去に入力された下位名称を抽出する履歴検索部とを備え、上記カバーページ生成部は、指定された宛先情報及び過去に入力された下位名称に基づいて、カバーページを生成するように構成されている。
本発明の画像送信装置は、この様な構成により、宛先を示す下位名称が欠落している宛先情報が再度指定されて画像データの送信がされる場合には、過去に入力された下位名称を検索して抽出し、抽出された下位名称を用いてカバーページを生成することができる。従って、本発明の画像送信装置は、わざわざユーザが下位名称を入力することなく、自動的にカバーページに下位名称が入力され、ユーザの手間を省くことができる。
本発明の画像送信装置では、画像送信装置に記憶されている宛先情報を用いてカバーページを生成する際に、このカバーページに宛先である下位名称を常に入力するので、確実に受信者が画像データを受けることができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1による画像送信装置の一構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係る画像送信装置は、ファクシミリ複合機1と、このファクシミリ複合機1に接続されるユーザ端末装置3とを備えている。本実施の形態では、図1に示すように、1台のファクシミリ複合機1が複数のユーザ端末装置3とネットワーク8を介して接続されている。本実施の形態では、図2に示すように、所定の一台のユーザ端末装置3を用いてファクシミリ送信の入力を行う場合について説明する。なお、図2においては、ネットワーク3は省略し、ファクシミリ複合機1及びユーザ端末装置3の構成を示している。
図1及び図2は、本発明の実施の形態1による画像送信装置の一構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係る画像送信装置は、ファクシミリ複合機1と、このファクシミリ複合機1に接続されるユーザ端末装置3とを備えている。本実施の形態では、図1に示すように、1台のファクシミリ複合機1が複数のユーザ端末装置3とネットワーク8を介して接続されている。本実施の形態では、図2に示すように、所定の一台のユーザ端末装置3を用いてファクシミリ送信の入力を行う場合について説明する。なお、図2においては、ネットワーク3は省略し、ファクシミリ複合機1及びユーザ端末装置3の構成を示している。
ファクシミリ複合機1は、図2に示すように、PSTN(公衆電話交換回線網)に接続されており、図示しない他のファクシミリ装置との間で文書情報の送受信(ファクシミリ送受信)を行うことができる。また、ファクシミリ複合機1は、メールサーバに接続されており、メールサーバを通じて電子メールを送信することができる。
ファクシミリ複合機1は、図2に示すように、画像データ記憶部11、宛先情報記憶部12、スキャナ装置13、送信データ生成部14、ファクシミリ送信部15及びメール送信部16により構成される。
画像データ記憶部11は画像データ21を記憶する。スキャナ装置13によって紙媒体に記録されている画像情報を読み取った画像データ21や、ユーザ端末装置3から通信回線を介して送信された画像データ21が画像データ記憶部11に保存される。
宛先情報記憶部12は、宛先情報22を記憶する。宛先情報22は、宛先となる受取人の名前(下位名称)、受取人が属する組織となる会社名及び部署名(上位名称)、受取人のファクシミリ番号、電話番号、電子メールアドレスなどのデータ送信先識別情報を含む。本実施形態の下位名称は個人名であり、上位名称はこの個人の属する組織である部署名や会社名であるが、下位名称は個人名に限られるものではない。例えば、下位名称が組織名称であり、上位名称は下位名称が属する上位の組織名称であってもよい。
宛先情報記憶部12に記憶される宛先情報22は、下位名称及び上位名称の双方を登録できるようになっており、ファクシミリ番号は必ず登録するようになっているが、下位名称又は上位名称のいずれかを登録することもできる。また、宛先情報記憶部12は2以上の宛先情報22を記憶することができる。
スキャナ装置13は、紙媒体に記録されている画像情報から画像データ21を生成する装置である。例えば、紙媒体に光を照射し、その反射光をラインセンサなどを用いて読み取って画像データ21を生成する光学読取装置がスキャナ装置13として用いられる。
送信データ生成部14は、ファクシミリ送信や電子メール送信により送信される送信データを生成する。この送信データは、ユーザ端末装置3からの指示に基づいて生成される。送信データは、送信用の画像データ21及びカバーページを合成したデータを宛先ごとにファクシミリ送信又は電子メール送信に対応した状態に変換されたデータである。
ファクシミリ送信用の送信データを生成する場合には、ユーザ端末装置3の画像処理部66においてFAX符号化情報に変換された画像データ21及びユーザ端末装置3のカバーページ生成部65においてFAX符号化情報に変換されたカバーページをそのまま合成して送信データを生成する。
また、電子メール送信用の送信データを生成する場合には、ユーザ端末装置3の画像処理部66おいてFAX符号化情報に変換された画像データ21及びカバーページを、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)エンコード情報に変換して合成した送信データを生成する。
ファクシミリ送信部15は、PSTNと接続されており、指定された宛先情報22のファクシミリ番号に対して、FAX符号化情報に変換されたカバーページ及び画像データ21をファクシミリ送信する。
メール送信部16は、メールサーバと接続されており、指定された宛先情報22の電子メールアドレスに対して、MIMEエンコード情報に変換されたカバーページ及び画像データ21を電子メールに添付して電子メール送信する。
ユーザ端末装置3は、ディスプレイからなる表示部4、キーボードやマウスなどにより構成される入力操作部5、FAXドライバ6、そして、画像データなどのデータが保存されるメモリ7を有している。
FAXドライバ6は、宛先指定部61、名称欠落判定部62、名称入力処理部63、名称入力要求部64、カバーページ生成部65、そして、画像処理部66を有する。
宛先指定部61は、ネットワーク8を介してファクシミリ複合機1の宛先情報記憶部12に接続し、この宛先情報記憶部12に記憶されている宛先情報22の中から、ファクシミリ送信又はメール送信する宛先情報22を指定する。この宛先情報22の指定はユーザが行う。ユーザは、ユーザ端末装置3の入力操作部5を操作してファクシミリ送信又はメール送信を行う宛先情報22を指定する。なお、宛先を指定する際には、図示していないが、表示部4に宛先を指定する画面が表示されるようになっている。宛先指定部61で指定された宛先情報22は、名称欠落判定部62に送られる。
名称欠落判定部62は、指定された宛先情報22において下位名称が欠落していか否かを判定する。そして、その判定結果が、名称入力処理部63に送られる。
名称入力処理部63は、名称欠落判定部62で判定された判定結果に基づいて、カバーページを生成する処理を行う。この際に、名称入力処理部63は、宛先情報22に下位名称が欠落している場合には、名称入力要求部64に名称入力要求の指示が送られ、宛先情報22に下位名称が登録されている場合には、この宛先情報22に基づいてカバーページを生成する指示をカバーページ生成部65に送る。
名称入力要求部64は、名称欠落判定部62で判定された判定結果に基づいて、下位名称の入力をユーザに要求する。名称入力の要求をユーザに認識させるため、本実施の形態では、ユーザ端末装置3の表示部4に名称入力要求の画面が表示されるようになっている。ユーザは表示部4に表示された名称入力要求の画面を見てユーザ端末装置3の入力操作部5から下位名称の入力を行う。
入力操作部5から入力された下位名称は、名称入力要求部64に送られ、この名称入力要求部64から名称入力処理部63を介してカバーページ生成部65に下位名称が入力される。名称入力処理部63では、ユーザが入力操作部5を操作してカバーページに記載する下位名称、件名、メッセージが入力されたときに、この入力された文字をカバーページ生成部65に入力する。
カバーページ生成部65は、ネットワーク8を介してファクシミリ複合機1の宛先情報記憶部12及び送信データ生成部14に接続される。そして、カバーページ生成部65は、指定された宛先情報22及びユーザ端末装置3で入力された下位名称に基づいてカバーページを生成する。なお、生成されたカバーページは、カバーページ生成部65においてFAX符号化情報に変換される。
本実施形態では、図3に示すようなカバーページが生成される。カバーページには、受信者、送信者が入力される。受信者の欄には、宛先として下位名称である個人名が必ず入力されるようになっており、上位名称である会社名及び部署名と、電話番号と、ファクシミリ番号と、電子メールアドレスも入力される。送信者の欄には、会社名、部署名、送信者の個人名、電話番号、ファクシミリ番号、そして、電子メールアドレスが入力される。
さらに、カバーページには送信日、件名、送信の際のメッセージも入力できるようになっている。件名とメッセージは、入力操作部5を操作して入力を行うのであって、この入力結果も名称入力処理部64からカバーページ生成部65に送られる。そして、カバーページは、カバーページ生成部65からネットワーク8を介してファクシミリ複合機1の送信データ生成部14に送られる。
画像処理部66は、ユーザ端末装置3内に設けるメモリ7に保存される画像データをFAX符号化情報に変換したり、ファクシミリ複合機1内の画像データ記憶部11に保存される画像データ21をネットワーク8を介して取り込んでFAX符号化情報に変換する処理を行う。この画像処理部66においてFAX符号化情報に変換された画像データは、ネットワーク8を介してファクシミリ複合機1内の画像データ記憶部11に保存される。
なお、本実施形態の画像送信装置は、ファクシミリ番号や電子メールアドレスを直接入力することにより、宛先情報記憶部12に記憶されていない宛先にファクシミリ送信や電子メール送信を行うこともできる。この場合、ユーザ端末装置3に設ける入力操作部5または図示していないファクシミリ複合機1に設ける入力操作部を操作して、宛先の入力が行われる。
次に、ファクシミリ複合機1とユーザ端末装置3とからなる画像送信装置を使用して、PC−FAXによりファクシミリ送信を行う処理について図4〜図6のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明では、下位名称として個人名、上位名称として会社名を用いた場合について説明する。
まず、ユーザ端末装置3における処理について図4及び図5のフローチャートに基づいて説明する。ユーザ端末装置3の宛先指定部61において入力操作部5からの入力により指定された宛先が、ファクシミリ複合機1の宛先情報記憶部12の宛先情報22を使用して指定されているかどうかを名称欠落判定部62において判断する(ステップS101)。宛先情報22を使用せずに、ファクシミリ送信や電子メール送信を行うと判断された場合には、名称入力要求部64によりユーザ端末装置3の表示部4に会社名と個人名を入力するための宛先入力画面が表示される(ステップS102)。ユーザは会社名と個人名を入力する(ステップS103)。
また、宛先指定部61により宛先情報22を指定して送信する場合には(ステップS101)、名称欠落判定部62において指定された宛先情報22に個人名が登録されているかどうかを判断する(ステップS104)。個人名が登録されていない場合には、名称入力要求部64により個人名を入力するための宛先入力画面が表示される(ステップS105)。ユーザは個人名を入力する(ステップS106)。
会社面及び個人名又は個人名のみの入力が行われると、カバーページに記載したい件名とメッセージを入力するための入力画面が表示される(ステップS107)。ユーザは件名とメッセージを入力する(ステップS108)。
宛先、件名、メッセージが入力されると、カバーページ生成部65において、これら宛先、件名、メッセージを用いてカバーページが生成される(ステップS109)。
カバーページが生成されると、ユーザ端末装置3のカバーページ生成部65及び画像処理部66において、カバーページ及び送信用の画像データをFAX符号化情報に変換する処理が行われる。この変換処理について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、カバーページ生成部65及び画像処理部66において、送信する画像データがファクシミリ送信かどうかの判断が行われる(ステップS110)。ファクシミリ送信の場合には、カバーページ生成部65は、カバーページをFAX符号化情報に変換し(ステップS111)、画像処理部66は、送信用画像データをFAX符号化情報に変換する(ステップS112)。そして、FAX符号化情報に変換された送信用画像データ、カバーページ、そして、指定された宛先情報22のファクシミリ番号が、FAXドライバ6からネットワーク3を介してファクシミリ複合機1へ送信される(ステップS113)。
また、カバーページ生成部65及び画像処理部66において、送信する画像データがファクシミリ送信でなく、電子メール送信であると判断された場合にも(ステップS110)、カバーページ生成部65は、カバーページをFAX符号化情報に変換し(ステップS114)、画像処理部66は、送信用画像データをFAX符号化情報に変換する(ステップS115)。そして、FAX符号化情報に変換された送信用画像データ、カバーページ、そして指定された宛先情報22の電子メールアドレスが、FAXドライバ6からネットワーク3を介してファクシミリ複合機1へ送信される(ステップS116)。
次に、ファクシミリ複合機1における処理について図6のフローチャートに基づいて説明する。送信用画像データ及びカバーページがネットワーク3を介してユーザ端末装置3からファクシミリ複合機1に送信されると、ファクシミリ複合機1において次の処理が行われる。ファクシミリ複合機1では、常時、送信用画像データがカバーページ及び指定された宛先情報と共に受信されたかどうかが判断されている(ステップS201)。
送信用画像データが受信された場合には、さらに、送信データ生成部14において、その送信用画像データがファクシミリ送信されるのかどうかが判断される(ステップS202)。ファクシミリ送信の場合には、FAX符号化情報に変換されている送信用画像データ及びカバーページがファクシミリ送信される(ステップS203)。
また、送信データ生成部14において、ファクシミリ送信ではなく、電子メール送信と判断された場合には(ステップS202)、FAX符号化情報に変換されている送信用画像データ及びカバーページがMIMEエンコード情報に変換される(ステップS204)。そして、MIMEエンコード情報に変換された送信用画像データとカバーページとが電子メールに添付されて、電子メール送信される(ステップS205)。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、宛先情報22に個人名が登録されていない場合には、常に、ユーザに対して名称入力の要求を行うようにした。本実施の形態の画像送信装置は、名称入力要求部64により下位名称の入力が要求されて、下位名称がカバーページにユーザの操作で入力された場合、履歴情報としてこの下位名称を記憶し、次回に同じ宛先情報22が指定されたときに、この履歴情報を用いて下位名称を自動的に入力するように構成している。
上記実施の形態1では、宛先情報22に個人名が登録されていない場合には、常に、ユーザに対して名称入力の要求を行うようにした。本実施の形態の画像送信装置は、名称入力要求部64により下位名称の入力が要求されて、下位名称がカバーページにユーザの操作で入力された場合、履歴情報としてこの下位名称を記憶し、次回に同じ宛先情報22が指定されたときに、この履歴情報を用いて下位名称を自動的に入力するように構成している。
本実施の形態の画像送信装置も、図7のファクシミリ装置のブロック図に示すように、ファクシミリ複合機1と、このファクシミリ複合機1にネットワーク8を介して接続されるユーザ端末装置3とにより構成されている。ファクシミリ複合機1は、上記実施の形態1と同じ構成であるので説明を省略する。ユーザ端末装置3は、図7に示すように、上記実施の形態1の構成に、さらに、入力履歴記憶部68と履歴検索部67とを備えている。ユーザ端末装置3は、入力履歴記憶部68と履歴検索部67を備える点を除き、上記実施の形態1と同じ構成をしているので説明を省略する。ファクシミリ複合機1及びユーザ端末装置3は、上記実施の形態1と同じ構成部分については、同じ符号で示している。
入力履歴記憶部68は、名称入力要求部64に入力された下位名称を宛先情報記憶部12に記憶されている宛先情報22に対応づけて履歴情報23として記憶する。この入力履歴記憶部68は、ユーザ端末装置3のFAXドライバ6内に設けられている。
履歴検索部67もユーザ端末装置3のFAXドライバ6内に設けられている。この履歴検索部67は、名称欠落判定部62の判定結果に基づいて指定された宛先情報22の履歴情報23があるか否かを検索し、過去に入力された下位名称を抽出する。
具体的には、まず、名称欠落判定部62において、送信する宛先の下位名称が欠落していると判定された場合、下位名称が欠落しているとの判定結果が名称入力処理部63に送られる。そして、この名称入力処理部63は、履歴検索部67に対して指定された宛先について過去に下位名称が入力されたかどうかを検索するように指示を出す。
履歴検索部67は、入力履歴記憶部68に記憶されている履歴情報23の中から、下位名称の検索指示があった宛先情報22について、下位名称がユーザにより過去に入力されて記憶されているかどうかの検索を行う。履歴検索部67が入力履歴記憶部68内から指定された宛先情報22に対する過去に入力された下位名称を抽出した場合には、履歴検索部67は、抽出された下位名称を名称入力処理部63に送り、さらに名称入力処理部63はカバーページ生成部65に抽出された下位名称を入力する。
カバーページ生成部65は、指定された宛先情報及び履歴検索部67により抽出された下位名称に基づいて、カバーページを生成する。このように、下位名称が欠落している場合であっても、過去に入力された下位名称を抽出し、この下位名称に基づいてカバーページを生成するので、ユーザが新たに下位名称を入力しなくても、宛先が表示されたカバーページを生成することができる。
また、履歴検索部67により過去に入力された下位名称が抽出できなかった場合には、名称入力要求部64が下位名称の入力をユーザに要求し、上記実施の形態1と同様にユーザによって入力された下位名称に基づいてカバーページを生成する。さらに、ユーザによって下位名称の入力があった場合には、この下位名称が名称入力要求部64によって入力履歴記憶部68に記憶される。
なお、本実施の形態のファクシミリ装置は、履歴検索部67により抽出された下位名称を用いてカバーページを生成する場合、宛先として用いる下位名称として正しいかどうかをユーザに判断させるようにしてもよい。この場合、正しいと判断した場合のみ、抽出された下位名称を用いてカバーページを生成する。
本実施の形態によれば、下位名称が欠落している場合であっても、履歴検索部67により過去に入力された下位名称を抽出し、この下位名称に基づいてカバーページを生成することができる。その結果、宛先情報22に宛先が無い場合でも、履歴情報として宛先が記録されていれば、ユーザが新たに下位名称を入力することなく、宛先が表示されたカバーページを自動的に生成することができるので、ユーザの手間を省くことができる。
しかも、本実施の形態によれば、一般に、各ユーザによって取引する相手(個人)は異なることから、各ユーザ端末装置3に取引先の宛先を履歴として記録しておくことによって、次回からの操作が容易になる。具体的には、ファクシミリ複合機1の宛先情報記憶部12に複数のユーザ端末装置3からの履歴情報を記録すると、履歴情報の量が多くなってしまう。また、同じ会社、部署に複数の宛先が生じる場合もあるので、次回に履歴情報を使用する場合に、検索に時間を要するという不具合が生じる。しかしながら、本実施の形態のように、各ユーザ端末装置3に履歴情報を記録させることにより、検索時間を短くすることができる。
このように、本実施の形態の画像送信装置は、ファクシミリ複合機1には、宛先以外の取引先の会社の情報を記録させておき、各ユーザ端末装置3は、ファクシミリ複合機1の宛先情報22を共通して用い、必要な宛先は、各ユーザ端末装置3で入力したり、ユーザ端末装置3ごとに保持している履歴情報を用いたりすることができるので、迅速にカバーページの作成を行うことができる。
上記各実施の形態の画像送信装置は、上記ファクシミリ複合機1と、このファクシミリ複合機1にネットワーク8を介して接続されるユーザ端末装置3とにより構成したが、ユーザ端末装置3を接続せず、ファクシミリ複合機1のみにより画像送信装置を構成してもよい。この場合、ファクシミリ複合機1に宛先指定部、名称欠落判定部、名称入力処理部、名称入力要求部、カバーページ生成部、入力履歴記憶部、及び、履歴検索部を設けるようにする。そして、ファクシミリ複合機1に設けられた入力操作部からユーザによる下位名称の入力を行い、ファクシミリ複合機1においてカバーページを生成する。
また、ファクシミリ複合機1にネットワーク8を介してユーザ端末装置3を接続して画像送信装置を構成しておいて、ファクシミリ複合機1に宛先指定部、名称欠落判定部、名称入力処理部、名称入力要求部、カバーページ生成部、入力履歴記憶部、及び、履歴検索部を設けるようにしてもよい。この場合、ユーザ端末装置3においてユーザが下位名称の入力を行い、ファクシミリ複合機1がユーザ端末装置3からネットワーク8を介して下位名称のデータを受信して、このファクシミリ複合機1においてカバーページを生成する。
また、指定された宛先情報のデータ送信先識別情報によって特定される送信先に対し、カバーページ及び画像データを送信する送信部として、本実施の形態では、ファクシミリ送信部15及びメール送信部16を設けた。しかしながら、本発明の画像送信装置にかかる送信部は、これらに限定されない。例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやURL(Uniform Resource Locator)をデータ送信先識別情報とする送信部を設けるようにしてもよい。また、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)等のプロトコルを用いて、指定された送信先に送信する送信部を設けるようにすることもできる。
1 ファクシミリ複合機
11 画像データ記憶部
12 宛先情報記憶部
13 スキャナ装置
14 送信データ生成部
15 ファクシミリ送信部
16 メール送信部
21 画像データ
22 宛先情報
23 履歴情報
3 ユーザ端末装置
4 表示部
5 入力操作部
6 FAXドライバ
61 宛先指定部
62 名称欠落判定部
63 名称入力処理部
64 名称入力要求部
65 カバーページ生成部
66 画像処理部
67 履歴検索部
68 入力履歴記憶部
7 メモリ
8 ネットワーク
11 画像データ記憶部
12 宛先情報記憶部
13 スキャナ装置
14 送信データ生成部
15 ファクシミリ送信部
16 メール送信部
21 画像データ
22 宛先情報
23 履歴情報
3 ユーザ端末装置
4 表示部
5 入力操作部
6 FAXドライバ
61 宛先指定部
62 名称欠落判定部
63 名称入力処理部
64 名称入力要求部
65 カバーページ生成部
66 画像処理部
67 履歴検索部
68 入力履歴記憶部
7 メモリ
8 ネットワーク
Claims (5)
- 宛先を示す下位名称、上記宛先が属する組織を示す上位名称及び上記宛先のデータ送信先識別情報を含む2以上の宛先情報を記憶することができる宛先情報記憶部と、
上記宛先情報のいずれかを指定する宛先指定部と、
指定された宛先情報における下位名称の欠落を判定する名称欠落判定部と、
上記判定結果に基づいて、下位名称の入力をユーザに要求する名称入力要求部と、
ユーザによる下位名称の入力後に、指定された宛先情報及び入力された下位名称に基づいて、カバーページを生成するカバーページ生成部と、
指定された宛先情報のデータ送信先識別情報を用いて、上記カバーページ及び画像データを送信する送信部とを備えたことを特徴とする画像送信装置。 - 上記データ送信先識別情報により特定される送信先が、上記宛先のファクシミリ番号であり、
上記送信部は、指定された宛先情報のファクシミリ番号に対し、上記カバーページ及び画像データをファクシミリ送信するファクシミリ送信部であることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 - 上記データ送信先識別情報により特定される送信先が、上記宛先の電子メールアドレスであり、
上記送信部は、指定された宛先情報の電子メールアドレスに対し、上記カバーページ及び画像データを電子メールに添付して送信するメール送信部であることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 - 入力操作部及び表示部を有するユーザ端末装置を備え、
上記ユーザ端末装置は、上記宛先指定部、上記名称欠落判定部、上記名称入力要求部及びカバーページ生成部を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像送信装置。 - ユーザにより入力された下位名称を上記宛先情報に対応づけて履歴情報として記憶する入力履歴記憶部と、
上記名称欠落判定部の判定結果に基づいて上記履歴情報を検索し、過去に入力された下位名称を抽出する履歴検索部とを備え、
上記カバーページ生成部は、指定された宛先情報及び過去に入力された下位名称に基づいて、カバーページを生成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008118091A JP2009268006A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 画像送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008118091A JP2009268006A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 画像送信装置 |
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ID=41393244
Family Applications (1)
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JP2008118091A Pending JP2009268006A (ja) | 2008-04-30 | 2008-04-30 | 画像送信装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011139145A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-14 | Canon Marketing Japan Inc | ファクシミリ装置及びその制御方法、プログラム。 |
JP2016106507A (ja) * | 2016-03-24 | 2016-06-16 | キヤノン株式会社 | 通信装置およびその制御方法、並びにプログラム |
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2008
- 2008-04-30 JP JP2008118091A patent/JP2009268006A/ja active Pending
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