JP2009266720A - 照光式キーシート - Google Patents

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Abstract

【課題】立体感のある布目模様のデザインを背景に有し、文字などの表示要素を際だたせて視認させることが可能な照光式キーシートの提供。
【解決手段】基材シート2の表面に布目模様を表す装飾凹凸面2aが形成されているため、奥行きのある立体的な布目模様を視認できる。この基材シート2は遮光性樹脂で形成されているため、表示孔2eの孔内に設けられた透光性樹脂の表示部3bはバックライト光を透過して周囲より明るく照光でき、表示要素を暗所でも明確に視認できる。そしてこの表示部3bは、表示孔2eの孔内に島部分を固定でき、表示要素を正確に表せる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯情報端末機器、PDA、AV機器、車載電装機器、各種リモコン、各種キーボードなどの各種電子機器の操作部に用いられ、数字、文字などの表示要素を機器の内部光源から光(バックライト光)で照光する照光式キーシートに関する。
携帯情報端末機器、PDAなどの電子機器には、暗所においてキーシートの表示要素を視認しやすいように、バックライト光によって表示要素を照光するものがある。特に、表示要素の周囲に比べ表示要素自体が明るく照光する文字照光タイプの照光式キーシートが好まれている。このような文字照光タイプの照光式キーシートは、キートップや表面シートなどの基材に、表示要素を透孔に形成した抜き文字印刷層を設けて製造される(特許文献1)。
他方、キーシートにはデザイン価値を高めて差別化するために、様々な加飾が施されている。その一例として、優しくて有機的な外観を与えるデザインの布目模様、木目模様などの加飾を施すことが検討されている。具体的な加飾方法としては、基材上に布目模様や木目模様の印刷層を形成する方法が知られている。
特開2000−11790号公報
以上より、文字照光タイプであってしかも布目模様の加飾を施したキーシートとするには、基材に対し布目模様の抜き文字印刷層を形成すれば実現することができる。しかしながら、印刷形成された布目模様では立体感が乏しく、加飾効果としては面白みに欠けるという課題がある。
そこで、布目模様や木目模様の印刷層を凹凸に形成して、これら模様に立体感を付与するいくつかの方法がある。例えば、基材に布目模様の抜き文字印刷層を形成した後にこの印刷層を凹凸加工する方法や、凹凸加工を施した基材面に布目模様の抜き文字印刷層を形成する方法がある。しかし、印刷層を凹凸加工する方法は凹凸加工する際に表示要素を表す透孔の孔縁が変形して表示要素の見映えが悪くなり、凹凸の基材面に印刷層を形成する方法では凹凸面に対するインクの塗着にムラが生じるため表示要素を表す透孔の孔縁が滲んで表示要素の見映えが悪くなる。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。すなわち本発明の目的は、立体感のある布目模様のデザインを背景に有するキーシートにおいて、文字などの表示要素を際だたせて視認させることが可能な照光式キーシートを提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明は、表面に模様を表す装飾凹凸面が形成された遮光性樹脂でなる基材シートと、該基材シートの表面側を覆う透光性樹脂でなる被覆層と、を備えており、基材シートは、表示要素を表し肉厚を貫通する表示孔が形成され、該表示孔の孔内に裏面側からの光を透過する透光性樹脂でなる表示体を有しており、被覆層は、基材シートの表示孔を覆う部分の表面が平坦面である照光式キーシートを提供する。
本発明では、基材シートの表面に模様を表す装飾凹凸面が形成されているため、平面的な印刷層による模様と異なり、奥行きのある立体的な模様を視認することができる。この装飾凹凸面の段差は50μm以上であることが望ましい。基材シートの裏面は平坦面に形成することも凹凸面に形成することもできる。この基材シートは遮光性樹脂で形成されているため、表示孔の孔内に設けられ裏面側からの光(バックライト光)を透過する表示体は周囲より明るく照光することができ、表示要素を暗所でも明確に視認することができる。そしてこの表示体は、例えば数字の「4」や「6」のように表示孔の孔内に島部分を必要とする表示要素について、その島部分を孔内に固定することができ、表示要素を正確に表すことができる。以上のような基材シートの厚さは50μm以上の段差を形成していることから、100μm〜1000μmであることが好ましい。なお、「遮光性」とは、光を全く透過しない性質又は光をほぼ透過しない性質をいう。
また、装飾凹凸面を有する基材シートの表面を透光性の被覆層で覆い、かつ表示孔には表示体を有しているため、凹凸のある背景からさらに突出して表示要素が視認できるデザインに優れた照光式キーシートである。
さらに、被覆層は基材シートの表示孔を覆う部分の表面が平坦面であるため、表示要素の背景が装飾凹凸面であって段差があるのに対し、表示要素の部分は、表示体を透過した透過光が被覆層の表面で拡散することがなく、表示体の輪郭を明確に視認することができる。よって視認性の高い表示要素を実現することができる。以上より、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と、立体感のある模様とを視認できる照光式キーシートを実現することができる。
被覆層における表示孔を覆う部分を除く残余の部分の表面に、基材シートの装飾凹凸面に沿うように凹凸面を形成すれば、基材シートの模様を視覚に加えて触感でも確認することができ、リアルな模様とすることができる。さらに、被覆層を弾性を有する樹脂で形成することができる。このようにすれば、被覆層の弾性力によって有機的な触感を得ることができ、よりリアルな模様とすることができる。以上のような被覆層の厚さは10μm〜1000μmであることが好ましい。被覆層の表面が平坦な場合は、厚さが100μm以上あれば装飾凹凸面を奥行きのある立体的な模様に視認することができるため、被覆層の厚さを100μm〜300μmとすれば、薄型の照光式キーシートを実現することができる。
基材シートの裏面側に、さらに透光性樹脂でなる保持シートを備えることができる。このようにすれば、基材シートを保持シートによって裏面側から支持することができ、例えば数字の「4」や「6」のように表示孔の孔内に島部分を必要とする表示要素について、その島部分を保持シートによって抜け落ちることなく孔内に支持することができる。よって表示要素を正確に表すことができる。
なお、保持シートと基材シートとは粘着層や接着層などの固着層で積層することができるが、基材シートの裏面を凹凸面に形成すれば、基材シートと固着層の接触面積を増やすことができ、基材シートと固着層の固着力を高めることができる。
保持シートを備える照光式キーシートについては、保持シートを、表示孔を塞ぐ部分の表面又は裏面の少なくとも一方に光を拡散する拡散凹凸面を有するものとすることができる。このようにすれば、保持シート内を透過する光を拡散凹凸面で拡散することができるため、保持シートにおける表示孔を塞ぐ部分から光を照射することができ、表示孔の孔内にある表示体にバックライト光を伝えることができる。よって表示体を明るく照光することができ、表示要素を明確に視認することができる。
このような拡散凹凸面は、保持シートの表面に形成したものより、保持シートの裏面に形成したものが、効率良くバックライト光を表示体に伝えることができる。
表示体を被覆層と一体物とすることができる。このようにすれば、明るいところで照光させない場合には、表示要素が装飾凹凸面から突出するように見え、暗いところで照光させた場合には表示要素が、その輪郭をシャープにはっきりさせて視認される視認性に優れた照光式キーシートとなる。また、被覆層と基材シートとの固着について、基材シートの表面に加え基材シートにおける表示孔の側面も両者の固着面とすることができ、被覆層を基材シートから剥がれ難くすることができる。また、基材シートに対し表面側から透光性樹脂を塗布することで、表示体と被覆層とを同時に形成することができ、製造工数を削減することができる。
表示体が被覆層と別体であり、表示体を着色体とすることができる。表示体と被覆層とを別体としたため、表示体を透過した光が被覆層に入る際に多少屈折して、表示要素の周囲を少々光らすことができ、照光時に深みのある表示要素を視認させることができる。
また、非照光時の際に、基材シートが高い明度で着色されている場合は、表示体が無色であっても視認し易く表示要素を明確に確認することができるが、基材シートが低い明度で着色されている場合は、表示体が無色であると視認し難く表示要素を確認し難くなる。しかしながら、本発明のように表示体を着色体とすれば、基材シートがどのように着色されていても表示体を視認し易くすることができ、非照光時であっても表示要素を明確に確認することができる。このように、表示体と被覆層とを別材料や別色で形成することで、非照光時における表示要素の視認性を高めることができる。
表示体が被覆層と別体である照光式キーシートについては、被覆層における表示孔を覆う部分の裏面に表示凹部が形成され、表示体の表面を該表示凹部と係合するように凸形状とすることができる。このようにすれば、凸形状に応じて表示体を立体的に視認することができ、さらに、照光時には基材シートの装飾凹凸面から突出した部分から四方に光が拡散し、どんな角度からでも表示要素が見やすい照光式キーシートとすることができる。
基材シートの表面に着色塗膜を備えることができる。このようにすれば、基材シートの表面に形成した装飾凹凸面を加飾することができ、樹脂以外の素材による布目調や木目調のデザインを表現することができる。また、基材シートと着色塗膜とを同系色とすれば、表示孔に見える基材シートの端面を目立たなくすることができる。
被覆層の表面に基材シートの装飾凹凸面を拡大視できる凸面体を備えることができる。このようにすれば、装飾凹凸面の奥行きを明確に視認することができ、基材シートの模様を立体的に視認することができる。
また、表示要素が明るく照光する文字照光タイプの照光式キーシートの製造方法であって、遮光性樹脂でなる基材シートの表面に模様を表す装飾凹凸面をエンボス成形し、その基材シートに表示要素を表す表示孔を貫通成形した後、該表示孔の孔内を埋める透光性樹脂でなる表示体、及び基材シートの表面側を覆う透光性樹脂でなる被覆層を形成する照光式キーシートの製造方法を提供する。
この製造方法によれば、基材シートの表面に模様を表す装飾凹凸面をエンボス成形したため、平面的な印刷層による模様と異なり、奥行きのある立体的な模様を有する照光式キーシートを実現することができる。この基材シートは遮光性樹脂で形成されているため、基材シートを貫通して成形した表示孔の孔内に設けた表示体はバックライト光によって周囲より明るく照光することができ、表示要素を暗所でも明確に視認できる照光式キーシートを実現することができる。そして基材シートの表面に装飾凹凸面をエンボス成形した後に、その基材シートに表示孔を貫通成形するため、表示孔の孔縁を正確に形成することができ、表示体の輪郭を明確に視認できる照光式キーシートを実現することができる。以上より、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と、立体感のある模様とを視認できる照光式キーシートを実現することができる。
表示体は、表示孔に充填した液状樹脂を硬化して成形することができる。このようにすれば、表示体を表示孔に対して隙間無く形成することができ、表示体の輪郭を明確に視認できる照光式キーシートを実現することができる。
表示孔に液状樹脂を充填する製造方法については、基材シートの表面側より液状樹脂を塗布し表示孔を充填すると共に基材シートの表面側を覆った後、この液状樹脂を硬化して表示体と被覆層とを一体に成形することができる。このようにすれば、表示体と被覆層とを同時に硬化成形することができ、製造工数を削減することができる。
基材シートの裏面に粘着剤を介して透光性樹脂でなる保持シートを積層した後、基材シートに表示孔を貫通成形することができる。このようにすれば、基材シートに対し表示孔を貫通成形する際に、基材シートを保持シートによって裏面側から支持することができ、例えば数字の「4」や「6」のように表示孔の孔内に島部分を必要とする表示要素について、その島部分を保持シートによって抜け落ちることなく孔内に支持することができる。よって表示要素を正確に表すことができる。
本発明の照光式キーシートによれば、文字等の表示要素の背景に装飾凹凸面が形成されて表示要素が視認しにくい照光式キーシートに対して、表示要素の部分を際だたせて視認しやすくすることができる。そして、表示要素の部分をその背景部分の装飾凹凸面に対してさらに立体的に視認させることができデザインに優れた照光式キーシートとすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する部材、材質、構成、製造方法、作用効果については重複説明を省略する。
第1実施形態〔図1〜図7〕
第1実施形態の照光式キーシート1を図1,図2に示し、照光式キーシート1の製造方法を図3〜図7に示す。第1実施形態の照光式キーシート1は、基材シート2と被覆成形体3と保持シート4とを備えている。
基材シート2は、照光式キーシート1の操作板として機能する部材であり、有色不透明の遮光性熱可塑性樹脂で一枚板に形成されている。この基材シート2の操作面側となる表面には模様を表す装飾凹凸面2aが形成されており、裏面2bは平坦面となっている。そして肉厚を貫通する仕切溝2cが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝2cで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片2dとなっている。この押圧操作片2dの中央には、数字、文字などの表示要素を表す表示孔2eが肉厚を貫通して形成されている。本実施形態の装飾凹凸面2aは、縦糸と横糸による布目模様を表している。
被覆成形体3は、基材シート2の装飾凹凸面2aを覆う「被覆層」としての被覆部3aと基材シート2における表示孔2eの孔内を埋める「表示体」としての表示部3bとを一体物とした部材であり、無色透明の透光性反応硬化性樹脂で形成されている。この被覆成形体3の操作面となる表面は平坦面に形成されており、裏面は基材シート2の装飾凹凸面2aに密着し固着している。そして基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝3cが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝3cで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片3dとなっている。
保持シート4は、基材シート2を裏面側から支持する部材であり、無色透明の透光性熱可塑性樹脂で一枚板に形成されている。この保持シート4は表裏面とも平坦面であり、このうち表面は実質的に対向する基材シート2の裏面2bに対し粘着層5で固着されている。そして基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝4aが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝4aで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片4bとなっている。
以上のように、本実施形態の照光式キーシート1は、布目模様(織目模様)を表す操作板であって、平面視でU字状の仕切溝2c,3c,4aで舌片状に仕切られた押圧操作片2d,3d,4bを有している。そして暗所ではバックライト光によって、遮光性の操作板に表示要素が照光するキーシートである。なお、本実施形態では布目模様を表しているが、その他にヘアーライン模様、木目模様、革シボ模様、デニム模様、不織模様などを表すこともできる。
ここで照光式キーシート1を構成する各部材の材質を説明する。なお、以下の説明は後述の各実施形態についても共通である。
基材シート2の材質には、エンボス加工によって段差が50μm以上の凹凸面を形成できる遮光性の熱可塑性樹脂が使用される。例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリステレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
そしてこの基材シート2には、エンボス成形後の凹凸面を変形し難くするため、強度や耐熱性を高める充填剤を添加することができる。例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、クレー、珪藻土、シリカ、酸化チタンなどが挙げられる。その他、熱安定剤、滑剤、可塑剤、加工助剤、衝撃性改良剤、着色剤、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、発泡剤などの添加剤を加えて改質することもできる。このような基材シート2の厚さは50μm以上の段差を形成することから、100μm〜1000μmであることが好ましい。
被覆成形体3の材質は、基材シート2の表示孔2eに充填できる流動性を有する透光性の液状反応硬化性樹脂が使用される。例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。反応硬化手段には、熱、紫外線、電子線、湿気などが用いられる。
保持シート4の材質は、透光性の熱可塑性樹脂が使用される。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリステレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。
次に、照光式キーシート1における製造方法の一例を説明する。
先ず、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート4を固着する(図3)。次に、この積層したシートに対し金型を用いてエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成する(図4)。その後、刃型を用いたプレス加工やレーザー加工によって基材シート2に表面側から表示孔2eを形成する(図5)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート4に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内を充填しながら装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する(図6)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,3c,4aを形成して照光式キーシート1を得る(図7)。
本実施形態の照光式キーシート1及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート1及びその製造方法によれば、基材シート2の表面に布目模様を表す装飾凹凸面2aが形成されているため、奥行きのある立体的な布目模様を視認することができる。この基材シート2は遮光性樹脂で形成されているため、表示孔2eの孔内に設けられた透光性樹脂の表示部3bはバックライト光を透過して周囲より明るく照光することができ、表示要素を暗所でも明確に視認することができる。そしてこの表示部3bは、表示孔2eの孔内に島部分を固定することができ、表示要素を正確に表すことができる。また、基材シート2の表面である装飾凹凸面2aを透光性の被覆部3aで覆い、かつ基材シート2の表示孔2eには表示部3bを有しているため、凹凸のある背景からさらに突出するような表示要素を視認することができる。また、被覆部3aは表面が平坦面であるため、表示要素の背景が装飾凹凸面2aであって段差があるのに対し、表示要素の部分は、表示部3bを透過した透過光が被覆部3aの表面で拡散することがなく、表示部3bの輪郭を明確に視認することができる。よって視認性の高い表示要素を実現することができる。
以上より、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と、立体感のある布目模様とを視認できる照光式キーシート1を実現することができる。
保持シート4を備えるため、基材シート2を保持シート4によって裏面側から支持することができ、表示孔2eを形成する際に、表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素であっても保持シート4によってその島部分を抜け落ちることなく孔内に支持することができる。よって表示要素を正確に表すことができる。
被覆部3aと表示部3bとが一体物の被覆成形体3が基材シート2に固着しているため、明るいところで照光させない場合には表示要素が装飾凹凸面2aから突出するように見え、暗いところで照光させた場合には表示要素の輪郭をシャープにはっきり視認することができる。また、基材シート2の装飾凹凸面2aに加え表示孔2eの側面も両者の固着面とすることができ、被覆部3aを基材シート2から剥がれ難くすることができる。
基材シート2の表面を装飾凹凸面2aにエンボス成形した後に、その基材シート2に表示孔2eを貫通成形するため、表示孔2eの孔縁を正確に形成することができ、表示部3bの輪郭を明確に視認できる照光式キーシート1を実現することができる。
表示部3bは、表示孔2eに充填した液状樹脂を硬化して成形するため、表示部3bを表示孔2eに対して隙間無く形成することができ、表示部3bの輪郭を明確に視認できる照光式キーシート1を実現することができる。
被覆成形体3の製造では、基材シート2の表面側より液状樹脂を塗布し表示孔2eを充填すると共に基材シート2の装飾凹凸面2aを覆った後に、この液状樹脂を硬化して被覆部3aと表示部3bとを一体に成形するため、被覆部3aと表示部3bとを同時に硬化成形することができ、製造工数を削減することができる。
第1実施形態の第1変形例〔図8〕
第1実施形態の照光式キーシート1では保持シート4を備える例を示したが、第1変形例の照光式キーシート6では保持シート4を用いていない。このようにすれば、照光式キーシート6は照光式キーシート1より薄型化することができる。
この照光式キーシート6の製造方法における照光式キーシート1との異なる点は、被覆成形体3を形成した後に保持シート4を剥離する点である。
第1実施形態の第2変形例〔図9〕
第1実施形態の照光式キーシート1では被覆成形体3の表面が平坦面である例を示したが、第2変形例の照光式キーシート7では被覆成形体8の表面について、表示孔2eを覆う部分を除く残余の部分の表面を、基材シート2の装飾凹凸面2aに沿うように凹凸面8eに形成することができる。即ち、被覆成形体8は、基材シート2の装飾凹凸面2aを覆う被覆部8aと基材シート2における表示孔2eの孔内を埋める表示部8bとで構成され、表示孔2eを覆う平坦な表面とその平坦な表面を除く装飾凹凸面2aに沿う凹凸面8eの表面とが形成されている。そして肉厚を貫通する平面視でU字状の仕切溝8cとこの仕切溝8cで舌片状に仕切られる押圧操作片8dとが設けられている。被覆成形体8の被覆層8aの厚さは第1実施形態の被覆成形体3の被覆部3aの厚さより薄く、凹凸面8eを形成するには10μm〜50μmが好ましい。このように表示孔2eを覆う部分を除く残余の部分の表面を、基材シート2の装飾凹凸面2aに沿うように凹凸面8eに形成すれば、基材シート2の布目模様を視覚に加えて触感でも確認することができ、リアルな布目模様とすることができる。さらに、被覆成形体8を弾性を有する樹脂で形成すれば、被覆部8aの弾性力によって有機的な触感を得ることができ、よりリアルな布目模様とすることができる。
この照光式キーシート7の製造方法における照光式キーシート1との異なる点は、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内に液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布した後、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をスプレー塗装し、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2a上の反応硬化性樹脂とを同時に反応硬化させて、被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する。
第1実施形態の第3変形例〔図10〕
第1実施形態の照光式キーシート1では基材シート2の裏面が平坦面である例を示したが、第3変形例の照光式キーシート9では基材シート10の裏面を凹凸面10bとして形成している。図10では、この凹凸面10bを装飾凹凸面10aに沿うように形成している例である。即ち、基材シート10は、模様を表す装飾凹凸面10aの表面と凹凸面10bの裏面とを有し、肉厚を貫通する平面視でU字状の仕切溝10cとこの仕切溝10cで舌片状に仕切られた押圧操作片10dとこの押圧操作片10dの中央に肉厚を貫通して表示要素を表す表示孔10eとが形成されている。このように基材シート10の裏面を装飾凹凸面10aに沿う凹凸面10bに形成すれば、基材シート10と固着層5の接触面積を増やすことができ、基材シート10と固着層5の固着力を高めることができる。
この照光式キーシート9の製造方法は、照光式キーシート1と同様である。基材シート10の厚さを100μm〜300μmとすれば、裏面に凹凸面10bに形成することができる。
第2実施形態〔図11〜図14〕
第2実施形態の照光式キーシート11を図11に示し、照光式キーシート11の製造方法を図12〜図14に示す。第2実施形態の照光式キーシート11が第1実施形態の照光式キーシート1と異なるのは、被覆成形体3に替えて被覆層12と表示体13とを備える点である。それ以外の構成は照光式キーシート1と同じである。
被覆層12は、基材シート2の装飾凹凸面2aと表示体13の表面を覆う部材であり、無色透明の熱可塑性樹脂で形成されている。この被覆層12の表面は平坦面に形成されており、裏面は基材シート2の装飾凹凸面2aに密着し固着している。そして基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝12aが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝12aで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片12bとなっている。
表示体13は、基材シート2における表示孔2eの孔内を埋める部材であり、基材シート2とは異なる色調に着色された有色透明の透光性反応硬化性樹脂で形成されている着色体である。この表示体13の表面は平坦面に形成されている。
以上のように、本実施形態の照光式キーシート11は、照光式キーシート1と同様に布目模様を表す操作板であって、平面視でU字状の仕切溝2c,4a,12aで舌片状に仕切られた押圧操作片2d,4b,12bを有している。そして暗所ではバックライト光によって、遮光性の操作板に表示要素が照光するキーシートである。
ここで照光式キーシート11を構成する部材の材質を説明する。
被覆層12の材質は、加熱圧着によって基材シート2に固着できる透光性の熱可塑性樹脂が使用される。例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、シクロオレフィン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。
表示体13の材質は、被覆成形体3の材質と同様に、基材シート2の表示孔2eに充填できる流動性を有する透光性の液状反応硬化性樹脂が使用される。例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。反応硬化手段は、熱、紫外線、電子線、湿気などが用いられる。
次に、照光式キーシート11における製造方法の一例を説明する。
先ず、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート4を固着する(図3参照)。次に、この積層したシートに対し金型を用いてエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成するが、表示孔2eを形成する周囲は平坦面とし表示孔2eの孔縁に段差を形成しない。これは液状の反応硬化性樹脂を表示孔2eの孔内に漏れることなく充填するためである。その後、刃型を用いたプレス加工やレーザー加工によって基材シート2に表面側から表示孔2eを形成する(図12)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート4に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内に充填するように液状の反応硬化性樹脂を塗布して反応硬化させ表示体13を形成する。さらに基材シート2の表面に透光性の熱可塑性樹脂でなるシートを積層し、加熱圧着によって積層したシートを被覆層12として固着する(図13)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,4a,12aを形成して照光式キーシート11を得る(図14)。ところで、加熱圧着の際に基材シート2の装飾凹凸面2aの変形が懸念される場合は、予め透光性の熱可塑性樹脂でなるシートの裏面を装飾凹凸面2aと係合するような凹凸面に形成してから加熱圧着することができる。さらに装飾凹凸面2aと係合する凹凸面を形成した場合は、加熱圧着の代替方法として透明な接着剤で固着することもできる。
第2実施形態の照光式キーシート11及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート11及びその製造方法では照光式キーシート1の作用効果と同様に、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と立体感のある布目模様とを視認でき、島部分を含めて表示要素を正確に表すことができ、表示体13の輪郭を明確に視認できる他、以下の作用効果を発揮することができる。
照光式キーシート11及びその製造方法によれば、表示体13と被覆層12とを別体としたため、表示体13を透過した光が被覆層12に入る際に多少屈折して、表示要素の周囲を少々光らすことができ、照光時に深みのある表示要素を視認させることができる。
また、表示体13を基材シート2とは異なる色調に着色した着色体とするため、基材シート2がどのように着色されていても表示体13を視認し易くすることができ、非照光時であっても表示要素を明確に確認することができる。以上のように、表示体13と被覆層12とを別材料や別色で形成することで、非照光時における表示要素の視認性を高めることができる。
第3実施形態〔図15〜図24〕
第3実施形態の照光式キーシート14を図15に示し、照光式キーシート14の製造方法を図16〜図24に示す。第3実施形態の照光式キーシート14が第2実施形態の照光式キーシート11と異なるのは、被覆層15と表示体16との構成、及び保持シート4を用いていない点である。
被覆層15は、第2実施形態の被覆層12と同様に、表面は平坦面に形成されており、裏面は基材シート2の装飾凹凸面2aに密着し固着している。さらに基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝15aが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝15aで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片15bとなっている。第2実施形態の被覆層12と異なる点は、無色透明の透光性反応硬化性樹脂でなり、表示孔2eを覆う部分の裏面に表示凹部15cが形成され、この表示凹部15cには後述する表示体16が入り込んでいる。
表示体16は、第2実施形態の表示体13と同様に、基材シート2とは異なる色調に着色された有色透明の透光性反応硬化性樹脂で形成されている着色体である。第2実施形態の表示体13と異なる点は、この表示体16の表面16aは膨出する凸形状に形成されている。
以上のように、本実施形態の照光式キーシート14は、照光式キーシート11と同様に布目模様を表す操作板であって、平面視でU字状の仕切溝2c,15aで舌片状に仕切られた押圧操作片2d,15bを有している。そして暗所ではバックライト光によって、遮光性の操作板に表示要素が照光するキーシートである。
次に、照光式キーシート14における製造方法の二例を説明する。
第1の製造方法については、図16〜図20を用いて説明する。先ず、基材シート2の表面に金型を用いてエンボス加工を行い、装飾凹凸面2aに形成する(図16)。次に基材シート2の表面側より装飾凹凸面2aを覆うように液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆層15を形成する(図17)。その後、基材シート2の裏面側からレーザーを照射するレーザー加工によって基材シート2に表示孔2eを形成すると同時に、被覆層15の裏面に表示凹部15cを設ける(図18)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は被覆層15に固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の裏面側より表示凹部15c及び表示孔2eの孔内に充填するように、基材シート2とは異なる色調に着色された液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させ表示体16を形成する(図19)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,15aを形成して照光式キーシート14を得る(図20)。
第2の製造方法については、図21〜図24を用いて説明する。先ず、基材シート2の表面にエンボス加工にて装飾凹凸面2aに形成し、その装飾凹凸面2aに図外の粘着層を介して仮固定シート17を固着する(図21)。次に、基材シート2の裏面側からレーザーを照射するレーザー加工によって基材シート2に表示孔2eを形成すると同時に、仮固定シート17の裏面に表示凹部17aを設ける(図22)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は仮固定シート17に固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の裏面側より表示凹部17a及び表示孔2eの孔内に充填するように、基材シート2とは異なる色調に着色された液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させ表示体16を形成する(図23)。その後、仮固定シート17を基材シート2から剥がし(図24)、基材シート2の表面側より装飾凹凸面2a及び表示体16の表面16aを覆うように液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆層15を形成する(図19参照)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,15aを形成して照光式キーシート14を得る(図20参照)。
第3実施形態の照光式キーシート14及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート14及びその製造方法では照光式キーシート11の作用効果と同様に、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と立体感のある布目模様とを視認でき、島部分を含めて表示要素を正確に表すことができ、表示体16の輪郭を明確に視認できる他、以下の作用効果を発揮することができる。
照光式キーシート14及びその製造方法によれば、表示体16の表面を凸形状とするため、凸形状に応じて表示体16を立体的に視認することができる。さらに、照光時には基材シート2の装飾凹凸面2aから突出した部分から四方に光が拡散し、どんな角度からでも表示要素を見やすくすることができる。
前述のレーザー加工の際に、第1の製造方法では被覆層15が加熱されるため、被覆層15の表示孔2eを覆う部分に焼け跡が付いたり、膨れが発生するおそれがある場合には、第2の製造方法のように仮固定シート17を用いれば、被覆層15の焼け跡や膨れを回避することができる。
第4実施形態〔図25,図26〕
第4実施形態の照光式キーシート18を図25に示し、照光式キーシート18の製造方法の一部を図26に示す。第4実施形態の照光式キーシート18が第1実施形態の照光式キーシート1と異なるのは、保持シート19の構成である。それ以外の構成は照光式キーシート1と同じである。
保持シート19は、第1実施形態の保持シート4と同様に、無色透明の透光性熱可塑性樹脂で一枚板に形成されており、その表面は平坦面である。そして基材シート2の裏面2bに対し粘着層5で固着されており、基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝19aが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝19aで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片19bとなっている。第1実施形態の保持シート4と異なるのは、表示孔2eを塞ぐ部分の裏面に拡散凹凸面19cが形成されている点である。
以上のように、本実施形態の照光式キーシート18は、照光式キーシート1と同様に布目模様を表す操作板であって、平面視でU字状の仕切溝2c,3c,19aで舌片状に仕切られた押圧操作片2d,3d,19bを有している。そして暗所ではバックライト光によって、遮光性の操作板に表示要素が照光するキーシートである。
次に、照光式キーシート18における製造方法の一例を説明する。
先ず、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート19を固着する(図3参照)。次に、この積層したシートに対しエンボス2本ロールを用いて基材シート2の表面と保持シート19の裏面との両面にエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成すると同時に保持シート19の裏面に拡散凹凸面19cを形成する(図26)。その後、刃型を用いたプレス加工やレーザー加工によって基材シート2に表示孔2eを形成する(図5参照)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート19に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内を充填しながら装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する(図6参照)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,3c,19aを形成して照光式キーシート18を得る(図7参照)。
なお、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内に液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布した後、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をスプレー塗装し、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2a上の反応硬化性樹脂とを同時に反応硬化させて、被覆部と表示部とで構成される被覆成形体を形成することができる。このようにすれば、被覆成形体の表面を、表示孔2eを覆う平坦な表面と、その平坦な表面を除く装飾凹凸面2aに沿う凹凸面と、で構成することができる。
第4実施形態の照光式キーシート18及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート18及びその製造方法では照光式キーシート1の作用効果と同様に、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と立体感のある布目模様とを視認でき、島部分を含めて表示要素を正確に表すことができ、表示部3bの輪郭を明確に視認できる他、以下の作用効果を発揮することができる。
照光式キーシート18及びその製造方法によれば、表示孔2eを塞ぐ部分の裏面に光を拡散する拡散凹凸面19cを形成するため、保持シート19内を透過する光を拡散凹凸面19cで表示孔2eに向かって照射することができる。よって表示孔2eの孔内にある表示部3bにバックライト光を伝え易くすることができ、表示部3bを明るく照光することができる。よって暗所でも明るく照光する表示要素を視認することができ、例えば機器内部の光源にLEDを使用した場合は、LEDの設置数を削減することができる。
第4実施形態の第1変形例〔図27〜図30〕
第4実施形態の照光式キーシート18では被覆成形体3を備える例を示したが、第1変形例の照光式キーシート20は、図27で示すように、被覆成形体3に替えて被覆層12と表示体13とを備えることができる。このようにすれば、表示体13を基材シート2とは異なる色調に着色した着色体とすることができ、基材シート2がどのように着色されていても表示体13を視認し易くすることができる。よって非照光時であっても表示要素を明確に確認することができる。
この照光式キーシート20の製造は、先ず、基材シート2の表面に金型を用いてエンボス加工を行い、装飾凹凸面2aに形成する(図16参照)。次に基材シート2の表面側より装飾凹凸面2aを覆うように液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆層12を形成する(図17参照)。次に、基材シート2の裏面側から刃型を用いたプレス加工によって基材シート2に表示孔2eを形成する(図28)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は被覆層12に固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして基材シート2の裏面側より表示孔2eの孔内に液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて表示体13を形成する。他方、保持シート19の裏面にエンボス加工を行い拡散凹凸面19cを形成する。そして、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート19を固着する(図29)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,12a,19aを形成して照光式キーシート18を得る(図30)。なお、刃型にて表示孔2eを形成する際に、被覆層12に刃の切り込みが入り被覆層12を傷付けるおそれがある場合には、第3実施形態の照光式キーシート14における第2の製造方法のように、仮固定シート17を用いて表示孔2eを形成すれば、被覆層12の傷を回避することができる。
第4実施形態の第2変形例〔図31,図32〕
第4実施形態の照光式キーシート18では保持シート19の裏面に拡散凹凸面19cを形成する例を示したが、第2変形例の照光式キーシート21のように、図31で示すように、表面に拡散凹凸面22cを形成する保持シート22を備えることができる。このようにしても、表示孔2eの孔内にある表示部3bにバックライト光を伝え易くすることができ、表示部3bを明るく照光することができる。よって暗所でも明るく照光する表示要素を視認することができる。
この照光式キーシート18の製造は、先ず、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート22を固着する(図3参照)。次に、この積層したシートに対し金型を用いてエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成する(図4参照)。その後、レーザー加工によって基材シート2の表面側から表示孔2eを形成すると同時に保持シート22の表面に拡散凹凸面22cを形成する(図32)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート22に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内を充填しながら装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する(図6参照)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,3c,22aを形成して照光式キーシート1を得る(図7参照)。
なお、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内に液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布した後、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をスプレー塗装し、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2a上の反応硬化性樹脂とを同時に反応硬化させて、被覆部と表示部とで構成される被覆成形体を形成することができる。このようにすれば、被覆成形体の表面を、表示孔2eを覆う平坦な表面と、その平坦な表面を除く装飾凹凸面2aに沿う凹凸面と、で構成することができる。
第5実施形態〔図33〜図35〕
第5実施形態の照光式キーシート23を図33に示し、照光式キーシート23の製造方法の一部を図34,図35に示す。第5実施形態の照光式キーシート23が第1実施形態の照光式キーシート1と異なるのは、着色塗膜24を備える構成である。それ以外の構成は照光式キーシート1と同じである。
着色塗膜24は基材シート2の装飾凹凸面2aを加飾するものであり、インクや塗料の硬化物で形成されている。例えば、装飾凹凸面2aがデニム調であれば青色や紺色に着色され、装飾凹凸面2aが木目調であれば茶色や黄土色に着色された塗膜である。この着色塗膜24は基材シート2の装飾凹凸面2aに積層し、表面は被覆成形体3の被覆部3aに覆われている。そして基材シート2と同様に肉厚を貫通する仕切溝24aが平面視でU字状に設けられ、この仕切溝24aで舌片状に仕切られた部分が押圧操作片24bとなっており、その押圧操作片24bの中央には肉厚を貫通して表示要素を表す表示孔24cが形成されている。
以上のように、本実施形態の照光式キーシート23は、布目模様(織目模様)を表す操作板であって、平面視でU字状の仕切溝2c,3c,4a,24aで舌片状に仕切られた押圧操作片2d,3d,4b,24bを有している。そして暗所ではバックライト光によって、遮光性の操作板に表示要素が照光するキーシートである。
次に、照光式キーシート23における製造方法の一例を説明する。
先ず、基材シート2の表面に、スクリーン印刷、グラビア印刷、塗装などによってインクや塗料を塗布して塗膜を設けた後この塗膜を硬化して着色塗膜24を形成する。基材シート2の裏面2bに、粘着層5を介して保持シート4を固着する(図34)。次に、この積層したシートに対し金型を用いてエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成する(図35)。その後、刃型を用いたプレス加工やレーザー加工によって基材シート2及び着色塗膜24に表示孔2e,24cを形成する(図5参照)。このとき表示孔2e,24cの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート4に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2e,24cの孔内に残すことができる。そして、着色塗膜24の表面側より表示孔2e,24cの孔内を充填しながら装飾凹凸面2aに沿う着色塗膜24を覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する(図6参照)。最後に、抜き型を用いて仕切溝2c,3c,4a,24aを形成して照光式キーシート23を得る(図7参照)。
なお、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内に液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布した後、孔内の反応硬化性樹脂と装飾凹凸面2aに沿う着色塗膜24を覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をスプレー塗装し、孔内の反応硬化性樹脂と着色塗膜24上の反応硬化性樹脂とを同時に反応硬化させて、被覆部と表示部とで構成される被覆成形体を形成することができる。このようにすれば、被覆成形体の表面を、表示孔2eを覆う平坦な表面と、その平坦な表面を除く装飾凹凸面2aに沿う凹凸面と、で構成することができる。
第5実施形態の照光式キーシート23及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート23及びその製造方法では照光式キーシート1の作用効果と同様に、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と立体感のある布目模様とを視認でき、島部分を含めて表示要素を正確に表すことができ、表示部3bの輪郭を明確に視認できる他、以下の作用効果を発揮することができる。
照光式キーシート23及びその製造方法によれば、基材シート2の装飾凹凸面2aに着色塗膜24を備えるため、装飾凹凸面2aを加飾することができ、樹脂以外の素材による布目調や木目調のデザインを写実的に表現することができる。
第5実施形態の照光式キーシート23は、第1実施形態の照光式キーシート1に着色塗膜24を備える構成を説明したが、他の照光式キーシート6,7,9,11,14,18,20,21にも着色塗膜24を備えることができる。このようにすれば、各照光式キーシート6,7,9,11,14,18,20,21の布目模様を写実的に表現することができる。
第6実施形態〔図36〕
第6実施形態の照光式キーシート25を図36に示す。第6実施形態の照光式キーシート25が第1実施形態の照光式キーシート1と異なるのは、凸面体26を備える構成である。それ以外の構成は照光式キーシート1と同じである。
凸面体26は基材シートの装飾凹凸面を拡大視できる部材であり、無色透明の透光性反応硬化性樹脂で形成されている。この凸面体26は被覆成形体3の平坦な表面に設けられており、縦断面がドーム形状に形成されている。
凸面体26の材質は、被覆成形体3の材質と同様に、透光性の液状反応硬化性樹脂が使用される。例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。反応硬化手段は、熱、紫外線、電子線、湿気などが用いられる。
次に、照光式キーシート25における製造方法の一例を説明する。
先ず、基材シート2の裏面2bに粘着層5を介して保持シート4を固着する(図3参照)。次に、この積層したシートに対し金型を用いてエンボス加工を行い、基材シート2の表面を装飾凹凸面2aに形成する(図4参照)。その後、刃型を用いたプレス加工やレーザー加工によって基材シート2に表示孔2eを形成する(図5参照)。このとき表示孔2eの孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シート4に対し粘着層5で固着されており、抜け落ちることなく表示孔2eの孔内に残すことができる。そして、基材シート2の表面側より表示孔2eの孔内を充填しながら装飾凹凸面2aを覆うようにして液状の反応硬化性樹脂をディスペンサーで塗布し、反応硬化させて被覆部3aと表示部3bとで構成される被覆成形体3を形成する(図6参照)。この後、抜き型を用いて仕切溝2c,3c,4aを形成する(図7参照)。最後に、治具やディスペンサーを用いて被覆成形体3の表面に液状の反応硬化性樹脂を塗布し、表面張力で縦断面をドーム形状にして反応硬化させて凸面体26を形成して照光式キーシート25を得る。
第6実施形態の照光式キーシート25及びその製造方法の作用効果について説明する。
照光式キーシート25及びその製造方法では照光式キーシート1の作用効果と同様に、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と立体感のある布目模様とを視認でき、島部分を含めて表示要素を正確に表すことができ、表示部3bの輪郭を明確に視認できる他、以下の作用効果を発揮することができる。
照光式キーシート25及びその製造方法によれば、被覆成形体3の表面に基材シート2の装飾凹凸面2aを拡大視できる凸面体26を備えるため、装飾凹凸面2aの奥行きを明確に視認することができ、基材シート2の布目模様を立体的に視認することができる。
第6実施形態の照光式キーシート25は、第1実施形態の照光式キーシート1に凸面体26を備える構成を説明したが、他の照光式キーシート6,7,9,11,14,18,20,21,23にも凸面体26を備えることができる。このようにすれば、各照光式キーシート6,7,9,11,14,18,20,21,23の布目模様を立体的に視認することができる。
次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
1.照光式キーシートの製造
実施例1:
先ず、遮光性ポリ塩化ビニル樹脂でなる黒色の基材シートの表面に、スプレー塗装によってウレタン樹脂でなる黒色の塗料を塗布して黒色の着色塗膜を形成して操作板とし、基材シートの表面側にエンボスロール加工によって革シボ模様の装飾凹凸面を形成した。次に、その着色塗膜の表面に粘着層を介して仮固定シートを固着した後、基材シートの裏面側からトムソン型のプレス加工によって基材シートに表示孔を形成した。このとき表示孔の孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は仮固定シートに固着されており、抜け落ちることなく表示孔の孔内に残すことができる。そして、基材シートの裏面側より表示孔の孔内に充填するように、黄色に着色された液状の熱硬化性アクリル樹脂をディスペンサーで塗布し、加熱硬化させ黄色透明の表示体を形成した。その後、仮固定シートを着色塗膜(基材シート)から剥がし、着色塗膜及び表示体の表面に無色透明の熱可塑性アクリル樹脂フィルムを積層して、加熱圧着により熱可塑性アクリル樹脂フィルムを被覆層として固着した。最後に、抜き型を用いて仕切溝を形成して、実施例1の照光式キーシートを製造した。
実施例2:
先ず、遮光性アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂でなる青色の基材シートの表面に、スプレー塗装によってウレタン樹脂でなる青色の塗料を塗布して青色の着色塗膜を形成して操作板とした。この基材シートの裏面には粘着層を介して保持シートを固着した。次に、この積層したシートに対しエンボスロール加工を行い、基材シートの表面を布目模様の装飾凹凸面に形成した後、表面側からレーザー加工によって着色塗膜及び基材シートに表示孔を形成した。このとき表示孔の孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シートに対し粘着層で固着されており、抜け落ちることなく表示孔の孔内に残すことができる。そして、基材シートの表面側より表示孔の孔内に黄色に着色された液状の紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂をディスペンサーで塗布した後、さらに着色塗膜の表面に無色透明の紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂をスペレー塗装し、紫外線を照射して被覆部と表示部とを被覆成形体として同時に硬化させた。最後に、抜き型を用いて仕切溝を形成し、保持シートを剥離して、実施例2の照光式キーシートを製造した。
実施例3:
実施例1と同様に、黒色の遮光性ポリ塩化ビニル樹脂でなる基材シートの表面に、黒色のウレタン樹脂でなる着色塗膜を形成して操作板とし、エンボスロール加工によって革シボ模様の装飾凹凸面を形成した。その後は実施例1と異なり、着色塗膜及び表示体の表面に無色透明の熱可塑性アクリル樹脂フィルムを積層して、加熱圧着によって熱可塑性アクリル樹脂フィルムを被覆層として固着した。次に、基材シートの裏面側からトムソン型のプレス加工によって着色塗膜及び基材シートに表示孔を形成した。このとき表示孔の孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は被覆層に固着されており、抜け落ちることなく表示孔の孔内に残すことができる。そして、基材シートの裏面側より表示孔の孔内に充填するように黄色に着色された液状の熱硬化性アクリル樹脂をディスペンサーで塗布し、加熱硬化させ黄色透明の表示体を形成した。最後に、抜き型を用いて仕切溝を形成して、実施例3の照光式キーシートを製造した。
実施例4:
実施例1と同様に、遮光性ポリ塩化ビニル樹脂でなる黒色の基材シートの表面に、スプレー塗装によってウレタン樹脂でなる黒色の塗料を塗布して黒色の着色塗膜を形成して操作板とした。その後は実施例1とは異なり、この基材シートの裏面に粘着層を介して保持シートを固着した後、基材シートの表面側からトムソン型のプレス加工によって着色塗膜及び基材シートに表示孔を形成した。このとき表示孔の孔内に島部分を有する表示要素がある場合は、その島部分は保持シートに固着されており、抜け落ちることなく表示孔の孔内に残すことができる。そして、基材シートの表面側より表示孔の孔内を充填しながら着色塗膜を覆うようにして無色透明で液状の熱硬化性アクリル樹脂をディスペンサーで塗布し、熱硬化させて被覆部と表示部とで構成される被覆成形体を形成した。最後に、抜き型を用いて仕切溝を形成して、実施例4の照光式キーシートを製造した。
2.照光式キーシートの評価
実施例1〜実施例4の照光式キーシートは、視認性が高く見映えの良い文字照光が可能な表示要素と、立体感のある革シボ模様又は布目模様とを視認できた。そして島部分を含む表示要素についてはその表示要素が正確に表されていた。
実施例1〜実施例3の照光式キーシートは、黒色の操作板に黄色の表示体としたため、表示要素を視認し易くすることができ、非照光時であっても表示要素を明確に確認できた。
実施例2の照光式キーシートは、被覆層の表面における表示孔を覆う部分を除く残余の部分を凹凸面に形成したため、基材シートの布目模様を視覚に加えて触感でも確認することができ、リアルな模様であった。
実施例4の照光式キーシートは、表示体と被覆層とを同時に形成したため、製造工数を削減できるものであった。
第1実施形態の照光式キーシートを示す平面図。 第1実施形態における照光式キーシートの説明図であり、分図(A)は部分拡大平面図、分図(B)は分図(A)のSA−SA線断面図。 第1実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第1実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第1実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第1実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第1実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第1実施形態における照光式キーシートの第1変形例を示す図2分図(B)相当断面図。 第1実施形態における照光式キーシートの第2変形例を示す図2分図(B)相当断面図。 第1実施形態における照光式キーシートの第3変形例を示す図2分図(B)相当断面図。 第2実施形態の照光式キーシートを示す図2分図(B)相当断面図。 第2実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第2実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第2実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第3実施形態の照光式キーシートを示す図2分図(B)相当断面図。 第3実施形態における照光式キーシートの第1製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第1製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第1製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第1製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第1製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第2製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第2製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第2製造方法を示す説明図。 第3実施形態における照光式キーシートの第2製造方法を示す説明図。 第4実施形態の照光式キーシートを示す図2分図(B)相当断面図。 第4実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第4実施形態における照光式キーシートの第1変形例を示す図2分図(B)相当断面図。 第4実施形態における照光式キーシートの第1変形例の製造方法を示す説明図。 第4実施形態における照光式キーシートの第1変形例の製造方法を示す説明図。 第4実施形態における照光式キーシートの第1変形例の製造方法を示す説明図。 第4実施形態における照光式キーシートの第2変形例を示す図2分図(B)相当断面図。 第4実施形態における照光式キーシートの第2変形例の製造方法を示す説明図。 第5実施形態の照光式キーシートを示す図2分図(B)相当断面図。 第5実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第5実施形態における照光式キーシートの製造方法を示す説明図。 第6実施形態の照光式キーシートを示す図2分図(B)相当断面図。
符号の説明
1 照光式キーシート(第1実施形態)
2 基材シート
2a 装飾凹凸面(表面)
2b 裏面
2c 仕切溝
2d 押圧操作片
2e 表示孔
3 被覆成形体
3a 被覆部
3b 表示部
3c 仕切溝
3d 押圧操作片
4 保持シート
4a 仕切溝
4b 押圧操作片
5 粘着層
6 照光式キーシート(第1実施形態の第1変形例)
7 照光式キーシート(第1実施形態の第2変形例)
8 被覆成形体
8a 被覆部
8b 表示部
8c 仕切溝
8d 押圧操作片
8e 凹凸面
9 照光式キーシート(第1実施形態の第3変形例)
10 基材シート
10a 装飾凹凸面(表面)
10b 凹凸面(裏面)
10c 仕切溝
10d 押圧操作片
10e 表示孔
11 照光式キーシート(第2実施形態)
12 被覆層
12a 仕切溝
12b 押圧操作片
13 表示体
13a 表面
14 照光式キーシート(第3実施形態)
15 被覆層
15a 仕切溝
15b 押圧操作片
15c 表示凹部
16 表示体
16a 表面
17 仮固定シート
17a 表示凹部
18 照光式キーシート(第4実施形態)
19 保持シート
19a 仕切溝
19b 押圧操作片
19c 拡散凹凸面
20 照光式キーシート(第4実施形態の第1変形例)
21 照光式キーシート(第4実施形態の第2変形例)
22 保持シート
22a 仕切溝
22b 押圧操作片
22c 拡散凹凸面
23 照光式キーシート(第5実施形態)
24 着色塗膜
24a 仕切溝
24b 押圧操作片
24c 表示孔
25 照光式キーシート(第6実施形態)
26 凸面体

Claims (7)

  1. 表面に模様を表す装飾凹凸面が形成された遮光性樹脂でなる基材シートと、該基材シートの表面側を覆う透光性樹脂でなる被覆層と、を備えており、
    基材シートは、表示要素を表し肉厚を貫通する表示孔が形成され、該表示孔の孔内に裏面側からの光を透過する透光性樹脂でなる表示体を有しており、
    被覆層は、基材シートの表示孔を覆う部分の表面が平坦面である照光式キーシート。
  2. 基材シートの裏面側に、さらに透光性樹脂でなる保持シートを備え、該保持シートが、表示孔を塞ぐ部分の表面又は裏面の少なくとも一方に光を拡散する拡散凹凸面を有する請求項1記載の照光式キーシート。
  3. 表示体が被覆層と一体物である請求項1又は請求項2記載の照光式キーシート。
  4. 表示体が被覆層と別体であり、表示体が着色体である請求項1又は請求項2記載の照光式キーシート。
  5. 被覆層は表示孔を覆う部分の裏面に表示凹部が形成され、表示体は表面が該表示凹部と係合するように凸形状である請求項4記載の照光式キーシート。
  6. 基材シートの表面に着色塗膜を備える請求項1〜請求項5何れか1項記載の照光式キーシート。
  7. 被覆層の表面に基材シートの装飾凹凸面を拡大視できる凸面体を備える請求項1〜請求項6何れか1項記載の照光式キーシート。
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