JP2009265412A - ステレオカメラユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージセンサをステレオカメラ本体に取付けた後は、イメージセンサの位置調整が不要となり、組立時の作業効率を向上させることができるようにする。
【解決手段】カメラステイ4の左右に所定に位置出しされた状態で固設されているカメラ本体11に形成されているセンサ格納部13の底面13aと右側壁13cと下側壁13dとが、イメージセンサ12の背面と右側面と下側面に対する位置出し基準面として設定されている。又イメージセンサ12の背面から延出するリード線12aがカメラ本体11を貫通してカメラ本体11の背面に突出され、突出されたリード線12aが弾性シート18を挟んで回路基板19に実装され、カメラ本体11の背面は弾性シート18の弾撥力によりセンサ格納部13の底面に押し付けられて位置出しされる。
【選択図】図3
【解決手段】カメラステイ4の左右に所定に位置出しされた状態で固設されているカメラ本体11に形成されているセンサ格納部13の底面13aと右側壁13cと下側壁13dとが、イメージセンサ12の背面と右側面と下側面に対する位置出し基準面として設定されている。又イメージセンサ12の背面から延出するリード線12aがカメラ本体11を貫通してカメラ本体11の背面に突出され、突出されたリード線12aが弾性シート18を挟んで回路基板19に実装され、カメラ本体11の背面は弾性シート18の弾撥力によりセンサ格納部13の底面に押し付けられて位置出しされる。
【選択図】図3
Description
本発明は、イメージセンサがカメラ本体に対して、3つの基準面を基準に位置決め固定されているステレオカメラユニットに関する。
従来、画像による三次元計測技術として、左右のビデオカメラ(ステレオカメラ)で対象物を異なる位置から撮像し、撮像した1対の画像に基づき両画像の相関を求め、同一物体に対する視差から、両ビデオカメラに設けられているCCD(電荷結合素子)等のイメージセンサの受光面間の間隔(カメラ基線長)や焦点距離等の予め設定されているカメラパラメータを用いて三角測量の原理により、ステレオカメラと対象物との間の距離を求める、いわゆるステレオ法による画像処理が知られている。
このステレオ法による画像処理では、ステレオカメラから得た2つの画像信号を順次シフトしながら重ね合わせて2つの画像信号が一致した位置を求めるようにしている。
ステレオ法で計測された距離の精度は、ビデオカメラの取り付け位置の精度、より具体的には受光面間の位置精度に依存する。左右のビデオカメラの受光面の位置がずれた場合、カメラ基線長がずれてしまい、計測距離と実際の距離との間に誤差が生じてしまう。同様に、個々のビデオカメラの受光面の回転ずれも計測精度の低下を招く原因となる。
一般に、この種のずれは、イメージセンサをユニットに取付けた後、ユニット自体或いはイメージセンサが実装されている基板を移動させて位置調整していた。しかし、ステレオカメラでは、カメラ基線長の中心を基準として、左右のビデオカメラに配設されているイメージセンサの位置調整を個々に行なう必要があるため、調整に時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。
この対策として、例えば特許文献1(実開平3−61762号公報)には、カメラ本体に固定されているデバイス固定ホルダに、イメージセンサを収納する収納部を形成し、この収納部の底面にイメージセンサの受光面側を当接させると共に、イメージセンサの隣り合う2辺を、収納部の側壁に形成されている位置出し基準面に当接する。そして、このイメージセンサの2辺を位置出し基準面に当接させた状態で、当該2辺の反対側の辺を、デバイス固定ホルダに固定されている押圧部材で押圧する。次いで、収納部に収納したイメージセンサの背面を押え板で押えると共に、この押え板をデバイス固定ホルダに固定して、イメージセンサを位置決めする技術が開示されている。
特開平3−61762号公報
上述した文献に開示されている技術では、デバイス固定ホルダをカメラ本体に固定した状態で、イメージセンサを収納部に収納して位置決めするようにしているため、イメージセンサを取付けた後の位置調整が不要となり、作業性が向上する。
しかし、この文献に開示されている技術では、イメージセンサの背面を押え板にて押圧することで、イメージセンサの受光面を収納部の底面に当接させて、前後方向の位置決めを行なっているが、最近のイメージセンサは小型化の傾向にあり、受光面の有効画素領域がイメージセンサ前面に対して相対的に大きくなる傾向にある。
このように、イメージセンサ前面に対して受光面の有効画素領域が相対的に大きくなると、格納部の底面に形成されているイメージセンサの受光面を露呈させるための開口とイメージセンサの外枠とのオーパラップ領域が狭くなり、前後方向を正確に位置決めすることが困難となる。
更に、イメージセンサの前面を収納部の底面に押し当てて前後方向の位置決めを行なう構造では、収納部の底面が位置出し基準面となっているため、この底面とイメージセンサの表面との間に、レンズを通して直接入ってくる光以外の、レンズの後面とイメージセンサ間で反射する光や隙間からの漏れ光(以下「ノイズ光線」と称する)を除くための遮光部材を介在させることができず、イメージセンサに入射されるノイズ光線を直前で確実に遮光することができないという不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、イメージセンサをステレオカメラ本体に取付けた後は、イメージセンサの位置調整が不要となり、組立時の作業効率が良いばかりでなく、イメージセンサの前面側を位置出し基準面とすることなく前後方向を正確に位置決めすることができると共に、イメージセンサの直前に遮光部材を介在させて、受光面に入射されるノイズ光線を確実に遮光することのできるステレオカメラユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、カメラステイと、該カメラステイの両側に一体的に設けられている一対のカメラ本体と、該各カメラ本体に形成されているセンサ格納部に位置決めされた状態で格納されるイメージセンサとを備えるステレオカメラユニットにおいて、前記センサ格納部の互いに直交する2つの側壁と底面とが、前記イメージセンサの互いに直交する2つの側面と背面とに当接される基準面として設定されていると共に、前記イメージセンサの背面から延出されて、前記カメラ本体を貫通して該カメラ本体の背面に突出されているリード線が回路基板に、弾発部材を介して該回路基板と前記イメージセンタとの距離が離間する方向へ付勢された状態で実装されていることを特徴とする。
本発明によれば、イメージセンサをステレオカメラ本体に取付けた後は、イメージセンサの位置調整が不要となり、組立時の作業効率が良い。又、センサ格納部の底面にイメージセンサの背面を当接させることで、このイメージセンサの前後方向を位置決めしているので、このイメージセンサ12の前後方向を正確に位置決めすることができる。更に、イメージセンサの前面が位置決めされていないため、この直前に遮光部材を介在させて、受光面に入射されるノイズ光線を有効に遮光することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1はステレオカメラユニットの正面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図1のIII-III断面図である。
本実施形態によるステレオカメラユニット1は、車両の車室内の前上部に設けられて車幅方向へ延出するフロントレール26(図3参照)の車幅方向中央に、後述するカメラステイ4の幅方向の中央部が固設される。又、図3の符号27は車両のフロントガラスである。尚、以下においては、ステレオカメラユニット1の方向(前後左右上下)を、このステレオカメラユニット1が取付けられる車両の方向(前後左右上下)に対応させて説明する。
このステレオカメラユニット1は、左右に配設されているメインビデオカメラ2及びサブビデオカメラ3とカメラステイ4とを有し、両ビデオカメラ2,3がカメラステイ4に対し、このカメラステイ4の中心Sを挟んで左右等しい位置に設けられている。このカメラステイ4は中心Sを基準位置として製造されており、この中心Sの上面が、フロントレール26にアジャスタプレート5を介して固設されている。このアジャスタプレート5はステレオカメラユニット1のフロントレール26に対する取付け位置を微調整するものである。尚、この両ビデオカメラ2,3は等しい構造を有しているため、以下においてはメインビデオカメラ2の構造について説明し、サブビデオカメラ3の構造については、メインビデオカメラ2と同一の符号を付して説明を省略する。
図2、図3に示すように、メインビデオカメラ2(サブビデオカメラ3)のカメラ本体11がカメラステイ4の底面に配設されている。本実施形態で採用する左右のカメラ本体11とカメラステイ4とは、アルミニュウム製、或いはアルミニュウム合金製であり、機械加工により別々に製造した後、所定に位置出しした状態で一体化されている。尚、この左右のカメラ本体11とカメラステイ4とはダイキャスト鋳造等により一体成型されていても良い。
又、図3に示すように、このカメラステイ4は前方から後方へ向かって上方へ傾斜する断面略くさび状に形成されている。尚、このカメラステイ4の傾斜角は後述するように、フロントレール26の当接面26aの傾斜とアジャスタプレート5の板厚とに対応して、両ビデオカメラ2,3の光軸が設定方向へ指向する角度に設定されている。
又、カメラ本体11に、イメージセンサ12を格納するセンサ格納部13が形成されている。イメージセンサ12は直方体形状をなしており、外形寸法は予め設定された公差内で形成されている。尚、イメージセンサ12としては、CCD(Charge Coupled Device) イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等があるが、本実施形態で採用するイメージセンサ12は、これらに限定されるものではない。
図3、図4に示すように、このセンサ格納部13は前面を開口する有底凹状に形成されており、その底面13aに、イメージセンサ12の背面から延出するリード線12aを遊挿して貫通させる横長の逃げ孔13bが上下二段に形成されている。又、センサ格納部13の前部外縁に、イメージセンサ12に入射されるノイズ光線を遮光する遮光枠部材15を装着する凹部14が形成されている。センサ格納部13の底面13aまでの深さは、イメージセンサ12の板厚よりも、10〜20[μm]程度、深く形成されている。従って、センサ格納部13にイメージセンサ12が格納された状態では、凹部14の底面とイメージセンサ12の前面との間に、微小間隙α(約10〜20[μm])が形成される。
図7に示すように、センサ格納部13と凹部14は共に角形の間口を有しているが、凹部14はセンサ格納部13に対して、一方へ偏倚した位置に形成されている。
上述したように、イメージセンサ12は予め設定された寸法公差で形成された直方体形状をなしており、このイメージセンサ12をセンサ格納部13に格納すると、図3に示すように、イメージセンサ12の背面が、センサ格納部13の底面13aに当接される。又、図7に一点鎖線で示すように、イメージセンサ12の右側面と下側面とが、センサ格納部13の右側壁13cと下側壁13dとに当接される。イメージセンサ12をセンサ格納部13に所定に格納した状態では、センサ格納部13の上側壁13eと左側壁13fと、イメージセンサ12の上側面と左側面との間に、直角に屈曲する差し金状の溝部16が形成される。
この溝部16に、弾発部材としての板ばね17が装着される。図8に示すように、この板ばね17は、予め設定された波形形状に形成されており、その中央部に湾曲された屈曲部17aが形成され、この屈曲部17aを挟んで長手方向両側に、湾曲状の押圧面17b,17cが形成されている。
図5に示すように、この板ばね17を溝部16に装着すると、板ばね17の屈曲部17aが溝部16の角部に収納され、その両側に形成されている押圧面17b,17cが、イメージセンサ12の上側面と左側面を押圧すると共に、板ばね17の両端がセンサ格納部13の上側壁13eと左側壁13fに当接される。板ばね17は、その両端がセンサ格納部13の上側壁13eと左側壁13fに押し付けられる際の反力で、押圧面17b,17cがイメージセンサ12の上側面と左側面を押圧する。
又、図3に示すように、センサ格納部13に格納されたイメージセンサ12の背面から延出されているリード線12aは、逃げ孔13bを貫通してカメラ本体11の背面から突出される。このカメラ本体11の背面に突出されたリード線12aに、他の弾発部材としての弾性シート18を介して回路基板19が電気的に接続され、半田などにより固定されている。この弾性シート18は発泡ゴムやシリコンゴム等の絶縁性を有する弾性材料から形成されている。
又、凹部14に装着される遮光枠部材15は、金属製、ゴム製、プラスチック製等の板材であり、表面に黒塗り等の光無反射処理が施されている。更に、この遮光枠部材15の中央に、透過窓15aが開口されている。凹部14の間口は、センサ格納部13に格納されたイメージセンサ12の受光面の中心を中心とする、イメージセンサ12の外形にほぼ相似しており、遮光枠部材15の外周形状及び板厚は、凹部14の外周形状及び深さと同じサイズに形成されている。更に、この遮光枠部材15の中央に形成されている透過窓15aの内周は、イメージセンサ12の有効受光領域を囲むように形成されていると共に、イメージセンサ12の縁部に対し、前面視においてややオーバラップされた状態となっている。
又、このカメラ本体11の前面に、撮像レンズ等が収められたレンズ鏡筒20が装着されており、このレンズ鏡筒20の後端と凹部14の底面とで遮光枠部材15の板厚方向が挟持されて固定されている。遮光枠部材15をレンズ鏡筒20の後端と凹部14の底面とで挟持させることで固定するようにしたので、接着剤を用いて遮光枠部材15を凹部14に固定する必要がなく、接着剤自体の劣化、及び接着剤の影響を受けて遮光枠部材15が劣化してしまうことがなく、耐久性を向上させることができる。尚、符号21は、レンズ鏡筒20の先端に固設されているレンズフードである。
図9に示すように、本実施形態では、イメージセンサ12をカメラ本体11に取付けるだけで位置出しできる構造とすべく、センサ格納部13の底面13a、右側壁13c、及び下側壁13dを、位置出し基準面として規定し、この3つの基準面(13a,13c,13d)を、研削加工等の後加工により寸法出し、及び面出している。更に、図1に示すように、左右のビデオカメラ2,3のカメラ本体11は、カメラステイ4の中心Sに対しての距離Ll,Lrが等しい位置に寸法出しされている(Ll=Lr、従って、カメラ基線長=Ll+Lr)。
尚、本実施形態では、この距離Ll,Lrをイメージセンサ12の有効受光領域の中心とカメラステイ4の中心Sとの距離で示している。又、本実施形態で採用する左右のビデオカメラ2,3に設けられているカメラ本体11は対称形状ではなく、同一構造で形成されている。従って、サブビデオカメラ3に設けられているカメラ本体11のセンサ格納部13も、底面13a、右側壁13c、及び下側壁13dが位置出し基準面として寸法出し、及び面出しされている。
次に、このような構成による本実施形態の作用について説明する。ステレオカメラユニット1の製造に際しては、先ず、左右のビデオカメラ2,3を構成するカメラ本体11、及びこのカメラ本体11が固設されているカメラステイ4を、機械加工或いはダイキャスト鋳造等により所定に形成する。
次いで、カメラ本体11のセンサ格納部13の位置出し基準面となる底面13a、右側壁13c、及び下側壁13dを、研削加工等の後加工により寸法出し、及び面出しする。
その後、2つの同一構造のカメラ本体11をカメラステイ4に固設する。2つのカメラ本体11をカメラステイ4に固設するに際しては、カメラステイ4の中心Sを基準として、左右の等しい距離Ll,Lrの底面に、カメラ本体11に格納されるイメージセンサ12の有効受光領域の中心が来るように所定に位置出しした状態で固設する。
次に、製造工程おいて一体化されたカメラステイ4とカメラ本体11とを組立ラインに搬送する。組立ラインでは、図4に示すように、カメラ本体11に対してビデオカメラを構成する部品を組付ける。
先ず、センサ格納部13にイメージセンサ12を装着し、背面から延出しているリード線12aを、センサ格納部13の底面13aに穿設されている逃げ孔13bを貫通して、カメラ本体11の背面に突出させる。その際、図9に示すように、イメージセンサ12の背面と右側面と下側面とを、センサ格納部13の位置出し基準面として所定に寸法出し、及び面出しされている底面13a、右側壁13c、下側壁13dに当接させる。
すると、図7に示すように、センサ格納部13の上側壁13e及び左側壁13fと、イメージセンサ12の上側面及び左側面との間に、差し金状の溝部16が形成される。この溝部16に、図8に示す板ばね17を屈曲部17aを屈曲させた状態で装着する。すると、図5に示すように、板ばね17の両端がセンサ格納部13の上側壁13eと左側壁13fとに当接され、その反力で湾曲状に形成されている押圧面17b,17cが、イメージセンサ12の上側面と左側面を押圧する。
その結果、イメージセンサ12の右側面と下側面とが、センサ格納部13に形成されている右側壁13cと下側壁13dとに当接される。このセンサ格納部13に形成されている右側壁13cと下側壁13dとは所定に寸法出し、及び面出しされているため、図9に示すように、センサ格納部13に形成されている右側壁13cと下側壁13dとを基準面としてイメージセンサ12の上下左右の回転方向(X−Y方向)が位置出しされる。
次いで、カメラ本体11に穿設されている逃げ孔13bを貫通して、その背面から突出されているリード線12aに対して弾性シート18を装着し、この弾性シート18を挟んで、リード線12aに回路基板19を電気的に接続させる。そして、イメージセンサ12と回路基板19とを互いに近接される方向へ押圧した状態で、リード線12aを回路基板19に半田付けする。すると、イメージセンサ12の背面が、弾性シート18の弾撥力により、センサ格納部13の底面13aに押し付けられる。この底面13aは所定に寸法出し、及び面出しされてるため、この底面13aを基準面としてイメージセンサ12の前後方向(Z方向)が位置出しされると共に、前後の傾きが規制される。そして、回路基板19をカメラ本体11の背面にネジ止めして固定する。
次いで、センサ格納部13の前部に形成されている凹部14に、板状の遮光枠部材15を装着する。すると、図2に示すように、この遮光枠部材15に開口されている透過窓15aが、イメージセンサ12の周縁にややオーバラップされると共に、このイメージセンサ12の有効受光領域を囲むように配設される。
その後、カメラ本体11の前面に、前端にレンズフード21が固設されているレンズ鏡筒20を固設する。すると、遮光枠部材15が、レンズ鏡筒20の後端と凹部14とで挟持されて位置決めされる。
このように、本実施形態では、センサ格納部13の底面13a、右側壁13c、及び下側壁13dを後加工により、寸法出し、及び面出ししているので、このセンサ格納部13にイメージセンサ12を装着し、このイメージセンサ12の背面、右側面、及び下側面を、センサ格納部13の底面13a、右側壁13c、及び下側壁13dに押し当てるだけで、このイメージセンサ12の位置出しを正確に行なうことができるので、取付け後の調整作業が不要となり、組立効率が向上する。
又、カメラステイ4に対して左右のカメラ本体11が所定に位置出しされた状態で固定されており、且つイメージセンサ12がセンサ格納部13に組付けるだけで所定に位置出しされるので、本実施形態によるステレオカメラユニット1は、左右のカメラ本体11にイメージセンサ12をそれぞれ組付けた後は、両イメージセンサ12間の位置調整を行なう必要がなくなり、調整作業が大幅に簡略化されるめため、作業効率の向上を実現させることができる。
又、イメージセンサ12の前後方向は、当該イメージセンサ12の背面をセンサ格納部13の底面13aに押し当てることで位置出ししているので、従来のように、イメージセンサ12の前面を位置出し基準面とする必要がなく、従って、イメージセンサ12の有効受光領域が、イメージセンサ12の前面に対して広く形成されていても、このイメージセンサ12の後方向を正確に位置決めすることができる。
又、イメージセンサ12は、板ばね17と弾性シート18の弾撥力で、センサ格納部13に保持されているので、例えばイメージセンサ12が熱膨張した場合であっても、その膨張が板ばね17と弾性シート18の弾撥力で吸収されるため、経時的な位置ずれに対しても調整が不要となり、メンテナンス性が良く、しかも高い信頼を得ることができる。
更に、イメージセンサ12の直前に遮光枠部材15が介在されているので、受光面に入射しようとするノイズ光線を確実に遮光することができる。又、この遮光枠部材15は、凹部14の底面とレンズ鏡筒20の後端とで挟持されて固定されているので、遮光枠部材15を凹部14に接着する必要がなく、接着剤の影響による劣化が防止され、耐久性が向上する。又、凹部14の底面とイメージセンサ12の前面との間に、微小間隙α(10〜20[μm])が形成されているので、この凹部14に装着された遮光枠部材15の背面でイメージセンサ12の前面が押圧されることが無く、この遮光枠部材15によりイメージセンサ12に無理な力が印加されることがない。
尚、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、例えば、カメラ本体11の背面と回路基板19との間に介装されている他の弾発部材は弾性シート18に限らず、絶縁性を有するプラスチック板ばねであっても良く、或いはリード線12aを囲むように挿通される絶縁性を有するプラスチックコイルばねであっても良い。
又、カメラステイ4と、該カメラステイ4の両側に一体的に設けられている一対のカメラ本体11とからなるステレオカメラユニット1について説明したが、3つ以上のカメラを用いる場合にも、本発明を適用することは可能である。
1…ステレオカメラユニット、
2…メインビデオカメラ、
3…サブビデオカメラ、
4…カメラステイ、
11…カメラ本体、
12…イメージセンサ、
12a…リード線、
13…センサ格納部、
13a…底面、
13b…逃げ孔、
13c…右側壁、
13d…下側壁、
13e…上側壁、
13f…左側壁、
14…凹部、
15…遮光枠部材、
15a…透過窓、
16…溝部、
17…板ばね、
17b,17c…押圧面、
18…弾性シート、
19…回路基板、
20…レンズ鏡筒、
α…微小間隙
2…メインビデオカメラ、
3…サブビデオカメラ、
4…カメラステイ、
11…カメラ本体、
12…イメージセンサ、
12a…リード線、
13…センサ格納部、
13a…底面、
13b…逃げ孔、
13c…右側壁、
13d…下側壁、
13e…上側壁、
13f…左側壁、
14…凹部、
15…遮光枠部材、
15a…透過窓、
16…溝部、
17…板ばね、
17b,17c…押圧面、
18…弾性シート、
19…回路基板、
20…レンズ鏡筒、
α…微小間隙
Claims (4)
- カメラステイと、該カメラステイの両側に一体的に設けられている一対のカメラ本体と、該各カメラ本体に形成されているセンサ格納部に位置決めされた状態で格納されるイメージセンサとを備えるステレオカメラユニットにおいて、
前記センサ格納部の互いに直交する2つの側壁と底面とが、前記イメージセンサの互いに直交する2つの側面と背面とに当接される基準面として設定されていると共に、
前記イメージセンサの背面から延出されて、前記カメラ本体を貫通して該カメラ本体の背面に突出されているリード線が回路基板に、弾発部材を介して該回路基板と前記イメージセンサとの距離が離間する方向へ付勢された状態で実装されている
ことを特徴とするステレオカメラユニット。 - 前記イメージセンサの互いに直交する前記2つの側面に平行する他方の2つの側面と、該他方の2つの側面に対設する前記センサ格納部の側壁との間に、該イメージセンサの互いに直交する前記2つの側面を、前記センサ格納部の互いに直交する前記2つの側壁に押圧する他の弾発部材が介装されている
ことを特徴とする請求項1記載のステレオカメラユニット。 - 前記センサ格納部の前部外縁に遮光枠部材を装着する凹部が形成されており、
前記遮光枠部材が前記凹部の底面と前記カメラ本体の前面に装着されるレンズ鏡筒の後端とで挟持されて固定されている
ことを特徴とする請求項1或いは2記載のステレオカメラユニット。 - 前記遮光枠部材の背面と前記イメージセンサの前面との間に間隙が形成されている
ことを特徴とする請求項3記載のステレオカメラユニット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008115853A JP2009265412A (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | ステレオカメラユニット |
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JP2008115853A JP2009265412A (ja) | 2008-04-25 | 2008-04-25 | ステレオカメラユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009265412A true JP2009265412A (ja) | 2009-11-12 |
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ID=41391329
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