JP2009264775A - 自動ドア用センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストでありながら、自由に検知エリアを設定することができる。
【解決手段】 投光器14a乃至14dが循環して投光し、レンズ16a乃至16dが、投光をドアの開口幅方向またはドア開口幅方向に直交する方向に偏向させる。投光された光を多分割レンズ24a、24bを介して受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9が受光する。制御部30が、受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断する。いずれの受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断するかを、投光器ごとに設定部44によって設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動ドア用センサに関し、特に、投受光器を使用したものに関する。
投受光器を用いた自動ドア用センサには、監視エリア内を多数のスポット光で監視するものがある。例えば特許文献1に開示されているセンサでは、監視エリア内にマトリックス状に投光が可能なように多数の発光素子、すなわち投光器をマトリックス状に配置し、これら投光器が監視エリアに投光した光をそれぞれ受光するように、各投光器に対応させてマトリックス状に多数の受光素子、すなわち受光器を配置してある。一列の投光器を投光させたとき、この一列のうち所望の投光器に対応する受光器を含む受光器の行を受光可能として、所望の位置で人体等を検知可能としている。
特開2007−271537号公報
特許文献1の技術では、監視エリア全体に対して、それぞれ多数の投光器と受光器とを準備しなければならず、コストが高くなる。また、監視エリア内の所望の部分でのみ人体や物体の検知を行いたい場合には、各投光器と受光器との制御が複雑になり、自由に監視エリアを設定することが困難である。
本発明は、低コストでありながら、自由に監視エリアを設定することができる自動ドア用センサを提供することを目的とする。
本発明の一態様の自動ドア用センサは、投光部と受光部とを備えている。投光部は、ドア近傍の監視エリアに対して投光を循環して行う複数の投光器を備えている。これら投光器の投光をドア開口幅方向またはドア開口幅方向に直交する方向に光学素子が偏向させる。受光部は、前記監視エリアに投光された光を受光する受光器を備えている。受光器は、一次元または二次元状に配置されている。さらに、前記監視エリアに投光された光を前記受光器に集光するように多分割レンズが設けられている。多分割レンズは、投光の偏向方向と直交する方向に複数のレンズが組み合わされたものである。設定部には、各受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無の判断が行われるか否かが、各投光器の投光状況に応じて設定される。この設定部の設定に応じて制御部が、受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断する。
この自動ドア用センサでは、複数の投光器からの光が光学素子によって、ドア開口幅方向またはドア開口幅方向に直交する方向に偏向されて、監視エリアのドア開口幅方向またはドア開口幅方向に直交する方向の異なる場所に投光される。これらの場所からの例えば反射光が、多分割レンズの各レンズ部分を介して一次元または二次元状に配置された受光器で受光される。従って、監視エリアの全域に対して1対1の関係で投光器及び受光器を多数配置する必要がなく、自動ドア用センサのコストを低減させることができる。この自動ドア用センサでは、受光器の受光状況から人または物体の有無を制御部が判断する。実際には、各投光器の投光状況に応じて設定される設定部によって前記監視エリア内の人または物体の有無の判断を行うと設定された受光器の出力によって、監視エリア内に人または物体が存在するか否か判断される。従って、例えばドア開口幅方向の特定の場所のみを監視するというように自由に監視エリアを設定することができる。
前記各投光器の間には、遮蔽板を設けることもできる。このように構成すると、光学素子に、本来入射すべき光以外の光が入射することを防止できる。すなわち、光学素子から投光されるべき光以外の光が投光されることを防止できるので、監視エリアを明確に設定することができる
投光部の光学素子は、シリンドリカルレンズ、トーリックレンズ、ホログラムを利用した光学系、スリットまたは反射型ミラーの何れかとすることもできる。これらを使用すると、投光器からの光を監視領域の所望の位置に効率よく投光することができる。
或いは、前記受光部を複数設けることができる。この場合、前記監視エリア中の前記各受光部が監視するエリアは、前記ドア開口幅方向に直交する方向に沿って設けられる。このように構成すると、自動ドアセンサの本体の高さを大きくすることなく、ドア開口幅方向に直交する方向に監視エリアを充分に確保することができる。
更に、前記受光部の少なくとも1つは、可動できるものとすることができる。このように構成すると、ドア開口幅方向に直交する方向に、監視エリアを拡大することができる。
これに加えて、投光部も複数設け、ドア開口幅方向に直交する方向に投光範囲を可動とすることもできる。このように構成すると、更に、ドア開口幅方向に直交する方向に、監視エリアを拡大することができる。
本発明の他の態様の自動ドアセンサも、投光部と受光部とを備えている。投光部は、ドア近傍の監視エリアに対し投光が行われる一次元または二次元状に複数設けられた投光器を有している。これら投光器の投光が前記監視エリアへ前記ドア開口幅方向またはドア開口幅方向に直交する方向に分散されるように、複数のレンズが組み合わされた多分割レンズも、投光部が備えている。受光部は、前記監視エリアに投光された光を受光する複数の受光器を有している。前記監視エリアに投光された光のうち、前記投光の分散方向と直交する方向の光を、前記各受光器へ集光する複数の光学素子も、受光部が備えている。設定部には、各受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無の判断が行われるか否かが、各投光器の投光状況に応じて設定される。この設定部の設定に応じて制御部が、受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断する。
この態様では、上述した態様と反対に、投光部側に多分割レンズが設けられている。それ以外は、上述した態様と同じであるので、上述した態様と同様に、低コストとすることができ、しかも設定部によっていずれの受光器の受光信号で人体等の有無を判断するか設定するという簡単な作業のみで、自由に監視エリアを設定することができる。なお、上述した態様で述べたのと同様な変更が、この態様においても可能である。
以上のように、本発明によれば、コストを抑えつつ、自由な監視エリアを形成することができる。
本発明の第1の実施形態の自動ドアセンサ2は、図1(a)、(b)に示すように、自動ドア4の無目6に取り付けられる。図1(a)、(b)に示す自動ドア4は、間隔をおいて配置した固定壁8、8間のドア開口を、両引き分けのドアパネル10、10によって開閉するものである。例えば図1(a)に示すように通常の高さの自動ドア4の固定壁8、8の外側の端間を検知するように検知範囲12を設定したままで、図1(b)に示すように、図1(a)のものとドア開口幅は同じで、高さだけが高い自動ドア4aに自動ドアセンサ2を取り付けた場合、検知範囲12が、自動ドア4aの固定壁8、8の外側に広がってしまい、検知不要な部分であるにもかかわらず、人や物体を検知することになる。この場合、検知範囲12を必要な範囲に狭める必要があり、自動ドアセンサ2は、このような検知範囲12の調整が容易に行えるものである。
図2(a)、(b)に示すように、自動ドアセンサ2では、その中央に複数、例えば4つの投光器14a乃至14dが設けられている。これら投光器14a乃至14dは、例えば赤外線を所定の周期を持ったパルス状に発光することで投光するもので、ドア開口幅方向に所定の間隔をおいて配置されている。これら投光器14a乃至14dは、ドア開口幅方向およびドア開口幅方向に直交する方向に一定の長さを有し、ドア開口幅方向に直交する方向の長さが長い面状に発光することで投光を行う。なお、1つの発光体で面状に発光させてもよいし、小径の発光体を複数個並べて面状に発光させることにより投光させてもよい。
これら投光器14a乃至14dの前面には、これら投光器14a乃至14dに対応して複数、例えば4つのレンズ16a乃至16dが光学素子として設けられている。これらレンズ16a乃至16dは、例えばシリンドリカルレンズで、それらの光軸がドア開口幅方向に対してそれぞれ異なる角度をなすように配置されている。
その結果、図3に示すように、投光器14a乃至14dからの光によって、ドア開口幅方向に沿って並んで形成され、かつドア開口幅方向に直交する、例えば矩形状の4つの投光領域18a乃至18dを、基準面例えば床面上に形成する。
なお、光学素子としてトーリックレンズを用いることも出来る。またサーフェス・レリーフ・ホログラムパターンにより作られ、マイクロ凹レンズアレイと同様の効果がある、ランダム配置されたミクロンレベルの表面構造による屈折作用で光を拡散するように構成された光学系を光学素子として用いることで、自動ドアセンサ2を薄型に構成することが出来る。更に、投光器14a乃至14dとして高輝度の赤外線投光素子と、光学素子として光が放射される角度・位置を制約するスリットとを組み合わせることで、安価に構成することが出来る。また、投光器14a乃至14dの後方に凹面の反射型ミラーを光学素子として配置することで複雑な投光領域を容易に形成することが出来る。
投光器14aと14bの間、14bと14cとの間、14cと14dとの間及び外側にある2つの投光器14a、14dの両側には、これら投光器14a乃至14dからの光が対応するレンズ16a乃至16dの何れか1つ以外のレンズ16a乃至16dに漏れて誤作動することを防止するために図2(b)に示すように遮蔽板20が設けられている。
これら投光器14a乃至14d及びレンズ16a乃至16dによって投光部が構成されている。
この投光部のドア開口幅方向の両側に、それぞれ受光器が設けられている。図2(a)における右側には、ドア開口幅方向に3個、ドア開口幅方向に直交する方向に3個、すなわち3×3のマトリックス状に合計9個の受光器22a1乃至22a9がドアに近い位置に配置されている。同左側には同様に3×3のマトリックス状の合計9個の受光器22b1乃至22b9がドアから離れる位置に配置されている。これら投光器14a乃至14dの両側の受光器は、投光領域が重複しないように図中上下方向にずれて配置されている。なお、受光器をずらして配置する代わりに、レンズの位置や角度をずらしてもよい。
これら右側及び左側の受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の前面には、ドア開口幅方向の異なる位置からの光を同じ受光器に集光する多分割レンズ24a、24bがそれぞれ配置されている。多分割レンズ24a、24bは、上述した各投光領域18a乃至18dに対応するようにドア開口幅方向に4つに分割されており、投光領域18a乃至18dから反射した光を各受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の対応するものに集束させる。図3の各投光領域18a乃至18d内に円で示しているのが、各受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9において受光される反射光を発生する床面上の受光領域である。これら受光領域は、投光領域18a乃至18d内において、受光器22a1乃至22a9に対応してドア開口から遠い側にある縦横合計9個の受光領域26a1乃至26a9と、受光器22b1乃至22b9に対応してドア開口に近い側にある縦横合計9個の受光領域26b1乃至26b9とからなる。
受光器22a1乃至22a9と多分割レンズ24aとによって、1つの受光部が構成され、受光器22b1乃至22b9と多分割レンズ24bとによって、1つの受光部が構成されている。
これら投光部と受光部では、投光器と受光器とが1対1には、設けられて無く、投光器14a乃至14dの数よりも、受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の数の方が多い。
図4に示すように、投光器14a乃至14dは、投光切替部28から投光指示信号を受けたものが投光する。この投光指示信号を、投光器14a乃至14dに対して順に供給することを繰り返すこともできるし、或いは投光器14a乃至14dのうち選択された投光器に順に供給することを繰り返すこともできる。投光切替部28は、この投光指示信号を制御部30からの指示に従って発生する。
各受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9は、投光器14a乃至14dが1つずつ投光するごとに、対応する受光領域26a1乃至26a9、26b1乃至26b9からの光を受光して、受光信号である受光情報を発生する。各受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9のうち受光切替部32によって選択されたものの受光情報が、A/D変換器34によってデジタル受光情報に変換されて、制御部30に供給される。受光切替部32は、制御部30からの指示に従って、投光器14a乃至14dのいずれかが投光しているとき、各受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9のうち1つからの受光情報を選択する。但し、全ての受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の受光情報を順に選択することを受光切替部32は、制御部30からの指示によって繰り返し行う。
制御部30では、A/D変換器34から供給されたデジタル受光情報のうち予め採用すると定められているものを、予め設定されている閾値と比較し、その比較結果に従って、そのデジタル受光情報に対応する受光領域26a1乃至26a9、26b1乃至26b9に人または物体が存在するか否かを判定する。この判定結果は、制御部30内の出力部36、通信インターフェース38、バス40を介してドアコントローラ42に供給される。ドアコントローラ42は、この判定結果に従って、ドアパネル10、10を開いたり、閉じたりする。なお、バス40は、例えば、CAN(Controller Area Network)で構成される。
上述したように制御部30は、投光切替部28に対する指示を与えるが、この指示は、制御部30内の設定部44の設定内容に基づいて行われる。また、デジタル受光情報のうち採用されたものだけが閾値と比較されるが、いずれのデジタル受光情報を採用するかについても設定部44に設定されている。また、上述した閾値も設定部44に設定される。これらは、ユーザーによって操作される携帯型の操作部、例えばPDA46から、無線通信インターフェース48、50、バス40、通信インターフェース38を介して設定部44に設定される。
図5(a)、(b)は、設定部44の設定によって各投光領域18a乃至18d、受光領域26a1乃至26a9、26b1乃至26b9がどのように変化するかを示したものである。図5(a)は、例えばドア開口幅方向の監視を投光領域18b、18c及びその内部の受光領域によって行うことができる場合のものである。この場合、投光領域18a、18dに対して投光が行われないように、投光器14a、14dに対して投光指示が与えられない。更に、外乱の影響を排除するため、投光領域18a、18d内の受光領域に対応して受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9が発生した受光情報は、閾値と比較されないように設定部44で設定されていてもよい。なお、閾値と比較されないようにする代わりに、受光しないようにしてもよい。さて、図5(a)は、図1(b)に示すように自動ドアの高さ寸法が大きい場合に該当する。
図5(b)は、図5(a)に示す自動ドアのドア開口よりも幅が幾分広いか、自動ドアの高さ寸法が幾分小さい自動ドアに適用する場合のもので、投光領域18a乃至18dが形成されるように投光器14a乃至14dの全てに投光指示が与えられる。但し、投光領域18a、18dのうちドア開口幅よりも外側にある受光領域からの光を受けた受光器(投光器14a、14dが投光しているときの受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の一部の受光器)の受光情報は閾値と比較されないように設定部44によって設定されている。なお、閾値と比較されないようにする代わりに、受光しないようにしてもよい。
図5(c)では、図5(b)の場合において、さらに投光領域18aのうち投光領域18bに近い側でドア開口から遠い側にある2つの受光領域26a1、26a4、投光領域18b、18cにあってドア開口から遠い側にある受光領域26a1乃至26a3、投光領域18dのうち投光領域18cに近い側でドア開口から遠い側にある2つの受光領域26a3、26a6からの受光情報は、閾値と比較されないように設定部44によって設定されている。なお、閾値と比較されないようにする代わりに、受光しないようにしてもよい。これは、ドアパネル10、10に対する通路状況に応じた設定にする場合である。
図6は、制御部30が上述した設定部44の設定に従って、どのように投光器14a乃至14d、受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9を制御し、かつ、どのように人体や物体の有無を判定するかを示したフローチャートである。
まず、制御部30は、設定部44の設定を確認し、投光器14aの投光が指示されているか判断する(ステップS2)。この判断の答えがイエスの場合、投光器14aが投光するように投光切替部28に切替を指示する(ステップS4)。次に、受光器22a1の受光情報がA/D変換器34に入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS6)。受光情報が安定するまで、すなわち切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間待機して(ステップS8)、受光器22a1の受光情報をA/D変換した値を投光器14aに対応するものとして制御部30に記憶する(ステップS10)。次に、受光器22a2の受光情報がA/D変換器34に入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS12)。受光情報が安定するまで、すなわち切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間待機して(ステップS14)、受光器22a2の受光情報をA/D変換した値を投光器14aに対応するものとして制御部30に記憶する(ステップS16)。以下、同様にして、順に各受光器22a3乃至22b8の受光情報を投光器14aに対応するものとして制御部30に記憶する。そして、ステップS6、8、10と同様に、受光器22b9に対して受光切替部32の切替(ステップS18)、待機(ステップS20)、記憶(ステップS22)を行う。
ステップS22に続いて、或いはステップS2の判断の答えがノーの場合、投光器14bの投光が指示されているか判断する(ステップS24)。従って、ステップS2の判断の答えがノーの場合、上述したステップS4乃至22の処理は実行されず、投光領域18aに対する受光情報は収集されない。
ステップS24の判断の答えがイエスの場合、投光器14bが投光するように投光切替部28に切替を指示する(ステップS26)。次に、受光器22a1の受光情報がA/D変換器34に入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS28)。受光情報が安定するまで、すなわち切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間待機して(ステップS30)、受光器22a1の受光情報をA/D変換した値を投光器14bに対応するものとして制御部30に記憶する(ステップS32)。以下、同様にして、順に各受光器22a2乃至22b9の受光情報を投光器14bに対応するものとして制御部30に記憶する。
受光器22b9の受光情報を投光器14bに対応するものとして制御部30に記憶した後、またはステップS24の判断の答えがノーの場合、投光器14cの投光が指示されているか判断する(ステップS34)。この判断の答えがイエスの場合、上述したのと同様にして順に各受光器22a1乃至22b9の受光情報を投光器14cに対応するものとして制御部30に記憶する。これに続いて、またはステップS34の判断の答えがノーの場合、投光器14dの投光が指示されているか判断する(ステップS36)。この判断の答えがイエスの場合、上述したのと同様にして順に各受光器22a1乃至22b9の受光情報を投光器14dに対応するものとして制御部30に記憶する。
受光器22b9の受光情報を投光器14dに対応するものとして制御部30に記憶した後、またはステップS36の判断の答えがノーの場合、制御部30に記憶したデジタル受光情報のうち、設定部44に設定された設定情報によって採用されたものの受光情報を、閾値と比較して、物体等が存在するか判断する(ステップS38)。この判断の答えがイエスの場合には、ドアコントローラ42に開放信号を出力する(ステップS40)。これによって、ドアパネル10、10が開放され、再びステップS2から実行される。ステップS38の判断の答えがノーの場合も、ステップS2から再び実行される。
図7は、制御部30が、PDA46からのデータを受信した際に行う処理をフローチャートで示したもので、データである設定値を受信したか判断し(ステップS42)、この判断の答えがイエスの場合、設定部44の設定値を更新し(ステップS44)、この処理を終了する。ステップS42の判断の答えがノーの場合も、この処理を終了する。
図8(a)、(b)、(c)、(d)は、設定部44に設定されている設定値を模式的に示したもので、同図(a)、(c)は、投光器14a乃至14dに関するもので、投光または非投光が設定されている。同図(b)、(d)は、各受光器22a1乃至22b9に対する設定値の一部、投光器14aに関連してのものを示し、受光情報として採用するか非採用であるかが設定されている。他の投光器14b乃至14dに対する設定値も設定されているが、図示を省略している。なお、同図(a)、(b)は、図5(a)に対応する場合を示しており、同図(c)、(d)は、図5(b)に対応する場合を示している。
このように、この自動ドアセンサ2では、設定部44の設定によって投光させる投光器や受光器の受光情報のいずれによって人体等の有無の判断を行うかを任意に選択できるので、図5(a)、(b)のように高さの異なる自動ドアに対して容易に対応することができるし、図5(c)のように所望の通路状況に容易に対応することができる。また、使用している投光器の数と受光器の数とを等しくする必要が無く、この自動ドアセンサ2では投光器の数が少なくでき、コストを低減させることができる。また、各投光器14a乃至14dの光は、循環して投光されるため、各受光器が多分割レンズ24a、bによって複数の領域からの光を受光するように構成されていても、投光されていない領域からは受光しないため、一般的な多分割レンズを用いた自動ドアセンサに比べ、S/N比が向上する。またレンズ16a乃至16dによって偏向させているので、投光領域18a乃至18dは充分な光量で投光され、更にS/N比が向上する。
本発明の第2の実施形態の自動ドアセンサ2aを図9乃至図13に示す。この自動ドアセンサ2aでは、図9に示すように、スポット光を発生する複数個、例えば18個の投光器214a乃至214rがドア開口幅方向に3個、ドア開口幅方向に直交する方向に6個の合計18個がマトリックス状に配列されている。その前方に自動ドアセンサ2の多分割レンズ24a、24bと同一の多分割レンズ224が多分割レンズ24a、24bと同様に配置されて、投光部が構成されている。これによって、図10に示すように、ドア開口幅方向に沿って3個、ドア開口幅方向に直交する方向に6個の合計18個の投光領域218a乃至218rからなる合成投光領域218が4つ、ドア開口幅方向に沿って形成される。
また、図9に示すように、面状の4つの受光器222a乃至222dと、これらの前方に光学素子として配置された4つのレンズ216a乃至216dとによって受光部が形成されている。なお、小径の受光器を複数個並べることにより面状の受光器を構成してもよい。さて、受光器222a乃至222dは、ドア開口幅方向に直交する方向に沿うように配置され、ドア開口幅方向に沿って一列に配列されている。そして、レンズ216a乃至216dの向きと傾きを調整することによって、図10に示すように、上述した4つの合成投光領域218をそれぞれカバーする4つの受光領域226a乃至226dが形成されている。
図11は、この自動ドアセンサ2aの回路構成を示すブロック図で、自動ドアセンサ2と同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
この自動ドアセンサ2aでの制御部30での制御は、図12に示すようなものである。まず、制御部30は、設定部44の設定を確認し、受光器222aの受光情報がA/D変換器34から入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS46)。次に、受光情報が安定するまで、すなわち切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間待機し(ステップS48)、設定部44の設定に応じて投光器214aが投光するように投光切替部28に切替を指示する(ステップS50)。そして、受光器222aの受光情報をA/D変換したデジタル受光情報を投光器214aに対応するものとして制御部30に記憶する(ステップS52)。以下、同様にして、各投光器214b乃至214pまで投光させ、受光情報をA/D変換したデジタル受光情報を受光器222aに対応するものとして制御部30に記憶する。そして、最後の投光器214rを投光させ(ステップS54)、受光情報をA/D変換したデジタル受光情報を受光器222aに対応するものとして制御部30に記憶する(ステップS56)。
ステップS56に続いて、設定部44の設定を確認し、受光器222bの受光情報がA/D変換器34から入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS58)。次に、受光情報が安定するまでの時間待機し(ステップS60)、設定部44の設定に応じて投光器214aが投光するように投光切替部28に切替を指示する(ステップS62)。以下、同様にして、受光器222bの受光情報をA/D変換したデジタル受光情報を受光器222bに対応するものとして制御部30に記憶し、他の投光器214b乃至214rについても同様に処理する。
続いて、設定部44の設定を確認し、受光器222cの受光情報がA/D変換器34から入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS64)。次に、受光情報が安定するまでの時間待機し(ステップS66)、設定部44の設定に応じて投光器214aが投光するように投光切替部28に切替を指示する(ステップS67)、以下、上述したのと同様に投光器214a乃至214rに対応するデジタル受光情報を順次制御部30に記憶する。
続いて、設定部44の設定を確認し、受光器222dの受光情報がA/D変換器34から入力されるように受光切替部32を切り替える(ステップS68)。次に、受光情報が安定するまでの時間待機し(ステップS70)、設定器44の設定に応じて投光器214aを投光させ(ステップS72)、以下、上述したのと同様に投光器214a乃至214rに対応するデジタル受光情報を順次制御部30に記憶する。
次に、制御部30に記憶した各受光器222a乃至222dにおける各投光器214a乃至214rに対応するデジタル受光情報のうち、設定部44に設定された設定情報によって採用されたものの受光情報を、閾値と比較して、物体等が存在するか判断する(ステップS74)。この判断の答えがイエスの場合には、ドアコントローラ42に開放信号を出力する(ステップS76)。これによって、ドアパネル10、10が開放され、再びステップS46から実行される。ステップS74の判断の答えがノーの場合も、ステップS46から再び実行される。従って、例えば、図13に示すように、投光領域226b、226c中の一部の受光領域の受光情報を閾値と比較しないように設定することによって、通路状況に応じて細かいエリア設定を行うことができる。また、先に受光部を受光可能な待機状態としてから投光器を順に投光させているので、A/D変換器34の総切り替え回数が少なくなり、その結果、受光部の待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計を自動ドアセンサ2よりも短くすることができる。
なお、第1の実施形態の自動ドアセンサ2における図6に示した処理において、ステップS2、S24、S34、S36等で示した「設定部において各投光器が投光するように設定されているか否かの判断」を行うことを取りやめて、全ての投光器を順に投光するように変更した処理を、自動ドアセンサ2aにおいて行うこともできる。
本発明の第3の実施形態の自動ドアセンサ2bを図14及び図15に示す。この自動ドアセンサ2bは、第2の実施形態の自動ドアセンサ2aにおける投光部を受光部の両側に配置したものである。両投光部はドア開口幅方向に9個、ドア開口幅方向に直交する方向に9個の合計81個の投光器314a1乃至314a81、314b1乃至314b81をそれぞれ有している。これら投光器314a1乃至314a81と、314b1乃至314b81とは、投光領域が重ならないように図中上下方向にずれて配置されている。これによって、図15に示すように、合計で162個の投光領域318a1乃至318a81と318b1乃至318b81からなる4つの合成投光領域318a、318bがドア開口幅方向に沿って4つ形成される。
受光部では12個の受光器322a乃至322lがドア開口幅方向に沿って配置され、それぞれは、ドア開口幅方向に直交する方向に長い面状のものである。これら受光器322a乃至322lの前方にこれらに対応してそれぞれ12個のレンズ316a乃至316lが光学素子として配置されている。これによって、図15に示すように、合計で12個の受光領域326a乃至326lがドア開口幅方向に沿って形成される。これら受光領域326a乃至326lは、それらの内部に、ドア開口幅方向に3個、ドア開口幅方向に直交する方向に18個、すなわち3×18のマトリックス状の投光領域をいずれも含むようにレンズ316a乃至316lの向き及び傾きが決定されている。
この自動ドアセンサ2bの回路構成は、図4に示したブロック図において、受光器と投光器の数が異なる点を除いて同一であるので、詳細な説明を省略する。この自動ドアセンサ2bにおいても、受光器及び投光器の数が異なる点を除いて自動ドアセンサ2と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。この自動ドアセンサ2bでは、投光素子及び受光素子の数が多いので、高分解能に人体等を検知することができるし、自動ドアセンサ2aと同様に待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計が短いので、多数の投光器を使用していても、人体の有無等を検知するのに要する時間が長くなることがない。
本発明の第4の実施形態の自動ドアセンサ2cを図16及び図17に示す。この自動ドアセンサ2cでは、投光部に8つの投光器614a乃至614hが設けられ、これらの前方にそれぞれレンズ616a乃至616hが光学素子として配置されている。これによって図17に示すように、8つの投光領域618a乃至618hがドア開口幅方向に沿って形成されている。2つの受光部では、1列に配置された3個の受光器622a1乃至622a3と、622b1乃至622b3とが、重なり合わないように配置されている。その前方にある多分割レンズ624a、624bが、投光器614a乃至614hの数に併せて8つに分割されている。また、多分割レンズ624a、624bは、各投光領域618a乃至618h内に、各受光器622a1乃至622a3、622b1乃至622b3によって構成される受光領域626a1乃至626a3、626b1乃至626b3が重なるようにその向きと傾きが設定されている。この自動ドアセンサ2fの回路構成は、図4に示したブロック図において、受光器と投光器の数が異なる点を除いて同一であるので、詳細な説明を省略する。この自動ドアセンサ2cにおいても、受光器及び投光器の数が異なる点を除いて自動ドアセンサ2と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。なお、自動ドアセンサ2aと同様な動作をすることによって、待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計が短くなるので、多数の投光器を使用していても、検知に要する時間が長くなることはない。
本発明の第5の実施形態の自動ドアセンサ2dを図18及び図19に示す。この自動ドアセンサ2dでは、投光部は、スポット光を投光する8つの投光器714a乃至714hを有し、これらはドア開口幅方向に4個、ドア開口幅方向に直交する方向に2個のマトリックス状に配置されている。各投光器714a乃至714hの前方に、光学素子としてそれぞれレンズ716a乃至716hが配置され、これらによって図19に示すように8つの円形の投光領域718a乃至718hがドア開口幅方向に沿って4つ、ドア開口幅方向に直交する方向に2つ形成されている。
投光部の両側の2つの受光部では、スポット光を受光するそれぞれ9つの受光器722a1乃至722a9、722b1乃至722b9がドア開口幅方向に3つ、ドア開口幅方向に直交する方向に3つマトリックス状に配置され、これら2つのマトリックス体は、重なり合わないように配置されている。これら9つの受光器722a1乃至722a9、722b1乃至722b9の前方に多分割レンズ724a、724bが配置され、各投光領域718a乃至718h内にそれぞれドア開口幅方向に3個、ドア開口幅方向に直交する方向に3個の合計9個の受光領域726a1乃至726a9、726b1乃至726b9を形成するように設けられている。この自動ドアセンサ2dの回路構成は、図4に示したブロック図において、受光器と投光器の数が異なる点を除いて同一であるので、詳細な説明を省略する。この自動ドアセンサ2dにおいても、受光器及び投光器の数が異なる点を除いて自動ドアセンサ2と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。なお、自動ドアセンサ2aと同様な動作をすることによって、待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計が短くなるので、多数の投光器を使用していても、検知に要する時間が長くなることはない。
本発明の第6の実施形態の自動ドアセンサ2eを図20及び図21に示す。この自動ドアセンサ2eでは、投光部は、4つの面状の投光器814a乃至814dを有している。これら投光器814a乃至814dは、その長さ方向がドア開口幅方向に沿うように、ドア開口幅方向に直交する方向に沿って配列されている。これらの前方にはレンズ816a乃至816dが光学素子として配置されている。これによって図21に示すように、それぞれがドア開口幅に沿う長さを持つ矩形の投光領域818a乃至818dがドア開口幅方向に直交する方向に配列される。
2つの受光部では、それぞれ12個のスポット光受光用の受光器822a1乃至822a12、822b1乃至822b12が、ドア開口幅方向に6個、ドア開口幅方向に直交する方向に2個ずつマトリックス状に配置され、これらマトリックス体は、ドア開口幅方向に重ならないように配置されている。これら受光器822a1乃至822a12、822b1乃至822b12の前方には、多分割レンズ824a、824bが、ドア開口幅方向に直交する方向に光を分散させるように4つに分割されている。これによって図21に示すように、受光器822a1乃至822a12によって形成される受光領域826a1乃至826a12と、受光器822b1乃至822b12によって形成される受光領域826b1乃至826b12とが、各投光領域818a乃至818d内に、配置されるように形成される。
この自動ドアセンサ2eの回路構成は、図4に示したブロック図において、受光器と投光器の数が異なる点を除いて同一であるので、詳細な説明を省略する。この自動ドアセンサ2eにおいても、受光器及び投光器の数が異なる点を除いて自動ドアセンサ2と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。なお、自動ドアセンサ2aと同様な動作をすることによって、待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計が短くなるので、多数の投光器を使用していても、検知に要する時間が長くなることはない。
本発明の第7の実施形態の自動ドアセンサ2fを図22に示す。この自動ドアセンサ2fは、第1の実施形態の自動ドアセンサ2において、受光部を1つとして、その代わりに18個の受光器922a乃至922rを、ドア開口幅方向に3個、ドア開口幅方向に直交する方向に6個マトリックス状に配置したものである。他の構成は、第1の実施形態の自動ドアセンサ2と同様であるので、同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。これによっても、図3に示したものと同様に投光領域及び受光領域が形成される。
本発明の第8の実施形態の自動ドアセンサ2gを図23、図24に示す。この自動ドアセンサ2gでは、投光部を、図23(a)に示すように、複数個、例えば8個の投光器914a乃至914hがドア開口幅方向に4個、ドア開口幅方向に直交する方向に2個マトリックス状に配列してある。これらの前方に光学素子としてシリンドリカルレンズ916a乃至916hが配置されている。ドアパネル10、10に近い投光器914a乃至914dとこれらに対応するシリンドリカルレンズ916a乃至916hは、図23(b)に示すようにドア開口幅方向に沿って水平に配置された回転軸1000a、bの回りにそれぞれ独立に回転自在に形成されている。そのため、投光器914e乃至914h、レンズ916e乃至916hによって形成される投光領域918e乃至918h、及び投光器914a乃至914d、シリンドリカルレンズ916a乃至916dによって形成される投光領域918a乃至918dは、それぞれ独立してドアの幅方向に直交する方向に移動することができる。なお、回転軸1000bを設けずに、投光領域918a乃至918dを固定にし、投光領域918e乃至918hのみ移動可能にしてもよい。
受光素子は、第1の実施形態の自動ドアセンサ2と同様に図23(a)における右側に、マトリックス状に合計9個の受光器22a1乃至22a9がドアに近い位置に配置されている。同左側には同様にマトリックス状の合計9個の受光器22b1乃至22b9がドアから離れる位置に配置されている。これら受光器は、受光領域が重複しないように図中上下方向にずれて配置されている。また、これら右側及び左側の受光器22a1乃至22a9、22b1乃至22b9の前面には、第1の実施形態の自動ドアセンサ2と同様に多分割レンズ24a、24bがそれぞれ配置されている。但し、受光器22b1乃至22b9と多分割レンズ24bは、回転軸1000bと同様に設けた回転軸1002bの回りに各回転軸1000b、1002bが同期して回転自在に形成されており、受光器22a1乃至22a9と多分割レンズ24aは、回転軸1000aと同様に設けた回転軸1002aの回りに各回転軸1000a、1002aが同期して回転自在に形成されている。そのため、受光器22a1乃至22a9に対応して形成される受光領域926a1乃至926a9は、投光領域918a乃至918dがドア開口幅に直交する方向に移動しても、その投光領域918a乃至918d内に形成される。同様に、受光器22b1乃至22b9に対応して形成される受光領域926b1乃至926b9は、投光領域918e乃至918hがドア開口幅に直交する方向に移動しても、その投光領域918e乃至918h内に形成される。
このように投光領域918a乃至918d及び受光領域926b1乃至926b9がドア開口幅に直交する方向に移動可能であるので、ドア開口幅に直交する方向に監視エリアを拡大することができる。
この自動ドアセンサ2gの回路構成は、図4に示したブロック図において、受光器と投光器の数が異なる点を除いて同一であるので、詳細な説明を省略する。この自動ドアセンサ2gにおいても、受光器及び投光器の数が異なる点を除いて自動ドアセンサ2と同様に動作するので、その動作の説明は省略する。なお、自動ドアセンサ2aと同様な動作をすることによって、待機時間(切り替えノイズの影響が無くなる程度の時間)の合計が短くなるので、多数の投光器を使用していても、検知に要する時間が長くなることはない。
本発明の第1の実施形態の自動ドアセンサの使用状態を示す図である。 図1の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図1の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 図1の自動ドアセンサのブロック図である。 図1の自動ドアセンサによって検知範囲(監視エリア)を変更した状態を示す図である。 図1の自動ドアセンサの投光及び受光に関連するフローチャートである。 図1の自動ドアセンサにおける設定に関連するフローチャートである。 図1の自動ドアセンサにおける設定部の設定状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図9の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 図9の自動ドアセンサのブロック図である。 図9の自動ドアセンサの投光及び受光に関連するフローチャートである。 図9の自動ドアセンサによって変更された検知範囲(監視エリア)を示す図である。 本発明の第3の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図14の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 本発明の第4の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図16の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 本発明の第5の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図18の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 本発明の第6の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図20の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。 本発明の第7の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 本発明の第8の実施形態の自動ドアセンサの正面図及び平面図である。 図23の自動ドアセンサによって形成される検知範囲(監視エリア)を示す図である。
符号の説明
14a乃至14d 投光器
16a乃至16d レンズ(光学素子)
22a1乃至22a9 22b1乃至22b9 受光器
24a、24b 多分割レンズ
30 制御部
44 設定部

Claims (7)

  1. ドア近傍の監視エリアに対して投光が循環して行われる複数の投光器と、前記投光器の投光を前記ドアの開口幅方向または前記ドア開口幅方向に直交する方向に偏向させる光学素子とを、備える投光部と、
    前記監視エリアに投光された光が受光されるように一次元または二次元状に配置された複数の受光器と、前記監視エリアに投光された光を前記受光器に集光するように、前記投光の偏向方向と直交する方向に複数のレンズが組み合わされた多分割レンズとを、備える受光部と、
    前記各受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無の判断が行われるか否かが、前記各投光器の投光状況に応じて設定される設定部と、
    前記設定部の設定に応じて前記受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断する制御部とを、
    備えた自動ドア用センサ。
  2. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、前記各投光器の間には、遮蔽板が設けられている自動ドア用センサ。
  3. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、前記光学素子は、シリンドリカルレンズ、トーリックレンズ、ホログラムを利用した光学系、スリットまたは反射型ミラーの何れかである自動ドア用センサ。
  4. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、前記受光部は複数設けられ、前記監視エリア中の前記各受光部が監視するエリアは、前記ドア開口幅方向に直交する方向に沿って設けられている自動ドア用センサ。
  5. 請求項4記載の自動ドア用センサにおいて、前記受光部の少なくとも1つは、可動である自動ドア用センサ。
  6. 請求項5記載の自動ドア用センサにおいて、前記投光部は複数設けられ、前記ドア開口幅に直交する方向に投光範囲が可動である自動ドア用センサ。
  7. ドア近傍の監視エリアに対し循環して投光を行う一次元または二次元状に複数設けられた投光器と、前記投光器の投光が前記監視エリアへ前記ドアの開口幅方向または前記ドア開口幅方向に直交する方向に分散されるように複数のレンズが組み合わされた多分割レンズとを、備えた投光部と、
    前記監視エリアに投光された光が受光される複数の受光器と、前記監視エリアに投光された光のうち、前記投光の分散方向と直交する方向の光を、前記各受光器へ集光する複数の光学素子とを、備える受光部と、
    前記各受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無の判断が行われるか否かが、前記各投光器の投光状況に応じて設定される設定部と、
    この設定部の設定に応じて前記受光器の受光状況から前記監視エリア内の人または物体の有無を判断する制御部とを、
    備えた自動ドア用センサ。
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