JP2009264038A - 鉄道用枕木 - Google Patents

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Yasuhiro Saito
康宏 斉藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】施工性に優れ、枕木の長手方向へのずれ難さの指標である道床横抵抗が高い状態を長期間保持することができるバラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木を提供することを目的としている。
【解決手段】バラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木において、枕木本体と、この枕木本体の下面及び枕木本体の長軸に平行な両側面のうち、少なくとも下面または枕木本体の長軸に平行な両側面のバラスト埋設部に枕木本体から外側に突出するように設けられた複数の小突起とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、道床を構成するバラスト(砕石や砂利)に一部が埋設されて使用される鉄道用枕木に関する。
鉄道用枕木の場合、列車から加わる振動や遠心力、レールの夏場の線膨張による伸びによって、枕木の長手方向にずれようとする力が発生する。
したがって、軌道を安定化させるには、この枕木の長手方向にずれようとする力が枕木に加わっても、枕木がずれないようにする必要がある。
そこで、道床を構成するバラストに下端部が埋設された状態で使用される鉄道用枕木において、道床横抵抗を向上させるために、その長手方向が枕木本体の長軸とほぼ直交する方向に形成された柱状体、U字状やL字状のチャンネル等からなる突条部を枕木本体の下面や側面にブロック状に備える枕木(特許文献1参照)や枕木の下面側を比重の低い素材で形成し、この部分にバラストが食い込むようにした枕木(特許文献2参照)が提案されている。
しかし、前者の枕木の場合、その突条部の大きさが大きくないと抵抗向上の効果が低く、突条部を大きくした場合、枕木を設置する際に、突条部が入り込む凹部を予め余分にバラスト敷設部に設ける必要があり、施工の作業が煩雑になるという問題がある。
一方、後者の枕木の場合、度重なる振動により低比重の素材部分が磨耗して、抵抗向上の効果が永続しにくいという問題がある。
実開平5-057001号公報 特開平5-255903号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、施工性に優れ、枕木の長手方向へのずれ難さの指標である道床横抵抗が高い状態を長期間保持することができるバラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる鉄道用枕木は、バラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木において、枕木本体と、この枕木本体の下面及び枕木本体の長軸に平行な両側面のうち、少なくとも下面または枕木本体の長軸に平行な両側面のバラスト埋設部に枕木本体から外側に突出するように設けられた複数の小突起とを備えていることを特徴としている。
本発明において、枕木本体の材質は、特に限定されないが、繊維強化樹脂、コンクリート、木材及びこれらの複合材料が挙げられ、軽量化を図るため繊維強化樹脂の発泡体が好適である。
繊維強化樹脂のマトリックス樹脂としては、特に限定されないが、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
小突起は、特に限定されないが、その硬度がバラストと略同じ硬度の材料で形成されていることが好ましい。
すなわち、小突起がバラストより軟らかいと、小突起が磨耗しやすく、小突起がバラストより硬いと、小突起周囲のバラストが磨耗しやすい。
小突起の好ましい材料としては、上記のようにその硬度がバラストと略同じ硬度であれば、特に限定されないが、バラストとして用いられている花崗岩と同じ花崗岩などの石材を用いることが好ましい。
小突起の大きさは、特に限定されないが、一般的に用いられているバラストの最大長さが40〜60mmであるので、各小突起の最大長さが5mm以上30mm以下であることが好ましい。
すなわち、小突起が大きすぎると、バラストと小突起との間に隙間ができ、かえって枕木が不安定になってしまうおそれがあり、小さすぎると、バラストとの引っ掛かりが小さくて、抵抗の向上への寄与が小さくなってしまう。
なお、本発明において、小突起の最大長さとは、枕木本体の小突起が設けられた面に平行な面で測定した場合の最大長さである。
小突起の形状は、特に限定されないが、角張った形状をしていることが好ましい。すなわち、小突起が丸みを帯びている場合、周囲のバラストとの抵抗が小さくなるおそれがある。
小突起の数は、特に限定されないが、小突起の枕木本体への投影面積の合計が枕木本体のバラスト埋設部の総表面積の10%以上を占めるような数とすることが好ましく、10%以上80%以下がより好ましい。
すなわち、小突起の数が少なすぎても多すぎても、抵抗を向上させる効果が少なくなってしまう。
小突起の形成方法は、特に限定されないが、小突起となる石材等の粒状体を枕木本体の所望の面に接着固定方法が挙げられる。
接着剤としては、バラストとの擦れにより小突起となる石材等が取れてしまわない強度で固着できれば特に限定されないが、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、コンクリートモルタルなどの接着剤が挙げられる。
具体的には、例えば、予め製造された枕木本体の下面となる面を上に向けて、小突起となる石材を上下に重ならないように枕木本体に配置し、接着剤が周囲に流れ落ちないように、堰を周囲に設けた後、石材が半分程度埋まるまで、接着剤を流し込み石材を接着剤によって枕木本体に接着固定することによって枕木本体の下面に小突起を設けた枕木を製造することができる。
本発明にかかる鉄道用枕木は、バラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木において、枕木本体と、この枕木本体の下面及び枕木本体の長軸に平行な両側面のうち、少なくとも下面または枕木本体の長軸に平行な両側面のバラスト埋設部に枕木本体から外側に突出するように設けられた複数の小突起とを備えているので、施工性に優れ、枕木の長手方向へのずれ難さの指標である道床横抵抗が高い状態を長期間保持することができる。
また、小突起を、その硬度がバラストと略同じ硬度の材料で形成されたものとすれば、より長期間安定して道床横抵抗が高い状態を保つことができる。
そして、小突起の大きさを、最大長さが5mm以上30mm以下とすれば、一般的に用いられているバラストを用いた道床に敷設した場合において、より確実に道床横抵抗を高いものとすることができる。
さらに、枕木本体を繊維強化樹脂発泡体で形成すれば、軽量で施工性に優れたものとすることができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる鉄道用枕木の第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、この鉄道用枕木Aは、枕木本体1と多数の小突起2と備えている。
枕木本体1は、長手方向に向けて埋設された長繊維で補強された熱硬化性樹脂発泡
体からなる。
小突起2は、枕木本体1の下面11にマトリックス樹脂と同じ熱硬化性樹脂接着剤(図示せず)を用いて花崗岩の小石を接着することによって下面11の全面にわたって略均等に分散された状態に設けられている。
小突起2の大きさは、各小突起の最大長さが5mm以上30mm以下となっている。
また、小突起2は、小突起2の枕木本体1への投影面積の合計が枕木本体1の下面11の60%を占めるような数設けられている。
図2は、本発明にかかる鉄道用枕木の第2の実施の形態をあらわしている。
図2に示すように、この鉄道用枕木Bは、小突起2が枕木本体1の長軸に平行な両側壁面12に全面にわたって略均等に分散された状態に設けられている以外は、上記鉄道用枕木Aと同様になっている。
また、小突起2は、小突起2の枕木本体1への投影面積の合計が枕木本体1の両側壁面12の50%を占めるような数設けられている。
図3は、本発明にかかる鉄道用枕木の第3の実施の形態をあらわしている。
図3に示すように、この鉄道用枕木Cは、小突起2が枕木本体1の下面11だけでなく、枕木本体1の長軸に平行な両側壁面12にも設けられている以外は、上記鉄道用枕木Aと同様になっている。
また、小突起2は、下面11に設けられた小突起2の枕木本体1への投影面積の合計が枕木本体1の下面11の60%を占めるとともに、両側壁面12に設けられた小突起2の枕木本体1への投影面積の合計が枕木本体1の両側壁面12の50%を占めるような数設けられている。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では枕木本体の木口面には小突起が設けられていなかったが、木口面にも小突起が設けられても構わない。
上記の実施の形態では、枕木本体を成形後、枕木本体の各面に石材を接着するようにしていたが、枕木本体が注型成形で得られるような場合、型面に小突起となる凹部を設け、枕木本体を成形すると同時に小突起を成形するようにしても構わないし、石材を凹部に収容した状態で型内に枕木本体を形成するコンクリートモルタルや樹脂を流し込んで、枕木本体を成形すると同時に石材を接着一体化するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、小突起が側壁面の全面に略均等に分散状態で設けられていたが、
側壁面のバラストに埋設する部分のみに小突起を設けるようにしてもよい。
本発明にかかる鉄道用枕木の第1の実施の形態であって、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図である。 本発明にかかる鉄道用枕木の第2の実施の形態であって、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図である。 本発明にかかる鉄道用枕木の第3の実施の形態であって、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図である。
符号の説明
A,B,C 鉄道用枕木
1 枕木本体
11 下面
12 側壁面
2 小突起

Claims (4)

  1. バラストに一部が埋設されて使用される鉄道用枕木において、枕木本体と、この枕木本体の下面及び枕木本体の長軸に平行な両側面のうち、少なくとも下面または枕木本体の長軸に平行な両側面のバラスト埋設部に枕木本体から外側に突出するように設けられた複数の小突起とを備えていることを特徴とする鉄道用枕木。
  2. 小突起がバラストと略同じ硬度の材料から形成されている請求項1に記載の鉄道用枕木。
  3. 各小突起の最大長さが5mm以上30mm以下である請求項1または請求項2に記載の鉄道用枕木。
  4. 枕木本体が、繊維強化樹脂発泡体からなる請求項1〜請求項3のいずれかに記載の鉄道用枕木。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2544454C1 (ru) * 2014-02-07 2015-03-20 Геннадий Геннадьевич Лосев Способ изготовления рельсовой опоры

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