JP2009263455A - 物品の接着組立方法及び接着組立装置 - Google Patents

物品の接着組立方法及び接着組立装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009263455A
JP2009263455A JP2008113003A JP2008113003A JP2009263455A JP 2009263455 A JP2009263455 A JP 2009263455A JP 2008113003 A JP2008113003 A JP 2008113003A JP 2008113003 A JP2008113003 A JP 2008113003A JP 2009263455 A JP2009263455 A JP 2009263455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
adherend
closed cross
adhesive
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008113003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5320805B2 (ja
Inventor
Tsutomu Tanaka
力 田中
Takeya Himuro
雄也 氷室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008113003A priority Critical patent/JP5320805B2/ja
Publication of JP2009263455A publication Critical patent/JP2009263455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320805B2 publication Critical patent/JP5320805B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】複数の被着部材2,3が被接着面部6,7にて連鎖硬化接着剤10を介して互いに接合されることにより閉断面空間4が形成される物品(車体部材1)を接着組立する場合に、簡単な方法で連鎖硬化接着剤10にエネルギー線を確実に付与可能にする。
【解決手段】被着部材2を位置決めする位置決めピン22を閉断面空間4内に位置させ、この位置決めピン22を介して閉断面空間4から、連鎖硬化接着剤10の連鎖硬化反応を開始させるためのエネルギー線を連鎖硬化接着剤10の所定部分(食み出し部10aの所定部分)に付与する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて連鎖硬化接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立方法及び接着組立装置に関する技術分野に属する。
従来より、例えば特許文献1に示されているように、光や熱エネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応する連鎖硬化ポリマーが知られている。この連鎖硬化ポリマーは、例えば、エポキシ樹脂と、芳香族スルホニウム塩等の光・熱硬化開始剤と、スルホニウム塩等の熱硬化開始剤とを含有し、エネルギーの付与により樹脂内部にカチオン及び硬化反応熱を連続的に発生させることで、樹脂を連鎖硬化反応させる。そして、特許文献1には、上記連鎖硬化ポリマーを、接着剤として用いることが可能であることが示されている。
特開平11−193322号公報
ところで、上記連鎖硬化ポリマーを接着剤として用いて複数の被着部材を互いに接着接合することで、車両の車体部材等のような物品を構成することが考えられる。すなわち、複数の被着部材に、フランジ部等の被着接合部をそれぞれ設けておき、これら被着部材の被着接合部間に、接着剤としての連鎖硬化ポリマーである連鎖硬化接着剤を配設し、この連鎖硬化接着剤の一部に光や熱エネルギー(紫外線や熱線等のエネルギー線)を付与して、該連鎖硬化接着剤を連鎖硬化反応させることで、連鎖硬化接着剤全体を硬化させる。こうすれば、エネルギー線付与から連鎖硬化接着剤全体が硬化するまでの時間が数十秒程度と短くて接着工程を短縮することができるとともに、連鎖硬化接着剤全体を硬化させるために車体部材全体を加熱する必要がなくて、接合のための設備等を簡略化することができるようになる。
ここで、上記エネルギー線を連鎖硬化接着剤に確実に付与するためには、連鎖硬化接着剤の一部が物品外部に露出していることが必要であるが、連鎖硬化接着剤は、複数の被着部材の被着接合部間に配置されているため、被着接合部間の隙間から物品外部に露出しているだけであり、しかも、その隙間量(つまり連鎖硬化接着剤の厚み)は、通常、硬化後の連鎖硬化接着剤にクラック等が入らないように小さくしているので、その隙間から連鎖硬化接着剤にエネルギー線を十分に付与することは困難である。
そこで、被着部材にその外面から被接着面部にまで貫通する貫通孔を開けて、その貫通孔を介して連鎖硬化接着剤にエネルギー線を付与したり、連鎖硬化接着剤の一部を被着接合部間から物品外部に食み出させて、その食み出した部分にエネルギー線を付与したりすることが考えられる。
しかし、上記貫通孔を開ける方法では、接着面積が減少して接着強度が低下するという問題があり、連鎖硬化接着剤を外部に食み出させる方法では、被着部材が外観部材である場合に見映え等の観点から適用することが困難であり、また、例えばピラーにウエザーストリップを装着する場合のように、接着接合部分に別の部材を装着する場合にも適用することが困難になる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の被着部材が被接着面部にて連鎖硬化接着剤を介して互いに接合されることにより閉断面空間が形成される物品を接着組立する場合に、接着強度が低下したり外観部材に適用できないといった問題を生じさせることなく、簡単な方法で連鎖硬化接着剤にエネルギー線を確実に付与できるようにしようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、物品の接着組立時に用いる位置決めピンを閉断面空間内に位置させ、この位置決めピンを介して閉断面空間からエネルギー線を連鎖硬化接着剤の所定部分に付与するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立方法を対象とする。
そして、上記接着剤は、該接着剤の一部にエネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応する連鎖硬化接着剤であり、上記複数の被着部材の被接着面部を上記連鎖硬化接着剤を介して互いに合わせることで、上記閉断面空間を形成する被接着面部合わせ工程と、上記被接着面部合わせ工程後に、上記複数の被着部材の被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の所定部分にエネルギー線を付与することで、該連鎖硬化接着剤を連鎖硬化反応させる連鎖硬化反応工程とを含み、上記被接着面部合わせ工程で、上記複数の被着部材のうちの少なくとも1つの被着部材に予め形成した位置決め用孔に、該被着部材を支持する支持部材に設けた位置決めピンを挿入するとともに、該位置決めピンの少なくとも先端部を上記閉断面空間内に位置させ、上記連鎖硬化反応工程で、上記エネルギー線の付与を、上記位置決めピンを介して上記閉断面空間から行うようにする。
上記の方法により、位置決めピンにおける閉断面空間内に位置する部分からエネルギー線を出射するように構成しておくことで、連鎖硬化接着剤にエネルギー線を容易にかつ確実に付与することができる。すなわち、例えば、被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の一部を閉断面空間に食み出させるようにしたり、被接着面部間の隙間量を閉断面空間側で大きくして被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の閉断面空間側の端面を大きく露出させるようにしたりしておくことで、連鎖硬化接着剤にエネルギー線を確実に付与することが可能になる。しかも、連鎖硬化接着剤の食み出しや露出は閉断面空間側であるので、外観には何ら影響を及ぼすことがない。また、位置決め用孔は、被着部材における被接着面部を除く部分に形成するようにすれば、接着面積の減少により接着強度が低下するというような問題は生じない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記被接着面部合わせ工程で、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤に、上記閉断面空間に食み出す食み出し部を形成し、上記連鎖硬化反応工程で、上記食み出し部に上記エネルギー線を付与するようにする。
このことにより、食み出し部が形成されていると、その食み出し部へエネルギー線を容易にかつ確実に付与することができ、よって、接着組立の作業性を向上させることができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、上記被着部材の被接着面部は、上記閉断面空間が延びる方向に該閉断面空間に沿って延設されており、上記被接着面部合わせ工程で、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤において該被接着面部の延設方向の一部のみに上記食み出し部を形成するようにする。
このことで、連鎖硬化接着剤の連鎖硬化反応の開始予定部分として食み出し部を形成することにより、その開始予定部分のみにエネルギー線を確実に付与することができ、開始予定部分以外の部分にエネルギー線を付与しないようにすることができる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤は、上記閉断面空間を挟む両側に位置しており、上記連鎖硬化反応工程で、上記位置決めピンを介して、上記閉断面空間からその両側の連鎖硬化接着剤に上記エネルギー線を付与するようにする。
このことにより、閉断面空間を挟む両側の連鎖硬化接着剤に、1つの位置決めピンからエネルギー線を同時に又は時系列的に付与するようにすることができる。
請求項5の発明は、複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立装置の発明である。
そして、この発明では、上記接着剤は、該接着剤の一部にエネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応する連鎖硬化接着剤であり、上記複数の被着部材の少なくとも1つを支持する支持部材と、
上記支持部材に設けられ、該支持部材に支持される少なくとも1つの被着部材を位置決めするべく、該被着部材に形成された位置決め用孔に挿入される位置決めピンとを備え、上記位置決めピンは、上記位置決め用孔への挿入状態で、上記複数の被着部材の被接着面部が上記連鎖硬化接着剤を介して互いに合わせられることで上記閉断面空間が形成されたときに、該位置決めピンの少なくとも先端部が該閉断面空間内に位置するようになっていて、上記複数の被着部材の被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の所定部分に、該連鎖硬化接着剤の連鎖硬化反応を開始させるためのエネルギー線を上記閉断面空間から付与するエネルギー線付与手段を有しているものとする。
この発明により、請求項1の発明と同様に、接着強度が低下したり外観部材に適用できないといった問題を生じさせることなく、簡単な方法で連鎖硬化接着剤にエネルギー線を確実に付与することができる。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤は、上記閉断面空間を挟む両側に位置しており、上記エネルギー線付与手段は、上記閉断面空間からその両側の連鎖硬化接着剤に上記エネルギー線を付与するように構成されているものとする。
このことにより、請求項4の発明と同様の作用効果が得られる。
以上説明したように、本発明の物品の接着組立方法及び接着組立装置によると、被着部材を位置決めする位置決めピンの少なくとも先端部を閉断面空間内に位置させ、この位置決めピンを介して閉断面空間からエネルギー線を連鎖硬化接着剤の所定部分に付与するようにしたことにより、接着強度が低下したり外観部材に適用できないといった問題を生じさせることなく、簡単な方法で連鎖硬化接着剤にエネルギー線を確実に付与することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る接着組立装置Aを示す。この接着組立装置Aにより組み立てられる物品は、本実施形態では、図3に示す車体部材1であって、鋼やアルミニウムからなる金属製の車体インナパネルとしての第1の被着部材2と、鋼やアルミニウムからなる金属製の車体アウタパネルとしての第2の被着部材3とが、連鎖硬化接着剤10により互いに接合されてなるものである。上記車体部材1は、両被着部材2,3の長さ方向に連続して延びる閉断面空間4を有している。尚、両被着部材2,3の少なくとも一方が樹脂製であってもよい。
上記第1の被着部材2は、上記閉断面空間4に沿って延びかつ該閉断面空間4周囲の半分を構成する本体部2aと、この本体部2aの幅方向両側に、該本体部2aに沿って連続して延びるようにそれぞれ設けられた左右2つのフランジ部2b,2bとを有し、第2の被着部材3は、上記第1の被着部材2の本体部2aと共に閉断面空間4を形成するべく上記閉断面空間4に沿って延びかつ該閉断面空間4周囲の残りの半分を構成する本体部3aと、この本体部3aの幅方向両側に、該本体部3aに沿って連続して延びるようにそれぞれ設けられた左右2つのフランジ部3b,3bとを有している。そして、第1の被着部材2のフランジ部2bと第2の被着部材3のフランジ部3bとが互いに重ね合わされて(左側のフランジ部2b,3b同士が重ね合わされるとともに、右側のフランジ部2b,3b同士が重ね合わされる)、その両フランジ部2b,3bの合わせ面間に配設された連鎖硬化接着剤10により、該両フランジ部2b,3bにて第1及び第2の被着部材2,3が互いに接合されている。すなわち、両フランジ部2b,3bの合わせ面がそれぞれ被接着面部6,7(図4参照)とされ、上記車体部材1は、第1及び第2の被着部材2,3が被接着面部6,7にて連鎖硬化接着剤10を介して互いに接合されることにより閉断面空間4が形成されるものである。
上記連鎖硬化接着剤10は、該接着剤10の一部に光又は熱エネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応するものである。この連鎖硬化接着剤10は、エポキシ樹脂と硬化開始剤とを含有する。この硬化開始剤は、芳香族スルホニウム塩等の光・熱硬化開始剤、及び、スルホニウム塩等の熱硬化開始剤を含む。そして、連鎖硬化接着剤10の所定部分に上記エネルギーを付与する(本実施形態では、後述の如くエネルギー線(紫外線)を付与する)ことにより連鎖硬化接着剤10内部にカチオン及び硬化反応熱を連鎖的に発生させることで、連鎖硬化接着剤10を連鎖硬化反応させ、このことによって、連鎖硬化接着剤10全体を硬化させる。
上記エポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等があり、脂環式エポキシ樹脂では、硬化反応(カチオン重合)を良好に行わせることができ、ビスフェノールA型エポキシ樹脂では、高い接着強度が得られる。ビスフェノールA型エポキシ樹脂は、金属との密着性が良好な水酸基やベンゼン環を有するので、本実施形態のように両被着部材2,3が金属製の場合に、特に高い接着強度が得られる。
上記第1の被着部材2の被着接合部6は、閉断面空間4が延びる方向、つまりフランジ部2bの長さ方向(図4の紙面に垂直な方向)に連続して延設され、第2の被着部材3の被着接合部7も、閉断面空間4が延びる方向(フランジ部3bの長さ方向)に連続して延設されている。
図4に示すように、上記第1の被着部材2のフランジ部2bの幅(図4の左右方向の長さ)は、第2の被着部材3のフランジ部3bの幅よりも長くなっており、これにより、第1の被着部材2のフランジ部2bの合わせ面が閉断面空間4側に延長していて、その延長部分に、閉断面空間4に臨む空間臨設面部8が設けられている。
上記両被着部材2,3の被着接合部6,7間には、上記連鎖硬化接着剤10が被着接合部6,7の延設方向に沿って連続して設けられている。本実施形態では、被着接合部6,7及び連鎖硬化接着剤10は、フランジ部2b,3bの長さ方向全体に亘って設けられている。また、被着接合部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10には、上記空間臨設面部8上(つまり閉断面空間4)に食み出す食み出し部10aが形成されている。この食み出し部10aは、本実施形態では、被着接合部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10において該被接着面部6,7の延設方向の全体に亘って設けられている。被着接合部6,7間の連鎖硬化接着剤10は、閉断面空間4を挟む左右両側に位置することになる。
図3に示すように、上記第1の被着部材2の本体部2aの幅方向中央部には、車体部材1を後述の如く接着組立する際に位置決めピン22(図1参照)が挿入される位置決め用孔2cが形成されている。この位置決め用孔2cは、図3では1つしか図示していないが、本体部2aの幅方向中央部において被着部材2の長さ方向に離れた2箇所に形成されている。
上記接着組立装置Aは、図1に示すように、上記第1の被着部材2を支持する支持部材21を備えている。この支持部材21は、台状の基部21aと、この基部21a上の左右両側部においてそれぞれ上側に突出して設けられ、上面で上記被着部材2の左右のフランジ部2bをそれぞれ支持するフランジ支持部21bとからなる。このフランジ支持部21bは、左右2つずつ設けられており、各フランジ部2bを該フランジ部2bの長さ方向に離れた2箇所でほぼ水平に支持する。
上記基部21a上には、上記2つの位置決め用孔2cにそれぞれ挿入される2つの位置決めピン22(図1では1つのみ示す)が立設されている。これら2つの位置決めピン22が2つの位置決め用孔2cにそれぞれ挿入されることで、第1の被着部材2が支持部材21に対して水平方向の位置決めがなされる。また、フランジ部2bをフランジ支持部21bの上面に当接させることで、第1の被着部材2が支持部材21に対して上下方向の位置決めがなされることになる。尚、フランジ支持部21bによりフランジ部2bが支持された被着部材2の本体部2aは、基部21aの上面には接触しないようになされている。
上記位置決めピン22の先端は、フランジ支持部21bによりフランジ部2bが支持された被着部材2の該フランジ部2bよりも高い位置(後述の紫外線LED23から出射された紫外線を食み出し部10aに付与できるような高さ位置)に位置しており、このことで、後述の如く第1及び第2の被着部材2,3の被接着面部6,7を連鎖硬化接着剤10を介して互いに合わせたときに、位置決めピン22の上下方向中央部から先端側の部分は、その合わせにより形成される閉断面空間4内に位置することになる。
上記2つの位置決めピン22のうちの1つは、被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に、該連鎖硬化接着剤10の連鎖硬化反応を開始させるためのエネルギー線(本実施形態で、紫外線)を閉断面空間4から付与するように構成されている。
具体的には、本実施形態では、上記位置決めピン22の先端部に、連鎖硬化接着剤10の連鎖硬化反応をさせる際に紫外線を出射(照射)する紫外線LED23が設けられている。この紫外線LED23の周囲には、図2に示すように、2つの反射板24(図1では図示を省略)が設けられており、紫外線LED23から出射された紫外線が、閉断面空間4からその左右両側の連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分(本実施形態では、位置決めピン22に最も近い部分ないしその近傍部分であるが、食み出し部10aにおける被接着面部6,7の延設方向の一部であればどこであってもよい)に対し、直接に又は反射板24を介して付与されるようになっている。このことで、紫外線LED23及び反射板24は、連鎖硬化接着剤10の所定部分にエネルギー線を閉断面空間4から付与するエネルギー線付与手段を構成することになる。
上記紫外線LED23及び反射板24は保護カバー25で覆われている。この保護カバー25は、基本的には透明であるが、紫外線が食み出し部10aの所定部分のみに付与されるように保護カバー25の一部は紫外線を透過させないようになされている。尚、紫外線LED23へ電力を供給するための配線(図示せず)は、位置決めピン22の先端部から該位置決めピン22の中心部を下側に延びた後に位置決めピン22の基端部で水平方向に折れ曲がって位置決めピン22の外側に出て基部21aの上面に沿うように配索される(位置決めの邪魔にならなければ、どのように配索してもよい)。
上記各フランジ支持部21bには、該フランジ支持部21bと共に第1及び第2の被着部材2,3のフランジ部2b,3bをクランプするクランプ部材28を回動自在に支持するクランプ部材支持部27が一体形成されている。このクランプ部材28は、エアシリンダー29によって回動してフランジ支持部21bの上面に対して離接可能になっていて、両被着部材2,3の互いに合わされたフランジ部2b,3bをフランジ支持部21bの上面に押圧するクランプ状態と、クランプを解除したクランプ解除状態とに切換え可能に構成されている。
次に、上記接着組立装置Aを用いた、車体部材1の接着組立方法を図5に基づいて説明する。
図5(a)に示すように、第1の被着部材2のフランジ部2bを支持部材21のフランジ支持部21bの上面にセットする。このとき、本体部2aの2つの位置決め用孔2cに2つの位置決めピン22をそれぞれ挿入して第1の被着部材2の位置決めを行う。尚、クランプ部材28はクランプ解除状態にある。
続いて、図5(b)に示すように、クランプ部材28をクランプ解除状態にしたまま、第1の被着部材2の被接着面部6に連鎖硬化接着剤10を塗布により配置する。この塗布は、例えば、ロボットによって一定速度でフランジ部2b長さ方向に沿って移動するように構成されたノズルから連鎖硬化接着剤10を連続して吐出することで行い、連鎖硬化接着剤10をフランジ部2b長さ方向全体に亘って塗布する。或いは、このように連鎖硬化接着剤10を塗布する代わりに、予め連鎖硬化接着剤10をシート状に予備成形したものを被接着面部6に配置するようにしてもよい。このように予備成形したものは、連鎖硬化接着剤10を2つの離型シートで挟んだものからなり、一方の離型シートを剥がして、該剥がした側を被接着面部6に当接するように配置し、その後に他方の離型シートを剥がす。
上記連鎖硬化接着剤10の量及び配置は、後述の如く第1及び第2の被着部材2,3の被接着面部6,7を連鎖硬化接着剤10を介して互いに合わせて被着接合部6,7間の隙間量を所定値としたときに、連鎖硬化接着剤10が上下に押圧されてフランジ部2b,3bの幅方向に流動することで被接着面部6,7間全体に広がりかつその一部が空間臨設面部8上に食み出して食み出し部10aが形成されるようにする。
続いて、図5(c)に示すように、第1及び第2の被着部材2,3の被接着面部6,7を連鎖硬化接着剤10を介して互いに合わせ、その後にクランプ部材28をクランプ状態に切り換えて、フランジ支持部21b及びクランプ部材28によりフランジ部2b,3bをクランプする。このときのクランプ力(押圧力)は、被着接合部6,7間の隙間量(連鎖硬化接着剤10の厚み)が被接着面部6,7の延設方向の全体に亘って一定の所定値(0.01mm以上10mm以下であることが好ましい)になるように予め調整されている。これにより、第1及び第2の被着部材2,3の本体部2a,3a間に閉断面空間4が形成されるとともに、連鎖硬化接着剤10が被接着面部6,7間全体に広がり、かつ、その連鎖硬化接着剤10の一部が空間臨設面部8上(つまり閉断面空間4)に食み出して食み出し部10aが形成される。
次いで、上記クランプ状態を維持したまま、紫外線LED23から紫外線を出射して、その紫外線を、閉断面空間4からその左右両側の連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に付与する。この紫外線の出射時間は1秒程度で十分である。この紫外線の付与により連鎖硬化接着剤10の連鎖硬化が開始して、やがて連鎖硬化接着剤10全体が硬化する。
上記紫外線の出射開始から所定時間が経過すると、クランプ部材28をクランプ解除状態に切り換えて、接着組立が完了した車体部材1を支持部材21から外す。上記所定時間は、連鎖硬化接着剤10全体が完全に硬化する時間に設定されていて、通常、数十秒程度である。
したがって、本実施形態では、車体部材1の接着組立時に用いる位置決めピン22を閉断面空間4内に位置させ、この位置決めピン22を介して閉断面空間4から紫外線を連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に付与するようにしたので、連鎖硬化接着剤10に紫外線を確実に付与することができる。すなわち、このような食み出し部10aが存在しない場合、被着接合部6,7間の隙間は小さくて、被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10の閉断面空間4側の端面は殆ど露出しないことになり、連鎖硬化接着剤10に紫外線を確実に付与することができないが、食み出し部10aにより連鎖硬化接着剤10が閉断面空間4側に大きく露出していることになり、その食み出し部10aに紫外線を付与することで、連鎖硬化接着剤10に紫外線を確実に付与することができるようになる。しかも、食み出し部10aは閉断面空間4に位置し、車体部材1の外側には存在しないので、そのような食み出し部10aを設けたとしても、外観には何ら影響することがなく、この結果、車体部材1が外観部材であっても、何の問題も生じない。
また、例えば第2の被着部材3のフランジ部3bの一部に貫通孔を形成して、その貫通孔の上側から該貫通孔を通して連鎖硬化接着剤10に紫外線を付与するようにすることが考えられるが、このようにすると、接着面積が減少して接着強度が低下する可能性が高くなるが、本実施形態では、第1及び第2の被着部材2,3のフランジ部2b,3bに貫通孔を開ける必要はなく、本体部2aに位置決め用孔2cを開けるだけで済み、接着強度が低下するという問題もない。
尚、上記実施形態では、位置決めピン22の先端部に紫外線LED23を配設したが、この紫外線LED23の代わりに紫外線を出射する紫外線出射ヘッドを配設してもよい。この紫外線出射ヘッドは光ファイバで紫外線源と接続し、この光ファイバは、上記紫外線LED23への配線と同様に配索すればよい。また、紫外線LED23や紫外線出射ヘッドは、位置決めピン22の先端部に限らず、位置決めピン22において閉断面空間4内に位置しかつ連鎖硬化接着剤10に紫外線を付与可能な部分に配設すればよい。
また、上記実施形態では、2つの位置決めピン22のうち1つのみに紫外線LED23を配設したが、両方の位置決めピン22に紫外線LEDをそれぞれ配設するようにしてもよい。この場合、その一方の位置決めピン22の紫外線LED23から出射された紫外線を、左右両側のうちの一方の連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に付与し、他方の位置決めピン23の紫外線LEDから出射された紫外線を、他方の連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に付与するようにしてもよい。或いは、どちらの位置決めピン22の紫外線LED23から出射された紫外線も、上記実施形態のように、左右両側の連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aの所定部分に付与するようにしてもよい(2つの位置決めピン22の紫外線LED23から出射された紫外線を各連鎖硬化接着剤10の同じ部分に付与してもよく、別々の部分に付与してもよい)。各連鎖硬化接着剤10について複数の箇所を連鎖硬化反応の開始予定部分として紫外線を付与するようにすれば、万一、或る開始予定部分から連鎖硬化反応が開始しなかったり開始しても直ぐに連鎖反応が途中で止まったりしても、他の開始予定部分から連鎖硬化反応を開始させて連鎖硬化接着剤10全体を確実に硬化させるようにすることができる。
さらに、上記実施形態では、第1の被着部材2のフランジ部2bの幅を第2の被着部材3のフランジ部3bの幅よりも長くして、第1の被着部材2のフランジ部2bにおいて被接着面部6の閉断面空間4側に空間臨設面部8を設け、この空間臨設面部8上に連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aを形成するようにしたが、両被着部材2,3のフランジ部2b,3bの幅が同じである場合には、例えば、図6(a)及び(b)に示すように、第1の被着部材2のフランジ部2b(被接着面部6)の閉断面空間4側に、第2の被着部材3とは反対側に凹む段差部2dを設けることで、両被着部材2,3の被接着面部6,7を連鎖硬化接着剤10を介して互いに合わせたときに、連鎖硬化接着剤10の一部を閉断面空間4側に流動し易くして、これにより、被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10の一部が閉断面空間4に食み出す食み出し部10aを形成するようにしてもよい(図6(b)参照)。但し、この場合、食み出し部10aが形成されなくても、段差部2dにより被接着面部6,7間の隙間量が閉断面空間4側で大きくなっているために被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10の閉断面空間4側の端面が大きく露出しており、その露出部における被接着面部6,7の延設方向の一部に紫外線を付与するようにすれば、紫外線を連鎖硬化接着剤10に確実に付与することができる。
また、フランジ部2b,3bの幅が同じである場合には、図7(a)及び(b)に示すように、第1の被着部材2のフランジ部2bをフランジ部3bに対して傾斜させて、被接着面部6,7間の隙間量が閉断面空間4側ほど大きくなるようにしてもよい。この場合も、両被着部材2,3の被接着面部6,7を連鎖硬化接着剤10を介して互いに合わせたときに、連鎖硬化接着剤10の一部が閉断面空間4側に流動し易くなって、食み出し部10aを容易に形成することができる(図7(b)参照)。但し、この場合も、段差部2dを形成する場合と同様に、食み出し部10aが形成されなくても、被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10の閉断面空間4側の端面が大きく露出しているので、紫外線を連鎖硬化接着剤10に確実に付与することができる。
さらにまた、上記実施形態では、連鎖硬化接着剤10の食み出し部10aを、被接着面部6,7の延設方向の全体に亘って設けたが、被接着面部6,7間に配置された連鎖硬化接着剤10において該被接着面部6,7の延設方向の一部のみに食み出し部10aを形成し、その食み出し部10aに紫外線を付与するようにすることがより一層好ましい(図6及び図7の場合も同様)。すなわち、連鎖硬化接着剤10の連鎖硬化反応の開始予定部分として食み出し部10aを形成すれば、その食み出し部10aである上記開始予定部分のみに紫外線を確実に付与することができ、開始予定部分以外の部分に紫外線を付与しないようにすることができる。
また、上記実施形態では、連鎖硬化接着剤10に、連鎖硬化反応を開始させるために紫外線を付与したが、紫外線に限らず、他のエネルギー線、例えば、赤外線、X線、太陽光線、可視光線、電子線、レーザビーム、熱線等を連鎖硬化接着剤10に付与してもよい。要するに、連鎖硬化接着剤10の種類に応じて適切なエネルギー線を選択すればよい。
さらに、上記実施形態では、2つの被着部材2,3の接着接合により閉断面空間4が形成される車体部材1に本発明を適用したが、複数の被着部材の接着接合により閉断面空間が形成される物品であれば、どのようなものにも本発明を適用することができる。そして、位置決めピンにより位置決めする被着部材は、複数の被着部材のうちの少なくとも1つであればよい。また、位置決めピンは、その少なくとも先端部が閉断面空間内に位置していればよく、閉断面空間から連鎖硬化接着剤にエネルギー線を付与できるように構成すればよい。
本発明は、複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて連鎖硬化接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立方法及び接着組立装置に有用である。
本発明の実施形態に係る接着組立装置を示す正面図である。 図1のII方向矢示図である。 接着組立装置により組み立てられる物品としての車体部材を示す斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 接着組立装置を用いた、車体部材の接着組立手順を示す部分断面図であり、(a)は第1の被着部材のフランジ部をフランジ支持部にセットした状態を示し、(b)は第1の被着部材の被接着面部に連鎖硬化接着剤を塗布した状態を示し、(c)は第1及び第2の被着部材の被接着面部を連鎖硬化接着剤を介して互いに合わせて、フランジ支持部及びクランプ部材によりクランプした状態を示す。 連鎖硬化接着剤の食み出し部形成方法としての別の方法を示す要部断面図である。 連鎖硬化接着剤の食み出し部形成方法としての更に別の方法を示す要部断面図である。
符号の説明
A 接着組立装置
1 車体部材(物品)
2 第1の被着部材
2c 位置決め用孔
3 第2の被着部材
4 閉断面空間
6 第1の被着部材の被着接合部
7 第2の被着部材の被着接合部
10 連鎖硬化接着剤
10a 食み出し部
21 支持部材
22 位置決めピン
23 紫外線LED(エネルギー線付与手段)
24 反射板(エネルギー線付与手段)

Claims (6)

  1. 複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立方法であって、
    上記接着剤は、該接着剤の一部にエネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応する連鎖硬化接着剤であり、
    上記複数の被着部材の被接着面部を上記連鎖硬化接着剤を介して互いに合わせることで、上記閉断面空間を形成する被接着面部合わせ工程と、
    上記被接着面部合わせ工程後に、上記複数の被着部材の被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の所定部分にエネルギー線を付与することで、該連鎖硬化接着剤を連鎖硬化反応させる連鎖硬化反応工程とを含み、
    上記被接着面部合わせ工程で、上記複数の被着部材のうちの少なくとも1つの被着部材に予め形成した位置決め用孔に、該被着部材を支持する支持部材に設けた位置決めピンを挿入するとともに、該位置決めピンの少なくとも先端部を上記閉断面空間内に位置させ、
    上記連鎖硬化反応工程で、上記エネルギー線の付与を、上記位置決めピンを介して上記閉断面空間から行うことを特徴とする物品の接着組立方法。
  2. 請求項1記載の物品の接着組立方法において、
    上記被接着面部合わせ工程で、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤に、上記閉断面空間に食み出す食み出し部を形成し、
    上記連鎖硬化反応工程で、上記食み出し部に上記エネルギー線を付与することを特徴とする物品の接着組立方法。
  3. 請求項2記載の物品の接着組立方法において、
    上記被着部材の被接着面部は、上記閉断面空間が延びる方向に該閉断面空間に沿って延設されており、
    上記被接着面部合わせ工程で、上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤において該被接着面部の延設方向の一部のみに上記食み出し部を形成することを特徴とする物品の接着組立方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の物品の接着組立方法において、
    上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤は、上記閉断面空間を挟む両側に位置しており、
    上記連鎖硬化反応工程で、上記位置決めピンを介して、上記閉断面空間からその両側の連鎖硬化接着剤に上記エネルギー線を付与することを特徴とする物品の接着組立方法。
  5. 複数の被着部材が、該複数の被着部材にそれぞれ設けた被接着面部にて接着剤を介して互いに接合されることにより、閉断面空間が形成される物品の接着組立装置であって、
    上記接着剤は、該接着剤の一部にエネルギーを付与した際に、該エネルギー付与部分が硬化反応して硬化反応熱を発生しかつ該硬化反応熱により該硬化反応部分に隣接する部分が硬化反応して硬化反応熱を発生することで、連鎖硬化反応する連鎖硬化接着剤であり、
    上記複数の被着部材の少なくとも1つを支持する支持部材と、
    上記支持部材に設けられ、該支持部材に支持される少なくとも1つの被着部材を位置決めするべく、該被着部材に形成された位置決め用孔に挿入される位置決めピンとを備え、
    上記位置決めピンは、上記位置決め用孔への挿入状態で、上記複数の被着部材の被接着面部が上記連鎖硬化接着剤を介して互いに合わせられることで上記閉断面空間が形成されたときに、該位置決めピンの少なくとも先端部が該閉断面空間内に位置するようになっていて、上記複数の被着部材の被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤の所定部分に、該連鎖硬化接着剤の連鎖硬化反応を開始させるためのエネルギー線を上記閉断面空間から付与するエネルギー線付与手段を有していることを特徴とする物品の接着組立装置。
  6. 請求項5記載の物品の接着組立装置において、
    上記被接着面部間に配置された連鎖硬化接着剤は、上記閉断面空間を挟む両側に位置しており、
    上記エネルギー線付与手段は、上記閉断面空間からその両側の連鎖硬化接着剤に上記エネルギー線を付与するように構成されていることを特徴とする物品の接着組立装置。
JP2008113003A 2008-04-23 2008-04-23 物品の接着組立方法及び接着組立装置 Expired - Fee Related JP5320805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113003A JP5320805B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 物品の接着組立方法及び接着組立装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113003A JP5320805B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 物品の接着組立方法及び接着組立装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009263455A true JP2009263455A (ja) 2009-11-12
JP5320805B2 JP5320805B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=41389729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008113003A Expired - Fee Related JP5320805B2 (ja) 2008-04-23 2008-04-23 物品の接着組立方法及び接着組立装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320805B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011057898A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Mazda Motor Corp 接合構造の構築方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128948U (ja) * 1982-02-24 1983-09-01 パイオニア株式会社 スピ−カ用エンクロ−ジヤ
JPH06220404A (ja) * 1993-01-22 1994-08-09 Nissan Motor Co Ltd 構造物の接着方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128948U (ja) * 1982-02-24 1983-09-01 パイオニア株式会社 スピ−カ用エンクロ−ジヤ
JPH06220404A (ja) * 1993-01-22 1994-08-09 Nissan Motor Co Ltd 構造物の接着方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011057898A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Mazda Motor Corp 接合構造の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5320805B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4883734B2 (ja) 接合構造体、接合方法及び接合装置
CN112652242B (zh) 柔性曲面显示屏贴合工艺
KR101023629B1 (ko) 플라스틱의 접착 방법
TWI432545B (zh) 藉由電磁波照射固化黏著劑連結非透明零件之系統及方法
JP2016095495A (ja) 光硬化性接着剤を含む構造体、並びに、その組み立て及び硬化方法
KR20210145141A (ko) 개별 구성 요소의 조립을 위한 동적 해제 테이프
US8623165B2 (en) Device and method for fixing a component in position on a component carrier
US20140220839A1 (en) Out-of-Autoclave Curing System
JP5320805B2 (ja) 物品の接着組立方法及び接着組立装置
JP2008296557A (ja) 接着接合部材及び該部材の製造方法
JP2009291943A (ja) シート接合体の製造方法
CN105848855A (zh) 用于将覆层施加到工件上的方法和用于对工件覆层的设备
JP5721716B2 (ja) 避難経路標識の製造方法ならびに避難経路標識
JP2008296556A (ja) 接着接合部材及び該部材の製造方法
JP2001140449A (ja) タイル連結剤およびタイルの連結方法
JP5320893B2 (ja) 接合構造の構築方法および接合構造
JP5526509B2 (ja) 接合構造の構築方法および接合構造
JP2005104092A5 (ja)
JP5320867B2 (ja) 接合組立品の製造方法および接合組立品の製造装置
JP6988695B2 (ja) 樹脂体接合品の製造方法
JP2013058458A (ja) 接着装置、及び当該接着装置を用いて製造された表示装置
JP5608395B2 (ja) シート部材の接合方法及びシート接合体
JP5509749B2 (ja) 接合構造の構築方法
KR20210019665A (ko) 엘이디 조명등 기구의 조립방법
KR20140124744A (ko) 입체채널간판의 입체프레임 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110413

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5320805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees