JP2009262420A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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邦夫 金井
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Abstract

【課題】 長期間蓄積される印刷データに対しても、情報漏洩を抑制可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 パスワードが付与された印刷データを受信して、該印刷データに基づく認証印刷を実行する画像形成装置に、通知先アドレスを取得する取得部と、受信された印刷データ及びパスワードと、取得された通知先アドレスとを、それぞれ対応させて記憶する印刷データ記憶部と、印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該印刷データに対応するパスワードを新規パスワードに変更する変更部と、印刷データ記憶部から印刷データに対応する通知先アドレスを読み出して、該通知先アドレスに基づき、新規パスワードを通知する通知部とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パスワードが付与された印刷データを受信して、認証印刷を実行する画像形成装置及び該画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
近年、複数のユーザにより共有使用される画像形成システムが、オフィス環境等に広く普及している。画像形成システムは、プリンタやプリンタ部及びスキャナ部を備える複合機等の画像形成装置と、ネットワークを介して該画像形成装置に接続するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置とを含んで構成され、情報処理装置から送信された印刷データに基づいて、画像形成装置が印刷物の出力を行う。
上記した画像形成装置は、多数のユーザにより共有使用されるため、例えば機密情報を含む機密文書の印刷時に、出力された印刷物が他人の目に触れて、或いは意図的に他人に持ち去られて、機密情報が漏洩する危険性がある。
このような機密漏洩を回避すべく、従来、画像形成装置における印刷物の出力に先立ち、利用者が印刷権限を持つユーザ本人であるか否かを認証判断する認証印刷の技術が実用化されている。
例えば、下記特許文献1に開示された技術では、情報処理装置としての印刷データ生成装置は、印刷データにパスワードを付与して、画像形成装置としての印刷処理装置へ送信する。印刷処理装置は、パスワードが付与された印刷データを受信すると、該印刷データをパスワードと共に記憶しておく。その後、パスワードが入力されると、印刷処理装置は、入力されたパスワードと記憶されているパスワードとが一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断した場合にのみ、印刷処理装置は、パスワードを入力した利用者が印刷権限を持つユーザ本人であると判断し、該パスワードに対応する印刷データに基づき、印刷物の出力を行う。
特開2006−341591号公報
ところで、テンプレート用紙等の原稿を必要に応じて繰り返し印刷可能とするために、該原稿の印刷データとパスワードとを、画像形成装置に記憶させておくことがある。この場合、印刷データ及びパスワードが長期に亘り画像形成装置に蓄積されるため、一度第三者にパスワードを知られてしまうと、該第三者は、パスワードを画像形成装置に入力して、印刷処理を実行させることが可能となる。そのため、不正な認証印刷により機密情報が漏洩してしまうという問題があった。
したがって、長期間蓄積される印刷データに対しても、情報漏洩を抑制可能な画像形成装置が望まれていた。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明に係る画像形成装置は、パスワードが付与された印刷データを受信して、該印刷データに基づく認証印刷を実行するために、通知先アドレスを取得する取得部と、受信された印刷データ及びパスワードと、取得された通知先アドレスとを、それぞれ対応させて記憶する印刷データ記憶部と、印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該印刷データに対応するパスワードを新規パスワードに変更する変更部と、印刷データ記憶部から印刷データに対応する通知先アドレスを読み出して、該通知先アドレスに基づき、新規パスワードを通知する通知部とを備えることを特徴とする。
〈構成2〉
本発明に係る画像形成システムは、情報処理装置と、該情報処理装置と通信可能な画像形成装置とを含み、認証印刷を行うために、情報処理装置は、印刷データにパスワードを付与する付与部と、パスワードが付与された印刷データを画像形成装置へ送信する送信部とを備え、画像形成装置は、情報処理装置から印刷データ及びパスワードを受信する受信部と、通知先アドレスを取得する取得部と、受信された印刷データ及びパスワードと、取得された通知先アドレスとを、それぞれ対応させて記憶する印刷データ記憶部と、印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該印刷データに対応するパスワードを新規パスワードに変更する変更部と、印刷データ記憶部から印刷データに対応する通知先アドレスを読み出して、該通知先アドレスに基づき、新規パスワードを通知する通知部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び画像形成システムによれば、パスワードが付与された印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該パスワードが変更されるので、第三者による不正な認証印刷の実行が抑止される。したがって、長期に亘り蓄積される印刷データに対しても、情報漏洩を抑制可能となる。また、変更されたパスワードは、通知先アドレスに基づき通知されるので、パスワードの変更後も確実に印刷物を出力させることが可能となり、利便性が向上される。
以下、本発明の実施形態を、図を用いて詳細に説明する。ここでは、本発明をプリンタ及びクライアント装置からなるプリンタシステムに適用した場合を例に、説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
本実施例のプリンタシステム10は、画像形成システムとして、図1に示されるように、プリンタ11と、該プリンタ11にネットワーク12を介して接続される情報処理装置としてのクライアント装置13とを含んで構成される。
クライアント装置13は、例えばユーザに使用されるパーソナルコンピュータからなり、図1に示されるように、入力部14、表示部15、アプリケーション部16、プリンタドライバ部17及び電子メール受信部21を備えている。
入力部14は、例えばキーボード及びマウスからなり、ユーザの操作に基づいて、各種情報の選択や入力を行う。入力部14は、アドレス入力部としての機能を有し、本実施例では、認証印刷を要求するための認証印刷要求の入力や、認証印刷に使用するパスワード及び通知先アドレスとしての電子メールアドレスの入力等を行う。
表示部15は、例えばディスプレイからなり、認証設定画面や電子メール表示画面等の各種画面を表示する機能を有する。
図2は、表示部に表示される認証設定画面の一例を示す図である。
認証設定画面39は、認証印刷に使用するパスワードと通知先アドレスとしての電子メールアドレスとを設定するために、表示部15に表示される画面であり、図2に示されるように、パスワードを入力するためのパスワード入力領域40と、電子メールアドレスを入力するためのアドレス入力領域41とを有する。また、認証設定画面39には、図2に示されるように、入力を確定するための「OK」ボタン42と、キャンセルするための「キャンセル」ボタン43とが設けられている。
なお、認証設定画面39において設定される電子メールアドレスは、後述するように、プリンタ11においてパスワードが変更された際に、新規パスワードを通知するために使用される通知先アドレスである。したがって、必ずしもクライアント装置13の電子メールアドレスである必要はない。
アプリケーション部16は、ソフトウェアを起動して、文書データや画像データ等の描画データを作成し、該描画データをプリンタドライバ部17に送る機能を有する。
プリンタドライバ部17は、図1に示されるように、作成部18、付加生成部19及び送信部20を含んで構成される。
作成部18は、アプリケーション部16から受け取った描画データを、プリンタ11に対応するプリンタ言語(Page Description Language;PDL)に変換して、印刷データを作成する機能を有する。
付加生成部19は、付与部として、作成部18により作成された印刷データに、入力部14により入力されたパスワード及び電子メールアドレスを付加して、認証印刷データを生成する機能を有する。
図3は、認証印刷データの一例を示す図である。
認証印刷データ47は、図3に示されるように、作成部18により作成された印刷データ44に、パスワード部分45及びアドレス部分46が付加されている。
本実施例では、付加生成部19は、文字列「PW=」の後に、入力部14により入力されたパスワードを付加して、パスワード部分45を生成する。また、付加生成部19は、文字列「ADDRESS=」の後に、入力部14により入力された電子メールアドレスを付加して、アドレス部分46を生成する。そして、付加生成部19は、生成されたパスワード部分45及びアドレス部分46を印刷データ44に付加して、認証印刷データ47を生成する。
例えば、図3に示される認証印刷データ47には、パスワードとして「867425」が付加され、電子メールアドレスとして「aaa@bbb.com」が付加されている。
送信部20は、付加生成部19により生成された認証印刷データを、ネットワーク12を介してプリンタ11へ送信する機能を有する。
電子メール受信部21は、ネットワーク12を介して電子メールを受信する機能を有する。本実施例では、電子メール受信部21は、プリンタ11により送信された電子メールを受信する。
プリンタ11は、本発明に係る画像形成装置として、図1に示されるように、受信部22、抽出部23、印刷データ記憶部24、設定記憶部25、変更部26、通知部27、操作パネル28、プリンタエンジン29及びプリンタ制御部30を備えている。
プリンタ制御部30は、プリンタ11の各部を制御する機能を有し、図1に示されるように、時計部31を有する。
時計部31は、時刻を計時し、現在の日時を示す日時情報を供給する機能を有する。
受信部22は、ネットワーク12を介してデータを受信する機能を有する。本実施例では、受信部22は、クライアント装置13から、印刷データ、パスワード及び電子メールアドレスを含む認証印刷データを受信する。受信された認証印刷データは、抽出部23へ送られる。
抽出部23は、受信部22から受け取った認証印刷データから、パスワード、電子メールアドレス及び印刷データを抽出する機能を有する。
例えば、図3に示される認証印刷データ47を受け取ると、抽出部23は、該認証印刷データ47において、文字列「PW=」を探索し、該文字列に続く部分から、文字列「867425」をパスワードとして抽出する。同様に、抽出部23は、認証印刷データ47において、文字列「ADDRESS=」を探索し、該文字列に続く部分から、文字列「aaa@bbb.com」を電子メールアドレスとして抽出する。そして、抽出部23は、認証印刷データ47からパスワード部分45及びアドレス部分46を除去して、印刷データ44を抽出する。抽出部23は、抽出されたパスワード、電子メールアドレス及び印刷データを、プリンタ制御部30に送る。
印刷データ記憶部24は、印刷データを記憶する機能を有する。
図4は、実施例1における印刷データ記憶部の構成を示す説明図である。
印刷データ記憶部24には、図4(a)及び図4(b)に示されるように、各印刷データに対応して、日時項目が設けられている。日時項目には、日時を示す日時情報が記憶される。日時情報は、例えば、印刷データの受信日時を示す受信日時情報であり、時計部31から取得されて記憶される。また、日時情報は、例えば該印刷データに対応するパスワードの変更日時を示す変更日時情報であり、時計部31から取得されて記憶される。
更に、印刷データ記憶部24には、図4(a)及び図4(b)に示されるように、パスワード項目及び電子メールアドレス項目が設けられている。パスワード項目には、抽出部23により抽出されたパスワードが記憶される。また、電子メールアドレス項目には、抽出部23により抽出された電子メールアドレスが記憶される。
例えば、図4(a)に示される印刷データ記憶部24には、印刷データ「印刷データ1」に対応して、日時情報「2008/1/1 12:00」と、パスワード「867425」と、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」とが、それぞれ記憶されている。また、印刷データ「印刷データ2」に対応して、日時情報「2008/1/1 12:15」と、パスワード「111111」と、電子メールアドレス「ccc@ddd.com」とが、それぞれ記憶されている。
設定記憶部25は、図1に示されるように、有効時間記憶部49を含んで構成される。
有効時間記憶部49は、時間閾値としての有効時間が記憶される記憶部である。この有効時間は、後述する変更部26により使用されるパスワードの有効時間である。本実施例では、有効時間記憶部49には、有効時間として「3時間」が記憶されているものとする。この場合、印刷データ記憶部24に記憶されている各パスワードの有効時間は3時間であり、即ち、変更部26は3時間毎にパスワードの変更を実行する。
変更部26は、パスワード変更機能を有し、図1に示されるように、監視部32、生成部33及び書換部34を備えている。
監視部32は、印刷データ記憶部24に記憶されているデータの監視機能を有し、本実施例では、図1に示されるように、時間監視部48を含んで構成される。
時間監視部48は、各印刷データの受信後或いはパスワード変更後の経過時間を監視する。
時間監視部48は時計部31から現在の日時情報を常時取得し、この日時情報と、印刷データ記憶部24に記憶されている各日時情報とに基づいて、経過時間を算出する。ここで、時間監視部48により算出される経過時間は、印刷データ記憶部24に記憶されている日時情報が受信日時情報である場合、対応する印刷データの受信後の経過時間に相当し、変更日時情報である場合、対応する印刷データのパスワード変更後の経過時間に相当する。
時間監視部48は、更に、算出された経過時間が、有効時間記憶部49に記憶されている有効時間、即ち3時間に達すると、対応するパスワードを変更すべく、パスワードの生成指示を生成部33に送る。そして、生成部33から新規パスワードを受け取ると、時間監視部48は、時計部31から日時情報を取得すると共に、書き換えるべきパスワードを指定するための書換指示を生成して、該書換指示と、日時情報及び新規パスワードとを、書換部34に送る。
生成部33は、乱数生成部及び比較判断部として、新規パスワードを生成する機能を有する。
生成部33は、監視部32から生成指示を受け取ると、まず、乱数を発生させて、新規パスワードを生成する。本実施例では、生成部33は、6桁の数字からなる新規パスワードを生成する。そして、生成部33は、印刷データ記憶部24に記憶されている各パスワード、即ち設定済パスワードと、生成した新規パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する。何れかの設定済パスワードと新規パスワードとが一致する場合、生成部33は、再度乱数を発生させて、新規パスワードを再生成する。そして、全ての設定済パスワードと異なる新規パスワードが生成されると、生成部33は、該新規パスワードを監視部32へ送る。
書換部34は、パスワード書換部及び日時書換部として、印刷データ記憶部24に記憶されているパスワード及び日時情報を書き換える機能を有する。
書換部34は、監視部32から書換指示、新規パスワード及び日時情報を受け取ると、書換指示により指定されたパスワードを、新規パスワードに書き換えると共に、対応する日時情報を、受け取った日時情報、即ち変更日時情報に書き換える。また、書換部34は、指定されたパスワードに対応する電子メールアドレスを、印刷データ記憶部24から読み出して、該電子メールアドレスと新規パスワードとを、プリンタ制御部30に通知する。
通知部27は、電子メール生成して送信する機能を有する。通知部27は、プリンタ制御部30から通知指示と、新規パスワード及び電子メールアドレスとを受け取ると、新規パスワードを通知するための電子メールを生成し、受け取った電子メールアドレスに基づいて、該電子メールを送信する。
操作パネル28は、ユーザインタフェースとして、各種情報をユーザに表示する機能や、各種情報をユーザに選択させて入力する機能を有し、時間閾値入力部として、時間閾値としての有効時間を入力する。
図5は、実施例1における操作パネルを示す図(その1)である。
操作パネル28は、図5(a)及び図5(b)に示されるように、表示パネル35と、テンキー36と、「パスワード入力」ボタン37と、「有効時間変更」ボタン38とを有する。
表示パネル35は、例えば液晶パネルからなり、プリンタ11の状態やエラーの種類、処理内容等を通知するための通知画面や、各種設定のための設定画面、各種入力のための入力画面等の表示を行う。
テンキー36は、パスワードや有効時間を入力するために、ユーザにより使用される。
「パスワード入力」ボタン37は、パスワードの入力を指示するために使用される。
「有効時間変更」ボタン38は、有効時間の変更を指示するために使用される。
図5(a)に示される操作パネル28において、表示パネル35には、パスワードを入力するためのパスワード入力画面が表示されている。このパスワード入力画面の表示中に、ユーザ或いはプリンタ11の管理者が、テンキー36を操作して、パスワードを入力した後、「パスワード入力」ボタン37を押下すると、操作パネル28は、パスワードを入力する。そして、プリンタ制御部30により、該パスワードに基づく認証処理が実行される。
また、図5(b)に示される操作パネル28において、表示パネル35には、有効時間を設定するための有効時間設定画面が表示されている。この有効時間設定画面の表示中に、プリンタ11の管理者が、テンキー36を操作して、所望の有効時間を時間単位で入力した後、「有効時間変更」ボタン38を押下すると、操作パネル28は、有効時間設定画面上に表示された数値を新規有効時間として入力する。
図5(b)では、有効時間設定画面上には「3」が表示されており、操作パネル28は、「有効時間変更」ボタン38が押下されると、新規有効時間として「3」時間を入力する。入力された新規有効時間は、プリンタ制御部30により有効時間記憶部49に上書きされる。
プリンタエンジン29は、プリンタ制御部30から印刷指示及び印刷データを受け取ると、該印刷データに基づき印刷処理を実行する。
次に、本実施例のプリンタ11及びプリンタシステム10の動作について、説明する。
まず、クライアント装置13において認証印刷データが生成されて送信された後、プリンタ11において該認証印刷データが受信されて記憶されるまでの流れについて、図6に沿って説明する。
図6は、本発明に係るプリンタシステムの生成記憶動作を示すフローチャートである。
ここでは、クライアント装置13において、パスワード「867425」及び電子メールアドレス「aaa@bbb.com」が設定され、図3に示される認証印刷データ47が生成される場合を例に、説明を行う。
クライアント装置13において、認証印刷を要求すべくユーザが入力部14を操作すると、入力部14が認証印刷要求を入力する(ステップS101)。
認証印刷要求がプリンタドライバ部17に入力される(ステップS101)と、付加生成部19は、表示部15に認証設定画面の表示指示を送る。
そして、表示部15が、認証設定画面39(図2)を表示する(ステップS102)。この認証設定画面39において、ユーザが入力部14を操作して、例えばパスワード入力領域40に「867425」を、アドレス入力領域41に「aaa@bbb.com」を、それぞれ入力した後、「OK」ボタン42を押下すると、入力部14は、パスワード「867425」及び電子メールアドレス「aaa@bbb.com」を入力する(ステップS103)。また、アプリケーション部16は、入力部14からの指示に基づき、描画データをプリンタドライバ部17へ送る。
プリンタドライバ部17において、作成部18は、アプリケーション部16から描画データを受け取ると、該描画データを変換して、印刷データを作成し、付加生成部19へ送る。そして、付加生成部19が、該印刷データに、入力部14から入力されたパスワード「867425」及び電子メールアドレス「aaa@bbb.com」を付加して、認証印刷データ47(図3)を生成する(ステップS104)。
続いて、送信部20が、該認証印刷データを、ネットワーク12を介してプリンタ11へ送信する(ステップS105)。
プリンタ11において、受信部22が、ネットワーク12を介して認証印刷データを受信すると、該認証印刷データは抽出部23へ送られる(ステップS106)。
そして、抽出部23が、受け取った認証印刷データから、パスワード、電子メールアドレス及び印刷データを抽出して、プリンタ制御部30へ送る(ステップS107)。抽出部23は、認証印刷データ47(図3)において、文字列「PW=」を探索し、該文字列に続く部分から、文字列「867425」をパスワードとして抽出する。また、抽出部23は、文字列「ADDRESS=」を探索し、該文字列に続く部分から、文字列「aaa@bbb.com」を電子メールアドレスとして抽出する。そして、抽出部23は、認証印刷データ47からパスワード部分45及びアドレス部分46を除去して、印刷データ44を抽出する。抽出部23により抽出された印刷データ44を、以下、「印刷データ1」と記す。
プリンタ制御部30は、パスワード、電子メールアドレス及び印刷データを受け取ると、時計部31により計時される日時情報と対応させて、パスワード、電子メールアドレス及び印刷データを、印刷データ記憶部24に記憶させる(ステップS108)。プリンタ制御部30は、日時情報「2008/1/1 12:00」、パスワード「867425」、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」及び印刷データ「印刷データ1」を対応させて、図4(a)に示されるように、印刷データ記憶部24に記憶させる。これにより、プリンタシステム10における生成記憶処理が終了する。
上記のように、クライアント装置13において、印刷データにパスワード及び電子メールアドレスが付加されて、認証印刷データが生成された後、該認証印刷データがプリンタ11へ送信される。そして、プリンタ11において、認証印刷データから印刷データ、パスワード及び電子メールアドレスが抽出され、受信日時情報と共に印刷データ記憶部24に記憶される。
次に、プリンタ11における認証印刷処理について、図7に沿って説明する。
図7は、本発明に係るプリンタの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャートである。
プリンタ11において、ユーザが操作パネル28を操作して、認証印刷の実行を要求すると、プリンタ制御部30の制御に基づいて、操作パネル28は、図5(a)に示されるように、パスワード入力画面を表示パネル35に表示する(ステップS201)。
このパスワード入力画面の表示中に、ユーザが、パスワードを入力すべくテンキー36を順に押下した後、「パスワード入力」ボタン37を押下すると、該押下に伴い、操作パネル28が、パスワードを入力する(ステップS202)。
プリンタ制御部30は、操作パネル28からパスワードが入力されると、該パスワードが印刷データ記憶部24に記憶されているか否かを判断する(ステップS203)。プリンタ制御部30は、印刷データ記憶部24から各設定済パスワードを読み出して、入力されたパスワードと比較し、一致するか否かを判断する。
何れかの設定済パスワードと、入力されたパスワードとが一致する場合、プリンタ制御部30は、該パスワードが設定済であると判断し(ステップS203)、対応する印刷データを印刷データ記憶部24から読み出して、印刷指示と共にプリンタエンジン29へ送る(ステップS204)。
そして、プリンタエンジン29が、受け取った印刷データに基づき、印刷処理を実行する(ステップS205)。これにより、プリンタ11における認証印刷処理が終了する。
上記のように、パスワードに基づきユーザが認証され、印刷処理が実行される。
なお、ステップS203において、一致するパスワードが設定されていないと判断すると、プリンタ制御部30は、操作パネル28の表示パネル35に、警告画面を表示させる(ステップS206)。これにより、プリンタ11における認証印刷処理が終了する。
図8は、実施例1における操作パネルを示す図(その2)である。
図8において、操作パネル28の表示パネル35には、パスワードの不一致をユーザに通知するための警告画面が表示されている。
次に、プリンタ11における有効時間設定処理について、図9に沿って説明する。
図9は、本発明に係るプリンタの有効時間設定動作を示すフローチャートである。
プリンタ11において、管理者であるユーザが、操作パネル28を操作して、有効時間の設定を要求すると、プリンタ制御部30の制御に基づいて、操作パネル28は、図5(a)に示されるように、パスワード入力画面を表示パネル35に表示する(ステップS301)。
このパスワード入力画面において、ユーザがテンキー36を操作してパスワードを入力し、「パスワード入力」ボタン37を押下すると、操作パネル28は、パスワードを入力する(ステップS302)。
プリンタ制御部30は、操作パネル28からパスワードが入力されると、図示しない管理者パスワード記憶部から、設定済の管理者パスワードを読み出して、該管理者パスワードと、入力されたパスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(ステップS303)。
一致すると判断すると、プリンタ制御部30は、ユーザがプリンタ11の管理者であると判断し(ステップS303)、操作パネル28の表示パネル35に、有効時間設定画面(図5(b))を表示させる(ステップS304)。
有効時間設定画面(図5(b))の表示中に、管理者であるユーザがテンキー36を操作して、所望の有効時間を入力し、「有効時間変更」ボタン38を押下すると、操作パネル28は、有効時間設定画面(図5(b))に表示された数値を新規有効時間として入力する(ステップS305)。
そして、プリンタ制御部30が、入力された新規有効時間を有効時間記憶部49に上書きして、有効時間を変更する(ステップS306)。これにより、プリンタ11における有効時間設定処理が終了する。
上記のように、プリンタ11において、管理者の操作に基づき有効時間が設定される。
なお、ステップS303において、入力されたパスワードが管理者パスワードに一致しないと判断すると、プリンタ制御部30は、操作パネル28の表示パネル35に、警告画面(図8)を表示させる(ステップS307)。これにより、プリンタ11における有効時間設定処理が終了する。
次に、プリンタ11におけるパスワード変更処理について、図10に沿って説明する。
図10は、本発明に係るプリンタの実施例1におけるパスワード変更動作を示すフローチャートである。
ここでは、図4(a)に示される印刷データ記憶部24において、印刷データ「印刷データ1」に対応するパスワード「867425」が、新規パスワード「123456」に変更される場合を例に、説明する。
プリンタ11において、監視部32の時間監視部48は、時計部31から現在の日時情報を常時取得して、印刷データ記憶部24に記憶されている各日時情報からの経過時間を算出している。時間監視部48は、取得した日時情報が「2008/1/1 15:00」である場合、印刷データ「印刷データ1」に対応する日時情報「2008/1/1 12:00」からの経過時間が、有効時間記憶部49に記憶されている有効時間、即ち3時間に達したと判断し(ステップS401)、生成部33に生成指示を送る。
生成部33は、生成指示を受け取ると、乱数を発生させて、該乱数に基づき新規パスワードを生成する(ステップS402)。生成部33は、6桁の数字からなる新規パスワードを生成する。
続いて、生成部33は、印刷データ記憶部24から設定済の各パスワード、即ち設定済パスワードを読み出して、新規パスワードと設定済パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する(ステップS403)。例えば、新規パスワードとして「867425」を生成した場合、生成部33は、該新規パスワードが設定済パスワードと一致する、即ち設定済であると判断し(ステップS403)、再度乱数を発生させて、新規パスワードを生成する(ステップS402)。
生成部33は、乱数に基づいて、新規パスワードとして「123456」を生成すると、該新規パスワードと設定済パスワードとを比較する(ステップS403)。そして、新規パスワードが何れの設定済パスワードとも一致しないと判断すると、生成部33は、該新規パスワードが設定されていないと判断し(ステップS403)、新規パスワード「123456」を監視部32へ送る。
そして、監視部32において、時間監視部48が、時計部31から変更日時情報「2008/1/1 15:00」を取得する。また、時間監視部48は、変更すべきパスワードを指定する書換指示を生成し、該書換指示と、生成部33から受け取った新規パスワード「123456」と、時計部31から取得した変更日時情報「2008/1/1 15:00」とを、書換部34へ送る。
書換部34は、書換指示に基づいて、印刷データ記憶部24において、印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されているパスワード「867425」を、新規パスワード「123456」に書き換える(ステップS404)。また、書換部34は、印刷データ「印刷データ1」に対応する日時情報「2008/1/1 12:00」を、変更日時情報「2008/1/1 15:00」に書き換える(ステップS405)。
パスワード及び日時情報の書き換えが完了すると、書換部34は、印刷データ記憶部24から、印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されている電子メールアドレス「aaa@bbb.com」を読み出して、該電子メールアドレスを新規パスワード「123456」と共に、プリンタ制御部30に通知する(ステップS406)。
プリンタ制御部30は、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」及び新規パスワード「123456」を受け取ると、新規パスワードの通知指示と、電子メールアドレス及び新規パスワードとを、通知部27に送る。
そして、通知部27が、新規パスワード「123456」を通知するための電子メールを生成して、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」に基づき、該電子メールを送信して、新規パスワードを通知する(ステップS407)。これにより、プリンタ11におけるパスワード変更処理が終了する。
上記のように、印刷データ記憶部24に記憶されている日時情報からの経過時間が有効時間に達すると、パスワードが変更された後、電子メールにより該パスワードが通知される。
以上のように、本実施例のプリンタ11は、パスワードの有効時間を予め設定すると共に、印刷データの受信日時を記憶しておき、該受信日時からの経過時間が有効時間に達すると、自動的にパスワードの変更を実行するので、パスワードの流出による不正な認証印刷処理の実行を抑止可能となる。したがって、プリンタ11において長期に亘り蓄積される印刷データに対しても、不正な出力が抑止され、情報漏洩の抑制及び認証印刷の安全性強化が可能となる。また、クライアント装置13において、通知先の電子メールアドレスが設定され、印刷データと共にプリンタ11へ送信されて記憶されるので、プリンタ11は、変更されたパスワードを通知可能となる。したがって、ユーザは変更されたパスワードを確実に入手して、認証印刷処理を実行させることができ、利便性が向上される。
なお、印刷データに付加される通知先の電子メールアドレスは、クライアント装置13の電子メールアドレスに限定されない。例えば、ユーザが所持する携帯端末の電子メールアドレスや、複数の電子メールアドレスを適用することも可能である。これにより、例えばユーザがクライアント装置13の設置場所からプリンタ11の設置場所まで出向く途中に、プリンタ11においてパスワードが変更された場合も、ユーザは確実に印刷物を出力させることができる。
また、通知先アドレスとして、クライアント装置13のIPアドレスを適用することも可能である。この場合、プリンタ11の通知部27は、新規パスワードを通知するための通知画面の画面情報を生成して、該画面情報を、IPアドレスに基づきクライアント装置に送信して、新規パスワードを通知する。
また、クライアント装置13における通知先アドレスの印刷データへの付加に代えて、プリンタ11における印刷データの受信時に、プリンタ11がクライアント装置13からIPアドレスを取得する構成をとることも可能である。
更に、本実施例では、プリンタ11及びクライアント装置13の接続形態として、ネットワーク接続を適用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、パラレル接続やUSB接続等の形態を適用することも可能である。
また、本実施例のプリンタ11は、所定の有効時間毎に、パスワードの変更を実行するが、本発明はこれに限定されない。例えば、所定印刷部数毎に、或いは電子メール等によるユーザ或いは管理者からの指示に基づいて、パスワードを変更する構成をとることも可能である。所定印刷部数毎のパスワードの変更については、次の実施例2で説明する。
図11は、本発明の実施例2に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
本実施例のプリンタシステム50は、プリンタ51に有効部数記憶部52及び部数監視部53が追加される構成が、実施例1とは異なる。
なお、本実施例において、実施例1と同一の構成については同一の符号で示し、これらについての詳しい説明を省略する。
本実施例のプリンタシステム50は、図11に示されるように、画像形成装置としてのプリンタ51と、該プリンタ51にネットワーク12を介して接続される情報処理装置としてのクライアント装置13とを含んで構成される。
プリンタ51は、図11に示されるように、受信部22、抽出部23、印刷データ記憶部54、設定記憶部55、変更部56、操作パネル57、プリンタエンジン29及びプリンタ制御部58を備えている。
印刷データ記憶部54は、印刷データを記憶する機能を有する。
図12は、実施例2における印刷データ記憶部の構成を示す説明図である。
印刷データ記憶部54には、実施例1の印刷データ記憶部24と同様に、各印刷データに対応して、日時項目、パスワード項目及び電子メールアドレス項目が設けられ、時計部31から取得された日時情報と、認証印刷データから抽出されたパスワード及び電子メールアドレスとが、それぞれ記憶される。
更に、本実施例の印刷データ記憶部54には、図12(a)乃至図12(c)に示されるように、印刷部数項目が設けられている。この印刷部数項目には、パスワード変更後に実行された実行済の印刷部数が記憶される。
例えば、図12(a)に示される印刷データ記憶部54には、印刷データ「印刷データ1」に対応して、日時情報「2008/1/1 12:00」と、パスワード「867425」と、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」と、印刷部数「0」とが、それぞれ記憶されている。また、印刷データ「印刷データ2」に対応して、日時情報「2008/1/1 12:15」と、パスワード「111111」と、電子メールアドレス「ccc@ddd.com」と、印刷部数「5」とが、それぞれ記憶されている。
設定記憶部55は、図11に示されるように、有効時間記憶部49及び有効部数記憶部52を備えている。
有効部数記憶部52は、部数閾値としての有効部数が記憶される記憶部である。この有効部数は、操作パネル57を介して設定され、変更部56により読み出されて使用される。本実施例では、有効部数記憶部52に記憶されている有効部数は「10部」であり、即ち、変更部56は各印刷データに基づく印刷物が10部印刷される毎に、対応するパスワードの変更を実行する。
変更部56は、パスワード変更機能を有し、図11に示されるように、監視部59、生成部33及び書換部60を備えている。
監視部59は、図11に示されるように、時間監視部48及び部数監視部53を備えている。
部数監視部53は、各印刷データの受信後或いはパスワード変更後の印刷部数を監視する機能を有する。部数監視部53は印刷データ記憶部54に記憶されている印刷部数の何れかが、有効部数記憶部52に記憶されている有効部数、即ち10部に達すると、対応するパスワードを変更すべく、パスワードの生成指示を生成部33に送る。そして、生成部33から新規パスワードを受け取ると、部数監視部53は、時計部31から日時情報を取得すると共に、書換指示を生成して、該書換指示と、日時情報及び新規パスワードとを、書換部60に送る。
書換部60は、パスワード書換部、日時書換部及び部数書換部として、印刷データ記憶部54に記憶されているパスワード、日時情報及び印刷部数を書き換える機能を有する。
書換部60は、監視部59から書換指示、新規パスワード及び日時情報を受け取ると、書換指示により指定されたパスワードを、新規パスワードに書き換えると共に、対応する日時情報を、受け取った日時情報、即ち変更日時情報に書き換える。また、書換部60は、指定されたパスワードに対応する印刷部数を、「0」に初期化する。更に、書換部60は、対応する電子メールアドレスを、印刷データ記憶部54から読み出して、該電子メールアドレスと新規パスワードとを、プリンタ制御部58に通知する。
操作パネル57は、時間閾値入力部として、時間閾値としての有効時間を入力すると共に、部数閾値入力部として、部数閾値としての有効部数を入力する。
図13は、実施例2における操作パネルを示す図である。
操作パネル28は、図13に示されるように、表示パネル61と、テンキー62と、「パスワード入力」ボタン63と、「有効時間変更」ボタン64と、「有効部数変更」ボタン65とを有する。
表示パネル61は、例えば液晶パネルからなり、各種通知画面や、設定画面、入力画面等の表示を行う。
テンキー62は、パスワードや有効時間、有効部数等を入力するために、ユーザにより使用される。
「パスワード入力」ボタン63は、パスワードの入力を指示するために使用される。
「有効時間変更」ボタン64は、有効時間の変更を指示するために使用される。
「有効部数変更」ボタン65は、有効部数の変更を指示するために使用される。
図13に示される操作パネル57において、表示パネル61には、有効部数を設定するための有効部数設定画面が表示されている。この有効部数設定画面の表示中に、プリンタ51の管理者が、テンキー62を操作して、所望の有効部数を入力した後、「有効部数変更」ボタン65を押下すると、操作パネル57は、有効部数設定画面上に表示された数値を新規有効部数として入力する。
図13では、有効部数設定画面上には「10」が表示されており、操作パネル57は、「有効部数変更」ボタン65が押下されると、新規有効部数として「10」部を入力する。入力された新規有効部数は、プリンタ制御部58により、設定記憶部55の有効部数記憶部52に上書きされる。
プリンタ制御部58は、時計部31を有し、プリンタ51の各部を制御する機能を有する。また、プリンタ制御部58は、プリンタエンジン29により印刷データに基づく印刷処理が実行されると、印刷データ記憶部54において該印刷データに対応して記憶されている印刷部数への加算処理を行う。
次に、本実施例のプリンタ51及びプリンタシステム50の動作について、説明する。
まず、クライアント装置13において認証印刷データが生成されて送信された後、プリンタ51において該認証印刷データが受信されて記憶されるまでの流れについて、図14に沿って説明する。
図14は、本発明に係るプリンタシステムの実施例2における生成記憶動作を示すフローチャートである。
プリンタシステム50における生成記憶処理は、実施例1(図6)とほぼ同一である。クライアント装置13において、認証印刷要求が入力され(ステップS101)、認証設定画面が表示された(ステップS102)後、パスワード及び電子メールアドレスが生成される(ステップS104)と、プリンタドライバ部17が認証印刷データを生成し(ステップS104)、プリンタ51へ送信する(ステップS105)。
続いて、プリンタ51において、該認証印刷データが受信される(ステップS106)と、抽出部23がパスワード、電子メールアドレス及び印刷データを抽出する(ステップS107)。そして、プリンタ制御部58が、時計部31により計時される日時情報と、抽出されたパスワード、電子メールアドレス及び印刷データとを、印刷データ記憶部54に対応させて記憶させる(ステップS501)。また、プリンタ制御部58は、印刷部数として「0」を、印刷データ記憶部54に記憶させる(ステップS501)。これにより、プリンタシステム50における生成記憶処理が終了する。
上記のように、クライアント装置13において生成された認証印刷データが、プリンタ51へ送信された後、プリンタ51において、該認証印刷データから抽出された印刷データ、パスワード及び電子メールアドレスが、受信日時情報及び印刷部数「0」と共に、印刷データ記憶部54に記憶される。
次に、プリンタ51における認証印刷処理について、図15に沿って説明する。
図15は、本発明に係るプリンタの実施例2における認証印刷動作を示すフローチャートである。
プリンタ51において、パスワード入力画面が表示された(ステップS201)、印刷データに基づき印刷処理が実行される(ステップS205)までの流れは、実施例1(図7)と同一であるので、説明を省略する。
プリンタエンジン29は、印刷データに基づく印刷処理が完了すると、印刷完了をプリンタ制御部58に通知する。プリンタ制御部58は、印刷完了を通知されると、印刷データ記憶部54において、該印刷データに対応して記憶されている印刷部数に、プリンタエンジン29により印刷された部数を加算する(ステップS601)。これにより、プリンタ11における認証印刷処理が終了する。
上記のように、印刷処理が実行されると共に、印刷部数が計数される。
次に、プリンタ51における設定処理について、説明する。
有効時間記憶部49に対する有効時間設定処理は、実施例1(図9)と同一であるので、説明を省略する。
ここでは、プリンタ51における有効部数設定処理について、図16に沿って説明する。
図16は、本発明に係るプリンタの実施例2における有効部数設定動作を示すフローチャートである。
プリンタ51において、管理者であるユーザが、操作パネル57を操作して、有効部数の設定を要求すると、プリンタ制御部58の制御に基づいて、操作パネル57は、パスワード入力画面を表示パネル61に表示する(ステップS701)。
パスワード入力画面において、ユーザがテンキー62を操作してパスワードを入力し、「パスワード入力」ボタン63を押下すると、操作パネル57は、パスワードを入力する(ステップS702)。
そして、プリンタ制御部58が、設定済の管理者パスワードと、入力されたパスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(ステップS703)。
一致すると判断すると、プリンタ制御部58は、ユーザがプリンタ51の管理者であると判断し(ステップS703)、操作パネル57の表示パネル61に、有効部数設定画面(図13)を表示させる(ステップS704)。
有効部数設定画面(図13)の表示中に、管理者であるユーザが、テンキー62を操作して所望の有効部数を入力し、「有効部数変更」ボタン65を押下すると、操作パネル57は、有効部数設定画面(図13)に表示された数値を新規有効部数として入力する(ステップS705)。
そして、プリンタ制御部58が、入力された新規有効部数を有効部数記憶部52に上書きして、有効部数を変更する(ステップS706)。これにより、プリンタ51における有効部数設定処理が終了する。
上記のように、プリンタ51において、管理者の操作に基づき有効部数が設定される。
なお、ステップS703において、入力されたパスワードが管理者パスワードに一致しないと判断すると、プリンタ制御部58は、操作パネル57の表示パネル61に、パスワードの不一致を示す警告画面を表示させる(ステップS707)。これにより、プリンタ51における有効部数設定処理が終了する。
次に、プリンタ51におけるパスワード変更処理について、図17に沿って説明する。
図17は、本発明に係るプリンタの実施例2におけるパスワード変更動作を示すフローチャートである。
ここでは、まず、図12(a)に示される印刷データ記憶部54において、印刷データ「印刷データ1」に対応するパスワード「867425」が、有効時間の経過に基づき、新規パスワード「123456」に変更される場合を例に、説明する。
プリンタ51において、監視部59の時間監視部48は、時計部31から現在の日時情報を常時取得して、印刷データ記憶部54に記憶されている各日時情報からの経過時間を算出している。時間監視部48は、取得した日時情報が「2008/1/1 15:00」である場合、印刷データ「印刷データ1」に対応する日時情報「2008/1/1 12:00」からの経過時間が、有効時間記憶部49に記憶されている有効時間、即ち3時間に達したと判断し(ステップS401)、生成部33に生成指示を送る。
生成部33は、生成指示を受け取ると、乱数を発生させて、該乱数に基づき新規パスワードを生成し(ステップS402)、印刷データ記憶部54から設定済の各パスワード、即ち設定済パスワードを読み出して、新規パスワードと設定済パスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(ステップS403)。新規パスワードが設定済パスワードと一致する場合、生成部33は、該新規パスワードが設定済であると判断し(ステップS403)、再度乱数を発生させて、新規パスワードを生成する(ステップS402)。
生成部33は、新規パスワードとして「123456」を生成すると、新規パスワードと設定済パスワードとを比較し、該新規パスワードが何れの設定済パスワードとも一致しないと判断する(ステップS403)。そして、生成部33は、生成した新規パスワード「123456」を、監視部59へ送る。
監視部59において、時間監視部48は、新規パスワードを受け取ると、時計部31から変更日時情報「2008/1/1 15:00」を取得すると共に、変更すべきパスワードを指定する書換指示を生成し、該書換指示と、生成部33から受け取った新規パスワード「123456」と、時計部31から取得した変更日時情報「2008/1/1 15:00」とを、書換部60へ送る。
続いて、書換部60が、書換指示に基づいて、印刷データ記憶部54の印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されているパスワード「867425」を、新規パスワード「123456」に書き換える(ステップS404)。また、書換部34は、印刷データ「印刷データ1」に対応する日時情報「2008/1/1 12:00」を、変更日時情報「2008/1/1 15:00」に書き換える(ステップS405)。更に、書換部60は、図12(b)に示されるように、印刷データ「印刷データ1」に対応する印刷部数を、「0」に初期化する(ステップS801)。
パスワード及び日時情報の書き換えと、印刷部数の初期化とが完了すると、書換部60は、印刷データ記憶部54から、印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されている電子メールアドレス「aaa@bbb.com」を読み出して、該電子メールアドレスを新規パスワード「123456」と共に、プリンタ制御部58に通知する(ステップS406)。
プリンタ制御部58は、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」及び新規パスワード「123456」を受け取ると、新規パスワードの通知指示と、電子メールアドレス及び新規パスワードとを、通知部27に送る。
そして、通知部27が、新規パスワード「123456」を通知するための電子メールを生成して、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」に基づき、該電子メールを送信して、新規パスワードを通知する(ステップS407)。これにより、プリンタ51におけるパスワード変更処理が終了する。
上記のように、印刷データ記憶部54に記憶されている日時情報からの経過時間が、有効時間に達すると、パスワードが変更されると共に、日時情報の書き換え及び印刷部数の初期化が実施される。また、変更されたパスワードが、電子メールにより通知される。
次に、印刷データ記憶部54において、図12(c)に示されるように、印刷データ「印刷データ1」に対応する印刷部数が有効部数「10」に達し、対応するパスワード「867425」が新規パスワード「123456」に変更される場合について、説明する。
プリンタ51において、監視部59の部数監視部53は、印刷データ記憶部54に記憶されている各印刷部数を監視している。そして、何れかの印刷部数が、設定記憶部55の有効部数記憶部52に記憶されている有効部数「10」に達すると(ステップS802)、生成部33に生成指示を送る。部数監視部53は、印刷データ「印刷データ1」に対応する印刷部数「10」を検出して、生成指示を送る。
生成部33は、生成指示を受け取ると、新規パスワードを生成し(ステップS402)、該新規パスワードが設定済であるか否かを判断する(ステップS403)。設定済であると判断すると(ステップS403)、生成部33は、再度新規パスワードを生成する(ステップS402)。
生成部33は、新規パスワードとして「123456」を生成すると、該新規パスワードが何れの設定済パスワードとも一致しないと判断し(ステップS403)、新規パスワード「123456」を監視部59へ送る。
監視部59において、部数監視部53は、新規パスワードを受け取ると、時計部31から変更日時情報「2008/1/1 15:00」を取得すると共に、変更すべきパスワードを指定する書換指示を生成し、該書換指示と、生成部33から受け取った新規パスワード「123456」と、時計部31から取得した変更日時情報「2008/1/1 15:00」とを、書換部60へ送る。
続いて、書換部60が、書換指示に基づいて、印刷データ記憶部54(図12(c))の印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されているパスワード「867425」を、新規パスワード「123456」に書き換える(ステップS404)。また、書換部34は、印刷データ「印刷データ1」に対応する日時情報「2008/1/1 13:00」を、変更日時情報「2008/1/1 15:00」に書き換える(ステップS405)。更に、書換部60は、図12(b)に示されるように、印刷データ「印刷データ1」に対応する印刷部数を、「0」に初期化する(ステップS801)。
そして、書換部60は、印刷データ記憶部54から、印刷データ「印刷データ1」に対応して記憶されている電子メールアドレス「aaa@bbb.com」を読み出して、該電子メールアドレスを新規パスワード「123456」と共に、プリンタ制御部58に通知する(ステップS406)。
続いて、プリンタ制御部58が、通知された電子メールアドレス「aaa@bbb.com」及び新規パスワード「123456」と、新規パスワードの通知指示とを、通知部27に送る。
そして、通知部27が、新規パスワード「123456」を通知するための電子メールを生成して、電子メールアドレス「aaa@bbb.com」に基づき、該電子メールを送信して、新規パスワードを通知する(ステップS407)。これにより、プリンタ51におけるパスワード変更処理が終了する。
上記のように、印刷データ記憶部54に記憶されている印刷部数が有効部数に達すると、パスワードが変更されると共に、日時情報の書き換え及び印刷部数の初期化が実施される。また、変更されたパスワードが、電子メールにより通知される。
以上のように、本実施例のプリンタ51には、有効時間経過後のパスワード変更機能に加えて、更に、所定印刷部数毎のパスワード変更機能が追加されるので、更なる情報漏洩の抑制及び認証印刷の安全性強化が実現される。
なお、印刷データに付加される通知先の電子メールアドレスは、クライアント装置13の電子メールアドレスに限定されない。例えば、ユーザが所持する携帯端末の電子メールアドレスや、複数の電子メールアドレスを適用することも可能である。
また、通知先アドレスとして、クライアント装置13のIPアドレスを適用することも可能である。
更に、クライアント装置13における通知先アドレスの印刷データへの付加に代えて、プリンタ51における印刷データの受信時に、プリンタ51がクライアント装置13からIPアドレスを取得する構成をとることも可能である。
また、本実施例では、プリンタ51及びクライアント装置13の接続形態として、ネットワーク接続を適用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、パラレル接続やUSB接続等の形態を適用することも可能である。
更に、本実施例のプリンタ51は、所定の有効時間毎或いは所定の印刷部数毎に、パスワードの変更を実行するが、例えば、ユーザ或いは管理者からの電子メールによる指示に基づいて、パスワードを変更する構成をとることも可能である。また、ユーザ或いは管理者からの電子メールによる指示に基づいて、印刷データ記憶部54に記憶されている印刷部数を初期化可能とする構成をとることも可能である。
本発明の実施例1に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。 表示部に表示される認証設定画面の一例を示す図である。 認証印刷データの一例を示す図である。 実施例1における印刷データ記憶部の構成を示す説明図である。 実施例1における操作パネルを示す図(その1)である。 本発明に係るプリンタシステムの実施例1における生成記憶動作を示すフローチャートである。 本発明に係るプリンタの実施例1における認証印刷動作を示すフローチャートである。 実施例1における操作パネルを示す図(その2)である。 本発明に係るプリンタの有効時間設定動作を示すフローチャートである。 本発明に係るプリンタの実施例1におけるパスワード変更動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。 実施例2における印刷データ記憶部の構成を示す説明図である。 実施例2における操作パネルを示す図である。 本発明に係るプリンタシステムの実施例2における生成記憶動作を示すフローチャートである。 本発明に係るプリンタの実施例2における認証印刷動作を示すフローチャートである。 本発明に係るプリンタの実施例2における有効部数設定動作を示すフローチャートである。 本発明に係るプリンタの実施例2におけるパスワード変更動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10、50 プリンタシステム
11、51 プリンタ
12 ネットワーク
13 クライアント装置
22 受信部
23 抽出部
24、54 印刷データ記憶部
25、55 設定記憶部
26、56 変更部
27 通知部
28、57 操作パネル
29 プリンタエンジン
30、58 プリンタ制御部
31 時計部
32、59 監視部
33 生成部
34、60 書換部
48 時間監視部
49 有効時間記憶部
52 有効部数記憶部
53 部数監視部

Claims (30)

  1. パスワードが付与された印刷データを受信して、該印刷データに基づく認証印刷を実行するための画像形成装置であって、
    通知先アドレスを取得する取得部と、
    受信された前記印刷データ及び前記パスワードと、取得された前記通知先アドレスとを、それぞれ対応させて記憶する印刷データ記憶部と、
    前記印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該印刷データに対応する前記パスワードを新規パスワードに変更する変更部と、
    前記印刷データ記憶部から前記印刷データに対応する前記通知先アドレスを読み出して、該通知先アドレスに基づき、前記新規パスワードを通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取得部は、前記印刷データの送信元装置のIPアドレスを前記通知先アドレスとして取得し、
    前記印刷データ記憶部は、取得された前記IPアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該IPアドレスに基づき、前記新規パスワードを前記送信元装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記通知先アドレスは、前記印刷データに付与された送信元装置のIPアドレスからなり、
    前記取得部は、前記パスワード及び前記IPアドレスが付与された前記印刷データを前記送信元装置から受信する受信部からなり、
    前記印刷データ記憶部は、受信された前記IPアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該IPアドレスに基づき、前記新規パスワードを前記送信元装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記通知先アドレスは、前記印刷データに付与された通知先装置の電子メールアドレスからなり、
    前記取得部は、前記パスワード及び前記電子メールアドレスが付与された前記印刷データを受信する受信部からなり、
    前記印刷データ記憶部は、受信された前記電子メールアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該電子メールアドレスに基づき、前記新規パスワードを電子メールにより前記通知先装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記変更部は、
    新規パスワードを生成する生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードを、生成された前記新規パスワードに書き換えるパスワード書換部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記生成部は、
    乱数を発生させて新規パスワードの生成を行う乱数生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードと、生成された前記新規パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する比較判断部と、
    を有し、
    一致しないと判断されると、前記パスワード書換部は、該新規パスワードへの書き換えを行う
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記比較判断部により一致すると判断されると、前記乱数生成部は、更に乱数を発生させて新規パスワードを生成することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 経過時間の閾値を時間閾値として予め記憶する時間閾値記憶部を更に備え、
    前記印刷データ記憶部は、更に前記印刷データの受信日時を示す受信日時情報を、該印刷データ及び前記パスワードに対応させて記憶し、
    前記変更部は、該受信日時情報に基づき、前記印刷データの受信後の経過時間を監視する時間監視部と、前記経過時間が前記時間閾値に達すると、対応する前記パスワードの変更を実行する実行部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記変更部は、前記印刷データ記憶部に記憶されている前記受信日時情報を、前記パスワードの変更日時を示す変更日時情報に書き換える日時書換部を更に有し、
    前記時間監視部は、更に書き換えられた前記変更日時情報に基づき、経過時間の監視を行う
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 時間閾値を入力する時間閾値入力部を更に備え、前記時間閾値記憶部は、入力された前記時間閾値を記憶することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 認証印刷の実行回数の閾値を回数閾値として予め記憶する回数閾値記憶部と、
    前記印刷データに基づく認証印刷の実行回数値を計数する計数部と、
    を更に備え、
    前記印刷データ記憶部は、更に計数された前記実行回数値を、前記印刷データ及び前記パスワードに対応させて記憶し、
    前記変更部は、更に前記実行回数値が前記回数閾値に達すると、対応する前記パスワードを変更すると共に、該実行回数値を初期化する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 回数閾値を入力する回数閾値入力部を更に備え、前記回数閾値記憶部は、入力された前記回数閾値を記憶することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記変更部は、
    新規パスワードを生成する生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードを、生成された前記新規パスワードに書き換えるパスワード書換部と、
    を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  14. 前記生成部は、
    乱数を発生させて新規パスワードの生成を行う乱数生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードと、生成された前記新規パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する比較判断部と、
    を有し、
    一致しないと判断されると、前記パスワード書換部は、該新規パスワードへの書き換えを行う
    ことを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記比較判断部により一致すると判断されると、前記乱数生成部は、更に乱数を発生させて新規パスワードを生成することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 情報処理装置と、該情報処理装置と通信可能な画像形成装置とを含み、認証印刷を行うための画像形成システムであって、
    前記情報処理装置は、
    印刷データにパスワードを付与する付与部と、
    前記パスワードが付与された前記印刷データを前記画像形成装置へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置から前記印刷データ及び前記パスワードを受信する受信部と、
    通知先アドレスを取得する取得部と、
    受信された前記印刷データ及び前記パスワードと、取得された前記通知先アドレスとを、それぞれ対応させて記憶する印刷データ記憶部と、
    前記印刷データの受信後、所定の時間が経過すると、該印刷データに対応する前記パスワードを新規パスワードに変更する変更部と、
    前記印刷データ記憶部から前記印刷データに対応する前記通知先アドレスを読み出して、該通知先アドレスに基づき、前記新規パスワードを通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  17. 前記画像形成装置において、
    前記取得部は、前記情報処理装置から該情報処理装置のIPアドレスを前記通知先アドレスとして取得し、
    前記印刷データ記憶部は、取得された前記IPアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該IPアドレスに基づき、前記新規パスワードを前記情報処理装置に通知する
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成システム。
  18. 前記情報処理装置において、
    前記付与部は、更に該情報処理装置のIPアドレスを前記通知先アドレスとして前記印刷データに付与し、
    前記送信部は、前記パスワード及び前記IPアドレスが付与された前記印刷データを、前記画像形成装置へ送信し、
    前記画像形成装置において、
    前記受信部は、更に前記IPアドレスを受信し、
    前記印刷データ記憶部は、受信された前記IPアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該IPアドレスに基づき、前記新規パスワードを前記情報処理装置に通知する
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成システム。
  19. 前記情報処理装置は、
    通知先装置の電子メールアドレスを入力するアドレス入力部を更に備え、
    前記付与部は、更に入力された前記電子メールアドレスを前記通知先アドレスとして前記印刷データに付与し、
    前記送信部は、前記パスワード及び前記電子メールアドレスが付与された前記印刷データを、前記画像形成装置へ送信し、
    前記画像形成装置において、
    前記受信部は、更に前記電子メールアドレスを受信し、
    前記印刷データ記憶部は、受信された前記IPアドレスを記憶し、
    前記通知部は、該電子メールアドレスに基づき、前記新規パスワードを電子メールにより前記通知先装置に通知する
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成システム。
  20. 前記画像形成装置において、
    前記変更部は、
    新規パスワードを生成する生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードを、生成された前記新規パスワードに書き換えるパスワード書換部と、
    を有することを特徴とする請求項16記載の画像形成システム。
  21. 前記生成部は、
    乱数を発生させて新規パスワードの生成を行う乱数生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードと、生成された前記新規パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する比較判断部と、
    を有し、
    一致しないと判断されると、前記パスワード書換部は、該新規パスワードへの書き換えを行う
    ことを特徴とする請求項20記載の画像形成システム。
  22. 前記比較判断部により一致すると判断されると、前記乱数生成部は、更に乱数を発生させて新規パスワードを生成することを特徴とする請求項21記載の画像形成システム。
  23. 前記画像形成装置は、
    経過時間の閾値を時間閾値として予め記憶する時間閾値記憶部を更に備え、
    前記印刷データ記憶部は、更に前記印刷データの受信日時を示す受信日時情報を、該印刷データ及び前記パスワードに対応させて記憶し、
    前記変更部は、該受信日時情報に基づき、前記印刷データの受信後の経過時間を監視する時間監視部と、前記経過時間が前記時間閾値に達すると、対応する前記パスワードの変更を実行する実行部とを有する
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成システム。
  24. 前記変更部は、前記印刷データ記憶部に記憶されている前記受信日時情報を、前記パスワードの変更日時を示す変更日時情報に書き換える日時書換部を更に有し、
    前記時間監視部は、更に書き換えられた前記変更日時情報に基づき、経過時間の監視を行う
    ことを特徴とする請求項23記載の画像形成システム。
  25. 時間閾値を入力する時間閾値入力部を更に備え、前記時間閾値記憶部は、入力された前記時間閾値を記憶することを特徴とする請求項23記載の画像形成システム。
  26. 前記画像形成装置は、
    認証印刷の実行回数の閾値を回数閾値として予め記憶する回数閾値記憶部と、
    前記印刷データに基づく認証印刷の実行回数値を計数する計数部と、
    を更に備え、
    前記印刷データ記憶部は、更に計数された前記実行回数値を、前記印刷データ及び前記パスワードに対応させて記憶し、
    前記変更部は、更に前記実行回数値が前記回数閾値に達すると、対応する前記パスワードを変更すると共に、該実行回数値を初期化する
    ことを特徴とする請求項23記載の画像形成システム。
  27. 前記画像形成装置は、回数閾値を入力する回数閾値入力部を更に備え、
    前記回数閾値記憶部は、入力された前記回数閾値を記憶する
    ことを特徴とする請求項26記載の画像形成システム。
  28. 前記変更部は、
    新規パスワードを生成する生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードを、生成された前記新規パスワードに書き換えるパスワード書換部と、
    を有することを特徴とする請求項23記載の画像形成システム。
  29. 前記生成部は、
    乱数を発生させて新規パスワードの生成を行う乱数生成部と、
    前記印刷データ記憶部に記憶されている前記パスワードと、生成された前記新規パスワードとを比較して、一致するか否かを判断する比較判断部と、
    を有し、
    一致しないと判断されると、前記パスワード書換部は、該新規パスワードへの書き換えを行う
    ことを特徴とする請求項28記載の画像形成システム。
  30. 前記比較判断部により一致すると判断されると、前記乱数生成部は、更に乱数を発生させて新規パスワードを生成することを特徴とする請求項29記載の画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018202761A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像形成装置が実行する認証方法

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