JP2009262332A - 記録装置 - Google Patents

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JP2009262332A JP2008110988A JP2008110988A JP2009262332A JP 2009262332 A JP2009262332 A JP 2009262332A JP 2008110988 A JP2008110988 A JP 2008110988A JP 2008110988 A JP2008110988 A JP 2008110988A JP 2009262332 A JP2009262332 A JP 2009262332A
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Goro Okada
吾郎 岡田
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Abstract

【課題】払拭機構の構成を簡易にする。
【解決手段】インクジェットプリンタは、インクジェットヘッド2と、インクジェットヘッド2のノズル面3を払拭する払拭機構50と、払拭機構50を主走査方向に往復移動させる駆動部とを含んでいる。払拭機構50は、2つのブレード53,54と、2つのブレード53,54を支持する支持プレート52と、支持プレート52を揺動可能に支持するベース部材51とを有している。そして、駆動部が、2つのブレード53,54がノズル面3に接した状態で払拭機構50を主走査方向に移動させることによって、支持プレート52が揺動するとともに2つのブレード53,54のうちの一方のブレードがノズル面3を払拭する。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する記録装置に関する。
特許文献1には、2つのワイパーブレードと、2つのワイパーブレードを移動させる機構とを有するインクジェットヘッドワイピング機構(払拭機構)について記載されている。この2つのワイパーブレードを移動させる機構としては、例えば、第1〜第3の機構がある。第1の機構は2つのソレノイドを有し、第2の機構は中央の支点で揺動可能に支持されたシーソー型のリンク部材及びこのリンク部材を揺動させるソレノイドを有する。第3の機構は上述のリンク部材、キャリッジに設けられた2つの当接部材及びブレード側に設けられた2つの舌状部材を有する。そして、これら第1〜第3の機構のうちのいずれかを用いて、一方のワイパーブレードが突出位置に移動したときに、他方のワイパーブレードが退避位置に移動するように、2つのワイパーブレードを移動させる。
特開2000−190512号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェットヘッドワイピング機構においては、2つのワイパーブレードを突出位置及び退避位置に移動させるためだけの、1以上のソレノイド又は2つの当接部材及び舌状部材が設けられている。このような特別なソレノイド(駆動原)や部材がインクジェットヘッドワイピング機構に設けられていることで、その構成が複雑になる。
そこで、本発明の目的は、払拭機構の構成が簡易な記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する第1の記録ヘッドと、2つのブレードと、前記2つのブレードを支持する支持部材と、前記支持部材を揺動可能に支持するベース部材とを含み、前記ノズル面を払拭するための払拭機構と、前記第1の記録ヘッド及び前記払拭機構の少なくとも一方を第1の方向に沿って移動させることによって、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させる第1の駆動部とを備えている。そして、前記第1の駆動部が、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方が前記第1の記録ヘッドに接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させることによって、前記支持部材が揺動し、前記2つのブレードのうちの一方のブレードが前記ノズル面を払拭する。
これによると、2つのブレードのうちの一方のブレードを選択的にノズル面に接触させるための特別な駆動源や部材を設ける必要がなくなり、払拭機構の構成が簡易になる。
本発明において、前記2つのブレードの先端の間隔は、前記第1の方向に関して、前記ノズル面の長さよりも短いことが好ましい。
また、本発明において、前記第1の駆動部は、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方が前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させ、前記支持部材は、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方のブレードと前記ノズル面との間に生じる摩擦力によって揺動することが好ましい。これにより、少なくとも一方のブレードとノズル面との間の摩擦力によって、払拭に用いられるブレードが2つのブレードから選択可能となる。
また、このとき、前記第1の駆動部は、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させていてもよい。これにより、2つのブレードとノズル面との間に生じる摩擦力によって、払拭に用いられるブレードが2つのブレードから選択可能となる。
また、本発明において、前記支持部材は、所定の回転軸を中心に揺動可能であり、前記ベース部材は、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に近づく方向に付勢されるように、前記支持部材を付勢する少なくとも2つの弾性部材を備えていることが好ましい。これにより、簡易なベース部材の構成で、ブレードが第1の記録ヘッドと接した状態から第1の記録ヘッドと接しない状態になったときに、ブレードが第1の記録ヘッドと接する前の状態に支持部材を自動的に復帰させることができる。
また、本発明において、前記支持部材は、所定の回転軸を中心に揺動可能であり、前記支持部材及び前記2つのブレードの重心位置が、前記回転軸よりも下方に位置することが好ましい。これにより、ブレードが第1の記録ヘッドと接した状態から第1の記録ヘッドと接しない状態になったときに、ブレードが第1の記録ヘッドと接する前の状態に支持部材を自動的に復帰させることができる。
また、本発明において、前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の方向に沿う第1の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第1のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭し、前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第2のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭することが好ましい。これにより、例えば、第1のブレードが第1の向きへの相対移動に伴ってノズル面を払拭した後、次回行われるノズル面の払拭時に、第2のブレードが第2の向きへの相対移動に伴ってノズル面を払拭することが可能となる。また、第1の向きと第2の向きとの双方への相対移動に伴ってノズル面が払拭されるため、一方の向きのみへの相対移動に伴ってノズル面が払拭される場合と比較して、ノズル面の拭きムラを低減可能である。
また、本発明において、液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有し、前記第1の記録ヘッドと平行に設けられた第2の記録ヘッドと、前記第1および第2の記録ヘッドと前記払拭機構とのうちの少なくとも一方を前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って移動させることによって、前記払拭機構を前記第1および第2の記録ヘッドに対して相対的に移動させる第2の駆動部とをさらに備えている。そして、前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の方向に沿う第1の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第1のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭し、前記第2の駆動部が、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面と対向する状態から前記2つのブレードが前記第2記録ヘッドの前記ノズル面と対向する状態に変更されるように、前記払拭機構を前記第1および第2の記録ヘッドに対して相対的に移動させ、前記第2の駆動部が前記払拭機構を前記第2の記録ヘッドに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第2のブレードが前記第2の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭することが好ましい。これにより、2つのブレードを用いて第1及び第2の記録ヘッドのノズル面を払拭することが可能となる。
また、前記第1の駆動部が、前記2つのブレードのうちの一方が前記第1の記録ヘッドの側面に衝突するように、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させることによって、前記支持部材が揺動してもよい。
本発明の記録装置によると、2つのブレードのうちの一方のブレードを選択的にノズル面に接触させるための特別な駆動源や部材を設ける必要がなくなり、払拭機構の構成が簡易になる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略的な構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側面図である。図3は、図1に示す4つのインクジェットヘッドの底面図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1(以下、単に「プリンタ1」と称する)は、4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。プリンタ1には、用紙Pを搬送する搬送機構40が設けられている。さらにプリンタ1は、プリンタ1の動作を制御する制御部100を有している。
搬送機構40は、一対のベルトローラ41a,41bと、一対のベルトローラ41a,41bに巻き掛けられた無端状の搬送ベルト42とを有している。ベルトローラ41a,41bはいずれも主走査方向に長尺であり、副走査方向に沿って水平に離隔して配置されている。一方のベルトローラ41aは、制御部100の制御により搬送モータ110(図5参照)が駆動されることによって、図1中矢印A方向に回転する。このベルトローラ41aの回転に伴って搬送ベルト42も同方向に走行する。そして、搬送ベルト42の外周面において上方を向いた部分が、用紙Pを搬送方向Bに搬送する搬送面として機能する。なお、他方のベルトローラ41bは、従動ローラであって搬送ベルト42の走行に伴って回転する。
本明細書において、副走査方向とは搬送機構40による用紙Pの搬送方向B(図1中手前から奥に向かう方向)と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向(図1中左右方向)である。
また、搬送機構40は、主走査方向に同軸状に連なる複数のニップローラ43を有している。これらニップローラ43は、ニップローラ43の軸部材43aが図示しない付勢機構によって下方に付勢されることによって、搬送ベルト42の搬送面に押し付けられている。なお、ニップローラ43も従動ローラであって搬送ベルト42が走行することによって回転する。
用紙Pは、搬送機構40によって以下のように搬送される。用紙Pの一端がニップローラ43と搬送ベルト42との間に達すると、用紙Pはニップローラ43と搬送ベルト42とに挟まれつつ、搬送ベルト42の走行に伴って搬送方向Bに搬送される。そして、用紙Pは搬送ベルト42の搬送面上に保持されつつ搬送方向Bに搬送され、4つのインクジェットヘッド2のノズル面3と対向する位置に搬送される。
4つのインクジェットヘッド2は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応しており、図1及び図2に示すように、主走査方向に長尺な略直方体形状を有している。また、4つのインクジェットヘッド2は、副走査方向に沿って所定の間隔で配列され、図示しない枠状フレームに固定されている。すなわち、このプリンタ1はライン式のプリンタである。
各インクジェットヘッド2は、図示しないインクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するリザーバユニット5と、リザーバユニット5の底面に固定された支持プレート6と、支持プレート6の底面に固定されたヘッド本体7とを有している。この支持プレート6は、リザーバユニット5及びヘッド本体7よりも主走査方向に長尺な板状部材であり、この両端において図示しない枠状フレームに固定されている。また、支持プレート6には、リザーバユニット5内の流路とヘッド本体7内の流路とを連通させる連通路が形成されており、リザーバユニット5からのインクがヘッド本体7に流れる。
ヘッド本体7の底面であるノズル面3は、水平且つ平坦な面であり、搬送ベルト42の搬送面に平行に対向している。また、ノズル面3には、図3に示すように、複数のノズル4が主走査方向に沿って配列された複数列のノズル列を包含する最小の長方形領域であるインク吐出領域3aと、インク吐出領域3aを取り囲む外側領域3bとが形成されている。そして、用紙Pがインク吐出領域3aと対向する領域を通過するときに、制御部100の制御によって各インクジェットヘッド2が制御され、各ノズル面3のノズル4から順にインクが吐出されて用紙Pの所望位置に画像が形成される。その後、用紙Pは搬送機構40によって排紙トレイ(不図示)に排出される。
図1に戻って、プリンタ1には、4つのインクジェットヘッド2が固定された枠状フレーム(不図示)を上下方向に昇降させるヘッド昇降機構10が設けられている。ヘッド昇降機構10は、制御部100の制御によってインクジェットヘッド2を上下方向(方向C)に移動させて搬送ベルト42の搬送面とノズル面3との離隔距離を変化させる。通常、4つのインクジェットヘッド2は、用紙Pに対してインクを吐出し印刷する印刷位置に配置される(図2参照)。このとき、インクジェットヘッド2のノズル面3と搬送面との間には、僅かな隙間が形成される。一方、インクジェットヘッド2は、パージなどを行うメンテナンス動作を行うときにだけ、ヘッド昇降機構10によって移動され、印刷位置よりも上方に配置される(図6参照)。
搬送機構40の側方には、いずれも水平な上面を有する移動台44及び固定台45が配置されている。移動台44は、ノズル面3に付着したインクなどの異物を払拭する払拭機構50を支持する台であり、固定台45上において主走査方向(第1の方向)に往復移動可能に配置されている。また、移動台44は、メンテナンス動作時において、インクジェットヘッド2からパージされたインクの受け皿としても機能する。固定台45は本体フレーム(不図示)に固定された平板部材である。
図4は、図1に示す払拭機構を示しており、(a)は払拭機構の平面図であり、(b)は払拭機構の側面図である。払拭機構50は、図1及び図2に示すように、移動台44の全体が固定台45と対向する退避位置にあるときに、移動台44のインクジェットヘッド2に最も近い端部に配置されている。払拭機構50は、図4に示すように、移動台44上に配置されたベース部材51と、ベース部材51に揺動可能に支持された矩形平面形状を有する平板状の支持プレート(支持部材)52と、支持プレート52の主走査方向の両端に立設された2つのブレード53,54とを有している。
ベース部材51は、移動台44に固定されたベースプレート55と、ベースプレート55に立設された2つの支持部56と、ベースプレート55に固定され支持プレート52の角部近傍と対向する位置に配置された4つのバネ57と、バネ57の上端に固定され支持プレート52の角部近傍に当接する4つの当接部材58とを有している。
ベースプレート55は、副走査方向に関して移動台44の長さとほぼ同じ長さの矩形平面形状を有しており、その副走査方向の両端中央に2つの支持部56が立設されている。2つの支持部56の支持プレート52と対向する位置には、支持プレート52を貫通する軸部材56aが設けられている。軸部材56aは、支持プレート52の主走査方向の中央において、支持プレート52を揺動可能に支持している。本実施形態におけるバネ57は、コイルバネからなるがゴムなどの弾性部材から構成されていてもよく、支持プレート52を上方に向かって付勢することが可能なものであればよい。すなわち、払拭機構50がノズル面3と対向しているときに、ブレード53,54がノズル面3に近づく方向に付勢することが可能なものであればよい。また、4つのバネ57は、2つのブレード53,54がインクジェットヘッド2と接していないときに、支持プレート52が水平に保たれるように設けられている。
支持プレート52は、副走査方向に関して、ベースプレート55の長さよりも若干短く且つ各ノズル面3の幅と各ノズル面3間の離隔距離との合計長さT(図3参照)よりも若干長くなっている。2つのブレード53,54は、樹脂及びゴムなどの弾性材料からなり、主走査方向に沿って並んで配置されている。また、ブレード53,54は、支持プレート52の副走査方向の一端から他端まで副走査方向に沿って延在している。すなわち、2つのブレード53,54も副走査方向に関して合計長さTよりも若干長くなっている。これにより、ブレード53,54とノズル面3とを接触させながら主走査方向に移動させることによって4つのノズル面3を一度に払拭することが可能となる。また、2つのブレード53,54の先端の間隔は、主走査方向に関して、図3中のノズル面3の右端とインク吐出領域3aの右端との間隔よりも短くなっている。なお、図3中のノズル面3の右端とインク吐出領域3aの右端との間隔は、ノズル面3の左端とインク吐出領域3aの左端との間隔と同じである。また、2つのブレード53,54の先端を含む平面は、当該ブレード53,54がインクジェットヘッド2と接していない場合において、ノズル面3とほぼ平行に維持されるように、ブレード53,54が支持プレート52に立設されている。
また、プリンタ1は、移動台44を往復移動させる駆動部(第1の駆動部)46を有している。駆動部46は、従動ローラ47、駆動ローラ48、駆動ベルト49及び駆動ローラ48を駆動する駆動モータ120(図5参照)を有している。従動ローラ47及び駆動ローラ48は、互いに主走査方向に沿って水平に離隔されており、いずれも副走査方向に沿った回転軸を中心として回転可能に設置されている。駆動ベルト49は、従動ローラ47及び駆動ローラ48に巻き掛けられている。移動台44の側面には、副走査方向に突出した突出部44aが形成されており、その突出部44aが駆動ベルト49に取り付けられている。
この構成において、制御部100の制御によって駆動モータ120が駆動され、駆動ローラ48が所定方向(図1中時計回り方向)に回転すると、駆動ベルト49が走行する。そして、移動台44が退避位置から各ノズル面3と対向するパージ位置に移動する。一方、制御部100の制御によって駆動ローラ48が所定方向とは逆方向(図1中反時計回り方向)に回転すると、移動台44がパージ位置から退避位置に移動する。また、ブレード53,54とノズル面3とが接しているときに、移動台44が主走査方向に移動することで2つのブレード53,54のいずれか一方がノズル面3と接触しながら移動し、ノズル面3に付着したインクなどの異物を払拭する。
次に、制御部100について説明する。図5は、図1に示すインクジェットプリンタ1の制御系統図である。制御部100は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータは、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されている。ハードディスクには、プリンタ1の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、制御部100によって、インクジェットヘッド2、ヘッド昇降機構10、搬送モータ110、駆動モータ120及びポンプ130(後述する)が制御される。
次に、図6〜図8を参照しつつ、メンテナンス動作について説明する。本実施形態におけるメンテナンス動作とは、ノズル4が吐出不良などに陥ったインクジェットヘッド2を回復させる際に行うパージ動作、及び、パージ動作後のノズル面3の払拭動作をいう。なお、メンテナンス動作については、それぞれ単独で行われる2回のメンテナンス動作について以下に説明する。図6は、第1実施形態のインクジェットプリンタにおいて移動台44がパージ位置に配置された状態を示す図である。図7は、払拭機構50が第1の向きE1に移動することによってノズル面3が払拭されるときの状況図である。図8は、払拭機構50が第2の向きE2に移動することによってノズル面3が払拭されるときの状況図である。
まず、1回目のメンテナンス動作について説明する。パージ動作を行う際には、制御部100がヘッド昇降機構10を制御して、図2に示す印刷位置に配置されている4つのインクジェットヘッド2を上昇させる。より詳細には、図6に示すように、移動台44がパージ位置に移動してきてもノズル面3がブレード53,54と接触しない位置までインクジェットヘッド2を上昇させる。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、移動台44を退避位置からパージ位置に移動させる。このとき、払拭機構50は、図6に示すように、ノズル面3の右端近傍と対向する位置に移動する。より詳細には、ブレード54がノズル面3の右端とちょうど対向する位置まで移動する。このとき、2つのブレード53,54は外側領域3bと対向している。
次に、制御部100が、インクタンクとインクジェットヘッド2とを繋ぐ流路に設けられたポンプ130を制御して、インクタンクのインクをインクジェットヘッド2に強制的に送る。これにより、インクジェットヘッド2のノズル4から移動台44上にインクがパージされ、ノズル4の詰まりやノズル4内のインクの増粘が解消される。なお、ノズル4からパージされた一部のインクは、ノズル面3、主にインク吐出領域3aに残留する。
次に、制御部100がヘッド昇降機構10を制御して、図7(a)に示すように、ノズル面3の外側領域3bと2つのブレード53,54とが接するように、4つのインクジェットヘッド2を降下させる。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で、移動台44がパージ位置から退避位置に向かう第1の向きE1(図7(a)中矢印E1方向)に移動させる。このとき、2つのブレード53,54の先端には、2つのブレード53,54とノズル面3との間に生じる摩擦力によって第1の向きE1とは逆方向の力が作用する。この逆方向の力が作用することで、支持プレート52が図7(b)に示すように軸部材56aを中心として揺動する。具体的には、図7(b)中左方に位置するバネ57が伸張してブレード53がノズル面3に近づき、図7(b)中右方に位置するバネ57が圧縮されブレード54がノズル面3から離隔するように、支持プレート52が傾く。このようにブレード54がノズル面3から離隔しブレード53だけがノズル面3と接した状態で払拭機構50が第1の向きE1に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。すなわち、ノズル面3を払拭するブレードが2つのブレード53,54から選択される。
次に、ブレード53がノズル面3の左端とちょうど対向する位置まで移動したときに、制御部100が駆動モータ120の駆動を停止する。そして、制御部100がヘッド昇降機構10を制御してノズル面3と2つのブレード53,54とが離隔するように、4つのインクジェットヘッド2を上昇させる。このとき、4つのインクジェットヘッド2が上昇するに連れて、図7(b)中右方に位置するバネ57の復帰力とブレード53が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする復帰力とによって、支持プレート52が傾いた状態から水平な状態に揺動する。すなわち、2つのブレード53,54がノズル面3と接する前の状態に支持プレート52が自動的に復帰する。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、移動台44を退避位置に移動させる。そして、移動台44が退避位置に戻ったときに、制御部100がヘッド昇降機構10を制御して、4つのインクジェットヘッド2を印刷位置に降下させる。こうして、インクジェットヘッド2のメンテナンス動作が終了する。
続いて、次回行われる2回目のメンテナンス動作について説明する。2回目のメンテナンス動作が行われるときは、制御部100が前回(1回目)のメンテナンス動作と同様に、4つのインクジェットヘッド2を上昇させてから移動台44を退避位置からパージ位置に移動させる制御を行う。そして、移動台44上にノズル4からインクをパージさせる。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、払拭機構50がノズル面3の左端近傍と対向する位置に移動するまで、移動台44を第1の向きE1に移動させる。このとき、ブレード53がノズル面3の左端とちょうど対向する位置まで移動し、2つのブレード53,54が外側領域3bと対向する。
次に、制御部100がヘッド昇降機構10を制御して、図8(a)に示すように、ノズル面3と2つのブレード53,54とが接するように、4つのインクジェットヘッド2を降下させる。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で、移動台44がパージ位置に向かう第2の向きE2(第1の向きE1とは逆方向の向きであって、図8(b)中矢印E2方向)に移動させる。このときも、2つのブレード53,54の先端には、ノズル面3との間に生じる摩擦力によって第2の向きE2とは逆方向の力が作用する。この逆方向の力が作用することで、支持プレート52が図8(b)に示すように軸部材56aを中心として揺動する。具体的には、図8(b)中右方に位置するバネ57が伸張してブレード54がノズル面3に近づき、図8(b)中左方に位置するバネ57が圧縮されブレード53がノズル面3から離隔するように、支持プレート52が傾く。このようにブレード53がノズル面3から離隔しブレード54だけがノズル面3と接した状態で払拭機構50が第2の向きE2に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。
次に、移動台44がパージ位置に到達したときに、制御部100が駆動モータ120の駆動を停止する。そして、制御部100がヘッド昇降機構10を制御してノズル面3と2つのブレード53,54とが離隔するように、4つのインクジェットヘッド2を上昇させる。このとき、4つのインクジェットヘッド2が上昇するに連れて、図8(b)中左方に位置するバネ57の復帰力とブレード54が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする復帰力とによって、支持プレート52が傾いた状態から水平な状態に揺動する。すなわち、2つのブレード53,54がノズル面3と接する前の状態に支持プレート52が自動的に復帰する。
次に、制御部100が駆動モータ120を制御して、移動台44をパージ位置から退避位置に移動させる。そして、移動台44が退避位置に戻ったときに、制御部100がヘッド昇降機構10を制御して、4つのインクジェットヘッド2を印刷位置に降下させる。こうして、2回目のインクジェットヘッド2のメンテナンス動作が終了する。
このように、1回目のメンテナンス動作において、ブレード53が第1の向きE1に移動することによってノズル面3を払拭した後、次回行われる2回目のメンテナンス動作において、ブレード54が第2の向きE2に移動することによってノズル面3を払拭することが可能となる。本実施形態におけるメンテナンス動作は1及び2回目のメンテナンス動作が交互に行われるが、所定回数だけ1回目と同様のメンテナンス動作が行われた後、所定回数だけ2回目と同様のメンテナンス動作が行われてもよい。このように第1の向きE1と第2の向きE2との双方への移動に伴ってノズル面3がブレード53,54に払拭されるため、一方の向きのみへの移動に伴ってノズル面3が払拭される場合と比して、ノズル面3の拭きムラを低減することが可能となる。また、ノズル面を払拭する唯一のブレードを有する払拭機構においては、メンテナンス動作を例えば100回行うと、当該ブレードがノズル面を100回払拭することになる。しかし、本発明のように払拭機構50が2つのブレード53,54を有し且つ1回のメンテナンス動作において2つのブレード53,54のうちのいずれか一方のブレードでノズル面3を払拭すると、その払拭回数が減少する。すなわち、メンテナンス動作を100回行う場合は各ブレード53,54が例えば50回ずつノズル面3を払拭するように制御するだけで、各ブレード53,54によるノズル面3の払拭回数がメンテナンス動作の回数よりも少なくなり、ブレード53,54が長寿命化する。
以上のような本実施形態のプリンタ1によると、2つのブレード53,54のうちの一方のブレードを選択的にノズル面3に接触させるための特別な駆動源や部材を設ける必要がなくなり、払拭機構50の構成が簡易になる。
本実施形態においては、2つのブレード53,54にノズル面3との間の摩擦力によって、当該ブレード53,54が移動する方向とは逆方向の力が作用しているが、いずれか一方のブレードだけにその力が作用してもよい。すなわち、支持プレート52が水平状態から僅かに傾いた状態にすることによって、2つのブレードの先端を含む平面がノズル面3と平行とならず、いずれか一方のブレードだけがノズル面3に接し、そのブレードに力が作用しても上述と同様に支持プレート52が揺動する。また、2つのブレードの高さが若干異なり2つのブレードの先端を含む平面がノズル面3と平行とならない状態であっても、上述と同様に支持プレート52が揺動する。これらにおいても、ノズル面3を払拭するブレードが2つのブレード53,54から選択される。
続いて、第2実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構250について以下に説明する。図9は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構250を示し、(a)は払拭機構250の側面図であり、(b)は払拭機構がノズル面を払拭するときの状況図である。
本実施形態における払拭機構250は、図9に示すように、第1実施形態の払拭機構50の4つのバネ57及び当接部材58が設けられておらず、支持プレート52に相当する支持部材252の構成が支持プレート52と若干異なるだけで、これら以外は第1実施形態の払拭機構50とほぼ同様である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
本実施形態の支持部材252は、支持プレート52と同様な平面形状及び平面サイズを有しており、図9(a)に示すように、支持プレート52よりも厚みが分厚くなっている。支持部材252は、その上部中央において支持部56の軸部材56aによって揺動可能に支持されている。また、支持プレート52の重心Gは、支持プレート52の揺動中心となる軸部材56aの真下に配置されている。なお、支持プレート252を支持するベース部材251は、ベースプレート55と2つの支持部56とからなる。
この構成において、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で、移動台44を第1の向きE1に移動させると、第1実施形態と同様に、2つのブレード53,54の先端には、ノズル面3との間に生じる摩擦力によって第1の向きE1とは逆方向の力が作用する。この逆方向の力が作用することで、支持部材252が図9(b)に示すように軸部材56aを中心として揺動する。具体的には、重心Gが軸部材56aを中心として元の位置(ブレード53,54がノズル面3と接する前の位置)から左側に移動するとともに、ブレード53がノズル面3に近づき、ブレード54がノズル面3から離隔するように、支持部材252が傾く。こうして、第1実施形態と同様に、ブレード53だけがノズル面3と接した状態で払拭機構250が第1の向きE1に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。すなわち、ノズル面3を払拭するブレードが2つのブレード53,54から選択される。
また、ブレード53がノズル面3の左端とちょうど対向する位置でその移動が停止される。そして、ノズル面3と2つのブレード53,54とが離隔するように、4つのインクジェットヘッド2が上昇すると、支持部材252の自重によって重心Gが元の位置も戻ろうとする力と、ブレード53が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする復帰力とによって、支持部材252が傾いた状態から水平な状態に揺動する。すなわち、2つのブレード53,54がノズル面3と接する前の状態に支持部材252が自動的に復帰する。
なお、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で、移動台44を第2の向きE2に移動させると、上述とは逆に支持部材252が揺動する。具体的には、重心Gが軸部材56aを中心として元の位置から右側に移動するとともに、ブレード54がノズル面3に近づき、ブレード53がノズル面3から離隔するように、支持部材252が傾く。こうして、第1実施形態と同様に、ブレード54だけがノズル面3と接した状態で払拭機構250が第2の向きE2に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。また、上述のように2つのブレード53,54とノズル面3が離隔すると、支持部材252が傾いた状態から水平な状態に自動的に復帰する。
続いて、第3実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構350について以下に説明する。図10は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構350を示し、(a)は払拭機構350の側面図であり、(b)は払拭機構350がノズル面3を払拭するときの状況図である。
本実施形態における払拭機構350は、図10に示すように、第1実施形態の払拭機構50の4つのバネ57、当接部材58、支持部56及び軸部材56aが設けられておらず、ベースプレート55と支持プレート52とを連結する板バネ352とからなるベース部材351が設けられているだけで、これ以外は第1実施形態の払拭機構50とほぼ同様である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
本実施形態の板バネ352は、ベースプレート55の上面において、主走査方向の中央に立設されている。そして、板バネ352の上端が支持プレート52の下面の主走査方向の中央に固定されている。板バネ352は、支持プレート52の副走査方向の一端から他端まで副走査方向に沿って延在しており、副走査方向に関して支持部材52とほぼ同じ長さを有している。
この構成において、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で移動台44を第1の向きE1に移動させると、第1実施形態と同様に、2つのブレード53,54とノズル面3との間に生じる摩擦力によって支持プレート52が揺動する。具体的には、図10(b)に示すように、板バネ352の上端が第1の向きE1とは逆方向に倒れるように板バネ352が曲がるとともに、ブレード53がノズル面3に近づき、ブレード54がノズル面3から離隔するように、支持プレート52が傾く。こうして、第1実施形態と同様に、ブレード53だけがノズル面3と接した状態で払拭機構350が第1の向きE1に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。すなわち、本実施形態においても、ノズル面3を払拭するブレードが2つのブレードから選択される。
また、4つのインクジェットヘッド2を上昇させてノズル面3と2つのブレード53,54とを離隔させると、板バネ352が曲がった状態から元の状態に戻ろうとする復帰力と、ブレード53が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする復帰力とによって、支持プレート52が傾いた状態から水平な状態に揺動する。すなわち、2つのブレード53,54がノズル面3と接する前の状態に支持プレート52が自動的に復帰する。なお、2つのブレード53,54がノズル面3と接した状態で、移動台44を第2の向きE2に移動させるとき、及び、その後にノズル面3と2つのブレード53,54とを離隔させるときは、支持プレート52が上述の動作とは逆に動作する。
なお、本実施形態においては、支持プレート52を揺動可能に支持する部材として、板バネ352を用いているが、ゴム及びコイルバネなどの弾性部材から構成されていてもよい。
続いて、第4実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構450について以下に説明する。図11は、本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構450を示し、(a)は払拭機構450の平面図であり、(b)は払拭機構450の側面図である。
本実施形態における払拭機構450は、図11に示すように、第1実施形態の払拭機構50よりも副走査方向の長さが全体的に短くなっている。そして、払拭機構450は2つのブレード53,54の換わりに4つのブレード461〜464を有している。さらに、ベースプレート455が移動台44上において副走査方向(第2の方向)に往復移動可能に配置されている。払拭機構450は、これら以外は第1実施形態の払拭機構50とほぼ同様であるため、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
4つのブレード461〜464は、第1実施形態のブレード53,54よりも副走査方向の長さが短いだけでそれ以外は同じ構成である。各ブレード461〜464は、副走査方向に関して、ノズル面3とほぼ同じ長さを有している。また、2つのブレード461,463は主走査方向に並んで配置されており、図11(a)中最も左側に位置するインクジェットヘッド(第1の記録ヘッド)2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置に配置されている。2つのブレード462,464も主走査方向に並んで配置されており、図11(a)中左から3番目に位置するインクジェットヘッド(第1の記録ヘッド)2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置に配置されている。
ベース部材451に含まれるベースプレート455の下面には、副走査方向に沿って延在する2つの凹部455aが形成さている。また、移動台44の上面には、副走査方向に沿って延在する2のレール444が形成されており、凹部455a内にレール444が配置されている。また、移動台44上には、払拭機構450を副走査方向に往復移動させる駆動部(第2の駆動部)470が設けられている。駆動部470は、払拭機構450に隣接して配置されており、ソレノイド471と、ソレノイド471のロッド472の先端に固定された連結部材473とを有している。連結部材473はベースプレート455の側面に固定されている。
この構成において、ソレノイド471のロッド472が伸びるようにソレノイド471が駆動されると、払拭機構450全体が移動台44上を図11(a)中右方に移動する。すなわち、図11(a)中二点鎖線で示す位置まで払拭機構450が移動する。このとき、2つのブレード461,463は、図11(a)中最も左側にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置から図11(a)中左から2番目にあるインクジェットヘッド(第2の記録ヘッド)2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置まで移動する。また、2つのブレード462,464は、図11(a)中左から3番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置から図11(a)中左から4番目にあるインクジェットヘッド(第2の記録ヘッド)2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置まで移動する。
一方、ソレノイド471のロッド472が縮むようにソレノイド471が駆動されると、払拭機構450全体が移動台44上を図11(a)中左方に移動する。このとき、2つのブレード461,463は、図11(a)中左から2番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置から図11(a)中最も左側にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置まで移動する。また、2つのブレード462,464は、図11(a)中左から4番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置から、図11(a)中左から3番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3全体と主走査方向に沿って重なる位置まで移動する。
続いて、メンテナンス動作について以下に説明する。本実施形態におけるメンテナンス動作を行う際は、第1実施形態と同様に、インクジェットヘッド2を上昇させた後に、移動台44をパージ位置に移動させてノズル4からインクをパージする。
次に、4つのブレード461〜464が図11(a)中最も左側にあるインクジェットヘッド2及び左から3番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3と接した状態で、移動台44を第1の向きE1に移動させる。すると、第1実施形態と同様に、4つのブレード461〜464とノズル面3との間に生じる摩擦力によって支持プレート452が軸部材56aを中心として揺動する。具体的には、図11(b)中左方に位置するバネ57が伸張しブレード461,462がノズル面3に近づく、図11(b)中右方に位置するバネ57が圧縮されブレード463,464がノズル面3から離隔するように、支持プレート452が傾く。このようにブレード461,462だけがノズル面3と接した状態で払拭機構450が第1の向きE1に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。すなわち、ノズル面3を払拭する2つブレード461,462が4つのブレード461〜464から選択される。
次に、ブレード461,462がノズル面3の一端とちょうど対向する位置まで移動したときに移動台44の移動を停止し、インクジェットヘッド2を上昇させる。このとき、第1実施形態と同様に、図11(b)中右方に位置するバネ57の復帰力とブレード461,462が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする復帰力とによって、支持プレート452が傾いた状態から水平な状態に揺動する。すなわち、4つのブレード461〜464がノズル面3と接する前の状態に支持プレート452が自動的に復帰する。
そして、ソレノイド471のロッド472が伸びるようにソレノイド471を駆動する。これによって、2つのブレード461,463が図11(a)中左から2番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3と対向し、2つのブレード462,464が図11(a)中左から4番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3と対向する。
次に、4つのブレード461〜464が図11(a)中2番目にあるインクジェットヘッド2及び左から4番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3と接した状態で、移動台44を第2の向きE2に移動させる。すると、第1実施形態と同様に、4つのブレード461〜464とノズル面3との間に生じる摩擦力によって支持プレート452が軸部材56aを中心として揺動する。具体的には、図11(b)中右方に位置するバネ57が伸張しブレード463,464がノズル面3に近づく、図11(b)中左方に位置するバネ57が圧縮されブレード461,462がノズル面3から離隔するように、支持プレート452が傾く。このようにブレード463,464だけがノズル面3と接した状態で払拭機構450が第2の向きE2に移動し、ノズル面3に付着したインクが払拭される。すなわち、ノズル面3を払拭する2つブレード463,464が4つのブレード461〜464から選択される。
次に、ブレード463,464がノズル面3の他端とちょうど対向する位置まで移動したときに移動台44の移動を停止し、インクジェットヘッド2を上昇させる。これにおいても上述と同様に、支持プレート452が4つのブレード461〜464がノズル面3と接する前の状態に復帰する。
次に、移動台44を退避位置に移動させ、移動台44が退避位置に戻ったときに、4つのインクジェットヘッド2を印刷位置に降下させる。こうして、インクジェットヘッド2のメンテナンス動作が終了する。そして、次回行うメンテナンス動作は、前回のメンテナンス動作と同様に、インクジェットヘッド2からインクをパージした後、図11(a)中左から2番目及び4番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3から払拭する。続いて、図11(a)中最も左側にあるインクジェットヘッド2と3番目にあるインクジェットヘッド2のノズル面3を払拭する。これにおいても、第1実施形態と同様に、第1の向きE1と第2の向きE2との双方への移動に伴ってノズル面3がブレード461〜464に払拭されるため、一方の向きのみへの移動に伴ってノズル面3が払拭される場合と比して、ノズル面3の拭きムラを低減することが可能となる。また、駆動部470を有していることで、2つのインクジェットヘッド2のノズル面3を2つのブレード461,463(462,464)を用いて払拭することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
上述した各実施形態においては、2つのブレードをノズル面3と対向する位置に配置した状態でインクジェットヘッド2を降下させることで、2つのブレードとノズル面3とを接触させた後、払拭機構50,250,350,450を主走査方向に移動させてノズル面3を2つのブレードのうちの一方のブレードで払拭している。しかしながら、これに代えて、払拭機構50,250,350,450が主走査方向に移動したときにブレードの先端部がヘッド本体7の側面に衝突する位置にインクジェットヘッド2を配置した状態で、払拭機構50,250,350,450を副走査方向に移動させもよい。この場合においても、ヘッド本体7の側面にブレードが衝突することによって、払拭機構50,250,350,450の移動方向とは逆方向の力が2つのブレードに作用し、支持プレート又は支持部材が揺動し、2つのブレードのうちの一方のブレードでノズル面3を払拭することが可能となる。一般には、第1の駆動部は、2つのブレードのうちの少なくとも一方が記録ヘッドに接した状態で、払拭機構を記録ヘッドに対して相対的に移動させればよい。
また、各実施形態においては、ノズル面3を払拭するときに、払拭機構50,250,350,450を主走査方向に移動させているが、払拭機構50,250,350,450を移動させずに、インクジェットヘッド2を主走査方向に移動させてノズル面3をブレードで払拭してもよい。加えて、払拭機構50,250,350,450とインクジェットヘッド2とを互いに反対方向に移動させてノズル面3をブレードで払拭してもよい。一般には、第1の駆動部は、記録ヘッドと払拭機構とのうちの少なくとも一方を第1の方向(主走査方向)に沿って移動させることによって、払拭機構を記録ヘッドに対して相対的に移動させればよい。
また、各ブレード53,54が、ノズル面3の副走査方向の幅と同じ長さを有する4つのブレードに分割されていてもよい。また、このとき、分割された各ブレードが副走査方向に沿って離隔していることが望ましい。これにより、4つのノズル面3を分割された4つのブレードで一度に払拭しても、ノズル面3におけるインクの混色を防ぐことが可能となる。また、分割された8つのブレードのうち、同じインクジェットヘッド2のノズル面3を払拭する2つのブレード毎に、主走査方向に個別に往復移動させる4つの駆動部(第1の駆動部)が設けられていてもよい。この構成において、1回のメンテナンス動作において、各駆動部が2つのブレードを主走査方向に往復移動させてノズル面3を2回払拭してもよい。
また、第4実施形態における払拭機構450は4つのブレード461〜464を有しているが、これに代えて、1つのインクジェットヘッド2のノズル面3に対応する2つのブレード(例えば、ブレード461,463)だけを有していてもよい。この場合、払拭機構の2つのブレードを4つのインクジェットヘッド2のノズル面3と順次対向する位置へ移動させる1つの駆動部(第2の駆動部)が設けられていることが望ましい。あるいは、上記の2つの払拭機構と、各払拭機構を主走査方向に個別に往復移動させる2つの駆動部(第1の駆動部)と、各払拭機構の2つのブレードを対応する2つのインクジェットヘッド2のノズル面3と順次対向する位置へ移動させる2つの駆動部(第2の駆動部)とが設けられていてもよい。この構成においても、1回のメンテナンス動作において、各駆動部(第1の駆動部)が払拭機構を主走査方向に往復移動させてノズル面3を2回払拭してもよい。
また、第4実施形態においては、払拭機構450を副走査方向に移動させて4つのブレード461〜464を対応するインクジェットヘッド2のノズル面3と順次対向させているが、払拭機構450を移動させずに、インクジェットヘッド2を副走査方向に移動させてもよい。加えて、払拭機構450とインクジェットヘッド2とを互いに反対方向に移動させて、4つのブレード461〜464を対応するインクジェットヘッド2のノズル面3と順次対向させてもよい。一般には、第2の駆動部は、第1および第2の記録ヘッドと払拭機構とのうちの少なくとも一方を第2の方向(副走査方向)に沿って移動させることによって、払拭機構を第1および第2の記録ヘッドに対して相対的に移動させればよい。
また、各実施形態では、2つのブレード53,54、2のブレード461,463、及び2つのブレード462,464の先端の間隔は、主走査方向に関して、ノズル面3の長さよりも短いが、これに代えて、長くてもよい。また、各実施形態では、1回のメンテナンス動作において、ブレードでノズル面3を1回だけ払拭しているが、払拭機構50,250,350,450を往復移動させてブレードでノズル面3を2回払拭してもよい。また、第1実施形態においては、バネ57及び当接部材58がそれぞれ4つずつ設けられているが、2、3及び5以上設けられていてもよい。また、当接部材58は設けられていてなくてもよい。
本発明による記録装置は、インクジェット式に限定されず、サーマル式にも適用可能であり、またライン式に限定されず、ヘッドが往復移動するシリアル式にも適用可能である。また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。加えて、各実施形態においては、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタに本発明を適用した例であるが、本発明を適用可能な対象はこのようなインクジェットヘッドに限られない。例えば、導電ペーストを吐出して基板上に微細な配線パターンを形成したり、あるいは、有機発光体を基板に吐出して高精細ディスプレイを形成したり、さらには、光学樹脂を基板に吐出して光導波路等の微小電子デバイスを形成するための、複数の記録ヘッドを有する、種々の記録装置に適用することができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略的な構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側面図である。 図1に示す4つのインクジェットヘッドの底面図である。 図1に示す払拭機構を示しており、(a)は払拭機構の平面図であり、(b)は払拭機構の側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの制御系統図である。 第1実施形態のインクジェットプリンタにおいて移動台がパージ位置に配置された状態を示す図である。 払拭機構が第1の向きに移動することによってノズル面が払拭されるときの状況図である。 払拭機構が第2の向きに移動することによってノズル面が払拭されるときの状況図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構を示し、(a)は払拭機構の側面図であり、(b)は払拭機構がノズル面を払拭するときの状況図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構を示し、(a)は払拭機構の側面図であり、(b)は払拭機構がノズル面を払拭するときの状況図である。 本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタの払拭機構を示し、(a)は払拭機構の平面図であり、(b)は払拭機構の側面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(記録装置)
2 インクジェットヘッド(第1及び第2の記録ヘッド)
3 ノズル面
4 ノズル
46 駆動部(第1の駆動部)
50,250,350,450 払拭機構
52,452 支持プレート(支持部材)
51,251,351,451 ベース部材
53,54,461〜464 ブレード
57 バネ
252 支持部材
470 駆動部(第2の駆動部)

Claims (8)

  1. 液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する第1の記録ヘッドと、
    2つのブレードと、前記2つのブレードを支持する支持部材と、前記支持部材を揺動可能に支持するベース部材とを含み、前記ノズル面を払拭するための払拭機構と、
    前記第1の記録ヘッド及び前記払拭機構の少なくとも一方を第1の方向に沿って移動させることによって、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させる第1の駆動部とを備えており、
    前記第1の駆動部が、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方が前記第1の記録ヘッドに接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させることによって、前記支持部材が揺動し、前記2つのブレードのうちの一方のブレードが前記ノズル面を払拭することを特徴とする記録装置。
  2. 前記2つのブレードの先端の間隔は、前記第1の方向に関して、前記ノズル面の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1の駆動部は、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方が前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させ、
    前記支持部材は、前記2つのブレードのうちの少なくとも一方のブレードと前記ノズル面との間に生じる摩擦力によって揺動することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記第1の駆動部は、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に接した状態で、前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して相対的に移動させることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記支持部材は、所定の回転軸を中心に揺動可能であり、
    前記ベース部材は、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面に近づく方向に付勢されるように、前記支持部材を付勢する少なくとも2つの弾性部材を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記支持部材は、所定の回転軸を中心に揺動可能であり、
    前記支持部材及び前記2つのブレードの重心位置が、前記回転軸よりも下方に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の方向に沿う第1の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第1のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭し、
    前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第2のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有し、前記第1の記録ヘッドと平行に設けられた第2の記録ヘッドと、
    前記第1および第2の記録ヘッドと前記払拭機構とのうちの少なくとも一方を前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って移動させることによって、前記払拭機構を前記第1および第2の記録ヘッドに対して相対的に移動させる第2の駆動部とをさらに備えており、
    前記第1の駆動部が前記払拭機構を前記第1の記録ヘッドに対して前記第1の方向に沿う第1の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第1のブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭し、
    前記第2の駆動部が、前記2つのブレードが前記第1の記録ヘッドの前記ノズル面と対向する状態から前記2つのブレードが前記第2記録ヘッドの前記ノズル面と対向する状態に変更されるように、前記払拭機構を前記第1および第2の記録ヘッドに対して相対的に移動させ、
    前記第2の駆動部が前記払拭機構を前記第2の記録ヘッドに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに相対的に移動させることによって、前記2つのブレードのうちの第2のブレードが前記第2の記録ヘッドの前記ノズル面を払拭することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016002708A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 富士フイルム株式会社 メンテナンス装置、メンテナンス方法、及び液体吐出装置
JP2016043647A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置及びワイピング方法
JP2016124109A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置

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