JP2009262026A - 液垂れ防止ノズル - Google Patents

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良昭 芹沢
Yukihiro Adachi
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Abstract

【課題】ノズルの吐出口を開閉する弁による液体の遮断位置以降に、残液が付着しないようにする。
【解決手段】両端に内周径より小さい径の貫通孔21a、22aが穿孔された壁部21、22を有する円筒状のシリンダ2と、シリンダ内に液密状態で摺動可能に嵌め込まれているピストン3と、一端がピストンと一体化され他端が一方の壁部21の貫通孔21aから外部へ摺動可能に延出されているピストンロッド4とを備え、ピストンは、他方の壁部22の貫通孔22a側の面上に凸部31が設けられ、凸部は、ピストンロッド及びピストンに穿孔された流動穴32に連通する吐出孔33が周面31a上に貫通されると共に、他方の壁部の貫通孔を閉塞可能な形状に形成され、シリンダ内には、一方の壁部に当接してピストンを常時、他方の壁部方向に押圧し、吐出孔から吐出した液体の供給圧力により収縮するばね6が、ピストンロッドの周囲を覆うように組み込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ばねの弾性力によって制御される弁を用いて液垂れを防止するノズルに関する。
従来から、弁を用いて液垂れを防止するノズルが知られている。このようなノズルは例えば図3(A)に示すように、矢印で示す液体が供給される供給孔51a及び供給孔51aより孔径が狭く形成され当該供給孔51aから流入した液体を吐出する吐出孔51bを有するノズル本体51と、供給孔51aに嵌合される供給パイプ52と、吐出孔51bに嵌合される吐出パイプ53と、ノズル本体51の供給孔51a及び吐出孔51b内に内蔵され球状の弁体54を弁座となる供給パイプ52に弾性的に押圧する圧縮コイルばね55とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。圧縮コイルばね55は、一方の座55aが吐出パイプ53に当接して、他方の座55bが弁体54を常時、供給パイプ52に押圧している。なお、供給パイプ52のノズル本体51に嵌合されている側には、Oリング等のシール材56が固定され、弁体54が圧縮コイルばね55の弾性力で圧接することで液密状態にすることができる。
このように構成されたノズル50は、液体が供給パイプ52に所定値以上の供給圧力で供給されると、図3(B)に示すように、圧縮コイルばね55の弾性力で供給パイプ52に押圧されている弁体54が当該圧縮コイルばね55の弾性力に抗して押し下げられるので、供給パイプ52から供給される液体を供給孔51aに流入させることができる。この際、圧縮コイルばね55が完全には圧縮しないように設定されているので、当該圧縮コイルばね55の素線間から吐出パイプ53に液体を流入させることができる。即ち、供給パイプ52から供給される液体の供給圧力により圧縮コイルばね55を収縮させることで、液体を供給パイプ52から吐出パイプ53に導く流通路を形成することができる。
また、供給パイプ52からの液体の供給を停止すると、図3(C)に示すように、当該圧縮コイルばね55の弾性力により弁体54が押し上げられ、当該弁体54がシール材56を介して供給パイプ52に押圧されるので、供給パイプ52に残存している液体が流通路に流入しないように遮断することができる。
特開2001−79473号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1のノズルでは、供給パイプ52から供給されている液体を停止すると、圧縮コイルばね55の弾性力により弁体54を供給パイプ52に押圧して当該液体の吐出パイプ53への流入を遮断することができるが、遮断位置以降の弁体54の表面、圧縮コイルばね55及び吐出パイプ53の内周面に残液が付着しているので、雫となって液垂れが生じてしまう難点があった。
また、液体を供給パイプ52から吐出パイプ53に導くには、圧縮コイルばね55の素線間から吐出パイプ53に液体を流入させなければならないので、液体の供給圧力の上限を設定しなければならなかった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、弁による液体の遮断位置以降に残液が付着することのない構造にできる液垂れ防止ノズルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の液垂れ防止ノズルは、両端に内周径より小さい径の貫通孔が穿孔された壁部を有する円筒状のシリンダと、シリンダ内に液密状態で摺動可能に嵌め込まれているピストンと、一端がピストンと一体化され他端が一方の壁部の貫通孔から外部へ摺動可能に延出されているピストンロッドとを備えたシリンダ装置から成る液体注入ノズルであって、ピストンは、他方の壁部の貫通孔側の面上に凸部が設けられ、凸部は、ピストンロッド及びピストンに当該ピストンロッドの軸線方向に沿って穿孔され液体を流動させる流動穴に連通する吐出孔が周面上に貫通されると共に、他方の壁部の貫通孔を閉塞可能な形状に形成され、シリンダ内には、一方の壁部に当接してピストンを常時、他方の壁部方向に押圧し、液体が所定値以上の供給圧力で流動穴に供給されると、吐出孔から吐出した当該液体の供給圧力により収縮するばねが、ピストンロッドの周囲を覆うように組み込まれているものである。なお、本明細書において「液密」とは、2つの部材間において液が通過しない状態を意味する。また、本明細書において「摺動」とは、接触状態ですり動かすことを意味する。
このような第1の態様である液垂れ防止ノズルによれば、液体がピストンロッド及びピストンの流動穴に所定値以上の供給圧力で供給されると、シリンダの空洞内においてピストン、ピストンの凸部及び他方の壁部によって形成される閉鎖空間に、その液体がピストンの凸部の吐出孔から吐出することから、ばねの弾性力で他方の壁部に押し下げられているピストンがピストンロッドと共に当該ばねの弾性力に抗して押し上げられ、その閉鎖空間が開放されるので、ピストンロッド及びピストンの流動穴から供給される液体を、他方の壁部に穿孔された貫通孔から吐出させることができる。また、ピストンロッド及びピストンの流動穴からの液体の供給が停止されると、当該ばねの弾性力によりピストンロッド及びピストンがノズルの液体吐出方向である他方の壁部方向に押し下げられ、当該ピストンの凸部が他方の壁部の貫通孔を閉塞するので、ピストンロッド及びピストンの流動穴に残存している液体が他方の壁部の貫通孔に流入しないように遮断することができる。
このように、ピストンロッド及びピストンの移動をシリンダ内において制御するばねを、ノズルの液体吐出方向である他方の壁部方向ではなく、ノズルの液体供給方向である一方の壁部方向のシリンダ内に組み込むような構成にしたので、ノズルの先端部において残液が付着して雫となって液垂れが生じてしまうような構造にすることなくノズルの弁動作を機能させることができる。
本発明の第2の態様は第1の態様である液垂れ防止ノズルにおいて、他方の壁部の貫通孔は、ノズル先端に向かって内径が徐々に小さくなるテーパ状に形成され、凸部は、吐出孔が貫通した位置より先端方向の周面上にOリングを嵌め込むための環状溝が設けられ、環状溝に嵌め込まれたOリングがテーパ面に当接して液密状態になった場合には、凸部の先端面と他方の壁部の先端面との間は、液垂れするような雫が付着しない空間で形成されているものである。
このような第2の態様である液垂れ防止ノズルによれば、他方の壁部の貫通孔をピストンの凸部で閉塞した際に、Oリングによって確実に液漏れを防ぐと共に、残液が付着して、雫となって液垂れが生じてしまうことをも確実に防ぐことができる。
本発明の第3の態様は第1の態様または第2の態様である液垂れ防止ノズルにおいて、他方の壁部は、シリンダの内周面に対して着脱可能な構造で、装着した場合にはシリンダの内周面に対して液密状態である。
このような第3の態様である液垂れ防止ノズルによれば、他方の壁部をシリンダから外すことでピストンをピストンロッドと共にシリンダ内から容易に着脱でき、而も他方の壁部をシリンダに装着した場合にはシリンダの内周面に対して液密状態になるので、シリンダの内周面と他方の壁部の外周面との間から液体が漏れることを防ぐことができる。
本発明の液垂れ防止ノズルによれば、弁による液体の遮断位置以降に残液が付着することのない構造なので、雫による液垂れを確実に防ぐことができる。
以下、本発明の液垂れ防止ノズルを実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明の液垂れ防止ノズルは図1(A)に示すように、両端に内周径より小さい径の貫通孔21a、22aが穿孔された壁部21、22を有する円筒状のシリンダ2と、シリンダ2内に液密状態で摺動可能に嵌め込まれているピストン3と、一端がピストン3と一体化され他端が一方の壁部21の貫通孔21aから外部へ摺動可能に延出されているピストンロッド4とを備えたシリンダ装置CDで構成されている。
シリンダ2は、一方の壁部21がシリンダ本体20と一体化され、他方の壁部22がシリンダ本体20の内周面20aに着脱可能な構造になっている。このような構造の他方の壁部22は、例えば円柱状に形成され、シリンダ本体20の他方の壁部22が装着される内周面20aの嵌合部位20bが、当該内周面20aの孔径より大きく形成されている。したがって、他方の壁部22をシリンダ本体20の嵌合部位20bに嵌め込んだときに、内周面20aと嵌合部位20bとの境界部に形成される段差20cに当接させることができるので、その位置で嵌合部位20bから他方の壁部22が外れないように穴用止め輪5によって固定できるように構成させる。このように他方の壁部22及びシリンダ本体20の嵌合部位20bを構成することで、他方の壁部22をシリンダ本体20から外して、ピストン3をピストンロッド4と共にシリンダ内から容易に着脱できるようになる。
また、このような他方の壁部22は、シリンダ本体20の内周面20aと他方の壁部22の外周面22aとの間から液体が漏れることを防ぐために、外周面22b上にOリング23を嵌め込むための環状溝22cが設けられている。このように他方の壁部22の外周面22bとシリンダ本体20の嵌合部位20bとの間にOリング23を介在させ液密状態にすることで、シリンダ本体20の嵌合部位20bと他方の壁部22の外周面22bとの間から液体が漏れることを防ぐことができる。
ピストン3は、他方の壁部22の貫通孔22a側の面上に凸部31が設けられ、この凸部31は、ピストンロッド4及びピストン3に当該ピストンロッド4の軸線方向に沿って穿孔され液体を流動させる流動穴32に連通する吐出孔33が周面31a上に例えば等間隔で4箇所に貫通されている。このような凸部31は、他方の壁部22の貫通孔22aを閉塞可能な形状に形成されている。
具体的には、他方の壁部22の貫通孔22aが、ノズル先端に向かって内径が徐々に小さくなるテーパ状に形成されている。凸部31は、吐出孔33が貫通した位置より先端方向の周面上にOリング34を嵌め込むための環状溝35が設けられている。また、凸部31の環状溝35より先端部36の形状は、環状溝35に嵌め込まれたOリング34が貫通孔22aのテーパ面に圧接して液密状態になった場合に、当該貫通孔22aのテーパ面に接触するような外径で形成されている。さらに、環状溝35に嵌め込まれたOリング34が貫通孔22aのテーパ面に圧接して液密状態になった場合には、凸部31の先端面31bと他方の壁部22の先端面22dとの間tは、液垂れするような雫が付着しない空間で形成されるように構成されている。このように、他方の壁部22の貫通孔22aと、ピストン3の凸部31とを構成することで、他方の壁部22の貫通孔22aをピストン3の凸部31で閉塞した際に、Oリング34によって確実に液漏れを防ぐと共に、残液が付着して、雫となって液垂れが生じてしまうことをも確実に防ぐことができる。
また、ピストン3の外周面3a上には、当該ピストン3の外周面3a及びシリンダ本体20の内周面20a間を液密状態にするためのOリング37を嵌め込むための環状溝38が設けられている。
シリンダ本体20内には、一方の壁部21に当接してピストン3を常時、他方の壁部22方向に押圧し、液体が所定値以上の供給圧力で流動穴32に供給されると、吐出孔33から吐出した当該液体の供給圧力により収縮するばね6が、ピストンロッド4の周囲を覆うように組み込まれている。なお、ばね6は収縮させることで弾性力が増す構成なので、例えば圧縮コイルばねが好適である。
このように構成された液垂れ防止ノズル1の動作について、以下説明する。なお、液体の流れは図1(A)、(B)、(C)においては、矢印によって示している。
ピストンロッド4及びピストン3の流動穴32に、ばね6を圧縮させるための所定値以上の供給圧力で液体を供給すると、図1(B)に示すように、シリンダ2の空洞内においてピストン3、ピストン3の凸部31及び他方の壁部22によって形成される閉鎖空間に、その液体がピストン3の凸部31の吐出孔33から吐出するので、ばね6の弾性力で他方の壁部22に押し下げられているピストン3がピストンロッド4と共に当該ばね6の弾性力に抗して押し上げられる。ピストン3がピストンロッド4と共に押し上げられると、その閉鎖空間が開放されるので、ピストンロッド4及びピストン3の流動穴32から供給される液体を、他方の壁部22に穿孔された貫通孔22aから吐出させることができる。
また、ピストンロッド4及びピストン3の流動穴32からの液体の供給を停止すると、図1(C)に示すように、当該ばね6の弾性力によりピストンロッド4及びピストン3がノズルの液体吐出方向である他方の壁部22方向に押し下げられ、当該ピストン3の凸部31の環状溝35に嵌め込まれているOリング34が他方の壁部22の貫通孔22aのテーパ面に圧接するので、当該他方の壁部22の貫通孔22aを液密状態で閉塞する。このように、ピストン3の凸部31の環状溝35に嵌め込まれているOリング34で他方の壁部22の貫通孔22aを閉塞することで、ピストンロッド4及びピストン3の流動穴32に残存している液体が他方の壁部22の貫通孔22aに流入しないように遮断することができる。
このように、ピストンロッド4及びピストン3の移動をシリンダ2内において制御するばね6を、ノズルの液体吐出方向である他方の壁部22方向ではなく、ノズルの液体供給方向である一方の壁部21方向のシリンダ2内に組み込むような構成にしたので、ノズルの先端部において残液が付着して雫となって液垂れが生じてしまうような構成部品を使用することなく、他方の壁部22に穿孔された貫通孔22aの開閉を弁動作で行うことができる。また、この液垂れ防止ノズル1は、ばね6が圧縮して素線が密着状態になっても流体の流通路には影響を及ぼさないので、液体の供給圧力をノズルの流体に対する耐圧限度内において上限を設定する必要なくなる。
なお、本発明の液垂れ防止ノズルは上述した図1(A)、(B)、(C)に示す構造のものに限らず、図2(A)、(B)、(C)に示すような液垂れ防止ノズルでもよい。この図2(A)、(B)、(C)においては、図1(A)、(B)、(C)と同一の構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略する。
図2(A)、(B)、(C)に示す液垂れ防止ノズル10は、ピストン3の凸部301の形状が、図1(A)、(B)、(C)に示すピストン3の凸部31の形状と異なり、また、他方の壁部220の形状が、図1(A)、(B)、(C)に示す他方の壁部22の形状と異なる。具体的には、ピストン3の凸部310の先端面310aを平面にし、他方の壁部220の内側平面220aに対して密着可能に構成させる。この他方の壁部220は図2のようにシリンダ本体20と一体化してもよいが、上述の液垂れ防止ノズル1のような分離構造にすることで、他方の壁部220をシリンダ本体20から外して、ピストン3をピストンロッド4と共にシリンダ内から容易に着脱できるようになる。また、凸部310の周面310b上に、流動穴32に連通する吐出孔33が例えば等間隔で4箇所に貫通されている。
このように構成されたピストン3の凸部310及び他方の壁部220は、何れか一方の平面にOリングを嵌め込むための環状溝(図示せず)を設け、その環状溝にOリング(図示せず)を嵌め込むことで、上述した液垂れ防止ノズル1と同様に、環状溝に嵌め込まれたOリングが何れか一方の平面に当接して液密状態になった場合に、ピストン3の凸部310の先端面310aと他方の壁部220の先端面220bとの間tを、液垂れするような雫が付着しない空間で形成されるように構成することができる。このような液垂れ防止ノズル10によれば、上述した液垂れ防止ノズル1と同様に、ピストンロッド4及びピストン3の移動をシリンダ2内において制御するばね6を、ノズルの液体吐出方向である他方の壁部220方向ではなく、ノズルの液体供給方向である一方の壁部21方向のシリンダ2内に組み込むような構成にしたので、ノズルの先端部において残液が付着して雫となって液垂れが生じてしまうような構成部品を使用することなく、他方の壁部220に穿孔された貫通孔220cの開閉を弁動作で行うことができる。
このように構成された液垂れ防止ノズル1、10は、例えば自動車製造工場の生産ラインにおいて、自動車のウォッシャータンクにウィンドウウォッシャー液を注入する注入ノズルに好適である。この注入ノズルはウィンドウウォッシャー供給装置の工場内取り回し用のホースの先端に装着されている。装着は、ワンタッチで着脱自在なアタッチメント機構や、ねじ機構等によって行われる。このようなウィンドウウォッシャー液を注入する注入ノズルに液垂れ防止ノズル1、10を適用することで、生産ライン上を移動する自動車のウォッシャータンクに、液垂れ防止ノズル1、10を所定待機位置から移動してウィンドウウォッシャー液を注入後、所定待機位置に戻しても、液垂れ防止ノズル1、10の吐出側に残液が付着して、雫となって液垂れが生じてしまうことを確実に防ぐことができるので、生産ライン上で新車の質感が損なわれてしまう不具合を回避できる。
なお、上述した実施例においては、他方の壁部22をシリンダ本体20に固定するために、穴用止め輪5を使用していたが、これに限らず、ねじ機構によって固定してもよく、2つの部材を固定できる既知の構造ならばどのような構造のものでもよい。この際、Oリングやシーリング材によって液密状態にできるような構造にさせる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の液垂れ防止ノズルにおける好ましい実施の形態例を示す断面図で、(A)は液体を供給前の図、(B)は液体を供給中の図、(C)液体を供給後の図である。 本発明の液垂れ防止ノズルにおける好ましい他の実施の形態例を示す断面図で、(A)は液体を供給前の図、(B)は液体を供給中の図、(C)液体を供給後の図である。 従来のノズルの断面図で、(A)は液体を供給前の図、(B)は液体を供給中の図、(C)液体を供給後の図である。
符号の説明
1、10……液垂れ防止ノズル
2……シリンダ
21……一方の壁部
21a……貫通孔
22……他方の壁部
22a……貫通孔
3……ピストン
31、310……凸部
31a、310b……周面
32……流動穴
33……吐出孔
34……Oリング
35……環状溝
6……ばね

Claims (3)

  1. 両端に内周径より小さい径の貫通孔が穿孔された壁部を有する円筒状のシリンダと、前期シリンダ内に液密状態で摺動可能に嵌め込まれているピストンと、一端が前記ピストンと一体化され他端が一方の前記壁部の前記貫通孔から外部へ摺動可能に延出されているピストンロッドとを備えたシリンダ装置から成る液体注入ノズルであって、
    前記ピストンは、他方の前記壁部の前記貫通孔側の面上に凸部が設けられ、
    前記凸部は、前記ピストンロッド及び前記ピストンに当該ピストンロッドの軸線方向に沿って穿孔され液体を流動させる流動穴に連通する吐出孔が周面上に貫通されると共に、前記他方の壁部の前記貫通孔を閉塞可能な形状に形成され、
    前記シリンダ内には、前記一方の壁部に当接して前記ピストンを常時、前記他方の壁部方向に押圧し、前記液体が所定値以上の供給圧力で前記流動穴に供給されると、前記吐出孔から吐出した当該液体の供給圧力により収縮するばねが、前記ピストンロッドの周囲を覆うように組み込まれていることを特徴とする液垂れ防止ノズル。
  2. 前記他方の壁部の前記貫通孔は、ノズル先端に向かって内径が徐々に小さくなるテーパ状に形成され、
    前記凸部は、前記吐出孔が貫通した位置より先端方向の周面上にOリングを嵌め込むための環状溝が設けられ、前記環状溝に嵌め込まれた前記Oリングが前記テーパ面に当接して液密状態になった場合には、前記凸部の先端面と前記他方の壁部の先端面との間は、液垂れするような雫が付着しない空間で形成されていることを特徴とする請求項1記載の液垂れ防止ノズル。
  3. 前記他方の壁部は、前記シリンダの内周面に対して着脱可能な構造で、装着した場合には前記シリンダの前記内周面に対して液密状態であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の液垂れ防止ノズル。
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