JP2009261967A - ワイヤーグリッパー、物品吊り下げシステム、スライド式ワイヤー留め具及びワイヤーフック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物品吊り下げシステム1は、天井レール組立10、天井レール組立10に沿ってスライドするワイヤー留め具50と、ワイヤー留め具50から吊り下げられたワイヤー100と、ワイヤー100の任意の位置に係止可能で物品を吊るグリッパー120と、ワイヤー100の下端に設けられた留め具70と、同留め具70がスライドする床レール組立40を備える。天井レール組立及び床レール組立10、40は、縦方向(Y方向)に延びる縦レール21、11Yと、縦レールに対してスライド可能であり縦レール間を掛け渡す横レール(11、11X)とからなる。ワイヤー留め具50、70は横レールに沿ってスライドする。
【選択図】図1
Description
本発明においては、 さらに、 建物の床に取り付けられた床レールと、 該床レールに沿ってスライドする前記ワイヤーの下端の留め具と、を備えることとできる。
簡単な機構でワイヤーの抜けを防止できる。
フックカバーは所定サイズの六角レンチや特別な鍵などを使用しないと取り外すことができないため、物品の盗難を防止できる。
物品が重く、グリッパーに係る負荷が大きい場合には、ワイヤーに対してフックが回転可能であると、物品を安定に吊り下げることができる。
なお、横方向に開口した溝の“横方向”とは、真横方向、斜め横方向を含む。
図1は、本発明の実施の形態に係る物品吊り下げシステムを模式的に示す図である。
この例の物品吊り下げシステム1は、天井に敷設された天井レール組立10、及び、床面に敷設された床レール組立40、天井レール組立10に取り付けられたワイヤー留め具50、床レール組立40に取り付けられたワイヤー留め具70、各ワイヤー留め具間を延びるワイヤー100、このワイヤー100から物品を吊り下げるためのグリッパー120、とから主に構成されている。
物品は、各レール組立10、40が敷設される天井と床面との間の三次元空間内の、任意のX方向位置、Y方向位置、Z方向位置に吊り下げることができる。
この例の天井レール組立10は、横方向に延びる1本のコの字型レール11と、同コの字型レール11が掛け渡される、縦方向に延びる2本のH字型レール21と、各H字型レール21を天井に固定するアングル35と、コの字型レール11とH字型レール21を接続する接続部材33と、から主に構成される。
なお、以下の説明において、縦方向は図のY方向を示し、横方向は図のX方向を示す。
図2は、コの字型レールとH字型レールの断面図であり、図2(A)はコの字レールの断面図、図2(B)はH字型レールの断面図である。
図2(A)に示すように、コの字型レール11は、断面が下に開いたコの字(チャンネル)型であり、2つの側壁11aと上壁11bを有する。同レール11の下面には、2つの側壁11aと上壁11bで囲まれた凹部13が形成されている。凹部13の両側の側壁11aの両端部は対向する方向に突き出て、スライド係合部15を形成している。スライド係合部15の間には開口が開いている。上壁11bの幅方向中央には、レール11の長手方向に延びる長孔17が所定の間隔で開けられている。
この例では、レール11の凹部13にはワイヤー留め具50が取り付けられ、上壁11bの長孔17には、レール接続部材33が取り付けられる。
図1に示すように、床レール組立40も、縦方向(Y方向)に延びるレール11Y及び横方向(X方向)に延びるレール11Xと、から構成される。ただし、床レール組立40の各レールは、図2(A)に示すコの字型レール11で構成される。
横方向(X方向)に延びるコの字型レール11Xは、床面に埋め込まれた縦方向に延びる2本のレール11Y間に掛け渡されて、天井レール組立10のレール11と同じ平面的な位置に配置されている。同レール11Xは各縦レール11Yにレール接続部材33によってスライド可能に接続される。図1に示すように、レール接続部材33は、コの字型レール11Xの上面のスライド係合部15間の開口から同レールの凹部13を通って、長孔17から出る。そして、その先端がコの字型レール11Yのスライド係合部15間の開口から凹部13に入って、スライド係合部15に係止される。コの字型レール11Xは、2本のコの字型レール11Yの間に掛け渡された状態で、レール11Yの凹部13を縦方向(Y方向)にスライドする。
スライド式ワイヤー留め具は、ワイヤー100を、各レール組立10、40の横方向に延びるレール11にスライド可能に取り付けるためのものである。同留め具としては、T字型留め具50(詳細後述)や脱着自在型留め具70(詳細後述)を使用できる。T字型留め具50は、レール21から自在に取り外すことやレール21に一時的に固定することはできないが、レール11に沿って自由にスライド可能である。脱着自在型留め具70は、レール11に脱着可能及びスライド可能であり、レール11上の任意の位置に固定できる。
図1に示す例では、天井レール組立10にT字型留め具50が取り付けられ、床レール組立40に脱着自在型ワイヤー留め具70が取り付けられている。
まず、T字型のスライド式ワイヤー留め具50について説明する。
図3は、T字型留め具の形状を説明する図であり、図3(A)は正面図、図3(B)は側面断面図である。
T字型留め具50は、レール11に沿ってスライド可能なスライダ51と、このスライダ51に取り付けられるワイヤー吊り部材(図1の符号53、図3では図示省略)とを備える。スライダ51は、図3(A)に示すように、正面形状がT字型のボディ55と、ボディ55に回転自在に装着された2つのローラー57とから構成される。ボディ55は、図3(A)の横方向に延びるスライド部55aと、スライド部55aの中央から下に延びるワイヤー吊り部材取り付け部55bからなる。この例では、取り付け部55bは螺子となっており、ワイヤー吊り部材53が螺合してボディ55に取り付けられる。スライド部55aの両端部付近には、各ローラー57が取り付けられる貫通孔59が開けられている。
一方、第2ローラー部材63は、フランジ状のローラー部63a、同部に一体に形成されたスリーブ63bからなる。スリーブ63bの外径は、スライド部55aに形成されたローラー取り付け貫通孔59の径とほぼ等しく、内径は第1ローラー部材61の小径軸の径とほぼ等しい。
次に、脱着自在型ワイヤー留め具70について説明する。
図4は、脱着自在型ワイヤー留め具の構造を示す断面図であり、図4(A)はロック状態、図4(B)はスライド状態、図4(C)は回転可能状態を示す。
図5は、図4のワイヤー留め具のシャフトの構造を示す図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は側面図、図5(C)は平面図である。
なお、図4では、分かりやすく示すために上下を逆に描いている。
このワイヤー留め具70は、レール係合部材71と、同係合部材71に取り付けられたワイヤー吊り部材(ワイヤーフック)110(詳細後述)とから構成される。レール係合部材71は、シャフト75、ロックナット85、ワッシャ87、バネ89から構成されている。
このワイヤー留め具70は、レール11に係合してレール11に沿ってスライド可能であるとともに、レール11に対してある角度回すことによりレール11に対して脱着可能である。
シャフト75は、図5(A)に示すように、側面形状がほぼT字型の部材で、上端には、図の横方向に張り出すヘッド77が設けられている。ヘッド77は、図5(C)に示すように横長の平面形状で、長手方向両端は外方向に凸に湾曲しており、短手方向両端は平行となっている。そして、長手方向の長さは、レール11の凹部13の幅とほぼ等しく、短手方向の長さは、レール11のスライド係合部15間の幅とほぼ等しい。つまり、シャフト75は、レール11の凹部13内において、ヘッド77の長手方向がレール11の長さ方向に直交した状態では、スライド係合部15の間から抜け出さないが、ヘッド77の長手方向がレール11の長さ方向に並ぶと、スライド係合部15の間から抜け出る。
また、小径螺子部83には、ワイヤーフック110が螺合して取り付けられている。
まず、図4(A)に示すロック状態を説明する。
ロック状態は、留め具70がレール11上でスライド不能かつ脱離不能にロックされた状態である。この状態では、ヘッド77がレール11のスライド係合部15上に乗り、回転係止部79はスライド係合部15間に位置している。ロックナット85は、大径螺子部81上でヘッド77に最も近づくように螺進している。ワッシャ87は、バネ89でヘッド方向へ付勢されるとともにロックナット85の上端面でヘッド方向へ押されている。そして、ヘッド77とワッシャ87との間にレール11のスライド係合部15が挟まれて、レール係合部材71がレール11にスライド不能かつ脱離不能にロックされている。
スライド状態は、留め具70がレール11上でスライド可能であって、回転不能、すなわち、脱着不能の状態である。この状態は、ロックナット85は大径螺子部81上で、ヘッド77から一定の距離だけ離れるように螺進した状態である。この状態では、ロックナット85は、バネ89によってワッシャ87に対して下方向に付勢されて、ロックナット85が螺合しているシャフト75のヘッド77の下面はレール11のスライド係合部15の上面に係止されている。このため、ワッシャ87の下面とロックナット85の上端面との間にややスキマHが開いている。この状態では、ワッシャ87は、バネ89によってのみヘッド方向に付勢されている。
脱着可能状態は、留め具70がレール11に対して回転可能であり、留め具70をレール11に対して回してレール11のスライド係合部27間の開口から取り出すことができる状態である。この状態は、ロックナット85は大径螺子部81上で、ヘッド77からさらに一定の距離だけ離れる螺進した状態である。この状態では、ロックナット85は、バネ89によってワッシャ87に対して下方向に付勢されて、ワッシャ87とロックナット85の上端面との間にさらにスキマH´が開いている。
次に、抜け防止ワイヤーフック110について説明する。
ワイヤーフック110は、脱着自在ワイヤー留め具70に取り付けられて、ワイヤー100を留め具70に取り付ける部品である。この例の抜け防止ワイヤーフック110は、フックに吊るされたワイヤー100がフックから抜け落ちることを防止する機能を有する。
図6は、抜け防止ワイヤーフックを説明する図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は側面図である。
抜け防止ワイヤーフック110は、筒部材111と、ワイヤー100が吊り下げられるフック部材113と、ワイヤー100の抜けを防止するレバー部材115を有する。筒部材111の上端の内面には螺子が切られている。フック110は、この螺子で、ワイヤー留め具70のレール係合部材75の小径螺子部83に螺合して固定される。フック材113は筒部材111の下端に取り付けられている。
ワイヤー100としては、例えば、高強度のステンレス製の細線を多数本縒り合わせた縒り線を使用できる。この例では、図1に示すように、ワイヤー100の上端は、T字型スライド式ワイヤー留め具50のワイヤー吊り部材53に脱着可能に取り付けられている。ワイヤー100の下端にはリング部か形成されており、このリング部で脱着自在ワイヤー留め具70のワイヤーフック110に引っ掛けられている。
次に、盗難防止機能付きワイヤーグリッパー120について説明する。
ワイヤーグリッパー120は、商品やハンガー、棚等の物品を吊るすとともに、ワイヤー100の任意の位置(高さ)に係止可能である。この例の盗難防止機能付きワイヤーグリッパー120は、吊るされた物品等が同グリッパー120から取り外されることを防ぐ機能を有する。
図7は、盗難防止機能付きワイヤーグリッパーを示す図であり、図7(A)は正面図、図7(B)は側面図である。
盗難防止機能付きワイヤーグリッパー120は、グリッパースリーブ121と、グリッパースリーブ121の下端に設けられたフック123と、フックカバー125を備える。グリッパースリーブ121は、ワイヤー100上の任意の位置に係止可能なグリップ機構を有する。グリップ機構としては、既存の機構(特開平11−113702号公報など参照)を使用できる。
そして、フックカバー125を下方にスライドさせて、フック123の先端123aをカバー部125bの穴126に入れる。その後、セットビス127を六角レンチで締めてフックカバー125をグリッパースリーブ121に固定する。
次に、回転グリッパーについて説明する。この回転グリッパーも、物品を吊るすとともに、ワイヤー100の任意の位置に係止可能である。この例の回転グリッパーは、物品をレールに対して回転可能に吊り下げる。
図8は、回転グリッパーの構造を示す側面断面図である。
回転グリッパー140は、グリッパースリーブ141と、物品が吊り下げられるフック(図示されず)と、を備える。グリッパースリーブ141は、ワイヤー100上の任意の位置に係止可能なグリップ機構を有する。グリップ機構としては、既存の機構を使用できる。
物品のX方向位置を変更するには、ワイヤー100の下端が取り付けられた脱着自在型ワイヤー留め具70をスライド状態として、床レール組立40の横レール11Xに沿って所望の位置までスライドさせる。すると、ワイヤー100の上端が取り付けられたT字型ワイヤー留め具50が、ワイヤー留め具70の動きに合わせて天井レール組立10のレール11に沿ってスライドする。
図9は、本発明の他の実施の形態に係る物品吊り下げシステムを模式的に示す図であり、図9(A)は側面断面図、図9(B)は正面図である。
この例の物品吊り下げシステム201は、壁面Wに敷設されたレール210と、同レール210に沿ってスライドするワイヤー留め具240と、同ワイヤー留め具240から吊り下げられたワイヤー260と、同ワイヤー260の任意の位置に係止されて、物品を吊るグリッパー270と、から構成される。
図10は、レールの構造を説明する図であり、図10(A)はレール単体の側面断面図、図10(B)はレールを壁面へ取り付けた状態を示す側面図である。
レール210は、長尺状の背面プレート211を有する。背面プレート211の、幅方向における下半面には、同プレート211の長さ方向に延びるチャンネル型レール溝部213が形成されている。レール溝部213は、背面プレート211から直立する2つの側壁215と、各側壁の先端から内方向に突き出た内係止部217を有する。各内係止部217間には開口(溝)219が開いている。そして、背面プレート211及び両側壁215、両内係止部217によって、断面形状がほぼ正方形の内凹嵌合部221が形成されている。また、各側壁215の先端は、外方向に突き出て、外係止部223を形成している。
まず、背面プレート211を、レール溝部213が下側になるように壁面Wの所定の位置に水平に当てる。そして、ボルトSを取付孔233から通して壁面Wにネジ込み、レール210を壁面Wに固定する。この状態において、レール溝部213の開口219は横方向を向いている。次に、石膏ボードBを、レール溝部213の上側の側壁215に置き、同ボードBの外側の面を同側壁の外係止部223に当て、内側の面を背面プレート211の壁板係止部231に当てて、同ボードBを両係止部223、231の間に挟み、所定の方法で壁面Wに固定する。そして、別の石膏ボードBの外側の面を、レール部の下側の側壁215の外係止部223に当てて、同ボードBを所定の方法で壁面Wに固定する。
図11は、ワイヤー留め具の構造を説明する図であり、図11(A)は側面図、図11(B)は正面図である。
ワイヤー留め具240は、スライダ241と、ワイヤー吊り部材251とを有する。
ワイヤー吊り部材251は、縦方向(重力方向)に長い直方体状である。同部材251には、長さ方向に延びるワイヤー通し孔253が開けられている。同孔253は、上部253aが大径、下部253bが小径となっており、両部の間には段部255が形成されている。大径上部253aにはネジが切られている。
スライダ241は、図11(A)に示すように、側面形状が横向きのT字型の部材である。同スライダ241は、ワイヤー吊り部材251の側面から直角に突き出たシャフト部243と、シャフト部243の先端に設けられたスライド部245を有する。スライド部245は、図11(B)に示すように、縦方向(重力方向)に長い形状で、長手方向両端247は円弧状に湾曲しており、短手方向両端は平行となっている。スライド部245の各湾曲端部247の径は、レール210の内凹嵌合部221の幅(両側壁215間の間隔)を直径とする円の径よりやや小さい。また、同部245の厚さは、内凹嵌合部221の深さとほぼ等しい。
一方、スライド部245の短手方向の長さは、レール210の開口219の幅(両内係止部217間の間隔)とほぼ等しい。
ワイヤー留め具240をレール210に取り付けるには、まず、図9(B)の二点鎖線で示すように、スライド部245を、長手方向がレール210の開口219の長さ方向になるように寝かせて、レール溝部213の開口219に嵌め込む。スライド部245の短手方向の長さとシャフト部243の径は、開口219の幅よりやや小さいので、スライド部245は開口219を通って内凹嵌合部221に入り込む。スライド部245が内凹嵌合部221に完全に入り込んだ後、図9(B)の矢印で示すように、同部245を90°回転させる。スライド部245は、長手方向の両湾曲端部247の径が、内凹嵌合部221の幅を直径とする円の径よりやや小さいので、同部245は内凹嵌合部221内で回転可能である。さらに、シャフト部243も開口219の幅よりやや小さい径の円柱状であるため、同開口219内で回転可能である。
このとき、シャフト部243の長さが、レール溝部213の内係止部217の厚さとほぼ等しいため、留め具240がレール210の奥行き方向に振れることがない。
この例の物品吊り下げシステム301は、図10のレール210と、図11のワイヤー留め具240と、フック310と、から構成される。この例においては、ワイヤー留め具240が上下逆さにレール210に取り付けられている。そして、ワイヤー留め具240の大径ワイヤー通し孔253aにフック310を直接螺合させている。そして、このフック310に物品を吊るす。
図13〜図15は、図10(A)のレール210の取り付け状態を示す図である。
図13は、予めレールを壁板の上端に組み込む例である。
レール210は、レール溝部213を上側にして、天井Cと木製下地材Wの隅に当てられている。背面プレート211は木製下地材Wに当てられて、ネジSで木製下地材Wに固定されている。レール溝部213の外係止部223と木製下地材Wとの間には、石膏ボードBが重ねて敷設されている。
この場合、レール210は、コンクリート製の躯体Wに溶接固定されたL型アングルAにボルトSで連結されたL型アングルAに、レール溝部213を下側にしてボルトSで固定されている。天井ボードCは、レール210の上側の外係止部223と壁板係止部231に当てられて天井の梁に固定されている。石膏ボードBは、レール210の下側の外係止部223に当てられて、固定されている。石膏ボードBと躯体Wとの間には石膏が充填されている。
この場合も、レール210は、躯体に固定されたL型アングルAにボルトSで固定されたL型アングルAに、レール溝部213を下側にしてボルトSで固定されている。天井ボードCは、レール210の上側の外係止部223と壁板係止部231に当てられて、天井の梁に固定されている。大理石ボードMは、レール210の下側の外係止部223に当てられて、躯体に固定されたL型アングルAにボルトSで連結されているL型アングルAに、ボルトSとアンカー部材Kで固定されている。
この例の物品吊り下げシステム401は、レール210を天井Cに敷設するものである。同システム401は、天井Cに敷設されたレール210と、同レール210に沿ってスライドするスライダ441と、スライダ441から吊り下げられたワイヤー460と、同ワイヤー460の任意の位置に係止されて、物品を吊るグリッパー(図示されず)と、から構成される。
10 天井レール組立 11 コの字型レール
13 凹部 15 スライド係合部
17 長孔 19 溝
21 H字型レール 23 上凹部
25 下凹部 27 スライド係合部
29 スライド係合部 31 溝
33 接続部材 34 ボルト
35 アングル 37 ナット
38 ボルト 39 ボルト
40 床レール組立
50 ワイヤー留め具(Tスライダ) 51 スライダ
53 ワイヤー吊り部材 55 ボディ
57 ローラー 59 貫通孔
61 第1ローラー部材 63 第2ローラー部材
70 ワイヤー留め具(脱着自在型) 71 レール係合部材
75 シャフト 77 ヘッド
79 回転係止部 81 大径螺子部
83 小径螺子部 85 ロックナット
87 ワッシャ 89 バネ
100 ワイヤー
110 ワイヤーフック 111 筒部材
113 フック 115 ワイヤー抜け防止部材
120 盗難防止機能付きワイヤーグリッパー
121 グリッパースリーブ 123 フック
125 フックカバー 127 セットビス
140 回転グリッパー 141 グリッパースリーブ
143 外リング 145 内リング
146 螺子 147 ブッシュ
201 物品吊り下げシステム 210 レール
211 背面プレート 213 チャンネル型レール溝部
215 側壁 217 内係止部
219 開口(溝) 221 内凹嵌合部
223 外係止部 225 溝
231 壁板係止部 233 取付孔
240 ワイヤー留め具 241 スライダ
243 シャフト部 245 スライド部
247 湾曲端部 251 ワイヤー吊り部材
253 ワイヤー通し孔 255 段部
260 ワイヤー 261 係止部
270 グリッパー
301 物品吊り下げシステム 310 フック
401 物品吊り下げシステム 441 スライダ
453 ワイヤー通し孔 460 ワイヤー
461 係止部
Claims (6)
- ワイヤーの任意の位置に係止可能なグリッパー機構を有するグリッパースリーブと、
該スリーブに連結された、物品が吊り下げられるフックと、
該フックの開き部を塞ぐ前記スリーブにロックされるフックカバーと、
を備えるワイヤーグリッパーであって、
前記フックカバーは、前記グリッパースリーブに沿ってスライドするスライド部と、前記フックの先端に嵌め込まれるカバー部とを有し、
前記フックカバーのスライド部は、セットビスで前記スリーブに固定されてロックされ、
該セットビスを緩めて前記フックカバーを移動させるには、所定サイズの六角レンチや特別な鍵を使用しなければならないことを特徴とするワイヤーグリッパー。 - ワイヤーの任意の位置に係止可能なグリッパー機構を有するグリッパースリーブと、
該スリーブに連結された、物品が吊り下げられるフックと、
を備えるグリッパーであって、
前記スリーブの下端に取り付けられた外リングと、
前記フックの上端に取り付けられた内リングと、
前記外リングと前記内リングの間に配置された、前記内リングを前記外リングに対して回動可能に支持する、低摩擦材料で作製されたブッシュと、をさらに備え、
フックに掛けられた物品がワイヤーに対して回転することを特徴とするワイヤーグリッパー。 - 建物の天井に取り付けられた天井レールと、
該天井レールに沿ってスライドするワイヤー留め具と、
該ワイヤー留め具から吊り下げられたワイヤーと、
該ワイヤーの任意の位置に係止可能で物品を吊る吊り係合部を有するグリッパーと、
を備える物品吊り下げシステムであって、
前記天井レールが、
天井に複数本配列されて固定され、ある方向(縦方向)に延びる縦レールと、
該縦レールに対してスライド可能な、前記複数の縦レール間を掛け渡す横レールと、からなり、
前記ワイヤー留め具が前記横レールに沿ってスライドすることを特徴とする物品吊り下げシステム。 - さらに、
建物の床に取り付けられた床レールと、
該床レールに沿ってスライドする前記ワイヤーの下端の留め具と、
を備えることを特徴とする請求項3記載の物品吊り下げシステム。 - レールに沿ってスライド可能なスライダと、
該スライダに取り付けられたワイヤー吊り部材と、
を備えるスライド式ワイヤー留め具であって、
前記スライダが、前記ワイヤー吊り部材取り付け部の形成されたボディ、及び、該ボディに対して回転自在に装着された前記レールに沿って転動するローラー、を有し、
前記ローラーが、フランジ状のローラー部と同部に一体に形成された軸からなる第1ローラー部材、及び、フランジ状のローラー部と同部に一体に形成されたスリーブからなる第2部材からなるとともに、前記軸を前記スリーブ内に嵌合して組み立てられていることを特徴とするスライド式ワイヤー留め具。 - 一端に他の部材への取り付け部が形成された筒部材と、
該筒部材の他端に設けられてワイヤーが吊り下げられるフックと、
該フックの先端と前記筒部材間の開き部を開閉可能とする、ワイヤーの抜け防止部材と、を有し、
前記ワイヤー抜け防止部材がV字型のレバー状であって、該抜け防止部材の両基部の内面が前記筒部材の外面に接してバネのように外方向に付勢されて該抜け防止部材の先端が前記フックの先端に接することを特徴とするワイヤーフック。
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