JP2009261480A - 介護用スリングシート - Google Patents

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JP2009261480A
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Saori Katayama
さおり 片山
Yoshikazu Sugita
義一 杉田
Mitsuyoshi Aoki
光義 青木
Isamu Zaibe
勇 財部
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Abstract

【課題】スリングシートのシート部を異なる用途間で共用可能として、コスト低減を可能にする。
【解決手段】身体を保持する布状のシート部3と、シート部3を介護用リフトに吊り上げるための吊り上げベルト5、6、7とを備えた介護用スリングシートにおいて、吊り上げベルト5、6、7の基部を、スライドファスナ8によりシート部3に着脱可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自力歩行が困難な被介護者を移動させるとき、その体を介護用リフトにより吊り上げるときに用いる介護用スリングシートに関する。
自力歩行の困難な被介護者を、ベッド、車椅子、便座、風呂等の相互間を移動させるとき、介護用スリングシートが使用される。介護用スリングシートは、被介護者を保持する布製のシート部と、シート部の上部に縫着された左右の上部吊り上げベル及び下部吊り上げベルトとを備える。そして、被介護者を移動させるには、シート部を被介護者の身体に装着し、左右の上部及び下部吊り上げベルトを介護用リフトのハンガーフックに掛けて、スリングシートと共に被介護者を吊り上げる。
また、スリングシートとしては、被介護者を吊り上げる形態として、被介護者の脚部を揃えて保持する脚揃い型スリングシートと、被介護者の脚部が若干開くような姿勢で保持する脚分離型スリングシートとがある。脚揃い型スリングシートは、左右の下部吊り上げベルトを被介護者の大腿部の両側を通るようにして介護用リフトのハンガーフックに掛けるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。脚分離型スリングシートは、左右の下部吊り上げベルトを被介護者の左右の太股の間を通してたすき掛け状に介護用リフトのハンガーフックに掛けるようにしたものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平2001−87324号公報の図1 特開平2003−116937号公報の図8
上述したように介護用スリングシートにおいては、被介護者の下半身を吊り上げるための下部吊り上げベルトのシート部への縫着位置は、脚揃い型と脚分離型とでは大きく異なる。すなわち、脚揃い型スリングシートにおける下部吊り上げベルトのシート部への縫着位置は、シート部の下部左右両側に左右方向へ延伸するように縫着されるのに対し、脚分離型スリングシートにおいては、シート部の下端部に下方へ延伸するように縫着される。したがって、被介護者を各状況に適した姿勢で吊り上げるには、複数のスリングシートを用意する必要があり不経済である。また、各吊り上げベルトがシート部に予め縫着されて固定されているため、例えば、スリングシートと共に被介護者を車椅子に乗降させる際、吊り上げベルトが車椅子に引っ掛かる等して使い勝手が悪い等の問題がある。
本発明は、上記のような課題に鑑み、スリングシートのシート部を異なる用途間で共用可能として、コスト低減を可能にした介護用スリングシートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、身体を保持する布状のシート部と、前記シート部を介護用リフトに吊り上げるための吊り上げベルトとを備えた介護用スリングシートにおいて、前記吊り上げベルトの基部を、着脱具により前記シート部に着脱可能とする。この構成により、吊り上げベルトを交換することによって、スリングシートを、脚揃え型及び脚分離型として使用することができるため、シート部を異なる用途間で共用することが可能となり、コストの低減を図ることができる。
本発明はさらに、前記着脱具を、スライドファスナとする。この構成により、吊り上げベルトをシート部に簡単かつ確実に着脱することができる。
本発明はさらに、前記スライドファスナーの一部を構成する一方のエレメントを前記シート部に縫着し、また、他方のエレメントを前記吊り上げベルトの基端に縫着し、前記スライドファスナーの他の一部を構成するスライダーを前記両エレメントのいずれか一方に予め噛み合わせる。この構成により、シート部における非使用の接続位置に、スライドファスナーのスライダーが取り付かないため、シート部における非使用の接続位置に異物を感じることはない。
本発明はさらに、前記着脱具を、面ファスナとする。この構成により、吊り上げベルトをシート部に簡単に着脱することができる。
本発明によると、吊り上げベルトの基部を、着脱具によりシート部に着脱可能としたことにより、吊り上げベルトを交換することによって、スリングシートのシート部を異なる用途間で共用することが可能となり、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明に係わる一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明に係わる介護用スリングシート1は、被介護者2(図5、6参照)の大腿部から背中を支えるためのシート部3と、被介護者2の後頭部を支えるクッション入りの枕4と、シート部3の上部を吊り上げるための左右の上部吊り上げベルト5と、シート部3の下部を吊り上げるためのの左右の脚揃い用吊り上げベルト6及び脚分離用吊り上げベルト7とを含む。接続部品をなす枕4、上部吊り上げベルト5、脚揃い用吊り上げベルト6及び脚分離用吊り上げベルト7は、シート部3に対してスライドファスナー8により構成される着脱具により着脱自在に接続される。
なお、本発明に係わる着脱具は、スライドファスナー8のみに限定されるものではなく、無数の鉤と輪で構成される面ファスナー、スナップボタン等で構成される点ファスナー、フック及びフックに係脱可能なリングで構成されるフックタイプ等としても良い。
スライドファスナー8は、テープ状の基材82に設けられた合成樹脂製の左右対のエレメント(務歯)83、83と、スライドさせることで左右のエレメント83、83を噛み合わせたり離したりするスライダー81とにより構成される。
シート部3は、化学繊維製の一枚のメッシュ布地より形成され、枕4が接続されるシート部3の上縁の接続位置A、上部吊り上げベルト5の基部が接続されるシート部3の上部の左右側縁の接続位置B、脚揃い用吊り上げベルト6の基部が接続されるシート部3の下部の左右側縁の接続位置C、及び脚分離用吊り上げベルト7の基部が接続されるシート部3の下縁左右の接続位置Dのそれぞれには、スライドファスナー8の一方のエレメント83が基材82を介して縫着されている。また、シート部3の下部中央には、シート部3の下部中央を開閉可能なスライドファスナー12が設けられている。このスライドファスナー12は、スリングシート1をトイレ用として使用する際、シート部3の下部中央を開放させる。
各接続部品4、5、6、7の基端には、スライドファスナー8の他方のエレメント83が基材82を介して縫着されている。スライドファスナー8のスライダー81は、各接続部品4、5、6、7の基部に縫着された方のエレメント83に予め噛み合わせられている。
シート部3側のエレメント83を接続部品4、5、6、7側に設けられたスライダー81に係合させて、スライダー81をスライドさせることによって、接続部品4、5、6、7側のエレメント83とシート部3側のエレメント83とが互いに噛み合って、接続部品4、5、6、7の基部をシート部3に接続することができる。また、スライダー81を逆方向へスライドさせて両エレメント83、83を離すことによって、接続部材4、5、6、7をシート部3から外すことができる。
上部吊り上げベルト5、脚揃い用吊り上げベルト6及び脚分離用吊り上げベルト7の先端部側には、介護用クレーンのハンガーフック10に係脱自在な引っ掛け孔51、61、71が長手方向に沿って3個ずつ設けられている。引っ掛け孔51、61、71のいずれかを選択して介護用クレーンのハンガーフック10に掛けることによって、介護用クレーンに吊り上げられる被介護者2の体躯や被介護者が求める姿勢に対応することができる。
シート部3の各接続位置A、B、C、Dには、肌触りの良い布製で形成される覆い布9の基部が縫着されている。接続部品4、5、6、7が接続されていない非使用の接続位置においては、図3に示すように、覆い布9の先端部側をシート部3の端縁から裏面側へ回り込むように折り返してシート部3の裏面側に面ファスナー11により貼着することによって、接続部品4、5、6、7が接続されていない箇所のエレメント83を、覆い布9により覆い隠すことができる。また、接続部品4、5、6、7が接続されている接続位置においては、図4に示すように、覆い布9をシート部3に接続されている接続部品4、5、6、7の表面に面ファスナー11により貼着することにより、シート部3側及び接続部品4、5、6、7側の両エレメント83の表面(被介護者2の身体に触れる側の面)を覆い隠すことができる。これにより、スライドファスナー8が被介護者2の身体に直接触れることがないため、被介護者2に不快感を与えることはない。
図5は、被介護者2を脚揃え姿勢で吊り上げた状態を示す。この場合は、被介護者2の体躯に見合ったサイズの上部吊り上げベルト5、脚揃い用吊り上げベルト6を選択して、上部吊り上げベルト5の基部をシート部3の接続位置A、また、脚揃い用吊り上げベルト6の基部をシート部3の接続位置Cにスライドファスナー8によりそれぞれ接続して、左右の上部吊り上げベルト5及び脚揃い用吊り上げベルト6の各引っ掛け孔51、61を介護用クレーンのハンガーフック10に掛ける。また、被介護者2を吊り上げる姿勢に応じて枕4をシート部3の接続位置Aに接続したり、ポケット等のオプション品を取り付ける。
図6は、被介護者2を脚分離姿勢で吊り上げた状態を示す。この場合は、被介護者2の体躯に見合ったサイズの上部吊り上げベルト5、脚分離用吊り上げベルト7を選択して、上部吊り上げベルト5の基部をシート部3の接続位置A、また、脚分離用吊り上げベルト7の基部をシート部3の接続位置Dにスライドファスナー8によりそれぞれ接続して、左右の上部吊り上げベルト5及び脚分離用吊り上げベルト7の各引っ掛け孔51、71を介護用クレーンのハンガーフック10に掛ける。
また、使用状況に応じて、全ての接続部品4、5、6、7をシート部3から外して、シート部3をベッドカバーや車椅子の座カバー代わりとしても使用することもできる。特に、シート部3を車椅子の座カバーとして使用する場合には、シート部3に長尺のベルト5、6、7が接続されていないため、ベルト5、6、7が車椅子に引っ掛かるおそれが無くなり、被介護者2を安全に搬送することができると共に、介護者の使い勝手が良くなる。
上述のように、接続部品4、5、6、7を交換することによって、スリングシート1を、脚揃え型及び脚分離型として使用することができるため、シート部3を異なる用途間で共用することができ、コストの低減を図ることができる。また、全ての接続部品4、5、6、7をシート部3から外すことによって、シート部3をベットカバー、座カバーとしても使用することができる。
本発明に係わる介護用スリンシートの展開図である。 着脱具の要部の拡大斜視図である。 図1におけるIIIーIII線拡大横断面図である。 接続部品をシート部に接続した状態での図3と同様な部位の拡大横断面図である。 介護用スリングシートを脚揃い型として使用した形態で被介護者を介護用クレーンで吊り上げた状態の斜視図である。 介護用スリングシートを脚分離型として使用した形態で被介護者を介護用クレーンで吊り上げた状態の正面図である。
符号の説明
1 介護用スリングシート
2 被介護者
3 シート部
4 枕(接続部品)
5 上部吊り上げベルト(接続部品)
6 脚揃い用吊り上げベルト(接続部品)
7 脚分離用吊り上げベルト(接続部品)
8 スライドファスナー(着脱具)
9 覆い布
10 介護用クレーンのハンガーフック
11 面ファスナー
12 スライドファスナー
51 引っ掛け孔
61 引っ掛け孔
71 引っ掛け孔
81 スライダー
82 基材
83 エレメント(務歯)

Claims (4)

  1. 身体を保持する布状のシート部と、前記シート部を介護用リフトに吊り上げるための吊り上げベルトとを備えた介護用スリングシートにおいて、
    前記吊り上げベルトの基部を、着脱具により前記シート部に着脱可能としたことを特徴とする介護用スリングシート。
  2. 前記着脱具を、スライドファスナとしたことを特徴とする請求項1記載の介護用スリングシート。
  3. 前記スライドファスナーの一部を構成する一方のエレメントを前記シート部に縫着し、また、他方のエレメントを前記吊り上げベルトの基端に縫着し、前記スライドファスナーの他の一部を構成するスライダーを前記両エレメントのいずれか一方に予め噛み合わせたことを特徴とする請求項2記載の介護用スリングシート。
  4. 前記着脱具を、面ファスナとしたことを特徴とする請求項1記載の介護用スリングシート。
JP2008112022A 2008-04-23 2008-04-23 介護用スリングシート Withdrawn JP2009261480A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016202949A (ja) * 2011-02-17 2016-12-08 ウッドラーク・サークル・インコーポレイテッドWoodlark Circle, Inc. 患者を位置決めするための膨張可能なスリング及び方法

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