JP2009260030A - レーザダイオードの駆動装置、駆動方法、光源装置、プロジェクタ - Google Patents

レーザダイオードの駆動装置、駆動方法、光源装置、プロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】レーザダイオードをパルス状の駆動電流で駆動する場合に、不具合が発生することを抑制する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】入力電極と出力電極とを有するレーザダイオードに並列に接続されて、前記入力電極と前記出力電極との間の電気的な接続をオン/オフする第1の電界効果トランジスタを利用する。ここで、レーザダイオードの駆動電流がハイレベルである時間範囲内では、第1の電界効果トランジスタの駆動信号のレベルを、第1の電界効果トランジスタによる接続をオフにするための第1レベルに設定する。駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、駆動信号のレベルを、第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザダイオードの駆動装置、駆動方法、光源装置、プロジェクタに関するものである。
近年、光源としてレーザダイオード(「半導体レーザ」とも呼ばれる)が普及しつつある。また、レーザダイオードを駆動する種々の技術も提案されている。
特開平5−7039号公報 特開平5−13850号公報
レーザダイオードの駆動に、パルス状の駆動電流を利用可能である。パルス幅を調整することによって、レーザダイオードによって発せられる光の平均的な明るさを調整することができる。また、レーザダイオードを連続的に点灯させる場合と比べて、レーザダイオードの寿命を延ばすことができる。
ところが、レーザダイオードをパルス状の駆動電流で駆動すると、駆動電流の流れる電気回路が有するストレーインダクタンスによって、種々の不具合が生じる場合があった。例えば、ストレーインダクタンスによって生じる電圧が過剰に高くなる場合があった。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、レーザダイオードをパルス状の駆動電流で駆動する場合に、不具合が発生することを抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]入力電極と出力電極とを有するレーザダイオードの駆動装置であって、前記レーザダイオードに、電流のハイレベルとローレベルとを繰り返すパルス状の駆動電流を供給する電流駆動部と、前記レーザダイオードに並列に接続されて、前記入力電極と前記出力電極との間の電気的な接続をオン/オフする第1の電界効果トランジスタと、前記第1の電界効果トランジスタに、前記接続を制御する駆動信号を供給するトランジスタ駆動部と、を備え、前記トランジスタ駆動部は、前記駆動電流がハイレベルである時間範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオフにするための第1レベルに設定し、前記駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定する、駆動装置。
この構成によれば、駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、駆動信号のレベルが、第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定されるので、ストレーインダクタンスの影響を抑えることができ、その結果、不具合が発生することを抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載の駆動装置であって、前記第1の電界効果トランジスタは、前記出力電極から前記第1の電界効果トランジスタを通って前記入力電極へ向かう電流を許容する寄生ダイオードを含む、駆動装置。
この構成によれば、レーザダイオードに過大な逆電圧が印加されることを抑制できる。
[適用例3]光源装置であって、適用例1または適用例2に記載の駆動装置と、前記レーザダイオードと、を備え、前記レーザダイオードは、互いに並列に接続された複数の発光素子を含む、光源装置。
この構成によれば、互いに並列に接続された複数の発光素子を含むレーザダイオードを利用する場合に、ストレーインダクタンスの影響を抑えることができ、その結果、不具合が発生することを抑制することができる。
[適用例4]適用例3に記載の光源装置であって、前記電流駆動部は、第1と第2の出力ラインを備え、前記第1出力ラインから前記第2出力ラインへ流れる電流を供給する電流供給部と、前記第1出力ラインと前記第2出力ラインとのいずれか一方と、前記レーザダイオードとの間に接続されて、前記電流供給部と前記レーザダイオードとの間の電気的な接続をオン/オフすることによって、前記パルス状の駆動電流を生成する第2の電界効果トランジスタと、を含む、光源装置。
この構成によれば、第2の電界効果トランジスタによってパルス状の駆動電流を生成する構成において、ストレーインダクタンスの影響を抑えることができ、その結果、不具合が発生することを抑制することができる。
[適用例5]プロジェクタであって、適用例1または適用例2に記載の駆動装置と、前記レーザダイオードと、前記レーザダイオードによって発せられた光を、画像を投写するための投写光に変調する空間光変調部と、前記投写光を投写する投写光学系と、を備える、プロジェクタ。
[適用例6]入力電極と出力電極とを有するレーザダイオードの駆動方法であって、前記レーザダイオードに、電流のハイレベルとローレベルとを繰り返すパルス状の駆動電流を供給する工程と、前記駆動電流がハイレベルである時間範囲内では、前記レーザダイオードに並列に接続されて前記入力電極と前記出力電極との間の電気的な接続をオン/オフする第1の電界効果トランジスタに供給される駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオフにするための第1レベルに設定する工程と、前記駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定する工程と、を備える方法。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、レーザダイオードの駆動方法および駆動装置、レーザダイオードとその駆動装置とを含む光源装置、その光源装置を含むプロジェクタ、背面投写型ディスプレイ、液晶パネルディスプレイのバックライト、照明装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
次に、この発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての光源装置を示す説明図である。この光源装置900は、第1出力ラインLN1と第2出力ラインLN2とを有する電流供給回路700と、第1出力ラインLN1にアノードADが接続されたレーザダイオードLDと、レーザダイオードLDのカソードCDと第2出力ラインLN2との間に接続された第2トランジスタQ2と、レーザダイオードLDに並列に接続された第1トランジスタQ1と、第1ゲート駆動回路730と、を有している。なお、レーザダイオードLDのアノードADは、特許請求の範囲における「入力電極」に相当する。また、カソードCDは、「出力電極」に相当する。
図1には、レーザダイオードLDを表す等価回路LCが示されている。レーザダイオードLDは、互いに並列に接続された複数の発光素子LDeを含んでいる(1つの発光素子LDeは、1つのレーザダイオードに相当する)。以下、このようなレーザダイオードLDを利用する技術を、「マルチエミッタ技術」とも呼ぶ。このように、複数の発光素子LDeを利用することによって、光量を容易に増大することができる。照明のためにレーザダイオードを利用する場合には、このようなマルチエミッタ技術を利用することが好ましい。このようなレーザダイオードLDを利用する場合には、並列に接続された各発光素子LDeに電流が流れるので、発光素子LDeの総数が多いほど、電流の合計値も大きくなる。例えば、点灯時にレーザダイオードLDを流れる電流が10アンペアを超える場合もある。
第1と第2のトランジスタQ1、Q2は、いずれも、NチャネルMOS FET(metal oxide semiconductor field effect transistor)である。第1トランジスタQ1のドレインDは、レーザダイオードLDのアノードAD(第1出力ラインLN1)に接続され、第1トランジスタQ1のソースSは、レーザダイオードLDのカソードCDに接続されている。第2トランジスタQ2のドレインDはレーザダイオードLDのカソードCD(第1トランジスタQ1のソースS)に接続され、第2トランジスタQ2のソースSは第2出力ラインLN2に接続されている。
各トランジスタQ1、Q2のそれぞれのゲートGは、第1ゲート駆動回路730に接続されている。第1ゲート駆動回路730は、第1トランジスタQ1のゲートGに第1ゲート駆動信号GDS1を供給する第1トランジスタ駆動回路731と、第2トランジスタQ2のゲートGに第2ゲート駆動信号GDS2を供給する第2トランジスタ駆動回路732と、を有している。第1ゲート駆動回路730による制御については、後述する。なお、以下、第1トランジスタ駆動回路731を、「第1TR駆動回路731」とも呼ぶ。また、第2トランジスタ駆動回路732を、「第2TR駆動回路732」とも呼ぶ。
電流供給回路700は、第1出力ラインLN1から第2出力ラインLN2へ流れる電流を供給する電源回路である。本実施例では、電流供給回路700は、直流電源DCPSと、DC/DCコンバータ710と、第2ゲート駆動回路720と、を有している。DC/DCコンバータ710は、直流電源DCPSから得られる電圧を、レーザダイオードLDの駆動に適した所定の電圧Voutに変換する。
DC/DCコンバータ710は、直流電源DCPSのプラス極とマイナス極とを接続するキャパシタC1と、プラス極とマイナス極との間に直列に接続された2つのトランジスタ(NチャネルMOS FET)Q3、Q4とを有している。第3トランジスタQ3のドレインDは直流電源DCPSのプラス極に接続されている。第3トランジスタQ3のソースSは、第4トランジスタQ4のドレインDに接続されている(以下、この接続点を「節点OP」と呼ぶ)。第4トランジスタQ4のソースは、直流電源DCPSのマイナス極に接続されている。このマイナス極には、第2出力ラインLN2が接続されている。節点OPと第1出力ラインLN1とは、インダクタL(例えば、コイル)によって接続されている。また、第1出力ラインLN1と第2出力ラインLN2とは、キャパシタC2によって接続されている。
第2ゲート駆動回路720は、これらのトランジスタQ3、Q4のゲートGに、互いに逆位相のパルス状のゲート駆動信号をそれぞれ供給することによって、節点OPからパルス状の電力を出力する。出力された電力は、インダクタLとキャパシタC2とによって平滑化される。この結果、第1出力ラインLN1と第2出力ラインLN2との間の電圧が、所定の電圧Voutに設定される。
なお、DC/DCコンバータ710の構成としては、図1に示す構成に限らず、公知の種々の構成を採用可能である。また、直流電源DCPSの構成としても、種々の構成を採用可能である。例えば、乾電池や充電池を直流電源DCPSとして採用してもよい。また、交流電流を直流電流に変換する回路を有する電源回路を直流電源DCPSとして採用してもよい。なお、電流供給回路700の構成としては、このようなコンバータを利用する構成に限らず、レーザダイオードLDの駆動に適した所定の電圧の電力を出力可能な任意の構成を採用可能である。
なお、電流供給回路700と、第2トランジスタQ2と、第2トランジスタ駆動回路732との全体は、特許請求の範囲における「電流駆動部」に相当する。
次に、第1ゲート駆動回路730による制御について説明する。第2トランジスタ駆動回路732は、第2トランジスタQ2による電気的な接続(ドレインDとソースSとの間の接続)をオン/オフすることによって、パルス状の駆動電流をレーザダイオードLDに供給する。以下、「トランジスタによる接続をオンにする」ことを、単に、「トランジスタをオンにする」とも表現する。「オフ」についても同様である。
図2は、レーザダイオードLDの駆動電流がオン(ハイレベル)である状態を示す説明図である。図2には、光源装置900(図1)の一部分が示されている。図示するように、第2TR駆動回路732(図1)は、第2トランジスタQ2をオンにし、第1TR駆動回路731は、第1トランジスタQ1をオフにする。この状態では、レーザダイオードLDのアノードADとカソードCDとの間の電圧VLDは、電流供給回路700(図1)の出力電圧Voutとほぼ同じである。すなわち、電流供給回路700は、レーザダイオードLDに電圧を印加する。この電圧印加に従って、ゼロより大きな値Idの電流がレーザダイオードLDを流れ、レーザダイオードLDが光を発する。
なお、図2中のダイオードPD1は、第1トランジスタQ1の寄生ダイオード(「ボディダイオード」とも呼ばれる)を示している。本実施例では、寄生ダイオードPD1は、第1トランジスタQ1のソースSからドレインDへ流れる電流(すなわち、レーザダイオードLDのカソードCDから第1トランジスタQ1を通ってアノードADへ流れる電流)を許容する。
また、第1トランジスタQ1のドレインDとレーザダイオードLDのアノードADとの間のインダクタンスLs1は、いわゆるストレーインダクタンス(浮遊インダクタンス)を示している。このようなストレーインダクタンスLs1は、光源装置900の部品が実装されたプリント基板の配線や、レーザダイオードLDの内部配線のためのボンディングワイヤ等の種々の回路に起因する。なお、このようなストレーインダクタンスは、他の位置(例えば、カソードCDと第2トランジスタQ2のドレインDとの間)にも生じ得る。
図3は、レーザダイオードLDの駆動電流がオフ(ローレベル)である状態を示す説明図である。図3には、図2と同様の光源装置900(図1)の一部が示されている。図示するように、第2TR駆動回路732(図1)は、第2トランジスタQ2をオフにし、第1TR駆動回路731は、第1トランジスタQ1をオンにする。第2トランジスタ駆動回路732が第2トランジスタQ2の状態をオンからオフに切り替えると、レーザダイオードLDを流れる電流が値Id(>0)からゼロに変化する。この電流の変化に起因して、ストレーインダクタンスLs1は、いわゆるフライバック電圧を発生させる。ここで、第1トランジスタQ1が無いと仮定すると、フライバック電圧は、レーザダイオードLDや第2トランジスタQ2に印加される。一方、本実施例では、第1TR駆動回路731は、第1トランジスタQ1をオンにする。従って、電流が、レーザダイオードLDと第1トランジスタQ1とを通るループ回路を、第1トランジスタQ1のソースSに入ってドレインDから出る方向に流れる。その結果、ストレーインダクタンスLs1によって生じる電圧が過剰に高くなることを抑制できる。なお、図3に示す状態では、レーザダイオードLDに電流が流れ得るが、電流供給回路700(図1)によって供給される駆動電流はゼロである(第2トランジスタQ2のドレイン電流が、この駆動電流に相当する)。
図4は、ゲート電圧とドレイン電流との変化を示すタイミングチャートである。横軸は時間を示している。第1ゲート電圧Vg1は、第1トランジスタQ1のゲート電圧を示し、第1ドレイン電流Id1は、第1トランジスタQ1のドレイン電流を示している。なお、第1ゲート電圧Vg1は、第1ゲート駆動信号GDS1(図1)のレベルに相当する。第2ゲート電圧Vg2は、第2トランジスタQ2のゲート電圧を示し、第2ドレイン電流Id2は、第2トランジスタQ2のドレイン電流を示している。なお、第2ゲート電圧Vg2は、第2ゲート駆動信号GDS2のレベルに相当する。プラスのドレイン電流は、ドレインDからソースSへ流れる電流を示し、マイナスのドレイン電流は、ソースSからドレインDへ流れる電流を示している。ゲート電圧に関しては、トランジスタをオンにするためのゲート電圧を「ONレベル」で示し、トランジスタをオフにするためのゲート電圧を「OFFレベル」で示している。なお、「ONレベル」と「OFFレベル」とのそれぞれの実際の値は、トランジスタQ1、Q2の特性に従って、実験的に決定すればよい。
第2トランジスタ駆動回路732(図1)は、所定の長さのオン時間Ton内では、第2ゲート電圧Vg2を「ONレベル」に維持し、その後の所定の長さのオフ時間Toff内では、第2ゲート電圧Vg2を「OFFレベル」に維持する。第2トランジスタ駆動回路732は、オン時間Tonとオフ時間Toffとを交互に繰り返す。
第2ドレイン電流Id2は、第2ゲート電圧Vg2が「OFFレベル」から「ONレベル」に切り替えられたことに応答して、ゼロから値Id(>0)に変化する。その後、第2ゲート電圧Vg2が「ONレベル」に維持される間(オン時間Tonの間)、第2ドレイン電流Id2は、値Idのままである。次に、第2ドレイン電流Id2は、第2ゲート電圧Vg2が「ONレベル」から「OFFレベル」に切り替えられたことに応答して、ゼロに変化する。その後、第2ゲート電圧Vg2が「OFFレベル」に維持される間(オフ時間Toffの間)、第2ドレイン電流Id2はゼロのままである。このように、第2ドレイン電流Id2の波形は、ゼロと値Id(>0)とが周期的に繰り返す波形である。すなわち、レーザダイオードLDには、電流のハイレベル(値Id)とローレベル(本実施例ではゼロ)とを繰り返すパルス状の駆動電流が供給される。
一方、第1TR駆動回路731(図1)は、オン時間Ton内では、第1ゲート電圧Vg1を「OFFレベル」に設定し、オフ時間Toff内では、第1ゲート電圧Vg1を「ONレベル」に設定する。このように、第1TR駆動回路731は、第2トランジスタQ2とは逆の位相で第1トランジスタQ1を駆動する。
なお、第2トランジスタ駆動回路732によって第2ゲート電圧Vg2が「ONレベル」から「OFFレベル」に切り替えられてから、第2ドレイン電流Id2が値Idからゼロに切り替わるまでの時間Taが、ゼロより大きい場合がある。このような時間の遅れは、種々のFETにみられる。ここで、この遅れ時間Taの経過前に第1TR駆動回路731が第1ゲート電圧Vg1を「ONレベル」に設定すると、過剰な電流が、第1出力ラインLN1、第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第2出力ラインLN2を流れる(このような電流は貫通電流とも呼ばれる)。
そこで、本実施例では、第1TR駆動回路731(図1)は、オフ時間Toffの開始から、遅れ時間Taよりも長い所定の待ち時間DTaが経過した後に、第1ゲート電圧Vg1を「OFFレベル」から「ONレベル」に切り替える(このような遅れ時間Taを待つための時間は、「デッドタイム」とも呼ばれる)。その結果、貫通電流を防止できる。なお、このような待ち時間DTaは、第2トランジスタQ2の特性に従って、予め実験的に決定すればよい。
遅れ時間Taが経過してから、待ち時間DTaが経過するまでの時間Tb内では、第1トランジスタQ1(図1)はオフである。ただし、図3に示すように、本実施例では、第1トランジスタQ1は、寄生ダイオードPD1を有している。従って、電流が第1トランジスタQ1のソースSから寄生ダイオードPD1を通じてドレインDに流れるので、ストレーインダクタンスLs1によって生じる電圧が過剰に高くなることを抑制できる。また、レーザダイオードLDに印加される逆電圧を、寄生ダイオードPD1の順方向電圧と同程度の電圧に抑えることができる。
待ち時間DTaが経過したことに応答して、第1TR駆動回路731(図1)は、第1ゲート電圧Vg1を「OFFレベル」から「ONレベル」に切り替える。これにより、電流が第1トランジスタQ1を流れる。特に、第1トランジスタQ1による接続の電気抵抗(ソースSとドレインDとの間のチャネルを通る電気抵抗)は、寄生ダイオードPD1の順方向の電気抵抗と比べて十分に小さい(例えば、数ミリオーム)。従って、時間Tb内での電流よりも大きな電流が、第1トランジスタQ1を流れ得る。また、第1トランジスタQ1は、レーザダイオードLDに印加される逆電圧を、寄生ダイオードPD1に電流を流すために要する順方向電圧よりも下げることができる。
その後、第1トランジスタQ1を流れる電流Id1は小さくなる。そして、第1TR駆動回路731は、第1ゲート電圧Vg1を「ONレベル」から「OFFレベル」に切り替える。この切替は、第2トランジスタ駆動回路732が第2ゲート電圧Vg2を「OFFレベル」から「ONレベル」に切り替えるタイミングよりも、所定の待ち時間DTb(>0)だけ早いタイミングで、行われる。この理由は、貫通電流を防止するためである。なお、待ち時間DTbは、第1トランジスタQ1の特性に従って、予め実験的に決定すればよい。
以上説明した第1TR駆動回路731(図1)による制御は、以下のように表すこともできる。すなわち、駆動電流(第2ドレイン電流Id2)がハイレベル(値Id)である時間範囲内(オン時間Tonと時間Ta)では、第1TR駆動回路731は、第1ゲート電圧Vg1(第1ゲート駆動信号GDS1のレベル)を「OFFレベル」に維持する。そして、駆動電流がローレベル(本実施例ではゼロ)である時間範囲内の最初の一部分(時間Tb)と最後の一部分(時間DTb)を除く残りの範囲T1on内では、第1TR駆動回路731は、第1ゲート電圧Vg1を「ONレベル」に維持する。駆動電流がローレベルである時間範囲内の最初の一部分(時間Tb)と最後の一部分(時間DTb)とのそれぞれにおいては、第1TR駆動回路731は、第1ゲート電圧Vg1を「OFFレベル」に維持する。
図5は、光源装置の比較例を示す説明図である。図1に示す光源装置900との差違は、2点ある。第1の差違は、第1トランジスタQ1の代わりにダイオードD1が設けられている点である。第2の差違は、第1TR駆動回路731が省略されている点である。この光源装置900Cの他の部分の構成は、図1の光源装置900と同じである。例えば、第1ゲート駆動回路730Cの第2トランジスタ駆動回路732は、図1の第2トランジスタ駆動回路732と同じである。
ダイオードD1のアノードAD1は、レーザダイオードLDのカソードCDに接続され、ダイオードD1のカソードCD1は、レーザダイオードLDのアノードADに接続されている。従って、図3に示す実施例と同様に、第2トランジスタQ2の状態がオンからオフに切り替えられた場合には、電流がダイオードD1のアノードAD1からカソードCD1に流れる。
図6は、比較例におけるゲート電圧とドレイン電流とダイオード電流との変化を示すタイミングチャートである。第2ゲート電圧Vg2と第2ドレイン電流Id2とは、図4に示す実施例と同じである。ダイオード電流IDIは、ダイオードD1を流れる電流を示している(順方向電流)。
第2ドレイン電流Id2がゼロに変化したことに応答して、図4に示す実施例と同様に、ダイオードD1に電流が流れる。その後、ダイオード電流IDIは、小さくなる。ただし、ダイオードD1に電流を流すためには、ゼロより大きな順方向電圧を要する。従って、本実施例と比べて、比較例では、レーザダイオードLDに、ダイオードD1の順方向電圧に相当する逆電圧が長時間にわたって印加され得る。
特に、本実施例では、レーザダイオードLD(図1)が、互いに並列に接続された複数の発光素子LDeを含むので、点灯時にレーザダイオードLDを流れる電流の値Idが10アンペアを超える場合がある。この場合、ストレーインダクタンスLs1が小さくても、ストレーインダクタンスLs1によって生じる電流値が数アンペアになり得る。この場合、ダイオードD1の順方向電圧は1ボルトを超え得る。1ボルトを超える逆電圧がレーザダイオードLDに長時間に亘って印加されることは、レーザダイオードLDにとって大きな負担である。一方、本実施例では、第1トランジスタQ1(図3)をオンにすることによって、レーザダイオードLDに印加される逆電圧を、ダイオード(例えば、ダイオードD1や寄生ダイオードPD1)に電流を流すために要する順方向電圧よりも下げることができる。その結果、レーザダイオードLDの負荷を軽減し、レーザダイオードLDの劣化を抑制することができる。
以上のように、本実施例では、駆動電流がローレベルである時間範囲の内の一部の範囲(図4:T1on)内において、第1ゲート駆動信号GDS1のレベル(第1ゲート電圧Vg1)が「ONレベル」に設定されるので、レーザダイオードLDと第1トランジスタQ1とを通るループ回路において、ストレーインダクタンスLs1によって生じる電圧が過剰に高くなることを抑制できる。その結果、第2トランジスタQ2に過剰な電圧が印加されることを抑制できる。また、レーザダイオードLDに過剰な電圧が印加されることを抑制できる。以上のように、本実施例の光源装置900は、ストレーインダクタンスLs1の影響を抑えることができ、その結果、不具合が発生することを抑制することができる。また、第1トランジスタQ1(図3)が寄生ダイオードPD1を有しているので、第1トランジスタQ1がオフであっても、レーザダイオードLDに過大な逆電圧が印加されることを抑制できる。そして、ストレーインダクタンスLs1によって生じる電圧が過剰に高くなることを抑制できる。また、第1トランジスタQ1が寄生ダイオードPD1を含むので、第1トランジスタQ1に加えて別途ダイオードをレーザダイオードLDに接続せずに済む。その結果、光源装置900の構成が過剰に複雑になることを抑制できる。
B.第2実施例:
図7は、光源装置の別の実施例を示す説明図である。図1に示す光源装置900との差違は、第2トランジスタQ2が、レーザダイオードLDのカソードCDと第2出力ラインLN2との間の代わりに、レーザダイオードLDのアノードADと第1出力ラインLN1との間に接続されている点だけである。他の構成は、図1の光源装置900と同じである。
本実施例の光源装置910では、第2トランジスタQ2のドレインDが第1出力ラインLN1に接続されている。そして、第2トランジスタQ2のソースSがレーザダイオードLDのアノードADに接続されている。第1トランジスタQ1のソースS(すなわち、レーザダイオードLDのカソードCD)は、第2出力ラインLN2に接続されている。このような構成においても、第1実施例の光源装置900と同様に、光源装置910は動作する。そして、第2実施例の光源装置910は、第1実施例の光源装置900と同様の種々の効果を奏する。
C.第3実施例:
図8は、上述の光源装置を利用したプロジェクタ500の説明図である。プロジェクタ500は、赤色光を射出する赤色レーザ光源装置501Rと、緑色光を射出する緑色レーザ光源装置501Gと、青色光を射出する青色レーザ光源装置501Bと、を備えている。
各色のレーザ光源装置501R,501G,501Bは、それぞれ、対応する色のレーザ光LBr、LBg、LBbを射出する点を除いて、前述した第1実施例のレーザ光源装置900(図1)と同じの構成を有している。これらのレーザ光源装置501R,501G,501Bには、図示しない波長変換素子が設けられている。また、本実施例では、レーザダイオードLDは、赤外光を生成する。波長変換素子は、赤外光を、青色や緑色、赤色などの可視レーザ光に変換する。なお、本実施例では、波長変換素子は、いわゆる第2高調波発生(Second Harmonic Generation:SHG)を利用して波長を変換する素子である。このような波長変換素子としては、周知の種々の素子を採用可能である。
また、プロジェクタ500は、各レーザ光源装置501R,501G,501Bの光路下流側に配置された、インテグレータ光学系502R,502G,502Bを備えている。各インテグレータ光学系502R,502G,502Bは、各レーザ光源装置501R,501G,501Bから射出されたレーザ光LBr、LBg、LBbの照度分布を均一化させる。インテグレータ光学系502R,502G,502Bとしては、例えば、ロッドレンズやレンズアレイ、ホログラム素子等の光学素子を採用可能である。
また、プロジェクタ500は、空間光変調部としての液晶パネル(液晶ライトバルブ)504R,504G,504Bを備えている。各インテグレータ光学系502R,502G,502Bからの光は、液晶ライトバルブ504R,504G,504Bに、それぞれ入射する。各液晶パネル504R,504G,504Bは、入射光を、パソコン等から送られてきた画像信号に応じてそれぞれ変調する。
また、プロジェクタ500は、クロスダイクロイックプリズム506と、投写レンズ507とを備えている。クロスダイクロイックプリズム506は、各液晶ライトバルブ504R,504G,504Bによって変調された3色の光を合成する。投写レンズ507は、合成された光を、スクリーン510に投写する。なお、クロスダイクロイックプリズム506と、投写レンズ507とのそれぞれの構成としては、周知の種々の構成を採用可能である。
以上のように構成されたプロジェクタ500は、高出力のレーザ光源装置501R,501G,501Bを有している。その結果、高輝度の画像を表示することができる。なお、各光源装置501R,501G,501Bの構成としては、図7に示す光源装置910と同じ構成を採用してもよい。
なお、本実施例では、各液晶ライトバルブ504R,504G,504Bは透過型であるが、この代わりに、反射型の液晶ライトバルブを採用してもよい。また、上述の各実施例において、レーザダイオードLDによって発せられた光を、画像を投写するための投写光に変調する空間光変調部としては、液晶ライトバルブに限らず、任意の空間光変調装置を採用可能である。例えば、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD:TI社の商標)などのマイクロミラー型光変調装置を用いることもできる。また、空間光変調部の総数は、3に限らず、任意である。例えば、1つや2つや4以上を採用可能である。
D.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
上述の各実施例において、駆動電流のローレベルは、ゼロよりも大きな値であってもよい。いずれの場合も、ローレベルがハイレベルよりも小さければ、レーザダイオードLDにかかる負荷を下げることができるので、レーザダイオードLDの寿命を延ばすことができる。また、パルス幅を調整することによって、レーザダイオードによって発せられる光の平均的な明るさを調整することができる。
変形例2:
上述の各実施例において、第1TR駆動回路731(図1、図7)による第1トランジスタQ1の制御方法としては、種々の方法を採用可能である。例えば、第1TR駆動回路731は、駆動電流のパルスに同期する所定のタイミングに従って、第1トランジスタQ1を制御してもよい。具体的には、第1TR駆動回路731は、第2トランジスタ駆動回路732による第2トランジスタQ2の制御タイミング(すなわち、第2ゲート駆動信号GDS2(第2ゲート電圧Vg2)の制御タイミング)に同期する所定のタイミングに従って、第1ゲート駆動信号GDS1(第1ゲート電圧Vg1)を制御してもよい。ここで、図4に示す時間Tbと時間DTbとのいずれか一方、あるいは、両方を、ゼロに設定してもよい。ただし、いわゆる貫通電流を防止するためには、これらの時間Tb、DTbをゼロより大きな値に設定することが好ましい。いずれの場合も、第2ゲート駆動信号GDS2のパルス幅が可変であってもよい。この場合には、第1TR駆動回路731は、第2ゲート駆動信号GDS2のパルス幅の変化に従って、第1ゲート駆動信号GDS1(第1ゲート電圧Vg1)のパルス幅を制御すればよい。
変形例3:
上述の各実施例において、第1トランジスタQ1としては、NチャネルのMOS FETに限らず、種々の電界効果トランジスタ(FET)を採用可能である。例えば、PチャネルのMOS FETを採用してもよい。また、MOS FETの代わりに、JFET(Junction FET)や、MES FET(Metal Semiconductor FET)を採用してもよい。FETを利用すれば、ダイオードやバイポーラトランジスタを利用する場合と比べて、導通時の電圧降下を小さくできる。その結果、レーザダイオードLDと第1トランジスタQ1とを通るループ回路において、ストレーインダクタンスによって生じる電圧が過剰に高くなることを適切に抑制することができる。また、レーザダイオードLDに印加される逆電圧を適切に下げることができる。なお、第1トランジスタQ1として、寄生ダイオードPD1の無い電界効果トランジスタを採用してもよい。また、第2トランジスタQ2としても、種々のFETを採用可能である。
変形例4:
上述の各実施例において、レーザダイオードLDとしては、種々のレーザダイオード(半導体レーザ素子)を利用することができる。また、マルチエミッタ技術を利用せずに、1つの発光素子を有するレーザダイオードを利用してもよい。いずれの場合も、第1トランジスタQ1(図1、図7)の利用は、上述の各実施例と同様に、種々の不具合を抑制できるという効果を奏する。なお、マルチエミッタ技術を利用する場合には、マルチエミッタ技術を利用しない場合と比べて、点灯時にレーザダイオードLDを流れる電流が大きい。従って、マルチエミッタ技術を利用する場合には、上述した種々の効果が特に顕著である。
変形例5:
上述の各実施例において、レーザダイオードLDの駆動装置の構成としては、図1、図7に示す構成に限らず、種々の構成を採用可能である。例えば、駆動電流の大きさを測定する電流センサが駆動装置に設けられてもよい。このような電流センサは、第1出力ラインLN1からレーザダイオードLDと第2トランジスタQ2とを通って第2出力ラインLN2へ至る経路の任意の位置に挿入可能である。また、レーザダイオードLDと第1トランジスタQ1とを通るループ経路の途中に電流センサが挿入されてもよい。また、電流センサに限らず、他の種々の回路を、これらの経路に挿入してもよい。このように、レーザダイオードLDと第1トランジスタQ1とが、他の回路を介して間接的に接続されてもよい。また、レーザダイオードLDと第2トランジスタQ2とが、他の回路を介して間接的に接続されてもよい。
変形例6:
上述の各実施例の光源装置(例えば、図1の光源装置900や、図7の光源装置910)の用途としては、プロジェクタに限らず、任意の用途を採用可能である。例えば、背面投写型ディスプレイの光源や、液晶パネルディスプレイのバックライトや、照明装置として、上述の各実施例の光源装置を利用してもよい。
変形例7:
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1の第1TR駆動回路731の機能を、CPUとメモリとを有するコンピュータによって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の一実施例としての光源装置を示す説明図である。 レーザダイオードLDの駆動電流がオン(ハイレベル)である状態を示す説明図である。 レーザダイオードLDの駆動電流がオフ(ローレベル)である状態を示す説明図である。 ゲート電圧とドレイン電流との変化を示すタイミングチャートである。 光源装置の比較例を示す説明図である。 比較例におけるタイミングチャートである。 光源装置の別の実施例を示す説明図である。 上述の光源装置を利用したプロジェクタ500の説明図である。
符号の説明
500…プロジェクタ
501B…青色レーザ光源装置
501G…緑色レーザ光源装置
501R…赤色レーザ光源装置
502R,502G,502B…インテグレータ光学系
504R,504G,504B…液晶ライトバルブ(液晶パネル)
506…クロスダイクロイックプリズム
507…投写レンズ
510…スクリーン
700…電流供給回路
720…第2ゲート駆動回路
730、730C…第1ゲート駆動回路
731…第1トランジスタ駆動回路
732…第2トランジスタ駆動回路
900、900C、910…光源装置(レーザ光源装置)
L…インダクタ
D1…ダイオード
Q1…第1トランジスタ
Q2…第2トランジスタ
Q3…第3トランジスタ
Q4…第4トランジスタ
C1…キャパシタ
C2…キャパシタ
LD…レーザダイオード
PD1…寄生ダイオード
LN1…第1出力ライン
LN2…第2出力ライン
Ls1…ストレーインダクタンス
LDe…発光素子

Claims (6)

  1. 入力電極と出力電極とを有するレーザダイオードの駆動装置であって、
    前記レーザダイオードに、電流のハイレベルとローレベルとを繰り返すパルス状の駆動電流を供給する電流駆動部と、
    前記レーザダイオードに並列に接続されて、前記入力電極と前記出力電極との間の電気的な接続をオン/オフする第1の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタに、前記接続を制御する駆動信号を供給するトランジスタ駆動部と、
    を備え、
    前記トランジスタ駆動部は、
    前記駆動電流がハイレベルである時間範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオフにするための第1レベルに設定し、
    前記駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定する、
    駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記第1の電界効果トランジスタは、前記出力電極から前記第1の電界効果トランジスタを通って前記入力電極へ向かう電流を許容する寄生ダイオードを含む、
    駆動装置。
  3. 光源装置であって、
    請求項1または請求項2に記載の駆動装置と、
    前記レーザダイオードと、
    を備え、
    前記レーザダイオードは、互いに並列に接続された複数の発光素子を含む、
    光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置であって、
    前記電流駆動部は、
    第1と第2の出力ラインを備え、前記第1出力ラインから前記第2出力ラインへ流れる電流を供給する電流供給部と、
    前記第1出力ラインと前記第2出力ラインとのいずれか一方と、前記レーザダイオードとの間に接続されて、前記電流供給部と前記レーザダイオードとの間の電気的な接続をオン/オフすることによって、前記パルス状の駆動電流を生成する第2の電界効果トランジスタと、を含む、
    光源装置。
  5. プロジェクタであって、
    請求項1または請求項2に記載の駆動装置と、
    前記レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードによって発せられた光を、画像を投写するための投写光に変調する空間光変調部と、
    前記投写光を投写する投写光学系と、
    を備える、プロジェクタ。
  6. 入力電極と出力電極とを有するレーザダイオードの駆動方法であって、
    前記レーザダイオードに、電流のハイレベルとローレベルとを繰り返すパルス状の駆動電流を供給する工程と、
    前記駆動電流がハイレベルである時間範囲内では、前記レーザダイオードに並列に接続されて前記入力電極と前記出力電極との間の電気的な接続をオン/オフする第1の電界効果トランジスタに供給される駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオフにするための第1レベルに設定する工程と、
    前記駆動電流がローレベルである時間範囲内の少なくとも一部の範囲内では、前記駆動信号のレベルを、前記第1の電界効果トランジスタによる接続をオンにするための第2レベルに設定する工程と、
    を備える方法。
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