JP2009259561A - 有機エレクトロルミネッセンス装置、並びにその製造方法および製造装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置、並びにその製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、支持基板上に形成した補助配線を大気と異なる雰囲気中でも確実に検査することができる有機EL装置、並びにその製造方法および製造装置を提供すること。
【解決手段】トップエミッションタイプの有機EL装置100において、支持基板110dでは、第2電極層171と接する複数本の補助配線172が一方向に延在しているため、第2電極層171の電気的抵抗のばらつきを補助配線172によって解消することができる。また、補助配線172の両端の各々には、補助配線172の幅寸法よりも幅広の補助配線用端子172aが電気的接続されているため、大気と異なる雰囲気とされたチャンバなどの内部で補助配線用端子172aに検査端子を接触させて補助配線172の検査を行なうことできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、支持基板上に有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という)を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置(以下、有機EL装置という)、並びにその製造方法および製造装置に関するものである。
有機EL装置は、支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層を備えた有機EL素子が形成された構造を有している。かかる有機EL装置において、第2電極層は、複数の画素に跨るように形成された薄膜によって形成されており、かかる第2電極層の電気的抵抗が高い場合や、電気的抵抗が場所によってばらついた場合、有機EL装置では輝度ばらつきが発生してしまう。特に有機EL素子から出射された光を第2電極層が位置する側(支持基板が位置する側とは反対側)から出射するトップエミッションタイプの有機EL装置では、第2電極層に透光性が求められることから、第2電極層の膜厚を薄くするため、第2電極層の電気的抵抗に起因する輝度ばらつきが発生しやすい。
そこで、第2電極層の上層側または下層側に第2電極層に対して接触する補助配線を形成することにより、第2電極層の電気的抵抗に起因する輝度ばらつきを防止する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
なお、補助配線を形成する際、蒸着マスクの開口部を介して所定領域に蒸着を行なうマスク蒸着を用いる場合には、補助配線を格子状に形成することが困難であるが、図8に示すように、一方向に延在する複数本の補助配線172であれば、マスク蒸着によって補助配線172を効率よく形成することができる。
特開2006−80094号公報
しかしながら、図8に示すように、隣接する画素100aの各間に補助配線172を形成する場合には、補助配線172の幅寸法が狭いため、電気的抵抗のばらつきや、断線などが発生しやすく、第2電極層の電気的抵抗に起因する輝度ばらつきが発生しやすい。また、補助配線172をマスク蒸着によって形成した場合には特に、補助配線172の幅寸法が狭いため、電気的抵抗のばらつきや、断線などが発生しやすい。
そこで、補助配線172を形成した後、補助配線172に対して目視による外観検査、あるいは外観検査装置による検査を行なえばよいが、補助配線172を形成した後も大気と異なる雰囲気中で処理が行なわれる場合、支持基板を一端、大気中に出して補助配線172の外観検査を行なうと、支持基板を再び処理室に戻した後、処理室を大気と異なる雰囲気にするのに多大な時間がかかってしまい、生産性が低下する。従って、支持基板を大気と異なる雰囲気中に保持したまま、補助配線172の様子を観察すればよいが、かかる外観検査装置がないのが現状である。また、外観検査では、補助配線の良否を確実に検査することができないという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、支持基板上に形成した補助配線を大気と異なる雰囲気中でも確実に検査することができる有機EL装置、並びにその製造方法および製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機EL素子を備えた有機EL装置において、前記支持基板上には、前記第2電極層の上層側または下層側で一方向に延在して当該第2電極層と接する複数本の補助配線と、前記補助配線の幅寸法より広い幅寸法をもって前記補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子とが形成されていることを特徴とする。
本発明において、複数の画素に跨るように形成された第2電極層の上層側または下層側には、当該第2電極層と接する複数本の補助配線が一方向に延在しているため、第2電極層の電気的抵抗が高いのを補助配線によって補うことができるとともに、第2電極層の電気的抵抗の場所毎のばらつきを補助配線によって吸収することができる。それ故、有機EL装置の輝度ばらつきを解消することができる。また、補助配線は、マスク蒸着で形成するなどの制約から一方向に延在するように形成されており、補助配線に断線や電気的抵抗のばらつきがあると、第2電極層の電気的抵抗のばらつきなどを十分、吸収することができないが、本発明において、補助配線の両端の各々には、当該補助配線の幅寸法よりも幅広の補助配線用端子が電気的接続され、かかる補助配線用端子では検査端子を接触させることできる。従って、補助配線の断線や電気的抵抗のばらつきを検査することができるため、第2電極層の電気的抵抗のばらつきを十分、吸収することができる。また、かかる電気的な検査は、外観検査と違って、大気と異なる雰囲気とされたチャンバなどの内部でも行うことができるので、有機EL装置を製造する際、支持基板をチャンバ内から出す必要がないので、補助配線の検査を行なう場合でも、有機EL装置の生産性が低下することがない。
本発明において、前記補助配線は、隣接する前記画素の各間を通って一方向に延在していることが好ましい。
本発明において、前記補助配線用端子は、前記画素領域の外側に形成されていることが好ましい。このように構成すると、検査端子を補助配線用端子に接触させても有機EL素子を損傷させることがない。
本発明は、前記有機EL素子から出射された光を前記第2電極層が位置する側(支持基板が位置する側とは反対側)から出射するトップエミッションタイプの有機EL装置、および前記有機EL素子から出射された光を前記第1電極層が位置する側(支持基板が位置する側)から出射するボトムエミッションタイプの有機EL装置のいずれにも適用できる。
但し、本発明は、前記有機EL素子から出射された光を前記第2電極層が位置する側(支持基板が位置する側とは反対側)から出射するトップエミッションタイプの有機EL装置に適用すると効果的である。トップエミッションタイプの有機EL装置の場合、第2電極層に透光性が求められることから、第2電極層の膜厚を薄くする必要があり、かつ、前記補助配線については、隣接する前記画素の各間を通るように幅狭に形成しなければならないという制約があるため、第2電極層の電気的抵抗がばらつきやすく、補助配線にも断線や、配線抵抗のばらつきが発生しやすいが、本発明によれば、補助配線の良否を確実に検査することができるため、かかる断線や配線抵抗のばらつきに起因する輝度ばらつきの発生を防止することができる。
本発明において、前記複数本の補助配線は、互いに独立して形成され、1本の前記補助配線の各両端に前記補助配線用端子が電気的接続されている構成を採用することができる。このように構成すると、複数本の補助配線の良否を1ずつ検査することができる。
本発明においては、前記補助配線は、複数本が互いに直列され、当該直列に接続された前記補助配線のうち、両端に位置する補助配線の端部に前記補助配線用端子が電気的接続されている構成を採用してもよい。このように構成すると、複数本の補助配線の良否を一括して検査することができる。
この場合、前記直列に接続された前記補助配線の数は偶数本であり、前記画素領域の1辺に沿って前記補助配線用端子が複数、配列されていることが好ましい。このように構成すると、補助配線用端子が特定の領域に集まっているので、補助配線用端子に検査端子を接触させるのが容易である。
本発明において、前記補助配線用端子は、前記補助配線と同層に形成されてなることが好ましい。すなわち、前記補助配線用端子は、前記補助配線と同一材料によって同時形成されてなることが好ましい。このように構成すると、新たな構成を追加しなくても補助配線用端子を形成することができる。
本発明において、前記補助配線は、前記第2電極層の下層側に形成されていることが好ましい。このように構成すると、第2電極層を形成する前に補助配線の検査を行なうことができるので、第2電極層の影響を受けずに補助配線の良否を検査することができる。
本発明では、支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機EL素子を備えた有機EL装置の製造方法において、前記複数の画素に跨るように前記第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、前記第2電極層形成工程の前あるいは後に、前記第2電極の上層または下層で一方向に延在して前記第2電極層と接する複数本の補助配線を形成する補助配線形成工程と、を有し、前記補助配線形成工程では、前記補助配線の幅寸法より広い幅寸法をもって前記補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子を形成しておき、当該補助配線形成工程の後、前記補助配線用端子に検査端子を接触させて前記補助配線の電気特性を検査する補助配線検査工程を行なうことを特徴とする。
本発明において、少なくとも前記第2電極層形成工程および前記補助配線形成工程は、大気と異なる雰囲気中で行い、前記補助配線形成工程の後、前記支持基板を大気に晒すことなく前記補助配線検査工程を行なうことが好ましい。
本発明では、支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機EL素子を備えた有機EL装置の製造装置において、少なくとも、大気と異なる雰囲気中で前記複数の画素に跨るように前記第2電極層を形成する第2電極層形成部と、大気と異なる雰囲気中で、一方向に延在して前記第2電極層と接する複数本の補助配線、および前記補助配線の幅寸法より広い幅寸法をもって前記補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子を形成する補助配線形成部と、大気と異なる雰囲気中で、前記補助配線用端子に検査端子を接触させて前記補助配線の電気特性を検査する補助配線検査部と、を有することを特徴とする。
図面を参照して、本発明を適用した有機EL装置、その製造方法並びに製造装置について説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせてある。
図1は、本発明を適用した有機EL装置の電気的構成を示すブロック図である。図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置を第2基板(封止基板)の側から見た平面図、およびそのJ−J′断面図である。
図1に示す有機EL装置100においては、素子基板としての第1基板110上に、複数の走査線3aと、走査線3aに対して交差する方向に延びる複数のデータ線6aと、走査線3aとデータ線6aとの交差に対応する位置に形成された画素100aとを有しており、複数の画素100aがマトリクス状に配列されている領域によって画素領域110aが構成されている。
また、第1基板110上では、データ線6aに並列して複数の電源線6gが延在し、走査線3aに並列して複数の容量線3eが延在している。データ線6aにはデータ線駆動回路101が接続され、走査線3aには走査線駆動回路104が接続されている。複数の画素100aの各々には、走査線3aを介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用の薄膜トランジスタ30bと、このスイッチング用の薄膜トランジスタ30bを介してデータ線6aから供給される画素信号を保持する保持容量70と、保持容量70によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用の薄膜トランジスタ30cと、この薄膜トランジスタ30cを介して電源線6gに電気的接続したときに電源線6gから駆動電流が流れ込む有機EL素子180とが構成されている。ここで、有機EL素子180は各々、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を出射し、かかる3つの色に対応する3つの画素100aがサブピクセルを構成している。本形態では、同一の色に対応する画素100aがデータ線6aの延在方向に直線的に並ぶストライプ配列が採用されている。
かかる有機EL装置100では、走査線3aが駆動されてスイッチング用の薄膜トランジスタ30bがオンになると、そのときのデータ線6aの電位が保持容量70に保持され、保持容量70が保持する電荷に応じて、駆動用の薄膜トランジスタ30cのオン・オフ状態が決まる。そして、駆動用の薄膜トランジスタ30cのチャネルを介して、電源線6gから第1電極層140に電流が流れ、さらに有機機能層を介して第2電極層85に電流が流れる。その結果、有機EL素子180は、これを流れる電流量に応じて発光する。
なお、図1に示す構成では、電源線6gおよび容量線3eが各々、データ線駆動回路101および走査線駆動回路104から延在しているが、定電位が印加されるため、電源線6gおよび容量線3eが直接、端子102から延在している構成などを採用してもよい。また、図1に示す構成では、走査線3aと並列に容量線3eを形成したが、容量線3eを形成せずに、電源線6gと薄膜トランジスタ30bのドレインとの間に保持容量70を形成することもできる。
かかる有機EL装置100は具体的には、図2(a)、(b)に示すように構成される。図2(a)、(b)において、有機EL装置100では、素子基板としての第1基板110と、封止基板としての機能を担う第2基板120とを備えており、第1基板110において、複数の有機EL素子180が形成されている面側に第2基板120が重ねて配置されている。第1基板110と第2基板120とは、第1シール材層191および第2シール材層192によって貼り合わされている。第1シール材層191は、図2(a)にドットを密に付した領域で示してあるように、画素領域110aの周りを囲む周辺領域110cに沿って枠状に形成されている。これに対して、第2シール材層192は、図2(a)にドットを疎に付した領域で示してあるように、第1シール材層191で囲まれた領域の全体にわたって形成されている。
なお、第1基板110において、第2基板120からの張り出し領域110fには端子102、103が形成されており、かかる端子102、103を利用して、図1に示すデータ線駆動回路101や走査線駆動回路104を内蔵する駆動用ICが実装されたフレキシブル基板(図示せず)が接続される。
(有機EL素子の構成)
図3(a)、(b)は、本発明を適用した有機EL装置の断面構成を模式的に示す断面図、および第1基板110の平面構成を模式的に示す説明図であり、図3(a)は、図3(b)のK−K′線に沿って有機EL装置を切断したときの断面図に相当する。このため、図3(a)には、有機EL素子として、赤色(R)、緑色(G)に対応する有機EL素子を1つずつ示し、青色(B)に対応する有機EL素子については2つ示してある。図4(a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置の相隣接する画素2つ分の平面図、および画素1つ分の断面図である。図4(b)は図4(a)のB−B′線における断面図であり、図4(a)では、第1電極層140は長い点線で示し、データ線6aおよびそれと同時形成された薄膜は一点鎖線で示し、走査線3aは実線で示し、半導体層は短い点線で示してある。また、図4(a)では、補助配線に右上がりの斜線を付してある。
図3(a)に示すように、第1基板110は、石英基板、ガラス基板、セラミック基板、金属基板などからなる支持基板110dを備えている。支持基板110dの表面には、絶縁膜111、112、113、114、115が形成され、絶縁膜115の上層に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を出射する有機EL素子180(R)、(G)、(B)が形成されている。本形態の有機EL装置100は、トップエミッション型であり、矢印L1で示すように、支持基板110dからみて有機EL素子180(R)、(G)、(B)が形成されている側から光を取り出すので、支持基板110dとしては、アルミナなどのセラミックス、ステンレススチールなどといった不透明な基板を用いることができる。これに対して、第2基板120は石英基板やガラス基板などといった透光性基板が用いられる。なお、有機EL装置100をボトムエミッション型で構成した場合、支持基板110dの側から光を取り出すので、支持基板110dとしては、ガラスなどの透明基板が用いられる。絶縁膜111、112、113、115は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより形成された酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などから形成され、絶縁膜114は、厚さが1.5〜2.0μmの厚い感光性樹脂からなる平坦化膜として形成されている。
図4(a)、(b)に示すように、絶縁膜111、112、113、114の層間などを利用して、有機EL素子180(R)、(G)、(B)に対する通電を制御する薄膜トランジスタや配線が形成されている。すなわち、第1基板110上には、マトリクス状に複数の透明な第1電極層140(画素電極/陽極/長い点線で囲まれた領域)が画素100a毎に島状に形成され、第1電極層140の縦横の境界領域に沿ってデータ線6a(一点鎖線で示す領域)、電源線6g(一点鎖線で示す領域)、走査線3a(実線で示す領域)および容量線3e(実線で示す領域)が形成されている。
第1基板110では、その基体たる支持基板110dの表面にシリコン酸化膜などからなる絶縁膜111(下地絶縁膜)が形成されているとともに、その表面側において、第1電極層140に対応する領域に薄膜トランジスタ30cが形成されている。薄膜トランジスタ30cは、島状の半導体層1aに対して、チャネル領域1g、ソース領域1h、およびドレイン領域1iが形成されている。半導体層1aの表面側には絶縁膜112(ゲート絶縁層)が形成されており、絶縁膜112の表面にゲート電極3fが形成されている。かかるゲート電極3fは、薄膜トランジスタ30bのドレインに電気的接続されている。なお、薄膜トランジスタ30bの基本的な構成は、薄膜トランジスタ30cと同様であるため、説明を省略する。
薄膜トランジスタ30cの上層側には、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜からなる絶縁膜113、厚さが1.5〜2.0μmの厚い感光性樹脂からなる絶縁膜114(平坦化膜)、シリコン窒化膜などからなる絶縁膜115が形成されている。絶縁膜113の表面(絶縁膜113、114の層間)には、データ線6a(図4(b)には図示せず)、電源線6gおよびドレイン電極6hが形成され、電源線6gは、絶縁膜113に形成されたコンタクトホール113gを介してソース領域1hに電気的接続している。また、ドレイン電極6hは、絶縁膜113に形成されたコンタクトホール113hを介してドレイン領域1iに電気的接続している。本形態において、データ線6a、電源線6g、ドレイン電極6hは、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの金属単体膜、あるいはそれらの積層膜からなる。
絶縁膜115の表面にはITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)などの透光性導電膜からなる第1電極層140が形成されており、第1電極層140は、絶縁膜114、115に形成されたコンタクトホール114g、115gを介してドレイン電極6hに電気的接続している。第1電極層140を構成するITOなどの酸化物材料についてはECRプラズマスパッタ法やプラズマガン方式イオンプレーティング法、マグネトロンスパッタ法などの高密度プラズマ成膜法により形成することができる。
絶縁膜114、115の層間には、真空蒸着法などにより形成されたアルミニウム、銀、それらの合金からなる光反射層131が形成されており、有機EL素子180(R)、(G)、(B)から支持基板110dに向けて出射された光を光反射層131で反射することにより、光を出射可能である。また、第1電極層140の上層には、発光領域を規定するための開口部を備えた感光性樹脂などからなる厚い隔壁151が形成されている。
第1電極層140の上層には、正孔注入層181、正孔輸送層182、各色の発光層183(R)、(G)、(B)、電子輸送層184などの有機機能層が形成され、かかる有機機能層の上層に、LiFからなる電子注入層170と、AlやMgAgなどの薄膜金属からなる第2電極層171(陰極)が積層されている。正孔注入層181は、トリアリールアミン(ATP)多量体などからなり、正孔輸送層182は、TPD(トリフェニルジアミン)などからなる。発光層183(R)、(G)、(B)は、アントラセン系ドーパントやルブレン系ドーパントなどを含むスチリルアミン系材料(ホスト)などからなり、電子輸送層184は、アルミニウムキノリノール(Alq3)などからなる。このようにして、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を出射する有機EL素子180(R)、(G)、(B)が形成されている。これらの層(正孔注入層181、正孔輸送層182、発光層183(R)、(G)、(B)、電子輸送層184、電子注入層170、第2電極層171)はいずれも、真空蒸着法で順次形成することができる。なお、第2電極層171は、直接、あるいは陰極配線を介して定電位が印加されている。
なお、有機EL素子が白色光、または赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の混合色光を出射するように構成する場合があり、このような場合、第2基板120において、有機EL素子と対向する位置に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層を形成して色変換を行なえば、フルカラー表示を行なうことができる。
このように構成した有機EL装置100において、有機機能層(正孔注入層181、正孔輸送層182、発光層183(R)、(G)、(B)、電子輸送層184)は、水分により劣化しやすく、かかる劣化は、電子注入効果の劣化などを惹き起こし、ダークスポットと呼ばれる非発光部分を発生させてしまう。そこで、本形態では、第2基板120を封止基板として第1基板110と貼り合せた構成が採用されている。
まず、図2(a)、(b)および図3(a)に示すように、第1基板110と第2基板120との間では、周辺領域110cに沿って第1シール材層191が矩形枠状に形成されている。また、第1シール材層191で囲まれた領域の全体にわたって透光性の第2シール材層192が形成され、第1基板110と第2基板120とは、第1シール材層191および第2シール材層192によって貼り合わされている。本形態において、第1シール材層191には、紫外線によって硬化するエポキシ系接着剤が用いられている。第2シール材層192には、熱によって硬化するエポキシ系接着剤が用いられている。なお、第1基板110に対して、第2電極層171の上層に、窒化シリコン(SiNx)膜や酸窒化シリコン(SiOxy)膜からなる第1層、樹脂層からなる第2層(有機緩衝層)と、および窒化シリコン膜や酸窒化シリコン)膜からなる第3層を備えた積層膜を封止膜として形成することもある。
(補助配線の構成)
図3(a)および図4(a)、(b)に示すように、本形態の有機EL装置100において、第2電極層171は、複数の画素100aに跨るように形成された薄膜によって形成されており、かかる第2電極層171の電気的抵抗が高い場合や、電気的抵抗が場所によってばらついた場合、有機EL装置100では輝度ばらつきが発生してしまう。特に、本形態の有機EL装置100は、有機EL素子180から出射された光を第2電極層171が位置する側(支持基板110dが位置する側とは反対側)から出射するトップエミッションタイプであるため、第2電極層171に透光性が求められる。このためら、第2電極層171の膜厚が薄いので、第2電極層171には場所毎に電気的抵抗がばらつき、かかる電気的抵抗のばらつきは、有機EL装置100において輝度ばらつきの原因となる。
そこで、本形態では、図3(a)、(b)および図4(a)、(b)に示すように、支持基板110d上において、一方向に延在する複数本の補助配線172が第2電極層171の下層側に形成されており、かかる補助配線172は第2電極層171と直接、接している。ここで、補助配線172は、隔壁151の上面部に形成されており、隣接する画素100aの各間を通って一方向に延在している。本形態において、補助配線172は、同一の色に対応する画素100pの間を通っているため、走査線3aと並列するように延在している。また、補助配線172は、画素100pの間を通っているため、透光性が求められない。このため、補助配線172は、第2電極層171よりも膜厚が厚く、かつ、使用できる材料にも制約がない。従って、補助配線172については、アルミニウムや銀など、第2電極層171と同一の金属材料を用いることができる他、モリブデン膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの金属単体膜、あるいはそれらの積層膜などを用いることもできる。かかる補助配線172については、定電位が印加されず、第2電極171の全体としての電気的抵抗の低減およびばらつき解消の機能を担っている場合の他、直接、あるいは陰極配線を介して定電位が印加される場合もある。
本形態では、図3(b)に示すように、複数本の補助配線172は、互いに独立して形成され、各々の端部が画素領域110aの外側(周辺領域110c)まで延在している。また、複数本の補助配線172では、1本の補助配線172毎に各両端に、補助配線172の幅寸法よりも幅広の補助配線用端子172aが形成され、補助配線用端子172aは、補助配線172の両端の各々に電気的接続されている。本形態において、補助配線171の幅寸法Waは15μm程度であり、補助配線用端子172aは、幅寸法Wbが80〜100μm程度であり、長さ寸法Lbが80〜100μm程度である。
かかる補助配線用端子172aは、補助配線172と同時形成されたものであり、いずれも画素領域110aの外側(周辺領域110c)において画素領域110aの相対向する辺に沿って配列されている。かかる補助配線用端子172aは、後述する補助配線検査工程において利用される。
(有機EL装置の製造方法および製造装置)
図1〜図4を参照して説明した有機EL装置100は、図5(a)、(b)を参照して説明する製造装置において、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる状態での複数の処理を行なうことにより製造される。
図5(a)、(b)は、本発明を適用した有機EL装置100の製造装置の構成を模式的に示す平面図、およびこの製造装置の補助配線検査室に配置された検査装置の説明図である。
図5(a)には、有機EL装置100の製造装置10のうち、図3(a)および図4(a)、(b)に示す隔壁151までを形成し終えた第1基板110に対して、有機機能層(正孔注入層181、正孔輸送層182、発光層183(R)、(G)、(B)、電子輸送層184)、および無機膜(電子注入層170、第2電極層171、補助配線172、補助配線用端子172a)を形成するとともに、封止用の第2基板120を貼り合せるまでの処理を行なう部分が示されている。
図5に示す製造装置10は、クラスタ型の処理ステーション11〜14と、封止ステーション15とを備えている。処理ステーション11と処理ステーション12との間は基板搬送室21で接続され、処理ステーション12と処理ステーション13との間は基板搬送室22で接続され、処理ステーション13と処理ステーション14との間は基板搬送室23で接続され、処理ステーション14と封止ステーション15との間は基板搬送室24で接続されている。ここで、処理ステーション11〜14、封止ステーション15、基板搬送室21〜24はいずれも、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。
第1番目の処理ステーション11は、八角形の平面形状を備えたメインチャンバ11aと、メインチャンバ11aの辺に相当する接続されたサブチャンバ11b〜11eとを備えており、メインチャンバ11aおよびサブチャンバ11b〜11eは、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。メインチャンバ11aの中央付近には、基板搬送ロボット(図示せず)が配置され、かかる基板搬送ロボットは、第1基板110(被処理基板)の搬送、取り上げ、載置などを行なうアームを備えている。本形態において、処理ステーション11は前処理クラスタとして利用される。このため、サブチャンバ11b〜11eは各々、第1基板110の仕込み室、加熱室、前処理室、予備室として利用される。
第2番目の処理ステーション12(有機機能膜形成エリア)も、第1番目の処理ステーション11と同様、八角形の平面形状を備えたメインチャンバ12aと、メインチャンバ12aの辺に相当する接続されたサブチャンバ12b〜12eとを備えており、メインチャンバ12aおよびサブチャンバ12b〜12eは、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。メインチャンバ12aの中央付近には、基板搬送ロボット(図示せず)が配置されている。本形態において、処理ステーション12は、第1の有機蒸着クラスタとして利用される。このため、サブチャンバ12b〜12dは各々、有機蒸着室として利用され、サブチャンバ12eは、予備室として利用される。
第3番目の処理ステーション13(有機機能膜形成エリア)も、処理ステーション11と同様、八角形の平面形状を備えたメインチャンバ13aと、メインチャンバ13aの辺に相当する接続されたサブチャンバ13b〜13eとを備えており、メインチャンバ13aおよびサブチャンバ13b〜13eは、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。メインチャンバ13aの中央付近には、基板搬送ロボット(図示せず)が配置されている。本形態において、第3番目の処理ステーション13は、第2の有機蒸着クラスタとして利用される。このため、サブチャンバ13b〜13dは各々、有機蒸着室として利用され、サブチャンバ13eは、予備室として利用される。
第4番目の処理ステーション14(無機膜形成エリア)も、処理ステーション11と同様、八角形の平面形状を備えたメインチャンバ14aと、メインチャンバ14aの辺に相当する接続されたサブチャンバ14b〜14eとを備えており、メインチャンバ14aおよびサブチャンバ14b〜14eは、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。メインチャンバ14aの中央付近には、基板搬送ロボット(図示せず)が配置されている。本形態において、第4番目の処理ステーション14は、金属蒸着クラスタとして利用される。このため、サブチャンバ14b〜14dは各々、金属蒸着室として利用される。本形態において、サブチャンバ14eは、補助配線検査室(補助配線検査部)として利用される。
封止ステーション15は、長方形のメインチャンバ15aと、メインチャンバ15aの辺に相当する接続されたサブチャンバ15b〜15dとを備えており、メインチャンバ15aおよびサブチャンバ15b〜15dは、真空雰囲気(減圧雰囲気)や窒素雰囲気など、大気と異なる雰囲気に保持されている。メインチャンバ14aの中央付近には、基板搬送ロボット(図示せず)が配置されている。ここで、サブチャンバ15b〜15dは各々、シール材塗布室、封止ガラス(第2基板120)の搬入室、基板搬出口として利用される。
このように構成した有機EL装置100の製造装置10において、基板搬送室21〜24での基板の受け渡しは、その前後に位置するステーションに配置された基板搬送ロボットにより行なわれる。また、各ステーションにおいて、メインチャンバとサブチャンバとの間や、メインチャンバと基板搬送室との間にはゲートバルブ(図示せず)が配置されている。
(補助配線検査室の構成)
本形態の有機EL装置100の製造装置10のうち、サブチャンバ14eは、補助配線172に対する補助配線検査室として利用される。すなわち、本形態では、図3(b)に示すように、第1基板110には、複数本の補助配線172の両端に補助配線172の幅寸法よりも幅広の補助配線用端子172aが形成されている一方、サブチャンバ14e(補助配線検査室)には検査装置200が配置されている。検査装置200は、コネクタカード状に形成されており、本体部分220に複数の検査端子210が形成されている。かかる複数の検査端子210は、検査装置200の本体部分220を第1基板110に重ねた際、補助配線用端子172aに一対一で接触するように構成されている。また、サブチャンバ14eには検査装置200に対する昇降装置(図示せず)が構成されており、補助配線172が形成された第1基板110がサブチャンバ14e内に搬入されてステージ(図示せず)上に載置されると、検査装置200が下降し、複数の検査端子210が各々補助配線用端子172aに接触する。
そして、検査装置200は、補助配線用端子172aを介して複数本の補助配線172の電気的抵抗や、短絡などを1本ずつ検査する。それ故、複数本の補助配線用端子172aの各々について電気的抵抗のばらつきが、短絡の有無などを検査することができる。
(有機EL装置の製造方法)
図1〜図4を参照して説明した有機EL装置100を製造するには、例えば、単品サイズの基板に対して各工程を行なう方法と、第1基板110を多数取りできる大型基板に各工程を行なった後、大型基板に対して、第2基板120を多数取りできる大型基板を貼り合わせ、しかる後に単品サイズの有機EL装置100を切断する方法が採用される。いずれの方法でも基本的な内容は同様であるので、以下の説明では、単品サイズの基板を用いる場合を説明する。
本形態では、まず、図3(a)および図4(b)に示すように、第1基板110に対して周知の半導体プロセス、その他のプロセスを利用して第1基板110に隔壁151を形成した後、図4に示す第1番目の処理ステーション11のサブチャンバ11b(仕込室)に第1基板110を投入する。次に、サブチャンバ11c(加熱室)において第1基板110に真空加熱を行ない、第1基板110に付着していた水分を除去する。次に、サブチャンバ11d(前処理室)において第1基板110に酸素プラズマを照射する。かかる酸素プラズマ照射を行なえば、第1電極層140を構成するITO膜の仕事関数を正孔注入層181のHOMOレベルと同等レベルに調整することができるので、正孔移動の障壁ができることを防止することができる。
次に、基板搬送室21を介して第1基板110を第1番目の処理ステーション11から第2番目の処理ステーション12に搬送し、計3回の有機機能膜形成工程を行なう。第2番目の処理ステーション12では、まず、サブチャンバ12b(有機蒸着室)において正孔注入層181を真空蒸着する。その際、第1基板110に対して、成膜用マスクを重ねておき、第1基板110の所定領域に正孔注入層181を選択的に形成する。次に、サブチャンバ12c(有機蒸着室)において正孔輸送層182を真空蒸着する。その際も、第1基板110に対して、成膜用マスクを重ねておき、第1基板110の所定領域に正孔輸送層182を選択的に形成する。以下、同様な方法で、サブチャンバ12e(有機蒸着室)において、第1基板110の所定領域に発光層183(B)を真空蒸着(マスク蒸着)する。なお、サブチャンバ12e(予備室)は、第2番目の処理ステーション12での処理前、処理途中あるいは処理後の第1基板110の一時的な滞留や、蒸着材料の保管に用いられる。
次に、基板搬送室22を介して第1基板110を第2番目の処理ステーション12から第3番目の処理ステーション13に搬送し、計3回の有機機能膜形成工程を行なう。第3番目の処理ステーション13では、まず、サブチャンバ13b(有機蒸着室)において、第1基板110の所定領域に発光層183(G)を真空蒸着(マスク蒸着)する。次に、サブチャンバ13c(有機蒸着室)において、第1基板110の所定領域に発光層183(R)を真空蒸着(マスク蒸着)する。次に、サブチャンバ13d(有機蒸着室)において、第1基板110の所定領域に電子輸送層184を真空蒸着(マスク蒸着)する。なお、サブチャンバ13e(予備室)は、第3番目の処理ステーション13での処理前、処理途中あるいは処理後の第1基板110の一時的な滞留や、蒸着材料の保管に用いられる。
次に、基板搬送室23を介して第1基板110を第3番目の処理ステーション13から第4番目の処理ステーション14に搬送し、計3回の無機膜形成工程を行なうとともに、補助配線172に対する検査を行なう。第4番目の処理ステーション14では、まず、サブチャンバ14b(金属蒸着室)において、第1基板110の所定領域に電子注入層170を真空蒸着(マスク蒸着)する。かかるマスク蒸着によれば、フォトリソグラフィ技術やエッチング技術によるパターニングを行なう必要がないので、先に形成した有機機能層を水分で劣化させることなく、電子注入層170を所定領域に形成することができる。
次に、補助配線形成工程では、サブチャンバ14c(金属蒸着室/補助配線形成部)において、第1基板110の所定領域に補助配線172を真空蒸着(マスク蒸着)する。その際、補助配線172の両端には、補助配線用端子172aを同時形成する。
次に、補助配線検査工程では、サブチャンバ14e(補助配線検査室)において、ステージ(図示せず)上に第1基板110が載置されると、図5(b)を参照して説明した検査装置200が下降し複数の検査端子210が各々補助配線用端子172aに接触する。そして、検査装置200は、補助配線用端子172aを介して複数本の補助配線172の電気的抵抗や、短絡などを1本ずつ検査し、補助配線172の良否を1本ずつ検査する。その結果、補助配線172に不具合が発見された第1基板110については、フラグを付して後工程を行なわない。
これに対して、補助配線172に不具合が発見されなかった第1基板110については、次の第2電極層形成工程において、サブチャンバ14d(金属蒸着室/第2電極層形成部)で第1基板110の所定領域に第2電極層171を真空蒸着(マスク蒸着)する。
その結果、図5に示す第1基板110には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を出射する3つの有機EL素子180(R)、(G)、(B)をサブ画素して備えた画素がマトリクス状に形成される。
次に、基板搬送室24を介して第1基板110を第4番目の処理ステーション14から封止ステーション15に搬送する。封止ステーション15では、まず、サブチャンバ15b(シール材塗布室)において、第1シール材および第2シール材を順次塗布した後、メインチャンバ15aにおいて、サブチャンバ15c(封止ガラス搬入室)に搬入されていた第2大型基板を第1基板110に重ね合わせるとともに、シール材を硬化させ、第1基板110と第2大型基板とを第1シール材層191および第2シール材層192によって貼り合せる。
しかる後には、第2基板120が貼り合わされた第1基板110をサブチャンバ15d(基板搬出口)から搬出する。かかる工程によって有機EL装置100が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、複数の画素100aに跨るように形成された第2電極層171の下層側に、第2電極層171と接する複数本の補助配線172が一方向に延在しているため、第2電極層171の電気的抵抗が高いのを補助配線172によって補うことができるとともに、第2電極層171の電気的抵抗の場所毎のばらつきを補助配線172によって吸収することができる。それ故、有機EL装置100の輝度ばらつきを解消することができる。
また、補助配線172は、マスク蒸着で形成するなどの制約から一方向に延在するように形成されており、補助配線172に断線や電気的抵抗のばらつきがあると、第2電極層171の電気的抵抗のばらつきを十分、吸収することができないが、また、補助配線172をマスク蒸着によって形成した場合には特に、電気的抵抗のばらつきや、断線などが発生しやすい。しかるに本形態において、補助配線172の両端の各々には、補助配線172の幅寸法よりも幅広の補助配線用端子172aが電気的接続され、かかる補助配線用端子172aでは検査端子210を接触させることできる。従って、補助配線172の断線や電気的抵抗のばらつきを検査することができる。それ故、補助配線172の電気特性が低い第1基板110については、不具合品として排除できるとともに、その結果を製造工程にフィードバックすることができる。よって、輝度ばらつきが発生する有機EL装置100が製造されることがない。
また、かかる電気的な検査は、外観検査と違って、大気と異なる雰囲気とされたサブチャンバ14e内でも行うことができるので、有機EL装置100を製造する際、支持基板110dを製造装置10から大気中に出す必要がないので、補助配線172の検査工程を追加した場合でも、有機EL装置100の生産性が低下することがない。また、本形態において、補助配線用端子172aを補助配線172と同時形成したため、補助配線用端子172aを追加した場合でも、工程数が増えない。
特に本形態の有機EL装置100は、トップエミッションタイプであるため、第2電極層171の膜厚を薄くする必要があり、かつ、補助配線172については、隣接する画素100aの各間を通るように幅狭に形成しなければならないという制約があるため、第2電極層171の電気的抵抗がばらつきやすく、補助配線172にも断線や、配線抵抗のばらつきが発生しやすいが、本形態によれば、補助配線172の良否を確実に検査することができるため、かかる断線や配線抵抗のばらつきに起因する輝度ばらつきの発生を防止することができる。
さらに、補助配線用端子172aは、画素領域110aの外側(周辺領域110c)に形成されているため、検査端子210を補助配線用端子172aに接触させても有機EL素子180を損傷させることがない。
[補助配線および補助配線用端子の改良例1]
図6は、本発明を適用した別の有機EL装置に用いた第1基板110の平面構成を模式的に示す説明図である。上記実施の形態において、複数本の補助配線172は、互いに独立して形成され、1本の補助配線172の各両端に補助配線用端子172aが形成されている構成を採用したが、図6に示すように、複数本の補助配線172が互いに直列され、直列に接続された複数本の補助配線172のうち、両端に位置する補助配線172の端部に補助配線用端子172aが形成されている構成を採用してもよい。このように構成すると、複数本の補助配線172の良否を一括して検査することができる。
この場合、直列に接続された補助配線172の数は偶数本、例えば、図6に示すように、直列に接続された補助配線172の数が2本であれば、画素領域110aの1辺に沿って補助配線用端子172aが配列されている構成となる。このように構成すると、補助配線用端子172aが特定の領域に集まっているので、補助配線用端子172aに、図4(b)に示す検査端子210を接触させるのが容易である。
[補助配線および補助配線用端子の改良例2]
図1〜図5を参照して説明した実施の形態では、複数本の補助配線172は、互いに独立して形成され、1本の補助配線172の各両端に補助配線用端子172aが形成されている構成を採用したが、複数本の補助配線172の一方の端部については共通の補助配線用端子を形成し、補助配線172の他方の端部について個別の補助配線用端子を形成してもよい。このように構成すると、検査装置に設ける検査端子の数を減らすことができるなど、検査装置の構成を簡素化することができる。
[補助配線および補助配線用端子の他の構成例]
上記実施の形態では、補助配線172と補助配線用端子172aとを同時形成したが、補助配線172が、絶縁膜のコンタクトホールを介して、データ線6aや走査線3aと同時形成された補助配線用端子に電気的接続された構造を採用してもよい。
上記実施の形態では、補助配線172を第2電極層171の下層側に形成したが、補助配線172が第2電極層171の上層側に形成された有機EL装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、画素領域110aの外側(周辺領域110c)に補助配線用端子172aを形成したが、画素領域110aに、表示に直接寄与しないダミー画素が構成されている場合などにおいては、かかるダミー画素の形成領域内に補助配線用端子172aを形成してもよい。
[その他の実施の形態]
上記形態では、真空蒸着法により形成された有機機能層を検査対象としたが、インクジェット法などで形成した有機機能層を備えた有機EL装置に本発明を適用してもよい。すなわち、有機EL素子の正孔注入層を形成するにあたっては、3、4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)などを溶媒に溶かした液状組成物をドット状に吐出した後、それを定着する方法が採用される場合があり、かかる方法を採用した場合に本発明を適用してもよい。また、有機EL素子の発光層を形成するにあたっては、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、またはこれらの高分子材料にペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、例えばルブレン、ペリレン、1910−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープした材料などを溶媒に溶かした液状組成物をドット状に吐出した後、それを定着する方法が採用される場合があり、かかる方法を採用した場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、本発明を適用した有機EL装置100としてトップエミッション型の有機EL装置を説明したが、ボトムエミッション型の有機EL装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る有機EL装置100を適用した電子機器について説明する。図7(a)に、有機EL装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての有機EL装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図7(b)に、有機EL装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、有機EL装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に、有機EL装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が有機EL装置100に表示される。
なお、有機EL装置100が適用される電子機器としては、図7に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した有機EL装置100が適用可能である。
本発明を適用した有機EL装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置を第2基板(封止基板)の側から見た平面図、およびそのJ−J′断面図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した有機EL装置の断面構成を模式的に示す断面図、および第1基板の平面構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した有機EL装置の相隣接する画素2つ分の平面図、および画素1つ分の断面図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した有機EL装置の製造装置の構成を模式的に示す平面図、およびこの製造装置の補助配線検査室に配置された検査装置の説明図である。 本発明を適用した別の有機EL装置に用いた第1基板の平面構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器の説明図である。 従来の有機EL装置に用いた第1基板の平面構成を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10・・有機EL装置の製造装置、11、12、13、14・・処理ステーション、100・・有機EL装置、100a・・画素、110・・第1基板、110a・・画素領域、110c・・周辺領域、180(R)、(G)、(B)・・有機EL素子、181・・正孔注入層(有機機能層)、182・・正孔輸送層(有機機能層)、183(R)、(G)、(B)・・発光層(有機機能層)、184・・電子輸送層(有機機能層)、170・・電子注入層、171・・陰極層、172・・補助配線、172a・・補助配線用端子、200・・検査装置、210・・検査端子

Claims (12)

  1. 支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第2電極層は、前記複数の画素に跨るように形成され、
    前記支持基板上には、前記第2電極層の上層側または下層側で一方向に延在して当該第2電極層と接する複数本の補助配線と、前記補助配線の幅寸法より広い幅寸法をもって前記補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子とが形成されていることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  2. 前記補助配線は、隣接する前記画素の各間を通って一方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. 前記補助配線用端子は、前記画素領域の外側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  4. 前記有機エレクトロルミネッセンス素子から出射された光は、前記第2電極層が位置する側から出射されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  5. 前記複数本の補助配線は、互いに独立して形成され、
    1本の前記補助配線の各両端に前記補助配線用端子が電気的接続されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  6. 前記補助配線は、複数本が互いに直列され、
    当該直列に接続された前記補助配線のうち、両端に位置する補助配線の端部に前記補助配線用端子が電気的接続されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  7. 前記直列に接続された前記補助配線の数は偶数本であり、
    前記画素領域の1辺に沿って前記補助配線用端子が複数、配列されていることを特徴とする請求項6に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  8. 前記補助配線用端子は、前記補助配線と同層に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  9. 前記補助配線は、前記第2電極層の下層側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  10. 支持基板上に複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法において、
    前記複数の画素に跨るように前記第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
    前記第2電極層形成工程の前あるいは後に、前記第2電極の上層側または下層側で一方向に延在して前記第2電極層と接する複数本の補助配線を形成する補助配線形成工程と、
    を有し、
    前記補助配線形成工程では、前記補助配線の幅寸法よりも広い幅寸法をもって前記補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子を形成しておき、
    当該補助配線形成工程の後、前記補助配線用端子に検査端子を接触させて前記補助配線の電気特性を検査する補助配線検査工程を行なうことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  11. 少なくとも、前記第2電極層形成工程および前記補助配線形成工程を大気と異なる雰囲気中で行い、
    前記補助配線形成工程の後、前記支持基板を大気に晒すことなく前記補助配線検査工程を行なうことを特徴とする請求項10に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  12. 支持基板上の複数の画素が配列された画素領域を有し、前記複数の画素の各々に、少なくとも第1電極層、発光層、および第2電極層が順に積層された有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造装置において、
    少なくとも、
    大気と異なる雰囲気中で、前記複数の画素に跨るように前記第2電極層を形成する第2電極層形成部と、
    大気と異なる雰囲気中で、前記第2電極の上層側または下層側で一方向に延在して前記第2電極層と接する複数本の補助配線、および前記補助配線の幅寸法より広い幅寸法をもって当該補助配線の両端の各々に電気的接続する複数の補助配線用端子を形成する補助配線形成部と、
    大気と異なる雰囲気中で、前記補助配線用端子に検査端子を接触させて前記補助配線の電気特性を検査する補助配線検査部と、
    を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造装置。
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