JP2009259053A - 電子メール情報中継方法、電子メール情報中継システム、中継装置、仮想社会提供装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子メール情報中継方法、電子メール情報中継システム、中継装置、仮想社会提供装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サイバースペースと、実世界との間で電子メールの情報を中継する電子メール情報中継システムを提供する。
【解決手段】サイバースペース提供装置2及び中継装置1を備える電子メール情報中継システムにおいて、中継装置1に、電子メールからアバター名及びメール本文を抽出し、対応付けて記憶するデータベース13と、サイバースペース提供装置2からの要求に応じて、一の利用者のアバター名に対応するメール本文を検索し、一の利用者宛のメール本文をサイバースペース提供装置2に送信する手段とを備える。また、中継装置1は、アバター名及び該アバターの電子メールアドレスを対応付けたテーブルを記憶し、サイバースペース提供装置2から、アバター宛のメール本文の中継を要求された場合、テーブルに基づいてアバター名に対応する電子メールアドレスを特定し、特定された電子メールアドレスを用いて、メール本文を送信するように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、サイバースペースのような仮想社会と、実世界との間で電子メールの情報を中継する電子メール情報中継方法、電子メール情報中継システム、中継装置、仮想社会提供装置、及びコンピュータプログラムに関する。
リンデンラボ(Linden Lab)社が運営するセカンドライフ、多人数同時参加型(MMO:Massively Multiplayer Online)のゲーム、SNS(Social Network Service)等に代表されるサイバースペースとも呼ばれる仮想社会を提供する仮想社会提供装置が実用化されている(例えば、特許文献1)。サイバースペースは、例えば、道路、家、商店、公園等を含む世界をコンピュータ上で仮想的に生成したものである。サイバースペースの利用者は、通信端末から通信網を介して仮想社会提供装置にログインし、利用者の分身であるアバターとしてサイバースペースに参加することができる。通信端末にはサイバースペース、アバター、各種メニューバーが三次元的に表示され、アバターは、利用者の操作に応じてサイバースペース内を自由に移動することができる。
また、サイバースペースは、複数人の利用者で共有することができ、複数の利用者がサイバースペースに参加している場合、各利用者のアバターが仮想空間内で出会うことがある。サイバースペース内のアバターはアバター名を有しており、各利用者は実名、住所、電子メールアドレス等を相手に知られることなく、アバター同士で文字、音声、アバターのジェスチャー等を交えた会話をすることができる。
特開平11−185053号公報
しかしながら、従来の仮想社会提供装置においては、サイバースペースのアバターに情報を伝達したいような場合、例えば仮想社会で約束した待ち合わせ時間に遅れる旨を伝達したいような場合、利用者は通信端末を用いて仮想社会提供装置にログインし、サイバースペースに参加する必要があった。このため、仮想社会提供装置にアクセス可能な通信端末が無い環境、例えば外出先から、サイバースペース内のアバターに連絡を取ることができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、仮想社会と、実世界との間で電子メールの情報を中継することにより、少なくとも電子メールを送信できる端末にて、実世界における電子メールの情報を、仮想社会における利用者へ送信することができる電子メール情報中継方法、電子メール情報中継システム、中継装置、仮想社会提供装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、仮想社会と、実世界との間で電子メールの情報を中継することにより、仮想社会から、仮想社会に参加していない実世界における利用者へ電子メールの情報を送信することができる電子メール情報中継方法、電子メール情報中継システム、中継装置、仮想社会提供装置、及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、仮想社会における利用者宛の電子メールの情報が未読のまま所定時間以上が経過した場合、その旨を電子メールの送信元に通知することができる電子メール情報中継システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、実世界から仮想社会における利用者宛へ送信された電子メールに対して返信することができる電子メール情報中継システムを提供することにある。
第1発明に係る電子メール情報中継方法は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における該利用者へ中継する中継装置とを用いて、前記情報を仮想社会における前記利用者へ中継する電子メール情報中継方法であって、前記仮想社会提供装置は、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を前記中継装置に要求し、前記中継装置は、受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出し、抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶し、前記仮想社会提供装置から、一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索し、検索された一の利用者宛の情報を前記仮想社会提供装置に送信することを特徴とする。
第2発明に係る電子メール情報中継方法は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置とを用いて、前記情報を実世界における他の利用者へ中継する電子メール情報中継方法であって、前記仮想社会提供装置は、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を前記中継装置に送信し、前記中継装置は、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信し、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称と、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルとに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定し、特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信することを特徴とする。
第3発明に係る電子メール情報中継システムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継する中継装置とを備える電子メール情報中継システムであって、前記仮想社会提供装置は、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を前記中継装置に要求する要求手段を備え、前記中継装置は、受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する抽出手段と、抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、前記仮想社会提供装置から、一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する検索手段と、検索された一の利用者宛の情報を前記仮想社会提供装置に送信する手段とを備えることを特徴とする。
第4発明に係る電子メール情報中継システムは、前記中継装置は、一の利用者宛の電子メールを受信したときからの経過時間を計時する計時手段と、一の利用者宛の情報を要求されることなく、前記電子メールを受信したときから所定時間以上が経過したか否かを判定する判定手段と、該判定手段が所定時間以上経過したと判定した場合、前記電子メールの送信元へ、前記電子メールの情報が一の利用者へ中継されることなく所定時間が経過した旨を電子メールにて送信する手段とを備えることを特徴とする。
第5発明に係る電子メール情報中継システムは、前記中継装置は、一の利用者宛の情報と共に、一の利用者宛の電子メールを識別するための電子メール識別情報を前記仮想社会提供装置に送信するようにしてあり、前記仮想社会提供装置は、前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を前記中継装置に送信する手段を備え、前記中継装置は、電子メール識別情報及び対応する電子メールの送信元の電子メールアドレスを記憶する手段と、前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を受信する手段と、前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を受信した場合、電子メール識別情報に基づいて、前記送信元の電子メールアドレスを特定する手段と、特定された電子メールアドレスを用いて、前記情報を電子メールにて送信する手段とを備えることを特徴とする。
第6発明に係る電子メール情報中継システムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置とを備える電子メール情報中継システムであって、前記仮想社会提供装置は、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を前記中継装置に送信する手段を備え、前記中継装置は、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルを記憶する手段と、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手段と、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称及び前記テーブルに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手段と、特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手段とを備えることを特徴とする。
第7発明に係る中継装置は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継する中継装置であって、受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する抽出手段と、抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、外部装置から、仮想社会における一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する検索手段と、検索された一の利用者宛の情報を前記外部装置に送信する手段とを備えることを特徴とする。
第8発明に係る仮想社会提供装置は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置であって、仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信する外部装置に、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を要求する要求手段と、該要求手段の要求に応じて前記外部装置から送信された情報を受信する手段と、受信した情報を一の利用者へ伝達する手段とを備えることを特徴とする。
第9発明に係る中継装置は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置であって、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルを記憶する手段と、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手段と、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称及び前記テーブルに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手段と、特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手段とを備えることを特徴とする。
第10発明に係る仮想社会提供装置は、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置であって、仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する外部装置に、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を送信する手段を備えることを特徴とする。
第11発明に係るコンピュータプログラムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継するコンピュータに、受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する手順と、抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する手順と、外部装置から、仮想社会における一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する手順と、検索された一の利用者宛の情報を前記外部装置に送信する手順とを実行させることを特徴とする。
第12発明に係るコンピュータプログラムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供するコンピュータに、仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信する外部装置に、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を要求する手順と、要求に応じて前記外部装置から送信された情報を受信する手順と、受信した情報を一の利用者へ伝達する手順とを実行させることを特徴とする。
第13発明に係るコンピュータプログラムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継するコンピュータに、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手順と、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブル並びに受信した仮名称に基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手順と、特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手順とを実行させることを特徴とする。
第14発明に係るコンピュータプログラムは、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供するコンピュータに、仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を受け付ける手順と、仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する外部装置に、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を送信する手順とを実行させることを特徴とする。
第1、第3、第7、第8、第11及び第12発明にあっては、中継装置は、仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信する。利用者の仮名称は、例えば電子メールの件名に含まれており、情報の送信先を示している。利用者宛の情報は、例えばメール本文に相当するテキストデータ、電子メールに付加された音声データ、画像データ等である。
そして、中継装置は、受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出し、抽出した仮名称及び該利用者宛の情報を対応付けて記憶する。前記利用者が仮想社会に参加するまでの間、抽出した該利用者宛の情報を保管するためである。
次いで、中継装置は、仮想社会提供装置から、一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索し、検索された前記情報を仮想社会提供装置に送信する。
従って、電子メールの情報を実世界から仮想社会における一の利用者へ送信することが可能になる。
なお、コンピュータに、各種情報を送受信させる手順は、言うまでもなく該コンピュータが備える通信部の動作を直接的に制御するコンピュータプログラムに限定されない。つまり、通信部の動作を制御するOS、ドライバ、API等に対して、送受信の指示を与え、通信部の動作を間接的に制御するコンピュータプログラムも含まれる。
第2、第6、第9、第10、第13及び第14発明にあっては、仮想社会提供装置は、仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者へ送信する情報と、他の利用者の仮名称とを中継装置に送信する。仮想社会においては、各利用者の実世界における電子メールアドレスは用いられないため、仮想社会から実世界へ電子メールを直接送信することはできない。
中継装置は、仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルを予め記憶している。該テーブルは、仮想社会における利用者の仮名称から、実世界における電子メールアドレスを特定するための情報である。仮想社会提供装置から送信された他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称と、前記テーブルとに基づいて、他の利用者の電子メールアドレスを特定する。そして、中継装置は、特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する。
従って、電子メールの情報を仮想社会から実世界における他の利用者へ送信することが可能になる。
第4発明にあっては、中継装置の計時手段は、一の利用者宛の電子メールを受信したときからの経過時間を計時し、判定手段は、一の利用者宛の情報を要求されることなく、前記電子メールを受信したときから所定時間以上が経過したか否かを判定する。つまり、一の利用者は常に仮想社会に参加しているとは限らず、未読のまま所定時間が経過する虞があるため、判定手段は、このような事態が生じていないか否かを判定する。
そして、電子メールが未読のまま所定時間以上経過したと判定された場合、前記電子メールの送信元へ、前記電子メールの情報が一の利用者へ中継されることなく所定時間が経過した旨を電子メールにて送信する。
従って、電子メールの情報が未読のまま所定時間が経過するような事態が発生したことを、電子メールの送信元に通知することが可能になる。
第5発明にあっては、中継装置は、一の利用者宛の電子メールを受信し、該電子メールに含まれる該一の利用者宛の情報と共に、該電子メールを識別するための電子メール識別情報を仮想社会提供装置に送信する。仮想社会提供装置は、電子メールに対する返信を行う場合、返信すべき情報と共に、前記電子メール識別情報を中継装置に送信する。
中継装置は、電子メール識別情報及び対応する電子メールアドレスを記憶している。中継装置は、返信すべき情報と、前記電子メール識別情報とを受信し、受信した電子メール識別情報に基づいて送信元の電子メールアドレスを特定し、特定された電子メールアドレスを用いて、前記情報を前記送信元へ電子メールにて送信する。
従って、実世界から仮想社会における利用者宛へ送信された電子メールに対して返信することが可能になる。
第1、第3、第7、第8、第11及び第12発明によれば、少なくとも電子メールを送信できる端末にて、実世界における電子メールの情報を、仮想社会における利用者へ送信することができる。
第2、第6、第9、第10、第13及び第14発明によれば、仮想社会から、仮想社会に参加していない実世界における利用者へ電子メールの情報を送信することができる。
第4発明によれば、仮想社会における利用者宛の電子メールの情報が未読のまま所定時間以上が経過した場合、その旨を電子メールの送信元に通知することができる。
第5発明によれば、実世界から仮想社会における利用者宛へ送信された電子メールに対して返信することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子メール情報中継システムの構成を示す模式図である。本発明の実施の形態に係る電子メール情報中継システムは、サイバースペースを提供するサイバースペース提供装置(仮想社会提供装置)2と、利用者がサイバースペースに参加するための通信端末4と、電子メールを送受信する携帯端末3と、携帯端末3から送信された電子メールのメール本文を仮想社会における該利用者へ中継する中継装置1とを備える。複数の利用者は、各自の通信端末4から通信網Nを介してサイバースペース提供装置2にログインすることにより、サイバースペース提供装置2が提供するサイバースペースを共有することが可能になる。特に、本発明に係る電子メール中継システムは、サイバースペース提供装置2にログインしていない実世界の利用者と、サイバースペースに参加している利用者の分身であるアバターとの間で電子メールのやり取りを可能にするものである。
図2は、中継装置1の構成を模式的に示すブロック図である。中継装置1は、実世界側中継器11、サイバースペース側中継器12、及びデータベース13を備える。なお、実世界側中継器11及びサイバースペース側中継器12を別体で構成してあるが、言うまでもなく、1台のコンピュータで各装置のサーバ機能を実現しても良い。また、複数のコンピュータを用いて分散処理させても良い。
実世界側中継器11は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)11aを備えたコンピュータである。CPU11aには、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したROM11b、演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するRAM11c、外部記憶装置11d、内部記憶装置11e、キーボード、マウス等の入力装置11f、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT等の出力装置11g、通信網Nを介して携帯端末3又は通信装置との間で電子メールに係るデータを送受信する通信部11h、データベース13に各種情報を登録又は読み出しを行うための入出力IF11i、及び計時部11jがバス11kを介して接続されている。
外部記憶装置11dは、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム14aをコンピュータ読み取り可能に記録したCD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体14から情報を読み取る光ディスクドライブである。内部記憶装置11eは、例えばハードディスクであり、外部記憶装置11dが記録媒体14から読み取ったコンピュータプログラム14aを記憶する。CPU11aは、内部記憶装置11eが記憶したコンピュータプログラム14aをRAM11cに読み出して実行することにより、メールサーバ機能、電子メールに係るデータを中継する後述のメール中継機能等を実現する。
サイバースペース側中継器12は、装置全体を制御するCPU12aを備えたコンピュータであり、主要な構成は実世界側中継器11と同様である。即ち、CPU12aには、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したROM12b、RAM12c、外部記憶装置12d、内部記憶装置12e、入力装置12f、出力装置12g、通信部12h、入出力IF12i、及び計時部12jがバス12kを介して接続されている。
外部記憶装置12dは、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム15aをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体15から情報を読み取る光ディスクドライブである。内部記憶装置12eは、例えばハードディスクであり、外部記憶装置12dが記録媒体15から読み取ったコンピュータプログラム15aを記憶する。CPU12aは、内部記憶装置12eが記憶したコンピュータプログラム15aをRAM12cに読み出して実行することにより、サイバースペース提供装置2との間でHTTP等のインターネット上の通信プロトコルにて電子メールに係るデータを中継する後述のメール中継機能等を実現する。
図3は、データベース13に格納されている各種テーブルの一例を概念的に示す説明図である。データベース13は、図3に示すように、利用者テーブル、サイバースペースマスタテーブル、エラーマスタテーブル、アバター名テーブル、及び専用名テーブルを格納している。
図3(a)は、利用者テーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。利用者テーブルは、複数の列(フィールド)、例えば「利用者ID」、「電子メールアドレス」、「その他属性情報」から構成されており、各行(レコード)は、各列に格納された情報を有する。「利用者ID」列は、本発明に係る中継装置1の利用者に固有の数値又は文字列を格納し、「電子メールアドレス」列は、各利用者の電子メールアドレスを利用者IDに対応付けて格納している。
図3(b)は、サイバースペースマスタテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。サイバースペースマスタテーブルは、複数の列、例えば「サイバースペースID」、「サイバースペース名」、「窓口電子メールアドレス」、「その他管理用情報」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。「サイバースペースID」列は、複数あるサイバースペースに固有の数値又は文字列を格納し、「サイバースペース名」列は、各サイバースペースの名称をサイバースペースIDに対応付けて格納している。また、「窓口電子メールアドレス」は、各サイバースペースの管理者の電子メールアドレスを格納している。
図3(c)は、エラーマスタテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。エラーマスタテーブルは、複数の列、例えば「エラーID」、「エラー名称」、「エラーレベル」、「説明」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。「エラーID」列は、各種エラーに固有の数値又は文字列を格納し、「エラー名称」列は、各種エラーの名称、「エラーレベル」は、エラーの深刻度、「説明」列は、各種エラーの内容を夫々エラーIDに対応付けて格納している。
図3(d)は、アバター名テーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。アバター名テーブルは、複数の列、例えば「利用者ID」、「サイバースペースID」、「アバター名」、「未読メール有効期限」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。「利用者ID」列及び「サイバースペースID」列には夫々、中継装置1の利用者の利用者ID及び該利用者が参加するサイバースペースのサイバースペースIDを格納し、「アバター名」列は、利用者が参加するサイバースペースにおけるアバターの名称を、利用者ID及びサイバースペースIDに対応付けて格納している。また、「未読メール有効期限」は、実世界からサイバースペースにおける自己のアバター宛に送信された電子メールを保管する期限を格納している。
図3(e)は、専用名テーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。専用名テーブルは、サイバースペースに参加するためのアカウントを有していない利用者が、サイバースペースにおけるアバターへ電子メールを送信するための情報を格納している。即ち、専用名テーブルは、複数の列、例えば「利用者ID」、「サイバースペースID」、「専用送信者名」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。「利用者ID」列及び「サイバースペースID」列には夫々、中継装置1の利用者の利用者ID及び該利用者が参加するサイバースペースのサイバースペースIDを格納し、「専用送信者名」列は、サイバースペースのアカウントを有していない利用者がサイバースペースにおけるアバター宛に電子メールを送信する際の専用の名称を、利用者ID及びサイバースペースIDに対応付けて格納している。
また、データベース13は、実世界からサイバースペースのアバター宛に送信される電子メールの実体を格納するサイバースペース向きメールテーブルと、サイバースペースから実世界の利用者宛に送信される電子メールの実体を格納する実世界向きメールテーブルと、中継装置1を介して送受信される電子メールの状態等を管理するための送受信メールテーブルとを格納している。各テーブルの詳細は後述する。
図4は、サイバースペース提供装置2の構成を模式的に示すブロック図である。サイバースペース提供装置2は、装置全体を制御するCPU21aを備えたコンピュータであり、主要な構成は実世界側中継器11と同様である。即ち、CPU21aには、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したROM21b、RAM21c、外部記憶装置21d、内部記憶装置21e、入力装置21f、出力装置21g、通信部21h、及び計時部21jがバス21kを介して接続されている。
外部記憶装置21dは、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム22aをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体22から情報を読み取る光ディスクドライブである。内部記憶装置21eは、外部記憶装置21dが記録媒体22から読み取ったコンピュータプログラム22aを記憶する。CPU21aは、内部記憶装置21eが記憶したコンピュータプログラム22aをRAM21cに読み出して実行することにより、サイバースペースを提供するサイバースペース提供機能、サイバースペース側中継器12との間でHTTPにて電子メールに係るデータを送受信する機能等を実現する。
なお、サイバースペースの提供は、所定の三次元グラフィックス言語、例えばVRML(Virtual Reality Modeling Language)、リンデンスクリプト言語(Linden Script Language)等を用いて記述されたサイバースペースの三次元グラフィックスデータを通信端末4へ送信することによって行う。また、いわゆるチャット時に、発話者のアバターに対応する通信端末4から送信される文字データ、音声データ等を受信し、受信した文字データ、音声データ等を相手方のアバターに対応する通信装置へ送信することによって、サイバースペースを共有するアバター同士の会話等を可能にする。
通信端末4は、前記所定の三次元グラフィックス言語を解釈することができる三次元ブラウザを記憶しており、サイバースペース提供装置2から送信された三次元グラフィックス言語を解釈してサイバースペース、利用者の分身であるアバター、その他各種物体を三次元的に表示する。
通信端末4の利用者は、通信端末4の入力装置を操作することによってサイバースペースにおけるアバターを移動させることができる。具体的には、通信端末4は入出力装置にてサイバースペースにおけるアバターの移動を受け付け、受け付けた移動後のアバターの位置を示す情報をサイバースペース提供装置2へ送信する。サイバースペース提供装置2は、通信端末4から送信されたアバターの位置を示す情報を受信し、受信した位置周辺の三次元空間を生成するための三次元グラフィックスデータを通信端末4へ送信する。通信端末4は、該三次元グラフィックスデータを受信し、サイバースペースを三次元的に再表示することによって、アバターの移動を可能にする。
また、通信端末4は、サイバースペース提供装置2との間で文字データ、音声データ等を送受信することによって、チャット、電子メールの送受信を行う。
(実世界からサイバースペースへの電子メールの送信)
図5は、実世界から中継装置1を介してサイバースペース内のアバター宛へ電子メールを送信する方法を概念的に示す説明図、図6は、電子メールの中継に係る携帯端末3及び実世界側中継器11の処理手順を示すフローチャート、図7は、サイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。
まず、携帯端末3は、サイバースペースにおける一の利用者のアバター名及び該利用者宛の情報、即ちメール本文を含む電子メールを、実世界側中継器11へ送信する(ステップS11)。一例として、利用者ID「001」の利用者が、サイバースペースαにおけるアバターbへ電子メールを送信する場合を説明する。利用者は、図5に示すように、「To」項目に、電子メールアドレス「サイバースペースα@csmail.co.jp」を入力する。該メールアドレスのログイン名は、アバターが参加するサイバースペースの名称「サイバースペースα」であり、ドメイン名は中継装置1のドメイン名「csmail.co.jp」である。また、利用者は、「Subject」項目に、送信先のアバター名「アバターb」を入力する。更に、利用者は、「Text」項目に、メール本文、例えば「本日のミーティングは欠席します。」を入力する。そして、携帯端末3のメール送信ボタンが押された場合、各項目に入力された情報と共に、送信元の電子メールアドレス「AAA@○○○.ne.jp」、送信日時「2008.03.01 18:00」等の情報が実世界側中継器11へ送信される。
実世界側中継器11のCPU11aは、携帯端末3から送信された電子メールを通信部11hにて受信する(ステップS12)。そして、CPU11aは、電子メールの「To」項目からサイバースペース名を抽出し(ステップS13)、電子メールの「Subject」項目から宛先のアバター名を抽出する(ステップS14)。次いで、CPU11aは、電子メールから、メール本文、送信元の電子メールアドレス、送信日時等を抽出する(ステップS15)。
次いで、CPU11aは、抽出した各種情報をサイバースペース向きメールテーブルに登録する(ステップS16)。
サイバースペース向きメールテーブルは、図7(a)に示すように実世界からサイバースペースへ向けて送信された電子メールに含まれる各種情報及び電子メールの中継に係るエラー内容を格納するための複数の列、例えば「メールID」、「From」、「To」、「Date」、「Subject」、「Text」、「エラーID」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。
ステップS16の処理によって、CPU11aは、受信した電子メールに固有の数値、例えば「001」を「メールID」列に格納する。また、図5に示すような電子メールを受信した場合、CPU11aは、「From」列に「AAA@○○○.ne.jp」を、「To」列に「サイバースペースα@csmail.co.jp」を、「Date」列に「2008.03.01 18:00」を、「Subject」列に「アバターb」を、「Text」列にメール本文の「本日のミーティングは欠席します。」を登録する。
ステップS16の処理を終えた場合、CPU11aは、電子メールの中継に係るエラーの有無を判定する(ステップS17)。具体的には、CPU11aは、電子メールの内容が所定のフォーマットに違反している場合、送信元の電子メールアドレスがユーザ登録されていない場合、つまり送信元の電子メールアドレスが利用者テーブルに登録されていない場合、エラー有りと判定する。
エラー有りと判定した場合(ステップS17:YES)、CPU11aは、エラーの内容に対応するエラーIDを「エラーID」列に登録する(ステップS18)。
ステップS18の処理を終えた場合、又はエラー無しと判定した場合(ステップS17:NO)、CPU11aは、宛先利用者の不正の有無を判定する(ステップS19)。つまり、電子メールの「Subject」に記載されたアバター名がアバター名テーブルに登録されているか否かを判定する。
宛先利用者に不正無しと判定した場合(ステップS19:NO)、CPU11aは、電子メールの送信方向、状態等を送受信メールテーブルに登録する(ステップS20)。
送受信メールテーブルは、図7(c)に示すように複数の列、例えば「利用者ID」、「サイバースペースID」、「メールID」、「送受信区分」、「状態区分」から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。
例えば、図5に示す電子メールを受信し、該電子メールに含まれる各種情報が図7(a)に示すようにサイバースペース向きメールテーブルに登録された場合を説明する。この場合、CPU11aは、電子メールの「From」項目及び「Subject」項目から夫々抽出されたサイバースペース名及びアバター名と、アバター名テーブルとに基づいて、送信先の利用者IDを特定する。例えば、サイバースペースα及びアバターbと、アバター名テーブルとに基づいて、利用者ID「002」が特定される。そして、CPU11aは、送受信メールテーブルの利用者ID「002」の行に、サイバースペースαのサイバースペースID「001」、送信された電子メールのメールID「001」が登録される。また、CPU11aは、前記電子メールがサイバースペース向きである旨、該電子メールが未読である旨、該電子メールが保管の有効期限内にある旨を登録する。
なお、図7(b)に示す実世界向きメールテーブルについては、サイバースペース側から実世界へ電子メールを送信する後述の処理で説明する。
ステップS20の処理を終えた場合、又はステップS19で宛先利用者に不正有りと判定した場合(ステップS19:YES)、CPU11aは、図5に示すような電子メールを預かった旨を通知するための預かり確認電子メール、又は各種エラーを有する場合、エラーメールを編集し、編集して得た預かり確認電子メール、又はエラーメールを送信元へ通信部11hにて送信する(ステップS21)。
具体的には、CPU11aは、預かり確認電子メールの宛先「To」項目に送信元の電子メールアドレス「AAA@○○○.ne.jp」を設定し、件名「Subject」項目に「メッセージをお預かりしました。」の文字列を入力する。また、CPU11aは、送信先のアバター名及びメール本文に基づいて、「アバターbさんへの以下のメッセージをお預かりしました。・・・本日のミーティングは欠席します。」の文字列を編集し、メール本文「Text」項目に入力する。そして、CPU11aは、編集して得た電子メールを送信する。
エラーメールも同様にして編集することができる。例えば件名「Subject」項目に「エラーが発生しました」を入力し、メール本文「Text」項目に、「アバターbさんへの以下のメッセージを送信できませんでした。・・・本日のミーティングは欠席します。」を入力する。そして、CPU11aは、編集して得た電子メールを送信する。
ステップS21の処理を終えた場合、図6に示すように携帯端末3は、実世界側中継器11から送信された預かり確認電子メール、又はエラーメールを受信し(ステップS22)、処理を終える。
図8は、電子メールの中継に係るサイバースペース側中継器12及びサイバースペース提供装置2の処理手順を示すフローチャートである。サイバースペース提供装置2のCPU21aは、サイバースペースに一の利用者が参加している場合、該一の利用者宛のメール本文を要求する要求データを定期的に送信する(ステップS31)。要求データには、要求元のサイバースペース名、アバター名等が含まれる。以下、一の利用者の分身がアバターbである場合を説明する。
サイバースペース側中継器12のCPU12aは、サイバースペース提供装置2から送信された要求データを受信する(ステップS32)。そして、CPU12aは、要求データに基づいて、一の利用者宛の未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールを送受信メールテーブルから検索する(ステップS33)。具体的には、CPU12aは、要求データに含まれるサイバースペース名「サイバースペースα」及びアバター名「アバターb」と、アバター名テーブルとに基づいて、利用者ID「002」を特定し、送受信メールテーブルにおける利用者ID「002」の行を参照する処理を実行する。
そして、CPU12aは、未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールの有無を判定する(ステップS34)。具体的には、CPU12aは、図7(c)に示すように、利用者ID「002」の行における「送受信区分」及び「状態区分」の情報を抽出し、未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールの有無を判定する。図7(c)では、未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメール有りと判定する。
未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールが無いと判定した場合(ステップS34:NO)、CPU12aは、処理を終える。未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールが有ると判定した場合(ステップS34:YES)、CPU12aは、サイバースペース向きメールテーブルから、未読かつ有効期限内のサイバースペース向きメールを示すメールID「001」に対応付けられたメール本文「本日のミーティングは欠席します。」、送信日時「2008.03.01 18:00」等を読み出す(ステップS35)。
そして、CPU12aは、メールID「001」及びメール本文等をサイバースペース提供装置2に送信する(ステップS36)。
次いで、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、メールID及びメール本文等を受信する(ステップS37)。そして、CPU21aは、受信したメール本文等を一の利用者のアバターに伝達し、処理を終える(ステップS38)。具体的には、CPU21aは、アバターbに対応する利用者の通信端末4を特定し、該通信端末4へメール本文の情報を例えばチャット、いわゆるインスタントメッセージ等の情報として送信する。なお、メール本文の送信方法は特に限定されない。
図9は、サイバースペースにおける一の利用者のアバターにメール本文が伝達された状態を示す模式図である。
一の利用者の通信端末4は、サイバースペース提供装置2から送信された情報に基づいて、サイバースペースを三次元的に生成し、サイバースペースと共に、該利用者に対応するアバターb、電子メールを送受信するための通信オブジェクト等を表示装置に表示する。メール本文等の情報を受信した場合、通信端末4は、メール本文等の情報を表示装置に表示する。例えば、画面左下に略矩形のメール表示部を表示させ、該メール表示部に、送信日時「2008/03/01 18:00」、電子メールの送信元を示すアバター名「アバターa」、メール本文「本日のミーティングは欠席します。」等を表示する。
(サイバースペースから実世界への電子メールの返信)
次に、電子メールの返信に係る処理を説明する。
図10は、サイバースペースから中継装置1を介して実世界へ電子メールを返信する方法を概念的に示す説明図、図11は、返信電子メールの中継に係る中継装置1等の処理手順を示すフローチャート、図12は、返信時におけるサイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。
図11に示すように、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、通信網Nを介してサイバースペースにおける利用者から返信に係るメール本文を受け付け、返信対象である被返信電子メールのメールID、即ちステップS37で受信したメールID、返信に係るメール本文、その他該メール本文の送信元を示す情報、例えばサイバースペース名、アバター名等をサイバースペース側中継器12へ送信する(ステップS51)。
次いで、サイバースペース側中継器12のCPU12aは、被返信電子メールのメールID、及びメール本文等を受信し(ステップS52)、図12(b)に示すように、受信したメールID、及びメール本文を実世界向きメールテーブルに登録する(ステップS53)。具体的には、サイバースペース側から実世界側へ送信される電子メールに固有のメールID、例えば「001」を「メールID」列に登録する。また、返信に係るメール本文を送信したアバターbの利用者ID「002」、返信先の利用者ID「001」、前記利用者が参加しているサイバースペースID「001」、被返信電子メールのメールID「001」、メール本文「分かりました。」、該メール本文が未送信である旨、該電子メールに関するエラーの有無を夫々「発信利用者ID」列、「宛先利用者ID」列、「サイバースペースID」列、「関連メールID」列、「Text」列、「状態区分」列、「エラーID」列に登録する。
ステップS53の処理を終えた場合、実世界側中継器11のCPU11aは、被返信電子メールのメール本文を引用してメール本文を編集する(ステップS54)。具体的には、「関連メールID」列に登録されたメールID「001」に基づいて、サイバースペース向きメールテーブルから該当する「Text」列に登録されているメール本文「本日のミーティングは欠席します。」を読み出す。そして、返信に係るメール本文と、読み出されたメール本文とを含む返信に係るメール本文を生成する。より具体的には、図10中の返信電子メールに示すように、文字列「送信メッセージに対して、アバターbさんから返信がありました。」、本文の内容を区切る文字列「――――」、被返信電子メールのメール本文であることを示す文字列「送信メッセージ:」、該メール本文「本日のミーティングは欠席します。」、返信に係る電子メールであることを示す文字列「返信メッセージ:」、該電子メールの文字列「分かりました。」等を記述したメール本文を編集する。
次いで、CPU11aは、返信に係る電子メールの件名を編集する(ステップS55)。具体的には、「サイバースペースID」列及び「発信利用者ID」列に登録されたサイバースペースID「001」及び利用者ID「002」に基づいて、文字列「サイバースペースαのアバターbから返信が行われました」を編集する。
次いで、CPU11aは、「宛先利用者ID」列に登録された利用者ID「001」及び利用者テーブルに基づいて、電子メールアドレス「AAA@○○○.ne.jp」を特定し、特定された該電子メールアドレスを宛先の電子メールアドレスとして設定する(ステップS56)。
そして、CPU11aは、上述の処理で編集した返信に係る電子メールを送信する(ステップS57)。
次いで、CPU11aは、返信に係る電子メールの件名「サイバースペースαの・・・」、エラーの有無等を実世界向きメールテーブルに登録する(ステップS58)。次いで、CPU11aは、送受信メールテーブルに返信電子メールに関する情報を登録する(ステップS59)。具体的には、返信に係る電子メールの宛先に係る利用者ID「002」の行にサイバースペースID「001」、返信に係る電子メールのメールID「001」、送受信区分「実世界向き」、該電子メールを保管できる「有効期限内」である旨を登録する。
ステップS59の処理を終えた場合、サイバースペース側中継器12のCPU12aは、返信に係る処理結果をサイバースペース提供装置2に送信する(ステップS60)。そして、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、サイバースペース側中継器12から送信された処理結果を受信し、受信した処理結果を返信電子メールの送信元であるアバターbに伝達し(ステップS61)、処理を終える。
(サイバースペースから実世界への新規電子メールの送信)
次に、サイバースペースから実世界へ新規の電子メールを送信する場合の処理手順を説明する。以下、一例としてサイバースペースαにおけるアバターcが、実世界における利用者ID「001」の利用者へ新規の電子メールを送信する場合を説明する。
図13は、サイバースペースから中継装置1を介して実世界へ電子メールを新規に送信する方法を概念的に示す説明図、図14は、新規電子メールの中継に係る中継装置1等の処理手順を示すフローチャート、図15は、新規電子メール送信時のサイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。
図14に示すように、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、通信網Nを介してサイバースペースにおける利用者から、実世界へ送信する新規のメール本文を受け付け、該メール本文の送信元を示す情報、例えばサイバースペース名、アバター名、及びメール本文等をサイバースペース側中継器12へ送信する(ステップS71)。
次いで、サイバースペース側中継器12のCPU12aは、サイバースペース名、アバター名、及びメール本文等を受信し(ステップS72)、図15(b)に示すように、受信したメール本文を実世界向きメールテーブルに登録する(ステップS73)。具体的には、サイバースペース側から実世界側へ送信される電子メールに固有のメールID、例えば「002」を「メールID」列に登録する。また、新規のメール本文を送信したアバターcの利用者ID「003」、宛先利用者ID「001」、前記利用者が参加しているサイバースペースID「001」、メールが未送信である旨、該電子メールに関するエラーの有無、メール本文「次回のミーティングは4月1日です。」を夫々「発信利用者ID」列、「宛先利用者ID」列、「サイバースペースID」列、「状態区分」列、「エラーID」列、「Text」列に登録する。
なお、サイバースペース側から実世界へ新規の電子メールを送信する場合、「関連メールID」列には、被返信電子メールの情報は登録されない。
ステップS73の処理を終えた場合、実世界側中継器11のCPU11aは、メール本文を設定する(ステップS74)。
次いで、CPU11aは、電子メールの件名を編集する(ステップS75)。具体的には、「サイバースペースID」列及び「発信利用者ID」列に登録されたサイバースペースID「001」及び発信利用者ID「003」に基づいて、文字列「サイバースペースαのアバターcからのメッセージです」を編集する。
次いで、CPU11aは、「宛先利用者ID」列に登録された利用者ID「001」及び利用者テーブルに基づいて、電子メールアドレス「AAA@○○○.ne.jp」を特定し、特定された該電子メールアドレスを宛先の電子メールアドレスとして設定する(ステップS76)。
そして、CPU11aは、ステップS76で編集した新規の電子メールを送信する(ステップS77)。
次いで、CPU11aは、エラーの有無等を実世界向きメールテーブルに登録する(ステップS78)。次いで、CPU11aは、送受信メールテーブルに新規の電子メールに関する情報を登録する(ステップS79)。具体的には、新規の電子メールの送信元に係る利用者ID「003」の行にサイバースペースID「001」、電子メールのメールID「002」、送受信区分「実世界向き」、該電子メールを保管できる「有効期限内」である旨を登録する。
ステップS79の処理を終えた場合、サイバースペース側中継器12のCPU12aは、処理結果をサイバースペース提供装置2に送信する(ステップS80)。そして、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、サイバースペース側中継器12から送信された処理結果を受信し、受信した処理結果を電子メールの送信元であるアバターcに伝達する(ステップS81)。
(サイバースペースから実世界への未送信電子メールの送信)
次に、未送信電子メールの送信に係る処理を説明する。通常、サイバースペースから実世界へ送信されたメール本文は、直ちに電子メールとして送信されるが、メールサーバがダウンしていたような場合、該メール本文は未送信のまま、実世界向きメールテーブルに残される場合がある。以下、このように未送信のまま実世界向きメールテーブルに残されたメール本文の取り扱いを説明する。
図16は、未送信電子メールの中継に係る携帯端末3及び実世界側中継器11の処理手順を示すフローチャートである。実世界側中継器11のCPU11aは、定期的に実世界向きメールテーブルから未送信メールを検索し(ステップS91)、未送信メールの有無を判定する(ステップS92)。
未送信メールが無いと判定した場合(ステップS92:NO)、CPU11aは、処理を終える。未送信メールが有ると判定した場合(ステップS92:YES)、CPU11a,12a,21aは、図11、図14に示した電子メールの編集及び返信に係る処理と同様の処理を実行する。即ち、CPU11aは、メール本文を編集又は設定し(ステップS93)、電子メールの件名を編集し(ステップS94)、電子メールアドレスを設定し(ステップS95)、編集した電子メールを送信する(ステップS96)。そして、CPU11aは、送信された電子メールに関する情報を実世界向きメールテーブルに登録し(ステップS97)、更に送受信メールテーブルに登録する(ステップS98)。次いで、サイバースペース側中継器12のCPU12aは、処理結果をサイバースペース提供装置2に送信し(ステップS99)、サイバースペース提供装置2のCPU21aは、サイバースペース側中継器12から送信された処理結果を受信し、受信した処理結果を電子メールの送信元であるアバターに伝達し(ステップS100)、処理を終える。
(電子メールの保管と有効期限管理)
次に、電子メールの保管と有効期限の管理に係る処理を説明する。実世界からサイバースペースへ電子メールが送信された場合であっても、宛先のアバターが該サイバースペースに長期間参加していないときがあり、前記電子メールが長期にわたり放置されるおそれがある。以下、電子メールの保管方法について説明する。
図17は、電子メールの保管と有効期限の管理に係る実世界側中継器11及び携帯端末3の処理手順を示すフローチャートである。実世界側中継器11のCPU11aは、定期的に送受信メールテーブルから有効期限切れのサイバースペース向きメールを検索する(ステップS111)。具体的には、CPU11aは、まず送受信メールテーブルから、送受信区分が「サイバースペース向き」で、状態区分が「有効期限内」のメールIDを検索する。そして、CPU11aは、該当するメールIDに基づいて、サイバースペース向きメールテーブルから送信日時を読み出す。次いで、CPU11aは、読み出された送信日時と、計時部11jが計時している日時とに基づいて、電子メールを預かってからの経過時間を算出する。
一方、CPU11aは、「Subject」に登録されている送信先のアバター名と、アバター名テーブルとに基づいて、前記アバター名として参加している利用者が設定した未読メール有効期限を読み出す。
そして、CPU11aは、電子メールを預かってからの経過時間と、未読メール有効期限とを比較することによって、電子メールを預かってからの経過時間が未読メール有効期限内であるか否かを判定する(ステップS112)。
有効期限切れのサイバースペース向きメールが無いと判定した場合(ステップS112:NO)、CPU11aは処理を終える。
有効期限切れのサイバースペース向きメールが有ると判定した場合(ステップS112:YES)、CPU11aは、状態区分を有効期限切れに変更する(ステップS113)。そして、CPU11aは、送信された電子メールについて未読のまま有効期限が経過した旨の未読通知メールを作成し(ステップS114)、未読通知メールを携帯端末3に送信する(ステップS115)。
ステップS115の処理を終えた場合、携帯端末3は、未読通知メールを受信し(ステップS116)、処理を終える。
このように構成された電子メール情報中継システム、中継装置1、サイバースペース提供装置2、コンピュータプログラム14a,15a,22a及び記録媒体14,15,22にあっては、利用者がサイバースペース提供装置2にログインして、サイバースペースに参加しなくても、実世界における携帯端末3を用いて、実世界からサイバースペースにおけるアバター宛へ電子メールを送信し、メール本文を該アバターへ伝達することができる。
また、サイバースペース側から、サイバースペースに参加していない実世界における利用者へ電子メールの情報を送信することができる。
更に、実世界からサイバースペースにおけるアバター宛に送信された電子メールに対して返信することができる。
更に、サイバースペースにおけるアバター宛へ送信した電子メールが未読のまま有効期限が経過した場合、その旨を電子メールの送信元に通知することができる。
更にまた、メールサーバの障害によって、メール本文が未送信のまま実世界向きメールテーブルに残された場合であっても、該実世界向きメールテーブルを監視して、適宜再送信することができる。
(変形例)
なお、上述の電子メール情報中継システムは、実世界からサイバースペースへ送信された電子メールを、サイバースペースにおける一人のアバター宛へ伝達する場合を説明したが、グループ登録された複数人のアバター宛へ一斉に送信するように構成しても良い。
図18は、変形例に係る電子メール情報中継システムの動作を概念的に示す説明図である。電子メール情報中継システムのデータベース13は、グループを管理するためのグループテーブルを記憶している。グループテーブルは、複数の列、例えば「グループID」、「グループ名」、「グループ利用者ID」等から構成されており、各行は、各列に格納された情報を有する。「グループID」列は、グループに固有の数値又は文字列を格納し、「グループ名」列は、各グループの名称を格納し、「グループ利用者ID」列は、前記グループに属する複数の利用者の利用者IDを格納している。
例えば、グループテーブルには、グループID「001」、グループ名「グループABCD」、グループ利用者ID「001」、「002」、「003」、「004」が登録されている場合を説明する。この場合において、利用者ID「001」の利用者が、電子メールの件名に宛先として「グループABCD」を入力した電子メールを送信した場合、該電子メールのメール本文は、グループABCDに属する全てのアバターb,c,d宛へ電子メールが一斉送信される。
一斉送信されたメール本文の伝達方法は特に限定されないが、例えばサイバースペースにおける伝達人に相当するアバターを登場させ、該アバターが、メール本文を各アバターb,c,dへ順次伝達するように構成すると良い。
なお、実施の形態及び変形例にあっては、仮想社会の一例として実世界を模擬したような3次元的なサイバースペースでの適用を例示したが、仮想社会は、これに限定されるものではなく、仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達することができるように構成されたその他の仮想社会も含まれる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る電子メール情報中継システムの構成を示す模式図である。 中継装置の構成を模式的に示すブロック図である。 データベースに格納されている各種テーブルの一例を概念的に示す説明図である。 サイバースペース提供装置の構成を模式的に示すブロック図である。 実世界から中継装置を介してサイバースペース内のアバター宛へ電子メールを送信する方法を概念的に示す説明図である。 電子メールの中継に係る携帯端末及び実世界側中継器の処理手順を示すフローチャートである。 サイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。 電子メールの中継に係るサイバースペース側中継器及びサイバースペース提供装置の処理手順を示すフローチャートである。 サイバースペースにおける一の利用者のアバターにメール本文が伝達された状態を示す模式図である。 サイバースペースから中継装置を介して実世界へ電子メールを返信する方法を概念的に示す説明図である。 返信電子メールの中継に係る中継装置等の処理手順を示すフローチャートである。 返信時におけるサイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。 サイバースペースから中継装置を介して実世界へ電子メールを新規に送信する方法を概念的に示す説明図である。 新規電子メールの中継に係る中継装置等の処理手順を示すフローチャートである。 新規電子メール送信時のサイバースペース向きメールテーブル、実世界向きメールテーブル、及び送受信メールテーブルのレコードレイアウトを概念的に示す説明図である。 未送信電子メールの中継に係る携帯端末及び実世界側中継器の処理手順を示すフローチャートである。 電子メールの保管と有効期限の管理に係る実世界側中継器及び携帯端末の処理手順を示すフローチャートである。 変形例に係る電子メール情報中継システムの動作を概念的に示す説明図である。
符号の説明
1 中継装置
2 サイバースペース提供装置
3 携帯端末
4 通信端末
11 実世界側中継器
11a CPU
12 サイバースペース側中継器
12a CPU
13 データベース
21a CPU
21h 通信部
N 通信網

Claims (14)

  1. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における該利用者へ中継する中継装置とを用いて、前記情報を仮想社会における前記利用者へ中継する電子メール情報中継方法であって、
    前記仮想社会提供装置は、
    電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を前記中継装置に要求し、
    前記中継装置は、
    受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出し、
    抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶し、
    前記仮想社会提供装置から、一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索し、
    検索された一の利用者宛の情報を前記仮想社会提供装置に送信する
    ことを特徴とする電子メール情報中継方法。
  2. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置とを用いて、前記情報を実世界における他の利用者へ中継する電子メール情報中継方法であって、
    前記仮想社会提供装置は、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を前記中継装置に送信し、
    前記中継装置は、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信し、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称と、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルとに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定し、
    特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する
    ことを特徴とする電子メール情報中継方法。
  3. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継する中継装置とを備える電子メール情報中継システムであって、
    前記仮想社会提供装置は、
    電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を前記中継装置に要求する要求手段を備え、
    前記中継装置は、
    受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する抽出手段と、
    抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記仮想社会提供装置から、一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する検索手段と、
    検索された一の利用者宛の情報を前記仮想社会提供装置に送信する手段と
    を備えることを特徴とする電子メール情報中継システム。
  4. 前記中継装置は、
    一の利用者宛の電子メールを受信したときからの経過時間を計時する計時手段と、
    一の利用者宛の情報を要求されることなく、前記電子メールを受信したときから所定時間以上が経過したか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が所定時間以上経過したと判定した場合、前記電子メールの送信元へ、前記電子メールの情報が一の利用者へ中継されることなく所定時間が経過した旨を電子メールにて送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子メール情報中継システム。
  5. 前記中継装置は、
    一の利用者宛の情報と共に、一の利用者宛の電子メールを識別するための電子メール識別情報を前記仮想社会提供装置に送信するようにしてあり、
    前記仮想社会提供装置は、
    前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を前記中継装置に送信する手段を備え、
    前記中継装置は、
    電子メール識別情報及び対応する電子メールの送信元の電子メールアドレスを記憶する手段と、
    前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を受信する手段と、
    前記電子メールの送信元へ返信すべき情報及び電子メール識別情報を受信した場合、電子メール識別情報に基づいて、前記送信元の電子メールアドレスを特定する手段と、
    特定された電子メールアドレスを用いて、前記情報を電子メールにて送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電子メール情報中継システム。
  6. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置と、該仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置とを備える電子メール情報中継システムであって、
    前記仮想社会提供装置は、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を前記中継装置に送信する手段を備え、
    前記中継装置は、
    利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルを記憶する手段と、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手段と、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称及び前記テーブルに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手段と、
    特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手段と
    を備えることを特徴とする電子メール情報中継システム。
  7. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継する中継装置であって、
    受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する抽出手段と、
    抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
    外部装置から、仮想社会における一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する検索手段と、
    検索された一の利用者宛の情報を前記外部装置に送信する手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
  8. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置であって、
    仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信する外部装置に、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を要求する要求手段と、
    該要求手段の要求に応じて前記外部装置から送信された情報を受信する手段と、
    受信した情報を一の利用者へ伝達する手段と
    を備えることを特徴とする仮想社会提供装置。
  9. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する中継装置であって、
    利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブルを記憶する手段と、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手段と、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、受信した仮名称及び前記テーブルに基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手段と、
    特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
  10. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供する仮想社会提供装置であって、
    仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する外部装置に、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を送信する手段を備える
    ことを特徴とする仮想社会提供装置。
  11. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれる前記利用者宛の情報を仮想社会における前記利用者へ中継するコンピュータに、
    受信した電子メールから、利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を抽出する手順と、
    抽出した仮名称及び前記利用者宛の情報を対応付けて記憶する手順と、
    外部装置から、仮想社会における一の利用者宛の情報を要求された場合、一の利用者の仮名称に対応する該利用者宛の情報を検索する手順と、
    検索された一の利用者宛の情報を前記外部装置に送信する手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供するコンピュータに、
    仮想社会における利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を含む、実世界における電子メールを受信する外部装置に、電子メールに含まれる一の利用者宛の情報を要求する手順と、
    要求に応じて前記外部装置から送信された情報を受信する手順と、
    受信した情報を一の利用者へ伝達する手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継するコンピュータに、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信する手順と、
    他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を受信した場合、利用者の仮名称及び該利用者の電子メールアドレスを対応付けたテーブル並びに受信した仮名称に基づいて他の利用者の電子メールアドレスを特定する手順と、
    特定された電子メールアドレスを用いて、他の利用者宛の情報を電子メールにて送信する手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 仮名称を用いて参加した複数の利用者が通信網を介して互いに情報を伝達すべくなしてある仮想社会を提供するコンピュータに、
    仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を受け付ける手順と、
    仮想社会における一の利用者から実世界における他の利用者宛への情報を電子メールにて中継する外部装置に、他の利用者の仮名称及び該利用者宛の情報を送信する手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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