JP2009258525A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー画像を形成する画像形成装置において、現像ローラの表面に所定の押圧力で当接する現像ブレードによって現像ローラの表面にトナーの薄層を形成するが、複雑な構成の制御装置を備えることなくトナー層を所定の厚さに維持するのが困難であった。また、トナー充填量の変化によって、形成されるトナー画像の濃度が変化する問題があった。
【解決手段】トナー6を担持する現像ローラ4と、現像ローラ4に担持されるトナー6を収容するトナーカートリッジ202及びトナー貯蔵室33と、現像ローラ4の周面に当接する現像ブレード7aを備えてこの周面に現トナー6の薄層を形成する薄層形成器7とを備え、現像ブレード7aによる現像ローラ4の周面への押圧力が、現像剤収容部のトナー6の充填量の減少に伴って増加するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、FAX、及び複写機等の電子写真記録方式に使用する画像形成装置とその画像形成装置に搭載される現像装置に関する。
電子写真記録装置、複写装置等には、印刷データに基づいてトナー画像を形成する画像形成装置を用いたものがある。画像形成装置では、一様に帯電された感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成し、現像剤として帯電トナーを静電効果により静電潜像に付着させてトナー画像としている。帯電トナーは、現像装置内の現像ローラの表面に弾性ブレードを所定の押圧力で押圧し、現像ローラに電圧を印加してこれを回転させて弾性ブレードとの間にトナーを挟みこみ、摩擦帯電させて生成する。このとき、現像ローラの表面には弾性ブレードによって薄層化された帯電トナー層が形成される。
従来、現像装置の使用経時においてトナー層厚に変化が生じようとする際にも、トナー層厚を検知し、トナー層が所定の厚さとなるように弾性ブレードの押圧力を調整するトナー層調節機構を設けることにより安定したトナー画像を得るものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003―215911号公報(第3〜4頁、図3,5)
しかしながら、上記した従来の方法では、複雑なトナー層調整機構、トナー層厚検知センサ、及びトナー層厚検知センサの検出結果に基づいてトナー層調整機構を制御する制御回路が必要となるため、部品点数が多く構成が複雑となってコストが高くなると共に装置の小型化が困難になるという問題があった。また、上記した従来の方法では、トナー充填量によって、生成されるトナー画像の濃度が変化するという問題を解決することができなかった。
本発明の目的は、これらの問題点を解消し、比較的簡単な構成の薄層形成手段を備えることにより、トナー充填量に拘らず濃度が安定したトナー画像の生成を可能とする現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明による現像装置は、
現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラに担持される現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像ローラの周面に当接する現像ブレードを備えて前記周面に現像剤の薄層を形成する薄層形成手段とを有し、
前記現像ブレードによる前記現像ローラの周面への押圧力が、前記現像剤収容部の現像剤の充填量の減少に伴って増加することを特徴とする。
本発明の現像装置によれば、現像剤収容部に収容されている現像剤の充填量に応じて現像ブレードによる現像ローラの周面への押圧力を変化させ、充填量が変化しても、生成されるトナー画像の濃度を略一定に保つ。
実施の形態1.
図1は、本発明による画像形成装置の要部構成を説明するための概略構成図である。
画像形成装置100は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を印刷可能なカラー用電子写真式プリンタとしての構成を備えている。同図に示すように、画像形成装置100の内部には、印刷媒体としての記録紙14の搬送路に沿って、ブラック(K)用の現像装置101、イエロー(Y)用の現像装置102、マゼンタ(M)用の現像装置103、及びシアン(C)用の現像装置104が配置されている。
これらの4つの現像装置101〜104は、使用される現像剤としてのトナーを除いては同じ構成であり、現像装置本体201と、LEDヘッド3とトナーカートリッジ202とから構成されている。記録用紙14の搬送方向において、現像装置104の後段には定着装置105が配置されている。記録用紙14の搬送路には記録紙搬送ローラ15a〜15jが配置され、搬送路の最上流に配置された記録紙カセット22に積層して収納された記録紙14を所定のタイミングで順次搬送し、搬送路の最下流に位置するスタッカ106まで搬送する。
4つの現像装置101,102,103,104の各感光体ドラム1には、転写ベルト16を介して転写ローラ17a〜17d(区別する必要がない場合には転写ローラ17と称す)が圧接するように配置され、転写ベルト16はドライブローラ18とアイドルローラ19によって張架されて駆動され、記録用紙14を矢印Fで示す搬送方向に搬送する。転写ベルトクリーニングブレード20は、転写ベルト16に付着する廃トナーを掻き落とし、廃棄現像剤タンク21は、この廃トナーを収容する。また、各感光体ドラム1の近傍の所定位置には、画像形成装置100本体に備えられた露光装置としてのLEDヘッド3a〜3d(区別する必要がない場合にはLEDヘッド3と称す)が配設されている。
図2は、現像装置101とLEDヘッド3aとを、転写ローラ17a等と共に示した現像装置の内部構成図である。
現像装置本体201は、トナーカートリッジ202を着脱自在に装着し、同図に示すように内部には、静電潜像担持体としての感光体ドラム1が矢印A方向に回転可能に配置され、この感光体ドラム1の周囲には、その回転方向上流側から順に、感光体ドラム1の表面に一定の圧力で接触して電荷を供給して帯電させる帯電装置としての帯電ローラ2、帯電された感光体ドラム1の表面に、例えばLED等の光源による光を照射して静電潜像を形成する露光装置としてのLEDヘッド3aが対向する位置に配設される。尚、このLEDヘッド3aは、前記したように画像形成装置100(図1)の本体側に配設されている。
LEDヘッド3aの下流には、静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面に、所定色(ここではブラック)のトナーを付着させて現像を発生させる現像剤担持体としての現像ローラ4、更にその下流には感光体ドラム1上のトナー現像を記録紙14に転写した際に残留した転写残トナーを除去する現像剤回収装置としてクリーニングブレード8が配設されている。
後述するようにトナーカートリッジ202から供給された現像剤としてのトナー6は、現像ローラ4に接触または非接触に設定され、図示しない駆動用ギアを介して矢印C方向に回転する供給ローラ5によって現像ローラ4に供給され、更に薄層形成手段に属する現像ブレード7aによって現像ローラ4上で均一に薄層化される。尚、この現像ブレード7aを備えた薄層形成器7については後で説明する。
トナーカートリッジ202は、現像装置本体201に対して着脱自在であり、トナー排出開口31を開閉する図示しないシャッターを備えている。この図示しないシャッターは、例えば着脱操作に連動して、同図に示すように現像装置本体201に装着された状態ではトナー排出開口31を開いて内部に収納するトナー6を現像装置本体201のトナー貯蔵室33に供給し、現像装置本体201からトナーカートリッジ202を外す際にはトナー排出開口31を閉じ、内部のトナー6が外部に漏れないように構成されている。
図1に示す現像装置101〜104の違いは、前記したように使用するトナーの種類であり、本実施の形態において、現像装置101はブラック(B)トナーを用い、現像装置102はイエロー(Y)トナーを用い、現像装置103はマゼンタ(C)トナーを用い、そして現像装置104はシアン(C)トナーを用いている。
ここで、各部材の構成材料について説明する。感光体ドラム1は、導電性支持体と光導電層によって構成される。本実施の形態においては、導電性支持体としてアルミニウムの金属パイプを用い、光導電層として、電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層した有機系感光体を用いた。帯電ローラ2は金属シャフトに半導電性エピクロロヒドリンゴム層を被覆して構成され、現像ローラ4は金属シャフトに半導電性ウレタンゴム層を被覆して構成され、供給ローラ5は金属シャフトと半導電性発泡シリコンスポンジ層によって構成され、転写ローラ17は金属シャフトにウレタンスポンジ層を被覆して構成されている。クリーニングブレード8はウレタンゴム製であり、現像ブレード7aはステンレス製である。トナー6は、結着樹脂としてポリエステル樹脂を用い、内部添加剤として帯電制御剤、離型剤、着色剤を用い、外部添加剤としてシリカを用いて構成される。
図1に示す定着装置105は、発熱ローラ10及び加圧ローラ12を備え、発熱ローラ10と加圧ローラ12の間には圧接部が形成されている。発熱ローラ10は、アルミニウムからなる中空円筒状の芯金にシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、更にその上にPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを被覆することによって形成され、加圧ローラ12は、アルミニウムの芯金にシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、更にその上にPFAチューブを被覆することによって形成される。発熱ローラ10の芯金内には、加熱ヒータとしてのハロゲンランプ11が配設されている。発熱ローラ10の近傍には、発熱ローラ10の表面温度検出手段としてのサーミスタ13が発熱ローラ10と非接触で配置されている。
図3(a)は、図2に示した薄層形成器7とその近傍を拡大した要部拡大図であり、同図(b)は、現像ブレード7aの保持例を示す部分構成図である。
同図(a)に示すように、薄層形成器7は、現像ブレード7a、付勢部材である圧縮スプリング7b、回動軸7c、静止部材7d、そしてシール材7eから構成される。現像ブレード7aは、自由長20(mm)、厚さ0.08(mm)、長手方向の幅が約230(mm)のステンレス製の部材で、図3(a)に示すように、現像ローラ4の周面に上方から当接する先端部7fが断面L字状に曲げられて、現像ローラ4の軸方向(紙面の表裏方向)に延在し、現像ローラ4と略同等の長手方向の幅を有する。
更に現像ブレード7aには、同図(b)に示すように、自由長方向の略中心位置で長手方向に延在する回動軸7cが固着して形成されている。この回動軸7cは、両端部が現像ブレード7aの長手方向端部から所定長だけ突出るように形成されており、この突き出た部分が、現像装置本体201内部の所定位置に設けられた一対の保持部材35,35によって回動自在に保持されている。従って、現像ブレード7aは、現像ローラ4と平行に延在し、同図(a)に示すように、先端部7fが現像ローラ4の周面上部に上方から当接可能な位置で回動自在に保持されている。
圧縮スプリング7bは、現像ブレード7aを現像ローラ4に付勢させる自由長10(mm)、バネ定数0.28(N/mm)のバネであり、回動軸7cを挟む現像ブレード7aの先端部7fと反対側の所定部と、現像装置本体201内部に固定されたベース材36との間に圧縮した状態で架けられている。また圧縮スプリング7bは、長手方向(紙面の表裏方向)の長さが約230(mm)の現像ブレード7aに、その長手方向に中心振分けで、90(mm)の等間隔で3箇所に設けられている。これにより現像ブレード7aの先端部7fが後述する所定の押圧力で現像ローラ4の周面上部に当接する。
静止部材7dは、現像ブレード7aの先端部7fが現像ローラ4の周面から離間するのを防止するため、現像ブレード7aに当接して現像ブレード7aの同方向への回動を規制する位置に配設されている。これにより、外部からの衝撃などにより、現像ブレード7aの先端部7fが現像ローラ4から離間するのを防止する。シール材7eは、現像ブレード7aの先端部7fと反対側の端部とベース材36間を覆い、この間から漏れたトナー6が現像ローラ4上に落下するのを防止する。
現像装置本体201のトナーカートリッジ202を載置する上部には、載置したトナーカートリッジ202のトナー排出開口31に対向して、トナーカートリッジ202からトナー6を受入れるトナー受入開口32が形成されている。トナー受入開口32は、図3(a)に示すように、薄層形成器7の上方に位置し、落下するトナー6が、現像ブレード7aの上面、特に回動軸7cより先端部7fと反対側のトナー対向面56(同図(b))に向って落下した後、向きを変えてトナー貯蔵室33に至るように、薄層形成器7に向って突き出た上部壁34によってトナーの湾曲通過路37が設定されている。
次に本実施の形態で用いるトナー6の製造方法について説明する。
結着樹脂(ポリエステル樹脂、数平均分子量Mn=3700、ガラス転移温度Tg=62(℃))を100(重量部)として、離型剤としてカルナウバワックス(加藤洋行社製、カルナウバワックス1号粉末)を5.0(重量部)、着色剤としてピグメント・ブルー15.3「ECB−301」(大日製化社製)を1重量部、更に負の帯電の帯電制御剤としてサリチル酸錯体「ボントロンE−84」(オリエント化学工業杜製)を4重量部、これらを、ヘンシェルミキサーを用いて混合した後、二軸押出機により溶融混練し、冷却後、直径2(mm)のスクリーンを有するカッターミルで粗砕化した後、衝突式粉砕機「ディスパージョンセパレーター」(日本ニューマチック工業(株)製)を用いて粉砕し、更に風力分級機を用いて分級を行ってトナー母体を得た。
次に外添工程として、得られた粉体100重量部に疎水性シリカR972(日本アエロジル社製、平均一次粒径16nm)を2.5(重量部)を加え、100リットル容のヘンシェルミキサーで3200(回転/分)の回転速度で5分間撹拌し、そのまま冷却後、更にヘンシェルミキサーで3200(回転/分)の回転速度で5分間撹拌させ冷却、を繰り返し5回(回転時の総撹拌時間は25分)行うことでトナー6が得られる。
製造したトナーの帯電量は、得られた現像剤を各々0.6(g)別の容器に封入し、それぞれシリコンコートフェライトキャリア「FL961−1025」(パウダーテック社製)19.4(g)と混合したものをボールミルで10分間撹拌し、吸引式帯電量測定装置「Model210HS−2A」(TRek社製)を用いて帯電量を測定することで求めた。また、トナーの体積平均粒径(以下「平均径」と呼ぶ)については、細胞計数分析装置「コールターマルチサイザー3」(ベックマンコールター社製)において、アパチャー径100(μm)にて30000カウント測定することで求めた。製造したトナーの測定した平均径は共に6.5(μm)であり、帯竃量はそれぞれ−25(μC/g)である。
次に、図1〜図3を参照しながら、画像形成装置100の動作について説明する。
画像形成プロセスにおいて、感光体ドラム1は、図示しない駆動手段により、矢印A方向(図2)に一定周速度で回転し、感光体ドラム1の表面に接触して設けられた帯電ローラ2は、矢印D方向に回転しながら、図示しない帯電ローラ用高圧電源によって供給される直流電圧を感光体ドラム1の表面に印加し、その表面を均一に帯電させる。露光プロセスでは、感光体ドラム1に対向して設けられたLEDヘッド3によって画像信号に対応した光が感光体ドラム1に照射され、光照射部分の電位が光減衰して感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
次の現像プロセスにおいて、トナーカートリッジ202内のトナー6は、図2に示すようにトナーカートリッジ202が現像装置本体201に装着された状態で、トナー排出開口31から落下し、トナー受入開口32及びトナーの湾曲通過路37(図3)を経由して現像装置本体201のトナー貯蔵室33に供給される。落下したトナー6は、図示しない供給ローラ用高圧電源によって電圧が印加された供給ローラ5の矢印C方向への回転によって現像ローラ4に供給される。
図2に示すように、現像ローラ4は、感光体ドラム1に接触して配置されており、図示しない駆動用ギアを介して感光体ドラム1に対して相対速度が速くなるよう矢印B方向に回転する。更に、図示しない現像ローラ用高圧電源によって電圧が印加され、供給ローラ5より搬送されたトナー6を吸着してこれを矢印B方向に回転搬送する。現像ローラ4に圧接して配置された現像ブレード7aは、現像ローラ4に吸着して搬送されるトナーを薄層化し、均一な厚さのトナー薄層を形成する。尚、この現像ブレード7aを備える薄層形成器7の動作については後で詳しく説明する。
更に現像ローラ4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナー6によって反転現像する。即ち、感光体ドラム1の導電性支持体と現像ローラ4間にはトナー担持体用高圧電源によってバイアス電圧が印加されるように構成されており、現像ローラ4と感光体ドラム1の間には、感光体ドラム1に形成された静電潜像に伴う電気カ線が発生する。このため、現像ローラ4上の帯電したトナー6が、静電気力により、感光体ドラム1の静電潜像上に付着する。これにより静電潜像が現像されて可視像化したトナー像が形成される。
一方、図1において、記録紙カセット22に収容された記録紙14は、記録紙搬送ローラ15a及び15bによって記録紙カセット22から矢印L方向に取り出され、記録紙搬送ローラ15c〜15fによって記録紙ガイドに沿って矢印E方向へ進み、ドライブローラ18が矢印G方向に回転することで矢印F方向へ移動しつつ回転する転写ベルト16へと送られる。
次の転写プロセスにおいて、転写ベルト16を介して現像装置101の感光体ドラム1に対向して設けられ、図示しない駆動用ギアを介して矢印M方向に回転し、且つ図示しない転写ローラ用高圧電源によって電圧が印加された転写ローラ17aによって、記録紙14上に、感光体ドラム1上に形成されたブラックトナー像を転写する。その後記録紙14は、転写ベルト16によって矢印Fに沿って進み、転写ロ−ラ17bによって現像装置102で形成されたイエロートナー像が、転写ローラ17cによって現像装置103で形成されたマゼンタトナー像が、更に転写ローラ17dによって現像装置104で形成されたシアントナー像が、順次記録紙14上に重ねて転写され、矢印Hに沿って次段へと搬送される。
次の定着プロセスにおいて、矢印H方向に搬送された記録紙14は、発熱ローラ10と加圧ローラ12を備えた定着装置105によって転写されたトナー像が定着される。発熱ローラ10の表面近傍には、発熱ローラ10の表面温度を検出するサーミスタ13が配置されており、図示しない制御回路の温度制御手段は、サーミスタ13によって検出された発熱ローラ10の表面温度に基づいてハロゲンランプ11を選択的に通電し、発熱ローラ10の表面温度を制御して所定の温度に維持する。トナー像が転写された記録紙14は、所定の表面温度に保たれて矢印I方向に回転する発熱ローラ10と、これと供回りして矢印J方向に回転する加圧ローラ12の間へ進む。そこで発熱ローラ10の熱が記録紙14上のトナー像を溶融し、更に溶融したトナー像を、発熱ローラ10と加圧ローラ12の圧接部で加圧することにより、記録紙14へ定着する。
トナー像が定着された記録紙14は、記録紙搬送ローラ15g〜15jによって矢印K方向に搬送され、画像形成装置100の外部スタッカ106へ送出される。
尚、図2に示すように、転写後の感光体ドラム1には若干のトナー6が残留する場合があるが、この残留トナー6は、クリーニングプロセスにおいて、クリーニングブレード8によって除去される。クリーニングブレード8は、感光体ドラム1の回転軸方向に沿って平行に配置され、その先端部が感光体ドラム1の表面に当接するように、その根元部分が剛性の高い支持基板に取り付けられて固定される。クリーニングブレード8が感光体ドラム1の表面に当接したままの状態で感光体ドラム1が回転軸を中心に回転するとき、クリーニングブレード8は、感光体ドラム1上から転写されずに残った残留トナー6を感光体ドラム表面から除去する。このクリーニングプロセスを経て感光体ドラム1は繰り返し利用される。
また、連続通紙時の紙間等では、図1に示す現像装置101〜104から、帯電不良の一部のトナー6が転写ベルト16に転写される場合があるが、この一部のトナーは、転写ベルト16に当接して備えられる転写ベルトクリーニングブレード20によって除去され、廃棄現像剤タンク21に廃トナーとして溜められる。これにより、転写ベルト16は繰り返し利用される。
薄層形成器7は、前記したように、その現像ブレード7aが圧縮スプリング7bによって付勢されることにより、先端部7fが所定の圧力で現像ローラ4の周面上部に当接するように構成されている。また現像ブレード7aは、湾曲通過路37の形状によって、回動軸7cを挟む先端部7f側のトナー対向面55(図3(b))よりも、先端部7fと反対側のトナー対向面56(図3(b))の方がトナー6の重量による圧力をより強く受けるように構成されている。
尚、このような圧力を受けるのは、トナー6が粘性を有するため、ある領域の上方に堆積するトナーの高さが高いほど強い圧力を受ける傾向があり、本実施の形態の現像装置101では、図3に示すようにトナー対向面55(図3(b))の上方は現像装置本体201の上部壁34によって上方に堆積するトナー6の高さが限定されるのに対し、トナー対向面56(図3(b))の上方は、トナーカートリッジ202(図2)の内部まで開放されており、充填量に応じた高さが得られるように構成されているためである。
従って、現像ブレード7aは、自身よりも重力方向の上方に位置するトナー6の充填量に略比例する圧力によって、圧縮スプリング7bの付勢力と対向するように作用するトナー重量による力を受けるため、先端部7fによる現像ローラ4の周面への押圧力は、トナーカートリッジ201内のトナー充填量が多いほど弱く、トナーカートリッジ201内のトナー充填量が減少するにつれて強くなるように作用する。
ここで、本実施の形態1の現像装置101を用いて行なった試験について説明する。
尚、比較例として図11、図12に示す従来の構成を持つ現像装置501を用いて同様の試験を行なったが、この現像装置501の構成について、図11、図12を参照して説明する。図11に示すように、現像装置501では、トナーカートリッジ602のトナー排出開口631及びこれに対向して備えられる現像装置本体601のトナー受入開口632が供給ローラ5の上方に形成され、トナーカートリッジ602から落下したトナー6が直接供給ローラ5の近傍に落下するように配置されている。また現像ブレード603は、自由長13(mm)、厚さ0.08(mm)、長手方向の幅が約230mmのステンレス製の部材で、その先端部603aが所定の圧力で現像ローラ4の周面上部に当接するように、現像装置本体601内部の所定位置に配設されたホルダー604に固定されている。その他の構成は、前記した現像装置100(図2)と同じである。
(試験1)
現像装置101を用いて以下の試験1を行なった。
トナー6を5(g)、50(g)、100(g)、そして150(g)充填したトナーカートリッジ202を用意し、これらのトナーカートリッジを、予め現像ブレード7aの回動軸7c(図3)の辺りまでトナー6が充填された現像装置本体201(図2)に装着し、各トナー量充填時において、現像ローラ4と現像ブレード7a間での押圧力に比例する現像ローラ4の回転負荷を、トルク測定器を用いて測定した。その測定結果を図4に示す。尚、この測定は、現像ローラ4が、現像ブレード7a以外ではフリーな状態、即ち感光体ドラム1、供給ローラ5や、図示しないギア等との接続が解除された状態で行なわれる。
図4のグラフに示すように、試験1においては、カートリッジ内のトナー充填量が多くなるのに伴ってトルクが減少する結果が得られた。これは前記したように、現像ブレード7aが、トナー重量により、圧縮スプリング7bを重力方向に押す圧力、即ち現像ロ−ラ4ヘの押圧力を減少させる力を受けているためである。
比較例として、図11に示す現像装置501を用いて同様の試験を行ない、各トナー量充填時において、現像ローラ4と現像ブレード603間での押圧力を、トルク測定器を用いて測定した。その測定結果を同じく図4に示す。この場合、図12に示すように、現像ブレード603が、外力の影響を受けにくい片持ち梁状に固定されているため、トナー充填に伴う圧力を受けた場合にも、トルクの変化は見られない。
(試験2)
次に、現像装置101を用いて以下の試験2を行なった。
現像装置101を図1に示す画像形成装置100本体に装着して以下の条件のもので印刷を行なった。
・印刷速度(感光体ドラム1の線速度=通紙速度): 200(mm/s)
・用紙: A4標準紙(例えばOKIエクセレントホワイト紙、坪量=80(g/m
・印刷方向: 横方向送り(4辺のうち長い2辺が先端と後端)
・印刷密度: 5%duty(A4用紙1枚の印刷可能範囲に対する印刷面積の比)
・印刷パターン :図6に示す印刷バターン。
図6において、14は印刷に用いる印刷用紙であり、24は印刷可能領域であり、25は5%dutyの印刷領域である。
以上の条件のもと、トナー6をトナー5(g)、50(g)、100(g)そして150(g)充填したトナーカートリッジ202を用意し、これらのトナーカートリッジを、予め現像ブレード7aの回動軸7c(図3)の辺りまでトナー6が充填された現像装置本体201(図2)に順次交換して装着し、図6に示す印刷パターンを印刷した。
一方、印刷評価は、印刷用紙14に印刷された画像濃度を測定して行った。即ち、印刷した画像を分光濃度計「X−Rite528」(X−Rite社製、C光源、視野角2°、レスポンスEモード〕によって、図6に示す印刷領域25の中央部に相当する測定領域26の濃度を測定した。その測定結果を図5に示す。
比較例として、図11に示す現像装置501を図1に示す画像形成装置100本体に装着し、上記条件のもとに、トナー6をトナー5(g)、50(g)、100(g)そして150(g)充填したトナーカートリッジ602を用意し、上記した条件のもとでこれらを順次交換して印刷し、印刷した画像の濃度を測定した。その測定結果を同じく図5に示す。
図5のグラフに示すように、比較例の現像装置501では、トナー充填量が多くなるにしたがって画像濃度が減少する。これは、トナー充填量が多くなるにしたがって、トナーがトナー自身の重量により現像装置内で圧密され、流動性を悪化させた結果、濃度が減少していると考えられる。一方、本実施の形態の現像装置101では、トナー充填量が多い場合においては、現像ローラ4に対する現像ブレード7aの押圧力を小さくしてトナーが通過し易くし、トナー充填量が少ない場合は、現像ローラ4に対する現像ブレード7aの押圧力を増加させることでトナーが通過し難くしているため、トナー充填量に拘らずに安定した画像濃度を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の現像装置によれば、トナーカートリッジ内のトナー重量によって、現像ローラに対する現像ブレードの押圧力が変化し、現像ローラ上に形成されるトナーの薄層が調整されるため、トナーカートリッジ内のトナー充填量に拘らず、安定した印刷画像を得ることができる。またこの薄層形成器を簡単な構成で形成することができるため、現像装置の大型化や、この薄層形成器を備えるためのコストアップを抑制することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2の現像装置301とLEDヘッド3aとを、転写ローラ17a等と共に示した現像装置の内部構成図である。
この現像装置301を採用する画像形成装置が、前記した図2に示す実施の形態1の現像装置101を採用する画像形成装置100(図1)と主に異なる点は、現像装置301におけるトナー6の落下経路、供給ローラ5の現像装置本体401内での配置位置、現像ローラ4及び供給ローラ5の回転方向、及び薄層形成器407の構成と配置位置である。従って、この現像装置301を採用する画像形成装置が、前記した実施の形態1の画像形成装置100(図1)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態の画像形成装置の要部構成は、現像装置以外において図1に示す実施の形態1の画像形成装置100の要部構成と共通するため、必要に応じて図1を参照する。
現像装置本体401は、トナーカートリッジ402を着脱自在に装着し、同図に示すように内部には、静電潜像担持体としての感光体ドラム1が矢印A方向に回転可能に配置され、この感光体ドラム1の周囲には、その回転方向上流側から順に、感光体ドラム1の表面に一定の圧力で接触して電荷を供給して帯電させる帯電装置としての帯電ローラ2、帯電された感光体ドラム1の表面に、例えばLED等の光源による光を照射して静電潜像を形成する露光装置としてのLEDヘッド3aが対向する位置に配設される。
LEDヘッド3aの下流には、静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面に、所定色(ここではブラック)のトナーを付着させて現像を発生させる現像剤担持体としての現像ローラ4、更にその下流には感光体ドラム1上のトナー現像を記録紙14に転写した際に残留した転写残トナーを除去する現像剤回収装置としてクリーニングブレード8が配設されている。
後述するようにトナーカートリッジ402から供給された現像剤としてのトナー6は、現像ローラ4に接触または非接触に設定され、図示しない駆動用ギアを介して矢印L方向に回転する供給ローラ5によって現像ローラ4に供給され、更に現像剤規制部材としてのステンレス製の現像ブレード407aによって現像ローラ4上で均一に薄層化される。尚、この現像ブレード407aを備えた薄層形成器407については後で説明する。
トナーカートリッジ402は、現像装置本体401に対して着脱自在であり、トナー排出開口451を開閉する図示しないシャッターを備えている。この図示しないシャッターは、例えば着脱操作に連動して、同図に示すように現像装置本体401に装着された状態ではトナー排出開口451を開いて内部に収納するトナー6を現像装置本体401のトナー貯蔵室410に供給し、現像装置本体401から外す際にはトナー排出開口451を閉じ、内部のトナー6が外部に漏れないように構成されている。
図8(a)は、図7に示した薄層形成器407とその近傍を拡大した要部拡大図であり、同図(b)は、現像ブレード407aの保持例を示す部分構成図である。
同図(a)に示すように、薄層形成器407は、現像ブレード407a、付勢部材である圧縮スプリング407b、回動軸407c、そして静止部材407dから構成される。現像ブレード407aは、自由長10(mm)、厚さ0.08(mm)、長手方向の幅が約230mmのステンレス製の部材で、図8(a)に示すように、現像ローラ4の周面に当接する先端部407fが断面L字状に曲げられて、現像ローラ4の軸方向(紙面の表裏方向)に延在し、現像ローラ4と略同等の長手方向の幅を有する。
更に現像ブレード407aには、同図(b)に示すように、先端部407fと反対側の端部で、長手方向に延在する回動軸407cが固着して形成されている。この回動軸407cは、両端部が現像ブレード407aの長手方向端部から所定長だけ突出るように形成されており、この突き出た部分が、現像装置本体401の内部側壁401aの所定位置に配設された一対の保持部材435,435によって回動自在に保持されている。従って、現像ブレード407aは、現像ローラ4と平行に延在し、同図(a)に示すように、先端部407fが現像ローラ4の周面下部に下方から当接可能な位置で回動自在に保持されている。
圧縮スプリング407bは、現像ブレード407aを現像ローラ4に付勢させる自由長10(mm)、バネ定数0.28(N/mm)のバネであり、現像ブレード407aの自由長方向の略中心位置と、現像装置本体401内部の底面との間に圧縮した状態で架けられている。また圧縮スプリング407bは、長手方向(紙面の表裏方向)の長さが約230mmの現像ブレード407aに、その長手方向に中心振分けで、90(mm)の等間隔で3箇所に設けられている。これにより現像ブレード407aの先端部407fが後述する所定の押圧力で現像ローラ4の周面下部に当接する。
静止部材407dは、現像ブレード407aの先端部407fが現像ローラ4の周面から離間するのを防止するため、現像ブレード407aに当接して現像ブレード407aの同方向への回動を規制する位置に配設されている。これにより、外部からの衝撃などにより、現像ブレード407aの先端部407fが現像ローラ4から離間するのを防止する。
現像装置本体401のトナーカートリッジ402を載置する上部には、載置したトナーカートリッジ402のトナー排出開口451に対向して、トナーカートリッジ402からトナー6を受入れるトナー受入開口452が形成されている。トナー受入開口452は、図8(a)に示すように、供給ローラ5の上方に位置しているため、受入れたトナー6が、矢印L方向に回転する供給ローラ5に促されてその下方に配置された薄層形成器407の現像ブレード407aの上面に向けて移動しやすくなっている。
次に動作について説明するが、薄層形成装置407の動作、及び現像ローラ4と供給ローラ5の各回転方向以外の動作は、前記した実施の形態1の画像形成装置の動作と同じであるため、共通する動作のここでの説明は省略する。
ここでは、現像ブレード407aが現像ローラ4の下方に配置されているため、現像ローラ4と現像ブレード407aの当接位置が現像ローラ4と感光体ドラム1(図7)の当接位置よりも、現像ローラ4の回転方向の上流側に位置するように、現像ローラ4が矢印K方向に回転し、これに伴って供給ローラ5が矢印L方向に回転するように設定されている。
薄層形成器407は、前記したように、その現像ブレード407aが圧縮スプリング407bに付勢されることにより、先端部407fが所定の圧力で現像ローラ4の周面下部に当接するように構成されている。従って、現像ブレード407aは、自身よりも重力方向の上方に位置するトナー6の充填量に略比例する圧力によって、圧縮スプリング407bの付勢力と対向するように作用するトナー重量による力を受けるため、先端部407fによる現像ローラ4の周面への押圧力は、現像装置301内のトナー充填量が多いほど弱く、そのトナー量が減少するにつれて強くなるように作用する。尚、ここでいう現像装置301内のトナー充填量とは、トナー貯蔵室410及びトナーカートリッジ402内に収納されているトナーの充填量である。
ここで、本実施の形態2の現像装置301を用いて行なった試験について説明する。
(試験3)
現像装置301を用いて以下の試験3を行なった。
トナー6を5(g)、50(g)、100(g)、そして150(g)充填したトナーカートリッジ402を用意し、これらのトナーカートリッジを、トナー6が充填されていない現像装置本体401(図7)に装着し、各トナー量充填時において、現像ローラ4と現像ブレード407a間での押圧力に比例する現像ローラ4の回転負荷を、トルク測定器を用いて測定した。その測定結果を図9に示す。また図9には、比較例として前記した現像装置501(図11)を用いて行なった試験結果も示している。尚、この測定は、現像ローラ4が、現像ブレード407a以外ではフリーな状態、即ち感光体ドラム1、供給ローラ5や、図示しないギア等との接続が解除された状態で行なわれる。
図9のグラフに示すように、試験3においては、現像装置301内のトナー充填量が多くなるのに伴ってトルクが減少する結果が得られた。これは前記したように、現像ブレード407aが、トナー重量により、圧縮スプリング407bを重力方向に押す圧力、即ち現像ロ−ラ4ヘの押圧力を減少させる力を受けているためである。
(試験4)
次に、現像装置301を用いて以下の試験4を行なった。
現像装置301を図1に示す画像形成装置100本体に装着して、前記実施の形態1の試験2において、現像装置101を画像形成装置100本体に装着して行なったのと同様の試験4を行なった。その測定結果を図10に示す。また図10には、比較例として前記した現像装置501(図11)を用いて行なった試験結果も示している。
試験条件、印刷評価等については、前記実施の形態1の試験2で説明した通りであるためここでの説明は省略するが、トナー6をトナー5(g)、50(g)、100(g)そして150(g)充填したトナーカートリッジ402を用意し、これらのトナーカートリッジを、トナー6が充填されていない現像装置本体401(図7)に順次交換して装着し、前記した図6に示す印刷パターンを印刷した。
図10のグラフに示すように、比較例の現像装置501では、トナー充填量が多くなるにしたがって画像濃度が減少する。これは、トナー充填量が多くなるにしたがって、トナーがトナー自身の重量により現像装置内で圧密され、流動性を悪化させた結果、濃度が減少していると考えられる。一方、本実施の形態の現像装置301では、トナー充填量が多い場合においては、現像ローラ4に対する現像ブレード407aの押圧力を小さくしてトナーが通過し易くし、トナー充填量が少ない場合は、現像ローラ4に対する現像ブレード407aの押圧力を増加させることでトナーが通過し難くしているため、トナー充填量に拘らずに安定した画像濃度を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の現像装置によれば、トナーカートリッジ内のトナー重量によって、現像ローラに対する現像ブレード当接圧が変化し、現像ローラ上に形成されるトナーの薄層が調整されるため、トナーカートリッジ内のトナー充填量にかかわらず、安定した印刷画像を得ることができる。またこの薄層形成器を簡単な構成で形成することができるため、現像装置の大型化や、薄層形成器を備えるためのコストアップを抑制することができる。
各実施の形態では、プリンタとしての機能を備えた画像形成装置を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ファクシミリ装置、複写機、MFP(Multifunction Peripherals)等にも適用可能である。
図1は、本発明による画像形成装置の要部構成を説明するための概略構成図である。 実施の形態1の現像装置とLEDヘッドとを、転写ローラ等と共に示した現像装置の内部構成図である。 (a)は図2に示した薄層形成器とその近傍を拡大した要部拡大図であり、(b)は現像ブレードの保持例を示す部分構成図である。 実施の形態1における試験1において、トナー充填量とトルクの関係を測定した測定結果を示すグラフである。 実施の形態1における試験2において、トナー充填量と画像濃度の関係を測定した測定結果を示すグラフである。 試験2における印刷パターンの説明に供する図である。 実施の形態2の現像装置とLEDヘッドとを、転写ローラ等と共に示した現像装置の内部構成図である。 (a)は図7に示した薄層形成器とその近傍を拡大した要部拡大図であり、(b)は現像ブレードの保持例を示す部分構成図である。 実施の形態2における試験3において、トナー充填量と画像濃度の関係を測定した測定結果を示すグラフである。 実施の形態2における試験4において、トナー充填量と画像濃度の関係を測定した測定結果を示すグラフである。 比較例として示した従来の構成を持つ現像装置の内部構成図である。 図11に示した現像ブレードとその近傍を拡大した要部拡大図である。
符号の説明
1 感光体ドラム、 2 帯電ローラ、 3 LEDヘッド、 4 現像ローラ、 5 供給ローラ、 6 トナー、 7 薄層形成器、 7a 現像ブレード、 7b 圧縮スプリング、 7c 回動軸、 7d 静止部材、 7e シール材、 7f 先端部、 8 クリーニングブレード、 10 発熱ローラ、 11 ハロゲンランプ、 12 加圧ローラ、 13 サーミスタ、 14 記録紙、 15a〜15j 記録紙搬送ローラ、 16 転写ベルト、 17 転写ローラ、 18 ドライブローラ、 19 アイドルローラ、 20 転写ベルトクリーニングブレード、 21 廃棄現像剤タンク、 22 記録紙カセット、 24 印刷可能領域、 25 印刷領域、 26 測定領域、 31 トナー排出開口、 32 トナー受入開口、 33 トナー貯蔵室、 34 上部壁、 35 保持部材、 36 ベース材、 37 湾曲通過路、 55 先端部7f側のトナー対向面、 56 先端部7fと反対側のトナー対向面、 100 画像形成装置、 101 現像装置、 102 現像装置、 103 現像装置、 104 現像装置、 105 定着装置、 106 スタッカ、 201 現像装置本体、 202 トナーカートリッジ、 301 現像装置、 401 現像装置本体、 401a 内部側壁、 402 トナーカートリッジ、 407 薄層形成器、 407a 現像ブレード、 407b 圧縮スプリング、 407c 回動軸、 407d 静止部材、 407f 先端部、 410 トナー貯蔵室、 435 保持部材、 451 トナー排出開口、 452 トナー受入開口。

Claims (6)

  1. 現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラに担持される現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像ローラの周面に当接する現像ブレードを備えて前記周面に現像剤の薄層を形成する薄層形成手段と
    を有し、
    前記現像ブレードによる前記現像ローラの周面への押圧力が、前記現像剤収容部の現像剤の充填量の減少に伴って増加することを特徴とする現像装置。
  2. 前記薄層形成手段は、前記現像ブレードの一端側を前記現像ローラの周面に付勢する付勢手段を有し、前記現像ブレードが前記現像剤重量の影響を受けて前記付勢手段による付勢力を弱めるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記現像ブレードは、前記一端側が前記周面の上方から当接するように、他端側との間において回動自在に保持され、回動中心より前記一端側の面上の現像剤の堆積高さが制限され、前記回動中心より前記他端側の面上の現像剤の堆積高さが前記現像剤収容部に収容される現像剤量に応じて変化するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記現像ブレードは、前記一端側が前記周面の下方から当接するように、他端側が回動自在に保持されたことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  5. 前記現像ローラの周面に対して前記現像ブレードの一端側が離間しないように、前記現像ブレードの変位領域を規制する静止部材を備えたことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の現像装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかの現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128533A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

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