JP2009258027A - 飲酒運転確認機能付き出庫精算システム - Google Patents

飲酒運転確認機能付き出庫精算システム Download PDF

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Abstract

【課題】 出庫時に駐車車両を特定する操作と、呼気中のアルコール濃度を測定する操作とを連動して行うことができるようにして、出庫操作を容易にすると共に、飲酒運転を確実に抑制する。
【解決手段】 任意の運転者が入出庫操作を行う際、当該運転者がマイクロホン20,40に向かって発声すると、当該音声から声紋を認識する声紋認識手段60と、声紋認識データに、運転者ID、車両の入出庫管理データとを付帯して、入出庫管理テーブル81にて管理するID管理手段80と、出庫操作の際に認識した声紋が入出庫管理テーブル81にて管理されている場合に、アルコール検知手段70により検知した呼気中のアルコール濃度と、車両を運転する際に許容された所定濃度とを比較して、アルコール濃度が所定濃度以下である場合に、当該運転者のIDに基づく出庫精算を許可する精算可否判定手段90と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲酒運転確認機能付き出庫精算システムに関するものであり、特に運転者の呼気中のアルコール濃度が車両を運転する際に許容された所定濃度以下である場合に、当該運転者が運転する車両の出庫を許可して出庫精算を行うようにしたものである。
飲酒運転は重大な交通事故を引き起こしかねないため、厳に慎まなければならない。このため、道路交通法による罰則の強化及び飲酒運転の助長・容認の禁止や、刑法における自動車運転過失致死傷罪の創設等、飲酒運転を抑制するための法的な措置が採られている。ここで、道路交通法における「酒気帯び運転」とは、呼気中のアルコール濃度が呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上である場合をいい、「酒酔い運転」とは、呼気中のアルコール濃度には関係がなく、「アルコール等の影響により正常な運転が困難な状態にある」ことをいう。このように、道路交通法では飲酒運転に関する厳密な規定が設けられているが、飲酒から時間が経過している場合や、アルコールに強い運転者の場合には、正常な運転が可能なアルコール濃度以下であるか否かを自ら判断することが困難な場合がある。この場合に、運転者自らが主観的な判断で車両を運転したのでは、重大な交通事故を抑制しようという社会の要請にそぐわないことになる。
そこで、従来、駐車場の料金精算装置にアルコール検知器を設けた技術が開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載されている技術は、駐車場に設置した料金精算装置の操作面に飲酒度判定器を取り付け、必要に応じて運転者の呼気をサンプリングして飲酒度を判定するようになっている。
ところで、従来の駐車場に設置された料金精算機は、入庫時に入庫時刻等を記録した駐車カードを発行する。そして、出庫する際に、駐車カードに記録された入庫時刻からの経過時間に応じた料金を料金精算機に投入することにより、ゲートが開いたり、車輪止めが開放されたりして出庫できるようになっている。また、駐車カードを発行せずに、料金精算機に設けられたテンキー等を用いて駐車場所番号等を入力することにより、出庫精算を行う車両を特定するようにした料金精算機もある。
特開2003−344336号公報
上述したように、特許文献1に記載された技術では、正常な運転が可能なアルコール濃度以下であるか否かの判定を行うためには、わざわざ飲酒度判定器に息を吹き付ける必要がある。また、運転者が飲酒していた場合であっても、駐車車両の出庫を規制する措置が施されないため、飲酒運転を禁止するための啓蒙としては効果を奏するものの、飲酒運転を確実に禁止することはできない。さらに、飲酒度判定器と出庫ゲートや車輪止めを連動させて、運転者が飲酒している場合には出庫を阻止する構成とした場合であっても、従来の料金精算機を用いたのでは、駐車車両を出庫するための操作と、呼気中のアルコール濃度を検知するための操作とをそれぞれ別個に行わなければならず、出庫操作が面倒なものとなってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、出庫時に駐車車両を特定する操作と、呼気中のアルコール濃度を測定する操作とを連動して行うことができるようにして、出庫操作が容易であり、飲酒運転を確実に抑制することが可能な飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを提供することを目的とする。
本発明の飲酒運転確認機能付き出庫精算システムは、駐車場からの出庫精算時に、運転者の飲酒状態を判定して精算可否を決定するシステムであって、声紋認識手段と、ID管理手段と、アルコール検知手段と、精算可否判定手段と、精算処理手段と、を備えている。
声紋認識手段は、任意の運転者が入庫操作若しくは出庫操作を行う際、当該運転者が所定のマイクロホンに向かって発声すると、当該音声から声紋を認識するための手段である。ID管理手段は、運転者が入庫操作を行う際、声紋認識手段で認識した声紋認識データに、当該運転者を特定するためのIDと、当該運転者が運転する車両の入出庫管理データとを付帯して、入出庫管理テーブルにて管理するための手段である。アルコール検知手段は、運転者が出庫操作を行う際、声紋認識手段による声紋認識のために、当該運転者がマイクロホンに向かって発声すると、その呼気中のアルコール濃度を検知するための手段である。精算可否判定手段は、出庫操作の際に認識した声紋が入出庫管理テーブルにて管理されている場合に、アルコール検知手段により検知した呼気中のアルコール濃度と、車両を運転する際に許容された所定濃度とを比較し、検知した呼気中のアルコール濃度が許容された所定濃度以下である場合に、当該運転者のIDに基づく出庫精算を許可するための手段である。精算処理手段は、精算可否判定手段により出庫精算が許可された当該運転者のIDに基づく出庫精算を行うための手段である。
上述した構成からなる飲酒運転確認機能付き出庫精算システムでは、車両を入庫する際に、声紋認識手段により当該車両の運転者の声紋を認識し、ID管理手段により、声紋認識手段で認識した声紋認識データに、当該運転者を特定するためのIDと、当該運転者が運転する車両の入出庫管理データとを付帯して入出庫管理テーブルを作成して管理する。ID管理手段で管理する入出庫管理データとは、例えば、運転者ID、入庫時刻、駐車スペース番号、出庫時刻等のことである。
そして、車両を出庫する際に、声紋認識手段により運転者の声紋認識を行うと共に、アルコール検知手段により当該運転者の呼気中のアルコール濃度を検知する。ここで、精算可否判定手段により、出庫操作の際に認識した声紋が入出庫管理テーブルにて管理されていると共に、呼気中のアルコール濃度が車両を運転する際に許容された所定濃度以下である場合に、当該運転者のIDに基づく出庫精算を許可する。そして、精算処理手段により、出庫精算が許可された当該運転者のIDに基づく出庫精算を行う。出庫精算とは、例えば、料金精算と、出庫ゲートに設けられた開閉バーの開放又は車輪止めの開放のことである。
本発明の飲酒運転確認機能付き出庫精算システムでは、車両が駐車場に入庫する際に運転者の声紋を認識し、声紋認識データに基づく当該車両の入出庫管理を行う。そして、駐車場から車両を出庫する際に運転者の声紋を認識し、声紋認識データに基づく当該車両の入出庫管理と、呼気中のアルコール濃度の判定とを同時に行うようになっている。したがって、出庫時に駐車車両の運転者を特定する操作と、呼気中のアルコール濃度を測定する操作とを連動して行うことができるため、出庫操作が容易となる。また、呼気中のアルコール濃度が車両を運転する際に許容された所定濃度以下でなければ、出庫が許可されないため出庫精算を行うことができず、飲酒運転を確実に抑制することが可能となる。
<飲酒運転確認機能付き出庫精算システムの概要>
以下、図面を参照して、本発明の飲酒運転確認機能付き出庫精算システムの実施形態を説明する。図1〜図3は、本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを示すもので、図1は飲酒運転確認機能付き出庫精算システムの構成を示すブロック図、図2は飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた駐車場設備の模式図、図3は料金精算機の模式図である。また、図4は入出庫管理テーブルの構成を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10は、図2に示すように、駐車場に設置されるシステムである。飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10を設置する駐車場は、図2に示すように、入庫ゲート120、出庫ゲート130、料金精算機140を備えている。そして、駐車場からの出庫精算時に、運転者の飲酒状態を判定して精算可否を決定し、出庫を許可する場合にのみ、料金精算を行うと共に出庫ゲート130の出庫用開閉バー131を開放するようになっている。なお、入庫ゲート120と出庫ゲート130とを兼用する構成としてもよい。
この飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10は、図1に示すように、入庫管理用マイクロホン20、集音器30、出庫管理用マイクロホン40、アルコールセンサ50、声紋認識手段60、アルコール検知手段70、ID管理手段80、入出庫管理テーブル81、精算可否判定手段90、精算処理手段100を備えている。なお、入庫ゲート120と出庫ゲート130とを兼用する場合には、入庫管理用マイクロホン20と出庫管理用マイクロホン40とを共通のマイクロホンで構成することができる。また、飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10を構成する各手段は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステム及びその付属装置と、このコンピュータシステムを各手段として動作させるためのプログラムにより構成される。
<入庫ゲート/出庫ゲート>
入庫ゲート120は、図2に示すように、駐車場に入庫する車両110を通過させるためのゲートであり、入庫用開閉バー121、入庫用開閉バー121の駆動装置122、入庫管理用マイクロホン20が設けられている。入庫管理用マイクロホン20は、指向性マイクからなり、運転者が車両110に乗車した状態で入庫ゲート120を通過する際に、運転者の音声を収集可能な位置に設置されている。入庫管理用マイクロホン20は声紋認識手段60に接続されており、駐車場に入庫する車両110の運転者の声紋認識を行い、ID管理手段80により、当該運転者の運転者IDに基づく入庫管理を行う。入庫ゲート120において、入庫する車両110の運転者の声紋認識及びID管理が正常に終了すると、入庫用開閉バー121の駆動装置122が駆動して入庫用開閉バー121が開き、駐車場に入庫することができる。また、図示しないが、入庫ゲート120の付帯設備として、入庫案内を行うための音声発生装置、スピーカ、表示器等を設けてもよい。
出庫ゲート130は、図2に示すように、駐車場から出庫する車両110を通過させるためのゲートであり、出庫用開閉バー131、出庫用開閉バー131の駆動装置132、料金精算機140が設けられている。
<料金精算機>
料金精算機140は、車両110を出庫する際に、駐車時間に応じた料金を明示すると共に、紙幣や貨幣の入金を受け付けて精算を行うための装置である。この料金精算機140の前面には、図3に示すように、運転者が車両110に乗車した状態で料金精算機140の脇を通過する際、運転者の音声及び呼気を収集可能な位置に、外部に向かって拡径した半円錐状の集音器30が設けられている。また、詳細には図示しないが、料金精算機140には、紙幣投入口、貨幣投入口、釣り銭返却口、表示器、スピーカ等を備えた精算ユニット150が設けられている。
出庫のために車両110が料金精算機140の脇で停止すると、表示器の表示部に必要な案内表示を行うと共に、スピーカから案内音声を発生する。そして、必要に応じて、紙幣や貨幣の受け入れ、釣り銭の返却等を行う。また、後に詳述するが、出庫精算の際には、声紋認識手段60により運転者の声紋を認識し、ID管理手段80により認識した声紋認識データに基づき運転者IDを特定して、入出庫管理を行う。同時に、アルコール検知手段70により当該運転者の呼気中のアルコール濃度を検出し、精算可否判定手段90により出庫精算の可否判定を行う。そして、運転者の呼気中のアルコール濃度が、車両110を運転する際に許容された所定濃度以下である場合にのみ、出庫精算を許可して料金精算を行うと共に、出庫用開閉バー131の駆動装置132を駆動して出庫用開閉バー131が開き、駐車場から出庫することができる。
<集音器、出庫管理用マイクロホン、アルコールセンサ>
集音器30は、運転者が車両110に乗車した状態で料金精算機140の脇を通過する際、運転者の音声及び呼気を収集するための装置である。また、集音器30の内部には、出庫管理用マイクロホン40とアルコールセンサ50が配設されている。
出庫管理用マイクロホン40は、指向性マイクからなり、駐車場から車両110を出庫させる際に、当該車両110の運転者の音声を収集する。出庫管理用マイクロホン40は声紋認識手段60に接続されており、駐車場から出庫する車両110の運転者の声紋認識を行い、ID管理手段80により、当該運転者の運転者IDに基づく出庫管理を行う。
アルコールセンサ50は、例えば半導体ガスセンサからなり、センサ内の触媒にアルコールが付着すると内部抵抗が変化して電圧が変化することから、この電圧変化を用いてアルコール濃度を検知することができる。具体的には、半導体ガスセンサを構成する酸化錫半導体等の電気伝導度が、半導体表面に吸着したアルコール分子の量に応じて上昇する性質を利用して、雰囲気中のアルコール濃度に応じた電圧を出力するようになっている。
<声紋認識手段>
声紋認識手段60は、入庫管理用マイクロホン20又は出庫管理用マイクロホン40より入力される音声に基づき声紋を認識するためのプログラムからなる。具体的には、任意の運転者が入庫操作若しくは出庫操作を行う際、当該運転者が入庫管理用マイクロホン20又は出庫管理用マイクロホン40に向かって発声すると、当該入力音声信号がA/Dコンバータ(図示せず)によりA/D変換され、声紋認識手段60で声紋が認識される。
ここで、人間の声は様々な周波数からなる音声を含んでいる。そして、音声の時間的推移、音声の周波数、音声の強度をグラフ化したものが声紋と称されており、声紋は個々人によりそれぞれ異なっている。近年、個人を特定するためのバイオメトリクス技術が急速に進歩しており、特に安価かつ容易に個人を特定するために声紋が用いられている。そこで、本発明では、利用者の音声データから声紋を解析して、運転者の特定に用いている。なお、声紋認識を行って個人認証を行うための技術は、例えば特開2003−264857号公報に詳しく記載されている。
<ID管理手段>
ID管理手段80は、運転者が入庫操作を行う際、声紋認識手段60で認識した声紋認識データに、当該運転者を特定するためのIDと、当該運転者が運転する車両110の入出庫管理データとを付帯して、入出庫管理テーブル81にて管理するためのプログラムからなる。入出庫管理テーブル81は、例えばRAM等に記憶される。入出庫管理テーブル81は、図4に示すように、運転者ID、声紋認識データ、入庫時刻、出庫時刻が対応付けて構築されている。
<アルコール検知手段>
アルコール検知手段70は、アルコールセンサ50の出力に基づいて呼気中のアルコール濃度に応じたレベルの検出信号を出力するための電子回路からなる。本発明は、飲酒運転を防止する目的を有しているため、アルコールセンサ50の感度及びアルコール検知手段70の出力範囲は、「酒気帯び運転」の定義である「呼気1リットルあたり0.15ミリグラムのアルコール濃度」を検知できる必要がある。飲酒運転の防止に使用するアルコール検知手段70は、特開平6−82411号公報等に詳しく記載されている。
<精算可否判定手段>
精算可否判定手段90は、出庫操作の際に認識した声紋が入出庫管理テーブル81にて管理されている場合に、アルコール検知手段70により検知した呼気中のアルコール濃度と、車両110を運転する際に許容された所定濃度とを比較し、検知した呼気中のアルコール濃度が許容された所定濃度以下である場合に、当該運転者のIDに基づく出庫精算を許可するためのプログラムからなる。ここで、車両110を運転する際に許容されたアルコールの濃度とは、例えば、道路交通法で規定されているように、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以下のことをいう。
<精算処理手段>
精算処理手段100は、精算可否判定手段90により出庫精算が許可された運転者のIDに基づく出庫精算を行うためのプログラムからなる。出庫精算では、現在時刻と入庫時刻との関係から利用時間を算出し、この利用時間に応じた料金精算を行い、料金精算が終了すると、出庫ゲート130に設けられた出庫用開閉バー131の開放を行う。この場合、月極等、予め定めた期間について駐車場契約を行っている利用者の場合には、精算処理のうち利用料金の授受に関する処理を省略することができる。
<入庫管理/出庫精算>
以下、本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10を用いた、入庫管理の手順及び出庫精算の手順を説明する。図5は本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた入庫管理処理の手順を示すフローチャート、図6は本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた出庫精算処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10を用いた入庫管理処理では、図5に示すように、駐車場に入庫する車両110が入庫ゲート120に到達すると、声紋認識手段60の機能により、入庫管理用マイクロホン20から入力された音声の声紋認識を行い(S1)、ID管理手段80の機能により、声紋認識データに、運転者IDと入庫時刻とを付帯して、入出庫管理テーブル81を作成する(S2)。そして、入庫用開閉バー121の駆動装置122を駆動して入庫用開閉バー121を開閉し(S3)、当該車両110を駐車場内に入庫させる。この際、スピーカから案内音声を発生して、一連の操作を順次案内することが好ましい。
本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システム10を用いた出庫精算処理では、図6に示すように、駐車場から出庫する車両110が出庫ゲート130に到達すると、声紋認識手段60の機能により、出庫管理用マイクロホン40に向かって発声された音声の声紋認識を行うと共に、アルコール検知手段70の機能により、アルコールセンサ50が検知した運転者の呼気中のアルコール濃度を算出する(S11)。そして、ID管理手段80の機能により、入出庫管理テーブル81を参照し(S12)、当該声紋認識データが入出庫管理テーブル81により管理されている運転者のものであるか否かを判断する(S13)。ここで、当該声紋認識データが入出庫管理テーブル81により管理されている運転者のものでない場合には、以降の処理を行わない。
一方、当該声紋認識データが入出庫管理テーブル81により管理されている運転者のものであった場合には、精算可否判定手段90の機能により、呼気中のアルコール濃度が規定値(例えば、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム)以下であるか否かを判断する(S14)。ここで、呼気中のアルコール濃度が規定値を超えている場合には、出庫精算を許可せずに処理を終了する。
一方、呼気中のアルコール濃度が規定値以下の場合には、当該運転者のIDに基づく精算処理を許可する(S15)。そして、精算処理が終了したか否かを判断し(S16)、精算処理が終了すると、出庫用開閉バー131の駆動装置132を駆動して出庫用開閉バー131を開閉し(S17)、当該車両110を駐車場内から出庫させる。なお、精算処理とは、現在時刻と入庫時刻との関係から利用時間を求め、当該利用時間に応じた料金について支払いを求める処理のことである。この場合、月極等、予め定めた期間について駐車場契約を行っている運転者の場合には、料金の支払いに関する処理を省略することができる。
出庫精算処理においても、スピーカから案内音声を発生したり、表示器の表示部に案内表示を行ったりして、一連の操作を順次案内することが好ましい。
本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた駐車場設備の模式図。 本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムで用いる料金精算機の模式図。 本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムで用いる入出庫管理テーブルの構成を示す説明図。 本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた入庫管理処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る飲酒運転確認機能付き出庫精算システムを用いた出庫精算処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10 飲酒運転確認機能付き出庫精算システム
20 入庫管理用マイクロホン
30 集音器
40 出庫管理用マイクロホン
50 アルコールセンサ
60 声紋認識手段
70 アルコール検知手段
80 ID管理手段
81 入出庫管理テーブル
90 精算可否判定手段
100 精算処理手段
110 車両
120 入庫ゲート
121 入庫用開閉バー
122 駆動装置
130 出庫ゲート
131 出庫用開閉バー
132 駆動装置
140 料金精算機
150 精算ユニット

Claims (1)

  1. 駐車場からの出庫精算時に、運転者の飲酒状態を判定して精算可否を決定する飲酒運転確認機能付き出庫精算システムであって、
    声紋認識手段と、ID管理手段と、アルコール検知手段と、精算可否判定手段と、精算処理手段と、を備え、
    前記声紋認識手段は、任意の運転者が入庫操作若しくは出庫操作を行う際、当該運転者が所定のマイクロホンに向かって発声すると、当該音声から声紋を認識し、
    前記ID管理手段は、前記運転者が入庫操作を行う際、前記声紋認識手段で認識した声紋認識データに、当該運転者を特定するためのIDと、当該運転者が運転する車両の入出庫管理データとを付帯して、入出庫管理テーブルにて管理し、
    前記アルコール検知手段は、前記運転者が出庫操作を行う際、前記声紋認識手段による声紋認識のために、当該運転者が前記マイクロホンに向かって発声すると、その呼気中のアルコール濃度を検知し、
    前記精算可否判定手段は、出庫操作の際に認識した声紋が前記入出庫管理テーブルにて管理されている場合に、前記アルコール検知手段により検知した呼気中のアルコール濃度と、車両を運転する際に許容された所定濃度とを比較し、検知した呼気中のアルコール濃度が許容された所定濃度以下である場合に、当該運転者のIDに基づく出庫精算を許可し、
    前記精算処理手段は、前記精算可否判定手段により出庫精算が許可された当該運転者のIDに基づく出庫精算を行う、
    ことを特徴とする飲酒運転確認機能付き出庫精算システム。
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