JP2009257596A - 制振軸受ユニット - Google Patents

制振軸受ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009257596A
JP2009257596A JP2009186315A JP2009186315A JP2009257596A JP 2009257596 A JP2009257596 A JP 2009257596A JP 2009186315 A JP2009186315 A JP 2009186315A JP 2009186315 A JP2009186315 A JP 2009186315A JP 2009257596 A JP2009257596 A JP 2009257596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
damping
bearing
fixed frame
bearing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009186315A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Oya
洋右 大矢
Eiichi Nakamizo
栄一 中溝
Kengo Hiramatsu
研吾 平松
Junichi Hattori
純一 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2009186315A priority Critical patent/JP2009257596A/ja
Publication of JP2009257596A publication Critical patent/JP2009257596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】回転体が大径の回転装置であっても、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、その振動の伝播を抑制することができる制振軸受ユニットを提供することである。
【解決手段】複列玉軸受の外輪1に設けたフランジ部2を回転装置の固定フレーム11にボルト12で締め付け固定し、固定フレーム11とフランジ部2の間に介在するように、扁平リング状のゴム製制振部材4をボルト12の周囲で装着することにより、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、複列玉軸受で支持された回転体13の振動の固定フレーム11への伝播を抑制できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転装置の振動を制振する制振軸受ユニットに関する。
CTスキャナ等の回転装置のように大径の回転体を固定フレームに支持する回転装置では、転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットが回転体の支持に使用されている。CTスキャナの回転装置のように固定フレームの剛性があまり高くないものでは、転がり軸受の内部から発生する振動や、回転体の固有振動等に起因する振動が、固定フレームに伝播して固定フレームが共振し、本体の部品や性能に悪影響を及ぼすことがある。
一方、回転装置の振動の伝播を抑制する転がり軸受としては、転がり軸受と、転がり軸受を回転装置に固定する軸受ハウジングとの間、すなわち、内輪の内径面と側面や外輪の外径面と側面に制振部材を介在させたダンパー付き転がり軸受がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−32849号公報(第1頁、第1−2図)
上述した従来のダンパー付き転がり軸受は、軸受ハウジングに当接する内輪または外輪の径面と側面とに制振部材を介在させる必要があるので、軸受の組み付けに手間がかかり、部品点数も多くなる問題がある。また、CTスキャナの回転装置のような大径の回転体を支持し、軸受外径が1m程度の大きなものとなる転がり軸受に適用する場合は、制振部材も大寸法のものとなるので、その成形コストや素材コストが高くなり、軸受の組み付けもさらに手間がかかるようになる。
そこで、本発明の課題は、回転体が大径の回転装置であっても、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、その振動の伝播を抑制することができる制振軸受ユニットを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の制振軸受ユニットは、転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットにおいて、前記フランジ部をボルト締めで固定フレームに固定するようにし、このボルト締めされるフランジ部と固定フレームとの間に制振部材を介在させた構成を採用した。
すなわち、固定フレームへの固定用のフランジ部をボルト締めするようにし、このボルト締めされるフランジ部と固定フレームとの間に制振部材を介在させることにより、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制できるようにした。
前記制振部材を、前記ボルト締め部分の周囲に介在させることにより、制振部材を極く小寸法のものとすることができる。
また、本発明の制振軸受ユニットは、転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットにおいて、前記フランジ部に、前記固定される側の内輪の内径面または外輪の外径面を嵌着する筒部を設け、この筒部と嵌着される内輪の内径面または外輪の外径面との間に制振部材を介在させた構成も採用した。
すなわち、固定フレームへの固定用のフランジ部に、固定される側の内輪の内径面または外輪の外径面を嵌着する筒部を設け、この筒部と嵌着される内輪の内径面または外輪の外径面との間に制振部材を介在させることにより、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制できるようにした。
上述した各制振部材は、ゴム、樹脂材料または制振金属材料のいずれかで形成したものとすることができる。
さらに、本発明の制振軸受ユニットは、転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットにおいて、前記フランジ部を制振金属材料で形成した構成も採用した。
すなわち、固定フレームへの固定用のフランジ部を制振金属材料で形成することにより、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制できるようにした。
前記制振金属材料としては、ねずみ鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄を用いることができる。
本発明の制振軸受ユニットは、固定フレームへの固定用のフランジ部をボルト締めするようにし、このボルト締めされるフランジ部と固定フレームとの間に制振部材を介在させるようにしたので、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制することができる。制振部材としては、ゴム、樹脂材料または制振金属材料等を用いることができ、ゴムは安価で制振効果が一番高い。樹脂材料はゴムと同様に成形性が良い利点がある。また、制振金属材料は締付け変位が小さく、強度が高い利点がある。
前記制振部材を、ボルト締め部分の周囲に介在させることにより、制振部材を極く小寸法のものとすることができる。
また、本発明の制振軸受ユニットは、固定フレームへの固定用のフランジ部に、固定される側の内輪の内径面または外輪の外径面を嵌着する筒部を設け、この筒部と嵌着される内輪の内径面または外輪の外径面との間に制振部材を介在させるようにもしたので、少ない部品点数で組み付けの手間やコストを増大させることなく、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制することができる。
さらに、本発明の制振軸受ユニットは、固定フレームへの固定用のフランジ部を制振金属材料で形成するようにもしたので、部品点数や組み付けの手間を増大させることなく、軸受内部や回転体の振動の固定フレームへの伝播を抑制することができる。
第1の実施形態の制振軸受ユニットを示す一部省略縦断面図 図1の制振軸受ユニットの振動抑制特性を測定した結果を示すグラフ 第2の実施形態の制振軸受ユニットを示す一部省略縦断面図 第3の実施形態の制振軸受ユニットを示す一部省略縦断面図 第4の実施形態の制振軸受ユニットを示す一部省略縦断面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態を示す。この制振軸受ユニットはCTスキャナの回転装置に使用されるものであり、複列玉軸受の外輪1に設けたフランジ部2が、回転装置の固定フレーム11にボルト12で締め付け固定され、複列玉軸受の外側の内輪3aに回転装置の回転体13がボルト14で取り付けられており、回転体13の内径面には撮影用等の重量機器15が取り付けられている。この重量機器15は回転体13に不釣合い荷重を生じさせ、回転体13と複列玉軸受を起振する原因となる。
前記固定フレーム11とフランジ部2の間には、扁平リング状のゴム製制振部材4がボルト12の周囲で装着されており、回転体13と複列玉軸受の振動が固定フレーム11へ伝播するのを抑制するようになっている。なお、複列玉軸受の内側の内輪3bは、外側の内輪3aに設けられた段差内径面に嵌合されて押さえ板5で抜け止めされ、各内輪3a、3bと外輪1との間に配列された複列のボール6は保持器7で保持されている。
上述したCTスキャナの回転装置の固定フレーム11に加速度計を取り付け、回転体13の回転数を変化させたときの固定フレーム11の板面方向の振動を測定した。比較例として、固定フレーム11とフランジ部2の間に制振部材4を介在させないときの振動も測定した。
図2は、上記固定フレーム11の板面方向の振動測定結果を示す。制振部材4を介在させた実施例のものは、振動値が比較例のものの約半分に低減されており、固定フレーム11への振動の伝播を防止する効果が大きいことが分かる。
図3は、第2の実施形態を示す。この制振軸受ユニットは、回転装置の固定フレーム11に軸受支持部材8のフランジ部2がボルト12で締め付け固定されて、軸受支持部材8に設けた筒部8aに複列玉軸受の2分割された内輪3が嵌着され、一体とされた外輪1に回転装置の回転体13がボルト14で取り付けられており、第1の実施形態のものと同様に、固定フレーム11とフランジ部2の間に介在するように、扁平リング状のゴム製制振部材4がボルト12の周囲で装着されている。この実施形態では、回転体13の外径面に重量機器15が取り付けられており、押さえ板5で抜け止めされた各内輪3と外輪1との間に配列された複列のボール6は保持器7で保持されている。
図4は、第3の実施形態を示す。この制振軸受ユニットは、基本的な構成は第2の実施形態のものと同じであり、固定フレーム11への振動の伝播を抑制する制振部材4が、軸受支持部材8の筒部8aと各内輪3の内径面の間に介在するように装着されている点が異なる。この制振部材4は筒状の樹脂材料で形成されている。
図5は、第4の実施形態を示す。この制振軸受ユニットも基本的な構成は第2の実施形態のものと同じであり、制振部材4を装着する替りに、軸受支持部材8が制振金属材料であるねずみ鋳鉄で形成されている点が異なる。
上述した各実施形態では、制振軸受ユニットの軸受部を玉軸受としたが、本発明に係る制振軸受ユニットの軸受部は転がり軸受であればよく、軸受部がころ軸受や円錐ころ軸受等のものにも適用することができる。
1 外輪
2 フランジ部
3、3a、3b 内輪
4 制振部材
5 押さえ板
6 ボール
7 保持器
8 軸受支持部材
8a 筒部
11 固定フレーム
12 ボルト
13 回転体
14 ボルト
15 重量機器

Claims (4)

  1. 転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットにおいて、前記フランジ部に、前記固定される側の内輪の内径面または外輪の外径面を嵌着する筒部を設け、この筒部と嵌着される内輪の内径面または外輪の外径面との間に制振部材を介在させたことを特徴とする制振軸受ユニット。
  2. 前記制振部材をゴム、樹脂材料または制振金属材料のいずれかで形成した請求項に記載の制振軸受ユニット。
  3. 転がり軸受の内輪と外輪のいずれか一方を固定フレームに固定するフランジ部を備えた軸受ユニットにおいて、前記フランジ部を制振金属材料で形成したことを特徴とする制振軸受ユニット。
  4. 前記制振金属材料が、ねずみ鋳鉄または球状黒鉛鋳鉄である請求項に記載の制振軸受ユニット。
JP2009186315A 2009-08-11 2009-08-11 制振軸受ユニット Pending JP2009257596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186315A JP2009257596A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 制振軸受ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186315A JP2009257596A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 制振軸受ユニット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003393572A Division JP2005155745A (ja) 2003-11-25 2003-11-25 制振軸受ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009257596A true JP2009257596A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41385248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009186315A Pending JP2009257596A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 制振軸受ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009257596A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10029513B2 (en) * 2014-10-10 2018-07-24 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382839U (ja) * 1986-11-18 1988-05-31
JPH0442921U (ja) * 1990-08-13 1992-04-13
JP2000329143A (ja) * 1999-05-20 2000-11-28 Ntn Corp 超薄肉形転がり軸受およびその保持器
JP2003112533A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Hitachi Unisia Automotive Ltd プロペラシャフトの支持装置
WO2003047948A1 (fr) * 2001-12-03 2003-06-12 Nsk Ltd. Dispositif de direction electrique

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382839U (ja) * 1986-11-18 1988-05-31
JPH0442921U (ja) * 1990-08-13 1992-04-13
JP2000329143A (ja) * 1999-05-20 2000-11-28 Ntn Corp 超薄肉形転がり軸受およびその保持器
JP2003112533A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Hitachi Unisia Automotive Ltd プロペラシャフトの支持装置
WO2003047948A1 (fr) * 2001-12-03 2003-06-12 Nsk Ltd. Dispositif de direction electrique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10029513B2 (en) * 2014-10-10 2018-07-24 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101704493B1 (ko) 중공형 파동기어장치
US7967282B2 (en) Vibration isolators
JP5919745B2 (ja) 真空ポンプ
EP3402053B1 (en) Rotating electrical machine
JP6225174B2 (ja) 電気モーター又は発電機システム
JP6282916B2 (ja) 冷却ファンの取付構造
KR20200010992A (ko) 편심요동형 감속장치
JP7361083B2 (ja) モータ
JP2009090921A (ja) インホイールモータ
JP2009168093A (ja) ボールねじ装置
KR101662535B1 (ko) 베어링브라켓
JP2009257596A (ja) 制振軸受ユニット
JP2005155745A (ja) 制振軸受ユニット
JP4199761B2 (ja) モータ用軸アセンブリ
JP2019065937A (ja) 車両用ケーシング
JP2015178854A (ja) ブッシュ装置
JP2010255674A (ja) パルサープレートの取付構造
JPWO2011092834A1 (ja) 風力発電装置
JP2013181615A (ja) ギヤの騒音低減構造
JP5177525B2 (ja) 回転角検出装置
JPH11351247A (ja) プロペラシャフトの防振構造
JP6346754B2 (ja) 軸受の支持構造、及びそれを備えるフライホイールハウジング組立体
JP2014088908A (ja) ダイナミックダンパ
US12003165B2 (en) Motor case
JP4737429B2 (ja) センサープレート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20100506

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02