JP2009257103A - 建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置 - Google Patents

建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料フィルタの目詰り状況を運転中に把握できると共に、燃料フィルタの正確な交換時期を事前に把握できる燃料フィルタ目詰り監視装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク9からエンジン1に供給される燃料を濾過するフィルタ2の目詰りを監視する建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置であって、前記エンジン1の回転数及び燃料噴射量を制御するエンジンコントローラ3と、前記燃料フィルタ2の差圧を検出する差圧検出器5とを備え、前記エンジンコントローラ3から取り込んだ燃料消費量から燃料流量を算出し、該燃料流量と前記差圧検出器5で検出した差圧とを、前記フィルタ2の差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタ2の新品状態から使用限界に至る目詰り特性に照合して、前記フィルタ2の目詰り度合を演算し、その演算結果を表示する制御手段4を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に使用されるディーゼルエンジンに供えられた燃料フィルタの目詰り監視装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械に使用されるディーゼルエンジンの燃料供給回路には、燃料フィルタが設けられている。燃料フィルタは、燃料中の異物をフィルタ内に留め、異物の除去された清浄な燃料をディーゼルエンジンに供給する。したがって、建設機械を継続して安定運転するためには、燃料フィルタを適切な時期に交換することが必要である。
燃料フィルタの適切な交換時期を把握するために、燃料タンクの燃料残量の検出信号と燃料フィルタの下流側の圧力信号を取り込み、これらの信号からフィルタの目詰り状態を演算し、フィルタ目詰りによる圧力低下時に警報表示する燃料フィルタ目詰り検知装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−283724号公報
燃料フィルタの寿命は、燃料の性状や、機械の稼働状況・負荷状況に大きく依存することから、その交換インターバルは、ある一定の余裕をもって運用されているが、これらの依存要因によって燃料フィルタが目詰まりを起こした状態で使用を続けると、燃料サクション圧の低下による燃料ポンプのキャビテーションや、フィルトレーション悪化による汚染物の流出等により、燃料システムに支障を来したり、故障を引き起こすことがある。
また、性状の良好な燃料を使用できる地域や国での稼動には、支障を来たさないが、良好な燃料の入手が困難、または、燃料の管理方法に問題がある等の地域や国で建設機械を稼動させた場合、燃料フィルタの寿命が極端に悪化することがある。この場合、燃料性状が良くない状況で稼動している建設機械に対する燃料フィルタの交換には、そのフィルタの故障原因の調査、分析等に多大な時間を要することになり、その間、建設機械を停止させなければならないという問題が生じる。このため、建設機械の燃料フィルタ交換の時期を正確にかつ事前に把握することが重要になる。
上述した燃料フィルタ目詰り検知装置の場合、燃料フィルタの交換時期を正確に知ることはできる。しかし、燃料フィルタ交換の時期を通知する手段が警報であるため、警報発生前には燃料フィルタの目詰りの程度や現燃料フィルタの使用可能期限を知ることはできない。したがって、この燃料フィルタ目詰り検知装置のみの場合には、燃料フィルタ交換の時期を、事前に余裕を持って設定することは難しいという点が指摘されている。
このため、燃料フィルタの目詰り状況を運転中に把握できると共に、燃料フィルタの正確な交換時期を事前に把握できる燃料フィルタ目詰り監視装置が要求されている。
本発明は、上述の事項に基づいてなされたもので、その目的は、燃料フィルタの目詰り状況を運転中に把握できると共に、燃料フィルタの正確な交換時期を事前に把握できる燃料フィルタ目詰り監視装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクからエンジンに供給される燃料を濾過するフィルタの目詰りを監視する建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置であって、前記エンジンの回転数及び燃料噴射量を制御するエンジンコントローラと、前記燃料フィルタの入口側圧力と出口側圧力との差圧を検出する差圧検出器と、前記フィルタの差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタの新品状態から使用限界に至る目詰り特性、及び前記ディーゼルエンジンの定格時の燃料消費量を記憶する記憶部と、前記エンジンコントローラから取り込んだ燃料消費量と前記記憶部に記憶した前記定格時の燃料消費量とからエンジン負荷率を演算する第1の手順と、前記第1の手順で演算したエンジン負荷率に基づいて単位時間当たりの燃料流量を演算する第2の手順と、前記第2の手順で演算した燃料流量と前記差圧検出器で検出した差圧とを、前記記憶部に記憶した前記フィルタの目詰り特性に照合して、前記フィルタの目詰り度合を演算し、その演算結果を表示信号として出力する第3の手順と、を実行する演算部とを有する制御手段を有する。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段からの表示信号を取り込み、目詰りの度合を表示する表示器を有する。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記制御手段は、前記燃料流量と前記差圧検出器で検出した差圧とを、前記記憶部に記憶した前記フィルタの目詰り特性に照合して、前記特性の使用限界に達したときに警報を出力する第4の手順を更に実行する。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、好ましくは、前記警報出力のための警報器を有する。
本発明によれば、稼働中の建設機械におけるエンジンの燃料流量と燃料フィルタの差圧を演算及び計測し、予め設定された燃料フィルタの目詰り特性と照合演算し、その演算結果を表示する。このことにより、燃料フィルタの目詰り状況を機械の稼働中に把握できる。この結果、事前に燃料フィルタの交換までの余裕が確認でき、突然、目詰り警報が点灯し、稼働中断を余儀なくされたり、不良状態での稼働を継続することを回避できる。また、事前に状態確認できるので、計画的なフィルタ交換を行うことにより、停止時間が短縮され、建設機械の稼働率を向上させることができる。
以下、本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態を備えたシステム構成を示す図である。この図1において、1は建設機械のディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)である。エンジン1は、燃料噴射装置(図示せず)を有している。この燃料噴射装置には、この燃料噴射装置に燃料を供給する燃料ポンプ10が連結している。燃料ポンプ10は、燃料を濾過する燃料フィルタ2の出口側に連結され、燃料フィルタ2の入口側は、燃料供給管13によって燃料タンク9の底部側に連結されている。燃料噴射装置で余剰となった燃料は、燃料戻し管14によって燃料タンク9に戻される。燃料戻し管14には、排ガス規制対応のための燃料の温度上昇を防ぐ燃料クーラ11と、燃料温度の低温時と燃料クーラ11の保護のための低圧リリーフ弁12とが並設されている。
また、本実施の形態は、エンジン1の回転数及び燃料噴射量を制御するエンジンコントローラ3と、燃料フィルタ2の目詰り度合を演算する制御手段4と、燃料フィルタ2の入口側圧力と出口側圧力との差圧を検出する差圧検出器5と、燃料フィルタ2の目詰りの度合を色別に階層表示する表示器6と、警報状態を示す警報器7とを備えている。
エンジンコントローラ3は、エンジン1の動作状態をモニタリングすると共に、燃料噴射装置(図示せず)からエンジン1へ噴射される燃料の噴射量を制御する燃料噴射制御装置15の制御を行う。具体的には、エンジン1の回転数を検出する回転数検出器Nからエンジン回転数、燃料噴射制御装置15のアクチュエータ(例えばガバナレバー等)の角度を検出する角度検出器Aからアクチュエータ角度(燃料噴射量)が入力される。また、図示しない本体コントローラからエンジン回転数指令及びエンジントルク指令が伝送される。エンジンコントローラ3は、この指令値から必要な燃料噴射量を演算し、燃料噴射制御装置15のアクチュエータの角度を制御するために、例えばサーボ機構に電流信号を出力する。また、エンジンコントローラ3と制御手段4とはシリアル通信8によって接続されている。
制御手段4は、予め各種設定値を記憶する記憶部(メモリ)41と、各種手順を実行する演算部(CPU)42と、図示しない入出力装置I/Oとを備えるコントローラユニットで構成されている。なお、演算部42には、エンジン1の起動からの経過時間を計測するタイマ43が含まれている。
制御手段4には、差圧検出器5から燃料フィルタ2の入口側圧力と出口側圧力との差圧検出信号が入力される。また、上述したようにエンジンコントローラ3とシリアル通信で接続されているため、エンジンコントローラ3からの必要な情報(例えば、燃料消費量等)が、取込み可能となっている。また、制御手段4は、演算結果である燃料フィルタ2の目詰りの度合を示す表示信号を表示器6に出力する。表示器6は、該表示信号を色別に階層表示する。さらに、制御手段4は、警報器7に警報を出力する。上述した本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態を構成する表示器6と警報器7を図2に示す。
ところで、記憶部41には、エンジン1の全負荷状態且つ定格回転数であるときの燃料消費量、及び燃料フィルタ2の差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタの新品状態から使用限界に至る目詰り特性が入力されて記憶されている。また、演算部42は、エンジンコントローラ3から取り込んだ燃料消費量と、記憶部41に記憶された全負荷状態且つ定格時の燃料消費量とからエンジン負荷率を演算し、このエンジン負荷率に基づいて単位時間当たりの燃料流量を求める手順と、この演算された燃料流量と、差圧検出器5で検出された差圧とを、記憶部41に記憶された燃料フィルタ2の目詰り特性と照合して、フィルタの目詰り度合を演算し、その演算結果を表示信号として出力する手順と、前記目詰り度合が使用限界線に達したときに警報出力する手順とを含んでいる。
上述した燃料フィルタ2の差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタの新品状態から使用限界に至る目詰り特性の設定の一例を、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態に用いる燃料流量とフィルタの差圧とに基づく目詰り特性を示す説明図である。図3において、横軸は燃料フィルタ2を通過する燃料流量、縦軸は燃料フィルタの入口と出口で発生する圧力損失(差圧)を示す。曲線αは、燃料フィルタ2の使用限界における目詰り特性を示し、曲線βは、燃料フィルタ2の新品状態における目詰り特性を示す。図3において、差圧p1は、燃料フィルタ2の使用限界の差圧であって、燃料流量f1がエンジン1の全負荷状態且つ定格回転数であるときの燃料流量に該当する。例えば燃料流量f1において、燃料フィルタ2が新品状態の場合には、発生する差圧は曲線βからp3と推定される。したがって、エンジン1の全負荷状態且つ定格回転数の場合における燃料フィルタ2の差圧はp3からp1の間で推移する。このことから、建設機械が燃料流量f1一定で運転している場合には、運転中の差圧を計測して、その差圧とp1との偏差d1及びp3との偏差d2求め、d2/(d1+d2)を演算することによりフィルタの目詰り度合がわかる。例えば、図3において、燃料流量f1であって、計測差圧がp2の場合には、フィルタ目詰りの度合は略50%と判断できる。
一方、エンジン負荷が全負荷状態且つ定格回転数から軽減された場合には、燃料流量が減少する。例えば燃料流量がf2になった場合、燃料フィルタ2が使用限界の目詰り度合であれば、差圧はp2となる。この燃料流量f2のときに、計測差圧がp3であった場合には、フィル目詰りの度合は略35%と判断できる。このように、本発明においては、燃料フィルタ2の差圧と燃料流量とを計測及び演算し、予め設定された燃料フィルタの目詰り特性と照合演算することにより、稼働中の燃料フィルタ2の目詰り度合を正確に判断することができる。
次に、上述した本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態の目詰り度合の演算手順を図4を用いて説明する。図4は、本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態による目詰り度合の演算の内容を示すフローチャート図である。
まず、ステップ(S100)では、エンジン1が起動されたかどうかを判断する。具体的には、例えばキースイッチON信号がエンジンコントローラ3に入力され、シリアル通信8を介して演算部42に入力されたかどうかで判断する。このステップ(S100)でYESと判断された場合には、ステップ(S102)に移り、演算部42がキースイッチのON信号入力してからの経過時間をタイマ43を用いてカウントし、所定の時間tが経過したかどうかを判断する。なお、この所定の時間tはエンジン1の動作状態が安定するまでに要する時間として、予め記憶部41に記憶された時間である。時間tが経過していない場合には、このステップ(S102)において、YESと判断されるまで繰り返し行われる。
ステップ(S102)でYESと判断された場合には、ステップ(S104)に移る。ステップ(S104)では、エンジンコントローラ3で演算した燃料消費量Qをシリアル通信8を介して演算部42に入力する。この燃料消費量Qは、回転数検出器Nおよび角度検出器Aから入力されたエンジン回転数及びアクチュエータ角度(燃料噴射量)に基づいて演算される。
次のステップ(S106)では、演算部42がエンジン負荷率の演算を行う。具体的には、上記ステップ(S104)の燃料消費量Qを用いて、下記式に従ってエンジン負荷率を算出する。
L=Q/Q ・・・・(1)
ここで、Lはエンジン負荷率、Qはエンジン1の全負荷状態且つ定格回転数における単位時間(例えば1秒)毎の燃料消費量であり、このQ は予め記憶部41に記憶されている。
つぎのステップ(S200)では、演算部42が燃料流量の演算を行う。具体的には、上記ステップ(S106)のエンジン負荷率Lが1のときの燃料フィルタ2を通過する燃料流量F を用いて、下記式に従って燃料流量を算出する。
F=L×F ・・・・(2)
ここで、Fは燃料流量、Fはエンジン1の全負荷状態且つ定格回転数における単位時間(例えば1分)毎の燃料流量であり、このF は予め記憶部41に記憶されている。算出された燃料流量は、記憶部に一時的に記憶される。
つぎのステップ(S300)では、燃料フィルタ2の差圧信号が差圧検出器5によって検出される。この燃料フィルタ2の差圧信号は演算部42に入力される。
つぎのステップ(S302)では、演算部42が燃料フィルタの目詰り度合を演算する。具体的には、まず記憶部41に記憶された、燃料フィルタ2の差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタの新品状態から使用限界に至る目詰り特性と、ステップ(S200)で算出されて一時記憶された燃料流量とを読み出す。また、ステップ(S300)で入力された差圧信号から、この目詰り特性上の、読み出された燃料流量における、使用限界差圧と、計測差圧と、新品状態差圧とが決定される。
さらに、下記式に従って目詰り度合を算出する。
B=d2/(d1+d2)・・・・(3)
ここで、Bはフィルタの目詰り度合、d1は計測差圧と使用限界差圧との偏差であり、d2は計測差圧と新品状態差圧との偏差である。算出された目詰り度合は、記憶部に一時的に記憶される。
つぎのステップ(S304)では、演算部42が上記ステップ(S302)で算出されて一時記憶された目詰り度合を読み出し、表示信号としての演算処理を行った後、この表示信号を表示器6に出力する。これにより、表示器6に燃料フィルタ2の目詰り度合が表示される。なお、図2で示した表示器6においては、目詰り度合を、例えば7段階に色別階層的に表示する。
つぎのステップ(S400)では、演算部42が上記ステップ(S302)で算出した目詰り度合が100%か否かを判断する。なお、100%という値は、燃料フィルタ2の目詰り度合が使用限界線に達したことを意味し、この値は予め記憶部41に記憶されている。よって、フィルタの目詰り度合が使用限界に達する前に警報を出力したい場合には、この値を適宜変更すればよい。燃料フィルタ2の目詰りの度合が100%以下である場合には、フィルタの目詰り度合は正常と判断され、先のステップ(S100)に戻る。
上述したステップ(S400)において、YESと判断された場合は、燃料フィルタ2が使用限界であるため、燃料フィルタの交換時期に至ったものである。したがって、ステップ(S402)において、演算部42が、警報信号を警報器7に出力する。これにより、例えば、警報器7に供えられる警報灯が点滅し、燃料フィルタ2の交換時期に至ったことが報知される。なお、図2で示した警報器7においては、その表示部が例えば黄色点滅する。
上述した本発明の一実施の形態によれば、稼働中の建設機械におけるエンジン1の燃料流量と燃料フィルタ2の差圧を演算及び計測し、予め設定された燃料フィルタ2の目詰り特性と照合演算し、その演算結果を表示する。このことにより、燃料フィルタ2の目詰り状況を機械の稼働中に把握できる。この結果、事前に燃料フィルタの交換までの余裕が確認でき、突然目詰り警報が点灯し、稼働中断を余儀なくされたり、不良状態での稼働を継続することを回避できる。また、事前に状態確認できるので、計画的なフィルタ交換を行うことにより、停止時間が短縮され、建設機械の稼働率を向上させることができる。
また、上述の一実施の形態においては、警報器7と表示器6をそれぞれ設けているが、例えば、表示器6に警報機能を設けることにより、警報器7の設置を省略することも可能である。
なお、上述の一実施の形態においては、エンジンコントローラ3で燃料消費量Qが算出され、その燃料消費量Qの値に基づいて、演算部42がエンジン負荷率Lの演算を行っているが、例えば、回転数検出器Nおよび角度検出器Aから入力されたエンジン回転数及びアクチュエータ角度(燃料噴射量)を、エンジンコントローラ3からシリアル通信8を介して演算部42に入力し、演算部42が燃料消費量Qを演算する構成とすることもできる。
さらに、上述の一実施の形態においては、燃料噴射制御装置15のアクチュエータ(例えばガバナレバー等)の角度を検出することにより燃料噴射量を検出するようにしているが、これに限らない。すなわち燃料噴射装置が例えば蓄圧式噴射方式である場合には、コモンレール(又はタイミングレール)における燃圧を圧力センサで検出し、それにより燃料噴射量を検出するようにしてもよい。ユニットインジェクタを搭載したエンジンの場合は、そのレール圧とタイミングレール圧を検出してもよい。
本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態を備えたシステム構成を示す図である。 本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態を構成する表示器と警報器を示す図である。 本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態に用いる燃料流量とフィルタの差圧とに基づく目詰り特性を示す説明図である。 本発明の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置の一実施の形態による目詰り度合の演算を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
2 燃料フィルタ
3 エンジンコントローラ
4 制御手段
41 記憶部
42 演算部
5 差圧検出器
6 表示器
7 警報器
8 シリアル通信
9 燃料タンク
10 燃料ポンプ
11 燃料クーラ
12 低圧リリーフ弁
13 燃料供給管
14 燃料戻し管
15 燃料噴射制御装置
A 角度検出器
N 回転数検出器

Claims (4)

  1. 燃料タンクからエンジンに供給される燃料を濾過するフィルタの目詰りを監視する建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置であって、
    前記エンジンの回転数及び燃料噴射量を制御するエンジンコントローラと、
    前記燃料フィルタの入口側圧力と出口側圧力との差圧を検出する差圧検出器と、
    前記フィルタの差圧と燃料流量とに基づいて設定されるフィルタの新品状態から使用限界に至る目詰り特性、及び前記ディーゼルエンジンの定格時の燃料消費量を記憶する記憶部と、
    前記エンジンコントローラから取り込んだ燃料消費量と前記記憶部に記憶した前記定格時の燃料消費量とからエンジン負荷率を演算する第1の手順と、
    前記第1の手順で演算したエンジン負荷率に基づいて単位時間当たりの燃料流量を演算する第2の手順と、
    前記第2の手順で演算した燃料流量と前記差圧検出器で検出した差圧とを、前記記憶部に記憶した前記フィルタの目詰り特性に照合して、前記フィルタの目詰り度合を演算し、その演算結果を表示信号として出力する第3の手順と、
    を実行する演算部とを有する制御手段を備えたことを特徴とする建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置。
  2. 請求項1記載の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置において、
    前記制御手段からの表示信号を取り込み、目詰りの度合を表示する表示器を備えたことを特徴とする建設機械の燃料フィルタ目詰り検知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置において、
    前記制御手段は、前記燃料流量と前記差圧検出器で検出した差圧とを、前記記憶部に記憶した前記フィルタの目詰り特性に照合して、前記特性の使用限界に達したときに警報を出力する第4の手順を更に実行することを特徴とする建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置において、前記警報出力のための警報器を備えることを特徴とする建設機械の燃料フィルタ目詰り監視装置。
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