JP2009254822A - 縫合糸保持器 - Google Patents

縫合糸保持器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009254822A
JP2009254822A JP2009096334A JP2009096334A JP2009254822A JP 2009254822 A JP2009254822 A JP 2009254822A JP 2009096334 A JP2009096334 A JP 2009096334A JP 2009096334 A JP2009096334 A JP 2009096334A JP 2009254822 A JP2009254822 A JP 2009254822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suture
retainer
passage
holder
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009096334A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Prescott
プレスコット マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Covidien LP
Original Assignee
Tyco Healthcare Group LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Healthcare Group LP filed Critical Tyco Healthcare Group LP
Publication of JP2009254822A publication Critical patent/JP2009254822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06114Packages or dispensers for needles or sutures
    • A61B17/06133Packages or dispensers for needles or sutures of parallelepipedal shape, e.g. made of rectangular or slightly oval panels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06114Packages or dispensers for needles or sutures
    • A61B2017/06142Packages or dispensers for needles or sutures having needle- or suture- retaining members, e.g. holding tabs or needle parks

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】従来技術の縫合糸保持器に伴う多くの問題を排除する、外科用縫合糸のための新規保持器を提供すること。
【解決手段】少なくとも1つの縫合糸140を収容するために内部に130通路が形成された単一片の保持構造を備える縫合糸保持器110であって、該通路は、開いた頂部と、閉じた底部と、少なくとも1つの放射状の屈曲部と、該通路の該放射状の屈曲部に沿って位置決めされた複数のリブ部材150とを備え、該リブ部材および該通路は、固定された位置で一体的に形成される、縫合糸保持器。
【選択図】図2A

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2008年4月11日に出願された、米国仮出願第61/044,149号の利益およびこの仮出願に対する優先権を主張し、この仮出願の全開示は、本明細書中に参考として援用される。
技術分野
本開示は、縫合糸保持器に関し、より具体的には、単一片の保持構造から作製された縫合糸−保持器に関する。
関連技術の考察
当該分野では、特許文献1;特許文献2;特許文献3;特許文献4;特許文献5;特許文献6;特許文献7;特許文献8;特許文献9;および特許文献10に記載されるような縫合糸保持器を含めて、多数の縫合糸パッケージが知られている。これらの保持器は、1以上の縫合糸を重なったコイル状の構成で保持するための楕円形状の領域;または、1以上の縫合糸を螺旋を描く重ならない楕円の構成で維持するための連続した楕円の保持領域、のいずれかを有するものとして規定され得る。いずれの場合においても、保持器は、縫合糸を縫合糸保持領域に固定するために、基部および蓋のような2つの嵌合する構成要素から形成されることが知られる。しかし、重なったコイル状の構成の場合にのみ、保持器は、単一片の保持構造から形成されることが知られる。
縫合糸パッケージの設計および製造の重要な局面は、縫合糸が、縫合糸自体と絡むことも、保持器と絡むことも、所望されない様式で捩れたり、巻きついたり、拘束されたりすることもなく、保持器から取り出し可能であるべきであるということである。重なったコイル状の構成を用いた保持器の場合、単一片の保持構造から作製されようと、2つの嵌合する構成要素から作製されようと、縫合糸は、使用前に縫合糸自体と絡み得るか、または、パッケージから取り出される間に、縫合糸自体に抗してぴんと張った状態で引っ張られ得る。螺旋を描く重ならない楕円の構成を用いた保持器の場合、縫合糸は、使用前に、基部と蓋との間に界面にあるギャップ内で絡み得る(「巻き揚げ作用」としても知られる)か、または、パッケージから取り出される間に、保持領域に抗してぴんと張った状態で引っ張られ得る。このような問題は、保持器からの縫合糸の取り出しを、より困難で、時間を要するものとし、そして、極端な場合には、縫合糸を損ねることとなる。
この問題はまた、特許文献11および特許文献12に記載されるパッケージのような、可動式もしくは旋回式の部品を備える単一片の構造においても生じ得る。これらのパッケージは、縫合糸を格納するように設計されたチャネルに蝶番により結合された多数のドア手段を備える。これらのドア手段は、縫合糸のチャネルの上で、縫合糸をチャネル内に維持するように、開いた位置から閉じた位置へと旋回する必要があるとして記載される。二片の構造と同様に、これらの単一片の縫合糸パッケージは、依然として、ドア手段がチャネルの壁と接する位置で縫合糸を引っかけて傷つける可能性がある。上で援用される両方の開示に記載されるように、これらのパッケージはさらに、縫合糸が拘束されたり、ドア固定手段内に捕捉されたりすることを防ぐために、フィンおよび支柱(standoff)を必要とする。
結果として、最近は、縫合糸の一部分が、縫合糸パッケージ内のギャップまたは縫合糸の他の部分に結合する可能性を減少もしくは排除する、縫合糸のためのパッケージを作製することに、力点が置かれている。
米国特許第5,052,511号明細書 米国特許第5,154,283号明細書 米国特許第5,246,104号明細書 米国特許第5,261,210号明細書 米国特許第5,359,831号明細書 米国特許第5,417,036号明細書 米国特許第5,462,162号明細書 米国特許第5,906,273号明細書 米国特許第6,076,659号明細書 米国特許第6,135,272号明細書 米国特許第4,967,902号明細書 米国特許第5,165,217号明細書
従来技術の縫合糸保持器に伴う多くの問題を排除する、外科用縫合糸のための新規保持器を提供すること。
摘要
したがって、本開示は、従来技術の縫合糸保持器に伴う多くの問題を排除する、外科用縫合糸のための新規保持器を提供する。
少なくとも1つの縫合糸を収容するために内部に通路が形成された単一片の保持構造を備える縫合糸保持器が開示される。通路は、縫合糸が互いに拘束されることを防ぐために、実質的に開いた頂部と、実質的に閉じた底部と、少なくとも1つの放射状の屈曲部(radial turn)と、この通路の放射状の屈曲部に沿って位置決めされた複数のリブ部材とを備える。通路とリブ部材とは、縫合糸のための連続した経路を形成し、そして、二片の保持器、または単一片の構造と可動部品とによって作られるギャップ内に縫合糸が拘束される可能性を排除するために、固定された位置で一体的に形成される。
要約
本開示は、少なくとも1つの縫合糸を収容するために内部に通路が形成された単一片の保持構造を備える縫合糸保持器を記載する。ここで、この通路は、実質的に開いた頂部と、実質的に閉じた底部と、少なくとも1つの放射状の屈曲部と、この通路の放射状の屈曲部に沿って位置決めされる複数のリブ部材とを備え、これらのリブ部材と通路とは、固定された位置において一体的に形成される。
本開示は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1) 縫合糸保持器であって、以下:
少なくとも1つの縫合糸を収容するために内部に通路が形成された単一片の保持構造であって、該通路は、開いた頂部と、閉じた底部と、少なくとも1つの放射状の屈曲部と、該通路の該放射状の屈曲部に沿って位置決めされた複数のリブ部材とを備え、該リブ部材および該通路は、固定された位置で一体的に形成される、保持構造
を備える、縫合糸保持器。
(項目2) 前記通路が実質的にらせん状である、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目3) 凹部をさらに備える、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目4) 前記凹部内に位置決めされた針待機アセンブリをさらに備える、項目3に記載の縫合糸保持器。
(項目5) 前記凹部内に位置決めされた安定化要素をさらに備える、項目3に記載の縫合糸保持器。
(項目6) 前記縫合糸を前記保持器内に装填するために、前記通路の底部に沿って位置決めされた少なくとも1つの減圧開口部をさらに備える、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目7) 項目1に記載の縫合糸保持器であって、該保持器が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレートおよびこれらの組合せからなる群より選択される材料から作製される、縫合糸保持器。
(項目8) 射出成形される、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目9) 熱成形される、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目10) 前記単一片の保持構造を収容するための第2の容器をさらに備える、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目11) 前記第2の容器が空気を通す容器である、項目10に記載の縫合糸保持器。
(項目12) 前記第2の容器が箔袋(foil pouch)である、項目10に記載の縫合糸保持器。
(項目13) カバーシートをさらに備える、項目1に記載の縫合糸保持器。
(項目14) 前記カバーシート上に位置決めされた針待機アセンブリをさらに備える、項目1に記載の縫合糸保持器。
本明細書中に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を例示し、そして、上に与えられる本開示の一般的な説明および以下に与えられる本開示の詳細な説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、単一片の縫合糸保持器の斜視図である。 図2Aは、単一片の縫合糸保持器の上面図である。 図2Bは、図2Aに示され、そして、線2B−2Bに沿って示された、縫合糸保持器の側面断面図である。 図3は、縫合糸保持器の一実施形態の斜視図である。 図4は、本明細書中に記載される単一片の縫合糸保持器の上面図である。
図面の詳細な説明
本明細書において開示される縫合糸パッケージの実施形態が、ここで、図面を参照して詳細に説明されるが、図面において、同様の参照番号は、いくつかの図の全体にわたって、対応する要素を識別する。
そうでないと特定されない限り、縫合糸に対するあらゆるさらなる言及は、あらゆる縫合糸(モノフィラメント縫合糸、マルチフィラメント縫合糸、コーティングされた縫合糸、有棘の縫合糸、中空の縫合糸、針を備える(armed)縫合糸、針のない(unarmed)縫合糸、二つの針を備える縫合糸などが挙げられるがこれらに限定されない)を言及するものと理解されるべきである。図1は、本明細書中に開示される、縫合糸保持器10の第1の実施形態を示し、この縫合糸保持器10は、内部に通路30が形成された保持構造20を備える。通路30は、少なくとも1つの縫合糸40を収容するように構成され、そして、開いた頂部32と、閉じた底部34と、少なくとも1つの放射状の屈曲部36と、複数のリブ部材50a〜pとを備える。リブ部材50a〜dは、通路30内に縫合糸40を保持するために、放射状の屈曲部36の一部に沿って断続的に位置決めされた状態で示される。リブ部材50a〜dおよび通路30は、固定された位置において一体的に形成される。保持構造20はさらに、凹部60を備える状態で示され、この凹部60は、いくつかの実施形態では安定化要素61を備える。
保持構造は、当業者に公知の任意の適切な成型可能な材料を用いて製造され得る。ある実施形態では、構造は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレートのような成型可能なプラスチック、および他の適切なポリマー材料を用いて形成され得る。本明細書により記載される保持構造は、しばしば、射出成形されるが、構造は、熱成形プロセスを含む、任意の他の従来のプロセスおよびその等価物により形成され得る。
ここで、図2Aおよび2Bを参照すると、本開示に従う、縫合糸を維持および分配するための縫合糸保持器110の一実施形態の、それぞれ、上面図および側面断面図が示される。縫合糸保持器110は、外壁115と内壁117とを備える基部105を含む、保持構造120を備える。外壁115は、基部105から立ち上がり、そして、基部105の外周の周りを延びる。外壁は、外リム116を備える。内壁117もまた、基部105から立ち上がるが、内壁117は、保持構造120の内側部分の周りを、構造120の中心に向かって螺旋を描くほぼ楕円のパターンで延びる。内壁117は、ほぼ外壁115の形状に従いながら、構造120の中心に向かって螺旋を描き始める第一の内側部分118と、ほぼ内壁117の第一の内側部分118の形状に従いながら、構造120の中心に向かって継続して螺旋を描く第二の内側部分121とを備える。図2Aおよび2Bは、第一の内側部分および第二の内側部分を含むが、本明細書中に記載される縫合糸保持器は、内壁が保持器の中心に向かって継続して螺旋を描くにつれ、経路内に任意の数のループを生じるように、必要に応じて、任意の数の内側部分(すなわち、第三の内側部分、第四の内側部分、第五の内側部分など)を備え得ることが想定される。内壁117の第一の内側部分118は、第一の内リム119を備え、そして、内壁117の第二の部分121は、第二の内リム122を備える。リブ部材150a〜sは、外リム116の断続的な部分を第一の内リム119に接続し、そしてまた、第一の内リム119の断続的な部分を第二の内リム122に接続した状態で示される。凹部160は、縫合糸140に結合された針170を格納した状態で示される、針待機アセンブリ(needle park assembly)180を備える。
通路130は、外壁115、内壁117および基部105によって、単一片の保持構造120内に画定される。ある実施形態では、外壁115および内壁117は、基部105から立ち上がり、閉じた底部134を有する通路130を生じる。ある実施形態では、通路130の開いた頂部132が、外リム116、第一の内リム119および第二の内リム122の小さな部分を接続するために通路130に沿って断続的に位置決めされたリブ部材150a〜sの各々の間に位置決めされる。
リブ部材は、保持構造内に画定される通路内に縫合糸を維持するように設計される。さらに、リブ部材は、単一片の保持構造の一部分であり、結果として、使用前に、縫合糸を引き出す間、縫合糸が保持構造と絡むことを防止する。ある実施形態では、リブ部材は、図1に示されるように、第一の内リムに沿って断続的に位置決めされた共通点を通して、外リムを第一の内リムに接続し、第一の内リムを第二の内リムに接続する、などであり得る。ある実施形態では、リブ部材は、図2に示されるような、第一の内リムに沿った断続的な共通点が存在しない、ずらされた構成で、外リムを第一の内リムに接続し、第一の内リムを第二の内リムに接続する、などであり得る。通路内に縫合糸を維持するために必要とされるリブ部材の数は、保持構造の大きさ、放射状の屈曲部の数、縫合糸の大きさ、縫合糸の材料、縫合糸の量、および保持構造を形成するために使用される材料に依存して変化し得ることが想定される。
保持構造120はさらに、構造の中心付近に位置決めされた凹部160を備える。凹部160は、基部105および内壁117によって保持構造120内に画定され、それによって、頂部からアクセス可能となる。凹部160の大きさは、通路130の構成に従って変化し得るが、ある実施形態では、凹部160は、以下の物品:縫合糸、針待機アセンブリ、針、安定化要素、綿撤糸材料およびこれらの組合せ、のうち少なくとも1つを収容するために十分な大きさであることが想定される。
針待機アセンブリ180は、保持構造120の凹部160内に位置決めされ得る。当業者に公知のあらゆる針待機アセンブリが、針を収容するために使用され得る。例えば、米国特許第6,481,569号、同第5,788,062号、同第5,472,081号、同第5,180,053号、同第5,131,533号、同第5,099,994号および同第4,424,898号を参照のこと。針待機アセンブリは、任意の公知の大きさおよび形状の外科用針に適合するように設計される。保持構造120は、蓋を必要とせず、結果として、構造120からの縫合糸の取り出しのために凹部160内への容易なアクセスを可能とする単一片の構造である。手術室の職員は、無蓋の凹部160を通した針を備える縫合糸へのアクセスを獲得し得、そして、針待機アセンブリ180から針170を外し、次いで、通路130から縫合糸140を引き抜くことによって、針を備える縫合糸140を取り外し得る。
ある実施形態では、針待機アセンブリは、凹部の外側に位置決めされ得る。針待機場(needle park)は、保持構造上のどこにでも位置決めされ得る。ある実施形態では、針待機場は、保持器の頂部に位置決めされ得る。ある実施形態では、針待機場は、保持構造の底部に位置決めされ得る。なお他の実施形態では、1以上の針待機アセンブリが、縫合糸の通路の末端、ならびに/または、保持構造の頂部および底部、ならびにこれらの任意の組合せに位置決めされ得る。
凹部160はさらに、安定化要素(図1を参照のこと)を備え得る。安定化要素は、保持器内の水分含有量を容認可能な限界点に維持するために縫合糸保持器に加えられる。パッケージの安定化要素は、当該分野で公知であり、この安定化要素としては、しばしば、紙もしくは他のセルロース材料から作製されるキャリアが挙げられ、このキャリアは、安定化因子が含浸されていてもされていなくても、また、安定化因子を含んでいても含んでいなくてもよい。安定化因子は、保持器内の水分を吸収するものであることが意図され、そして、保持器内の水分を制御し得るあらゆる適切な材料であり得る。安定化因子は、保持器内に格納される縫合糸の移植の際に、身体に対して有害となり得るいかなる容易に感知できる毒性も含まないべきである。いくつかの非限定的な例が米国特許第5,246,104号に記載され、この特許の全内容は、本明細書中に参考として援用される。
ある実施形態では、凹部160はさらに、標識要素(図示せず)を備え得る。標識要素は、保持器内に格納される製品を識別するのに有用であり得る画像および/または文字のような印刷物を包含することが意図される。ある実施形態では、標識要素はさらに、安定化因子として有用な物質から作製され得る。
ここで、図3を参照すると、保持構造220の基部205が、少なくとも1つの減圧開口部290を備えた状態で示される実施形態が開示される。ある実施形態では、減圧開口部290は、保持構造内に画定される通路の一部と整列させられ、そして、通路内に縫合糸を装填するために使用され得る。当該分野で公知であるように、装填は、1つまたは一連の減圧開口部に減圧をかけて、保持構造の通路内に縫合糸を引き込むことによって達成され得る。減圧は、縫合糸を通路内に沿って動かすように、種々の異なる減圧開口部に対してかけられ得る。保持構造内に縫合糸を減圧により装填するための任意の適切な方法が想定される。
ここで図4を参照すると、縫合糸保持器310は、第二の容器385内に入れられた状態で示される。ある実施形態では、保持器310は、通路330内に縫合糸340を格納するためのカバーシートを備えないが、保持器310およびその内容物の滅菌性を維持するために、第二の空気を通す容器内に入れられる。非吸収性縫合糸の場合、縫合糸340および保持器310は、単に、滅菌に適した、空気を通す第二の容器385内に入れられ得る。空気を通す第二の容器385は、ポリオレフィン(Tyvek)もしくは紙または公知の滅菌法と適合性の他の材料から作製され得る裏パネル386と、ポリエチレンのような透明なプラスチックから形成される表パネル387とを備える。2つのパネルは、外辺部に沿って位置決めされた接着剤388によって互いに結合される。空気を通す容器385は、タブ389a〜bを別々に引っ張り、容器を開けて、縫合糸保持器310を取り出すことによって開けられ得る。
吸収性縫合糸の場合、保持器は第二の容器内で密封される必要があり、これは、滅菌の目的のためだけに密封されるのではなく、水分が保持器に入ることを防止するためにも密封される。吸収性縫合糸は、加水分解による分解に供され、それゆえ、実質的に水不透過性の気密の密封容器内に包装されなければならない。代表的な気密包装としては、金属箔層を持つ薄層フィルムが挙げられる。吸収性縫合糸の「完全乾燥(bone dry)」包装の1つの公知の方法は、Glickに対する米国特許第3,728,839号に記載されており、この特許の全内容は、本明細書中に参考として援用される。この方法において、縫合糸保持器の気体内容物は、吸引されるか、または、包装を密封する前に、吸収性縫合糸に対して不活性な気体で置き換えられるかのいずれかである。いくつかの実施形態では、保持構造は、箔製の包被のような第二の容器内に位置決めされ得、次いで、本明細書中に記載される空気を通す容器のような第三の容器内に収容され得る。いくつかの実施形態では、保持器は、単に、保持器の頂部の上に重なるように構成および設計されたカバーシートを備え得る。
ある実施形態では、成形された保持器は、縫合糸保持器の頂部の上に重なるような構成および寸法の可動式のカバーシートを備え得る。ある実施形態では、カバーシートは、保持構造の外リムの一部分に接着剤により結合され、そして、通路、凹部、および保持器内に収容される全内容物のうちいずれかまたは全てを覆い得る。カバーシートは、保持器内に位置決めされた縫合糸へのアクセスを可能にするように、保持構造から剥ぎ取られ得ることが想定される。必ずしも保持構造内に縫合糸を維持する必要はないが、カバーシートは、水分および汚染から保持構造を密封するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、カバーシートは、保持構造に対して機械的に結合され得る。例えば、カバーシートは、保持構造上でカチッと閉まるような構成および寸法の成型可能なプラスチックから作製され得る。カバーシートは、しばしば、箔、紙またはポリマー材料から作製され、そして、いくつかの実施形態では、使用者がカバーシートを取り外すことなく保持器内に収容された内容物を見ることが可能となるように、透明な部分を備え得る。カバーシートは、安定化因子として機能するのに適切な材料から作製され得、そして/または、保持器の内容物を識別するのに役立つ画像および/もしくは文字のような印刷物を備え得ることが想定される。
さらなる実施形態では、縫合糸保持器はさらに、保持器の外側と、保持器内に画定された通路内に位置決めされた縫合糸との間で、因子の通過を可能にするための注入ポートを備え得ることが企図される。注入ポートは、保持器自体の上に位置決めされても、保持器にかぶさるカバーシートの上に位置決めされてもよい。このようなポートは、任意の適切な因子(薬物、生細胞、増殖因子、希釈剤、タンパク質、および、任意の他の生物活性もしくは非生物活性因子が挙げられるがこれらに限定されない)の通過を可能にする。
本明細書中に開示された実施形態に対して、種々の改変がなされ得ることが理解される。例えば、上記の実施形態は、外科用縫合糸保持器に関して記載されるが、本開示は、このような用途に制限されず、そして、種々の医療機器に応用され得ることが企図される。さらに、本明細書中に記載される例示的な実施形態は、保持構造内に画定された単一の通路を開示しているが、複数の通路が保持構造内に画定され得ることが企図される。別の例では、通路をほぼらせん状の構成で画定するのではなく、通路は、ジグザグ構造のような、少なくとも1つの放射状の屈曲部を備える任意の構成で画定され得る。したがって、上記の明細書は、限定的なものとしてみなされるべきではなく、好ましい実施形態の単なる例示としてみなされるべきである。当業者は、特許請求の範囲および趣旨の範囲内で他の改変に想到する。
10、110、310:縫合糸保持器
20、120、220:保持構造
30、130、330:通路
32、132:開いた頂部
34、134:閉じた底部
36:放射状の屈曲部
40、140、340:縫合糸
50、150:リブ部材
60、160:凹部
61:安定化要素
105:基部
170:針
180:針待機アセンブリ
290:減圧開口部
385:第二の容器

Claims (14)

  1. 縫合糸保持器であって、以下:
    少なくとも1つの縫合糸を収容するために内部に通路が形成された単一片の保持構造であって、該通路は、開いた頂部と、閉じた底部と、少なくとも1つの放射状の屈曲部と、該通路の該放射状の屈曲部に沿って位置決めされた複数のリブ部材とを備え、該リブ部材および該通路は、固定された位置で一体的に形成される、保持構造
    を備える、縫合糸保持器。
  2. 前記通路が実質的にらせん状である、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  3. 凹部をさらに備える、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  4. 前記凹部内に位置決めされた針待機アセンブリをさらに備える、請求項3に記載の縫合糸保持器。
  5. 前記凹部内に位置決めされた安定化要素をさらに備える、請求項3に記載の縫合糸保持器。
  6. 前記縫合糸を前記保持器内に装填するために、前記通路の底部に沿って位置決めされた少なくとも1つの減圧開口部をさらに備える、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  7. 請求項1に記載の縫合糸保持器であって、該保持器が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレートおよびこれらの組合せからなる群より選択される材料から作製される、縫合糸保持器。
  8. 射出成形される、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  9. 熱成形される、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  10. 前記単一片の保持構造を収容するための第2の容器をさらに備える、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  11. 前記第2の容器が空気を通す容器である、請求項10に記載の縫合糸保持器。
  12. 前記第2の容器が箔袋である、請求項10に記載の縫合糸保持器。
  13. カバーシートをさらに備える、請求項1に記載の縫合糸保持器。
  14. 前記カバーシート上に位置決めされた針待機アセンブリをさらに備える、請求項1に記載の縫合糸保持器。
JP2009096334A 2008-04-11 2009-04-10 縫合糸保持器 Pending JP2009254822A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4414908P 2008-04-11 2008-04-11
US12/409,127 US7891485B2 (en) 2008-04-11 2009-03-23 Suture retainer with rib members

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009254822A true JP2009254822A (ja) 2009-11-05

Family

ID=40940408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009096334A Pending JP2009254822A (ja) 2008-04-11 2009-04-10 縫合糸保持器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7891485B2 (ja)
EP (1) EP2108318A1 (ja)
JP (1) JP2009254822A (ja)
AU (1) AU2009201277A1 (ja)
CA (1) CA2661802A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2507741A (en) 2012-11-07 2014-05-14 Bombardier Transp Gmbh Cable bearing element for inductive power coupling
US20140171979A1 (en) 2012-12-13 2014-06-19 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical Needle with Steps and Flats
US9125645B1 (en) 2013-03-11 2015-09-08 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Reciprocating needle drive without cables
US9788830B2 (en) 2014-06-06 2017-10-17 Ethicon Llc Needle cartridge with cage
US9375212B2 (en) 2014-06-06 2016-06-28 Ethicon Endo-Surgery, Llc Circular needle applier with cleats
USD771811S1 (en) 2013-03-15 2016-11-15 Ethicon Endo-Surgery, Llc Suture tray
USD745146S1 (en) 2014-06-06 2015-12-08 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical suturing device
US9526495B2 (en) 2014-06-06 2016-12-27 Ethicon Endo-Surgery, Llc Articulation control for surgical instruments
US20180206842A1 (en) * 2014-07-21 2018-07-26 Surgical Specialities Corporation Suture carrier devices, systems and methods of using same
US10022120B2 (en) 2015-05-26 2018-07-17 Ethicon Llc Surgical needle with recessed features
USD800306S1 (en) 2015-12-10 2017-10-17 Ethicon Llc Surgical suturing device
USD865964S1 (en) 2017-01-05 2019-11-05 Ethicon Llc Handle for electrosurgical instrument
WO2019173488A1 (en) * 2018-03-06 2019-09-12 Sharp Fluidics, Llc Chiral needle packages and receptacles
USD895112S1 (en) 2018-11-15 2020-09-01 Ethicon Llc Laparoscopic bipolar electrosurgical device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04244147A (ja) * 1990-08-16 1992-09-01 United States Surgical Corp 合成吸収性外科用部材の包装方法及び包装材
JPH05103789A (ja) * 1990-05-25 1993-04-27 United States Surgical Corp 手術用縫合糸・針装置のための保持器
JPH06205783A (ja) * 1992-02-28 1994-07-26 Ethicon Inc 片持ち把針具
JPH11253452A (ja) * 1998-01-19 1999-09-21 Ethicon Gmbh & Co Kg 外科手術縫合線材料用パッケ―ジ

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3728839A (en) 1971-04-29 1973-04-24 American Cyanamid Co Storage stable surgically absorbable polyglycolic acid products
US4424898A (en) 1982-04-08 1984-01-10 Ethicon, Inc. Needle and suture holder and package
US5462162A (en) * 1987-08-26 1995-10-31 United States Surgical Corporation Packaged synthetic absorbable surgical elements
US5099994A (en) 1988-08-24 1992-03-31 Ethicon, Inc. Oval wrap suture package
US4961498A (en) * 1988-08-24 1990-10-09 Ethicon, Inc. Oval wrap suture package
US5359831A (en) * 1989-08-01 1994-11-01 United States Surgical Corporation Molded suture retainer
US5246104A (en) 1989-08-01 1993-09-21 United States Surgical Corporation Molded suture retainer
US5154283A (en) * 1990-08-13 1992-10-13 United States Surgical Corporation Molded suture retainer
US4967902A (en) * 1989-09-12 1990-11-06 Ethicon, Inc. One piece channel suture packages
US5165217A (en) * 1989-09-12 1992-11-24 Ethicon, Inc. One piece channel suture packages
US5052511A (en) 1990-07-17 1991-10-01 Deere & Company Automatic return mechanism for hydrostatic transmission pressure release valve
US5261210A (en) * 1990-08-13 1993-11-16 United States Surgical Corporation Molded suture retainer
US5052551A (en) * 1991-01-31 1991-10-01 Ethicon, Inc. Oval wrap suture package with unequal end radii
US5131533A (en) 1991-08-28 1992-07-21 Ethicon, Inc. Needle park
WO1993010713A1 (en) 1991-12-02 1993-06-10 W.L. Gore & Associates, Inc. A needle holder for a suture package
US5213210A (en) * 1992-02-28 1993-05-25 Ethicon, Inc. Easy-loading suture package
US5230424A (en) * 1992-06-19 1993-07-27 Ethicon, Inc. Multi-strand suture package and cover-latching element
US5350060A (en) * 1993-01-15 1994-09-27 Ethicon, Inc. Procedure kit and package
US5284240A (en) * 1993-01-22 1994-02-08 Ethicon, Inc. No touch suture package
US5341922A (en) * 1993-02-24 1994-08-30 Ethicon, Inc. Peelable foil suture packaging
DE69503818T2 (de) 1994-04-04 1999-03-04 Ethicon Inc Nahtmaterialverpackung und Verfahren zum Wickeln des Nahtmaterials in die Verpackung
KR100249589B1 (ko) * 1995-02-10 2000-03-15 폴락 돈나 엘. 아자 사이클로헥사펩타이드의 제조방법
US5628395A (en) * 1995-06-23 1997-05-13 Ethicon, Inc. Suture tray package having grooved winding surface
US5833055A (en) * 1996-03-29 1998-11-10 Ethicon, Inc. Surgical suture package with peelable foil heat seal
DE19744543A1 (de) * 1997-10-09 1999-04-22 Braun Surgical S A B Nahtmaterialspender
US5906273A (en) * 1997-12-05 1999-05-25 Ethicon, Inc. Armed suture package with universal dispensing capability
US5887706A (en) * 1997-12-05 1999-03-30 Ethicon, Inc. Fenestrated suture package
US6047815A (en) * 1998-08-31 2000-04-11 Ethicon, Inc. Package for sutures
DE19855577B4 (de) * 1998-12-02 2004-07-15 Ethicon Gmbh Verpackung für chirurgisches Nahtmaterial
AU2744100A (en) 1999-03-11 2000-09-28 Ethicon Inc. Improved needle park and method of use
US6481568B1 (en) 1999-03-29 2002-11-19 Ethicon, Inc. Labyrinth package for sutures
US6135272A (en) 1999-10-22 2000-10-24 Ethicon, Inc. Package for sutures
DE19959263B4 (de) * 1999-12-03 2005-03-17 Ethicon Gmbh Verpackung für chirurgisches Nahtmaterial
US7520382B2 (en) 2003-07-18 2009-04-21 Tyco Healthcare Group Lp Suture packaging

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103789A (ja) * 1990-05-25 1993-04-27 United States Surgical Corp 手術用縫合糸・針装置のための保持器
JPH04244147A (ja) * 1990-08-16 1992-09-01 United States Surgical Corp 合成吸収性外科用部材の包装方法及び包装材
JPH06205783A (ja) * 1992-02-28 1994-07-26 Ethicon Inc 片持ち把針具
JPH11253452A (ja) * 1998-01-19 1999-09-21 Ethicon Gmbh & Co Kg 外科手術縫合線材料用パッケ―ジ

Also Published As

Publication number Publication date
AU2009201277A1 (en) 2009-10-29
EP2108318A1 (en) 2009-10-14
US7891485B2 (en) 2011-02-22
US20090255836A1 (en) 2009-10-15
CA2661802A1 (en) 2009-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009254822A (ja) 縫合糸保持器
US7520382B2 (en) Suture packaging
JP5285229B2 (ja) 縫合糸パッケージング
US8746445B2 (en) Suture packaging
EP0471458B1 (en) Molded suture retainer
EP2113205B1 (en) Suture packaging for barbed sutures
KR880001187B1 (ko) 봉합사용 포울더(folder)
US5503266A (en) Molded suture retainer with needle park
US5566822A (en) Suture retainer
CA2680987C (en) Suture packaging
JPH07303655A (ja) 処置キツトおよびパツケージ
EP2389119B1 (en) Suture tray package
US6254616B1 (en) Suture container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131121