JPH07303655A - 処置キツトおよびパツケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 縫合糸巻取りチャンネルを定める処置キット
のためのパッケージおよび外科用針および縫合糸の処置
のキット。パッケージは、少なくとも１本の二重アーム
の縫合糸を包含する種々のサイズおよび型および長さの
縫合糸および針を含有することができる。パッケージは
中央区域を有する底部区画を含む。内壁はベースから中
央区域の周囲の回りに上方に延びている。外壁は、ま
た、ベースから延びている。外壁および内壁はチャンネ
ルを形成する。 【効果】 本発明のキットのパッケージおよびキット
は、単一アームの縫合糸、アームをもたない縫合糸およ
び二重アームの縫合糸、ならびに吸収性および非吸収性
の縫合糸を包含する、多数の型およびサイズおよび長さ
の外科用針および縫合糸を単一のパッケージの中に包装
することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、キットおよびキットの
ためのパッケージ、とくに外科用針および縫合糸の処置
キットおよびこのようなキットを保持するパッケージに
関する。

【０００２】

【従来技術及びその課題】外科用針および縫合糸は、典
型的には、単一使用の使い捨てパッケージの中に包装さ
れる。パッケージは普通のパッケージ、例えば、箔のパ
ッケージ、プラスチックのトレー、および紙のフォルダ
ーパッケージから成ることができる。使用するパッケー
ジのサイズおよび型は、外科用針および縫合糸の特定の
サイズおよび型に従い変化するであろう。

【０００３】普通に譲渡された同時係属米国特許出願第
９０１，３５６号（１９９２年６月１９日提出）は、マ
ルチ−ストランドの縫合糸のパッケージおよびカバーの
ラッチング要素を開示している。このパッケージは、ト
レー、カバー、縫合糸のための周囲のチャンネルおよび
縫合糸のチャンネルの中から外への持ち上がりを防止す
る弾性片持フィンガーの列を含む。

【０００４】外科用針および縫合糸の多数の型およびサ
イズが存在する。縫合糸は、例えば、単一の外科用針が
それに取り付けられた単一の縫合糸を有する単一アーム
であることができる。あるいは、縫合糸は各々がその両
端に取り付けられた外科用針を有する二重アームである
ことができる。また、針のアームをもたない縫合糸を使
用することが知られている。普通の縫合糸はモノフィラ
メントまたはブレードでありそして、吸収性または非吸
収性であることができる。さらに、普通の外科用針は湾
曲状または直線状であり、そしてテーパーをもつ先端、
切断先端または鈍い先端を有することができる。

【０００５】体内の異なる型の組織を縫合するために、
異なる型の針および縫合糸を使用することは知られてい
る。任意の所定の処置において、多数の型およびサイズ
の外科用針および縫合糸が利用されるであろう。処置の
各段階の間に使用される針および縫合糸のサイズおよび
型は、外科医が縫合する組織の型および性質、例えば、
筋肉、皮膚、血管、骨または器官に依存するであろう。

【０００６】特定の外科的処置に使用される針および縫
合糸の量、サイズおよび型はよく知られているので、製
造業者は通常特定の外科的処置、例えば、心臓血管、婦
人科学、泌尿器科などのための処置キットを包装する。
典型的には、これらのキットは、ブリスターパックのト
レーの中に個々に包装および配置された、特定の外科的
処置のために要求されるすべての縫合糸および針から成
る。典型的には、針および縫合糸は個々に包装される。
手術室の中でこのようなキットを取り扱うとき、手術室
看護婦はこのようなキットの中の各針ポケットを開き、
次いで個々の包装ならびにキットの包装を廃棄しなくて
はならない。キットが数百の針および縫合糸を含有する
ことがあるので、これは時間を消費する仕事ばかりでな
く、かつまた廃棄しなくてはならない実質的な量の不用
な包装材料を発生させる。

【０００７】種々の型およびサイズの外科用針および縫
合糸を単一のパッケージ内に集合的に包装することがで
きる、外科的処置のキットがこの分野において要求され
ている。これによると、手術室看護婦は多数の個々の縫
合糸のパッケージを開く代わりに、単一のパッケージを
開くことができる。このようなパッケージは過剰の包装
材料を排除しかつ、また、このような過剰の包装材料の
廃棄の必要性を排除するであろう。ある種の外科的処置
は、要求される量の針および縫合糸のために、サブキッ
トを含有するいくつかのパッケージを必要とすることが
あるが、これは多数の個々の縫合糸のパッケージを開く
ことを排除するということにおいて主要な利点をなお提
供する。

【０００８】したがって、本発明の目的は、キットが外
科用針および縫合糸を含有する、外科的処置のキットの
ためのパッケージを提供することである。

【０００９】本発明の他の目的は、１つの単一のパッケ
ージの中に、単一アームの縫合糸および二重アームの縫
合糸を包含する、種々の型およびサイズの針および縫合
糸の包装を可能とする、外科用針および縫合糸の処置キ
ットのためのパッケージを提供することである。

【００１０】本発明のなお他の目的は、最小の包装材料
を有する処置キットのためのパッケージを提供すること
である。

【００１１】本発明のなおほかの目的は、単一のパッケ
ージまたはいくつかのサブキットのパッケージを開くこ
とによって、キットの中に含有されるすべての縫合糸お
よび針にアクセス可能である、処置キットのためのパッ
ケージを提供することである。

【００１２】本発明のなお他の目的は、単一のパッケー
ジの中に包装された複数の外科用針および縫合糸からな
る外科的処置のキットを提供することである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】したがって、縫合糸巻取
りチャンネルを定める外科的処置のキットのためのパッ
ケージが開示される。このパッケージは、単一アームの
縫合糸および二重アームの縫合糸を包含する、種々の型
およびサイズの縫合糸および針を含有する処置キットの
ために使用することができる。このパッケージは、中央
区域を有するベースを有する。内壁はベースから中央区
域の周囲の回りにおいて上方に延びている。好ましく
は、内壁は１対の実質的に対向する縦方向の壁および１
対の実質的に対向する緯度方向の壁からなる。緯度方向
の壁の端は、好ましくは、縦方向の壁の端に接続されて
いる。縫合糸のパッケージは、ベースから上方に延びる
外壁を有する。内壁および外壁は縫合糸巻取りチャンネ
ルを形成する。少なくとも１つのスペーサーまたはセパ
レーターがチャンネルの中に位置して、チャンネルを少
なくとも２つの共面の区画に分離している。好ましい態
様において、縦方向の壁および緯度方向の壁は湾曲した
中間の壁区画により接続されている。しかしながら、内
壁は卵形、円形および多面体を包含する種々の幾何学的
形状を有することができる。好ましくは、針パーク手段
が中央区域に取り付けられているか、あるいはそこから
延びていて、外科用針を受容しかつ保持する。

【００１４】本発明のなお他の面は、外科的処置のため
の処置キットである。この処置キットは種々の型および
サイズの複数の外科用針および縫合糸からなり、ここに
おいて外科用針および縫合糸は前述のパッケージの中に
包装されている。好ましくは、縫合糸の少なくとも１本
は二重アームの縫合糸である。しかしながら、このキッ
トは単一アームの縫合糸および／またはアームをもたな
い縫合糸のみから成ることができる。

【００１５】本発明のなお他の面は、キットがいくつか
のサブキットから成る、外科的処置のための処置キット
である。このキットは種々の型およびサイズの複数の外
科用針および縫合糸からなり、ここにおいて外科用針お
よび縫合糸は前述のパッケージの中に包装されていてサ
ブキットを形成している。

【００１６】本発明のなおほかの面は、特定の外科的処
置のために複数の針および縫合糸を包装する方法であ
る。この方法は亜、前述のパッケージの縫合糸巻取りチ
ャンネルの中で針および縫合糸を巻くことからなる。こ
の方法は、さらに、前述のセパレーター部材を使用して
各二重アームの縫合糸を他の二重アームの縫合糸および
単一アームの縫合糸と分離することを含む。

【００１７】

【実施例】本発明の他の面および利点は、以下の説明お
よび添付図面から明らかとなるであろう。

【００１８】普通に譲渡された同時係属米国特許出願第
９０１，３５６号（１９９２年６月１９日提出）を引用
によって加える。

【００１９】本発明のキット１５は図１に示されてい
る。また図１、図１２および図２を参照すると、本発明
のパッケージ１０は斜視図および平面図で示されてい
る。パッケージ１０はベース２０を有し、そしてベース
２０は中央の床区域３０を有する。中央の床区域３０は
外側チャンネルの縫合糸４０により取り囲まれている。
チャンネル４０は、好ましくは、２つの対向する縦方向
の区画および２つの対向する緯度方向の区画を有する。
ここにおいて使用する用語縦方向および緯度方向は、パ
ッケージ１０を参照するととき、パッケージ１０の、そ
れぞれ、主要な軸および小さい軸に対して実質的に平行
であることを意味する。しかしながら、チャンネル４０
は、卵形、正方形、長方形、円形、多面体などを包含す
る種々の形状を有することができる。

【００２０】チャンネル４０はベース２０から上方に延
びる内壁５０および外壁６５により定められる。内壁５
０は中央の床区域３０を取り囲む。内壁３０は、一般
に、チャンネル４０の形状に相当する種々の形状、例え
ば、長方形、卵形、正方形、円形、多面体などを有する
ことができる。縦方向の区画５２および緯度方向の区画
５４から成る内壁を有することがとくに好ましい。内壁
５０の縦方向の区画５２および内壁５０の緯度方向の区
画５４は、好ましくは任意の湾曲した区画５６により、
接続されている。湾曲した区画５６は、湾曲した形状、
好ましくは円弧を定める壁５２および５４の延長部であ
ることが見られる。区画５２および５４は直線状または
湾曲状、またはそれらの組み合わせであることができ
る。例えば、区画５２は直線状であり、そして区画５４
は湾曲状であることができる。区画５２および／または
５４が湾曲状であるとき、湾曲状区画の弦はパッケージ
１０の縦方向および緯度方向の軸に対して好ましくは平
行である。ドアのロッキング手段の部分は内壁５０の回
りに間隔を置いて形成されている。図１２および図２に
見られるように、スペーサー部材１４０がチャンネル４
０の中に挿入されていて、チャンネル４０を共面の区画
に分割している。スペーサー部材１４０を下に詳述す
る。

【００２１】図５および図６を参照すると、チャンネル
４０の底部および外側周囲は、中央の床区域３０の周囲
から外方に延びるベース２０の底部区画６０により、お
よび、底部区画６０の外側周囲６１から上方に延びる外
壁６５により定められる。外側の湾曲した区画６２は底
部区画６０の外側周囲６１を外壁６５の底部に接続して
いるが、周囲６１は壁６５の底部をある角度で、例え
ば、直角で交差することができる。

【００２２】外壁６５は、同様に見られるように、好ま
しくは１対の対向する縦方向の壁７２、１対の対向する
外側緯度方向の壁７４、および外側の接続壁７６から成
ることが好ましい。外側の接続壁７６は示すような形状
を有するか、あるいは湾曲状または丸い形状を有するこ
とができる。壁７２および７４は、また、ある角度で、
例えば、直角で交差することができる。しかしながら、
外壁６５は典型的にはチャンネル４０の形状に相当する
種々の形状、例えば、円形、長方形、卵形、正方形、多
面体などを有することができる。

【００２３】図１２を参照すると、スペーサー部材１４
０は、好ましくは、１対の対向する縦方向の壁１４２お
よび１対の対向する緯度方向の壁１４４により境界され
た中央の開口１４１を有する実質的に平らな部材である
ことが見られる。好ましい態様において、スペーサー部
材１４０は端区画１４５を有し、この端区画１４５は縦
方向の区画１４２および緯度方向の区画１４４の端を接
続する。部材１４０は、また、それを通して延びる孔１
４６および区画１４４および１４２の内側の任意のクリ
アランスの切欠き１４７を有する。切欠き１４７は壁５
０から外に突起するスタンドオフ４２の位置に相当し、
そしてクリアランスを提供する働きをする。前述したよ
うに、スペーサー部材１４０はチャンネル４０の中に挿
入されており、そしてチャンネル４０を共面の区画に分
割する働きをする。多数の二重アームの縫合糸をパッケ
ージ１０の中に包装するために、各二重アームの縫合糸
を他の二重アームの縫合糸および単一アームの縫合糸
（またはアームをもたない縫合糸）とスペーサー部材１
４０で分離して、容易な解放および取り出しを可能とす
ることが必要である。単一アームの縫合糸またはアーム
をもたない縫合糸はスペーサー部材で互いに分離するこ
とは必要でなく、こうしてスペーサー部材１４０を使用
しないで単一アームの縫合糸（および／またはアームを
もたない縫合糸）から完全に成るキット１５をパッケー
ジ１０の中に包装することができることに注意すべきで
ある。しかしながら、縫合糸の型およびサイズに依存し
て、このようなキット１５においてスペーサー部材１４
０を使用して、単一アームの縫合糸および／またはアー
ムをもたない縫合糸のもつれを防止することが好ましい
ことがある。同様に、二重アームの縫合糸および単一ア
ームの縫合糸および／またはアームをもたない縫合糸を
有するキットにおいて、単一アームの縫合糸をスペーサ
ー部材１４０で分離すること、ならびにアームをもたな
い縫合糸をスペーサー部材１４０で分離することが望ま
しいことがある。また、縫合糸がパッケージ１０から取
り出されるているとき、スペーサー部材１４０がチャン
ネル４０から取り出されないことに注意すべきである。
スペーサー部材１４０は、チャンネル４０の形状に合致
する形状を有し、そしてこの形状は正方形、長方形、卵
形、円形、多面体などのような形状を包含することがで
きる。スペーサー部材１４０はチャンネル４０の中に効
果的に適合するサイズであろう。

【００２４】図１、図２、図５および図６において見る
ことができるように、複数の丁番付けドア８０から成る
ドア手段が、内壁５０と反対の外壁６５の上部６７に取
り付けられている。図５および図６はパッケージ１０の
部分断面図であり、チャンネル４０の外壁６５の外側周
囲６７にヒンジ８３で丁番付けされたドア８０の拡大側
面図であり、これは好ましくはチャンネル４０の一番上
の側面図であり、こうしてドア８０は、それが閉じてい
るとき、好ましくはチャンネル４０の上部と実質的に同
一平面にある。ヒンジ８３は好ましくは「一体丁番」で
ある。付随することがある欠点を受け入れる場合、ドア
８０は内壁５０から丁番付けすることができる。

【００２５】好ましくは、各ドア８０はドアロッキング
手段を有する。ドアロッキング手段は、ドアのラッチ開
口８６およびドアのラッチ突起８８を有する。オーバー
ハング８９はドア８０のへりに形成されている。フィン
９０はドアのラッチ開口８６の各端に位置する。また、
ドア８０は上表面８２を有することが認められるであろ
う。好ましくは、ドア８０が閉じるとき、チャンネル４
０が実質的にまたは完全に囲まれるように、ドア８０は
十分な長さを有しかつそのような形状を有する。

【００２６】図２、図５および図６を同時に参照する
と、好ましい態様において、ラッチポスト４１が各ドア
８０に対向する内壁５０の中に形成されている。１対の
スタンドオフ４２が内壁５０に沿ってラッチポストの位
置の各端に形成されている。ラッチポスト突起４６が、
パッケージ１０の内側に向かって（すなわち、床３０の
上に）ラッチポストから延びている。ドア８０を閉じそ
して締めて縫合糸をチャンネル４０内に保持するとき、
それは図６に示すような断面を有する。ラッチポスト４
１の上部はドアのラッチ開口８６とかみ合いそしてドア
ラッチ突起８８ははラッチポスト突起４６の回りにフッ
クして、ドア８０を閉じた位置にロックする。スタンド
オフ４２のへりに対して開口８６のへりを接触させるこ
とによって、横方向の圧縮の存在下にドア８０がラッチ
から分離するのを防止し、これは２つの突起４６および
８８の分離を阻止する。ドア８０が閉じているとき、開
口８６に隣接するドア８０の底部は、図２に示すよう
に、へり４５上に座し、そしてへり４５に隣接するドア
８０の残部は内壁５０上に座す。開口２６の各端におけ
るフィン９０は、ラッチポストの各端における開口とか
み合う。フィン９０およびスタンドオフは、ドアロッキ
ング手段の中に縫合糸が結合するか、あるいは捕えられ
るようになるのを防止する働きをする。図５および図６
に示すように、フィン９０およびスタンドオフ４２はか
み合ったドア開口８６およびラッチポスト４２から縫合
糸を離れて位置させかつドア開口８６およびラッチポス
ト４２を架橋させ、これによりドア８０の閉鎖の間にあ
るいはチャンネル４０からの縫合糸１９０の抜き出しの
間に、縫合糸１９０がこれらの２つの部材の間に捕えら
れるようになるのを防止する。

【００２７】当業者は理解されるように、図２、図５お
よび図６に示すロッキング手段以外の同等のロッキング
手段を使用してドア８０をロックすることができる。他
の態様（図示せず）において、ドアのロッキング手段は
ドア８０と整合して壁５０の外表面の回りに位置する複
数のポストを含むことができる。ポストは壁５０の表面
からオフセットして、壁５０からの縫合糸のためのスタ
ンドオフを提供する。ドアのロッキング手段は、また、
各ドア８０の中に形成された１対の孔を含む。丁番付け
されたドア８０が閉じているとき、ポストはドア８０の
孔の中に圧力嵌合でかみ合い、閉じたドア８０を保持す
る。あるいは、ポストはドア８０を通して延びるサイズ
を有し、ポストの先端をスエージ加工してドア８０をそ
れらの閉じた位置に固定できるようにする。

【００２８】本発明のなお他の態様において、ドア８０
を排除する。パッケージ１０は、図１０示されているよ
うに紙のスリーブ４００またはそれらと同等のもの中に
囲むことができる。あるいは、チャンネル４０を、その
周囲に複数の孔（図示せず）を有する平らな紙のカバー
により、完全にまたは部分的に囲む。同様に、複数のポ
ストは内壁５０の上部から上方に延びている。ポストを
紙カバーの中の孔と整合し、そして前記孔とかみ合う。
次いでカバーを通して延びるポストの端を軟化またはス
エージ加工してカバーを所定位置に保持する。さらに、
紙カバーはパッケージ１０の針パーク１１０の上に横た
わるカバーフラップを含むことができる。カバーフラッ
プは折り畳み線においてカバーに丁番付けされている。

【００２９】図１、図２および図３において見ることが
できるように、針２００を保持するための１対の針パー
ク１１０が外側チャンネル４０の内側に位置し、そして
床区域３０から延びているか、あるいはそれに取り付け
られている。針パーク１１０はフォーム部材、紙部材な
どを包含する任意の普通の針パーク手段からなることが
でき、ここにおいて針２００を受け取りかつ保持するた
めの開口、スリットまたはスロットなどを有する部材の
中に複数の針２００が保持されている。好ましくは、内
壁５０の一部分は針パーク１１０の付近において排除さ
れていて内壁５０の中にベント１２０を形成し、ベント
１２０を通して縫合糸および針をドア８０’および８
０”の間においてチャンネル４０から出し入れする。ま
た、理解されるように、外側チャンネル４０の底部区画
６０にはチャンネル４０の周囲の回りに位置する孔６８
（縫合糸１９０を巻くとき使用する）が周期的に形成さ
れている。

【００３０】図１、図２、図３および図４を参照する
と、パッケージ１０の針パーク１１０の好ましい態様を
見ることができる。ベース２０から延びている複数の部
材１１５からなる針パーク１１０を使用することがとく
に好ましい。部材１１５はベース２０から内側区域３０
において延びていて、少なくとも１つ好ましくは少なく
とも２つの針パーク１１０を形成し、これらの針パーク
１１０はベース２０から上方に延びる縦方向の壁１７０
により分離されている。部材１１５は互いにギャップ１
１６により分離されている。針２００はギャップ１１６
の中に挿入され、そして部材１１５により圧縮的に保持
されている。部材１１５はベース２０から延びており、
そして「一体丁番」の配置を有し、ここにおいて部材１
１５はギャップ１１６の中に種々の幅およびサイズの針
を効果的に収容するために十分に撓むことができる。部
材１１５の足１１８はヒンジ１１７の回りに回転してギ
ャップ１１９の中に入り、これによりギャップ１１６の
サイズを増加することができる。ベースへの一体丁番の
取り付けを有する部材からなる針パーク手段は、普通に
譲渡された米国特許第５，１３１，５３３号（これを引
用によって加える）に記載されている。任意の壁１７０
はベース２０から延びており、そして隣接する針パーク
１１０を分離する機能する。典型的には、パッケージ１
０の中に存在する壁１７０の数は針パーク１１０の数か
ら１だけ小さく、こうして隣接する針パーク１１０は少
なくとも１つの壁１７０により分離されている。典型的
には、壁１７０の高さは内壁５０より低いか、あるいは
それに等しい。針を針パーク１１０から取り出すとき針
の先端からの損傷に対して隣接する針パーク１１０の中
の縫合糸を保護するために、１より多い針パークが存在
するとき、少なくとも１つの壁１７０を有することが好
ましい。図示されていないが、各針パーク１１０に隣接
してベース２０の中にスリットを形成して可動フラップ
を形成することができ、このフラップは普通の針ホルダ
ーを使用して針パーク１１０の中の針２００をつかむと
き下方に撓むことができ、これにより針ホルダーによる
針２００のつかみおよび取り出しを促進することができ
る。

【００３１】各針２００および縫合糸１９０を識別する
ラベル１８０は、各針パーク１１０に隣接して位置す
る。ラベル１８０は普通のプリントされたラベルである
か、あるいは同等のものであることができ、これらは普
通の接着剤または結合剤で内側区域３０に取り付けられ
ている。必要に応じて、ラベル１８０を内側区域３０の
上に直接プリントすることができる。ラベルは好ましく
は各針２００および縫合糸１９０を種々のパラメーター
および特徴、例えば、なかでも型、サイズ、長さ、吸収
性／非吸収性などに関して識別するであろう。さらに、
色コードをラベル１８０において利用して針２００およ
び縫合糸１９０を迅速に識別することができる。

【００３２】本発明のパッケージ１０は、任意の外科的
に適合性の材料、例えば、ポリエステルプラスチック、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、ポリプロピ
レン、ポリスチレンおよびそれらの組み合わせなどから
形成することができる。必要に応じて、十分な量の少な
くとも１種の潤滑物質をポリマー材料に添加して、パッ
ケージ１０からの縫合糸の抜き出しに対する摩擦抵抗を
減少することができる。普通の潤滑剤はオレアミド、オ
ルガノシリコーンなどを包含する。

【００３３】医学的使用のために承認された色素または
顔料を使用して、ポリマーのパッケージ１０を乳白色ま
たは他の対比の色に色味付けまたは着色することがで
き、これは床区域３０の前において針を際立たせる。対
比のバックグラウンドは、パッケージ１０の中の細いゲ
ージの針２００を明瞭に見ることができるようにする。
セパレーター部材１４０は、要求される機械的性質、と
くに剛性を有する任意の外科的に適合性の材料から作る
ことができる。このような材料は、紙、ポリマー材料、
金属およびそれらのラミネートを包含する。ポリマー材
料は、ポリエチレン、ＰＥＴＧ、プロピオネート（ＣＡ
Ｐ）およびポリプロピレンを包含する。スペーサー部材
１４０の厚さは、効果的な剛性を提供するために十分で
あり、そして利用する材料とともに変化するであろう。
部材１４０は打抜きなどを包含する普通の切断法を使用
して作られ、そして、また、普通の成形法および装置を
使用して成形することができる。

【００３４】図１および図７を参照すると、針２００お
よび縫合糸１９０をもつ組み立てられたパッケージ１０
からなる本発明のキット１５が示されている。ある数の
上方に延びるピンを有する普通のアセンブリー上にパッ
ケージ１０を配置することによって、キット１５は容易
に組み立てられる。複数のピンは上方に延びかつ整列さ
れていて、チャンネル４０の孔６８（図２参照）および
スペーサー部材１４０の孔１４６を通過する。アセンブ
リーのプラットフォームはチャンネルの孔６８の下に開
口しており、そしてプラットフォームより下の真空源は
孔６８および１４６を通して空気を抜き出す。パッケー
ジ１０をそのように使用すると、針２００は図１、図
２、図６および図７に示すように針パーク１１０の中に
位置し、そして縫合糸１９０は孔６９を通して延びるピ
ンの回りにループ化され、次いで下方にベント１２０を
通してチャンネル４０の中に入る。次いで縫合糸１９０
は、好ましくは時計回りの方向に、チャンネルの孔６８
およびスペーサー部材１４０を通して延びているピンの
回りに巻かれる。二重アームの縫合糸は、好ましくは、
針パーク１１０の中の両者の針２００を互いに隣接させ
て配置し、次いでチャンネル４０の中に時計回りの方法
で生ずる二重ストランドの縫合糸のループを巻くことに
よって巻かれる。しかしながら、第１の針を針パーク１
１０に配置し、次いで縫合糸１９０の１／２を時計回り
に巻き、次いで縫合糸１９０の残部を反時計回りの方向
にループ化し戻し、そして第２の針を第１の針に隣接さ
せて針パーク１１０の中に配置することによって、二重
アームの縫合糸をまた巻くことができる。前述したよう
に、各二重アームの縫合糸１９０は他の単一アームの縫
合糸、アームをもたない縫合糸および二重アームの縫合
糸１９０からスペーサー部材１４０により分離しなくて
はならず、スペーサー部材１４０はチャンネル４０の中
にかつ孔１４６の中に挿入された巻取りピンの上に配置
されている。好ましい方法において、単一アームの縫合
糸１９０は二重アームの縫合糸１９０の巻取りの前また
は後に巻かれ、したがって、スペーサー１４０の上部上
のチャンネル４０の底部または上部に位置する（図６参
照）。また、パッケージ１０のチャンネル４０の中でア
ームをもたない縫合糸を巻くことができる。アームをも
たない縫合糸１９０の１端は針パーク１１０の中に配置
されるであろう。縫合糸１９０はピンの回りに巻かれ、
次いでピンを孔６８および１４６から抜き出すとき、縫
合糸１９０は、好ましくは、チャンネル４０のほぼ中央
において、ゆるく配置するであろう。なぜなら、ピンは
また巻取りの間にチャンネル４０の中の内壁５０から離
れる方向に縫合糸１９０を位置させる働きをするからで
ある。縫合糸１９０はピンの回りに巻かれるので、孔６
８および１４６を通る空気の流れは縫合糸１９０をチャ
ンネル４０の中に引く。各縫合糸の端または「テイル」
が到達すると、空気の流れは同様に縫合糸１９０をチャ
ンネル４０の中に引くであろう。

【００３５】前述したように、各二重アームの縫合糸１
９０はチャンネル４０の中の他の縫合糸１９０からスペ
ーサー部材１４０により分離されるであろう。典型的に
は、スペーサー部材１４０は共面の方法で各二重アーム
の縫合糸１９０の下および上にチャンネル４０の中に配
置されるであろう。しかしながら、二重アームの縫合糸
１９０がチャンネル４０の中で巻かれた最初の縫合糸で
ある場合、縫合糸１９０の下にスペーサー部材１４０は
不必要である。各二重アームの縫合糸１９０は、図１２
および図２において見ることができるように、単一アー
ムの縫合糸１９０とわずかに異なる方法で巻かれるであ
ろう。二重アームの縫合糸１９０の両者の針は、典型的
には、縫合糸１９０を巻く前に針パーク１１０の中の隣
接する空間１１６の中に配置される。しかしながら、前
述したように、別の方法を使用することができる。次い
で、典型的には、二重アームの縫合糸１９０はスペーサ
ー部材１４０の上部の上に巻かれる。次いで、他のセパ
レーター部材１４０をチャンネル４０の中に縫合糸１９
０の上に配置する。

【００３６】縫合糸１９０がチャンネル４０の中で完全
に巻かれたとき、ドア８０を閉じ、そして内壁５０のラ
ッチポスト４１に対して留める。次いでピンを孔６８お
よび１４６から抜き取る。

【００３７】図１０を参照すると、任意の紙カバー４０
０はスリーブ様部材からなることができ、パッケージ１
０およびキット１５の回りに配置して、なかでも、パッ
ケージ１０の最後の組み立ての間のそれ以上の接触から
縫合糸および針を保護することができる。任意のカバー
は刻みをつけた引裂き線４０５を含むことができ、開く
ためにタブ４０６をつかむとき、カバー４００の上部４
０２は刻みをつけた引裂き線４０５に沿って優先的に引
裂かれ、これにより内側区域３０が露出されるであろ
う。タブ４１０はパッケージ１０とかみ合っていること
が見られる。他の態様（図示せず）において、カバーは
複数の有孔突出タブを有する平らな部材からなることが
できる。これらのタブは閉じたドアと整合するように位
置し、下方にプレスされるとき、タブの外側へりはそれ
らが整合するドアのオーバーハングするへりの下にスナ
ッピングし、これによりカバーをパッケージ１０上で所
定位置に保持する。

【００３８】ある種の型の縫合糸、とくにカットグット
のようなある種の吸収性縫合糸を使用するとき、キット
１５（パッケージ１０を含む）は好ましくは普通の箔の
ラップパッケージ４２０（図９参照）の中に配置され、
次いでパッケージ４２０を普通の方法でシールする。

【００３９】次いで、パッケージ１０の中に外科用縫合
糸１９０および針２００を含有するキット１５は最終の
オーバーラップ包装ために準備され、典型的には、この
包装は、図７に示すように、普通のシールおよびパッケ
ージング技術を使用して、可剥性カバー５０５を有する
普通のプラスチックのブリスターパッケージ５００の中
にキット１５のパッケージを気密シールことからなる。
次に、シールされたキットは普通の滅菌技術、例えば、
オートクレーブ処理、コバルト−６０を使用する放射線
滅菌などを使用して滅菌される。

【００４０】本発明のパッケージ１０において、縫合糸
１９０はベント１２０を通して針２００のバレルから右
にループ化されることを見ることができる。この巻くパ
ターンは縫合糸１９０を針２００および針の先端２０１
の右に対して離れて保持する。針２００が針パーク１１
０から持ち上げられそして縫合糸１９０がチャンネル４
０から引かれるとき、縫合糸１９０は針２００の先端２
０１から右にかつ離れて保持されかつ起こり得る損傷か
ら保護される。針パーク１１０の間の縦方向の壁１７０
は、また、針２００が針パーク１１０から取り出される
とき、隣接する針パーク１１０の中の針２００から延び
る縫合糸１９０を針２００が損傷するのを防止する。

【００４１】本発明のパッケージ１０およびキット１５
は、先行技術のキットのパッケージおよびキットを越え
た多数の利点を有する。驚くべきことにはおよび予期せ
ざることには、本発明のパッケージ１０は、種々の型、
サイズおよび長さの単一アームの縫合糸および二重アー
ムの縫合糸１９０（および必要に応じてアームをもたな
い縫合糸）から成る、全体の外科的処置のために要求さ
れる縫合糸１９０および針２００を、単一のパッケージ
１０の中に集合的に包装して、キット１５を形成するこ
とを可能とする。ある種の外科的処置は、この処置の実
行に大量の針を必要とするので、キット１５のために１
より多いパッケージ１０を必要とすることがある。この
ような場合において、いくつかのサブキット１６を準備
してキット１５を形成し、各サブキットはパッケージ１
０の中に包装された複数の針および縫合糸から成る。

【００４２】図１１を参照すると、先行技術の処置キッ
ト３００が示されている。キット３００はブリスターパ
ックトレー３１０から成り、そしてブリスターパックト
レー３１０はその中に形成されたプラスチックポケット
３２５を有する複数のプラスチックのワレット３２０を
含有する。各プラスチックポケット３２５は縫合糸のパ
ッケージ３３０を含有し、としてパッケージ３３０はア
ームをもつか、あるいはもたない縫合糸３４０を含有す
る。複数のワレット３２０は典型的には一緒に固定され
る。手術円形臨床講堂においてキット３００を利用する
とき、手術室看護婦は最初にブリスターパックトレー３
１０の上部３１５を剥離除去する。次いでワレット３２
０をブリスターパック３１０から取り出さなくてはなら
ない。次に各針パッケージ３３０をポケット３２５から
取り出し、そして、手術室看護婦は各パッケージ３３０
を開き、そして針３４５および縫合糸３４０を取り出さ
なくてはならない。この処置は時間を消費するばかりで
なく、このようなキットの使用により発生したパッケー
ジングの消耗量は実質的であることを理解することがで
きる。さらに、個々の包装された縫合糸は大量であるた
めに、手術室看護婦は特定の針３４５または縫合糸３４
０を捜し出すか、あるいは厳密に調べることは困難であ
ることがある。このようなパッケージングの消耗量を集
めかつ廃棄するためのかなり努力をしなくてはならな
い。対照的に、本発明のキット１５およびパッケージ１
０を使用するとき、手術室看護婦はブリスターパッケー
ジ５００からキットを取り出す。紙カバー４００または
箔のラップ４００が存在する場合、それを除去する。次
いで、外科的処置のための縫合糸１９０および針２００
は可視であり、識別され、そして直ちの使用に利用可能
であり、個々の縫合糸のパッケージを開く必要がなあ
い。また、パッケージ１０は、キットの中のすべての針
２００および縫合糸１９０の配置を各パッケージ１０の
内側区域３０を視的に走査することによって、正確に調
べる手段を提供する。

【００４３】外科的処置は典型的には吸収性および非吸
収性の両者の縫合糸を必要とすることを当業者は理解す
るであろう。典型的には、非吸収性をキット１５のパッ
ケージ１０の中で吸収性縫合糸と混合されないであろう
（しかしながら、存在する場合、付随しうる欠点を受け
入れる場合、これをなすことができるであろう）。例え
ば、吸収性カットグット縫合糸は非吸収性縫合糸と混合
することができないであろう。したがって、キット１５
は第１パッケージ１０のアームをもつ（および／または
もたない）吸収性縫合糸１９０のサブキット１６および
第２パッケージ１０のアームをもつ（および／またはも
たない）非吸収性縫合糸１９０のサブキット１６から成
ることができる。しかしながら、同一パッケージ１０の
中に吸収性縫合糸１９０および非吸収性縫合糸１９０
（カットグット以外）をパッケージしてキット１５を形
成することができる。

【００４４】さらに、特定の処置のための縫合糸１９０
および針２００の数は単一のパッケージ１０の中に包装
するためには多すぎることがあることがさらに理解され
るであろう。このような場合において、２またはそれ以
上のパッケージ１０を使用して縫合糸１９０および針２
００を包装してキット１５を形成することができる。例
えば、図８においてキット１５は単一のブリスターパッ
ケージ５００の中に包装された２つのサブキット１６を
有することが見られる。当業者は理解するように、サブ
キット１６が存在するとき、キット１５の形状を収容す
るように、ブリスターパッケージ５００の寸法を変化さ
せる。さらに、前述したように、キット１５は非吸収性
アームをもつ縫合糸のサブキット１６および吸収性縫合
糸の他のサブキット１６から成ることができる。

【００４５】パッケージ１０の中に包装してキット１５
を形成することができる縫合糸１９０および針２００
は、普通のアームをもつ縫合糸およびアームをもたない
縫合糸および種々の型、材料および長さの外科用針を包
含する。必要に応じて、キット１５は種々のサイズ、型
および長さの単一アームの縫合糸（および／またはアー
ムをもたない縫合糸）縫合糸のみからなることができ
る。針２００および縫合糸１９０は前述したように少な
くとも１つのパッケージ１０の中に包装され、しかしな
がら、二重アームの縫合糸は存在しないから、スペーサ
ー部材１４０はチャンネル４０において任意である。

【００４６】種々のサイズおよび型の普通の縫合糸１９
０およびそれらの同等のものを、本発明のキット１５お
よびサブキット１６の中に包装することができる。縫合
糸１９０はモノフィラメント、ブレード、非吸収性およ
び吸収性縫合糸などを包含することができる。使用でき
る縫合糸の例は、エチコン・インコーポレーテッド（Ｅ
ＴＨＩＣＯＮ，Ｉｎｃ．，Ｓｏｍｅｒｖｉｌｌｅ，Ｎｅ
ｗ Ｊｅｒｓｅｙ）から入手可能であるプロレン（Ｐｒ
ｏｌｅｎｅ^R）（ポリプロピレン）、ナイロンおよび絹
の縫合糸ならびにビクリル（Ｖｉｃｒｙｌ^R）およびカ
ットグットの縫合糸を包含する。針２００は、テーパー
をもつ先端、切断先端および丸い先端を有する直線状、
湾曲状およびそれらの組み合わせの針、およびそれらの
同等のものを包含する普通の針を包含することができ
る。針は長さ、針のサイズ、構成材料などに従い変化す
ることができる。このような針は、エチコン・インコー
ポレーテッド（ＥＴＨＩＣＯＮ，Ｉｎｃ．）から入手可
能である。

【００４７】本発明のキット１５は、外科的処置のため
に必要なアームをもつおよびアームをもたない、吸収性
および非吸収性の、外科用針および縫合糸のすべてまた
は実質的にすべてを含有するであろう。処置は、心臓血
管、婦人科学、産科学、整形外科、眼、胃腸、肺などな
どを包含するすべての普通の処置を包含する。

【００４８】本発明の原理および実施を以下の実施態様
により説明する。これらの実施態様は本発明を限定しな
い。

【００４９】心臓血管の外科的処置のための処置キット
１５をパッケージ１０の中で組み立てる。キット１５は
表の中に列挙した縫合糸１９０および針２００を含有す
る。孔６８を通して挿入されたピンを有する普通の巻取
り装置上にパッケージ１０を取り付けることによって、
キット１５を組み立てる。各単一アームの縫合糸または
二重アームの縫合糸１９０のための針２００を、針パー
ク１１０の空間１１６の中に入れる。さらに、各アーム
をもたない縫合糸１９０の１端を針パーク１１０の空間
１１６の中に入れる。次いで縫合糸をピンの回りに巻い
てチャンネル４０の中に入れる。ピンが孔を通して挿入
されるように、チャンネル４０の中に巻取りピンの上に
スペーサー部材１４０を入れることによって、スペーサ
ー部材１４０を各二重アームの縫合糸１９０と他の単一
アームの縫合糸または二重アームの縫合糸１９０の間に
配置する。縫合糸１９０および針２００がパッケージ１
０の中に入れられた後、ドア８０をチャンネル４０の上
で閉じる。次いでキット１５を任意の紙スリーブ４００
の中に入れ、そしてシールしたカバー５２０を有する普
通のブリスターパック５００の中に入れる。次いで、普
通の滅菌技術を使用してキットを効果的に滅菌する。

【００５０】本発明の縫合糸のパッケージ１０およびキ
ット１５は、先行技術のキットのパッケージおよびキッ
トを越えた多数の利点を有する。驚くべきことにはかつ
予期せざることには、単一アームの縫合糸、アームをも
たない縫合糸および二重アームの縫合糸、ならびに吸収
性および非吸収性の縫合糸を包含する、多数の型および
サイズおよび長さの外科用針および縫合糸を単一のパッ
ケージの中に包装することが今や可能である。これは従
来可能でなかったと信じられる。手術室看護婦がパッケ
ージ１０を開きそして針２００および縫合糸１９０をキ
ット１５から取り出すときの効率は、個々に包装した針
および縫合糸を含有する先行技術のキットと比較したと
き、大きく改良される。さらに、外科的処置に必要な針
２００および縫合糸１９０のすべては単一のパッケージ
（またはキット１５がサブキット１６を有する場合、い
くつかのパッケージ１０）の中に包装されるので、実質
的な量の包装はもはや必要ではない。さらに、針２００
および縫合糸１９０は、視的にかつラベルにより、縫合
糸パッケージ１０において容易に識別され、そして容易
に取り出される。縫合糸１９０および針２００は直ちの
使用のためにさらに入手可能である。

【００５１】さらに、各針２００および縫合糸１９０は
外科的処置の間に容易に正確に調べられる。

【００５２】本発明をその詳細な態様を参照して示しか
つ説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱しない
で種々の変化および変更が可能であることを当業者は理
解するであろう。

【００５３】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。

【００５４】１．中央区域を有するベース、前記中央区
域は外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の
回りに上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる
外壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻
取りチャンネルを形成する；および前記チャンネルの中
に位置し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区
画に分離する少なくとも１つのスペーサー手段；からな
る、縫合糸巻取りチャンネルを定める外科用縫合糸およ
び針の処置キットのためのパッケージ。

【００５５】２．前記内壁が、前記ベースから延びる１
対の実質的に対向する内側の縦方向の壁；および前記ベ
ースから延びる１対の実質的に対向する内側の緯度方向
の壁、前記緯度方向の壁は前記縦方向の壁に接続されて
いる；からなる、上記第１項記載のパッケージ。

【００５６】３．前記内側の縦方向の壁および前記内側
の緯度方向の壁は湾曲した中間の壁区画により接続され
ている、上記第２項記載のパッケージ。

【００５７】４．前記縫合糸巻取りチャンネルに丁番付
けされた複数のドア手段をさらに含み、前記ドア手段は
閉じて縫合糸を前記縫合糸巻取りチャンネル内に囲むこ
とができる、上記第１項記載のパッケージ。

【００５８】５．前記ドア手段をそれらの閉じた位置で
ロックする手段をさらに含む、上記第４項記載のパッケ
ージ。

【００５９】６．前記パッケージは前記縫合糸巻取りチ
ャンネルから前記中央区域へのアクセス点をさらに含
み、そして前記アクセス点は前記中央区域から前記チャ
ンネルの中への縫合糸の通行を可能とする、上記第１項
記載のパッケージ。

【００６０】７．前記中央区域の中に位置する少なくと
も１つの針パーク手段をさらに含む、上記第１項記載の
パッケージ。

【００６１】８．縦方向の区画と緯度方向の区画との接
続付近に位置するアクセス点を含む、上記第２項記載の
パッケージ。

【００６２】９．前記アクセス点が前記縫合糸巻取りチ
ャンネルの内壁の中に開口を含む、上記第６項記載のパ
ッケージ。

【００６３】１０．前記縫合糸巻取りチャンネルが開い
た側からなり、前記ドア手段は、前記チャンネルの前記
開いた側の上で閉じるため、前記チャンネルの前記開い
た側に丁番付けされている、上記第４項記載のパッケー
ジ。

【００６４】１１．前記ロッキング手段が前記ドア手段
および前記チャンネル上に位置するラッチ機構を含む、
上記第５項記載のパッケージ。

【００６５】１２．前記ラッチ機構が前記ドア手段の中
に位置する開口および前記チャンネル上に位置するイン
ターロッキングポストをさらに含む、上記第１１項記載
のパッケージ。

【００６６】１３．前記ドア手段が前記ドア手段から突
起し、前記ラッチ機構内の縫合糸の結合を防止するする
フィン手段をさらに含む、上記第１２項記載のパッケー
ジ。

【００６７】１４．前記チャンネルが、前記内壁の区画
を架橋するために、前記チャンネルの内壁から突起する
スタンドオフ手段をさらに含む、上記第１０項記載のパ
ッケージ。

【００６８】１５．前記縫合糸巻取りチャンネルが前記
中央区域の周囲の回りに位置する、上記第１項記載のパ
ッケージ。

【００６９】１６．前記縫合糸巻取りチャンネルが少な
くとも１つの断面において、実質的に平らの内壁、前記
ドア手段により形成された平らの上壁、実質的に平らの
外壁および、前記ドア手段が閉じるとき、前記内壁およ
び前記外壁を接続する実質的に平らの底壁からなる、上
記第４項記載のパッケージ。

【００７０】１７．前記パッケージを取り囲むカバーの
スリーブをさらに含む、上記第１項記載の縫合糸のパッ
ケージ。

【００７１】１８．１より多い針パーク手段を含む、上
記第７項記載の縫合糸のパッケージ。

【００７２】１９．ベースから隣接する針パーク手段の
間において延びる少なくとも１つの縦方向の壁を含む、
上記第１８項記載のパッケージ。

【００７３】２０．縦方向の壁により分離された２つの
針パーク手段を含む、上記第１９項記載のパッケージ。

【００７４】２１．前記針パーク手段が前記ベースから
延びる複数の丁番付けされた部材からなり、前記丁番付
けされた部材は縦方向の線に沿って位置する、上記第７
項記載のパッケージ。

【００７５】２２．各針および縫合糸を識別するために
前記中央区域上に位置するラベル手段をさらに含む、上
記第１項記載のパッケージ。

【００７６】２３．各スペーサー手段が前記チャンネル
の中に挿入された平らの部材からなり、前記部材は中央
の孔を有し、前記孔を通して前記部材は前記巻取りチャ
ンネルの中に嵌合する、上記第１項記載のパッケージ。

【００７７】２４．中央区域を有するベース、前記中央
区域は外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域
の回りに上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延び
る外壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸
巻取りチャンネルを形成する；前記チャンネルの中に位
置し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画に
分離する少なくとも１つのスペーサー手段；および前記
中央区域の中に位置する少なくとも１つの針パーク手
段；からなる、縫合糸巻取りチャンネルを定める外科用
縫合糸および針の処置キットのためのパッケージ。

【００７８】２５．前記内壁が、前記ベースから延びる
１対の実質的に対向する内側の縦方向の壁；および前記
ベースから延びる１対の実質的に対向する内側の緯度方
向の壁、前記緯度方向の壁は前記縦方向の壁に接続され
ている；からなる、上記第２４項記載のパッケージ。

【００７９】２６．前記内側の縦方向の壁および前記内
側の緯度方向の壁は湾曲した中間の壁区画により接続さ
れている、上記第２５項記載のパッケージ。

【００８０】２７．前記縫合糸巻取りチャンネルに丁番
付けされた複数のドア手段をさらに含み、前記ドア手段
は閉じて縫合糸を前記縫合糸巻取りチャンネル内に囲む
ことができる、上記第２４項記載のパッケージ。

【００８１】２８．前記ドア手段をそれらの閉じた位置
でロックする手段をさらに含む、上記第２７項記載のパ
ッケージ。

【００８２】２９．前記パッケージは前記縫合糸巻取り
チャンネルから前記中央区域へのアクセス点をさらに含
み、そして前記アクセス点は前記中央区域から前記チャ
ンネルの中への縫合糸の通行を可能とする、上記第２４
項記載のパッケージ。

【００８３】３０．縦方向の区画と緯度方向の区画との
接続付近に位置するアクセス点を含む、上記第２５項記
載のパッケージ。

【００８４】３１．前記アクセス点が前記縫合糸巻取り
チャンネルの内壁の中に開口を含む、上記第２９項記載
のパッケージ。

【００８５】３２．前記パッケージの巻取り区域、前記
縫合糸巻取りチャンネルが開いた側からなり、前記ドア
手段は、前記チャンネルの前記開いた側の上で閉じるた
め、前記チャンネルの前記開いた側に丁番付けされてい
る、上記第２７項記載のパッケージ。

【００８６】３３．前記ロッキング手段が前記ドア手段
および前記チャンネル上に位置するラッチ機構を含む、
上記第２８項記載のパッケージ。

【００８７】３４．前記ラッチ機構が前記ドア手段の中
に位置する開口および前記チャンネル上に位置するイン
ターロッキングポストをさらに含む、上記第３３項記載
のパッケージ。

【００８８】３５．前記ドア手段が前記ドア手段から突
起し、前記ラッチ機構内の縫合糸の結合を防止するする
フィン手段をさらに含む、上記第３４項記載のパッケー
ジ。

【００８９】３６．前記チャンネルが、前記内壁の区画
を架橋するために、前記チャンネルの内壁から突起する
スタンドオフ手段をさらに含む、上記第３２項記載のパ
ッケージ。

【００９０】３７．前記縫合糸巻取りチャンネルが前記
中央区域の周囲の回りに位置し、そして前記パッケージ
の床から突起する内壁を含む、上記第２４項記載のパッ
ケージ。

【００９１】３８．前記縫合糸巻取りチャンネルが少な
くとも１つの断面において、実質的に平らの内壁、前記
ドア手段により形成された平らの上壁、実質的に平らの
外壁および、前記ドア手段が閉じるとき、前記内壁およ
び前記外壁を接続する実質的に平らの底壁からなる、上
記第２７項記載のパッケージ。

【００９２】３９．前記パッケージを取り囲むカバーの
スリーブをさらに含む、上記第２４項記載の縫合糸のパ
ッケージ。

【００９３】４０．１より多い針パーク手段を含む、上
記第２４項記載の縫合糸のパッケージ。

【００９４】４１．ベースから隣接する針パーク手段の
間において延びる少なくとも１つの縦方向の壁を含む、
上記第４０項記載のパッケージ。

【００９５】４２．縦方向の壁により分離された２つの
針パーク手段を含む、上記第４１項記載のパッケージ。

【００９６】４３．前記針パーク手段が前記ベースから
延びる複数の丁番付けされた部材からなり、前記丁番付
けされた部材は縦方向の線に沿って位置する、上記第２
４項記載のパッケージ。

【００９７】４４．各針および縫合糸を識別するために
前記中央区域上に位置するラベル手段をさらに含む、上
記第２４項記載のパッケージ。

【００９８】４５．スペーサー手段が前記チャンネルの
中に挿入された少なくとも１つの平らの部材からなり、
前記部材は中央の孔を有し、前記孔を通して前記部材は
前記巻取りチャンネルの中に嵌合する、上記第２４項記
載のパッケージ。

【００９９】４６．箔のオーバーラップをさらに含む、
上記第２４項記載のパッケージ。

【０１００】４７．紙のスリーブをさらに含む、上記第
２４項記載のパッケージ。

【０１０１】４８．外側のブリスターパッケージをさら
に含む、上記第２４項記載のパッケージ。

【０１０２】４９．追加的に少なくとも２本の外科用縫
合糸および少なくとも２本の外科用針を含み、ここにお
いて少なくとも１本の縫合糸は二重アームの縫合糸であ
る、上記第２４項記載のパッケージ。

【０１０３】５０．Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定め
る外科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッ
ケージは、中央区域を有するベース、前記中央区域は外
側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回りに
上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、
ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチ
ャンネルを形成する；および前記チャンネルの中に位置
し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画に分
離する少なくとも１つのスペーサー手段；からなる；お
よび ＩＩ）少なくとも２本の外科用針および少なくとも２本
の外科用縫合糸、前記針は前記中央区域の中に位置し、
そして前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で
巻かれており、ここにおいて前記縫合糸の少なくとも１
本は二重アームの縫合糸である；からなる、外科用縫合
糸および針の処置キット。

【０１０４】５１．前記内壁が、前記ベースから延びる
１対の実質的に対向する内側の縦方向の壁；および前記
ベースから延びる１対の実質的に対向する内側の緯度方
向の壁、前記緯度方向の壁は前記縦方向の壁に接続され
ている；からなる、上記第５０項記載のキット。

【０１０５】５２．前記内側の縦方向の壁および前記内
側の緯度方向の壁は湾曲した中間の壁区画により接続さ
れている、上記第５１項記載のキット。

【０１０６】５３．前記縫合糸巻取りチャンネルに丁番
付けされた複数のドア手段をさらに含み、前記ドア手段
は閉じて縫合糸を前記縫合糸巻取りチャンネル内に囲む
ことができる、上記第５０項記載のキット。

【０１０７】５４．前記ドア手段をそれらの閉じた位置
でロックする手段をさらに含む、上記第５３項記載のキ
ット。

【０１０８】５５．前記パッケージは前記縫合糸巻取り
チャンネルから前記中央区域へのアクセス点をさらに含
み、そして前記アクセス点は前記中央区域から前記チャ
ンネルの中への縫合糸の通行を可能とする、上記第５０
項記載のキット。

【０１０９】５６．前記中央区域の中に位置する少なく
とも１つの針パーク手段をさらに含む、上記第５０項記
載のキット。

【０１１０】５７．縦方向の区画と緯度方向の区画との
接続付近に位置するアクセス点を含む、上記第５１項記
載のキット。

【０１１１】５８．前記アクセス点が前記縫合糸巻取り
チャンネルの内壁の中に開口を含む、上記第５５項記載
のキット。

【０１１２】５９．前記縫合糸巻取りチャンネルが開い
た側を有し、前記ドア手段は、前記チャンネルの前記開
いた側の上で閉じるため、前記チャンネルの前記開いた
側に丁番付けされている、上記第５３項記載のキット。

【０１１３】６０．前記ロッキング手段が前記ドア手段
および前記チャンネル上に位置するラッチ機構を含む、
上記第５４項記載のキット。

【０１１４】６１．前記ラッチ機構が前記ドア手段の中
に位置する開口および前記チャンネル上に位置するイン
ターロッキングポストをさらに含む、上記第６０項記載
のキット。

【０１１５】６２．前記ドア手段が前記ドア手段から突
起し、前記ラッチ機構内の縫合糸の結合を防止するする
フィン手段をさらに含む、上記第６１項記載のキット。

【０１１６】６３．前記チャンネルが、前記内壁の区画
を架橋するために、前記チャンネルの内壁から突起する
スタンドオフ手段をさらに含む、上記第５９項記載のキ
ット。

【０１１７】６４．前記縫合糸巻取りチャンネルが前記
中央区域の周囲の回りに位置する、上記第５０項記載の
キット。

【０１１８】６５．前記縫合糸巻取りチャンネルが少な
くとも１つの断面において、実質的に平らの内壁、前記
ドア手段により形成された平らの上壁、実質的に平らの
外壁および、前記ドア手段が閉じるとき、前記内壁およ
び前記外壁を接続する実質的に平らの底壁からなる、上
記第５３項記載のキット。

【０１１９】６６．前記パッケージを取り囲むカバーの
スリーブをさらに含む、上記第５０項記載の縫合糸のキ
ット。

【０１２０】６７．１より多い針パーク手段を含む、上
記第５６項記載の縫合糸のキット。

【０１２１】６８．ベースから隣接する針パーク手段の
間において延びる少なくとも１つの縦方向の壁を含む、
上記第６７項記載のキット。

【０１２２】６９．縦方向の壁により分離された２つの
針パーク手段を含む、上記第６８項記載のキット。

【０１２３】７０．前記針パーク手段が前記ベースから
延びる複数の丁番付けされた部材からなり、前記丁番付
けされた部材は縦方向の線に沿って位置する、上記第５
０項記載のキット。

【０１２４】７１．各針および縫合糸を識別するために
前記中央区域上に位置するラベル手段をさらに含む、上
記第５０項記載のキット。

【０１２５】７２．スペーサー手段が前記チャンネルの
中に挿入された少なくとも１つの平らの部材からなり、
前記部材は中央の孔を有し、前記孔を通して前記部材は
前記巻取りチャンネルの中に嵌合する、上記第５０項記
載のキット。

【０１２６】７３．箔のオーバーラップをさらに含む、
上記第５０項記載のキット。

【０１２７】７４．紙のスリーブをさらに含む、上記第
５０項記載のキット。

【０１２８】７５．紙のカバーをさらに含む、上記第５
０項記載のキット。

【０１２９】７６．外側のブリスターパッケージをさら
に含む、上記第５０項記載のキット。

【０１３０】７７．外科用縫合糸および針のための少な
くとも１つの追加のパッケージを含む、上記第５０項記
載のキット。

【０１３１】７８．外側のプラスチックのブリスターパ
ッケージをさらに含む、上記第７７項記載のキット。

【０１３２】７９．前記縫合糸が吸収性縫合糸からな
る、上記第５０項記載のキット。

【０１３３】８０．前記縫合糸が非吸収性縫合糸からな
る、上記第５０項記載のキット。

【０１３４】８１．Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定め
る外科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッ
ケージは、中央区域を有するベース、前記中央区域は外
側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回りに
上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、
ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチ
ャンネルを形成する；前記チャンネルの中に位置し、前
記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画に分離する
少なくとも１つのスペーサー手段；および前記中央区域
の中に位置する少なくとも１つの針パーク手段；からな
る；および ＩＩ）少なくとも２本の外科用針および少なくとも２本
の外科用縫合糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っ
ており、そして前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネ
ルの中で巻かれており、ここにおいて前記縫合糸の少な
くとも１本は二重アームの縫合糸である；からなる、外
科用縫合糸および針の処置キット。

【０１３５】８２．前記内壁が、前記ベースから延びる
１対の実質的に対向する内側の縦方向の壁；および前記
ベースから延びる１対の実質的に対向する内側の緯度方
向の壁、前記緯度方向の壁は前記縦方向の壁に接続され
ている；からなる、上記第８１項記載のキット。

【０１３６】８３．前記内側の縦方向の壁および前記内
側の緯度方向の壁は湾曲した中間の壁区画により接続さ
れている、上記第８２項記載のキット。

【０１３７】８４．前記縫合糸巻取りチャンネルに丁番
付けされた複数のドア手段をさらに含み、前記ドア手段
は閉じて縫合糸を前記縫合糸巻取りチャンネル内に囲む
ことができる、上記第８１項記載のキット。

【０１３８】８５．前記ドア手段をそれらの閉じた位置
でロックする手段をさらに含む、上記第８４項記載のキ
ット。

【０１３９】８６．前記パッケージは前記縫合糸巻取り
チャンネルから前記中央区域へのアクセス点をさらに含
み、そして前記アクセス点は前記中央区域から前記チャ
ンネルの中への縫合糸の通行を可能とする、上記第８１
項記載のキット。

【０１４０】８７．縦方向の区画と緯度方向の区画との
接続付近に位置するアクセス点を含む、上記第８２項記
載のキット。

【０１４１】８８．前記アクセス点が前記縫合糸巻取り
チャンネルの内壁の中に開口を含む、上記第８６項記載
のキット。

【０１４２】８９．前記縫合糸巻取りチャンネルが前記
パッケージの中央区域の周囲の回りに位置し、前記縫合
糸巻取りチャンネルが開いた側を有し、前記ドア手段
は、前記チャンネルの前記開いた側の上で閉じるため、
前記チャンネルの前記開いた側に丁番付けされている、
上記第８４項記載のキット。

【０１４３】９０．前記ロッキング手段が前記ドア手段
および前記チャンネル上に位置するラッチ機構を含む、
上記第８５項記載のキット。

【０１４４】９１．前記ラッチ機構が前記ドア手段の中
に位置する開口および前記チャンネル上に位置するイン
ターロッキングポストをさらに含む、上記第９０項記載
のキット。

【０１４５】９２．前記ドア手段が前記ドア手段から突
起し、前記ラッチ機構内の縫合糸の結合を防止するする
フィン手段をさらに含む、上記第９１項記載のキット。

【０１４６】９３．前記チャンネルが、前記内壁の区画
を架橋するために、前記チャンネルの内壁から突起する
スタンドオフ手段をさらに含む、上記第８９項記載のキ
ット。

【０１４７】９４．前記縫合糸巻取りチャンネルが前記
中央区域の周囲の回りに位置する、上記第８１項記載の
キット。

【０１４８】９５．前記縫合糸巻取りチャンネルが少な
くとも１つの断面において、実質的に平らの内壁、前記
ドア手段により形成された平らの上壁、実質的に平らの
外壁および、前記ドア手段が閉じるとき、前記内壁およ
び前記外壁を接続する実質的に平らの底壁からなる、上
記第９３項記載のキット。

【０１４９】９６．前記パッケージを取り囲むカバーの
スリーブをさらに含む、上記第８１項記載の縫合糸のキ
ット。

【０１５０】９７．１より多い針パーク手段を含む、上
記第８１項記載の縫合糸のキット。

【０１５１】９８．ベースから隣接する針パーク手段の
間において延びる少なくとも１つの縦方向の壁を含む、
上記第９７項記載のキット。

【０１５２】９９．縦方向の壁により分離された２つの
針パーク手段を含む、上記第９８項記載のキット。

【０１５３】１００．前記針パーク手段が前記ベースか
ら延びる複数の丁番付けされた部材からなり、前記丁番
付けされた部材は縦方向の線に沿って位置する、上記第
８１項記載のキット。

【０１５４】１０１．各針および縫合糸を識別するため
に前記中央区域上に位置するラベル手段をさらに含む、
上記第８１項記載のキット。

【０１５５】１０２．スペーサー手段が前記チャンネル
の中に挿入された少なくとも１つの平らの部材からな
り、前記部材は中央の孔を有し、前記孔を通して前記部
材は前記巻取りチャンネルの中に嵌合する、上記第８１
項記載のキット。

【０１５６】１０３．箔のオーバーラップをさらに含
む、上記第８１項記載のキット。

【０１５７】１０４．前記外科用縫合糸および針のため
の追加のパッケージをさらに含む、上記第８１項記載の
キット。

【０１５８】１０５．外側のブリスターパッケージをさ
らに含む、上記第８１項記載のキット。

【０１５９】１０６．前記縫合糸が吸収性縫合糸からな
る、上記第８１項記載のキット。

【０１６０】１０７．前記縫合糸が非吸収性縫合糸から
なる、上記第８１項記載のキット。

【０１６１】１０８．Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定
める外科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パ
ッケージは、中央区域を有するベース、前記中央区域は
外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回り
に上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外
壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取
りチャンネルを形成する；前記チャンネルの中に位置
し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画に分
離する少なくとも１つのスペーサー手段；および前記中
央区域の中に位置する少なくとも１つの針パーク手段；
からなる；および ＩＩ）外科的処置のための複数の外科用針および縫合
糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っており、そし
て前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で巻か
れている；からなる、外科用縫合糸および針の処置キッ
ト。

【０１６２】１０９．前記パッケージを取り囲むカバー
のスリーブをさらに含む、上記第１０８項記載の縫合糸
のキット。

【０１６３】１１０．１より多い針パーク手段を含む、
上記第１０８項記載の縫合糸のキット。

【０１６４】１１１．ベースから隣接する針パーク手段
の間において延びる少なくとも１つの縦方向の壁を含
む、上記第１１０項記載のキット。

【０１６５】１１２．縦方向の壁により分離された２つ
の針パーク手段を含む、上記第１１１項記載のキット。

【０１６６】１１３．前記針パーク手段が前記ベースか
ら延びる複数の丁番付けされた部材からなり、前記丁番
付けされた部材は縦方向の線に沿って位置する、上記第
１０８項記載のキット。

【０１６７】１１４．各針および縫合糸を識別するため
に前記中央区域上に位置するラベル手段をさらに含む、
上記第１０８項記載のキット。

【０１６８】１１５．スペーサー手段が前記チャンネル
の中に挿入された少なくとも１つの平らの部材からな
り、前記部材は中央の孔を有し、前記孔を通して前記部
材は前記巻取りチャンネルの中に嵌合する、上記第１０
８項記載のキット。

【０１６９】１１６．箔のオーバーラップをさらに含
む、上記第１０８項記載のキット。

【０１７０】１１７．紙のスリーブをさらに含む、上記
第１０８項記載のキット。

【０１７１】１１８．外側のブリスターパッケージをさ
らに含む、上記第１０８項記載のキット。

【０１７２】１１９．前記縫合糸が吸収性縫合糸からな
る、上記第１０８項記載のキット。

【０１７３】１２０．前記縫合糸が非吸収性縫合糸から
なる、上記第１０８項記載のキット。

【０１７４】１２１．Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定
める外科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パ
ッケージは、中央区域を有するベース、前記中央区域は
外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回り
に上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外
壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取
りチャンネルを形成する；および前記中央区域の中に位
置する少なくとも１つの針パーク手段；からなる；およ
び ＩＩ）外科的処置のための複数の外科用針および縫合
糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っており、そし
て前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で巻か
れている；からなる、外科用縫合糸および針の処置キッ
ト。

【０１７５】１２２．単一アームの縫合糸からなる、上
記第１０８項記載のキット。

【０１７６】１２３．単一アームの縫合糸からなる、上
記第１２１項記載のキット。

【０１７７】１２４．縫合糸をパッケージの縫合糸巻取
りチャンネルの中で巻き；平らの分離部材を各二重アー
ムの縫合糸および隣接する縫合糸の間に配置し、これに
より前記縫合糸巻取りチャンネルを少なくとも２つの共
面の区画に分割する；ことからなる、外科用針の少なく
とも１本が二重アームの縫合糸からなる、少なくとも２
本の外科用針および少なくとも２本の外科用縫合糸を縫
合糸巻取りチャンネルを有するパッケージの中に包装す
る方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】単一アームおよび二重アームの縫合糸を包含す
る、複数の外科用針および縫合糸を含有する本発明のパ
ッケージを例示する、本発明の外科的処置のキットおよ
びパッケージの斜視図である。

【図２】パッケージにおいて使用する図１２のスペーサ
ーおよび二重アームの縫合糸示す本発明の縫合糸のパッ
ケージの平面図である。

【図３】本発明のパッケージの針パーク手段の中にかみ
合った針の拡部分斜視図である。

【図４】図３の針パーク手段の見る線４−４に沿った拡
大部分断面図である。

【図５】見る線５−５に沿って取った図２のパッケージ
の縫合糸巻取りチャンネルの拡大部分断面図である；保
持ドアは開いた位置で示されている。

【図６】スペーサー要素により分離られている縫合糸巻
取りチャンネルの中の複数の単一アームおよび二重アー
ムの縫合糸を示す図５におけるような部分断面図であ
る；保持ドアは閉じた位置で示されている。

【図７】複数の縫合糸（巻取りチャンネルの中）および
外科用針（針パーク手段の中）を含有する本発明のパッ
ケージから成る本発明の外科的処置のキットの斜視図で
ある；ここでパッケージは無菌の密閉された外側のブリ
スターパッケージの中に含有されている。

【図８】各々が本発明のパッケージの中に含有されてい
る２つのサブキットから成る本発明の外科的処置のキッ
トの斜視図であり、各サブキットは複数の縫合糸および
外科用針を含有し、ここにおいて両者のパッケージは無
菌の密閉された外側のブリスターパッケージの中に含有
されている。

【図９】普通の箔のオーバーラップの中の本発明のキッ
トの斜視図である。

【図１０】外側の紙のスリーブの中の本発明のパッケー
ジの斜視図である。

【図１１】ブリスターパックトレーおよびプラスチック
ポケットの中に含有された複数の個々の包装された縫合
糸から成る先行技術の外科的処置のキットの斜視図であ
る。

【図１２】巻かれた立体配置の同一平面上の二重アーム
の縫合糸の間に位置しかつそれらを分離する、図１のパ
ッケージのセパレーター部材の斜視図である。

【符号の説明】

１０ パッケージ １５ キット ２０ ベース ３０ 中央の床区域 ４０ 外側チャンネルの縫合糸、チャンネル ４１ ラッチポスト ４２ １対のスタンドオフ ４６ ラッチポスト突起 ５０ 内壁 ５２ 縦方向の区画 ５４ 緯度方向の区画 ５６ 任意の湾曲した区画 ６０ 底部区画 ６１ 外側周囲 ６２ 外側の湾曲した区画 ６５ 外壁 ６７ 上部、上部の外側周囲 ６８ 孔 ６９ 孔 ７２ １対の対向する縦方向の壁 ７４ １対の対向する外側緯度方向の壁 ７６ 外側の接続壁 ８０ 複数の丁番付けドア ８０’ ドア ８０” ドア ８２ 上表面 ８３ ヒンジ ８６ ドアのラッチ開口 ８８ ドアのラッチ突起 ８９ オーバーハング ９０ フィン １１０ 針パーク １１５ 部材 １１６ ギャップ、空間 １１７ ヒンジ １１８ 足 １１９ ギャップ １２０ ベント １４０ スペーサー部材、セパレーター １４１ 中央の開口 １４２ 対向する縦方向の区画 １４４ 対向する緯度方向の区画 １４５ 端区画 １４６ 孔 １４７ 任意のクリアランスの切欠き １７０ 任意の壁、縦方向の壁 １８０ ラベル １９０ 縫合糸 ２００ 針 ２０１ 針の先端 ３００ 処置キット ３１０ ブリスターパックトレー ３１５ 上部 ３２０ 複数のプラスチックのワレット ３２５ プラスチックのポケット ３３０ 縫合糸パッケージ、針パッケージ ３４０ アームをもつか、あるいはもたない縫合糸 ３４５ 針 ４００ 任意の紙カバー、紙スリーブ ４０２ 上部 ４０５ 刻みをつけた引裂き線 ４０６ タブ ４１０ タブ ４２０ 箔のラップパッケージ ５００ 普通のプラスチックのブリスターパッケージ、
ブリスターパック ５０５ 可剥性カバー ５２０ シールしたカバー

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央区域を有するベース、前記中央区域
   は外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回
   りに上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外
   壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取
   りチャンネルを形成する；および前記チャンネルの中に
   位置し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画
   に分離する少なくとも１つのスペーサー手段；からな
   る、縫合糸巻取りチャンネルを定める外科用縫合糸およ
   び針の処置キットのためのパッケージ。
2. 【請求項２】 中央区域を有するベース、前記中央区域
   は外側周囲を有する；前記ベースから前記中央区域の回
   りに上方に延びる内壁；前記ベースから上方に延びる外
   壁、ここにおいて前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取
   りチャンネルを形成する；前記チャンネルの中に位置
   し、前記チャンネルを少なくとも２つの共面の区画に分
   離する少なくとも１つのスペーサー手段；および前記中
   央区域の中に位置する少なくとも１つの針パーク手段；
   からなる、縫合糸巻取りチャンネルを定める外科用縫合
   糸および針の処置キットのためのパッケージ。
3. 【請求項３】 Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定める外
   科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッケー
   ジは、 中央区域を有するベース、前記中央区域は外側周囲を有
   する；前記ベースから前記中央区域の回りに上方に延び
   る内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、ここにおい
   て前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチャンネルを
   形成する；および前記チャンネルの中に位置し、前記チ
   ャンネルを少なくとも２つの共面の区画に分離する少な
   くとも１つのスペーサー手段；からなる；および ＩＩ）少なくとも２本の外科用針および少なくとも２本
   の外科用縫合糸、前記針は前記中央区域の中に位置し、
   そして前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で
   巻かれており、ここにおいて前記縫合糸の少なくとも１
   本は二重アームの縫合糸である；からなる、外科用縫合
   糸および針の処置キット。
4. 【請求項４】 Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定める外
   科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッケー
   ジは、 中央区域を有するベース、前記中央区域は外側周囲を有
   する；前記ベースから前記中央区域の回りに上方に延び
   る内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、ここにおい
   て前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチャンネルを
   形成する；前記チャンネルの中に位置し、前記チャンネ
   ルを少なくとも２つの共面の区画に分離する少なくとも
   １つのスペーサー手段；および前記中央区域の中に位置
   する少なくとも１つの針パーク手段；からなる；および ＩＩ）少なくとも２本の外科用針および少なくとも２本
   の外科用縫合糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っ
   ており、そして前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネ
   ルの中で巻かれており、ここにおいて前記縫合糸の少な
   くとも１本は二重アームの縫合糸である；からなる、外
   科用縫合糸および針の処置キット。
5. 【請求項５】 Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定める外
   科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッケー
   ジは、 中央区域を有するベース、前記中央区域は外側周囲を有
   する；前記ベースから前記中央区域の回りに上方に延び
   る内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、ここにおい
   て前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチャンネルを
   形成する；前記チャンネルの中に位置し、前記チャンネ
   ルを少なくとも２つの共面の区画に分離する少なくとも
   １つのスペーサー手段；および前記中央区域の中に位置
   する少なくとも１つの針パーク手段；からなる；および ＩＩ）外科的処置のための複数の外科用針および縫合
   糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っており、そし
   て前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で巻か
   れている；からなる、外科用縫合糸および針の処置キッ
   ト。
6. 【請求項６】 Ｉ）縫合糸巻取りチャンネルを定める外
   科用針および縫合糸のためのパッケージ、前記パッケー
   ジは、 中央区域を有するベース、前記中央区域は外側周囲を有
   する；前記ベースから前記中央区域の回りに上方に延び
   る内壁；前記ベースから上方に延びる外壁、ここにおい
   て前記内壁および前記外壁は縫合糸巻取りチャンネルを
   形成する；および前記中央区域の中に位置する少なくと
   も１つの針パーク手段；からなる；および ＩＩ）外科的処置のための複数の外科用針および縫合
   糸、前記針は前記針パーク手段とかみ合っており、そし
   て前記縫合糸は前記縫合糸巻取りチャンネルの中で巻か
   れている；からなる、外科用縫合糸および針の処置キッ
   ト。
7. 【請求項７】 縫合糸をパッケージの縫合糸巻取りチャ
   ンネルの中で巻き；平らの分離部材を各二重アームの縫
   合糸および隣接する縫合糸の間に配置し、これにより前
   記縫合糸巻取りチャンネルを少なくとも２つの共面の区
   画に分割する；ことからなる、外科用針の少なくとも１
   本が二重アームの縫合糸からなる、少なくとも２本の外
   科用針および少なくとも２本の外科用縫合糸を縫合糸巻
   取りチャンネルを有するパッケージの中に包装する方
   法。