JP2009254105A - 回転電機制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機制御システムにおいて、2つの回転電機にそれぞれ接続されるインバータを制御する2つのECUの制御信号が誤送信されることを抑制することである。
【解決手段】回転電機制御システム10は、回転電機部20と制御部70とから構成され、回転電機部20は、蓄電装置24を含む電源回路22、第1の回転電機40、第2の回転電機42、第1のインバータ44、第2のインバータ46、第1のECU48、第2のECU50、第1のECU48と第2のECU50と第1のインバータ44との間に設けられるセレクタ部60を含んで構成される。セレクタ部60は、第1のインバータ44の制御信号58として、2つの回転電機が駆動状態のときに第1のECU48の第1の制御信号52を選択し、2つの回転電機が電力授受状態のときに第2のECU50の第3の制御信号56を選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機制御システムに係り、特に、蓄電装置にインバータを介して接続される2つの回転電機のそれぞれの多相コイル中性点を用いて外部との間で電力授受を行うことができる回転電機制御システムに関する。
蓄電装置と回転電機を搭載する車両においては、回転電機をモータとして用いて走行すると共に、回転電機を発電機として用いて蓄電装置を充電することが行われる。この場合に、例えば、外部との間で電力授受を行うシステムが考えられている。
例えば、特許文献1には、2個の誘導電動機、2個のインバータ、充放電可能な直流電源を備える電動機駆動及び動力処理装置が開示されている。ここでは、駆動モードでは駆動電力が直流電源と2個の電動機との間で充放電の二方向制御が行われ、再充電モードでは2個の電動機の中性点ポートに加えられた単相電力が電流と電圧とが同相、すなわち力率1で変換されエネルギが直流電源に返送されることが述べられている。
なお、本発明に関連するものとして、特許文献2には、三相ブラシレスDCモータの駆動回路において、同期化した2つのPWM信号として、モータが定格運転しているときのオンデューティを有するPWM1と、徐々にオンデューティが減少するPWM2とを有し、これをセレクタで切り換え、通電初期はPWM1で、つぎは一様オン状態で、通電末期はPWM2を用いて、滑らかに電流を低下させることが開示されている。
特開平4−295202号公報 特開2001−37278号公報
特許文献1に示されるように、2つの回転電機を用いるシステムでは、駆動モードにおいて2つの回転電機と蓄電装置との間で充放電が行われ、2つの回転電機の中性点を用いて外部の単相電力との間で電力授受を行うときは、インバータを用いて外部の単相電力が直流電力に変換されて蓄電装置を充電する。
ところで、2つの回転電機が搭載されるとき、これらの用途は、例えば駆動用と発電用のように、それぞれ異なっていることが多く、そのために2つの回転電機に対応する2つのインバータはそれぞれ別個の電気的制御ユニット(Electric Control Unit:ECU)によって制御される。
このように、2つのインバータに対し、2つのECUが設けられていると、仮に、一方側のECUの一方側のインバータ向けのPWM制御信号等が、ノイズ等によって他方側のインバータに誤送信されると、インバータの誤動作を生じる。特に、2つの回転電機の中性点を用いて外部の単相電力との間で電力授受を行うときには、2つのインバータの制御信号が異なっているので、誤送信される信号次第では過大な貫通電流が流れることが生じえ、インバータの損傷が起こる可能性がある。
本発明の目的は、2つの回転電機にそれぞれ接続されるインバータを制御する2つのECUの制御信号が誤送信されることを抑制できる回転電機制御システムを提供することである。
本発明に係る回転電機制御システムは、蓄電装置に第1インバータを介して接続される第1回転電機と、蓄電装置に第2インバータを介して接続される第2回転電機と、第1回転電機の多相コイル中性点と第2回転電機の多相コイル中性点とを用いて外部との間で電力授受を行うことができる電力授受端子と、第1インバータに対して第1制御信号を用いて制御する第1ECUと、第2インバータに対して第2制御信号を用いて制御するとともに、第1インバータに第3制御信号を供給して制御できる第2ECUと、制御部と、を備え、制御部は、2つの回転電機が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態かを区別して取得する状態取得手段と、駆動状態のときには、第1ECUの第1制御信号によって第1インバータの作動を制御し、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御する駆動時制御手段と、電力授受のときには、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御すると共に、第2ECUの第3制御信号によって第1インバータの作動を制御する電力授受時制御手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機制御システムにおいて、第1制御信号と第3制御信号とのうちのいずれかを選択して第1インバータの制御信号として供給するセレクタ部を備え、制御部は、駆動状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を選択させ第3制御信号を非選択とさせ、電力授受状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を非選択とさせ第3制御信号を選択とさせる選択手段を含むことが好ましい。
また、本発明に係る回転電機制御システムにおいて、制御部の選択手段は、駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、非選択の第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、電力授受状態のときには、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とし、非選択の第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機制御システムにおいて、第1制御信号と第3制御信号とをOR型の論理処理を行って第1インバータに対する制御信号とする信号処理回路を備え、制御部は、駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、電力授受状態のときには、第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とすることが好ましい。
上記構成により、回転電機制御システムは、第1インバータに対して第1制御信号を用いて制御する第1ECUと、第2インバータに対して第2制御信号を用いて制御するとともに、第1インバータに第3制御信号を供給して制御できる第2ECUとを備え、制御部は、2つの回転電機が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態かを区別して取得し、駆動状態のときには、第1ECUの第1制御信号によって第1インバータの作動を制御し、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御する。そして、電力授受のときには、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御すると共に、第3制御信号によって第1インバータの作動を制御する。
これによって、特に、電力授受のときに、一方のECUの制御によってのみ双方のインバータの制御を行うので、2つのECUからの制御信号の誤送信を抑制することができる。
また、回転電機制御システムにおいて、第1制御信号と第3制御信号とのうちのいずれかを選択して第1インバータの制御信号として供給するセレクタ部を備え、制御部は、駆動状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を選択させ第3制御信号を非選択とさせ、電力授受状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を非選択とさせ第3制御信号を選択とさせる。このように、セレクタ部によって、2つのECUの制御信号の間で、不要な制御信号の伝送径路を遮断する。したがって、2つのECUからの制御信号の誤送信を抑制することができる。
また、回転電機制御システムにおいて、選択手段は、駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、非選択の第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、電力授受状態のときには、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とし、非選択の第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定する。非選択とされる信号レベルをLレベルまたはHレベルに固定するので、2つのECUからの制御信号の誤送信を一層抑制することができる。
また、回転電機制御システムにおいて、第1制御信号と第3制御信号とをOR論理処理して第1インバータに対する制御信号とし、駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、電力授受状態のときには、第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とする。OR型の論理処理のうち正論理型の場合はと、Lレベルの信号を受け付けず、負論理型の場合はHレベルの信号を受け付けないので、これにより、不要な制御信号を遮断できる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、回転電機制御システムとして、車両に搭載される回転電機の制御を行うものを説明するが、これ以外の用途であっても、外部との間で電力授受をおこなうものであればよい。例えば据置型の回転電機システムであってもよい。以下では、外部との間の電力授受として、外部の商用交流電源からの電力供給によって蓄電装置を充電する場合を説明するが、蓄電装置を含む回転電機の電源装置から外部の負荷、例えば外部の電気装置に電力を供給する場合であってもよい。また、回転電機の駆動をPWM制御として説明するが、過変調制御、矩形波制御であってもよい。また、電源回路として、蓄電装置、電圧変換器、平滑コンデンサを含む構成として説明するが、これ以外の要素、例えば、低電圧DC/DCコンバータ、システムメインリレー等を含むものとしても勿論構わない。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、回転電機の中性点を用いて電力の授受を行うことができる回転電機制御システム10の構成を説明する図である。ここでは、回転電機制御システム10の構成要素ではないが、外部の商用交流電源6と、そのコンセント端子8が示されている。外部の商用交流電源6としては、単相50Hzまたは60Hzの電源を用いることができる。図2は、回転電機制御システム10において、2つのECU48,50と、2つのインバータ44,46と、セレクタ部60の周辺を抜き出して示す詳細図である。
回転電機制御システム10は、回転電機部20と制御部70とから構成され、通常運転時には蓄電装置24を含む電源回路22と電力のやりとりを行って2つの回転電機40,42の駆動と蓄電装置24の充電とを行い、また、電力授受時には2つの回転電機40,42の中性点を用いて商用交流電源6から蓄電装置24の充電を行う機能を有する。
回転電機部20は、蓄電装置24を含む電源回路22、2つの回転電機40,42、2つのインバータ44,46、2つのECU48,50、2つの回転電機40,42のそれぞれの中性点からリレー34を介して引き出される電力授受用端子32を含んで構成される。
電源回路22は、蓄電装置24、蓄電装置側の平滑コンデンサ26、電圧変換器28、インバータ側の平滑コンデンサ30を含んで構成される。
蓄電装置24は、充放電可能な2次電池である。かかる蓄電装置24としては、例えば、約200Vから約300Vの端子電圧を有するリチウムイオン組電池あるいはニッケル水素組電池、またはキャパシタ等を用いることができる。
電圧変換器28は、蓄電装置24の側の電圧を昇圧してインバータ側に供給し、また、インバータ側の電圧を降圧して蓄電装置に供給する機能を有する回路である。かかる電圧変換器28としては、リアクトルを含む双方向型コンバータを用いることができる。電圧変換器28の作動は制御部70によって制御することができる。電圧変換器28の正極母線と負極母線とは、それぞれ2つのインバータ44,46の正極母線と負極母線に接続される。なお、電圧変換器28の前後に設けられる蓄電装置側の平滑コンデンサ26とインバータ側の平滑コンデンサ30は、脈動する直流電圧を平滑化する機能を有する容量器である。
2つのインバータ44,46は、第1の回転電機(MG1)40に接続される第1のインバータ(MG1インバータ)44と、第2の回転電機42に接続される第2のインバータ(MG2インバータ)46である。これら2つのインバータは、対応する回転電機が電動機として作動するときは、蓄電装置24の側からの高電圧直流電力を交流三相駆動電力に変換して対応する回転電機に供給し、逆に対応する回転電機が発電機として作動するときは、回転電機の側からの交流三相回生電力を高電圧直流充電電力に変換して蓄電装置24の側に供給する機能とを有する回路である。これらのインバータは、図2に示されるように、スイッチング素子とダイオード等を含む回路で構成することができる。スイッチング素子としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transister)等を用いることができる。
第1のインバータ44は、セレクタ部60からの制御信号58によって制御される。セレクタ部60は後述するように、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか商用交流電源6との間で電力授受状態にあるかによって、第1のインバータ44に対する制御信号58を、第1のECU(MG1−ECU)48からの制御信号52とするか、第2のECU(MG2−ECU)50からの制御信号56とするかの選択を行うものである。したがって、第1のインバータ44は、2つの回転電機40,42が駆動状態にあるか電力授受状態にあるかに応じて、異なる制御信号52,56で制御されることになる。
第2のインバータ46は、図2に示すように、第1のインバータ44と基本構成が同じであるが、第2のECU50からの制御信号54によって制御される。なお、この制御信号54は、セレクタ部60に向けられる先ほどの制御信号56とは異なる。すなわち、第2のECU50からは、第2のインバータ46に向けられる制御信号54と、セレクタ部60に向けられる制御信号56の2つの制御信号が出力されることになる。
第1のインバータ44に接続される第1の回転電機(MG1)40は、車両に搭載されるとき、発電機として機能する三相同期型回転電機である。すなわち、第1の回転電機40は図示されていないエンジンに接続され、エンジンが作動しているときに発電し、その発電電力によって蓄電装置24を充電する機能を有する。
第2のインバータ46に接続される第2の回転電機(MG2)42は、車両に搭載されるとき、駆動用電動機として機能する三相同期型回転電機である。すなわち、車両が走行するとき、第2の回転電機42は、上記の第1の回転電機40によって充電された蓄電装置24の電力の供給を受けて、車両の車軸を駆動する機能を有する。また、車両が制動時のときは、発電機として機能し、その回生エネルギを第2のインバータ46によって直流電力に変換して、蓄電装置24を充電する機能を有する。
リレー34は、第1の回転電機40の中性点と第2の回転電機42の中性点とからそれぞれ引き出されたケーブルと、電力授受用端子32との間に接続される接続遮断手段である。電力授受用端子32は、商用交流電源6のコンセント端子8と着脱自在に接続可能な端子である。リレー34は、車両が走行中等のように、2つの回転電機42,44が負荷との間で駆動状態にあるときには遮断状態とされる。そして、2つの回転電機が外部との間で電力の授受を行う電力授受状態としたいときには接続状態とされる。リレー34の作動は制御部70によって制御される。
2つのECU48,50は、2つのインバータ44,46の作動を制御する電気制御ユニットである。
第1のECU(MG1−ECU)48は、制御信号52を用いて、第1のインバータ44を制御する機能を有する電気制御ユニットである。この制御信号52を、第2のECU50から出力される他の2つの制御信号54,56と区別するために、第1の制御信号52と呼ぶことにする。上記のように、第1のインバータ44は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、外部との間で電力授受状態にあるかに応じて、セレクタ部60を介して異なる信号で制御されるが、第1のECU48から出力される第1の制御信号52は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときに、第1のインバータ44の作動を制御する機能を有するものである。
第2のECU(MG2−ECU)50は、制御信号54によって第2のインバータ46を制御するとともに、セレクタ部60を介し制御信号56によって第1のインバータ44を制御できる機能を有する電気制御ユニットである。第2のインバータ46に向けて出力される制御信号54を第2の制御信号54、セレクタ部60に向けて出力される制御信号56を第3の制御信号と呼ぶことにする。第2の制御信号54と、第3の制御信号56は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときと、外部との間で電力授受状態にあるときとで異なる信号状態をとる。
すなわち、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときには、第2のECU50は、もっぱら第2のインバータ46の作動を制御するので、第2の制御信号54は、第2のインバータ46が回転電機42を駆動するように制御し、第3の制御信号56は、第1のインバータ44を作動制御しない信号状態とされる。例えば、HレベルまたはLレベルに固定される。
一方、2つの回転電機40,42が電力授受状態にあるときには、第2のECU50は、第2のインバータ46の作動を制御すると共に、第1のインバータ44の作動も制御する。第2のインバータ46の作動制御は第2の制御信号54によって行われ、第1のインバータ44の作動制御はセレクタ部60に向かう第3の制御信号56によって行われる。なお、このとき、第1のECU48からセレクタ部60へ向かう第1の制御信号52は第1のインバータ44の作動制御をしない信号状態とされる。例えば、HレベルまたはLレベルに固定される。
電力授受状態においては、1つの商用交流電源6からの電力を受け取って2つの回転電機42,44のコイルをリアクトルとして用いて、2つのインバータ44,46で直流電力に変換される。このとき、2つのECUによって2つのインバータ44,46の作動制御を行うことも可能であるが、1つのECUで2つのインバータ44,46の作動制御を行うことで同期した作動制御が可能となり、より安定した交直変換を行うことができる。ここでは、第2のECU50によって2つのインバータ44,46の作動制御を行う。勿論、第1のECU48によって2つのインバータ44,46の作動制御を行うものとしてもよい。
このように、2つの回転電機42,44が負荷との間で駆動状態であるときのそれぞれのインバータ44,46の作動制御と、2つの回転電機42,44が電力授受状態にあるときのそれぞれのインバータ44,46の制御とは異なっている。つまり、第1のECU48の制御は、2つの回転電機が駆動状態であるときと電力授受状態であるときとで異なる。また、第2のECU50の制御は、2つの回転電機が駆動状態であるときと電力授受状態であるときとで異なる。
2つの回転電機42,44が負荷との間で駆動状態であるときは、第1のECU48の第1の制御信号52によって第1のインバータ44の作動が制御され、第2のECU50の第2の制御信号54によって第2のインバータ46の作動が制御される。すなわち、2つの回転電機が駆動状態であるときには、第1のECU48が第1のインバータ44の作動を制御し、これによって第1の回転電機40が駆動され、これとは独立に、第2のECU50が第2のインバータ46の作動を制御し、これによって第2の回転電機42が駆動される。このときの第1の制御信号52、第2の制御信号54は、典型的には、PWM制御信号である。
電力授受のときには、第2のECU50の第2の制御信号54によって第2のインバータ46の作動が制御されると共に、第2のECU50の第3の制御信号56によって第1のインバータ44の作動も制御される。このとき、第1のECU48からの第1の制御信号52は第1のインバータ44の作動に寄与しない。すなわち、電力授受のときには、第1のインバータ44も第2のインバータ46も、第2のECU50によって制御される。このときの第2の制御信号54は、典型的にはPWM制御信号であり、第3の制御信号56は、典型的には、第1のインバータ44の正極母線側のスイッチング素子等から構成される上アームと、負極母線側のスイッチング素子等から構成される下アームとについて、いずれか一方をONとするとき、他方をOFFとする制御信号である。
セレクタ部60は、第1のECU48、第2のECU50の双方と、第1のインバータ44との間に設けられる選択回路である。セレクタ部60は、第1のECU48の第1の制御信号52と、第2のECU50の第3の制御信号56を2つの入力信号とし、第1のインバータ44の制御信号58を出力信号とし、制御部70からの選択指令によって、第1の制御信号52または第3の制御信号56のいずれか1を選択して、第1のインバータ44の制御信号58として供給する選択機能を有する。すなわち、2つの回転電機42,44が負荷との間で駆動状態のときには、セレクタ部60は、第1の制御信号52を選択とし、第3の制御信号56を非選択として、第1の制御信号52を第1のインバータ44に供給する。一方、2つの回転電機42,44が電力授受状態のときには、セレクタ部60は、第1の制御信号52を非選択とし、第3の制御信号56を選択として、第3の制御信号56を第1のインバータ44に供給する。セレクタ部60の作動は、制御部70によって制御される。
図2には、2つのECUと、2つのインバータと、セレクタ部60の周辺が抜き出されて詳細に示される。ここで、第1のインバータ44、第2のインバータ46は次のような構成である。すなわち、スイッチング素子とダイオードとを並列に接続して正極母線側に配置される上アームと、同様にスイッチング素子とダイオードとを並列に接続して負極母線側に配置される下アームとを設け、上アームと下アームとを直列に接続してその接続点が、三相同期型回転電機のU相、V相、W相のいずれかのコイルの一端側に接続される。したがって、第1のインバータ44も第2のインバータ46も、いずれも6つのスイッチング素子を有し、その制御には、6つの制御信号が用いられることになる。
第1のECU48から出される6つの第1の制御信号52は、第1のインバータ44の6つのスイッチング素子の各制御端子に対応するものである。第1の回転電機40が負荷との間で駆動状態に有るときには、この6つの第1の制御信号52は、セレクタ部60を介してそのまま第1のインバータ44の6つのスイッチング素子の制御端子にそれぞれ供給される。しかしながら、第1の回転電機40が第2の回転電機42と共に電力授受状態にあるときには、この6つの第1の制御信号52は、セレクタ部60によって遮断されて第1のインバータ44に供給されない。
第2のECU50から出される6つの第2の制御信号54は、第2のインバータ46の6つのスイッチング素子の各制御端子に供給される。また、第2のECU50からは、2つの第3の制御信号56が出される。この第3の制御信号56は、第1の回転電機40と第2の回転電機42が電力授受状態にあるときに、第1のインバータ44を第2のインバータ46と同期的に作動させるために、第2のECU50から第1のインバータ44に対して出される制御信号である。したがって、第3の制御信号56は、電力授受状態のときに限って、セレクタ部60を介して第1のインバータ44の各スイッチング素子の制御端子に供給される。2つの回転電機42,44が負荷との間で駆動状態にあるときは、上記のように第1のインバータ44の作動制御は第1の制御信号52によって行われるので、このときには第3の制御信号56は第1のインバータ44の作動制御に寄与しない。
図2に示されるようにセレクタ部60は、第1のインバータ44の6つのスイッチング素子のそれぞれに対応する6つのセレクタ回路62と、これら6つのセレクタ回路62に接続される第1の制御信号52のための6つの信号線、第3の制御信号56のための2系列で合計6つの信号線、選択信号59のための6つの信号線を含んで構成される。各セレクタ回路62には、それぞれの種類の信号線がそれぞれ1本ずつ接続される。
選択信号59は、制御部70の制御の下でその信号状態が設定される。図2では選択信号59が第1のECU48から出力されているが、これは、制御部70が第1のECU48の作動を制御して選択信号59を出力させていることを意味している。これを、制御部70が第2のECU50の作動を制御して選択信号59を出力させるものとでき、この場合には、選択信号59は第2のECU50から出力される。勿論、制御部70から選択信号59を直接出力するものとしてもよい。
図3は、セレクタ回路62の論理状態を模式的に説明する図である。ここでは、2つの入力信号である第1の制御信号52の信号状態をAとし、第3の制御信号56の信号状態をBとし、出力信号である制御信号58の信号状態をXとし、選択信号59の信号状態をSELとして示してある。セレクタ回路62は、SEL=1のときに、X=Aとし、SEL=0のときに、X=Bとする機能を有する。
再び図1に戻り、制御部70は、回転電機部20の各要素の作動を制御する機能を有し、ここでは特に、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、商用交流電源6との間で電力授受状態にあるかに応じて、2つのインバータ44,46の作動を切り換え、その際に制御信号の誤送信が生じないように制御する機能を有する。かかる制御部70は、車両の搭載に適した電気制御ユニットによって構成でき、具体的にはコンピュータによって構成することができる。
制御部70は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態かを区別して取得する状態取得モジュール72と、駆動状態のときには、第1のECU48の第1の制御信号52によって第1のインバータ44の作動を制御し、第2のECU50の第2の制御信号54によって第2のインバータ46の作動を制御する駆動時制御モジュール74と、電力授受状態のときには、第2のECU50の第2の制御信号54によって第2のインバータ46の作動を制御すると共に、第2のECU50の第3の制御信号56によって第1のインバータ44の作動を制御する電力授受時制御モジュール76と、取得された状態が駆動状態か電力授受状態かに応じて、駆動状態のときに、セレクタ部60に第1の制御信号52を選択させ第3の制御信号56を非選択とさせ、電力授受状態のときに、セレクタ部60に第1の制御信号52を非選択とさせ第3の制御信号56を選択とさせる選択モジュール78とを含んで構成される。
かかる機能はソフトウェアによって実現でき、具体的には、回転電機制御プログラムを実行することで実現できる。かかる機能の一部をハードウェアで実現するものとしてもよい。
上記構成の作用を、図4のフローチャートと、図5、図6とを用いて詳細に説明する。図4は、2つの回転電機が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態にあるかに従って回転電機の作動を制御する手順を示すフローチャートである。これらの各手順は、回転電機プログラムの各処理手順にそれぞれ対応する。図5、図6は、図2に対応する図で、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときの各セレクタ回路62の選択状態を示す図である。図5は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときの様子を示す図であり、図6は、外部との間で電力授受を行っている電力授受状態にあるときの様子を示す図である。
回転電機制御プログラムを立ち上げると、回転電機に関する状態取得が行われる(S10)。この工程は、制御部70の状態取得モジュール72の機能によって実行される。具体的には、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態かを区別して取得する。
2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるとは、車両に搭載される2つの回転電機40,42がトルクを発生して車両を走行駆動している場合、あるいは制動時に回生エネルギを回収して発電している場合等である。この場合の負荷とは、路面の走行負荷等である。2つの回転電機40,42が外部との間で電力授受を行っている状態とは、図1の例では、外部の商用交流電源6からコンセント端子8、電力授受用端子32、リレー34を介して供給された交流電力を2つの回転電機40,42のコイルをリアクトルとして、インバータ44,46によって直流電力に変換し、蓄電装置24を充電する場合である。
状態取得は、電力授受用端子32のコンセント端子8への挿入を検出する検出信号、リレー34の接続指令信号、これ以外の電力授受指令信号等を用いて取得することができる。
状態取得工程で取得された信号等に基いて、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態か、が判断される(S12)。この工程はS10に含まれるものとしてもよい。
駆動状態にあると判断されると、セレクタ部60において第1の制御信号52が選択とされ、第3の制御信号が非選択とされる(S14)。電力授受状態にあると判断されると、セレクタ部60において第3の制御信号56が選択とされ、第1の制御信号が非選択とされる(S18)。これらの工程は、制御部70の選択モジュール78の機能によって実行される。具体的には、図3で説明した選択信号59の選択状態について、駆動状態のとき、SEL=0、電力授受状態のとき、SEL=1とされる。
そして、駆動状態と判断されるときは、S14に引き続き、2つのインバータ44,36において駆動時制御が実行される(S16)。この工程は、制御部70の駆動時制御モジュール74の機能によって実行される。具体的には、第1のインバータ44において、回転電機40の駆動のために典型的にはPWM制御が実行され、第2のインバータ46において、回転電機42の駆動のために典型的にはPWM制御が実行される。
また、電力授受状態と判断されるときは、S18に引き続き、2つのインバータ44,36において電力授受時制御が実行される(S20)。この工程は、制御部70の電力授受時制御モジュール76の機能によって実行される。具体的には、第2のECU50によって、2つのインバータ44,46において、外部の商用交流電源6からの交流電力を直流電力に変換するスイッチング制御が行われる。例えば、第2のインバータ46において、典型的にはPWM制御が実行され、第2のインバータ44において、上アームと下アームについて、いずれか一方をONとするとき、他方をOFFとする制御が実行される。
2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときには、図5に示されるように、第2のインバータ46に対して、第2の制御信号として、典型的にはPWM信号が出力されて供給される。このPWM信号は、例えば、回転電機40に対するトルク指令等に対応するように設定される。そして、各セレクタ回路62は、第1のインバータ44に対する制御信号58として、第1の制御信号52を選択するように選択制御される。そして、第1の制御信号52としては、典型的にはPWM信号が出力され、これによって、第1のインバータ44に対する制御信号58としては、典型的にはPWM信号が供給される。このPWM信号は、例えば、回転電機42に対する回生指令等に対応するように設定される。
なお、このとき、非選択とされる第3の制御信号56は、Lレベルに固定される。このレベル固定は、各セレクタ回路62において第3の制御信号56を非選択として遮断する際のノイズを低減させるためであるので、上記で説明したように、Hレベルに固定するものとしてもよい。
2つの回転電機40,42が外部との間で電力授受状態にあるときには、図6に示されるように、第2のインバータ46に対して、第2の制御信号として、典型的にはPWM信号が出力されて供給される。このPWM信号は、例えば、外部の商用交流電源6の交流電力を直流電力に変換するのに適したものとして設定される。そして、各セレクタ回路62は、第1のインバータ44に対する制御信号58として、第3の制御信号56を選択するように選択制御される。第3の制御信号56としては、典型的には、第1のインバータ44の正極母線側のスイッチング素子等から構成される上アームと、負極母線側のスイッチング素子等から構成される下アームとについて、いずれか一方をONとするとき、他方をOFFとする制御信号である。第3の制御信号56は第2の制御信号54と共に第2のECU50から出力されるので、第3の制御信号56のON/OFF信号のタイミングと、第2の制御信号54のPWM信号のタイミングとを精度よく同期させることができる。
なお、このとき、非選択とされる第1の制御信号52は、Lレベルに固定される。このレベル固定は、各セレクタ回路62において第1の制御信号52を非選択として遮断する際のノイズを低減させるためであるので、上記で説明したように、Hレベルに固定するものとしてもよい。
このように、セレクタ部60を用いることで、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるとき、非選択とされる第3の制御信号56を遮断して、第2のECU50からの第1のインバータ44に対するノイズを低減することができる。また、2つの回転電機40,42が外部との間で電力授受状態にあるとき、非選択とされる第1の制御信号52を遮断して、第1のECU50から第1のインバータ44に対するノイズを低減することができる。
上記では、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるか、電力授受状態にあるかに応じて各セレクタ回路62における選択状態を変更するものとして説明した。これを、セレクタ回路62を用いずに、第1の制御信号52と第3の制御信号56とをOR型の論理処理を行って第1のインバータ44に対する制御信号とするものとしてもよい。
図7は、図2に対応する図であるが、ここでは、6つのセレクタ回路62に代わり、正論理OR型の論理処理を行う6つのOR回路80が設けられている。
このOR回路は、第1のECU48の第1の制御信号52と、第2のECU50の第3の制御信号56を2つの入力信号とし、第1のインバータ44の制御信号58を出力信号とし、2つの入力信号のいずれかが1であれば、出力信号を1とする機能を有する回路である。すなわち、Lレベルである入力信号は、出力信号に反映されない。
ここでも、第1の制御信号52、第2の制御信号54、第3の制御信号56は、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときと、外部との間で電力授受状態にあるときとで異なる。図8は、2つの回転電機40,42が駆動状態のときと電力授受状態にあるときについて、第1の制御信号52、第2の制御信号54、第3の制御信号56の様子を説明する図である。
2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるときには、第1の制御信号52は、第1の回転電機40の駆動制御のためのPWM信号とされる。また、第2の制御信号は、第2の回転電機42の駆動制御のためのPWM制御信号とされる。第3の制御信号56は、Lレベルに固定される。正論理型のOR回路80は、Lレベルの入力信号は無視されるので、OR回路80からは第1の制御信号52がそのまま出力されて、第1のインバータ44に対する制御信号58となる。
2つの回転電機40,42が外部との間で電力授受状態にあるときには、第1の制御信号52がLレベル固定される。そして、第2の制御信号54は、第2の回転電機42の電力授受制御のためのPWM信号とされる。また、第3の制御信号56は、第1の回転電機40の電力授受制御のために、上アームと下アームについて、いずれか一方をONとするとき、他方をOFFとする信号とされる。正論理型のOR回路80は、Lレベルの入力信号は無視されるので、OR回路80からは第3の制御信号56がそのまま出力されて、第1のインバータ44に対する制御信号58となる。
このように、OR論理回路を用いることでも、2つの回転電機40,42が負荷との間で駆動状態にあるとき、第3の制御信号56を遮断して、第2のECU50からの第1のインバータ44に対するノイズを低減することができる。また、2つの回転電機40,42が外部との間で電力授受状態にあるとき、第1の制御信号52を遮断して、第1のECU50から第1のインバータ44に対するノイズを低減することができる。
上記では、正論理型のOR回路を説明したが、これを負論理型のOR回路を用いてもよい。このときには、Hレベルの入力信号を遮断できるので、2つの回転電機40,42が駆動状態にあるときの第3の制御信号56をHレベルとし、2つの回転電機40,42が電力授受状態にあるときの第1の制御信号52をHレベルとすればよい。
本発明に係る実施の形態において、回転電機制御システムの構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機制御システムにおいて、2つのECUと、2つのインバータと、セレクタ部の周辺を抜き出して示す詳細図である。 本発明に係る実施の形態において、セレクタ回路の論理状態を模式的に説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、2つの回転電機が駆動状態にあるか、あるいは電力授受状態にあるかに従って回転電機の作動を制御する手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態において、2つの回転電機が負荷との間で駆動状態にあるときの各制御信号の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、2つの回転電機が外部との間で電力授受状態にあるときの各制御信号の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、セレクタ回路に代わり、正論理OR型の論理処理を行うOR回路が設けられる様子を説明する図である。 図7の場合において、2つの回転電機が駆動状態のときと電力授受状態にあるときについて、各制御信号の様子を説明する図である。
符号の説明
6 商用交流電源、8 コンセント端子、10 回転電機制御システム、20 回転電機部、22 電源回路、24 蓄電装置、26,30 平滑コンデンサ、28 電圧変換器、32 電力授受用端子、34 リレー、40,42 回転電機、44,46 インバータ、48,50 ECU、52,54,56,58 制御信号、59 選択信号、60 セレクタ部、62 セレクタ回路、70 制御部、72 状態取得モジュール、74 駆動時制御モジュール、76 電力授受時制御モジュール、78 選択モジュール、80 OR回路。

Claims (4)

  1. 蓄電装置に第1インバータを介して接続される第1回転電機と、
    蓄電装置に第2インバータを介して接続される第2回転電機と、
    第1回転電機の多相コイル中性点と第2回転電機の多相コイル中性点とを用いて外部との間で電力授受を行うことができる電力授受端子と、
    第1インバータに対して第1制御信号を用いて制御する第1ECUと、
    第2インバータに対して第2制御信号を用いて制御するとともに、第1インバータに第3制御信号を供給して制御できる第2ECUと、
    制御部と、
    を備え、
    制御部は、
    2つの回転電機が負荷との間で駆動状態にあるか、あるいは外部との間で電力授受を行っている電力授受状態かを区別して取得する状態取得手段と、
    駆動状態のときには、第1ECUの第1制御信号によって第1インバータの作動を制御し、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御する駆動時制御手段と、
    電力授受のときには、第2ECUの第2制御信号によって第2インバータの作動を制御すると共に、第2ECUの第3制御信号によって第1インバータの作動を制御する電力授受時制御手段と、
    を含むことを特徴とする回転電機制御システム。
  2. 請求項1に記載の回転電機制御システムにおいて、
    第1制御信号と第3制御信号とのうちのいずれかを選択して第1インバータの制御信号として供給するセレクタ部を備え、
    制御部は、
    駆動状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を選択させ第3制御信号を非選択とさせ、電力授受状態のときに、セレクタ部に第1制御信号を非選択とさせ第3制御信号を選択とさせる選択手段を含むことを特徴とする回転電機制御システム。
  3. 請求項2に記載の回転電機制御システムにおいて、
    制御部の選択手段は、
    駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、非選択の第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、
    電力授受状態のときには、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とし、非選択の第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定することを特徴とする回転電機制御システム。
  4. 請求項1に記載の回転電機制御システムにおいて、
    第1制御信号と第3制御信号とをOR型の論理処理を行って第1インバータに対する制御信号とする信号処理回路を備え、
    制御部は、
    駆動状態のときには、第1制御信号を第1回転電機用の駆動制御信号とし、第2制御信号を第2回転電機用の駆動制御信号とし、第3制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、
    電力授受状態のときには、第1制御信号をLレベルまたはHレベルに固定し、第2制御信号を第2回転電機用の電力授受制御信号とし、第3制御信号を第1回転電機用の電力授受制御信号とすることを特徴とする回転電機制御システム。
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