JP2009253021A - 圧電トランス - Google Patents
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Abstract
【課題】 低背かつ安価な、従来と同等な特性を有するλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(以下、単板型圧電トランス素子)を構成要素とした圧電トランスを提供する。
【解決手段】 形平板状の圧電板厚み方向表裏にそれぞれ入力電極3,4が備えられ厚み方向に分極された駆動部と、長さ方向に分極され長さ方向外側面に出力電極5を備えた発電部からなる、λ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子1であって、少なくとも入力電極が前記矩形平板状圧電板2の幅方向外側面にまで2ヶ所延長した構造を構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に液晶ディスプレイのバックライト用インバータ等に用いられる圧電トランスに関するものである。
近年、携帯型パーソナルコンピュータなどの液晶表示パネルバックライト用として冷陰極線管が設けられている。この冷陰極線管を点灯させるためには高電圧印加が必要であり、こうしたバックライト点灯用昇圧モジュール(以下インバータ)の構成要素として小型化、省電力化、低ノイズなどの特徴を有する圧電トランス素子を用いることが多くなっている。また、このような圧電トランスの2次領域側には前記したように冷陰極管を駆動可能な程度の高電圧が発生するため、安全への配慮からケースに収納して周囲と隔離し沿面距離を確保することが一般的である。
圧電トランス素子としては種々のタイプのものが存在するが、一般的なものとしては矩形平板状の圧電板に一対の入力電極が備えられ、厚み方向に分極された駆動部と、長さ方向に分極され長さ方向外側面(端面)に電極を備えた発電部からなるローゼン型圧電トランス素子が知られている。
この圧電トランス素子には積層型と単板型が存在する。現在は、積層型より昇圧比が大幅に劣る問題はあるが、安価に製造が可能であることから圧電インバータの圧電トランス素子として単板型を用いることが多くなっている。更に、圧電インバータの長さ方向を小型化できることからλ/2(波長)モードで駆動する単板型圧電トランス素子を用いることが多くなっている。
図3は、従来のλ/2モードで駆動する積層型圧電トランス素子を示す図である。図3(a)は平面図、図3(b)は正面図、図3(c)は背面図、図3(d)は下面図、図3(e)は左側面図、図3(f)は右側面図、図3(g)は斜視図を示す。従来のλ/2モードで駆動する積層型圧電トランス素子31(以下、積層型トランス素子31)は、積層型圧電トランス素子31の入力電極33に導電部品を介して入力電圧を印加して、この積層型圧電トランス素子31の圧電板32を機械振動させ、出力電極34に生じた高電圧を出力電極34から導電部品を介して取り出す構造となっている。
また、図4は従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を示す図である。図4(a)は平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は背面図、図4(d)は下面図、図4(e)は左側面図、図4(f)は右側面図、図4(g)は斜視図を示す。従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子41(以下、単板型圧電トランス素子41)は、単板型圧電トランス素子41の入力電極43に導電部品を介して入力電圧を印加して、この単板型圧電トランス素子41の圧電板42を機械振動させ、出力電極44に生じた高電圧を出力電極44から導電部品を介して取り出す構造となっている。
現在多く用いられている単板型圧電トランス素子の入力電極への印加および出力電極から取出すための導電部品のタイプについて、一般的な圧電トランス構造について説明する。圧電トランス構造としては、圧電トランス素子を収納するケースに備えた端子とトランス素子の電極を導電性弾性体で狭持させ電気的に接続する構造である。
以下に、前記した従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス構造を説明する。
図5は、従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス構造の圧電トランスを示す図である。図5(a)は平面図、図5(b)は正面図、図5(c)は下面図、図5(d)は左側面図、図5(e)は右側面図、図5(f)は平面斜視図、図5(g)は下面斜視図を示す。従来の圧電トランス構造の圧電トランス51は、単板型圧電トランス素子41と単板型圧電トランス素子41を収納する箱状ケース56(以下、下ケース56)と前記下ケース56と接合する蓋状ケース57(以下、上ケース57)とを備え、単板型圧電トランス素子41は入力電極43が設けられた二面(平面、下面)と下ケース56の底面、上ケース57の下面それぞれと複数の弾性体52を介して支持されている。
この下ケース56、上ケース57には入力印加のための金属平板から形成される入力用端子54(以下 入力用端子54)が設けられ、入力用端子54と単板型圧電トランス素子41の平面、下面の前記入力電極43にそれぞれAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53を介して電気的接続がされている。更に、下ケース56には出力取出のための金属平板から形成される出力用端子55(以下 出力用端子55)が設けられ、出力用端子55と単板型圧電トランス素子41の出力電極44にAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53を介して電気的接続して、従来の圧電トランス構造の圧電トランス51が構成される。
また、従来の圧電トランス構造の圧電トランス51は、単板型圧電トランス素子41の長さ方向外側面(端面)とAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53の接合が困難な構造であることから単板型圧電トランス素子41の出力電極44と入力電極43を設けている平面または下面にまで延長し、この延長した電極面と出力用端子55とAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53を介して接続している構造であることが多い。
圧電トランス素子とケースの接続方法としては、圧電トランス素子の保持部を圧電板の振動の節よりλ/8以上離れている所に規定して、圧電トランス素子とケースの接続用としてAgを混入したゴム導電材を用いていることが、例えば特許文献1に開示されている。また、圧電トランス素子とケースの接続方法としては、振動緩衝部を設けたり、シリコン樹脂とAg箔を交互に積層した弾性導電体を用いたりすることが、例えば特許文献2、3、4に開示されている。また、圧電トランス素子とケースの関係としては、圧電トランス素子とケースに隙間を設けたり、隙間の開口部を覆ったりすることが、例えば特許文献5、6に開示されている。また、積層型圧電トランス素子の電極の形成を幅方向端面の一面(長手側面)のみとし、圧電トランス素子電極との電気接続を、導電性弾性部材を用いて積層型圧電トランス素子の一方の長手側面において行うことが、例えば特許文献7に開示されている。
しかしながら、上記従来の圧電トランス構造の圧電トランス51は次のような問題点を有していた。
図4に示すように、従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子41は、矩形平板状の圧電板42厚み方向表(以下 平面)裏(以下 下面)にそれぞれ入力電極43を備え、入力電極43から電気的な接合を取る構造であることから、従来の圧電トランス構造では上述した(図5)ように矩形平板状の圧電板42厚み方向に大きくなってしまう。
また、従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子41を構成要素とした圧電トランス構造の圧電トランス51(図5)などは、圧電トランス素子の振動の生じない、いわゆる節の部分が長さ方向の中心であるので、圧電トランス素子の長手方向端面は振動の最も大きくなる部位であることから単板型圧電トランス素子41に設けた電極への印加および取出に用いる導電部品にAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53が単板型圧電トランス素子41の振動を吸収しきれずに振動阻害要因となり単板型圧電トランス素子41の特性を劣化させてしまうなどの問題を有していた。また、導電性を有した弾性体53として、一般的に用いられているAg導電ゴムは、導電性の良い高価なAg金属粒子を高充填して作成されているため従来構造の圧電トランス51は、価格が高くなってしまう問題も有していた。
近年、携帯型パーソナルコンピュータおよび薄型TVの更なる薄型化が進んでおり、両者に内蔵される液晶表示パネルバックライト点灯用インバータ(以下、インバータ)への製品高さを低くする(以下、低背化)要求は強くなっており、上述した従来の圧電トランス素子41を構成要素とした圧電インバータではこの低背化要求を満足することが困難となっている問題があった。
また、図3に示す従来のλ/2モードで駆動する積層型圧電トランス素子31を構成要素とした圧電インバータは積層型圧電トランス素子の構造上低背化が可能であるが、上述した単板型圧電トランス素子41よりはるかに圧電トランスが高価となってしまう問題があった。
図6は、従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を示す図である。図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図6(c)は背面図、図6(d)は下面図、図6(e)は左側面図、図6(f)は右側面図、図6(g)は斜視図を示す。
図7は、従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランスを示す。図7(a)は平面図、図7(b)は正面図、図7(c)は下面図、図7(d)は左側面図、図7(e)は右側面図、図7(f)は正面斜視図、図7(g)は下面斜視図を示す。
図6(a)〜図6(g)に示すように、矩形平板状の圧電板62厚み方向表(以下、平面)裏(以下、下面)にそれぞれ入力電極63が備えられ、厚み方向に分極された駆動部と長さ方向に分極され、長さ方向外側面(以下、正面)に出力電極64を備えた発電部からなるローゼン型圧電トランス素子において、入力電極63を圧電板62の従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長した入力電極65がある。このように入力印加のための導電部品を長手方向に接続することとなる従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長した、λ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子61(以下、単板型圧電トランス素子61)は従来からある。
従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス71は、単板型圧電トランス素子61と単板型圧電トランス素子61を収納する外装ケース77を備え、単板型圧電トランス素子61は入力電極63が設けられ表(以下、平面)裏(以下、下面)の内のどちらか一面と外装ケース77の底面が弾性接着剤72を介して接合されている。また、平面、下面の入力電極63の長手方向の外側面(背面)に延長した入力電極65には、入力印加のための配線用リード線73がハンダにより接続され、かつ、出力電極64には出力取出のための配線用リード線74がハンダにより接続され、入力印加のための配線用リード線73が外装ケース77に備えられた導電性を有する入力端子75にそれぞれハンダにより接続され、出力取出のための配線用リード線74が外装ケース77に備えられた導電性を有する出力端子76にハンダで接続されて、従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス71が構成される。
この単板型圧電トランス素子61の構造の場合、長手方向外側面(背面)に極性の異なるそれぞれの長手方向の外側面(背面)に延長した入力電極65を設けなければならないため、高電圧の入力の為に両電極の沿面距離を確保しつつ、入力印加のための電気的接続を満足する必要があり、本構造は量産性に優れたものではないという問題も有していた。
従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス71は、低背化は出来るが、長手方向の外側面(背面)に延長した入力電極65は、前記単板型圧電トランス素子61の振動の最も大きくなる部位であり、劣化の問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述したパーソナルコンピュータおよび薄型TVなどの液晶表示バックライトユニット(以下、インバータ)の低背化要求を満足することが可能な低背かつ安価で、従来と同等な特性を有するλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランスを提供することである。
本発明は、低背化要求を満足することが可能な低背かつ安価で、従来と同等な特性を有するλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランスを提供することである。
本発明によれば、矩形平板状の圧電板厚み方向表裏にそれぞれ入力電極が備えられ厚み方向に分極された駆動部と、長さ方向に分極され長さ方向外側面に出力電極を備えた発電部からなる、ローゼン型単板圧電トランス素子を用いた圧電トランスであって、圧電板厚み方向表面に備えられた入力電極を矩形平板状圧電板の一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長し、圧電板厚み方向裏面に設けられた入力電極をもう片側一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長した構造であることを特徴とした圧電トランスが得られる。
また本発明によれば、前記ローゼン型単板圧電トランス素子に、振動の生じないいわゆる節の部分が矩形平板状圧電板の長さ方向中心であるλ/2モードで駆動する圧電トランス素子を用いたことを特徴とする圧電トランスが得られる。
また本発明によれば、前記圧電トランス素子の矩形平板状圧電板の幅方向外側面にまで延長した入力電極位置は、前記矩形平板状圧電板長の中心より近い方の前記入力電極端まで矩形平板状圧電板長の5〜10%離した構造であることを特徴とする圧電トランスが得られる。
また本発明によれば、前記圧電トランス素子は、前記圧電トランス素子の矩形平板状圧電板の幅方向外側面にまで延長した各々の入力電極幅を矩形平板状圧電板長の5〜10%とした構造であることを特徴とする圧電トランスが得られる。
また本発明によれば、前記圧電トランス素子は入力端子と出力端子を備えた導電部を有する方形枠状もしくは箱状の外装ケースに収納され、前記外装ケースに備えた入力端子と前記圧電トランス素子の外側面にまで延長した前記入力電極とをカーボン粒子を高充填した導電性を有した弾性体を用いて電気的に接続した構造であることを特徴とする圧電トランスが得られる。
本発明によれば、低背化要求を満足することが可能な低背かつ安価で、従来と同等な特性を有するλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランスを提供することが出来る。
以下、本発明に係わる圧電トランスおよびインバータの実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を示す。図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は背面図、図1(d)は下面図、図1(e)は左側面図、図1(f)は右側面図、図1(g)は斜視図を示す。本発明のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子1(以下、単板型圧電トランス素子1)は、矩形平板状の圧電板2厚み方向表(以下、平面)裏(以下、下面)に、平面に設けた入力電極3(以下、入力電極3)と下面に設けた入力電極4(以下、入力電極4)を備え、厚み方向に分極された駆動部と長さ方向に分極され、長さ方向外側面(以下、正面)に出力電極5を備えた発電部からなり、かつ振動の生じない、いわゆる節の部分が圧電板2の長さ方向の中心である単板型圧電トランス素子1であり、入力電極3を左側の幅方向外側面(以下、左側面)に2ヶ所延長し、入力電極4を右側の幅方向外側面(以下、右側面)に2ヶ所延長した構造である。以下、左側面まで延長した入力電極のうち単板型圧電トランス素子1の長方向の中心側入力電極を入力電極の左側面中心側延長電極6(以下、左側面中心側延長電極6)、左側面まで延長した入力電極のうち単板型圧電トランス素子1の長方向の端部側入力電極を入力電極の左側面端部側延長電極7(以下、左側面端部側延長電極7)、右側面まで延長した入力電極のうち単板型圧電トランス素子1の長方向の中心側入力電極を入力電極の右側面中心側延長電極8(以下、右側面中心側延長電極8)、右側面まで延長した入力電極のうち単板型圧電トランス素子1の長方向の端部側入力電極を入力電極の右側面端部側延長電極9(以下、右側面端部側延長電極9)とする。
また、単板型圧電トランス素子1の平面、下面に設けた入力電極3,4は極性が異なり、極性間には約200Vの電圧が加わるため、安全規定に基づいた沿面距離を平面、下面の入力電極3,4の形状および左側面中心側延長電極6、左側面端部側延長電極7、右側面中心側延長電極8、右側面端部側延長電極9の形状を図1記載の様にして確保した。即ち、左側面中心側延長電極6、左側面端部側延長電極7と十分な沿面距離を保つため、下面に設けた入力電極4の形状を凹形状にし、同様に、右側面中心側延長電極8、右側面端部側延長電極9と十分な沿面距離を保つため、上面に設けた入力電極3の形状を凹形状にした。更に、両極性の入力電極形状(入力電極3,4、左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9)を同一形状にすることにより、同一の製造工程で容易に製造可能(量産性に優れた)な構造とした。
また、本発明の構造を実施するにあたり、上述した入力電極の左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9は、その位置および幅の仕様により圧電トランス素子の機械強度および圧電トランス素子を構成要素とした圧電インバータとして動作させた際の製品寿命に大きく影響を与えることが判り、入力電極3,4の左、右側面中心側延長電極6,8の位置は、後述する検討結果より矩形平板状圧電板長の中心(単板型圧電トランス素子1の振動の節)より近い方の入力電極端(左、右側面中心側延長電極6,8)まで矩形平板状圧電板長の5〜10%離し、かつ、入力電極の左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9の電極幅は矩形平板状圧電板長の5〜10%にすることにより上述した単板型圧電トランス素子1の機械強度および圧電インバータ製品の製品寿命を十分に確保することができる。
本発明の実施例の単板型圧電トランス素子1(長さ29.3mm、幅7mm、厚さ2.6mm)は、入力電極3,4の左、右側面中心側延長電極6,8の位置は単板型圧電トランス素子1の振動の節(矩形平板状圧電板長の中心)より入力電極端まで矩形平板状圧電板長の約8%に当たる2.4mm離し、かつ、入力電極の左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9の電極幅は矩形平板状圧電板長の約7%にあたる2.0mmである。
表1に、上述した本発明の圧電トランス構造に至る圧電トランス素子単品特性検討評価結果をトランス素子構造別に示す。
表1につき詳細に説明する。λ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子構造を検討するため、圧電板形状を同一として入力電極構造のみ変えて、他の構造等はすべて同じにして、従来品を基準とし最適な電極構造を求めるために、検討1〜3と本発明品の4種類について比較検討した。圧電板形状としては、長さ29.3mm、幅7mm、厚さ2.6mmと共通にして実施した。入力電極と入力用端子を接続する導電性を有した弾性体と各電極構造については、表1のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子構造の図に記載した。
従来の構造は、入力電極の左、右側面延長電極は設けなかった。検討1の構造は、入力電極の左、右側面延長電極の位置は、圧電トランスの振動の節の箇所から設け、かつ、電極幅は矩形平板状圧電板長の約51%にあたる15mmとした。検討2の構造は、入力電極の左、右側面延長電極の位置は、圧電トランスの振動の節より入力電極端まで矩形平板状圧電板長の約8%にあたる2.4mm離し、かつ、電極幅は矩形平板状圧電板長の約14%にあたる4mmとした。検討3の構造は、入力電極の左、右側面延長電極の位置は、圧電トランスの振動の節より入力電極端まで矩形平板状圧電板長の約8%にあたる2.4mm離し、かつ、電極幅は矩形平板状圧電板長の約7%にあたる2mmとした。
比較項目は、圧電トランス素子単品特性として、一次側電気機械結合係数、機械的破壊試験の2項目とした。
圧電トランス素子単体の一次側電気機械結合係数K31は、圧電トランス素子単体の共振特性をインピーダンスアナライザで測定して、共振周波数fr、反共振周波数faを求め、下記記載の式(1)、(2)より算出した。
K31=[r/(r−tanr)]1/2×100 ・・・・・ (1)
r=(π/2)(fa/fr) ・・・・・・・・・・・ (2)
K31:電気機械結合係数 〔%〕
fr :共振周波数 〔Hz〕
fa :反共振周波数 〔Hz〕
結果は、ほぼ同等の特性を示した。
r=(π/2)(fa/fr) ・・・・・・・・・・・ (2)
K31:電気機械結合係数 〔%〕
fr :共振周波数 〔Hz〕
fa :反共振周波数 〔Hz〕
結果は、ほぼ同等の特性を示した。
圧電トランス素子単体の機械的破壊試験は、圧電トランス素子単体の一次側電極に、圧電トランス素子単体振動速度が素子の強度確認レベル(量産時の圧電トランス素子スクリーニングレベル)の1.5m/sになるような入力電圧を、レーザー振動速度計で圧電トランス素子の振動状況を計測確認しながら印加した。振動速度が1.5m/sで、圧電トランス素子が破壊するかの機械強度を確認した。結果は、検討1の構造で、多くの破壊が見られ強度的に問題があるのが、確認できた。また、検討2の場合には、入力電極の寸法が異なることから導電性を有した弾性体の部品統一が出来ない問題があった。
表1の圧電トランス素子単品特性検討結果から、多くの破壊が見られた検討1と導電性を有した弾性体の部品統一の難しい検討2を除いた、従来、検討3、本発明について、圧電トランスを構成要素とした圧電インバータ特性として、効率、圧電トランス素子の発熱、連続駆動試験の3項目を追加試験した。検討3は、導電性を有した弾性体を変えた2タイプ検討し、検討3a、検討3bとした。
表2に、上述した本発明の圧電トランス構造に至る圧電トランスの導電ゴム弾性体を構成要素とした圧電インバータ特性検討評価結果をトランス素子構造別に示す。
前記表2につき詳細に説明する。
圧電トランスを構成する導電性を有した弾性体である導電ゴム弾性体のコストは、実際に圧電トランスを作成する(対の弾性体は、バランスを取るために同じ種類を使用する)として、最適な導電性を有した弾性体を用いるとして、算出した。全て安価な導電性ゴムを用いる本発明の構造が、最低の価格であった。
圧電トランスを構成する導電性を有した弾性体である導電ゴム弾性体のコストは、実際に圧電トランスを作成する(対の弾性体は、バランスを取るために同じ種類を使用する)として、最適な導電性を有した弾性体を用いるとして、算出した。全て安価な導電性ゴムを用いる本発明の構造が、最低の価格であった。
圧電トランスを構成要素とした圧電インバータの効率は、実際に負荷(液晶ディスプレイのバックライト)を圧電トランス素子構造以外統一した圧電インバータで駆動させ、その時の効率を式(3)より算出した。
効率(%)=(出力電力/入力電力)×100 ・・・・・・・・ (3)
各々圧電トランス素子試料を変えて、検討比較品について各30台の平均した結果は、検討3bの構造で、3%低下した以外はほぼ同等の特性を示した。検討3bの構造と検討3aの構造では、導電性を有した弾性体の使用種類が、異なっているためと考える。検討3b構造は、安価なカーボン粒子を高充電して作製されているカーボン導電ゴム(以下、C導電ゴム)を用いているため、Ag導電ゴムに比較して、導電性特性が低下しているためである。しかし、電極との接続領域を、多く取る構造にすることによって、本発明構造のように、従来構造以上の効率を得ることができている。
圧電トランスを構成要素とした圧電インバータ稼動時の圧電トランス素子の発熱は、実際に負荷(液晶ディスプレイのバックライト)を圧電トランス素子構造以外統一した圧電インバータで駆動させ、その時に表1のλ/2単板型圧電トランス素子構造の図に記載したA、B、C地点の各温度を稼動後安定してから、一定時間後、放射温度計により測定した。各々圧電トランス素子試料を変えて、検討比較品について各30台の平均した結果は、検討3bの構造で、発熱が大きかった以外は、ほぼ同等の特性を示した。
圧電トランスを構成要素とした圧電インバータ稼動時の連続駆動試験は、実際に負荷(液晶ディスプレイのバックライト)を圧電トランス素子構造以外統一した圧電インバータで、過大負荷となる圧電トランス素子が通常の約3倍の振動速度になるように駆動させ、その時、連続駆動時間を測定した。各々圧電トランス素子試料変えて、検討比較品について各30台試験し最短駆動時間を測定した結果は、検討3aと本発明の構造で、従来と同等の連続駆動特性を示した。
上記の圧電トランス素子単体と圧電トランスを構成要素とした圧電インバータ特性の特性比較より、本発明の実施例の構造が従来の構造と同等の特性を有していることを、確認することが出来たとともに、本発明の構造が適していることを検証することが出来た。入力電極位置が、近いと圧電トランス素子単品特性の一次側電気機械結合係数の劣化、機械的破壊試験の破壊率上昇が起こると共に、圧電インバータ特性の効率の劣化、圧電トランス素子の発熱温度上昇が起こり、遠いと圧電インバータ特性の連続駆動試験の寿命が短くなる。入力電極幅が、狭いと導電性部品との接合、接触が不十分となり非導通不具合が起こりやすく作業性が悪化すると共に規定の電流値が流せなくなり、広いと圧電トランス素子単品特性の機械的破壊試験の破壊率上昇が起こると共に圧電インバータ特性の連続駆動試験の寿命が短くなる。
さらに上記圧電トランス素子構造の入力電極位置と入力電極幅の詳細な評価試験を行った。入力電極位置は、10%で試作したところ破壊率が0/30であり、20%で試作したところ破壊率が13/30となった。よって、10%以下が望ましい。入力電極幅は、小さいと電流不足となり、大きくすると全面電極に近くなり破壊率が30/30となるので5〜10%が望ましい。圧電板厚み方向表面に備えられた入力電極を矩形平板状圧電板の一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長し、圧電板版厚み方向裏面に設けられた入力電極をもう片側一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長した構造にし、入力電極の左側面中心側延長電極6と右側面中心側延長電極8の位置は、矩形平板状圧電板長の中心から矩形平板状圧電板長の5〜10%離した構造とし、矩形平板状圧電板の幅方向外側面にまで延長した入力電極の左側面中心側延長電極6、左側面端部側延長電極7、右側面中心側延長電極8、右側面端部側延長電極9の入力電極幅を矩形平板状圧電板長の5〜10%とすることが望ましいことがわかった。
次に、本発明の実施の形態に係わる単板型圧電トランス素子1を外装ケース収納したトランス構造を従来例と比較しながら説明する。
(実施例1)
次に、図2に本発明のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス構造の圧電トランスを示す。図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は下面図、図2(d)は左側面図、図2(e)は右側面図、図2(f)は平面斜視図、図2(g)は下面斜視図を示す。図2(h)は従来の圧電トランス構造の圧電トランスと本発明の圧電トランス構造の圧電トランスの基板実装状態右側面比較図を示す。
次に、図2に本発明のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス構造の圧電トランスを示す。図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は下面図、図2(d)は左側面図、図2(e)は右側面図、図2(f)は平面斜視図、図2(g)は下面斜視図を示す。図2(h)は従来の圧電トランス構造の圧電トランスと本発明の圧電トランス構造の圧電トランスの基板実装状態右側面比較図を示す。
本発明の単板型圧電トランス素子1を外装ケースに収納し、単板型圧電トランス素子1の電極と外装ケースに設けた導電性を有する端子との接続に導電性を有した弾性体を使用した本発明の圧電トランス構造を説明する。図2に示した圧電トランス構造は本発明の単板型圧電トランス素子1と単板型圧電トランス素子1を収納する2分割したケース構成体を組み合わせた方形枠状ケース25(以下、ケース25)とを備え、単板型圧電トランス素子1を入力電極3,4の左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9が設けられた両側面それぞれとケース25内面とを複数のC導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体22を介して支持した。
更に、ケース25には入力印加のための金属平板から形成される入力用端子23(以下、入力用端子23)を設け、入力用端子23と単板型圧電トランス素子1の入力電極3,4の左、右側面中心側延長電極6,8、左、右側面端部側延長電極7,9とそれぞれC導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体22を介して電気的に接続した。
また、出力取出のための電気的接続は従来のトランス構造で説明したように、単板型圧電トランス素子1の正面に設けた出力電極5からC導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体22を介して取出す構造とした場合、弾性体が圧電トランス素子の振動を阻害してしまい、圧電トランス素子の特性を劣化させてしまう問題があることから本発明の単板型圧電トランス素子1は出力電極5を左側面にまで延長し、出力電極5の出力電極の左側面延長電極10からC導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体22を介して出力取出のための金属平板から形成される出力用端子24(以下、出力用端子24)と電気的接続をした本発明の圧電トランス構造の圧電トランス21を構成した。
上述した本発明の単板型圧電トランス素子1を構成要素とした本発明の圧電トランス構造の圧電トランス21を実装基板11上に設置した時の高さは3.35mmで、従来の圧電トランス素子の電極と外装ケースに設けた導電性を有する端子との接続にAg導電ゴムを用いた導電性を有した弾性体53を用いた従来の圧電トランス構造の圧電トランス51(図5)の高さ6.25mmより、約3.0mm低背な圧電トランス構造が実現できた。また、導電性を有した弾性体22として、安価なカーボン粒子を高充填して作成されているC導電ゴムを用いているため本発明構造の圧電トランス21は、価格が安く実現できた。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
以上のように本発明の圧電トランス素子は、矩形平板状の圧電板厚み方向表裏にそれぞれ入力電極が備えられ、厚み方向に分極された駆動部と長さ方向に分極され、長さ方向外側面(端面)に出力電極を備えた発電部からなり、かつ振動の生じない、いわゆる節の部分が長さ方向の中心であるλ/2モードで駆動する単板型単板圧電トランス素子において、少なくとも入力電極を矩形平板状圧電板の幅方向外側面(側面)にまで延長した構造とすることにより、前記本発明の圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランスは圧電トランス素子の幅方向外側面に設けた入力電極から導電性を有した弾性体部品を介して外装ケース等の導電部を有した端子と電気的接続が可能となるため、従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を用いた圧電トランスのように圧電板厚み方向に大きくなることなく低背で安価な圧電トランスおよび圧電インバータが実現できる。
このことにより 近年活発化しつつあるパーソナルコンピュータおよび薄型TVなどの液晶表示バックライトユニット(以下、インバータ)の低背化要求を満足することが可能な低背かつ、従来と同等な特性を有するλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電インバータを提供することができる。
更に、上述した圧電トランスを構成要素とした圧電インバータのみならず、圧電トランスを構成要素としたDC−DCコンバータ等の電源装置に本発明の圧電トランスを用いても良い。
1 本発明のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(単板型圧電トランス素子)
2 圧電板
3 平面に設けた入力電極(入力電極)
4 下面に設けた入力電極(入力電極)
5 出力電極
6 入力電極の左側面中心側延長電極(左側面中心側延長電極)
7 入力電極の左側面端部側延長電極(左側面端部側延長電極)
8 入力電極の右側面中心側延長電極(右側面中心側延長電極)
9 入力電極の右側面端部側延長電極(右側面端部側延長電極)
10 出力電極の左側面延長電極
11 実装基板
21 本発明の圧電トランス構造の圧電トランス
22 導電性を有した弾性体
23 金属平板から形成される入力用端子(入力用端子)
24 金属平板から形成される出力用端子(出力用端子)
25 方形枠状ケース(ケース)
31 従来のλ/2モードで駆動する積層型圧電トランス素子(積層型圧電トランス素子)
32 圧電板
33 入力電極
34 出力電極
41 従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(単板型圧電トランス素子)
42 圧電板
43 入力電極
44 出力電極
51 従来の圧電トランス構造の圧電トランス
52 弾性体
53 導電性を有した弾性体
54 金属平板から形成される入力用端子(入力用端子)
55 金属平板から形成される出力用端子(出力用端子)
56 箱状ケース(下ケース)
57 蓋状ケース(上ケース)
61 従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(単板型圧電トランス素子)
62 圧電板
63 入力電極
64 出力電極
65 長手方向の外側面(背面)に延長した入力電極
71 従来の入力電極を長手方向外側面(端面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス
72 弾性接着剤
73 入力印加のための配線用リード線
74 出力取出のための配線用リード線
75 導電性を有する入力用端子
76 導電性を有する出力用端子
77 外装ケース
2 圧電板
3 平面に設けた入力電極(入力電極)
4 下面に設けた入力電極(入力電極)
5 出力電極
6 入力電極の左側面中心側延長電極(左側面中心側延長電極)
7 入力電極の左側面端部側延長電極(左側面端部側延長電極)
8 入力電極の右側面中心側延長電極(右側面中心側延長電極)
9 入力電極の右側面端部側延長電極(右側面端部側延長電極)
10 出力電極の左側面延長電極
11 実装基板
21 本発明の圧電トランス構造の圧電トランス
22 導電性を有した弾性体
23 金属平板から形成される入力用端子(入力用端子)
24 金属平板から形成される出力用端子(出力用端子)
25 方形枠状ケース(ケース)
31 従来のλ/2モードで駆動する積層型圧電トランス素子(積層型圧電トランス素子)
32 圧電板
33 入力電極
34 出力電極
41 従来のλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(単板型圧電トランス素子)
42 圧電板
43 入力電極
44 出力電極
51 従来の圧電トランス構造の圧電トランス
52 弾性体
53 導電性を有した弾性体
54 金属平板から形成される入力用端子(入力用端子)
55 金属平板から形成される出力用端子(出力用端子)
56 箱状ケース(下ケース)
57 蓋状ケース(上ケース)
61 従来の入力電極を長手方向外側面(背面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子(単板型圧電トランス素子)
62 圧電板
63 入力電極
64 出力電極
65 長手方向の外側面(背面)に延長した入力電極
71 従来の入力電極を長手方向外側面(端面)に延長したλ/2モードで駆動する単板型圧電トランス素子を構成要素とした圧電トランス
72 弾性接着剤
73 入力印加のための配線用リード線
74 出力取出のための配線用リード線
75 導電性を有する入力用端子
76 導電性を有する出力用端子
77 外装ケース
Claims (5)
- 矩形平板状の圧電板厚み方向表裏にそれぞれ入力電極が備えられ厚み方向に分極された駆動部と、長さ方向に分極され長さ方向外側面に出力電極を備えた発電部からなる、ローゼン型単板圧電トランス素子を用いた圧電トランスであって、圧電板厚み方向表面に備えられた入力電極を矩形平板状圧電板の一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長し、圧電板厚み方向裏面に設けられた入力電極をもう片側一辺の幅方向外側面に2ヶ所延長した構造であることを特徴とした圧電トランス。
- 前記ローゼン型単板圧電トランス素子に、節の部分が矩形平板状圧電板の長さ方向中心にあるλ/2モードで駆動することを特徴とする請求項1記載の圧電トランス。
- 前記圧電トランス素子の矩形平板状圧電板の幅方向外側面にまで延長した入力電極位置は、前記矩形平板状圧電板長の中心より近い方の前記入力電極端まで矩形平板状圧電板長の5〜10%離した構造であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の圧電トランス。
- 前記圧電トランス素子は、前記圧電トランス素子の矩形平板状圧電板の幅方向外側面にまで延長した各々の入力電極幅を矩形平板状圧電板長の5〜10%とした構造であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の圧電トランス。
- 前記圧電トランス素子は入力端子と出力端子を備えた導電部を有する方形枠状もしくは箱状の外装ケースに収納され、前記外装ケースに備えた入力端子と前記圧電トランス素子の外側面にまで延長した前記入力電極とをカーボン粒子を高充填した導電性を有した弾性体を用いて電気的に接続した構造であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の圧電トランス。
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JP2019160873A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | キヤノン株式会社 | 圧電素子、圧電トランス、圧電トランス装置、および電子機器 |
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-
2008
- 2008-04-07 JP JP2008099222A patent/JP2009253021A/ja active Pending
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