JP2009252765A - 半導体レーザ装置、画像表示装置、及びモニタ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置、画像表示装置、及びモニタ装置 Download PDF

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JP2009252765A JP2008094751A JP2008094751A JP2009252765A JP 2009252765 A JP2009252765 A JP 2009252765A JP 2008094751 A JP2008094751 A JP 2008094751A JP 2008094751 A JP2008094751 A JP 2008094751A JP 2009252765 A JP2009252765 A JP 2009252765A
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Minehiro Imamura
峰宏 今村
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Abstract

【課題】発光効率の低下を抑制できる半導体レーザ装置を提供する。
【解決手段】半導体レーザ装置は、面発光レーザと、面発光レーザの発光部と対向する位
置に配置され、発光部と対向する対向面が平面である外部共振器と、面発光レーザと外部
共振器との間で発光部の周囲に配置され、発光部から射出されたレーザ光の少なくとも一
部が対向面に垂直に入射するように、レーザ光を反射する反射面を有するリフレクタ部材
とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザ装置、画像表示装置、及びモニタ装置に関する。
半導体レーザ装置として、例えば下記特許文献1、2に開示されているような、外部共
振器型面発光レーザ(VECSEL:Vertical External Cavity Surface Emitting Lase
r)が知られている。このような半導体レーザ装置は、例えば画像表示装置、モニター装
置の光源として使用できる。
特開2006−190976号公報 特開2006−313889号公報
外部共振器型面発光レーザにおいて、面発光レーザの発光部から射出された光は、外部
共振器に入射する。外部共振器に入射した光の一部は、外部共振器を通じてレーザ光とし
て外部に射出され、残りの一部は、外部共振器で反射して光ポンピングに使用される。例
えば外部共振器に機能を持たせるために、発光部と対向する外部共振器の対向面の形状が
制約される可能性がある。例えば対向面が平面である場合でも、光利用効率(発光効率)
の低下を抑制するために、面発光レーザの発光部から射出された光を、外部共振器の対向
面に所望の角度で入射させる必要がある。
本発明は、発光効率の低下を抑制できる半導体レーザ装置、画像表示装置、及びモニタ
ー装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、面発光レーザと、前記面発光レーザの発光部と対向する
位置に配置され、前記発光部と対向する対向面が平面である外部共振器と、前記面発光レ
ーザと前記外部共振器との間で前記発光部の周囲に配置され、前記発光部から射出された
レーザ光の少なくとも一部が前記対向面に垂直に入射するように、前記レーザ光を反射す
る反射面を有するリフレクタ部材と、を備える半導体レーザ装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、発光部から射出されたレーザ光の少なくとも一部が、発
光部と対向する外部共振器の平面である対向面に垂直に入射するように、レーザ光を反射
する反射面を有するリフレクタ部材を設けることで、面発光レーザの発光部から射出され
た光を、外部共振器の対向面に所望の角度で入射させることができる。したがって、発光
効率の低下を抑制できる。
本発明の第1の態様において、前記反射面は、前記面発光レーザから前記外部共振器へ
向かう方向において、前記発光部と前記対向面とを結ぶ前記対向面の垂線から除々に離れ
るように傾斜する斜面を含む構成を採用できる。これにより、発光部から放射される光を
、対向面に所望の角度で入射させることができる。
この場合、前記垂線と前記斜面とがなす角度は、前記発光部から射出されるレーザ光の
放射角度の2分の1より小さいことが望ましい。これにより、発光部から放射される光の
少なくとも一部を、対向面に垂直に入射させることができる。
本発明の第1の態様において、前記リフレクタ部材の内部に形成され、冷却用流体が流
れる内部流路を備える構成を採用できる。発光部から射出される光によって、リフレクタ
部材の温度が上昇する可能性がある。冷却用流体が流れる内部流路をリフレクタ部材に設
けることによって、リフレクタ部材の過剰な温度上昇を抑制できる。
本発明の第1の態様において、前記外部共振器は、前記発光部からのレーザ光を狭帯域
化して、前記対向面と反対側の射出面より射出する構成を採用できる。外部共振器に、前
記発光部からのレーザ光を狭帯域化して射出する機能を持たせることによって、半導体レ
ーザ装置を様々な分野に応用できる。例えば、前記外部共振器が、回折格子を含むことに
よって、発光部からのレーザ光を狭帯域化して射出することができる。
本発明の第2の態様に従えば、第1の態様の半導体レーザ装置を含む光源装置と、前記
光源装置から射出されたレーザ光を、画像情報に応じて変調する光変調素子と、を備える
画像表示装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、発光効率の低下が抑制された光源装置を用いて画像を良
好に表示できる。
本発明の第3の態様に従えば、第1の態様の半導体レーザ装置を含む光源装置と、前記
光源装置で照明された物体を撮像する撮像装置と、を備えるモニタ装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、発光効率の低下が抑制された光源装置を用いて物体の像
情報を良好にモニタできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明においては
、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係につ
いて説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方
向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)を
Z軸方向とする。
図1は、本実施形態に係る半導体レーザ装置1の一例を示す概略構成図である。図1に
おいて、半導体レーザ装置1は、面発光レーザ2と、面発光レーザ2の発光部3と対向す
る位置に配置され、発光部3と対向する対向面4が平面である外部共振器5と、面発光レ
ーザ2と外部共振器5との間で発光部3の周囲に配置され、発光部3から射出されたレー
ザ光の少なくとも一部が対向面4に垂直に入射するように、レーザ光を反射する反射面6
を有するリフレクタ部材7とを備えている。
面発光レーザ2は、ガリウム砒素(GaAs)を含む基板8と、基板8上に配置された
第1DBR層9と、第1DBR層9上に配置された活性層10と、活性層10上に配置さ
れた第2DBR層11とを備えている。基板8の下面には、第1電極12が配置され、第
2DBR層11の上面には、第2電極13が配置される。
第2電極13は、開口13Hを有する。本実施形態において、XY平面内における開口
13Hの形状は、略円形である。発光部3は、開口13Hによって規定される。すなわち
、本実施形態において、XY平面内における発光部3の形状は、略円形である。活性層1
0で発生した光の少なくとも一部は、発光部3より面発光レーザ2の外部に射出される。
面発光レーザ2の共振器は、第1DBR層9と第2DBR層11との間に形成されると
ともに、第1DBR層9と外部共振器5との間に形成される。活性層10で発生した光は
、第1DBR層9と第2DBR層11との間、及び第1DBR層9と外部共振器5との間
で反射を繰り返しながら、活性層10を往復する。こうした過程を経て、活性層10内で
増幅された光の一部は、外部共振器5を通じて、半導体レーザ装置1の外部にレーザ光と
して射出され、残りの一部は、外部共振器5で反射して、面発光レーザ2に入射し、光ポ
ンピングに使用される。
本実施形態において、発光部3と対向する外部共振器5の対向面4は、XY平面とほぼ
平行な平面である。本実施形態において、外部共振器5は、発光部3からのレーザ光を狭
帯域化して、対向面4と反対側の射出面14より射出する。外部共振器5は、発光部3か
ら射出され、対向面4に入射した光のうち、特定波長の光を射出面14より射出し、特定
波長以外の光を、面発光レーザ2に戻す。
本実施形態において、外部共振器5は、例えば特開平5−264809号公報、米国特
許第7248617号明細書等に開示されているような回折格子を含む。
図2は、本実施形態に係る外部共振器5の原理を説明するための模式図である。本実施
形態においては、外部共振器5は、図2に示すような回折格子17を含む基板15を複数
組み合わせたものである。基板15は、LiNbOを含む。
図2において、基板15の表面には、光導波路16が形成されている。光導波路16は
、プロトン交換により形成されている。すなわち、LiNbOを構成するLiイオンの
一部が、Hイオンで置換されている。光導波路16の表面には、回折格子17が形成され
ている。回折格子17は、周期的に形成された凹凸パターンを含む。
光導波路16は、第1端面16Aと、第1端面16Aと反対側の第2端面16Bとを有
する。本実施形態において、第1端面16Aは、外部共振器5の対向面4の少なくとも一
部を構成し、第2端面16Bは、外部共振器5の射出面14を構成する。
例えば発光部3より射出された光は、第1端面16Aに入射する。ここで、第1端面1
6Aに入射する光が、波長λ、λ、λの光を含むものとする。また、光導波路16
の等価屈折率をN、回折格子17のピッチをpとする。波長λが、
λ=2×N×p
の条件を満足する場合、第1端面16Aに入射した光のうち、波長(ブラッグ波長)λ
の光は、回折格子17で反射して、第1端面16Aから射出される。すなわち、波長λ
の光は、面発光レーザ2に戻される。一方、他の波長λ、λの光は、光導波路16を
透過し、第2端面16Bより射出される。すなわち、波長λ、λの光は、外部共振器
5の射出面14より射出され、半導体レーザ装置1の外部に射出される。
図3は、外部共振器5の一例を示す模式図である。上述したように、外部共振器5は、
図2に示すような回折格子17を含む基板15を複数組み合わせたものである。対向面4
には、複数の第1端面16Aが配置され、射出面14には、複数の第2端面16Bが配置
される。発光部3からの光は、複数の第1端面16Aを含む対向面4に照射される。発光
部3から射出された光のうち、波長λの光は、面発光レーザ2に戻され、波長λ、λ
の光は、光導波路16を透過し、複数の第2端面16Bを含む射出面14より射出され
る。このように、本実施形態においては、外部共振器5は、発光部3からの光を狭帯域化
して、射出面14より射出する。
図1において、リフレクタ部材7は、筒状の部材である。反射面6は、リフレクタ部材
7の開口7Hの内側に配置されている。XY平面内における開口7Hの形状は、略円形で
ある。リフレクタ部材7の反射面6は、発光部3の周囲に配置されている。
図1に示すように、反射面6は、面発光レーザ2から外部共振器5へ向かう方向(+Z
方向)において、発光部3と対向面4とを結ぶ、対向面4の垂線(Z軸と平行な線)Lか
ら除々に離れるように傾斜する斜面を含む。すなわち、下端(−Z側の端)における開口
7Hの直径のほうが、上端(+Z側の端)における開口7Hの直径より小さい。
本実施形態において、垂線Lと反射面6とがなす角度、すなわちZ軸と反射面6とがな
す角度θ1は、発光部3から射出されるレーザ光の放射角度θ2の2分の1より小さい。
一般に、発光部3から射出されるレーザ光の放射角度θ2は、1〜40度程度である。例
えば放射角度θ2が40度の場合、角度θ1は、20度より小さい。
また、Z軸方向に関する反射面6のサイズHは、放射角度θ2と、発光部3の直径とに
基づいて適宜調整される。
本実施形態においては、発光部3から射出された光の少なくとも一部が対向面4に垂直
に入射するように、放射角度θ2及び発光部3の大きさに応じて、反射面6の角度θ1、
及びZ軸方向に関するサイズHが定められている。
一例として、発光部3の直径が100μmで、発光部3の外縁の20μmの幅の領域か
ら射出される光を反射して対向面4に垂直に入射させる場合において、放射角度θ2が1
度の場合、反射面6の角度θ1を0.5度とし、Z軸方向に関する反射面6のサイズHを
約2.3mmとすることによって、反射面6は、発光部3からの光を反射して、その反射
した少なくとも一部の光を対向面4に垂直に入射させることができる。また、放射角度θ
2が30度の場合、反射面6の角度θ1を15度とし、Z軸方向に関する反射面6のサイ
ズHを約75μmとすることによって、反射面6は、発光部3からの光を反射して、その
反射した少なくとも一部の光を対向面4に垂直に入射させることができる。
本実施形態において、リフレクタ部材7は、金属で形成されている。リフレクタ部材7
は、例えば銅、あるいはアルミニウムで形成可能である。これにより、リフレクタ部材7
にレーザ光が照射されても、金属の放熱効果により、リフレクタ部材7が過剰に温度上昇
することが抑制される。
また、本実施形態においては、リフレクタ部材7の内部に、冷却用流体が流れる内部流
路18が形成されている。冷却用流体として、例えばフッ素系液体、水(純水)等を含む
、液体からなる冷媒を用いることができる。これにより、リフレクタ部材7の過剰な温度
上昇をより一層、抑制できる。内部流路18には、不図示の冷媒供給装置より、所定の温
度に調整された冷媒が供給される。内部流路18を流れた冷媒は、不図示の冷媒回収装置
により回収される。
次に、リフレクタ部材7の製造方法の一例について、図4の模式図を参照して説明する
。まず、図4(A)に示すように、金属のプレート7’に開口7Hを形成する。開口7H
は、例えばドリル加工等により形成可能である。
次に、エッチング処理よって、開口7Hの内面を鏡面仕上げする。これにより、図4(
B)に示すように、反射面6を有するリフレクタ部材7が形成される。
なお、図5(A)に示すように、金属のプレート7’に、例えばドリル加工、ブラスト
加工、エッチング加工等により開口7H’を形成した後、図5(B)に示すように、その
開口7H’の内面を鏡面研磨し、その後、エッチング処理する。これにより、図5(C)
に示すように、反射面6を有するリフレクタ部材7が形成される。
なお、リフレクタ部材7を、ガラス、あるいはプラスチックで形成することも可能であ
る。
また、図6(A)に示すように、溝18Rが形成された2つのプレート71、72を用
意し、それらプレート71、72を接合することによって、図6(B)に示すように、内
部流路18を有するリフレクタ部材7を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、発光部3から射出されたレーザ光の少なく
とも一部が、発光部3と対向する外部共振器5の対向面4に垂直に入射するように、レー
ザ光を反射する反射面6を有するリフレクタ部材7を設けたので、面発光レーザ2の発光
部3から射出された光の少なくとも一部を、外部共振器5の対向面4に垂直に入射させる
ことができる。したがって、対向面4に入射した光のうち、例えば波長λの光は、面発
光レーザ2(発光部3)側に良好に戻ることができる。したがって、発光効率の低下を抑
制できる。
また、本実施形態においては、リフレクタ部材7の内部に、冷却用流体が流れる内部流
路18を設けたので、レーザ光が照射されるリフレクタ部材7の過剰な温度上昇を抑制で
きる。
図7は、本実施形態に係る半導体レーザ装置1を光源装置として備えるプロジェクタ(
画像表示装置)100の一例を示す図である。なお、図7においては、簡略化のためプロ
ジェクタ(画像表示装置)100を構成する筐体は省略している。
プロジェクタ100は、赤色光を射出する赤色レーザ光源装置1R、緑色光を射出する
緑色レーザ光源装置1G、及び青色光を射出する青色レーザ光源装置1Bを備えている。
本実施形態においては、赤色レーザ光源装置1R,緑色レーザ光源装置1G、及び青色レ
ーザ光源装置1Bのそれぞれが、上述の半導体レーザ装置1と同等の構成を備える。以下
の説明において、赤色レーザ光源装置1R,緑色レーザ光源装置1G、及び青色レーザ光
源装置1Bを合わせて適宜、レーザ光源装置1、と総称する。
図7において、プロジェクタ100は、レーザ光源装置1、光変調素子としての液晶パ
ネル103、偏光板101及び102、クロスダイクロイックプリズム(色合成手段)1
10、投射レンズ115などを備えている。なお、液晶パネル103と、その光入射側に
設けられた偏光板101及び光射出側に設けられた偏光板102によって液晶ライトバル
ブ105が構成される。
赤色レーザ光源装置1R、緑色レーザ光源装置1G、及び青色レーザ光源装置1Bのそ
れぞれは、クロスダイクロイックプリズム110の側面三方にそれぞれ対向するように配
置されている。本実施形態においては、クロスダイクロイックプリズム110を挟んで、
赤色レーザ光源装置1Rと青色レーザ光源装置1Bとが対向し、投射レンズ115と緑色
レーザ光源装置1Gとが対向している。
液晶パネル103は、例えば、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)をスイッ
チング素子として用いたものである。各レーザ光源装置1から射出された色光は、入射側
偏光板101を介して液晶パネル103に入射する。液晶パネル103は、画像情報に応
じて、光を変調する。液晶パネル103に入射した光は、画像情報に応じて変調されて、
液晶パネル103から射出される。液晶パネル103によって変調された光のうち、特定
の直線偏光だけが、射出側偏光板102を透過して、クロスダイクロイックプリズム11
0に向かう。
なお、レーザ光源装置1から射出される光は、偏光方向が良く揃った光であるため、原
理上は、入射側偏光板101を省略することも可能である。しかしながら、実際は、レー
ザ光源装置1から射出された光をそのまま照明光として利用する場合は少なく、レーザ光
源装置1から射出された光を照明光に適した光に加工するための光学要素(例えば、回折
格子、レンズ、ロッドインテグレータ等)が、レーザ光源装置1と液晶パネル103との
間に設けられることが多い。そして、このような光学要素を通過することにより、偏光に
多少の乱れが生じる可能性もある。偏光が乱れた光を液晶パネル103にそのまま入射さ
せると、投射画像のコントラストが低下したり、投射画像に色むらが生じたりする可能性
もある。そこで、液晶パネル103の入射側に偏光板101を設けて、液晶パネル103
に入射する偏光の方向を揃えるようにすれば、投射画像のコントラストの低下や、色むら
の発生を低減することができ、より質の高い画像を得ることが可能となる。
クロスダイクロイックプリズム110は、各液晶パネル103によって変調された各色
光を合成して、カラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズ
ム110は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。そして
、これら4つの直角プリズムの界面には、2種類の誘電体多層膜がX字状に設けられてい
る。これら誘電体多層膜は、互いに対向する各液晶パネル103から射出された各色光を
反射し、投射レンズ115に対向する液晶パネル103から射出された色光を透過する。
このようにして、各液晶パネル103にて変調された各色光が合成されて、カラー画像が
形成される。
投射レンズ115は、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成される。この
投射レンズ115は、カラー画像Lを拡大投射する。
本実施形態のプロジェクタ100によれば、発光効率の低下が抑制されたレーザ光源装
置1を用いて画像を良好に表示できる。また、各レーザ光源装置1から射出される色光は
、回折格子17を含む外部共振器5によって、十分に狭帯域化されているので、投射画像
のコントラストを向上でき、投射画像の質を高めることができる。
図8は、本実施形態に係る半導体レーザ装置1を光源装置として備えるモニター装置2
00の一例を示す図である。図8において、モニター装置200は、装置本体210と、
光伝送部220とを備える。装置本体210は、半導体レーザ装置1を備える。
光伝送部220は、光を送る側と受ける側の2本のライトガイド221,222を備え
る。各ライトガイド221,222は、多数本の光ファイバを束ねたもので、レーザ光を
遠方に送ることができる。光を送る側のライトガイド221の入射側にはレーザ光源装置
1が配設され、その出射側には拡散板223が配設されている。半導体レーザ装置1から
出射したレーザ光は、ライトガイド221を伝って光伝送部220の先端に設けられた拡
散板223に送られ、拡散板223により拡散されて被写体を照射する。
光伝送部220の先端には、結像レンズ224も設けられており、被写体からの反射光
を結像レンズ224で受けることができる。その受けた反射光は、受け側のライトガイド
222を伝って、装置本体210内に設けられた撮像装置としてのカメラ211に送られ
る。カメラ211は、半導体レーザ装置1より射出された光で照明された被写体の像を撮
像することができる。
以上のように構成されたモニター装置200によれば、発光効率が高く、高出力の半導
体レーザ装置1により被写体を照射することができることから、カメラ211により得ら
れる撮像画像の明るさを高めることができる。
本実施形態に係る半導体レーザ装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る外部共振器の原理を説明するための図である。 本実施形態に係る外部共振器の一例を示す図である。 本実施形態に係るリフレクタ部材の製造方法の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係るリフレクタ部材の製造方法の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係るリフレクタ部材の製造方法の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係る画像表示装置の一例を示す図である。 本実施形態に係るモニター装置の一例を示す図である。
符号の説明
1…半導体レーザ装置、2…面発光レーザ、3…発光部、4…対向面、5…外部共振器
、6…反射面、7…リフレクタ部材、17…回折格子、18…内部流路、100…画像表
示装置、103…液晶パネル、200…モニタ装置

Claims (8)

  1. 面発光レーザと、
    前記面発光レーザの発光部と対向する位置に配置され、前記発光部と対向する対向面が
    平面である外部共振器と、
    前記面発光レーザと前記外部共振器との間で前記発光部の周囲に配置され、前記発光部
    から射出されたレーザ光の少なくとも一部が前記対向面に垂直に入射するように、前記レ
    ーザ光を反射する反射面を有するリフレクタ部材と、を備える半導体レーザ装置。
  2. 前記反射面は、前記面発光レーザから前記外部共振器へ向かう方向において、前記発光
    部と前記対向面とを結ぶ前記対向面の垂線から除々に離れるように傾斜する斜面を含む請
    求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記垂線と前記斜面とがなす角度は、前記発光部から射出されるレーザ光の放射角度の
    2分の1より小さい請求項2記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記リフレクタ部材の内部に形成され、冷却用流体が流れる内部流路を備える請求項1
    〜3のいずれか一項記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記外部共振器は、前記発光部からのレーザ光を狭帯域化して、前記対向面と反対側の
    射出面より射出する請求項1〜4のいずれか一項記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記外部共振器は、回折格子を含む請求項1〜5のいずれか一項記載の半導体レーザ装
    置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の半導体レーザ装置を含む光源装置と、
    前記光源装置から射出されたレーザ光を、画像情報に応じて変調する光変調素子と、を
    備える画像表示装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項記載の半導体レーザ装置を含む光源装置と、
    前記光源装置で照明された物体を撮像する撮像装置と、を備えるモニタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014522105A (ja) * 2011-07-22 2014-08-28 インサイト フォトニック ソリューションズ,インコーポレイテッド 波長連続及び規定された時間に対する波長掃引をレーザーから動的及び適応的に生成するシステム及び方法

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