JP2009251569A - 音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents
音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009251569A JP2009251569A JP2008103386A JP2008103386A JP2009251569A JP 2009251569 A JP2009251569 A JP 2009251569A JP 2008103386 A JP2008103386 A JP 2008103386A JP 2008103386 A JP2008103386 A JP 2008103386A JP 2009251569 A JP2009251569 A JP 2009251569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- unit
- pcm data
- data
- mixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】正確なタイミングで音響加工を行う音データ処理装置を提供する。
【解決手段】音データ処理装置100は、デコード部200と、音加工部400と、を備える。デコード部200は、オーディオストリームからPCMデータを生成するデコーダ220と、オーディオストリームのうちの加工対象部分を示す加工情報が設定されている加工情報記憶部230と、PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加部240と、を備える。音加工部400は、加工係数が設定されている加工係数記憶部(ミキシング係数記憶部411、ミュート係数記憶部412)と、PCMデータから加工合図を検出する加工合図検出部(ミキシング合図検出部412、ミュート合図検出部422)と、加工合図によって指示された部分に加工処理を行う加工処理部(ミキサー413、ミュート処理部423)と、を備える
【選択図】図1
【解決手段】音データ処理装置100は、デコード部200と、音加工部400と、を備える。デコード部200は、オーディオストリームからPCMデータを生成するデコーダ220と、オーディオストリームのうちの加工対象部分を示す加工情報が設定されている加工情報記憶部230と、PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加部240と、を備える。音加工部400は、加工係数が設定されている加工係数記憶部(ミキシング係数記憶部411、ミュート係数記憶部412)と、PCMデータから加工合図を検出する加工合図検出部(ミキシング合図検出部412、ミュート合図検出部422)と、加工合図によって指示された部分に加工処理を行う加工処理部(ミキサー413、ミュート処理部423)と、を備える
【選択図】図1
Description
本発明は、音データ処理装置に関する。例えば、PCMデータに対してミキシング処理やミュート処理等を行う音データ処理装置に関する。
従来、ストリーム化された音データを再生するにあたり、音響的な加工を行って楽曲的な表現を加味するなどの処理が行われている。例えば、複数チャンネルからの音データを混合して新たな加工音を作成するミキシングや、音量を抑制するミュートなどの処理がある。
従来の音響装置で音データをミキシングするにあたっては、まず、複数の楽曲データをそれぞれデジタル符号化してPCMデータを作成し、これらPCMデータを連続的にミキサーに流しこむ。そして、PCMデータ中のミキシングを行う部分がミキサーに入ったタイミングで所定制御部からミキシングの指令をミキサーに与える。すると、ミキサーは、ミキシングの指令に基づいてPCMデータをミキシングする。このようにミキシング加工されたPCMデータが出力/再生されると、ミキシングによって作成された音が再生される。このような音響装置は、例えば特許文献1に開示されている。
しかしながら、PCMデータがミキサーに入るタイミングと制御部からの指令がミキサーに到達するタイミングとがずれることが往々にしてある。
例えば、音データをPCMデータに符号化するのに要する時間は一定とはならない変動要素である。
このような変動要素が累積して音データがミキサーに入るまでの時間が予定よりも早かったり遅かったりすると、ミキシングが施される部分がユーザーの意図とは異なってきてしまうという問題が生じる。
その一方、音データがミキサーに入るまでの変動時間を完全に予測することは困難であり、正確なタイミングでミキシングやミュートなどの音響加工を行うことには大きな障害があった。
例えば、音データをPCMデータに符号化するのに要する時間は一定とはならない変動要素である。
このような変動要素が累積して音データがミキサーに入るまでの時間が予定よりも早かったり遅かったりすると、ミキシングが施される部分がユーザーの意図とは異なってきてしまうという問題が生じる。
その一方、音データがミキサーに入るまでの変動時間を完全に予測することは困難であり、正確なタイミングでミキシングやミュートなどの音響加工を行うことには大きな障害があった。
本発明の音データ処理装置は、入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコード部と、前記デコード部にて生成されたPCMデータに音質および音量の少なくともいずれかの加工処理を行う音加工部と、を備える音データ処理装置であって、前記デコード部は、前記オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコーダと、前記オーディオストリームのうちの加工対象部分を指示する加工情報が設定記憶されている加工情報記憶部と、前記加工情報記憶部に設定記憶されている加工情報に基づいて前記PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加部と、を備え、前記音加工部は、音質または音量の加工レベルを規定する加工係数が設定記憶されている加工係数記憶部と、前記デコード部からの前記PCMデータに付加された加工合図を検出する加工合図検出部と、前記加工合図検出部にて検出された加工合図によって指示された部分の前記PCMデータに対して前記加工係数を用いた加工処理を行う加工処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明において、オーディオストリームがデコーダによってデコードされてPCMデータが生成される。このとき、加工合図付加部は加工情報記憶部に記憶されている加工情報を参照し、生成されたPCMデータのうち加工対象部分として指示されている部分に加工対象であることを示す加工合図を付加する。このように加工合図が付加されたPCMデータが音加工部に送られる。音加工部において、加工合図検出部がPCMデータ中の加工合図を検出する。そして、加工処理部は、検出された加工合図によって指示されたPCMデータに対して所定の加工係数を用いた音加工処理を実行する。
このように本発明によれば、音加工を施す対象部分に対してはPCMデータに加工合図が直接付加されている。すると、加工対象であるPCMデータに直接に加工合図を付加しておくので、音加工部にはPCMデータの入力に合わせて加工合図も同時に入力されることになる。そして、加工処理部における音加工にあたっては加工合図を検出し、その加工合図に指示された部分に音加工を行う。このようにPCMデータから加工合図を検出し、検出した加工合図に従って音加工処理を実行するので、加工対象の部分がずれるような恐れはなく、指示された部分に音加工処理を正確に実行することができる。
このように本発明によれば、音加工を施す対象部分に対してはPCMデータに加工合図が直接付加されている。すると、加工対象であるPCMデータに直接に加工合図を付加しておくので、音加工部にはPCMデータの入力に合わせて加工合図も同時に入力されることになる。そして、加工処理部における音加工にあたっては加工合図を検出し、その加工合図に指示された部分に音加工を行う。このようにPCMデータから加工合図を検出し、検出した加工合図に従って音加工処理を実行するので、加工対象の部分がずれるような恐れはなく、指示された部分に音加工処理を正確に実行することができる。
本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
本発明に係る音データ処理装置100の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の構成を示す図である。
音データ処理装置100は、入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータに変換するデコード部200と、PCMデータに周波数変換等のデータ処理を行うPCMデータ処理部300と、PCMデータにミキシングおよびミュートの加工を行う音加工部400と、全体の動作制御を行う中央制御部500と、を備える。
本発明に係る音データ処理装置100の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の構成を示す図である。
音データ処理装置100は、入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータに変換するデコード部200と、PCMデータに周波数変換等のデータ処理を行うPCMデータ処理部300と、PCMデータにミキシングおよびミュートの加工を行う音加工部400と、全体の動作制御を行う中央制御部500と、を備える。
デコード部200には複数のオーディオストリームデータが入力される。
オーディオストリームデータとしては、特に限定されるものではないが、たとえば、MP3やAC3などの方式で圧縮および符号化されたオーディオストリームデータなどが例として挙げられる。
ここでは、デコード部200には、第1ストリームデータ(メインオーディオストリームデータ)D1と第2ストリームデータD2との二つのオーディオデータが入力される場合を例にして説明する。
オーディオストリームデータとしては、特に限定されるものではないが、たとえば、MP3やAC3などの方式で圧縮および符号化されたオーディオストリームデータなどが例として挙げられる。
ここでは、デコード部200には、第1ストリームデータ(メインオーディオストリームデータ)D1と第2ストリームデータD2との二つのオーディオデータが入力される場合を例にして説明する。
デコード部200は、第1ストリームデータD1が入力される第1デコード部(メインデコード部)210と、第2ストリームデータD2が入力される第2デコード部250と、を備える。
第1デコード部210は、第1オーディオストリームデータD1をデコードするデコーダ220と、ミキシングおよびミュートを行うタイミングが加工情報として設定記憶されている加工情報記憶部230と、デコーダにて生成されるPCMデータに加工情報記憶部230の加工情報に従って加工合図を付加する加工合図付加部240と、を備える。
デコーダ220は、所定のサンプルレートおよびビットレートにより第1オーディオストリームをデコードしてPCMデータとする。
ここで、第1オーディオストリームデータをデコードして生成されるPCMデータを第1PCMデータ(メインPCMデータ)とする。
ここで、第1オーディオストリームデータをデコードして生成されるPCMデータを第1PCMデータ(メインPCMデータ)とする。
加工情報記憶部230は、ミキシング処理を行う対象部分を指示する情報が設定記憶されているミキシング情報記憶部231と、ミュート処理を行う対象部分の情報が設定記憶されているミュート情報記憶部232と、を備える。
ミキシング情報記憶部231には、オーディオストリームのうちのどの領域にミキシング処理を行うかのタイミングに関する情報がミキシング情報として設定されている。
オーディオストリームのヘッダにはタイムスタンプが含まれるところ、たとえば、ミキシング情報は、ミキシング処理を行う対象部分のタイムスタンプを指定することによって構成されている。
このようなミキシング情報は、ユーザーによって指定され、中央制御部500を介してミキシング情報記憶部231に設定入力される。
オーディオストリームのヘッダにはタイムスタンプが含まれるところ、たとえば、ミキシング情報は、ミキシング処理を行う対象部分のタイムスタンプを指定することによって構成されている。
このようなミキシング情報は、ユーザーによって指定され、中央制御部500を介してミキシング情報記憶部231に設定入力される。
ミュート情報記憶部232には、オーディオストリームのうちのどの領域にミュート処理を行うかのタイミングに関する情報がミュート情報として設定されている。
ミュート情報についても、ミュート処理を行う対象部分のタイムスタンプを指定することによって構成されており、中央制御部500を介してユーザーからの指示がミュート情報記憶部232に設定入力される。
ミュート情報についても、ミュート処理を行う対象部分のタイムスタンプを指定することによって構成されており、中央制御部500を介してユーザーからの指示がミュート情報記憶部232に設定入力される。
加工合図付加部240は、ミキシング情報記憶部231のミキシング情報に従って第1PCMデータにミキシングの対象部分を示すミキシング合図(加工合図)を付加するミキシング合図付加部242と、ミュート情報記憶部232のミュート情報に従って第1PCMデータにミュートの対象部分を示すミュート合図(加工合図)を付加するミュート合図付加部243と、を備える。
ミキシング合図付加部242は、デコーダ220で処理される第1オーディオデータのタイムスタンプとミキシング情報記憶部231に記憶されているタイミングの情報とを対比する。そして、ミキシング情報のタイミングに一致するところで第1PCMデータにミキシング合図を付加する。
ここで、ミキシング合図としては、ミキシング対象部分の先頭のPCMデータに付加されるミキシング開始の合図と、ミキシング対象の最後尾の次のPCMデータに付加されるミキシング終了の合図と、がある。
ここで、ミキシング合図としては、ミキシング対象部分の先頭のPCMデータに付加されるミキシング開始の合図と、ミキシング対象の最後尾の次のPCMデータに付加されるミキシング終了の合図と、がある。
ミュート合図付加部243は、デコーダ220で処理されるオーディオデータのタイムスタンプとミュート情報記憶部232に記憶されているタイミングの情報とを対比する。そして、ミュート情報のタイミングに一致するところでPCMデータにミュート合図を付加する。
ここで、ミュート合図としては、ミキシング対象部分の先頭の第1PCMデータに付加されるミキシング開始の合図と、ミキシング対象の最後尾の次の第1PCMデータに付加されるミキシング終了の合図と、がある。
ここで、ミュート合図としては、ミキシング対象部分の先頭の第1PCMデータに付加されるミキシング開始の合図と、ミキシング対象の最後尾の次の第1PCMデータに付加されるミキシング終了の合図と、がある。
第1PCMデータの一単位の構成例を図2に示す。
第1PCMデータは、PCM本体610と、ミキシング合図領域620と、ミュート合図領域630と、予約領域640と、により構成されている。
PCM本体610は、16〜24ビットのデータ長で構成される。
ミキシング合図領域620は、ミキシング開始の合図が立てられる1ビットの領域621と、ミキシング終了の合図が立てられる1ビットの領域622と、を有する。
ミュート合図領域630は、ミュート開始の合図が立てられる1ビットの領域631と、ミュート終了の合図が立てられる1ビットの領域632と、を有する。
第1PCMデータは、PCM本体610と、ミキシング合図領域620と、ミュート合図領域630と、予約領域640と、により構成されている。
PCM本体610は、16〜24ビットのデータ長で構成される。
ミキシング合図領域620は、ミキシング開始の合図が立てられる1ビットの領域621と、ミキシング終了の合図が立てられる1ビットの領域622と、を有する。
ミュート合図領域630は、ミュート開始の合図が立てられる1ビットの領域631と、ミュート終了の合図が立てられる1ビットの領域632と、を有する。
そして、このようにミキシング合図とミュート合図が付加されたPCMデータ列の例を図3に示す。
図3では、PCMデータの1−4および1−5がミキシング処理の対象であり、PCMデータの1−9および1−10がミュート処理の対象である。
図3では、PCMデータの1−4および1−5がミキシング処理の対象であり、PCMデータの1−9および1−10がミュート処理の対象である。
このように第1デコード部210にてデコードされて生成された第1PCMデータはPCMデータ処理部300に送られる。
第2デコード部250は、第2オーディオストリームデータD2をデコードするデコーダ251を備える。
この第2デコード部250は、従来のデコーダと同様であり、オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを出力する。第2デコード部250によってデコードされて生成される第2PCMデータ列の例を図4に示す。第2デコードによって生成される第2PCMデータには、第1デコード部210にて生成される第1PCMデータのような加工合図は付加されていない。第2デコード部250にて生成された第2PCMデータは、PCMデータ処理部300に送られる。
この第2デコード部250は、従来のデコーダと同様であり、オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを出力する。第2デコード部250によってデコードされて生成される第2PCMデータ列の例を図4に示す。第2デコードによって生成される第2PCMデータには、第1デコード部210にて生成される第1PCMデータのような加工合図は付加されていない。第2デコード部250にて生成された第2PCMデータは、PCMデータ処理部300に送られる。
PCMデータ処理部300は、第1PCMデータ処理部310と、第2PCMデータ処理部320と、を備える。第1PCMデータ処理部310は第1デコード部210からのPCMデータに対してデータ処理を行い、第2PCMデータ処理部320は第2デコード250からのPCMデータに対してデータ処理を行う。第1PCMデータ処理部310および第2PCMデータ処理部320からの出力は音加工部400に入力される。
音加工部400は、PCMデータにミキシング処理を行うミキシング部410と、ミキシング部410にてミキシング処理されたPCMデータにミュート処理を行うミューティング部420と、を備える。
ミキシング部410は、ミキシングのレベルを規定するミキシング係数(加工係数)が設定記憶されているミキシング係数記憶部(加工係数記憶部)411と、PCMデータに付加されているミキシング合図を検出するミキシング合図検出部(加工合図検出部)412と、検出されたミキシング合図に従ってミキシングの対象領域にミキシング処理を行うミキサー(加工処理部)413と、を備える。
ミキシング係数記憶部411のミキシング係数は、ユーザーによって指定され、中央制御部500を介してミキシング係数記憶部411に予め設定入力されている。
ミキシング合図検出部412は、第1PCMデータに付加されているミキシング合図を検出して読み取る。すなわち、ミキシング開始の合図とミキシング終了の合図とを検出する。読み取ったミキシング合図の情報は、ミキサー413に送る。
ミキサー413は、設定されている所定のミキシング係数をそれぞれ第1PCMデータと第2PCMデータとに乗算して二つのPCMデータをミキシングする。このとき、ミキシング合図検出部412からミキシング開始の合図が検出されたことを受けた場合、それ以後のデータについてミキシングの処理を継続して行う。また、ミキシング合図検出部412からミキシング終了の合図が検出されたことを受けた場合、ミキシングの処理を停止し、それ以後のデータに対しては、ミキシングの処理を行わない。
このようなミキシング処理が行われたPCMデータを図5に示す。
図5中において、第1PCMデータ中のミキシング合図に対応して、PCMデータmi-4およびmi-5にミキシング処理が行われている。ミキシング処理が行われたPCMデータはミューティング部420に出力される。
このようなミキシング処理が行われたPCMデータを図5に示す。
図5中において、第1PCMデータ中のミキシング合図に対応して、PCMデータmi-4およびmi-5にミキシング処理が行われている。ミキシング処理が行われたPCMデータはミューティング部420に出力される。
ミューティング部420は、ミュートのレベルを規定するミュート係数(加工係数)が設定記憶されているミュート係数記憶部(加工係数記憶部)421と、PCMデータに付加されているミュート合図(加工合図)を読み取るミュート合図検出部(加工合図検出部)422と、読み取られたミュート合図に従ってミュートの対象領域にミュート処理を行うミュート処理部(加工処理部)423と、を備える。
ミュート係数記憶部421のミュート係数は、ユーザーによって指定され、中央制御部500を介してミュート係数記憶部421に予め設定入力されている。
なお、ここでいうミュート処理にはミュート係数を小さくして音信号のレベルを減衰させる処理(ミュート)のみならず、ミュート係数を大きくすることによって音信号のレベルを増加させる処理(アンミュート)も含めてミュート処理とする。
なお、ここでいうミュート処理にはミュート係数を小さくして音信号のレベルを減衰させる処理(ミュート)のみならず、ミュート係数を大きくすることによって音信号のレベルを増加させる処理(アンミュート)も含めてミュート処理とする。
ミュート合図検出部422は、PCMデータに付加されているミュート合図を検出して読み取る。すなわち、ミュート開始の合図とミュート終了の合図とを検出する。読み取ったミュート合図の情報は、ミュート処理部423に送る。
ミュート処理部423は、ミュート係数をPCMデータに乗算して音信号のレベル調整を行う。このとき、ミュート合図検出部422からミュート開始の合図が検出されたことを受けた場合、それ以後のデータについてはミュートの処理を継続して行う。また、ミュート合図検出部422からミュート終了の合図が検出されたことを受けた場合、ミュートの処理を停止し、それ以後のデータに対しては、ミュートの処理を行わない。
このようなミュート処理が行われたPCMデータを図6に示す。
図6中において、PCMデータ中のミュート合図に対応して、PCMデータmu-9およびmu-10にミュート処理が行われている。
このようなミュート処理が行われたPCMデータを図6に示す。
図6中において、PCMデータ中のミュート合図に対応して、PCMデータmu-9およびmu-10にミュート処理が行われている。
このようにミキシング処理およびミュート処理が行われたPCMデータは出力装置700に出力され、たとえばスピーカーから音として出力される。
このような構成を備える第1実施形態の動作について説明する。
図7は、第1実施形態に係る音データ処理方法の動作手順を示すフローチャートである。
音データ処理方法は、加工情報および加工係数設定工程(ST100)と、デコード工程(ST200)と、PCMデータ処理工程(ST300)と、音加工工程(ST400)と、出力工程(ST900)と、を備える。
以下、順に説明する。
図7は、第1実施形態に係る音データ処理方法の動作手順を示すフローチャートである。
音データ処理方法は、加工情報および加工係数設定工程(ST100)と、デコード工程(ST200)と、PCMデータ処理工程(ST300)と、音加工工程(ST400)と、出力工程(ST900)と、を備える。
以下、順に説明する。
音データ処理方法にあっては、まず、ST100において加工情報および加工係数設定工程が行われ、この加工情報および加工係数設定工程では、中央制御部500によって所定の必要情報が設定される。すなわち、加工情報記憶部230のミキシング情報記憶部231にはオーディオストリームデータ中のミキシング対象領域を示すミキシング情報が設定される。また、ミュート情報記憶部232には、オーディオストリームデータ中のミュート対象領域を示すミュート情報が設定される。
このようなミキシング情報およびミュート情報は、処理対象となるデータのタイムスタンプを指定することによって構成される。
また、ミキシング係数記憶部411およびミュート係数記憶部421には、それぞれミキシング処理およびミュート処置時に乗算する係数が設定される。
このようなミキシング情報およびミュート情報は、処理対象となるデータのタイムスタンプを指定することによって構成される。
また、ミキシング係数記憶部411およびミュート係数記憶部421には、それぞれミキシング処理およびミュート処置時に乗算する係数が設定される。
このように加工情報および加工係数の設定後、オーディオストリームデータのデコード処理がデコード部により行われる(デコード工程ST200)。
デコード工程(ST200)では、第1デコード部210による第1オーディオストリームデータのデコード処理と、第2デコード部250による第2オーディオストリームデータのデコード処理が並列して行われる。
図8を参照して、第1デコード部210によるデコード工程(ST200)について説明する。
図8は、第1デコード部210によるデコード工程(ST200)の動作手順を示すフローチャートである。
まず、第1オーディオストリームD1が入力され、第1デコード部210にて受信される(オーディオストリーム受信工程ST210)。
オーディオストリームは順次デコーダ220によってデコードされ、PCMデータが生成される。
このとき、デコーダ220によるデコード処理の際にオーディオストリームのタイムスタンプを読みとって加工合図付加部240に順次送る。
デコード工程(ST200)では、第1デコード部210による第1オーディオストリームデータのデコード処理と、第2デコード部250による第2オーディオストリームデータのデコード処理が並列して行われる。
図8を参照して、第1デコード部210によるデコード工程(ST200)について説明する。
図8は、第1デコード部210によるデコード工程(ST200)の動作手順を示すフローチャートである。
まず、第1オーディオストリームD1が入力され、第1デコード部210にて受信される(オーディオストリーム受信工程ST210)。
オーディオストリームは順次デコーダ220によってデコードされ、PCMデータが生成される。
このとき、デコーダ220によるデコード処理の際にオーディオストリームのタイムスタンプを読みとって加工合図付加部240に順次送る。
加工合図付加部240は、デコード工程(ST220)で読み取られたタイムスタンプの情報を加工情報記憶部230に設定されている加工情報に対比する。
このとき、まず、加工合図付加部240は、ミキシング情報記憶部231からミキシング情報を検出し(ミキシング情報検出工程ST230)、オーディオストリームのタイムスタンプに一致するミキシング情報がある場合(ST240:YES)、デコード工程(ST220)にて生成されたPCMデータにミキシング情報を付加する。すなわち、設定されているミキシング情報に従ってミキシングの開始合図またはミキシングの終了合図をPCMデータに付加する。さらに、加工合図付加部240は、ミュート情報記憶部232からミュート情報を検出し(ミュート情報検出工程ST260)、オーディオストリームのタイムスタンプに一致するミュート情報がある場合(ST270:YES)、PCMデータにミュート情報を付加する(ST280)。すなわち、設定されているミュート情報に従ってミュート処理の開始合図またはミュート処理の終了合図をPCMデータに付加する(ミュート合図付加工程ST280)。そして、終了条件を満たすまでST210に戻ってオーディオストリームを順次受信し、ST210からST290が繰り返される。
このようにして生成されたPCMデータ(図2および図3参照)は順次第1PCMデータ処理部310に出力される。
このとき、まず、加工合図付加部240は、ミキシング情報記憶部231からミキシング情報を検出し(ミキシング情報検出工程ST230)、オーディオストリームのタイムスタンプに一致するミキシング情報がある場合(ST240:YES)、デコード工程(ST220)にて生成されたPCMデータにミキシング情報を付加する。すなわち、設定されているミキシング情報に従ってミキシングの開始合図またはミキシングの終了合図をPCMデータに付加する。さらに、加工合図付加部240は、ミュート情報記憶部232からミュート情報を検出し(ミュート情報検出工程ST260)、オーディオストリームのタイムスタンプに一致するミュート情報がある場合(ST270:YES)、PCMデータにミュート情報を付加する(ST280)。すなわち、設定されているミュート情報に従ってミュート処理の開始合図またはミュート処理の終了合図をPCMデータに付加する(ミュート合図付加工程ST280)。そして、終了条件を満たすまでST210に戻ってオーディオストリームを順次受信し、ST210からST290が繰り返される。
このようにして生成されたPCMデータ(図2および図3参照)は順次第1PCMデータ処理部310に出力される。
また、第2オーディオストリームD2は第2デコード部250にて受信され、デコーダ251によってデコード処理されて第2PCMデータ処理部320に出力される。
第1デコード部210および第2デコード部250にてデコードされて生成されたPCMデータは、それぞれ第1PCMデータ処理部310および第2PCMデータ処理部320に送られ、それぞれ周波数変換等のデータ処理が施される(PCMデータ処理工程ST300)。
PCMデータ処理部300によるPCMデータ処理工程(ST300)の後、第1PCMデータおよび第2PCMデータは音加工部400に出力され、音加工部400による音加工処理を受ける(音加工工程ST400)。
音加工部400による音加工工程(ST400)は、図9に示すように、PCMデータ受信工程(ST410)と、ミキシング部410によるミキシング工程(ST500)と、ミューティング部420によるミューティング工程(ST600)と、PCMデータ出力工程(ST700)と、を備える。
以下、順に説明する。
音加工部400による音加工工程(ST400)は、図9に示すように、PCMデータ受信工程(ST410)と、ミキシング部410によるミキシング工程(ST500)と、ミューティング部420によるミューティング工程(ST600)と、PCMデータ出力工程(ST700)と、を備える。
以下、順に説明する。
第1PCMデータ処理部310および第2PCMデータ処理部320からのPCMデータはまずミキシング部410にて受信される(PCMデータ受信工程ST410)。
そして、ミキシング部410によるミキシング処理を受ける(ミキシング工程ST500)。図10は、ミキシング部410によるミキシング工程(ST500)の動作手順を示すフローチャートである。
ミキシング工程(ST500)において、まず、受信したPCMデータのうち第1PCMデータからミキシング合図検出部412によりミキシング合図が検出される(ミキシング合図検出工程ST510)。
ミキシング合図が検出された場合(ST520:YES)、それがミキシング開始の合図であれば(ST530:YES)、その情報をミキサー413に送り、ミキサー413はミキシング処理をON状態にする(ST540)。そして、ミキサー413の処理状態がミキシングONである場合(ST570:YES)ミキサー413は第1PCMデータと第2PCMデータとをミキシング処理する。すなわち、ミキシング係数記憶部411からミキシング係数を読み出してそれぞれ第1PCMデータと第2PCMデータに乗算し、それらを加えてミキシングしたPCMデータを生成する。
そして、ミキシング部410によるミキシング処理を受ける(ミキシング工程ST500)。図10は、ミキシング部410によるミキシング工程(ST500)の動作手順を示すフローチャートである。
ミキシング工程(ST500)において、まず、受信したPCMデータのうち第1PCMデータからミキシング合図検出部412によりミキシング合図が検出される(ミキシング合図検出工程ST510)。
ミキシング合図が検出された場合(ST520:YES)、それがミキシング開始の合図であれば(ST530:YES)、その情報をミキサー413に送り、ミキサー413はミキシング処理をON状態にする(ST540)。そして、ミキサー413の処理状態がミキシングONである場合(ST570:YES)ミキサー413は第1PCMデータと第2PCMデータとをミキシング処理する。すなわち、ミキシング係数記憶部411からミキシング係数を読み出してそれぞれ第1PCMデータと第2PCMデータに乗算し、それらを加えてミキシングしたPCMデータを生成する。
また、ミキシング合図検出工程(ST510)において第1PCMデータにミキシング合図が検出されない場合(ST520:NO)、ミキサー413の処理状態は変化させずにそのまま保持する(ST560)。すなわち、ミキシングがON状態であればそのままON状態を維持してミキシングを実行する。また、ミキシングがOFF状態であればそのままOFF状態を維持してミキシングを行うことなく第1PCMデータをそのまま出力する。
そして、ミキシング合図検出工程(ST510)において第1PCMデータにミキシング合図があり(ST520)、それがミキシング終了の合図である場合(ST530:NO、ST550)、ミキサー413の処理状態をOFF状態に更新する(ST551)。
このように処理状態がミキシングOFFであれば(ST570:NO)、ミキシングを行うことなく第1PCMデータをそのまま出力する。
このように処理状態がミキシングOFFであれば(ST570:NO)、ミキシングを行うことなく第1PCMデータをそのまま出力する。
このようにミキシング部410による処理を受けたPCMデータはさらにミューティング部420に出力されてミュート処理を受ける(ミューティング工程ST600)。
図11は、ミューティング部420によるミューティング工程(ST600)の動作手順を示すフローチャートである。
ミューティング工程(ST600)において、まず、受信したPCMデータからミュート合図検出部422によりミュート合図が検出される(ミュート合図検出工程ST610)。
ミュート合図が検出された場合(ST620:YES)、それがミュート開始の合図であれば(ST630:YES)、その情報をミュート処理部423に送り、ミュート処理部423はミュート処理をON状態にする(ST640)。そして、ミュート処理部423の処理状態がミュートONである場合(ST670:YES)、ミュート処理部423はPCMデータにミュート処理を行う。すなわち、ミュート係数記憶部421からミュート係数を読み出してPCMデータに乗算し、音信号のレベル調整を行う。
図11は、ミューティング部420によるミューティング工程(ST600)の動作手順を示すフローチャートである。
ミューティング工程(ST600)において、まず、受信したPCMデータからミュート合図検出部422によりミュート合図が検出される(ミュート合図検出工程ST610)。
ミュート合図が検出された場合(ST620:YES)、それがミュート開始の合図であれば(ST630:YES)、その情報をミュート処理部423に送り、ミュート処理部423はミュート処理をON状態にする(ST640)。そして、ミュート処理部423の処理状態がミュートONである場合(ST670:YES)、ミュート処理部423はPCMデータにミュート処理を行う。すなわち、ミュート係数記憶部421からミュート係数を読み出してPCMデータに乗算し、音信号のレベル調整を行う。
また、ミュート合図検出工程(ST610)においてPCMデータにミュート合図が検出されない場合(ST620:NO)、ミュート処理部423の処理状態は変化させずにそのまま保持する(ST660)。すなわち、ミュートがON状態であればそのままON状態を維持してミュート処理を実行する。また、ミュートがOFF状態であればそのままOFF状態を維持してミュート処理を行うことなくPCMデータをそのまま出力する。
そして、ミュート合図検出工程(ST610)においてPCMデータにミュート合図があり(ST620:YES)、それがミュート終了の合図である場合(ST630:NO、ST650)、ミュート処理部423の処理状態をOFF状態に更新する(ST551)。
このように処理状態がミュートOFFであれば(ST570:NO)、ミュートを行うことなくPCMデータをそのまま出力する。
このように処理状態がミュートOFFであれば(ST570:NO)、ミュートを行うことなくPCMデータをそのまま出力する。
このように音加工部400によるミキシング工程(ST500)およびミューティング工程(ST600)を受けたPCMデータは音加工部400から出力されて(PCMデータ出力工程ST700)、たとえばスピーカーなどの出力装置700に入力され、音が再生される。
終了条件が満たされるまでST400に戻って順にPCMデータを受信し、ST400からST700を繰り返す。
終了条件が満たされるまでST400に戻って順にPCMデータを受信し、ST400からST700を繰り返す。
このような第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
本実施形態によれば、音加工を施す対象部分に対してはPCMデータに加工合図が直接付加されている。すなわち、ミキシングの対象部分を示すミキシング合図を付加し、さらに、ミュートの対象部分を示すミュート合図を付加する。
このように加工対象であるPCMデータに直接に加工合図を付加しておくので、音加工部400にはPCMデータの入力に合わせて加工合図も同時に入力されることになる。そして、ミキサー413およびミュート処理部423における音加工にあたっては加工合図(ミキシング合図、ミュート合図)を検出し、その加工合図に指示された部分に音加工を行う。このようにPCMデータから加工合図を検出し、検出した加工合図に従って音加工処理を実行するので、加工対象の部分がずれるような恐れはなく、指示された部分に正確に音加工処理を実行することができる。
本実施形態によれば、音加工を施す対象部分に対してはPCMデータに加工合図が直接付加されている。すなわち、ミキシングの対象部分を示すミキシング合図を付加し、さらに、ミュートの対象部分を示すミュート合図を付加する。
このように加工対象であるPCMデータに直接に加工合図を付加しておくので、音加工部400にはPCMデータの入力に合わせて加工合図も同時に入力されることになる。そして、ミキサー413およびミュート処理部423における音加工にあたっては加工合図(ミキシング合図、ミュート合図)を検出し、その加工合図に指示された部分に音加工を行う。このようにPCMデータから加工合図を検出し、検出した加工合図に従って音加工処理を実行するので、加工対象の部分がずれるような恐れはなく、指示された部分に正確に音加工処理を実行することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、第2実施形態ではPCMデータのすべてにミキシング処理のON/OFFおよびミュート処理のON/OFFを付加しておくことに特徴を有する。
すなわち、第1実施形態ではデコード部におけるデコード工程において、ミキシング対象部分の先頭と末尾の次とにそれぞれミキシング開始の合図とミキシング終了の合図を付加していた。同じように、ミュート対象部分の先頭と末尾の次とにミュート開始の合図とミュート終了の合図を付加していた。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、第2実施形態ではPCMデータのすべてにミキシング処理のON/OFFおよびミュート処理のON/OFFを付加しておくことに特徴を有する。
すなわち、第1実施形態ではデコード部におけるデコード工程において、ミキシング対象部分の先頭と末尾の次とにそれぞれミキシング開始の合図とミキシング終了の合図を付加していた。同じように、ミュート対象部分の先頭と末尾の次とにミュート開始の合図とミュート終了の合図を付加していた。
この点、本第2実施形態において、加工合図付加部240のミキシング合図付加部242は、ミキシング対象となるPCMデータのすべてにミキシングONの合図を付加し、ミキシング対象ではないPCMデータのすべてにミキシングOFFの合図を付加する。
同じように、ミュート合図付加部243は、ミュート対象となるPCMデータのすべてにミュートONの合図を付加し、ミュート対象ではないPCMデータのすべてにミュートOFFの合図を付加する。
このようにして加工合図としてのミキシング合図とミュート合図とが付加された第1PCMデータ列の例を図12に示す。
このように生成された第1PCMデータと別途第2デコード部250にて生成された第2PCMデータとがPCMデータ処理部300を介して音加工部400に入力される。
同じように、ミュート合図付加部243は、ミュート対象となるPCMデータのすべてにミュートONの合図を付加し、ミュート対象ではないPCMデータのすべてにミュートOFFの合図を付加する。
このようにして加工合図としてのミキシング合図とミュート合図とが付加された第1PCMデータ列の例を図12に示す。
このように生成された第1PCMデータと別途第2デコード部250にて生成された第2PCMデータとがPCMデータ処理部300を介して音加工部400に入力される。
音加工部400のミキシング部410においては、ミキシング合図検出部412においてPCMデータに付加されたミキシング合図の検出を行う。そして、第1PCMデータに付加されているミキシング合図がミキシングONであればミキシング処理を行い、ミキシング合図がミキシングOFFであればミキシングを行うことなく第1PCMデータをそのまま出力する。
同様に、ミューティング部420において、ミュート合図検出部422においてPCMデータに付加されたミュート合図の検出を行う。そして、PCMデータに付加されているミュート合図がミュートONであればミュート処理を行い、ミュート合図がミュートOFFであればミュート処理を行うことなくPCMデータをそのまま出力する。
このような構成を備える第2実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて次の効果を奏することができる。
すべてのPCMデータに加工合図を付加しているので、より確実にPCMデータに音加工を行うことができる。
たとえば、上記第1実施形態の場合、加工開始の合図または加工終了の合図が付加されたデータが飛んでしまった場合、まったく音加工がなされなかったり、あるいは、予期しない部分に音加工がなされてしまう恐れがある。
この点、本実施形態では、すべてのPCMデータに加工合図が付加されているので、より確実に対象部分のPCMデータに音加工を行うことができる。
すべてのPCMデータに加工合図を付加しているので、より確実にPCMデータに音加工を行うことができる。
たとえば、上記第1実施形態の場合、加工開始の合図または加工終了の合図が付加されたデータが飛んでしまった場合、まったく音加工がなされなかったり、あるいは、予期しない部分に音加工がなされてしまう恐れがある。
この点、本実施形態では、すべてのPCMデータに加工合図が付加されているので、より確実に対象部分のPCMデータに音加工を行うことができる。
100…音データ処理装置、200…デコード部、210…第1デコード部、220…デコーダ、230…加工情報記憶部、231…ミキシング情報記憶部、232…ミュート情報記憶部、240…加工合図付加部、242…ミキシング合図付加部、243…ミュート合図付加部、250…第2デコード部、251…デコーダ、300…PCMデータ処理部、310…第1PCMデータ処理部、320…第2PCMデータ処理部、400…音加工部、410…ミキシング部、411…ミキシング係数記憶部、412…ミキシング合図検出部、413…ミキサー、420…ミューティング部、421…ミュート係数記憶部、422…ミュート合図検出部、423…ミュート処理部、500…中央制御部、700…出力装置。
Claims (8)
- 入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコード部と、
前記デコード部にて生成されたPCMデータに音質および音量の少なくともいずれかの加工処理を行う音加工部と、を備える音データ処理装置であって、
前記デコード部は、
前記オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコーダと、
前記オーディオストリームのうちの加工対象部分を指示する加工情報が設定記憶されている加工情報記憶部と、
前記加工情報記憶部に設定記憶されている加工情報に基づいて前記PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加部と、を備え、
前記音加工部は、
音質または音量の加工レベルを規定する加工係数が設定記憶されている加工係数記憶部と、
前記デコード部からの前記PCMデータに付加された加工合図を検出する加工合図検出部と、
前記加工合図検出部にて検出された加工合図によって指示された部分の前記PCMデータに対して前記加工係数を用いた加工処理を行う加工処理部と、を備える
ことを特徴とする音データ処理装置。 - 請求項1に記載の音データ処理装置において、
前記加工合図は、加工対象部分の先頭のPCMデータに付加されて加工処理の開始を指示する加工開始の合図と、加工対象部分の最後尾の次のPCMデータに付加されて加工処理の終了を指示する加工終了の合図と、で構成され、
前記加工処理部は、前記加工合図検出部にて前記加工開始の合図が検出された場合にはそれ以後のデータ処理にあたって加工処理をON状態に維持し、前記加工合図検出部にて前記加工終了の合図が検出された場合にはそれ以後のデータ処理にあたって加工処理をOFF状態に維持する
ことを特徴とする音データ処理装置。 - 請求項1に記載の音データ処理装置において、
前記加工合図は、加工対象部分のすべてのPCMデータに付加される加工ONの合図と、加工対象ではないすべてのPCMデータに付加される加工OFFの合図と、により構成され、
前記加工処理部は、前記加工合図検出部にて前記加工ONの合図が検出された場合にはそのPCMデータの処理にあたって加工処理行い、前記加工合図検出部にて前記加工OFFの合図が検出された場合にはそのPCMデータの処理にあたって加工処理を行わない
ことを特徴とする音データ処理装置。 - 請求項1に記載の音データ処理装置において、
前記デコード部には複数のオーディオストリームデータが入力されるとともに前記デコード部は各オーディオストリームデータをデコードしてそれぞれのPCMデータを生成し、
前記音加工部は、複数のPCMデータを用いたミキシング処理によって合成音のPCMデータを生成するミキシング部であり、
前記デコード部は、
複数のオーディオストリームデータの各個にそれぞれ対応して設けられた複数のデコード部によって構成されており、
これら複数のデコード部のうち合成音の中心となるメインオーディオストリームデータをデコードするメインデコード部は、
前記メインオーディオストリームデータをデコードしてメインPCMデータを生成するデコーダと、
前記メインオーディオストリームのうちの加工対象部分であるミキシング対象部分を指示する加工情報としてのミキシング情報が設定記憶されている前記加工情報記憶部としてのミキシング情報記憶部と、
前記ミキシング情報記憶部に設定記憶されている前記ミキシング情報に基づいて前記メインPCMデータにミキシング対象部分であることを示す加工合図としてのミキシング合図を付加する前記加工合図付加部としてのミキシング合図付加部と、を備え、
前記ミキシング部は、
ミキシングのレベルを規定する前記加工係数としてのミキシング係数が設定記憶されている前記加工係数記憶部としてのミキシング係数記憶部と、
前記メインデコード部からの前記メインPCMデータに付加された前記ミキシング合図を検出する前記加工合図検出部としてのミキシング合図検出部と、
前記ミキシング合図検出部にて検出された前記ミキシング合図によって指示された部分の前記メインPCMデータに対して前記ミキシング係数および複数のPCMデータを用いたミキシング処理を行う前記加工処理部としてのミキサーと、を備える
ことを特徴とする音データ処理装置。 - 請求項1に記載の音データ処理装置において、
前記音加工部は、PCMデータに対してミュート処理を行うミューティング部であり、
前記デコード部は、
オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコーダと、
前記オーディオストリームのうちの加工対象部分であるミュート対象部分を指示する前記加工情報としてのミュート情報が設定記憶されている前記加工情報記憶部としてのミュート情報記憶部と、
前記ミュート情報記憶部に設定記憶されているミュート情報に基づいて前記PCMデータにミュート対象部分であることを示す前記加工合図としてのミュート合図を付加する前記加工合図付加部としてのミュート合図付加部と、を備え、
前記ミューティング部は、
ミュート処理のレベルを規定する加工係数としてのミュート係数が設定記憶されている前記加工係数記憶部としてのミュート係数記憶部と、
前記デコード部からの前記PCMデータに付加されたミュート合図を検出する前記加工合図検出部としてのミュート合図検出部と、
前記ミュート合図検出部にて検出されたミュート合図によって指示された部分の前記PCMデータに対して前記ミュート係数を用いたミュート処理を行う前記加工処理部としてのミュート処理部と、を備える
ことを特徴とする音データ処理装置。 - 入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコード工程と、
前記デコード工程にて生成されたPCMデータに音質および音量の少なくともいずれかの加工処理を行う音加工工程と、を備える音データ処理方法であって、
前記デコード工程は、
前記オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコードの工程と、
前記オーディオストリームのうちの加工対象部分を指示する加工情報に基づいて前記PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加工程と、を備え、
前記音加工工程は、
前記デコード部からの前記PCMデータに付加された加工合図を検出する加工合図検出工程と、
前記加工合図検出工程にて検出された加工合図によって指示された部分の前記PCMデータに対して所定の加工係数を用いた加工処理を行う加工処理工程と、を備える
ことを特徴とする音データ処理方法。 - 音データ処理装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、
入力されるオーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコード部と、
前記デコード部にて生成されたPCMデータに音質および音量の少なくともいずれかの加工処理を行う音加工部と、して機能させるコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
前記デコード部は、
前記オーディオストリームデータをデコードしてPCMデータを生成するデコーダと、
前記オーディオストリームのうちの加工対象部分を指示する加工情報が設定記憶されている加工情報記憶部と、
前記加工情報記憶部に設定記憶されている加工情報に基づいて前記PCMデータに加工対象部分であることを示す加工合図を付加する加工合図付加部と、を備え、
前記音加工部は、
音質または音量の加工レベルを規定する加工係数が設定記憶されている加工係数記憶部と、
前記デコード部からの前記PCMデータに付加された加工合図を検出する加工合図検出部と、
前記加工合図検出部にて検出された加工合図によって指示された部分の前記PCMデータに対して前記加工係数を用いた加工処理を行う加工処理部と、を備える
ことを特徴とする音データ処理プログラム。 - 請求項7に記載の音データ処理プログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008103386A JP2009251569A (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008103386A JP2009251569A (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009251569A true JP2009251569A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41312302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008103386A Pending JP2009251569A (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009251569A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11219278A (ja) * | 1998-02-02 | 1999-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 3次元仮想世界システム |
JP2001313577A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Kenwood Corp | ディジタルオーディオ放送受信装置及びその出力制御方法 |
JP2006139190A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ処理装置及び音声データ処理方法 |
JP2008039870A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Korg Inc | 効果付加装置およびそのプログラム |
-
2008
- 2008-04-11 JP JP2008103386A patent/JP2009251569A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11219278A (ja) * | 1998-02-02 | 1999-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 3次元仮想世界システム |
JP2001313577A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Kenwood Corp | ディジタルオーディオ放送受信装置及びその出力制御方法 |
JP2006139190A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ処理装置及び音声データ処理方法 |
JP2008039870A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Korg Inc | 効果付加装置およびそのプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6838093B2 (ja) | オーディオ符号化システムにおけるユーザー対話のためのラウドネス制御 | |
KR101055739B1 (ko) | 오브젝트 기반 오디오 신호의 부호화 및 복호화 방법과 그 장치 | |
KR101227932B1 (ko) | 다채널 멀티트랙 오디오 시스템 및 오디오 처리 방법 | |
JP2009157272A (ja) | 音声再生装置 | |
JP4973492B2 (ja) | 再生装置、再生方法及び再生プログラム | |
CN101512909B (zh) | 信号处理装置 | |
JP2008097186A (ja) | クロック供給装置、クロック供給方法、ストリーム処理装置 | |
JP2006221714A (ja) | 符号化ディジタルオーディオ再生装置 | |
JP2009251569A (ja) | 音データ処理装置、音データ処理方法、プログラム、記録媒体 | |
JP2008241850A (ja) | 録音または再生装置 | |
JP6079119B2 (ja) | 録音装置 | |
JP2009277277A (ja) | 音声処理装置 | |
JP2008197199A (ja) | オーディオ符号化装置及びオーディオ復号化装置 | |
JP2009180972A (ja) | オーディオレジューム再生装置及びオーディオレジューム再生方法 | |
JP4735196B2 (ja) | オーディオ再生装置 | |
JP4470122B2 (ja) | 音声符号化装置、音声復号化装置、音声符号化プログラムおよび音声復号化プログラム | |
JP6898823B2 (ja) | カラオケ装置 | |
JP2006030577A (ja) | 曲の符号化伝送のための方法および装置 | |
KR20080113844A (ko) | 전자기기에서 음성 파일 재생 방법 및 장치 | |
JP2006243128A (ja) | 再生装置及び再生方法 | |
US8892229B2 (en) | Audio apparatus | |
JP2007225762A (ja) | オーディオ再生装置 | |
JP4385710B2 (ja) | 音声信号処理装置及び音声信号処理方法 | |
JP2009277278A (ja) | 音声処理装置 | |
JP2010033669A (ja) | 信号処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120612 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121016 |