JPH11219278A - 3次元仮想世界システム - Google Patents

3次元仮想世界システム

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Publication number
JPH11219278A
JPH11219278A JP10020556A JP2055698A JPH11219278A JP H11219278 A JPH11219278 A JP H11219278A JP 10020556 A JP10020556 A JP 10020556A JP 2055698 A JP2055698 A JP 2055698A JP H11219278 A JPH11219278 A JP H11219278A
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JP
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voice
user
message
computer
setting
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Application number
JP10020556A
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English (en)
Inventor
Shinji Maeda
慎司 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の発した音声データを文字情報に変換
し、利用者の識別情報を付加して計算機間でデータ転送
し、文字情報を再び音声データに変換することにより、
ネットワークの負荷を低減すると同時に、利用者毎に音
質を制御し、多数の利用者が音声対話をすることが可能
な3次元仮想世界システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、音声認識処理により音声デー
タを文字情報に変換する音声認識機構、発話した利用者
の識別情報を設定する識別情報設定機構、文字情報と上
記識別情報とからメッセージを生成するメッセージ生成
機構、メッセージを各計算機間で共有する情報共有機
構、他の計算機により生成されたメッセージに含まれる
文字情報から音声を合成する音声合成機構、メッセージ
に含まれる識別情報に基づいて音質を制御する音質制御
機構を備えることにより、音声を文字情報としてデータ
転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された複数の計算機間で3次元仮想世界の情報を共有
することにより実現される3次元仮想世界システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術としては、例え
ば、特開平7−56497号公報の音声仮想定位システ
ムが提案されている。図16は、特開平7−56497
号公報に記載されている音声仮想定位システムを示すも
ので、図において、11は操作者が仮想する仮想空間を
形成するための仮想空間シミュレータ、12は仮想空間
シミュレータ11が複数設けられたシミュレータ群、1
3は操作者の発する音声が入力されるマイク(音声入力
手段)、14は仮想空間シミュレータ11同士のデータ
伝送を行う通信手段、15はデータ伝送における所定単
位送信時間毎に、仮想空間の位置データ及び状態データ
と共に音声に基づく所定単位送信時間毎の音声データを
送信する音声送出手段、16はホストコンピュータであ
る。
【0003】次に、上記の従来例の動作について説明す
る。音声仮想定位システムは、シミュレータ群12を構
成する各仮想空間シミュレータ11毎に共通の仮想空間
を形成しており、各仮想空間シミュレータ11を操作す
るそれぞれの操作者が同一の仮想空間を共有することが
できる。マイク13は、仮想空間シミュレータ11を操
作する操作者の発する音声を採取する。採取された音声
は、所定単位送信時間毎の音声データとして分割され
る。音声送出手段15は、所定単位送信時間毎に仮想空
間の位置データ及び状態データと共に、分割された音声
データを送信する。これにより、音声データを実時間で
採取して、実時間で再現することができる。このように
して、操作者の発した音声は、仮想空間上のしかるべき
位置に定位させた上で出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ステムでは音声データをそのままの形で計算機間でデー
タ転送しているため、ネットワークを流れるデータ量が
多く、多数の利用者が参加する場合に、ネットワークの
過負荷を引き起こしてしまうという問題があった。
【0005】また、音声データは計算機が言語処理を行
うには適していないため、他の言語へ翻訳することが困
難であるという問題があった。
【0006】加えて、音声データはデータ量が多いた
め、音声データを処理の経時的な記録を行うためのログ
として保存するためには、大容量の記憶装置が必要であ
るという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、音声データを音声認識処理により文字情報に
変換した後、計算機間でデータ転送を行い、音声合成処
理により再び文字情報から音声データに変換することに
より、ネットワークの負荷を低減し、多数の利用者が音
声対話を行う3次元仮想世界システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の次元仮想世
界システムは、ネットワークで接続された複数の計算機
間で仮想世界の情報を共有し、各計算機の利用者が操作
する化身の視点からの視覚情報を各利用者に提供する3
次元仮想世界システムにおいて、利用者の発する音声を
入力する音声入力手段と、音声を認識し文字情報に変換
する音声認識手段と、発話した利用者の識別情報を設定
する識別情報設定手段と、上記文字情報と上記識別情報
とからメッセージを生成するメッセージ生成手段と、上
記メッセージを各計算機間で共有する情報共有手段と、
他の計算機により生成されたメッセージに含まれる文字
情報から音声を合成する音声合成手段と、上記メッセー
ジに含まれる識別情報に基づいて音質を制御する音質制
御手段と、上記音声合成手段により合成された音声を出
力する音声出力手段を備えるようにしたものである。
【0009】第2の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、上記音声合成手段は上記メッセージ
に含まれる識別情報から特定される他の計算機上で操作
される化身と、計算機の利用者自身が操作する化身との
相対位置に基づいて、音声データの音質、音量を制御す
る3次元音声制御手段を備えるようにしたものである。
【0010】第3の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、計算機の利用者の音声が到達する範
囲を設定する到達範囲設定手段と、上記メッセージに含
まれる到達範囲情報に基づいて、計算機の利用者自身が
操作する化身が到達範囲に含まれるかどうかを判定する
到達範囲判定手段とを備え、上記到達範囲判定手段によ
り到達範囲に含まれると判定される場合には、音声合成
処理を行い、到達範囲に含まれないと判定される場合に
は、音声合成処理を中止するようにしたものである。
【0011】第4の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、上記音声認識手段は計算機の利用者
の音声の抑揚を認識する抑揚認識手段を備え、上記音声
合成手段は上記メッセージに含まれる抑揚情報に基づい
て音声データの音質、音量を制御する抑揚制御手段を備
えるようにしたものである。
【0012】第5の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、システム全体で標準とする言語を設
定する標準言語設定手段と、計算機の利用者が使用する
言語を設定する言語設定手段と、上記音声認識機構によ
り変換された文字情報を標準言語に翻訳する第1の翻訳
手段と、他の計算機により生成されたメッセージに含ま
れる文字情報を上記言語設定手段により設定された利用
者の使用する言語に翻訳する第2の翻訳手段を備えるよ
うにしたものである。
【0013】第6の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、計算機の利用者の発話に応じて、利
用者の操作する化身の3次元画像を制御する化身画像制
御手段を備えるようにしたものである。
【0014】第7の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、他の計算機により生成されたメッセ
ージをログとして保存するログ書込手段と、上記ログ書
込手段により保存されたログを読み出し、上記音声合成
手段にメッセージを送ることによりログを再生するログ
読出機構を備えるようにしたものである。
【0015】第8の発明は第1の発明の3次元仮想世界
システムにおいて、音声の再生を開始する時刻を設定す
る再生時刻設定手段と、他の計算機により生成されたメ
ッセージに含まれる時刻情報に基づいて音声合成処理を
開始するタイマを設定するタイマ設定手段を備えるよう
にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1の3次元仮想世界システムについて、図1乃至図4
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1の3
次元仮想世界システムのシステム構成を示すブロック図
である。図2は、図1のメッセージ生成機構7−1が生
成するメッセージの例を示す図である。図2のメッセー
ジは、利用者Aの識別情報および利用者Aの発声した音
声が上記音声認識機構6−1により変換された文字情
報、たとえば、「Bさん、こんにちは。」を含み、この
メッセージはネットワーク12を介して計算機1−2へ
送信される。図3は、図1の計算機1−1の利用者Aが
操作する自己の化身2−1の視点からみた仮想世界の視
覚情報の例を示す図である。図4は、図1の利用者Aが
操作する自己の化身2−1の周辺の仮想世界の例を示す
俯瞰図であり、たとえば、利用者Bがその周辺に見え
る。
【0017】図1において、1−1は利用者Aが利用す
る計算機、1−2は他の利用者Bが利用する計算機、2
−1は計算機1−1の利用者Aが操作する仮想世界内の
化身、2−2は計算機1−2の利用者Bが操作する仮想
世界内の化身、3−1は複数の計算機間で共有される仮
想世界内に化身2−1を生成し、計算機1−1の利用者
Aの入力を受けて化身2−1を移動させ、化身2−1の
視点からの視覚情報を利用者Bに提供するアプリケーシ
ョンプログラムである。
【0018】3−2は複数の計算機間で共有される仮想
世界内に化身2−2を生成し、計算機1−2の利用者B
の入力を受けて化身2−2を移動させ、化身2−2の視
点からの視覚情報を利用者Aに提供するアプリケーショ
ンプログラムである。
【0019】4−1は計算機1−1の利用者Aの入力を
受けて利用者Aの識別情報を設定する識別情報設定機
構、4−2は計算機1−2の利用者Bの入力を受けて利
用者Bの識別情報を設定する識別情報設定機構、5−1
は計算機1−1の利用者Aの音声を計算機1−1に入力
する音声入力装置、5−2は計算機1−2の利用者Bの
音声を計算機1−2に入力する音声入力装置、6−1は
計算機1−1に入力された音声に対して音声認識処理を
行い、文字情報に変換する音声認識機構、6−2は計算
機1−2に入力された音声に対して音声認識処理を行
い、文字情報に変換する音声認識機構である。
【0020】7−1は音声認識機構6−1により変換さ
れた文字情報と、識別情報設定機4−1により設定され
た識別情報とからメッセージを生成するメッセージ生成
機構である。7−2は音声認識機構6−2により変換さ
れた文字情報と、識別情報設定機4−2により設定され
た識別情報とからメッセージを生成するメッセージ生成
機構である。
【0021】8−1は他の計算機1−2により生成され
たメッセージを検知するメッセージ検知機構、8−2は
他の計算機1−1により生成されたメッセージを検知す
るメッセージ検知機構、9−1はメッセージに含まれる
文字情報から音声を合成する音声合成機構、9−2はメ
ッセージに含まれる文字情報から音声を合成する音声合
成機構、10−1はメッセージに含まれる識別情報に基
づいて音質を制御する音質制御機構、10−2はメッセ
ージに含まれる識別情報に基づいて音質を制御する音質
制御機構、11−1は音声を出力する音声出力装置、1
1−2は音声を出力する音声出力装置、12は複数の計
算機1(1−1および1−2等)が接続されるネットワ
ーク、13−1および13−2はネットワーク12に接
続された複数の計算機間で情報を交換することにより3
次元仮想世界を共有する情報共有機構である。
【0022】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図1に基づいてその動作
を説明する。
【0023】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、利用者
Aの音声は音声入力装置5−1によって音声データとし
て計算機1−1に入力される。音声認識機構6−1は、
音声入力装置5−1から入力された音声データに対して
音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変換す
る。メッセージ生成機構7−1は、上記音声認識機構6
−1により変換された文字情報と上記識別情報設定機構
4−1に設定された利用者の識別情報とからメッセージ
を生成する。上記メッセージ生成機構7−1により生成
されたメッセージは、情報共有機構13−1およびネッ
トワーク12を介して接続された他の計算機に送信され
る。
【0024】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。音
声合成機構9−2は、メッセージ検知機構8−2から受
けたメッセージに含まれる文字情報から音声の合成処理
を行い、メッセージを音声データに変換する。音質制御
機構10−2はメッセージに含まれる利用者Aの識別情
報に基づいて上記音声合成機構9−2により変換された
音声データの音質を変更する。音声出力装置11−2は
上記音声合成機構9−2により変換された音声データを
音声として出力し、計算機1−2の利用者Bは計算機1
−1の利用者Aの音声を聞くことができる。
【0025】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0026】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2の3次元仮想世界システムについて、図5および図6
に基づいて説明する。図5は本発明の実施の形態2の3
次元仮想世界システムのシステム構成を示すブロック図
である。図6は、図5のメッセージ生成機構7−1が生
成するメッセージの例を示す図である。図6のメッセー
ジは、利用者Aの識別情報、利用者Aの発声した音声が
上記音声認識機構6−1により変換された文字情報、た
とえば、「Bさん、こんにちは。」、および化身識別情
報、たとえば、利用者Aの化身番号「化身001」を含
み、このメッセージはネットワーク12を介して計算機
1−2へ送信される。
【0027】図5において、14−1は他の計算機1−
2により生成されたメッセージに含まれる識別情報から
特定される化身2の位置情報と、計算機1−1の利用者
Aの化身2−1の位置情報から、両化身の相対位置を算
出し、相対位置に基づいて、音声データの音質、音量を
制御する3次元音声制御機構である。14−2は他の計
算機1−1により生成されたメッセージに含まれる識別
情報から特定される化身2の位置情報と、計算機1−2
の利用者Bの化身2−2の位置情報から、両化身の相対
位置を算出し、相対位置に基づいて、音声データの音
質、音量を制御する3次元音声制御機構である。実施の
形態2においては、実施の形態1のシステム構成に加
え、上記の3次元音声制御機構14(14−1および1
4−2)を追加したことに特徴がある。なお、図1と図
5中で用いられる同一の番号は同一の構成要素を表わす
ので説明を省略する。
【0028】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図5に基づいてその動作
を説明する。
【0029】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、利用者
Aの音声は音声入力装置5−1によって音声データとし
て計算機1−1に入力される。音声認識機構6−1は、
音声入力装置5−1から入力された音声データに対して
音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変換す
る。メッセージ生成機構7−1は上記音声認識機構6−
1により変換された文字情報と、上記識別情報設定機構
4−1により設定された利用者Aの識別情報と化身2−
1の識別情報とからメッセージを生成する。上記メッセ
ージ生成機構により生成されたメッセージは情報共有機
構13−1およびネットワーク12を介して接続された
他の計算機に送信される。
【0030】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。音
声合成機構9−2は、メッセージ検知機構8−2から受
けたメッセージに含まれる文字情報から音声の合成処理
を行い、メッセージを音声データに変換する。音質制御
機構10−2はメッセージに含まれる利用者の識別情報
に基づいて上記音声合成機構により変換された音声デー
タの音質を変更する。
【0031】さらに、3次元音声制御機構14−2はメ
ッセージに含まれる化身2−1の識別情報から特定され
る化身2−1の位置情報と、計算機1−2の利用者の化
身2−2の位置情報から、両化身の相対位置を算出し、
相対位置に基づいて、音声データの音質、音量を制御す
る。音声出力装置11−2は上記音声合成機構9−2に
より変換された音声データを音声として出力し、計算機
1−2の利用者Bは計算機1−1の利用者Aの音声を聞
くことができる。
【0032】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0033】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
3の3次元仮想世界システムについて、図7および図8
に基づいて説明する。図7は本発明の実施の形態3の3
次元仮想世界システムのシステム構成を示すブロック図
である。図8は、図7のメッセージ生成機構7−1が生
成するメッセージの例を示す図である。図8のメッセー
ジは、利用者Aの識別情報、利用者Aの発声した音声が
上記音声認識機構6−1により変換された文字情報、た
とえば、「Bさん、こんにちは。」、および到達範囲情
報、たとえば、「位置(5,5,0)から距離10の範
囲」を含み、このメッセージはネットワーク12を介し
て計算機1−2へ送信される。
【0034】図7において、15−1は仮想世界におい
て計算機1−1の利用者Aの音声が到達する範囲を設定
する到達範囲設定機構、15−2は仮想世界において計
算機1−2の利用者Bの音声が到達する範囲を設定する
到達範囲設定機構、16−1は他の計算機1−2により
生成されたメッセージに含まれる到達範囲情報に基づい
て計算機1−1の利用者Aの化身2−1が到達範囲に含
まれるかどうかを判定する到達範囲判定機構、16−2
は他の計算機1−1により生成されたメッセージに含ま
れる到達範囲情報に基づいて計算機1−2の利用者Bの
化身2−2が到達範囲に含まれるかどうかを判定する到
達範囲判定機構である。実施の形態3においては、実施
の形態1のシステム構成に加え、上記の到達範囲設定機
構15(15−1および15−2)および到達範囲判定
機構16(16−1および16−2)を追加したことに
特徴がある。なお、図1と図7中で用いられる同一の番
号は同一の構成要素を表わすので説明を省略する。
【0035】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図7に基づいてその動作
を説明する。
【0036】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。また、計算機1−1の利用者Aは到達範囲設定手段
15−1に仮想世界において計算機1−1の利用者A自
身の音声が到達する範囲を設定する。計算機1−1の利
用者Aが音声を発すると、音声入力装置5−1により音
声データが計算機1−1に入力される。音声認識機構6
−1は入力された音声データに対して音声認識処理を行
い、音声データを文字情報に変換する。メッセージ生成
機構7−1は上記音声認識機構6−1により変換された
文字情報と、上記識別情報設定機構4−1により設定さ
れた利用者Aの識別情報と、上記到達範囲設定機構15
−1により設定された到達範囲情報とからメッセージを
生成する。上記メッセージ生成機構7−1により生成さ
れたメッセージは情報共有機構13−1およびネットワ
ーク12を介して接続された他の計算機に送信される。
【0037】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、到
達範囲判定機構16−2は、メッセージに含まれる到達
範囲情報に基づいて、計算機1−2の利用者Bの化身2
−2が到達範囲に含まれるかどうかの判定を行い、到達
範囲に含まれないと判定した場合には、メッセージの音
声合成処理は中止し、音声の出力は行わない。到達範囲
に含まれると判定した場合には、音声合成機構9−2に
メッセージを出力する。音声合成機構9−2は受けたメ
ッセージに含まれる文字情報から音声の合成処理を行
い、音声データに変換する。音質制御機構10−2はメ
ッセージに含まれる利用者Aの識別情報に基づいて上記
音声合成機構9−2により変換された音声データの音質
を変更する。音声出力装置11−2は上記音声合成機構
9−2により変換された音声データを出力し、計算機1
−2の利用者Bは計算機1−1の利用者Aの音声を聞く
ことができる。
【0038】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0039】実施の形態4.次に、本発明の実施の形態
4の3次元仮想世界システムについて、図9および図1
0に基づいて説明する。図9は本発明の実施の形態4の
3次元仮想世界システムのシステム構成を示すブロック
図である。図10は、図9のメッセージ生成機構7−1
が生成するメッセージの例を示す図である。図10のメ
ッセージは、利用者Aの識別情報、利用者Aの発声した
音声が上記音声認識機構6−1により変換された文字情
報、たとえば、「Bさん、元気ですか?」、および抑揚
情報、たとえば、「1(0:平調,1:上昇調,3:下
降調)」を含み、このメッセージはネットワーク12を
介して計算機1−2へ送信される。
【0040】図9において、17−1は計算機1−1の
利用者Aの音声の抑揚を認識する抑揚認識機構、17−
2は計算機1−2の利用者Bの音声の抑揚を認識する抑
揚認識機構、18−1は他の計算機1−2により生成さ
れたメッセージに含まれる抑揚情報に基づいて音声デー
タの音質、音量を制御する抑揚制御機構である。18−
2は他の計算機1−1により生成されたメッセージに含
まれる抑揚情報に基づいて音声データの音質、音量を制
御する抑揚制御機構である。実施の形態1のシステム構
成に加え、上記の抑揚認識機構17(17−1および1
7−2)および抑揚制御機構18(18−1および18
−2)を追加したことに特徴がある。なお、図1と図9
中で用いられる同一の番号は同一の構成要素を表わすの
で説明を省略する。
【0041】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図9に基づいてその動作
を説明する。
【0042】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、音声入
力装置5−1により音声データが計算機1−1に入力さ
れる。音声認識機構6−1は入力された音声データに対
して音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変換
する。また、抑揚認識機構17−1は入力された音声デ
ータに対して抑揚認識処理を行い、抑揚情報に変換す
る。メッセージ生成機構7−1は上記音声認識機構6−
1により変換された文字情報と、上記識別情報設定機構
4−1により設定された利用者Aの識別情報と、上記抑
揚認識機構17−1により変換された抑揚情報とからメ
ッセージを生成する。上記メッセージ生成機構により生
成されたメッセージは情報共有機構13−1およびネッ
トワーク12を介して接続された他の計算機に送信され
る。
【0043】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、音
声合成機構9−2はメッセージに含まれる文字情報から
音声の合成処理を行い、音声データに変換する。音質制
御機構10−2はメッセージに含まれる利用者Aの識別
情報に基づいて上記音声合成機構9−2により変換され
た音声データの音質を変更する。さらに、抑揚制御機構
18−2はメッセージに含まれる抑揚情報に基づいて音
声データの音質、音量を制御する。音声出力装置11−
2は上記音声合成機構により変換された音声データを出
力し、計算機1−2の利用者Bは計算機1−1の利用者
Aの音声を聞くことができる。
【0044】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0045】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5の3次元仮想世界システムについて、図11に基づい
て説明する。図11は本発明の実施の形態5の3次元仮
想世界システムのシステム構成を示すブロック図であ
る。
【0046】図11において、19(19−1および1
9−2)はシステム全体で標準とする言語を設定する標
準言語設定機構、20−1は計算機1−1の利用者Aが
使用する言語を設定する言語設定機構、20−2は計算
機1−2の利用者Bが使用する言語を設定する言語設定
機構、21−1は音声認識機構6−1により変換された
文字情報を標準言語に翻訳する翻訳機構、21−2は音
声認識機構6−2により変換された文字情報を標準言語
に翻訳する翻訳機構、27−1は他の計算機1−2によ
り生成されたメッセージに含まれる文字情報を言語設定
機構20−1により設定された利用者Aの使用する言語
に翻訳する翻訳機構である。27−2は他の計算機1−
1により生成されたメッセージに含まれる文字情報を言
語設定機構20−2により設定された利用者Bの使用す
る言語に翻訳する翻訳機構である。実施の形態5におい
ては、実施の形態1のシステム構成に加え、上記の標準
言語設定機構19(19−1および19−2)および言
語設定機構20(20−1および20−2)、第1の翻
訳機構21(21−1および21−2)、および第2の
翻訳機構27(27−1および27−2)を追加したこ
とに特徴がある。なお、図1と図11中で用いられる同
一の番号は同一の構成要素を表わすので説明を省略す
る。
【0047】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図11に基づいてその動
作を説明する。
【0048】まず、システムの起動時に標準言語設定機
構19−1によりシステム全体で標準とする言語を設定
する。次に、計算機1−1の利用者Aが操作する化身2
−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利用者A
の識別情報を識別情報設定機構4−1に設定する。ま
た、計算機1−1の利用者Aは言語設定機構20−1に
より利用者Aの使用する言語を設定する。同様に、計算
機1−2の利用者Bは言語設定機構20−2により利用
者Bが使用する言語を設定する。計算機1−1の利用者
Aが音声を発すると、音声入力装置5−1により音声デ
ータが計算機1−1に入力される。音声認識機構6−1
は入力された音声データに対して音声認識処理を行い、
音声データを文字情報に変換する。さらに、翻訳機構2
1−1は上記標準言語設定機構19−1により設定され
た標準言語と、上記言語設定機構20−1により設定さ
れた計算機1−1の利用者Aの使用言語とが異なる場
合、上記音声認識機構6−1により変換された文字情報
を標準言語に翻訳する。メッセージ生成機構7−1は上
記翻訳機構21−1により翻訳された文字情報と、上記
識別情報設定機構4−1により設定された利用者Aの識
別情報とからメッセージを生成する。上記メッセージ生
成機構により生成されたメッセージは情報共有機構13
−1およびネットワーク12を介して接続された他の計
算機に送信される。
【0049】一方、計算機1−2において、計算機1−
1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージは
ネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、翻
訳機構27−2は上記標準言語設定機構19−2により
設定された標準言語と、上記言語設定機構20−2によ
り設定された計算機1−2の利用者Bの使用言語とが異
なる場合、メッセージに含まれる文字情報を計算機1−
2の利用者Bの使用言語に翻訳する。音声合成機構9−
2は上記翻訳機構27−2により翻訳された文字情報か
ら音声の合成処理を行い、音声データに変換する。音質
制御機構10−2はメッセージに含まれる利用者Aの識
別情報に基づいて上記音声合成機構9−2により変換さ
れた音声データの音質を変更する。音声出力装置11−
2は上記音声合成機構により変換された音声データを出
力し、計算機1−2の利用者Bは計算機1−1の利用者
Aの音声を聞くことができる。
【0050】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0051】実施の形態6.次に、本発明の実施の形態
6の3次元仮想世界システムについて、図12に基づい
て説明する。図12は本発明の実施の形態6の3次元仮
想世界システムのシステム構成を示すブロック図であ
る。
【0052】図12において、22−1は計算機1−1
の利用者Aの発話に応じて化身2−1の3次元画像を制
御する化身画像制御機構である。22−2は計算機1−
2の利用者Bの発話に応じて化身2−2の3次元画像を
制御する化身画像制御機構である。実施の形態6におい
ては、実施の形態1のシステム構成に加え、上記の化身
画像制御機構22(22−1および22−2)を追加し
たことに特徴がある。なお、図1と図12中で用いられ
る同一の番号は同一の構成要素を表わすので説明を省略
する。
【0053】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図12に基づいてその動
作を説明する。
【0054】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、音声入
力装置5−1により音声データが計算機1−1に入力さ
れる。音声認識機構6−1は入力された音声データに対
して音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変換
する。メッセージ生成機構7−1は、上記音声認識機構
6−1により変換された文字情報と、上記識別情報設定
機構4−1により設定された利用者Aの識別情報とから
メッセージを生成する。上記メッセージ生成機構7−1
により生成されたメッセージは情報共有機構13により
ネットワーク12に接続された各計算機間で共有され
る。さらに、化身画像制御機構22−1は上記音声認識
機構6−1により変換された文字情報の長さに基づいて
発話の長さを算出し、算出された発話時間中、計算機1
−1の利用者Aの化身2−1の画像を制御し、化身2−
1の口元を動かす。
【0055】一方、計算機1−2において、計算機1−
1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージは
ネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、音
声合成機構9−2はメッセージに含まれる文字情報から
音声の合成処理を行い、音声データに変換する。音質制
御機構10−2はメッセージに含まれる利用者Aの識別
情報に基づいて上記音声合成機構により変換された音声
データの音質を変更する。音声出力装置11−2は上記
音声合成機構9−2により変換された音声データを出力
し、計算機1−2の利用者Bは計算機1−1の利用者A
の音声を聞くことができる。
【0056】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0057】実施の形態7.次に、本発明の実施の形態
7の3次元仮想世界システムについて、図13に基づい
て説明する。図13は本発明の実施の形態7の3次元仮
想世界システムのシステム構成を示すブロック図であ
る。
【0058】図13において、23−1は他の計算機1
−2により生成されたメッセージをログとして保存する
ログ書込機構、23−2は他の計算機1−1により生成
されたメッセージをログとして保存するログ書込機構、
24−1はログ書込機構23−1により保存されたログ
を読み出し、音声合成機構9−1にメッセージを送るロ
グ読出機構24、24−2はログ書込機構23−2によ
り保存されたログを読み出し、音声合成機構9−2にメ
ッセージを送るログ読出機構である。実施の形態7にお
いては、実施の形態1のシステム構成に加え、上記のロ
グ書込機構23(23−1および23−2)およびログ
読出機構24(24−1および24−2)を追加したこ
とに特徴がある。なお、図1と図13中で用いられる同
一の番号は同一の構成要素を表わすので説明を省略す
る。
【0059】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図13に基づいてその動
作を説明する。
【0060】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、音声入
力装置5−1により音声データが計算機1−1に入力さ
れる。音声認識機構6−1は入力された音声データに対
して音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変換
する。メッセージ生成機構7−1は上記音声認識機構6
−1により変換された文字情報と、上記識別情報設定機
構4−1により設定された利用者Aの識別情報とからメ
ッセージを生成する。上記メッセージ生成機構7−1に
より生成されたメッセージは情報共有機構13−1およ
びネットワーク12を介して接続された他の計算機に送
信される。
【0061】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、ロ
グ書込機構23−2はメッセージをログとして保存す
る。また、音声合成機構9−2はメッセージに含まれる
文字情報から音声の合成処理を行い、音声データに変換
する。音質制御機構10−2はメッセージに含まれる利
用者Aの識別情報に基づいて上記音声合成機構により変
換された音声データの音質を変更する。音声出力装置1
1−2は上記音声合成機構9−2により変換された音声
データを出力し、計算機1−2の利用者Bは計算機1−
1の利用者Aの音声を聞くことができる。
【0062】また、計算機1−2の利用者Bがログ再生
の要求を行うと、ログ読出機構24−2はログ書込機構
23−2により保存されたログを読み出し、音声合成機
構9−2にメッセージを送る。音声合成機構9−2はメ
ッセージを受け取り、メッセージに含まれる文字情報か
ら音声の合成処理を行い、音声データに変換する。音質
制御機構10−2はメッセージに含まれる利用者Aの識
別情報に基づいて上記音声合成機構により変換された音
声データの音質を変更する。音声出力装置11−2は上
記音声合成機構により変換された音声データを出力し、
計算機1−2の利用者Bは計算機1−1の利用者Aの音
声を聞くことができる。
【0063】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0064】実施の形態8.次に、本発明の実施の形態
8の3次元仮想世界システムについて、図14および図
15に基づいて説明する。図14は本発明の実施の形態
8の3次元仮想世界システムのシステム構成を示すブロ
ック図である。図15は、図14のメッセージ生成機構
7−1が生成するメッセージの例を示す図である。図1
5のメッセージは、利用者Aの識別情報、利用者Aの発
声した音声が上記音声認識機構6−1により変換された
文字情報、たとえば、「おはようございます。」、およ
び再生時刻情報「6:30」を含み、このメッセージは
ネットワーク12を介して計算機1−2へ送信される。
【0065】図14において、25−1は音声の再生を
開始する時刻を設定する再生時刻設定機構、25−2は
音声の再生を開始する時刻を設定する再生時刻設定機
構、26−1は他の計算機1−2により生成されたメッ
セージに含まれる時刻情報に基づいて音声合成処理を開
始するタイマを設定するタイマ設定機構である。26−
2は他の計算機1−1により生成されたメッセージに含
まれる時刻情報に基づいて音声合成処理を開始するタイ
マを設定するタイマ設定機構である。実施の形態8にお
いては、実施の形態1のシステム構成に加え、上記の再
生時刻設定機構2514(25−1および25−2)お
よびタイマ設定機構26(26−1および26−2)を
追加したことに特徴がある。なお、図1と図14中で用
いられる同一の番号は同一の構成要素を表わすので説明
を省略する。
【0066】次に、計算機1−1の利用者Aが音声を発
し、計算機1−2の利用者Bが計算機1−1の利用者A
の音声を聞く場合を例にとり、図14に基づいてその動
作を説明する。
【0067】まず、計算機1−1の利用者Aが操作する
化身2−1を選択すると、識別情報設定機構4−1は利
用者Aの識別情報を識別情報設定機構4−1に設定す
る。計算機1−1の利用者Aが音声を発すると、音声入
力装置5−1により音声データが計算機1−1に入力さ
れる。音声認識機構6−1は、入力された音声データに
対して音声認識処理を行い、音声データを文字情報に変
換する。また、計算機1−1の利用者Aは再生時刻設定
機構25−1により音声の再生を開始する時刻を設定す
る。メッセージ生成機構7−1は上記音声認識機構6−
1により変換された文字情報と、上記識別情報設定機構
4−1により設定された利用者Aの識別情報と、上記再
生時刻設定機構25−1により設定された時刻情報とか
らメッセージを生成する。上記メッセージ生成機構7−
1により生成されたメッセージは情報共有機構13−1
およびネットワーク12を介して接続された他の計算機
に送信される。
【0068】一方、計算機1−2においては、計算機1
−1の情報共有機構13−1から送出されたメッセージ
はネットワーク12および情報共有機構13−2を介し
て、メッセージ検知機構8−2によって検知される。メ
ッセージ検知機構8−2がメッセージを検知すると、タ
イマ設定機構26−2はメッセージに含まれる時刻情報
に基づいて、音声合成処理を開始するタイマを設定す
る。上記タイマ設定機構26−2により設定された時刻
になると、音声合成機構9−2はメッセージに含まれる
文字情報から音声合成処理を行い、音声データに変換す
る。音質制御機構10−2はメッセージに含まれる利用
者の識別情報に基づいて上記音声合成機構9−2により
変換された音声データの音質を変更する。音声出力装置
11−2は上記音声合成機構により変換された音声デー
タを出力し、計算機1−2の利用者Bは計算機1−1の
利用者Aが再生時刻設定機構により設定した時刻に計算
機1−1の利用者Aの音声を聞くことができる。
【0069】音声入力装置5−2からの音声も同様に、
音声認識機構6−2によって音声認識処理が行われ、音
声データが文字情報に変換され、メッセージ生成機構7
−2によってメッセージが生成され、情報共有機構13
−2およびネットワーク12を介して各計算機に送信さ
れる。その動作は、計算機1−1における動作と計算機
1−2における動作とを入れ替えるだけで同様に実行で
きるので詳細な説明は省略する。
【0070】
【発明の効果】本発明は以上説明したようにして構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0071】本発明の第1の発明によれば、音声データ
を音声認識処理により文字情報に変換した後、利用者の
識別情報を付加して計算機間でデータ転送を行い、音声
合成処理により再び文字情報から音声データに変換し、
利用者の識別情報により音質を制御するようにしたの
で、ネットワークの負荷を低減すると同時に、利用者毎
に音質を変化させることができるため、多数の利用者が
音声対話を行うことが可能となる。
【0072】本発明の第2の発明によれば、転送データ
に化身の識別情報を付加し、音声を発した化身と、利用
者自身が操作する化身との相対位置に基づいて、音声デ
ータの音質、音量を制御するようにしたので、音声の距
離、方向を再現することが可能となる。
【0073】本発明の第3の発明によれば、転送データ
に音声の到達範囲を付加し、利用者自身が操作する化身
が音声の到達範囲に含まれる場合にのみ、音声合成処理
を行うようにしたので、到達範囲に含まれない場合の音
声合成処理に伴う計算機の負荷を削減することが可能と
なる。
【0074】本発明の第4の発明によれば、転送データ
に音声の抑揚情報を付加し、抑揚情報により音質、音量
を制御するようにしたので、文字情報だけでは伝わらな
い音声の抑揚を再現することが可能となる。
【0075】本発明の第5の発明によれば、システム全
体で標準とする言語を設定し、音声認識処理により変換
された文字情報を標準言語に翻訳し、計算機間のデータ
転送を行い、標準言語から、利用者の使用する言語に翻
訳するようにしたので、利用者がお互いの使用言語を意
識することなく対話することが可能となる。
【0076】本発明の第6の発明によれば、利用者の発
話に応じて、音声を発した利用者の操作する化身の3次
元画像を制御するようにしたので、視覚情報により発話
者を認識することが可能となる。
【0077】本発明の第7の発明によれば、他の利用者
の発話を文字情報のログとして保存し、再生する手段を
備えるようにしたので、過去の対話を小容量の記憶装置
で保存し、音声として聞くことが可能となる。
【0078】本発明の第8の発明によれば、転送データ
に音声の再生を開始する時刻情報を付加し、時刻情報に
より音声合成処理を開始する手段を備えるようにしたの
で、利用者が予め音声データを用意し、希望する時刻に
再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の3次元仮想世界シス
テムのシステム構成例を示す図である。
【図2】 図1のメッセージ生成機構7−1が生成する
メッセージの例を示す図である。
【図3】 図1の計算機1−1の利用者が操作する化身
2−1の視点からの仮想世界の視覚情報の例を示す図で
ある。
【図4】 図1の化身2−1の周辺の仮想世界の例を示
す俯瞰図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の3次元仮想世界シス
テムのシステム構成例を示す図である。
【図6】 図5のメッセージ生成機構7−1が生成する
メッセージの例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3の3次元仮想世界シス
テムのシステム構成例を示す図である。
【図8】 図7のメッセージ生成機構7−1が生成する
メッセージの例を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態4の3次元仮想世界シス
テムのシステム構成例を示す図である。
【図10】 図9のメッセージ生成機構7−1が生成す
るメッセージの例を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態5の3次元仮想世界シ
ステムのシステム構成例を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態6の3次元仮想世界シ
ステムのシステム構成例を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態7の3次元仮想世界シ
ステムのシステム構成例を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態8の3次元仮想世界シ
ステムのシステム構成例を示す図である。
【図15】 図14のメッセージ生成機構7−1が生成
するメッセージの例を示す図である。
【図16】 従来の音声仮想定位システムのシステム構
成を示す図である。
【符号の説明】
1−1、1−2 計算機、2−1、2−2 化身、3−
1、3−2 アプリケーションプログラム、4−1、4
−2 識別情報設定機構、 5−1、5−2音声入力装
置、6−1、6−2 音声認識機構、7−1、7−2
メッセージ生成機構、8−1、8−2 メッセージ検知
機構、9−1、9−2 音声合成機構、10−1、10
−2 音質制御機構、11−1、11−2 音声出力装
置、12 ネットワーク、13(13−1、13−2)
情報共有機構、14−1、14−2 3次元音声制御
機構、15−1、15−2 到達範囲設定機構、16−
1、16−2 到達範囲判定機構、17−1、17−2
抑揚認識機構、18−1、18−2 抑揚制御機構、
19(19−1、19−2) 標準言語設定機構、20
−1、20−2 言語設定機構、21−1、21−2
翻訳機構、22−1、22−2 化身画像制御機構、2
3−1、23−2 ログ書込機構、24−1、24−2
ログ読出機構、25−1、25−2 再生時刻設定機
構、26−1、26−2 タイマ設定機構、27−1、
27−2 翻訳機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10L 9/00 G10L 9/00 M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークで接続された複数の計算機
    間で仮想世界の情報を共有し、各計算機の利用者が操作
    する化身の視点からの視覚情報を各利用者に提供する3
    次元仮想世界システムにおいて:利用者が発する音声を
    入力する音声入力手段と、 音声を認識し文字情報に変換する音声認識手段と、 発話した利用者の識別情報を設定する識別情報設定手段
    と、 上記文字情報と上記識別情報とからメッセージを生成す
    るメッセージ生成手段と、 上記メッセージを各計算機間で共有する情報共有手段
    と、 他の計算機により生成されたメッセージに含まれる文字
    情報から音声を合成する音声合成手段と、 上記メッセージに含まれる識別情報に基づいて音質を制
    御する音質制御手段と、 上記音声合成手段により合成された音声を出力する音声
    出力手段とを備えることを特徴とする3次元仮想世界シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 上記音声合成手段は、 上記メッセージに含まれる識別情報から特定される他の
    計算機上で操作される化身と、計算機の利用者自身が操
    作する化身との相対位置に基づいて、音声データの音
    質、音量を制御する3次元音声制御手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載の3次元仮想世界システム。
  3. 【請求項3】 計算機の利用者の音声が到達する範囲を
    設定する到達範囲設定手段と、 上記メッセージに含まれる到達範囲情報に基づいて、計
    算機の利用者自身が操作する化身が到達範囲に含まれる
    かどうかを判定する到達範囲判定手段と、をさらに備
    え、 上記到達範囲判定手段により到達範囲に含まれると判定
    される場合には、音声合成処理を行い、到達範囲に含ま
    れないと判定される場合には、音声合成処理を中止する
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元仮想世界システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記音声認識手段は、計算機の利用者の
    音声の抑揚を認識する抑揚認識手段を備え、 上記音声合成手段は、上記メッセージに含まれる抑揚情
    報に基づいて音声データの音質、音量を制御する抑揚制
    御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の3次元
    仮想世界システム。
  5. 【請求項5】 システム全体で標準とする言語を設定す
    る標準言語設定手段と、 計算機の利用者が使用する言語を設定する言語設定手段
    と、 上記音声認識機構により変換された文字情報を標準言語
    に翻訳する第1の翻訳手段と、 他の計算機により生成されたメッセージに含まれる文字
    情報を上記言語設定手段により設定された利用者の使用
    する言語に翻訳する第2の翻訳手段と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元仮想世界システ
    ム。
  6. 【請求項6】 計算機の利用者の発話に応じて、利用者
    の操作する化身の3次元画像を制御する化身画像制御手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の3次
    元仮想世界システム。
  7. 【請求項7】 他の計算機により生成されたメッセージ
    をログとして保存するログ書込手段と、 上記ログ書込手段により保存されたログを読み出し、上
    記音声合成手段にメッセージを送ることによりログを再
    生するログ読出機構と、をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1記載の3次元仮想世界システム。
  8. 【請求項8】 音声の再生を開始する時刻を設定する再
    生時刻設定手段と、 他の計算機により生成されたメッセージに含まれる時刻
    情報に基づいて音声合成処理を開始するタイマを設定す
    るタイマ設定手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項1記載の3次元仮想世界システム。
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JP2003189000A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 通話システム
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