JP2009250776A - 電子天秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用している電池で駆動が可能である駆動可能時間を定量的に把握することができる電子天秤を提供する。
【解決手段】 被計量物の重量を次々と検出することにより、検出した重量wを重量記憶部41に順次記憶させる重量記憶制御部51を備え、電源として電池が使用される電子天秤1であって、電池の放電電圧Vと持続時間Tとの関係を示す放電関数と、電池から供給される電圧では駆動が不可能となる電圧閾値Vthとを予め記憶する放電関数記憶部42と、使用している電池の電圧vを取得する電圧取得制御部53と、電圧取得制御部53で取得された電池の電圧vと、放電関数記憶部42に記憶された放電関数と電圧閾値Vthとに基づいて、電池で駆動が可能である駆動可能時間tを算出して、表示部60に駆動可能時間tを表示する時間表示制御部55とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子天秤に関し、さらに詳細には乾電池や充電池や蓄電池等で駆動される電子天秤に関する。
外部から電源がとれない環境で用いられる電子天秤には、その電力供給手段として乾電池が使用されている。そして、このような電子天秤では、乾電池が消耗することによって、現在使用している乾電池では駆動が不可能となる駆動不可能時間(以下、「OFF時間」という)までどの程度であるかを示すための警告表示が、液晶表示画面中に行われている(例えば、特許文献1参照)。図6は、従来の電子天秤における液晶表示画面の一例を示す図である。
例えば、従来の電子天秤では、乾電池の電圧vを検出することにより、検出された乾電池の電圧vが所定の電圧閾値Y’を下回ると、液晶表示画面80中の左上の部分にバッテリマーク「BATT」等の警告表示80aを点灯させたり点滅させたりしている。これにより、使用者は、警告表示80aの点灯や点滅を確認すると、現在使用している乾電池では電子天秤の駆動がもうすぐ不可能となると判断している。
しかし、このような警告表示80aが行われる電子天秤では、使用者は、現在使用している乾電池で電子天秤の駆動がもうすぐ不可能となることを直前(例えば、1〜2時間前)に把握することができるだけである。よって、時々刻々と(例えば、数ミリ秒間隔で)被計量物の重量の変化を測定する長時間(例えば、10時間)の自動データ測定を電子天秤で実行する場合には、警告表示80aが行われていないため、新たな乾電池に交換することなく古い乾電池をそのまま使用していると、自動データ測定の途中で電子天秤の電源が切れてしまうことがあった。
そこで、乾電池のイラストを用いた段階的な表示(以下、「電池残量表示」という)が液晶表示画面中に行われている電子天秤もある。図7は、従来の電子天秤における液晶表示画面の他の一例を示す図である。
例えば、このような従来の電子天秤では、乾電池の電圧vを検出することにより、液晶表示画面81中の左上の部分に、検出された乾電池の電圧vに応じて、乾電池の電圧vが所定の電圧閾値X’以上であることを示す乾電池のイラストの全体を黒く塗りつぶした表示(以下、「残量多表示」という)と、乾電池の電圧vが電圧閾値X’〜電圧閾値Y’(<X’)の範囲にあることを示す乾電池のイラストの右から3分の2程度を黒く塗りつぶした表示(以下、「残量中表示」という)と、乾電池の電圧vが電圧閾値Y’以下であることを示す乾電池のイラストの右から3分の1程度を黒く塗りつぶした表示(以下、「残量少表示」という)81aとからなる3段階の表示が行われる。これにより、使用者は、表示されている電池残量表示を確認することで、使用している乾電池で電子天秤の駆動が可能である駆動可能時間tを推測している。
特開2001−74545号公報
しかしながら、電池残量表示が行われる電子天秤では、乾電池の電圧vに応じて3段階の表示が行われているだけであるため、使用者は3段階の表示から駆動可能時間tを把握しなければならず、例えば、長時間の自動データ測定を行う場合には、「残量中表示」が行われているため、新しい乾電池に交換することなく古い乾電池をそのまま使用していると、自動データ測定の途中で電子天秤の電源が切れてしまうことがあった。つまり、使用者は3段階の表示でも、自動データ測定が行えるか否かを把握し難い問題があった。
また、使用者が、自動データ測定中に電子天秤の電源が切れかかっているか否かを何度か確認することも考えられるが、その場合には確認作業が煩わしかった。
そこで、本発明は、使用している電池で駆動が可能である駆動可能時間を定量的に把握することができる電子天秤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の電子天秤は、被計量物の重量を次々と検出することにより、検出した重量wを重量記憶部に順次記憶させる重量記憶制御部を備え、電源として使用される電池で駆動される電子天秤であって、電池の放電電圧Vと持続時間Tとの関係を示す放電関数(V―T関数)と、前記電池から供給される電圧では駆動が不可能となる電圧閾値Vthとを予め記憶する放電関数記憶部と、使用している電池の電圧vを取得する電圧取得制御部と、前記電圧取得制御部で取得された電池の電圧vと、前記放電関数記憶部に記憶された放電関数(V―T関数)と電圧閾値Vthとに基づいて、前記電池で駆動が可能である駆動可能時間tを算出して、表示部に駆動可能時間tを表示する時間表示制御部とを備えるようにしている。
ここで、「放電関数(V―T関数)」とは、或る一定の負荷(例えば、自動データ測定等による負荷)が電池にかけられたときに、電池が放電する電圧Vと時間Tとの関係を示す関数のことをいう(図3参照)。このような放電関数を用いると、電池が現在放電する電圧vがわかれば、或る一定の負荷が新品の電池にかけられたと仮定したときに、新品の電池がその電圧vになるまでの時間Tを算出することができる。さらに、電子天秤の駆動が不可能となる電圧閾値Vthがわかれば、或る一定の負荷が新品の電池にかけられたと仮定したときに、新品の電池がその電圧閾値Vthになるまでの時間Tth、すなわち電子天秤の駆動が不可能となるOFF時間Tthを算出することができる。これにより、下記式(4)を用いて駆動可能時間tを算出することができることになる。
t=Tth−T・・・(4)
また、「駆動可能時間t」とは、現在使用している電池で電子天秤の駆動が可能となる残りの時間を示す数値のことをいう(図2参照)。つまり、本発明の電子天秤では、駆動可能時間tとして、例えば6時間30分や2時間10分等のような数値が表示部に表示される。
本発明の電子天秤によれば、放電関数記憶部は、電池の放電電圧Vと持続時間Tとの関係を示す放電関数(V―T関数)と、電子天秤の駆動が不可能となる電圧閾値Vthとを予め記憶する。これにより、上述したように、現在使用している電池の電圧vが得られれば、駆動可能時間tを算出することができるようになっている。
そこで、電圧取得制御部は、現在使用している電池の電圧vを取得する。
そして、時間表示制御部は、電圧取得制御部で取得された電池の電圧vと、放電関数(V―T関数)とに基づいて、或る一定の負荷が新品の電池にかけられたと仮定したときに、新品の電池がその電圧vになるまでの時間Tを算出するとともに、放電関数(V―T関数)と電圧閾値Vthとに基づいて、或る一定の負荷が新品の電池にかけられたと仮定したときに、電子天秤の駆動が不可能となるOFF時間Tthを算出する。
さらに、時間表示制御部は、式(4)を用いて駆動可能時間tを算出して、表示部に駆動可能時間tを表示する。このとき、駆動可能時間tは、例えば、6時間30分や2時間10分等のような数値で表示される。
以上のように、本発明の電子天秤によれば、表示部に駆動可能時間tが表示されるので、駆動可能時間tを定量的に把握することができる。よって、長時間の自動データ測定を行う場合にも、自動データ測定の途中で電子天秤の電源が切れることをなくすことができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、上記発明において、前記放電関数(V―T関数)は、取得された電池の電圧vに応じて場合分けされている1次式及び/又は2次式からなるようにしてもよい。
本発明によれば、放電関数が1次式や2次式で表現されているので、コンピュータ等によって実行される計算を簡略化することができる。
また、上記発明において、温度sを取得する温度取得制御部を備え、前記放電関数(V―T関数)は、式(1)と式(2)と式(3)とからなるようにしてもよい。
X<vのとき、 V=aT+bT+c・・・(1)
Y≦v≦Xのとき、 V=dT+e・・・・・・・(2)
v<Yのとき、 V=fT+gT+h・・・(3)
ただし、X、Yは定数であり、a、b、c、d、e、f、g、hは定数若しくは温度による関数である。
本発明によれば、温度取得制御部は、温度sを取得するので、駆動可能時間tを正確に算出して表示することもできる。
また、上記発明において、前記放電関数記憶部は、電池の種類に応じて異なる複数の放電関数を記憶し、電池の種類が入力される入力部と、入力部に入力された電池の種類に基づいて、複数の放電関数のうちから一つの放電関数を選択する選択制御部とを備え、前記時間表示制御部は、前記選択制御部で選択された放電関数に基づいて、駆動可能時間tを算出するようにしてもよい。
本発明によれば、電池の種類に応じて異なる複数の放電関数を記憶しているので、駆動可能時間tを正確に算出して表示することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1は、本発明に係る電子天秤の構成を示すブロック図である。また、図2は、電子天秤における液晶表示画面の一例を示す図である。
電子天秤1は、重量検出部10と、温度検出部15と、電圧検出部20と、信号処理器30と、不揮発性メモリ40と、マイクロコンピュータ50と、液晶表示画面(表示部)60と、操作キー(入力部)70とを備える。
なお、電子天秤1は、公称電圧が1.5Vの4個の乾電池Bで駆動され、4個の乾電池Bの電圧vがOFF電圧(電圧閾値)Vth(3.20V)を下回ると、電子天秤1の駆動が不可能となるものとする。また、電子天秤1では、乾電池として、アルカリ乾電池、マンガン乾電池、ニッケル乾電池が使用可能となっている。
重量検出部10は、その計量皿の上面に載置された被計量物の重量wをロードセル(図示せず)によって検出し、A/D変換器30aにアナログ信号を所定の時間間隔Δta(例えば、数ミリ秒間隔)で順次出力する。
温度検出部15は、温度sを温度センサ(図示せず)によって検出し、A/D変換器30bにアナログ信号を所定の時間間隔Δtb(例えば、数ミリ秒間隔)で順次出力する。
電圧検出部20は、現在使用している4個の乾電池Bの電圧vを検出し、A/D変換器30cにアナログ信号を所定の時間間隔Δtbで順次出力する。
信号処理器30は、重量検出部10から検出されたアナログ信号をデジタル信号(荷重データ)に変換するA/D変換器30aと、温度検出部15から検出されたアナログ信号をデジタル信号(温度データ)に変換するA/D変換器30bと、電圧検出部20から検出されたアナログ信号をデジタル信号(電圧データ)に変換するA/D変換器30cとを備える。
マイクロコンピュータ50が処理する機能をブロック化して説明すると、重量(荷重データ)wが入力される重量記憶制御部51と、温度(温度データ)sが入力される温度取得制御部52と、電圧(電圧データ)vが入力される電圧取得制御部53と、3種類の放電関数(V―T関数、V’―T’関数、V’’―T’’関数)のうちから一つの放電関数を選択する選択制御部54と、駆動可能時間tを表示する時間表示制御部55とを有する。
不揮発性メモリ40は、重量wを順次記憶する重量記憶領域41と、3種類の放電関数(V―T関数、V’―T’関数、V’’―T’’関数)とOFF電圧Vth(3.20V)とを予め記憶する放電関数記憶領域42とを有する。
ここで、放電関数記憶領域42に記憶される放電関数について説明する。
図3は、4個のアルカリ乾電池から供給される電圧で電子天秤が駆動されたときにおける4個のアルカリ乾電池の電圧(放電電圧)Vと持続時間Tとの関係を示す放電カーブであり、図4は、或る一定の負荷(例えば、電子天秤の駆動の1/4に相当)が1個のアルカリ乾電池にかけられたときにおける1個のアルカリ乾電池の電圧Vと持続時間Tとの関係を示す標準放電カーブである。つまり、図3に示す放電カーブは、図4に示す標準放電カーブにおける電圧vを4倍することで得られる。
ところで、図3に示すような放電カーブは、3次式や4次式の関数で一般的に表現されるが、3次式や4次式の関数で表現すると、マイクロコンピュータ50の時間表示制御部55によって実行される計算が複雑になるので、本発明の電子天秤1では、マイクロコンピュータ50の時間表示制御部55によって実行される計算を簡略化するために、アルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)は、式(1)と式(2)と式(3)とからなる。
X(=4.72V)<vのとき、 V=aT+bT+c・・・(1)
Y(=4.32V)≦v≦Xのとき、 V=dT+e・・・・・・・(2)
v<Yのとき、 V=fT+gT+h・・・(3)
ただし、a、b、c、d、e、f、g、hは、温度sによる関数である。
このようなアルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)は、例えば、使用者が、操作キー70等を用いて、放電関数記憶領域42に予め記憶させることになる。 なお、本発明の電子天秤1では、放電関数記憶領域42には、アルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)だけでなく、マンガン乾電池についての放電関数(V’―T’関数)と、ニッケル乾電池についての放電関数(V’’―T’’関数)とも記憶されている。
重量記憶制御部51は、重量検出部10により被計量物の重量が検出され、A/D変換器30aによりデジタル信号に変換された重量wを重量記憶領域41に所定の時間間隔Δtaで順次記憶させていく制御を行う。つまり、時々刻々と被計量物の重量wの変化を測定する長時間の自動データ測定を実行する。このとき、重量記憶制御部51は、液晶表示画面60の中央の部分に重量wを時間間隔Δtaで順次表示する制御を行ってもよい。
温度取得制御部52は、温度検出部15により温度sが検出され、A/D変換器30bによりデジタル信号に変換された温度sを所定の時間間隔Δtbで順次得ていく制御を行う。
電圧取得制御部53は、電圧検出部20により電圧vが検出され、A/D変換器30cによりデジタル信号に変換された電圧vを所定の時間間隔Δtbで順次得ていく制御を行う。
選択制御部36は、操作キー70からの入力信号に基づいて、複数の放電関数(V―T関数、V’―T’関数、V’’―T’’関数)のうちから一つの放電関数を選択する制御を行う。
例えば、使用者は、電子天秤1に4個のアルカリ乾電池Bを使用している場合には、操作キー70を用いて、乾電池の種類として「アルカリ乾電池」と入力すると、選択制御部36は、3種類の放電関数(V―T関数、V’―T’関数、V’’―T’’関数)のうちからアルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)を選択する。一方、使用者は、電子天秤1に4個のマンガン乾電池を使用している場合には、操作キー70を用いて、乾電池の種類として「マンガン乾電池」と入力すると、選択制御部36は、3種類の放電関数のうちからマンガン乾電池についての放電関数(V’―T’関数)を選択する。
時間表示制御部55は、電圧取得制御部53で取得された電圧vと、選択制御部54で選択された放電関数と、電圧閾値Vthと、温度取得制御部52で取得された温度sとに基づいて、乾電池で電子天秤1の駆動が可能である駆動可能時間tを算出して、液晶表示画面60の左上の部分60aに駆動可能時間tを表示する制御を行う(図2参照)。
例えば、選択制御部54で選択された放電関数が、アルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)であり、電圧vが、X<vを満たしているときには、vを式(1)に代入するとともに、温度sを用いることによりTを算出する。このとき、Tとして2つの解が得られるが、2つの解のうち小さい方をTとする。また、電圧閾値Vthを式(3)に代入するとともに、温度sを用いることによりTを算出する。このとき、Tとして2つの解が得られるが、2つの解のうち大きい方をOFF時間Tthとする。そして、式(4)を用いて駆動可能時間tを算出する。このように算出された駆動可能時間tを液晶表示画面60の左上の部分60aに表示する。図2では、駆動可能時間tは、「6:30」と表示されている。これにより、使用者は、使用している4個のアルカリ乾電池Bで電子天秤1の駆動が可能である駆動可能時間tを定量的に把握することができる。
t=Tth−T・・・(4)
一方、電圧vが、Y≦v≦Xを満たしているときには、vを式(2)に代入するとともに、温度sを用いることにより、Tを算出する。また、同様にして電圧閾値Vthを式(3)に代入することにより、OFF時間Tthを算出する。そして、式(4)を用いて駆動可能時間tを算出する。その結果、同様にして液晶表示画面60の左上の部分に駆動可能時間tを表示する。
さらに、電圧vが、v<Yを満たしているときには、vを式(3)に代入するとともに、温度sを用いることにより、Tを算出する。このとき、Tとして2つの解が得られるが、2つの解のうち大きい方をTとする。また、同様にして電圧閾値Vthを式(3)に代入することにより、OFF時間Tthを算出する。そして、式(4)を用いて駆動可能時間tを算出する。その結果、同様にして液晶表示画面60の左上の部分に駆動可能時間tを表示する。
次に、電子天秤1による駆動可能時間tを表示する表示方法について説明する。図5は、電子天秤1による表示方法を示すフローチャートである。なお、電子天秤1の電源として、4個のアルカリ乾電池Bを使用した場合について説明することとする。
まず、ステップS101の処理において、電子天秤1の電源として4個のアルカリ乾電池Bを使用する。
次に、ステップS102の処理において、電子天秤1の電源(例えば、操作キー70の一部)が入れられたか否かを判定する。電子天秤1の電源が入れていないと判定したときには、ステップS102の処理を繰り返す。
一方、電子天秤1の電源が入れたと判定したときには、ステップS103の処理において、使用者は、操作キー70を用いて、使用している電池の種類として「アルカリ乾電池」と入力する。
次に、ステップS104の処理において、選択制御部54は、操作キー70からの入力信号に基づいて、3種類の放電関数のうちからアルカリ乾電池についての放電関数(V―T関数)を選択する。
次に、ステップS105の処理において、電圧取得制御部53は、電圧検出部20により電圧vが検出され、A/D変換器30cによりデジタル信号に変換された電圧vを取得する。
次に、ステップS106の処理において、温度取得制御部52は、温度検出部15により温度sが検出され、A/D変換器30bによりデジタル信号に変換された温度sを取得する。
次に、ステップS107の処理において、時間表示制御部55は、選択制御部36で選択された放電関数に基づいて、電圧取得制御部53で取得された電圧vがどの範囲に存在するかを判定する。
電圧vがX<vを満たしていると判定したときには、ステップS108の処理において、vを式(1)に代入するとともに、温度取得制御部52で取得された温度sを用いることにより、Tを算出する。
電圧vがY≦v≦Xを満たしていると判定したときには、ステップS109の処理において、vを式(2)に代入するとともに、温度取得制御部52で取得された温度sを用いることにより、Tを算出する。
電圧vがv<Yを満たしていると判定したときには、ステップS110の処理において、vを式(3)に代入するとともに、温度取得制御部52で取得された温度sを用いることにより、Tを算出する。
ステップS108〜S110の処理のいずれかが終了したときには、ステップS111の処理において、時間表示制御部55は、OFF電圧Vthを式(3)に代入するとともに、温度取得制御部52で取得された温度sを用いることにより、OFF時間Tthを算出する。
次に、ステップS112の処理において、時間表示制御部55は、式(4)を用いて駆動可能時間tを算出して、液晶表示画面60の左上の部分60aに駆動可能時間tを表示する(図2参照)。
次に、ステップS113の処理において、電子天秤1の電源が切られたか否かを判定する。電子天秤1の電源が切られていないと判定したときには、ステップS105の処理に戻る。
一方、電子天秤1の電源が切られたと判定したときには、本フローチャートを終了させることになる。
以上のように、本発明の電子天秤1によれば、液晶表示画面60の左上の部分60aに駆動可能時間tが表示されるので、駆動可能時間tを定量的に把握することができる。よって、長時間の自動データ測定を行う場合には、駆動可能時間tが自動データ測定を実行する時間より長いときには、新たな乾電池に交換することなく古い乾電池Bをそのまま使用し、一方、駆動可能時間tが自動データ測定を実行する時間より短いときには、新たな乾電池に交換することにより、自動データ測定の途中で電子天秤1の電源が切れることをなくすことができる。
(他の実施形態)
(1)上述した電子天秤1において、電圧検出部20は、現在使用している4個の乾電池の電圧vを検出する構成としたが、現在使用している各乾電池の電圧をそれぞれ個別に検出する構成としてもよい。
(2)上述した電子天秤1において、電圧検出部20は、現在使用している4個の乾電池の電圧vを検出する構成としたが、現在使用している1個の乾電池のみの電圧を検出する構成としてもよい。
(3)上述した電子天秤1において、時間表示制御部55は、温度sに基づいて、駆動可能時間tを算出する構成としたが、a、b、c、d、e、f、g、hを定数として、温度sを用いない構成としてもよい。
(4)上述した電子天秤1において、時間表示制御部55は、液晶表示画面60の左上の部分60aに駆動可能時間tを常に表示する構成としたが、使用者が、自動データ測定を行う前に操作キー70等を操作したときのみに、液晶表示画面60の中央に駆動可能時間tを表示する構成としてもよい。
本発明は、乾電池や充電池や蓄電池等で駆動される電子天秤に好適に利用できる。
本発明に係る電子天秤の構成を示すブロック図である。 電子天秤における液晶表示画面の一例を示す図である。 4個のアルカリ乾電池から供給される電圧で電子天秤が駆動されたときにおける4個のアルカリ乾電池の電圧Vと持続時間Tとの関係を示す放電カーブである。 或る一定の負荷が1個のアルカリ乾電池にかけられたときにおける1個のアルカリ乾電池の電圧Vと持続時間Tとの関係を示す標準放電カーブである。 電子天秤による表示方法を示すフローチャートである。 従来の電子天秤における液晶表示画面の一例を示す図である。 従来の電子天秤における液晶表示画面の他の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子天秤
40 不揮発性メモリ
41 重量記憶部
42 放電関数記憶部
51 重量記憶制御部
53 電圧取得制御部
55 時間表示制御部
60 液晶表示画面(表示部)

Claims (4)

  1. 被計量物の重量を次々と検出することにより、検出した重量wを重量記憶部に順次記憶させる重量記憶制御部を備え、
    電源として使用される電池で駆動される電子天秤であって、
    電池の放電電圧Vと持続時間Tとの関係を示す放電関数(V―T関数)と、前記電池から供給される電圧では駆動が不可能となる電圧閾値Vthとを予め記憶する放電関数記憶部と、
    使用している電池の電圧vを取得する電圧取得制御部と、
    前記電圧取得制御部で取得された電池の電圧vと、前記放電関数記憶部に記憶された放電関数(V―T関数)と電圧閾値Vthとに基づいて、前記電池で駆動が可能である駆動可能時間tを算出して、表示部に駆動可能時間tを表示する時間表示制御部とを備えることを特徴とする電子天秤。
  2. 前記放電関数(V―T関数)は、取得された電池の電圧vに応じて場合分けされている1次式及び/又は2次式からなることを特徴とする請求項1に記載の電子天秤。
  3. 温度sを取得する温度取得制御部を備え、
    前記放電関数(V―T関数)は、式(1)と式(2)と式(3)とからなることを特徴とする請求項2に記載の電子天秤。
    X<vのとき、 V=aT+bT+c・・・(1)
    Y≦v≦Xのとき、 V=dT+e・・・・・・・(2)
    v<Yのとき、 V=fT+gT+h・・・(3)
    ただし、X、Yは定数であり、a、b、c、d、e、f、g、hは定数若しくは温度による関数である。
  4. 前記放電関数記憶部は、電池の種類に応じて異なる複数の放電関数を記憶し、
    電池の種類が入力される入力部と、
    入力部に入力された電池の種類に基づいて、複数の放電関数のうちから一つの放電関数を選択する選択制御部とを備え、
    前記時間表示制御部は、前記選択制御部で選択された放電関数に基づいて、駆動可能時間tを算出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子天秤。
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