JP2009250133A - カップリングの空冷回路 - Google Patents

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隆 久保
Kiminori Sano
公則 佐野
Hiroshi Ishiyama
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Abstract

【課題】カップリングの機械的長寿命と高耐久性を実現し、且つ、カップリングの振動減衰性能及び衝撃緩和・除去性能などを向上させる。
【解決手段】エンジン6の出力軸と動力分割装置12の入力軸13を接続するカップリング11の空冷回路であって、該カップリング11を包囲するカップリングハウジング20の一側部に、外気等の冷気を吸い込む冷気吸込みポート21を設ける。前記カップリングハウジング20の他側部には、該カップリングハウジング20内の熱気を排出させる熱気排出ポート23を設ける。該熱気排出ポート23は排気ホース24を介してファンカバー10内の負圧発生部(空気吸引手段)に連通接続させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、カップリングの空冷回路に関するものであり、特に、カップリングの周囲温度を低下させることができるカップリングの空冷回路に関するものである。
従来、エンジンの動力はカップリングを介して油圧ポンプ等の従動軸側(負荷側)に伝達されている。例えば、建設機械のエンジンにおいては、エンジンの出力軸の一端部に冷却ファンが連結されていると共に該冷却ファンの前側にラジエータが設けられ、且つ、エンジンの出力軸の他端部にはカップリングを介して油圧ポンプ等の従動軸が連結されている。
したがって、エンジンの動力はカップリングにより油圧ポンプ等に伝達されるように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−33482号公報。
而して、上記カップリングの外周空間部は、エンジンや油圧ポンプ等の駆動により発生した熱が伝達されて、温度が許容温度以上に上昇することがある。そのため、カップリングの温度上昇によって、該カップリングおよびその周辺機器類の耐久性が低下して機械的寿命が短くなる。
之を防止するために、前記カップリングの温度最高使用温度の高い特別な合成樹脂製のカップリングを使用することがあるが、この場合はカップリングの振動減衰性能、衝撃緩和・除去性能および騒音低減性能が著しく低下するという問題があった。
そこで、上記カップリングの機械的長寿命と高耐久性を実現し、且つ、カップリングの振動減衰性能及び衝撃緩和・除去性能などを向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、エンジンの出力軸と被駆動装置の入力軸を接続するカップリングの空冷回路であって、該カップリングを包囲するカップリングハウジングの一側部に、外気等の冷気を吸い込むための冷気吸込みポートを設け、且つ、前記カップリングハウジングの他側部に、該カップリングハウジング内の熱気を排出させるための熱気排出ポートを設け、該熱気排出ポートに空気吸引手段を接続させて成るカップリングの空冷回路を提供する。
この構成によれば、カップリングハウジング一側部に設けた冷気吸込みポートによって、外気等の冷気がカップリングハウジング内に吸入される。そして、エンジンの駆動に伴って温度上昇したカップリングハウジング内の熱気は、空気吸引手段によって吸引されて熱気排出ポートからカップリングハウジングの外側に排出される。
請求項2記載の発明は、上記熱気排出ポートに接続された空気吸引手段が、上記エンジンの出力軸に取り付けられた冷却ファンを覆うファンカバー内の負圧発生部である請求項1記載のカップリングの空冷回路を提供する。
この構成によれば、熱気排出ポートはファンカバーの負圧発生部に連通接続されているので、該負圧発生部によってカップリングハウジング内の熱気が吸引される。
請求項3記載の発明は、上記熱気排出ポートに接続された空気吸引手段が電動ファンであることを特徴とする請求項1記載のカップリングの空冷回路を提供する。
この構成によれば、熱気排出ポートは電動ファンに連通接続されているので、該電動ファンによってカップリングハウジング内の熱気が強制的に吸引される。
請求項1記載の発明は、エンジンの駆動時、カップリングハウジング内に吸い込まれる冷気により、カップリングの周囲空間が強制的に冷却される。その結果、該カップリングの温度上昇を抑制できるので、カップリングとして採択できる材料の種類の範囲が拡大する。
したがって、例えば最高使用温度の低いゴム製のカップリングを使用できるので、カップリングの振動減衰性能、衝撃緩和・除去性能及び騒音低減性能を向上させることができる。また、カップリング及びその周辺機器類の耐久性がアップして、機械的寿命が長くなるメリットを有する。
請求項2記載の発明は、エンジンの駆動中、カップリングハウジング内の熱気はファンカバー内の負圧発生部によって自動的に吸引できるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、カップリングハウジング内の熱気を排出させるための動力源を新たに設ける必要がない。
請求項3記載の発明では、カップリングハウジング内の熱気は、電動ファンにより発生する強い吸引作用によって排出されるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、カップリングの周囲空間部に対する冷却性能が一層増大する。
本発明は、カップリングの機械的長寿命と高耐久性を実現し、且つ、カップリングの振動減衰性能及び衝撃緩和・除去性能を向上させるという目的を達成するために、エンジンの出力軸と被駆動装置の入力軸を接続するカップリングの空冷回路であって、該カップリングを包囲するカップリングハウジングの一側部に外気等の冷気を吸い込むための冷気吸込みポートを設け、且つ、前記カップリングハウジングの他側部に該カップリングハウジング内の熱気を排出させるための熱気排出ポートを設け、該熱気排出ポートに空気吸引手段を接続させたことにより実現した。
以下、本発明の好適な一実施例を図面に従って説明する。図1は本発明を適用した建設機械としての油圧ショベル1を示す全体側面図である。図1において、油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部に搭載されている運転室4と、前記上部旋回体3の前部に俯仰自在に枢着されているブーム5と、該ブーム5の先端部に回動自在に枢着されているアーム5aと、該アーム5aの先端部に回動自在に枢着されているバケット5bとから成る。
図2は本実施例に係るカップリングの空冷回路を示す。図2において、6はエンジンであって、該エンジン6は上部旋回体3における運転室4の後方に設けられている。該エンジン6の出力軸7の一端部には冷却ファン8が連結され、且つ、該冷却ファン8の前側(図2における左側)にはラジエータ9が設けられている。該ラジエータ9とエンジン6の
間にはファンカバー10が設けられ、該ファンカバー10により冷却ファン8の外周間部が覆われている。
又、エンジン6の出力軸7の他端部にはカップリング(軸継ぎ手)11を介して、動力分割装置12に設けた入力軸13の一端部が接続されている。そして、該入力軸13の他端部にはギア14が形成されている。
更に、前記動力分割装置12の他側(図2における右側)には油圧ポンプ16とアシストモータ17が並列に配設されている。前記油圧ポンプ16は従動用のギア18を有し、該ギア18は、動力分割装置12側のギア14に噛合連結されている。
又、上記油圧ポンプ16と同様に、アシストモータ17も従動用のギア19を有し、該ギア19は、前記動力分割装置12側のギア14に噛合連結されている。したがって、油圧ポンプ16とアシストモータ17は動力分割装置12を介して、エンジン6の動力が配分して伝達されるように構成されている。
本実施例においては、カップリング11の外周空間部Sの温度上昇を抑制するための空冷機構が具備されている。即ち、カップリング11はカップリングハウジング20によって包囲され、該カップリングハウジング20の一側部(図2にける下側部)には冷気吸込みポート21が設けられている。
該冷気吸込みポート21には吸気ホース22の一端部が接続され、該吸気ホース22の他端部は大気中に開放されている。したがって、この吸気ホース22によって外気すなわち冷気Cは、冷気吸込みポート21からカップリングハウジング20内に吸い込まれるように構成されている。
又、カップリングハウジング20の他側部(図2における上側部)には熱気排出ポート23が設けられ、該熱気排出ポート23には排気ホース24の一端部が接続されている。該排気ホース24の他端部は、上記ファンカバー10に設けた流入口25に接続されている。該流入口25は、冷却ファン23の回転により負圧を発生する空間部に臨んでいる。本実施例では、ファンカバー10内の負圧発生部は、熱気排出ポート23に対して空気吸引手段として機能する。
したがって、エンジン6の運転中、ファンカバー10内に発生する負圧は、排気ホース24を介して前記熱気排出ポート23に作用する。斯くして、カップリングハウジング20の内部に発生した熱気Hは、熱気排出ポート23からカップリングハウジング20の外側に排出されるように構成されている。
以上説明したように本実施例によれば、エンジン6の駆動時、冷気吸込みポート21によってカップリングハウジング20内に冷気(外気)Cが吸入される。そして、エンジン6や油圧ポンプ16等の駆動に伴ってカップリングハウジング20内の空気が温度上昇するが、該温度上昇した熱気Hは、ファンカバー10内に発生する負圧によって吸引されるため、熱気排出ポート23からカップリングハウジング20の外側に排出される。その結果、前記熱気の排出に応じて、カップリングハウジング20内に冷気吸込みポート21から冷気Cが連続的に導入される。
このように、上記カップリングハウジング20においては、エンジン6の運転中、熱気の排出作用と冷気の吸入作用が連続的に繰り返えされる。依って、カップリングハウジング20内に連続的に吸い込まれる冷気Cにより、カップリング11の周囲空間部Sが強制的に冷却される。斯くして、カップリング11の温度が所定値以上に上昇することを確実
に抑制できるので、カップリング11として採択できる材料の種類の範囲が拡大する。
したがって、合成樹脂よりも最高使用温度の低いゴムをカップリング11の材料として使用することにより、該カップリング11の振動減衰性能、衝撃緩和・除去性能及び騒音低減性能が大幅に向上する。併せて、カップリング11及びその周辺機器類の耐久性が著しくアップして、従来に比べて機械的寿命が長くなる。
又、熱気排出ポート23は、排気ホース24を介してファンカバー10内の負圧発生部に連通接続されているので、該負圧発生部によってカップリングハウジング20内の熱気Hが自動的に強制吸引方式にて排出される。依って、カップリングハウジング20内の熱気Hを排出させるための動力源を別途特別に設置する必要がない。
尚、本実施例では、上記冷気ホース22の他端部を大気中に開放したが、該冷気ホース22の他端部を大気以外の低温の空気源に連通接続することにより、カップリングハウジング20内に冷気Cを吸い込むように構成することも可能である。
図3は、本発明の他の実施例を示す。尚、上記実施例と同一の部材はそれと同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施例による空冷回路は、一端部が熱気排出ポート23に接続された排気管26の途中に電動ファン27が設置され、該電動ファン27は熱気排出ポート23に対して空気吸引手段として機能するように構成したことを特徴とする。
このように構成しても前記実施例と同様な作用効果を奏する。特に、本実施例によれば、熱気排出ポート3の空気吸引手段として電動ファン27を設けたので、該電動ファン27によって高い空気吸引力が発生して、カップリングハウジング20内の熱気Hに対する排出作用が著しく増大する。
斯くして、カップリング11の周囲空間部Sに対する冷却性能が一層向上する。又、電動ファン27によってカップリングハウジング20内の熱気Hが排気管26の開放端に向かって強制的に流れて、該熱気Hが逆流しないので、外部から異物がカップリングハウジング20内に侵入するおそれもない。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施例を示し、油圧ショベルの全体側面図。 本発明の一実施例に係るカップリングの空冷回路を示す回路説明図。 本発明の他の実施例に係るカップリングの空冷回路を示す回路説明図。
符号の説明
6 エンジン
7 出力軸
8 冷却ファン
9 ラジエータ
10 ファンカバー
11 カップリング(軸継ぎ手)
12 動力分割装置(被駆動装置)
13 入力軸
16 油圧ポンプ
17 アシストモータ
20 カップリングハウジング
21 冷気吸込みポース
22 吸気ホース
23 熱気排出ポート
24 排気ホース
26 排気管
27 電動ファン(空気吸引手段)

Claims (3)

  1. エンジンの出力軸と被駆動装置の入力軸を接続するカップリングの空冷回路であって、該カップリングを包囲するカップリングハウジングの一側部に外気等の冷気を吸い込むための冷気吸込みポートを設け、且つ、前記カップリングハウジングの他側部に該カップリングハウジング内の熱気を排出させるための熱気排出ポートを設け、該熱気排出ポートに空気吸引手段を接続させたことを特徴とするカップリングの空冷回路。
  2. 上記熱気排出ポートに連通接続された空気吸引手段が、上記エンジンの出力軸に取り付けられた冷却ファンを覆うファンカバー内の負圧発生部であることを特徴とする請求項1記載のカップリングの空冷回路。
  3. 上記熱気排出ポートの空気吸引手段が電動ファンであることを特徴とする請求項1記載のカップリングの空冷回路。
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