JP2009248923A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を実行または継続することが可能な電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】操舵補助モータ20を制御するアシスト処理を実行するCPUと、CPUの作業領域となるRAM103と、アシスト処理の実行前または実行中にRAM103の故障検出を行うメモリ故障検出・アシスト可否判定部211とを備え、RAM103は、故障がある場合でもアシストトルクを制限することで、アシスト処理を継続できる領域Bを有し、領域Bは、アシスト処理の機能に応じて複数に分割されており、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でRAM103の領域Bの故障を検出した場合には、アシストトルクを制限して、アシスト処理を実行または継続する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関し、詳細には、メモリに故障(異常)が発生した場合でも操舵補助処理を継続することが可能な電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
乗用車やトラック等の車両の操舵力を軽減するため、操舵補助モータによって操舵を補助する、いわゆる電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)装置がある。電動パワーステアリング装置では、操舵補助モータの駆動力を、減速機を介してギヤまたはベルト等の伝送機構により、ステアリングシャフトまたはラック軸に補助力を付与するようになっている。かかる電動パワーステアリング装置は、操舵補助トルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティ比の調整で行っている。
かかる電動パワーステアリング装置を搭載する車両の大型化のため、電動パワーステアリング装置の高出力化が進み、操舵補助モータのモータトルクの増大・大電流化が加速している。従来、電動パワーステアリング装置に何らかの異常が発生した場合には、操舵アシストを停止していた。軽自動車等では、電動パワーステアリング装置が作動していない場合でもある程度の操舵が可能であるが、リッターカー以上では操舵に大きな力が必要になるため、異常発生後も電動パワーステアリング装置による操舵アシストを継続することが望まれる。
このような電動パワーステアリング装置の制御には、データの格納や演算処理のためにRAM等のメモリを使用しており、操舵性能と信頼性を向上させるためにメモリ容量も大きくなってきている。そして、電動パワーステアリング装置の安全性を高めるために、初期時においても、また、操舵アシスト中においてもシステムの信頼性を高めたり、安全性を図ることを目的としてメモリ診断機能を具備するようになっている。
例えば、特許文献1〜3では、メモリ診断機能を備えた電動パワーステアリング装置において、メモリの異常を検出した場合に、安全のために操舵アシストを停止する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1〜3では、メモリの異常を検出した場合には、
異常の軽重に拘わらず操舵アシストを停止する構成であるので、メモリに異常がある場合に操舵アシストを継続することができないという問題がある。
特開2006−331086号公報 特開2004−133635号公報 特開2003−323353号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を実行または継続することが可能な電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、前記制御手段の作業領域となるメモリと、前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、を備え、前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリの前記領域は、トルク制御で使用される第1の領域を含み、前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第1の領域の故障を検出した場合には、前記トルク制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリの前記領域は、トルク補償制御に使用される第2の領域を含み、前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第2の領域の故障を検出した場合には、前記トルク補償制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリの前記領域は、モータ電流制御に使用される第3の領域を含み、前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第3の領域の故障を検出した場合には、前記モータ電流制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記メモリはランダムアクセスメモリであることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、を含み、
前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、前記故障検出を行う工程で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置に搭載されるプログラムにおいて、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、をコンピュータに実行させ、前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、前記故障検出を行う工程で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする。
本発明によれば、車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、前記制御手段の作業領域となるメモリと、前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、を備え、前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することとしたので、メモリに異常がある場合でも可及的に操舵補助処理を実行または継続することが可能な電動パワーステアリング装置を提供することが可能となるという効果を奏する。
以下に、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示す図である。図1において、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギヤ3、ユニバーサルジョイント4aおよび4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクTを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助する操舵補助モータ20が、減速ギヤ3を介してコラム軸2に連結されている。ここで、操舵補助モータ20は、例えば、ブラシレスモータやブラシモータである。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から内蔵の電源リレー13を経て電力が供給され、イグニションキー11からイグニション信号が供給される。また、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、操舵補助モータ20の電流指令値を演算し、操舵補助モータ20の電流検出値と電流指令値とに基づいて、操舵補助モータ20の電流検出値が電流指令値に追従するように操舵補助モータ20を駆動制御する。
図2は、図1のコントロールユニット30のハードウェア構成を示す図である。コントロールユニット30は、図2に示すように、MCU(マイクロコントロールユニット)100と、FETプリドライバ回路110と、モータ駆動回路(インバータ)120と、電流検出回路130と、位置検出回路140等を備えている。
MCU100は、CPU(制御手段)101、ROM102、RAM103、EEPROM(不揮発性メモリ)104、A/D変換器105、インターフェース106、バス107等を備えている。CPU101は、ROM102に格納されたプログラムを実行して電動パワーステアリング装置を制御する。
ROM102は、CPU101が実行する各種プログラムを格納する。具体的には、ROM102には、操舵補助(アシスト)を行う操舵補助モータ20を制御するアシスト処理(操舵補助処理)、およびRAM103の故障検出を行うメモリ診断処理(メモリ初期診断処理およびメモリ常時診断処理)を実行するための制御プログラム等が格納されている。
RAM103は、CPU101がプログラムを実行する場合にその作業領域として使用され、処理過程で必要とするデータや処理結果等が記憶されるものである。
EEPROM104は、電源遮断後においても記憶内容を保持可能な不揮発性メモリであり、CPU101が、電動パワーステアリング装置の制御で使用する制御データ等が格納される。なお、ここでは、不揮発性メモリとして、EEPROMを使用することとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、FLASH−ROM等の他の不揮発性メモリを使用することにしてもよい。
A/D変換器105は、トルクセンサ10からの操舵トルクT、電流検出回路130からの操舵補助モータ20の電流検出値Im、および位置検出回路140からのモータ回転角信号θ等を入力し、デジタル信号に変換する。インターフェース106は、車速センサ12からの車速V(パルス)をCAN通信で受け取るためのものである。
上記構成において、CPU101が、ROM102に格納されたプログラムを実行することにより、メモリ故障検出手段、アシスト可否判定手段、およびフェールセーフ処理手段として機能する。
FETプリドライバ回路110は、主MCU100から入力されるUVW各相のPWM制御信号を、各相正負の通電信号(Up、Un、Vp、Vn、Wp、Wn)に変換して、モータ駆動回路120に出力する。
モータ駆動回路120は、一対のFETスイッチング素子からなるブリッジ回路をU相用、V相用、W相用として3相分備えており、各FETスイッチング素子には還流ダイオードが並列接続されている。このブリッジ回路には、バッテリ14から電源リレー13を介して直流電圧が印加される。各FETスイッチング素子の制御端子(ゲート端子)には、FETプリドライバ回路110から通電信号が入力される。モータ駆動回路120に印加される直流電圧は、モータ駆動回路120内のFETスイッチング素子のスイッチング動作によって3相の交流電圧に変換され、それにより操舵補助モータ20が駆動される。このブリッジ回路には、シャント抵抗R1、R2が接続されている。このシャント抵抗R1、R2に電流検出回路130が接続され、これによって、操舵補助モータ20の電流検出値Imを検出するようになっている。
位置検出回路140は、位置センサ21からの出力信号をモータ回転角信号θとして、A/D変換器105に出力する。
上記のように構成される電動パワーステアリング装置では、アシスト処理の実行前または実行中に、RAM103の故障を検出した場合でも、可及的にアシスト処理を実行するために、RAM103の故障を検出した場合に、故障した領域に基づいて、アシスト処理を実行可能な故障か否かを判断し、アシスト処理を実行可能と判定した場合には、アシスト処理を開始または継続し、アシスト処理を実行不可能と判定した場合には、アシスト処理を停止するように構成されている。
図3は、RAM103のメモリ構成例を示す図である。同図に示すように、RAM103は、故障検出後の処理に応じて3つの領域に分割されており、故障しても正常時と同様にアシスト処理を継続(実行)できる領域Aと、故障した場合にアシストトルク(操舵補助トルク)を制限(以下、「アシスト制限」とも称する)することでアシスト処理を継続(実行)できる領域Bと、故障した場合に、アシスト処理を継続(実行)できない領域Cとを備えている。
RAM103に記憶されるべきデータも、当該データが異常となった際にアシスト処理に及ぶ影響度に応じて、3つに分類されている。領域Aには、異常となってもアシスト処理に影響を殆ど与えない影響度の低いデータが記憶される。領域Bには、異常となってもアシストトルクを制限することでアシスト処理を継続できる影響度が中程度のデータが記憶される。領域Cには、異常となった場合にはアシスト処理を継続できない影響度が高いデータが記憶される。ここで、影響度が高いデータとは、アシスト処理を実行する場合に基本となるデータであり、例えば、アシストマップの操舵補助指令値を算出するためのデータである。
さらに、領域Bは、アシスト処理を行う場合にその機能に応じて3つに分割されており、トルク制御を実行するために使用し、例えば、電流指令値を算出するために使用する領域B−1(第1の領域)と、トルク補償制御を実行するために使用し、例えば、その補償値を算出するために使用する領域B−2(第2の領域)と、モータ電流制御を実行するために使用する領域B−3(第3の領域)とを備えている。
図4は、MCU100の機能構成図(CPU101が制御プログラムを実行することにより実現する機能構成)を示す図である。MCU100は、図4に示すように、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211と、フェールセーフ処理部212と、電流指令値制限部213、補償値制限部214と、デューティ制限部215とを備えている。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、RAM103の故障診断を行い、RAM103の故障を検出した場合に、その故障領域に基づいて、アシスト処理が実行可能、アシスト制限することで実行可能、および実行不可能のいずれであるかを判定し、判定結果に基づいて、電流指令値制限部213、補償値制限部214、およびデューティ制限部215の制限ゲインを設定する。
具体的には、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、故障アドレスが領域A(図3参照)である場合には、電流指令値制限部213、補償値制限部214、およびデューティ制限部215の現在の制限ゲインを維持する。
故障アドレスが領域Bである場合には、アシスト制限と判定して、さらに、故障アドレスが領域B−1、領域B−2、および領域B−3のいずれであるかを判定する。領域B−1である場合には、電流指令値制限部213の電流指令値制限ゲインを「所定値(ただし、0≦所定値<1)」に設定する。領域B−2である場合には、補償値制限部214の補償値制限ゲインを「所定値(ただし、0≦所定値<1)」に設定する。領域B−3である場合には、デューティ制限部215のデューティ制限ゲインを「所定値(ただし、0≦所定値<1)」に設定する。
故障アドレスが領域Cである場合には、アシスト処理を実行不可能と判断して、電流指令値制限部213の電流指令値制限ゲインを「0」、補償値制限部214の補償値制限ゲインを「0」、デューティ制限部215のデューティ制限ゲインを「0」に設定すると共に、アシスト不能通知をフェールセーフ処理部212に出力する。
電流指令値制限部213は、トルク制御系モジュール500の電流指令値演算部504で決定された電流指令値Iref1に、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211により設定される電流指令値制限ゲインを乗算して、トルク制御を制限する。
補償値制限部214は、補償制御系モジュール510で算出されるトルク補償を行うための補償値に、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211により設定される補償値制限ゲインを乗算して、トルク補償制御を制限する。
デューティ制限部215は、モータ電流制御系モジュール520のPWM制御部550で算出されるPWM制御信号に、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211により設定されるデューティ制限ゲインを乗算して、モータ電流制御を制限する。
フェールセーフ処理部212は、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211からアシスト不能通知を受け取った場合に、フェールセーフ処理(アシスト処理を停止、操舵補助モータ20への通電を遮断、またはMCU100のリセット等)を実行する。
また、MCU100は、図4に示すように、操舵トルクTおよび車速V等に基づいて電流指令値Iref1を算出するトルク制御系モジュール500と、各種のトルク補償を行う補償制御系モジュール510と、モータ電流のFB(フィードバック)制御を行うモータ電流制御系モジュール520等を備えている。つぎに、動作の概略を説明する。
まず、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと、車速センサ12で検出された車速Vとがアシストマップ501に入力され操舵補助指令値が算出される。さらに、補償制御系モジュール510で、例えば、収斂性、慣性、およびSATなどの補償値が算出される。かかる補償値は補償値制限部214で補償値制限ゲインが乗算された後、加算部502で操舵補助指令値に加算してトルク指令値Trefが決定される。
トルク指令値Trefは、位相補償部503で位相補償された後、電流指令値演算部504に入力される。そして、トルク指令値Trefに基づいて電流指令値演算部504で電流指令値Iref1が決定される。なお、ブラシレスモータでは、トルク指令値Trefの他に回転子のロータ角度も電流指令値演算部504に入力して電流指令値Iref1が決定される。電流指令値Iref1は、電流指令値制限部213で電流指令値制限ゲインが乗算されて、電流指令値Iref2となる。
一方、操舵補助モータ20のモータ電流は、電流検出値Imとして、電流検出回路130で検出され、電流指令値Iref2とともに減算部521へ入力される。減算部521では、それらの偏差ΔI=Iref2−Imが算出され、PI(比例積分)制御部522に入力される。PI(比例積分)制御部522では、偏差ΔIの比例積分出力として、電圧制御値Vrefが出力される。また、電流指令値Iref2は、補助値演算部531に入力される。補助値演算部531で演算される補助値、例えば、Dead Time、EMF(逆起電力)、および弱め界磁制御の補助値が、加算部535で電圧制御値Vrefに加算される。加算部535の出力は、PWM制御部550に入力されて、PWM処理され、UVW各相のPWM制御信号が出力される。PWM制御信号は、デューティ制限部215でデューティ制御ゲインが乗算された後、FETプリドライバ回路110に出力され、FETプリドライバ回路110およびモータ駆動回路120を介して、操舵補助モータ20が駆動される。
図5は、MCU100の全体動作の概略を説明するためのフローチャートである。図5を参照して、MCU100の全体動作の概略を説明する。同図において、まず、IGがオンされると(ステップS1の「Yes」)、CPU101を初期化した後(ステップS2)、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211はメモリ初期診断処理を実行する(ステップS3)。メモリ初期診断処理では、後述するRAM103の故障診断を行う(図6参照)。なお、メモリ初期診断処理でRAM103の故障を検出した場合には、その故障領域に基づいて、アシスト処理が実行可能か、実行不可能か、アシスト制限して実行可能かを判定する。アシスト処理を実行不可能と判定した場合には、アシスト処理を開始せず、また、アシスト処理を実行可能と判断した場合には、通常のアシスト処理を開始し、また、アシスト制限して実行可能と判定した場合には、アシスト制限してアシスト処理を開始する。
つづいて、RAM103を初期化した後(ステップS4)、アシスト処理を開始する(ステップS5)、アシスト処理の実行中に、所定周期でメモリ常時診断処理を実行する(ステップS6)。メモリ常時診断処理は、メモリ初期診断処理と同様なRAM103の故障診断を行い(図6参照)、RAM103の故障を検出した場合に、アシスト処理を実行不可能な故障と判定した場合には、アシスト処理を停止させる。
この後、IGがOFFされていない場合には(ステップS7の「No」)、ステップS5に戻り、IGがOFFされた場合には(ステップS7の「Yes」)、操舵補助モータ20を停止させるための所定の停止処理を行って(ステップS8)、当該フローを終了する。
図6は、図5のメモリ初期診断処理S3およびメモリ常時診断処理S6におけるRAM診断処理の具体的な内容を説明するためのフローチャートである。同図において、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、まず、初期診断であるか否かを判断する(ステップS21)。初期診断である場合には(ステップS21の「Yes」)、RAM103の領域Aの先頭アドレスを診断アドレスに設定する一方(ステップS22)、初期診断でない場合(ステップS21の「No」)、すなわち、常時診断である場合には、RAM103の領域Bの先頭アドレスを診断アドレスに設定する(ステップS27)。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、診断アドレスを設定した後、RAM103の診断アドレスのビットの診断を行って(ステップS23)、故障があるか否かを判定する(ステップS24)。診断アドレスに故障があるか否かの判断は、例えば、基準データを診断アドレスにライト/リードし、その一致を判断して、故障か否かを判定することができる。
メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、診断アドレスに故障がない場合には(ステップS24の「Yes」)、ステップS25に移行する一方、診断アドレスに故障がある場合には(ステップS24の「No」)、診断アドレスをRAM103の故障アドレスに設定して、アシスト可否判定処理(図7参照)を実行する(ステップS29)。このアシスト可否判定処理では、後述するように、RAM103の故障した領域に基づいて、アシスト処理の継続が可能か、アシスト制限してアシスト処理を継続可能か、または、アシスト処理の継続が不可能でアシスト停止かを判定する。メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、アシスト可否判定処理の判定結果がアシスト継続またはアシスト制限であるか否かを判断する(ステップS30)。アシスト継続またはアシスト制限でない場合には(ステップS30の「No」)、アシスト不能通知をフェールセーフ処理部212に出力する。フェールセーフ処理部212は、アシスト不能通知を受け取ると、フェールセーフ処理を実行した後(ステップS31)、当該フローを終了する。他方、アシスト可否判定処理の判定結果がアシスト継続またはアシスト制限である場合には(ステップS30の「Yes」)、ステップS25に移行する。
ステップS25では、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、RAM103の次のアドレスを診断アドレスに設定し、診断アドレス>RAM103の最終アドレスであるか否かを判断する(ステップS26)。診断アドレス>RAM103の最終アドレスでない場合には(ステップS26の「No」)、ステップS23に戻り、当該診断アドレスの診断を行って故障ビットがあるか否かを判断し(ステップS24)、診断アドレス>RAM103の最終アドレスとなるまで(ステップS26の「Yes」)、同じ処理(ステップS23〜S25)を繰り返し実行する。
図7は、上記図6のステップS29のアシスト可否判定処理の詳細な内容を説明するためのフローチャートである。同図において、まず、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、故障アドレスがRAM103の領域A(図3参照)であるか否かを判断する(ステップS41)。故障アドレスが領域Aである場合には(ステップS41の「Yes」)、判定結果=アシスト継続として(ステップS43)、電流指令値制限部213、補償値制限部214、およびデューティ制限部215の現在の電流指令値制限ゲイン、補償値制限ゲイン、およびデューティ制限ゲインをそれぞれ維持する。
ステップS41において、故障アドレスがRAM103の領域Aでない場合には(ステップS41の「No」)、故障アドレスがRAM103の領域Bであるか否かを判断する(ステップS42)。故障アドレスがRAM103の領域Bである場合には(ステップS42の「Yes」)、判定結果=アシスト制限として(ステップS45)、制限ゲイン設定処理(図8参照)を行う。これにより、アシスト制限されたアシスト処理が行われる。
他方、ステップS42において、故障アドレスがRAM103の領域Bでない場合(ステップS42の「No」)、すなわち、故障アドレスがRAM103の領域Cである場合には、判定結果=アシスト停止として(ステップS47)、電流指令値制限部213の電流指令値制限ゲインを「0」、補償値制限部214の補償値制限ゲインを「0」、デューティ制限部215のデューティ制限ゲインを「0」に設定すると共に、アシスト不能通知をフェールセーフ処理部212に出力する(ステップS48)。これにより、操舵補助モータ20に駆動信号が出力されなくなるため、アシスト処理が停止する。
図8は、上記図7のステップS46の制限ゲイン設定処理の詳細な内容を説明するためのフローチャートである。同図において、まず、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、故障アドレスがRAM103の領域B−1(図3参照)であるか否かを判断する(ステップS51)。故障アドレスが領域B−1である場合には(ステップS51の「Yes」)、電流指令値制限部213の電流指令値制限ゲインを「所定値(ただし、0≦所定値<1)」に設定する(ステップS53)。
ステップS51において、故障アドレスが領域B−1でない場合には(ステップS51の「No」)、故障アドレスが領域B−2であるか否かを判断する(ステップS52)。故障アドレスが領域B−2である場合には(ステップS52の「Yes」)、補償値制限部214の補償値制限ゲインを「所定値(0≦所定値<1)」に設定する(ステップS54)。
ステップS52において、故障アドレスが領域B−2でない場合(ステップS52の「No」)、すなわち、故障アドレスが領域B−3である場合には、デューティ制限部215のデューティ制限ゲインを「所定値(0≦所定値<1)」に設定する(ステップS55)。
以上説明したように、上記実施例によれば、操舵補助モータ20を制御するアシスト処理を実行するCPU101と、CPU101の作業領域となるRAM103と、アシスト処理の実行前または実行中にRAM103の故障検出を行うメモリ故障検出・アシスト可否判定部211とを備え、RAM103は、故障がある場合でもアシストトルクを制限することで、アシスト処理を継続できる領域Bを有し、領域Bは、アシスト処理の機能に応じて複数に分割されており、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でRAM103の領域Bの故障を検出した場合には、アシストトルクを制限して、アシスト処理を実行または継続することとしたので、RAM103の領域Bに故障がある場合でも、アシストトルクを制限することで、アシスト処理を実施または継続することができ、RAMに故障がある場合でも可及的にアシスト処理を実行または継続することが可能となる。
また、RAM103の領域Bは、トルク制御で使用されるB−1領域を含み、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でB−1領域の故障を検出した場合には、トルク制御を制限して(例えば、電流指令値のゲイン補正)、アシスト処理を実行または継続することとしたので、RAM103のB−1領域が故障した場合でも、トルク制御を制限することで、アシスト処理を実行または継続することが可能となる。
また、RAM103の領域Bは、トルク補償制御に使用されるB−2領域を含み、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でB−2領域の故障を検出した場合には、トルク補償制御を制限して(例えば、補償値のゲイン補正)、アシスト処理を実行または継続することとしたので、RAM103のB−2領域が故障した場合でも、トルク補償制御を制限することで、アシスト処理を実行または継続することが可能となる。
また、RAM103の領域Bは、モータ電流制御に使用されるB−3領域を含み、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211でB−3領域の故障を検出した場合には、モータ電流制御を制限して(例えば、PWM制御信号のデューティのゲイン補正)、アシスト処理を実行または継続することとしたので、RAM103のB−3領域が故障した場合でも、モータ電流制御を制限することで、アシスト処理を実行または継続することが可能となる。
このように、故障した領域を使用している機能の出力値を制限し、故障した領域を使用していない機能の出力値は制限しない構成となっているので、操舵への影響を最小限に抑えてアシスト処理を実行または継続することが可能となる。
また、メモリ故障検出・アシスト可否判定部211は、アシスト処理の実行中にRAM103の故障検出を行う場合には(メモリ常時診断処理)、領域Aの故障検出を行わないこととしたので、メモリ診断に要する時間を短縮してCPUの負荷を軽減することが可能となる。
なお、上記実施例では、RAM103を領域A〜領域Cの3つの領域に分割することとしたが、分割数はこれに限られるものではなく、2または4以上の領域に分割することにしてもよい。
また、上記実施例では、領域Bを、アシスト処理で使用する機能(トルク制御、トルク補償制御、およびモータ電流制御)に応じて、B−1〜B−3領域の3つの領域に分割することとしたが、分割する機能の数はこれに限られるものではなく、例えば、モータ電流の補助値制御を行う機能を分割することにしてもよい。また、トルク制御、トルク補償制御、およびモータ電流制御を制限する方法は、上記実施例に限られるものではない。
また、上記実施例では、RAM103の故障検出を一例として説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、CPUの作業領域として使用されるレジスタについても同様な方法でアシスト可能な故障か否かを判定することができる。
また、上記実施例では、メモリ故障検出・アシスト可否判定およびフェールセーフ処理をCPU101で実行することとしたが、別個のデバイスで実施することにしてもよい。
本発明に係る電動パワーステアリング装置、そのメモリ故障検出方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムは、CPUが作業用領域として使用するメモリが故障した場合でも、可及的に操舵補助処理を実行または継続する場合に有用である。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を示す図である。 図1のコントロールユニットのハードウェア構成を示す図である。 RAMのメモリ構成例を示す図である。 MCUの機能構成図(CPUが制御プログラムを実行することにより実現する機能構成)を示す図である。 MCUの動作の概略を説明するためのフローチャートである。 メモリ初期診断処理およびメモリ常時診断処理におけるRAM診断処理を説明するためのフローチャートである。 アシスト可否判定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 制限ゲイン設定処理の詳細な内容を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギヤ
4a、4b ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6 タイロッド
10 トルクセンサ
12 車速センサ
14 バッテリ
20 操舵補助モータ
30 コントロールユニット
100 MCU(マイクロコントロールユニット)
101 CPU(制御手段)
102 ROM
103 RAM
104 EEPROM
105 A/D変換器
106 インターフェース
107 バス
110 FETプリドライバ回路
120 モータ駆動回路(インバータ)
130 電流検出回路
140 位置検出回路
211 メモリ故障検出・アシスト可否判定部
212 フェールセーフ処理部
213 電流指令値制限部
214 補償値制限部
215 デューティ制限部
500 トルク制御系モジュール
510 補償制御系モジュール
520 モータ電流制御系モジュール

Claims (7)

  1. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段と、
    前記制御手段の作業領域となるメモリと、
    前記操舵補助処理の実行前または実行中に前記メモリの故障検出を行うメモリ故障検出手段と、
    を備え、
    前記メモリは、故障がある場合でも前記操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を実行できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、
    前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記メモリの前記領域は、トルク制御で使用される第1の領域を含み、
    前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第1の領域の故障を検出した場合には、前記トルク制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記メモリの前記領域は、トルク補償制御に使用される第2の領域を含み、
    前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第2の領域の故障を検出した場合には、前記トルク補償制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記メモリの前記領域は、モータ電流制御に使用される第3の領域を含み、
    前記メモリ故障検出手段で前記メモリの前記第3の領域の故障を検出した場合には、前記モータ電流制御を制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記メモリはランダムアクセスメモリであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法において、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、
    を含み、
    前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、
    前記故障検出を行う工程で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とする電動パワーステアリング装置のメモリ故障検出方法。
  7. 車両のステアリング系に発生する操舵トルクおよび前記車両の速度に基づいて演算した操舵補助指令値と、前記ステアリング系に操舵補助力を付与する操舵補助モータの電流検出値とに基づいて、前記操舵補助モータを制御する電動パワーステアリング装置に搭載されるプログラムにおいて、
    前記操舵補助モータを制御する操舵補助処理を実行する制御手段の作業領域となるメモリに対して、前記操舵補助処理の実行前または実行中に、その故障検出を行う工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記メモリは、故障がある場合でも操舵補助トルクを制限することで、当該操舵補助処理を継続できる領域を有し、当該領域は、前記操舵補助処理の機能に応じて複数に分割されており、
    前記故障検出を行う工程で前記メモリの前記領域の故障を検出した場合には、前記操舵補助トルクを制限して、前記操舵補助処理を実行または継続することを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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