JP2009247925A - 破袋装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】破袋用回転カッターAと袋押えBと巻付き防止用回転体Cとを備え、破袋用回転カッターAは、回転軸1と複数のカッタープレート10とを有し、袋押えBは、複数の押え片20と適宜付勢手段とを有し、巻付き防止用回転体Cは、回転軸30と複数の掻き落し片40とを有し、破袋用回転カッターAと袋押えBとの間が、ゴミ袋の搬送路となり、押え片20でゴミ袋を破袋用回転カッターAがわに押圧でき、カッタープレート10で袋を破けるように形成し、掻き落し片40で、破いた袋等が破袋用回転カッターAに巻付くのを阻止できるよう構成する。
【選択図】図1
Description
また、可動板の切刃等が損傷したときには、これの互換装着が面倒で、時間がかかる等の難点もあった。更に、固定板夫々にスプリングが取付けられており、構成部品数が多くなる難点もあった。
しかも、破袋装置自体の構成が比較的簡素となり、取扱い易く、量産し易く、耐久性、経済性の優れたものとなる。
特に、巻付き防止用回転体Cを形成したので、破かれた袋やゴミ等が破袋用回転カッターAに巻付き難くなると共に、一瞬巻付いても巻付き防止用回転体Cによって直ぐに取除くことができるようになり、破袋作業が中断することなく連続して行えるようになる。
加えて、袋押えBを形成したので、ゴミが詰めてある袋を破袋用回転カッターAがわに確実に押圧でき、ゴミが詰めてある袋や、この袋の中に詰められている複数の小袋等を、その大きさ等に関係なく対応できて、破袋用回転カッターAで確実に破けるようになる。しかも、ゴミが詰めてある袋が大きい場合や、ゴミ自体が大きい場合等は、これに接触している部分の押え片20が、付勢手段に抗して揺動するようになり、袋押えBや破袋用回転カッターAを損傷することなく袋を破けると共に、ゴミを搬送路に沿ってスムーズに通過させることができるようになる。
加えて、押え片20の一部に接触して重り28の付勢力による押え片20の揺動を停止させる受具29を設け、この受具29の押え片20との接触部分に緩衝材29aを設けたので、押え片20の先端がわ部分が破袋用回転カッターAに接近し過ぎるのを確実に防止できるようになると共に、一旦破袋用回転カッターAから離れるように揺動した押え片20が、重り28によって戻るときに緩衝材29aがクッションとなって確実に緩衝できるようになる。ひいては、押え片20や受具29の損傷や、押え片20と受具29の接触時の騒音等を低減できるようになる。
本発明は、主に、予め袋詰めしてあるゴミを収集車で収集し、このゴミを選別施設に於いて選別する際に、ゴミを取出すべく、袋やこの袋内に詰められている複数の小袋等を確実に且つ能率的に破けるようにした破袋装置である。
具体的には、上部に投入口を備えた適宜ケース50内に横架配設されると共に、適宜駆動手段により所定向きに駆動回転可能となるよう形成される破袋用回転カッターAと、この破袋用回転カッターAに対して平行に配した支軸25を介してケース50或いは基台等に揺動自在に装着されると共に、その先端がわ部分が破袋用回転カッターAに離隔接近自在となるように形成される袋押えBと、破袋用回転カッターAに対して平行となるようケース50内或いはケース50下方に配されると共に、適宜駆動手段により所定向きに駆動回転可能な巻付き防止用回転体Cとを備えたものである。
そして、前記破袋用回転カッターAは、回転軸1と、その軸心に沿って適宜間隔で回転軸1に装着される複数のカッタープレート10とを有し、前記袋押えBは、複数のカッタープレート10の隣設空間夫々に臨むように配される複数の押え片20と、この押え片20が破袋用回転カッターAに接近するように所定の力を常時付勢する適宜付勢手段とを有し、前記巻付き防止用回転体Cは、回転軸30と、その軸心に沿って適宜間隔で回転軸30に装着されると共に、その先端部分が複数のカッタープレート10の隣設空間夫々を通過可能となるように形成される複数の掻き落し片40とを有するように構成してある。
しかも、破袋用回転カッターAと袋押えBとの間が、袋詰めされたゴミの搬送路となるように形成し、袋押えBの押え片20で袋詰めされたゴミを破袋用回転カッターAがわに押圧できるように形成し、破袋用回転カッターAのカッタープレート10で袋詰めされたゴミの袋を破けるように形成し、巻付き防止用回転体Cの掻き落し片40で、破かれた袋やゴミ等が破袋用回転カッターAに巻付くのを阻止できるように構成したものである。
尚、カッタープレート10は、略薄肉円環板状のプレート基板を三つ(或いは、三つ以上)に分割したような分割プレート11によって構成したものでも良い。
すなわち、ナットを緩めることにより、任意の分割プレート11を軸心方向に沿って装着溝孔5の挿通溝部まで移動させる(係止突起12と装着溝孔5の係止溝部との係止状態を解除すると共に、組になっている分割プレート11の嵌合凹部13と嵌合凸部14との係止状態夫々を解除する)ことが可能となるように構成され、任意の分割プレート11を回転軸1(胴部3)に互換装着できるように構成されている。また、軸心に対して直交する平面内に於いては、係止突起12と装着溝孔5の係止溝部とが係止状態にあり、組になっている分割プレート11の嵌合凹部13と嵌合凸部14とが係止状態にあるときは、分割プレート11相互が分離不能となり、カッタープレート10自体の強度や耐久性等が増すように構成されている。
ところで、袋押えB(支軸25)は、例えば、水平方向に於いて破袋用回転カッターAに離隔接近できるように構成(支軸25の取付け位置が水平方向に移動調節可能となるように構成)しておき、破袋されるゴミ入り袋が比較的大きいもの(或いは、小さいもの)で揃えられているような場合に、破袋用回転カッターAと袋押えBとの間の搬送路の間隔調節が予め簡単にできるように形成してあっても良い。すなわち、大きなゴミ入り袋を破袋用回転カッターAが咬み込んでモーター等の駆動手段が停止したり、損傷したりしないように(或いは、小さなゴミ入り袋が破かれることなく通過しないように)構成することができる。
尚、この付勢手段は、腕片20bの基端部分に適宜錘による負荷をかけられるように構成したものであっても良い。
また、スプリング26は、前記押え片20を長く形成し、その基端部分夫々にスプリング26を直接係止させるようにしても良い(図10参照)。
すなわち、図1〜図5に示されている胴部32は、例えば、略円筒状の内側胴部33と、この内側胴部33の外周表面に夫々固着される複数の取付バー34a、34bと、これらの取付バー34a、34bを介して内側胴部33の外周がわに装着される略円筒状の外側胴部35とを備えた構成となっている。外側胴部35は、複数の半割分割胴片36で構成されると共に、複数の掻き落し片40が固着されており、この半割分割胴片36夫々は、内側胴部33に着脱自在に装着できるよう構成されている。
また、半割分割胴片36の両端縁部分には、帯板が夫々連設されており、この帯板部分には、前記取付バー34bに突設させた挿通ピンが挿通・係止可能となる透孔が穿設されている。すなわち、挿通ピンが透孔に挿通・係止されることにより、半割分割胴片36の両端縁部分を取付バー34bに確実に、簡単に且つ安定的に固定できるように形成されている。
1 回転軸
2 軸部
3 胴部
5 装着溝孔
10 カッタープレート
11 分割プレート
12 係止突起
13 嵌合凹部
14 嵌合凸部
15 スペーサー
B 袋押え
20 押え片
20a 連結片
20b 腕片
23 連結筒
24 連結ボルト・ナット
25 支軸
26 スプリング
27 係止腕
28 重り
29 受具
29a 緩衝材
C 巻付き防止用回転体
30 回転軸
31 軸部
32 胴部
33 内側胴部
34a 取付バー
34b 取付バー
35 外側胴部
36 半割分割胴片
40 掻き落し片
50 ケース
51 ガイド板
52 開閉扉
53 ガイド板
Claims (5)
- 収集した多量の袋詰めされているゴミの選別を行うべく、袋を破けるように形成した破袋装置であって、上部に投入口を備えた適宜ケース内に横架配設されると共に、適宜駆動手段により所定向きに駆動回転可能となるよう形成される破袋用回転カッターと、この破袋用回転カッターに対して平行に配した支軸を介して揺動自在に装着されると共に、その先端がわ部分が破袋用回転カッターに離隔接近自在となるように形成される袋押えと、破袋用回転カッターに対して平行となるよう軸支されると共に、適宜駆動手段により所定向きに駆動回転可能な巻付き防止用回転体とを備え、前記破袋用回転カッターは、回転軸と、軸心に沿って適宜間隔で回転軸に装着される複数のカッタープレートとを有し、前記袋押えは、複数のカッタープレートの隣設空間夫々に臨むように配される複数の押え片と、この押え片が破袋用回転カッターに接近するように所定の力を常時付勢する適宜付勢手段とを有し、前記巻付き防止用回転体は、回転軸と、軸心に沿って適宜間隔で回転軸に装着されると共に、その先端がわ部分が複数のカッタープレートの隣設空間夫々を通過可能となるように形成される複数の掻き落し片とを有し、破袋用回転カッターと袋押えとの間が、袋詰めされたゴミの搬送路となるように形成し、袋押えの押え片で袋詰めされたゴミを破袋用回転カッターがわに押圧できるように形成し、破袋用回転カッターのカッタープレートで袋詰めされたゴミの袋を破けるように形成し、巻付き防止用回転体の掻き落し片で、破かれた袋やゴミ等が破袋用回転カッターに巻付くのを阻止できるように構成したことを特徴とする破袋装置。
- 前記袋押えは、破袋用回転カッターに対して平行に配した支軸に複数の押え片を揺動自在に装着し、押え片夫々の基端がわ部分に、或いは隣設する二つの押え片夫々の基端がわ部分に跨るように重りを装着し、この重りによって押え片の先端がわ部分が破袋用回転カッターに常時接近する向きの付勢力が作用するように構成し、押え片の一部に接触して重りの付勢力による押え片の揺動を停止させる受具を設け、この受具の押え片との接触部分に緩衝材を設けたことを特徴とする請求項1記載の破袋装置。
- 前記袋押えは、隣設する二つの押え片の基端部分を連結片で連結し、この連結片に一つの腕片を固定し、この腕片の基端部分に付勢手段の力を夫々付勢できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の破袋装置。
- 前記破袋用回転カッターのカッタープレートは、一対の分割プレートからなり、この分割プレートは、回転軸の胴部に設けた装着溝孔に係脱自在に係止可能となる係止突起を有すると共に、複数の略三角状突出刃部を有し、更に、嵌合凹部と嵌合凸部とによって一対の分割プレート相互を分離自在に連結できるよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の破袋装置。
- 前記巻付き防止用回転体の回転軸は、軸部と胴部とからなり、胴部は、内側胴部と、この内側胴部の外周がわに装着される外側胴部とからなり、外側胴部は、複数の半割分割胴片で構成され、この半割分割胴片は、適数の掻き落し片が固着されると共に、内側胴部に着脱自在に装着できるよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の破袋装置。
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