JP2009244933A - プラントの制御装置および火力発電プラントの制御装置 - Google Patents

プラントの制御装置および火力発電プラントの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プラントの特性が未知の場合、ならびにプラントの特性変化や制御仕様変更に対して、評価関数を自動的に調整することにより、常に望ましい操作方法の学習を可能とするプラント制御装置を提供する。
【解決手段】学習対象であるプラントの特性を模擬するモデルを操作した結果得られるモデル出力及び評価関数に基づいて、評価関数パラメータを適切に調整し制御対象の特性に適した評価関数を計算する。計測信号データベース、プラントに操作信号を与えた時の計測信号値を推定するモデル、計測信号に該当するモデル出力が目標値を達成するように、操作信号に該当するモデル入力の生成方法を学習する操作信号学習手段、操作信号学習手段がモデルを操作した結果に対する、評価関数値を計算する評価関数計算手段、評価関数を計算する際に用いる評価関数パラメータを調整する評価関数調整手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラントの制御装置に関するものであり、特に石炭等の化石燃料を用いて発電する火力発電プラントの制御装置に関する。
プラントの制御装置では、制御対象であるプラントから得られる計測信号を処理し、制御対象に与える操作信号を算出し、伝達する。制御装置には、プラントの計測信号がその目標値を満足するように、操作信号を計算するアルゴリズムが実装される。
プラントの制御に用いられている制御アルゴリズムとして、PI(比例・積分)制御アルゴリズムがある。PI制御では、プラントの計測信号とその目標値との偏差に比例ゲインを乗じた値に、偏差を時間積分した値を加算して、制御対象に与える操作信号を導出する。
PI制御を用いた制御アルゴリズムは、ブロック線図などで入出力関係を記述することができるため、入力と出力の因果関係が分かりやすく、多くの適用実績がある。しかし、プラント運転形態の変更や環境の変化など、事前に想定していない条件でプラントを運転する場合には、制御ロジックを変更するなどの作業が必要になる場合がある。
一方、プラントの運転形態や環境の変化に適応して、制御アルゴリズムやパラメータ値を自動的に修正する適応制御や学習アルゴリズムを用いた制御方式がある。学習アルゴリズムを用いてプラントを制御する制御装置の操作信号を導出する方法として、特許文献1には、強化学習理論を用いた制御装置に関する技術が記載されている。この方法では、制御装置に制御対象の特性を予測するモデルと、モデル出力がそのモデル出力の目標値を達成するようなモデル入力の操作方法を学習する学習部を持つ。学習部において学習したモデル入力をモデルに入力することで、モデル出力がその目標値に近づく効果が得られる。
このような学習型適応制御では、モデル出力が目標値を達成する操作方法を学習するため、操作の結果得られたモデル出力の値に応じて、目標値への達成度である評価関数値を計算し、学習部はこの評価関数値を指標に操作方法を学習する。
一般に、学習制御システムを構築する場合には、この評価関数の設計はシステムの設計者に委ねられ、設計者は制御目標値や学習時間等の制御仕様、及び制御対象の特性を考慮して適切な評価関数を設計する必要がある。
また、特許文献2には、強化学習による制御器において、目標の達成度に応じた報酬信号(通常の報酬定義)に、外乱生成器により発生させた制御系の外乱を考慮した報酬信号を加味した評価信号を定義し、その期待値を最大化するように学習することで、環境変化にロバストな制御器を提供することが開示されている。
一方、学習制御システムに対する適切な評価関数の設計に関する技術として、非特許文献1には、強化学習理論による学習機構に対し、望ましい行動が得られるように設計された評価関数(報酬)を、学習の進度に応じて適切に与えることにより、効率的に学習する技術が記載されている。
特開2000−35956号公報 特開2002−189502号公報 山科、本山、浦川、黄、薮田、"報酬変化を用いた強化学習によるロボットの前進行動獲得"、日本機会学会論文集(C)、Vol.72、No.717、p.p.1574−1581、2006.
特許文献1、2及び非特許文献1の技術をプラントの制御装置へ適用した場合、制御目標を達成するプラントの操作信号の生成方法を自動的に学習できる。
ところが、プラントに対する知見や、特性の把握が不充分な場合、制御仕様を満足する評価関数を設計できず、望ましい操作方法を学習できない可能性がある。さらに、プラントの運転条件の変更や経年劣化等によってプラントの特性が時々刻々と変化する点、ならびに要求される制御仕様の変更に対して、即応的に評価関数を再設計することは困難となるため、望ましい操作方法を学習できない可能性がある。
本発明は、以上の従来技術が有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御対象であるプラントの特性が未知の場合、ならびにプラントの特性変化や制御仕様が変更される場合に対しても、適切な評価関数を自動的に構築し、制御目標値を達成する操作方法の学習を可能とするプラントの制御装置を提供することにある。
本発明はその一面において、過去の計測信号が保存される計測信号データベース、
プラントに操作信号を与えた時の計測信号の値を推定するモデル、
前記モデルにおいて、計測信号に該当するモデル出力が目標値を達成するように、操作信号に該当するモデル入力の生成方法を学習する操作信号学習手段、
前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果に対する、目標値への達成度を示す評価関数値を、モデル出力を基に計算する評価関数計算手段、および
前記操作信号学習手段及び、学習で得られる評価関数値の履歴やモデル出力学習履歴に関する情報を保存する学習情報データベース
を備え、プラントから取得した計測信号を用いてプラントの操作信号を計算し、該操作信号をプラントに送信するプラントの制御装置において、
前記学習情報データベースから評価関数の調整に用いる設定条件情報を入力し、前記評価関数計算手段において評価関数を計算する際に用いる評価関数パラメータを調整するとともに、評価関数パラメータ調整履歴を含む調整結果に関する情報を保存する評価関数調整手段を設けたことを特徴とする。
本発明の望ましい実施態様によれば、学習対象であるプラントの特性を模擬するモデルを操作した結果得られるモデル出力、及び評価関数値に基づいて、評価関数のパラメータを適切に調整することで制御対象の特性に適した評価関数を計算する。これにより、プラントの特性が未知の場合や運用条件の変更によるプラントの特性変化、及び制御仕様の変更に対しても、常に望ましい操作方法を学習することができる。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施形態の中で明らかにする。
本発明の制御装置において、前記評価関数計算手段には、評価関数値の期待値を決定するパラメータ、及び評価関数の最良値の獲得閾値であるパラメータのうち、少なくとも一つを備えることが望ましい。また、前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果得られるモデル出力、又は複数のモデル出力の重み付け和である、基準モデル出力を基に評価関数値を計算する機能を備える。
また、評価関数調整手段には、過去の評価関数パラメータの調整履歴に付随するプラントの計測信号と、操作方法学習時のプラントの計測信号との距離計算から類似度を算出する機能と、算出した類似度が予め与えられた閾値以下かつ最小となる(最も類似する)調整履歴に従って前記評価関数パラメータを調整する機能と、学習時に得られるモデルの出力情報、及び評価関数値情報を基に評価関数パラメータを調整する機能のうち、少なくとも一つを備えることが望ましい。
過去の評価関数パラメータの調整履歴を用いる場合、過去に学習が成功した調整履歴の中から、現在のプラントの運転状態に最も類似した運転状態において実行された調整履歴を用いるため、調整に要する計算コストを省略できると共に、学習が失敗するリスクを低減できる。モデル出力情報を基にパラメータを調整する場合、未経験の運転状態においても学習時に得られるモデル出力情報を基に、学習時の運転状態に応じたパラメータ調整が自律的に実行され、所望の操作方法を学習できる。
また、評価関数調整手段では、モデル出力情報を基に評価関数パラメータを調整する際に、前記基準モデル出力を基に計算される評価関数値が予め与えられた閾値以上となるか否かによって、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータを増加あるいは減少させる機能と、前記基準モデル出力が評価関数の最良値の獲得閾値である前記パラメータ以下であるか否かによって、該パラメータ値を増加あるいは減少させる機能のうち、少なくとも一つを備えることが望ましい。
また、評価関数調整手段では、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータを調整する上で用いる前記閾値を決定する際に、該閾値は学習を通じて実質的に一定の値とする機能と、学習の初期状態では閾値を小さい値に設定し、学習が進むに従って線形に増加させる機能と、同様に学習の初期状態では小さい値に設定し、学習が進むに従って非線形に増加させる機能のうち、少なくとも一つを備えることが望ましい。
本発明の制御装置には、計測信号データベース及び、学習情報データベースに保存される情報を画面に表示する機能と、操作信号学習手段で用いる学習条件を画面表示機能を通じて設定する機能と、評価関数調整手段で用いる調整条件を画面表示機能を通じて設定する機能と、操作方法の学習時に評価関数の概形及びモデル出力値の学習結果の履歴を画面に表示する機能のうち、少なくとも一つを備えることが望ましい。
学習及び評価関数パラメータの調整条件設定を、画像表示装置を介して入力する機能を備えることにより、プラントの運転員はプラントの制御ニーズに応じて適切な制御目標値及び調整条件を設定できる。また、履歴データの類似度の計算に用いる計測データ項目を運転状況に応じて適切に設定できる。さらに、学習時に評価関数の概形、評価関数値及びモデル出力値を画像表示装置に表示する機能を備えることにより、プラントの運転員が所望の操作方法を学習できたかどうかを確認し、予め設定した最大学習回数以前に学習を終了させるかの可否を決定できる。
また本発明は、他の一面において、火力発電プラントの計測信号を用いて、前記火力発電プラントに与える操作信号を導出する操作信号生成部を備えた火力発電プラントの制御装置であって、
前記計測信号に火力発電プラントから排出されるガスに含まれる窒素酸化物濃度、一酸化炭素濃度、及び硫化水素濃度の少なくとも一つを含み、
前記操作信号に空気ダンパの開度、空気流量、燃料流量、排ガス再循環流量の少なくとも一つを決定する信号を含み、
前記制御装置が、
過去の計測信号が保存される計測信号データベース、
火力発電プラントに操作信号を与えた時の計測信号の値を推定するモデル、
前記モデルにおいて、計測信号に該当するモデル出力が前期画像表示装置を通じて設定した目標値を達成するように、操作信号に該当するモデル入力の生成方法を学習する操作信号学習手段、
前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果に対する、目標値への達成度を示す評価関数値を、モデル出力を基に計算する評価関数計算手段、
前記操作信号学習手段及び、学習で得られる評価関数値の履歴やモデル出力学習履歴に関する情報を保存する学習情報データベース、及び
前記学習情報データベースから評価関数の調整に用いる設定条件情報を入力し、前記評価関数計算手段において評価関数を計算する際に用いる評価関数パラメータを調整するとともに、評価関数パラメータ調整履歴を含む調整結果に関する情報を保存する評価関数調整手段を設けたことを特徴とする。
また、計測信号データベースと学習情報データベースに保存される情報を画面に表示する機能と、操作信号学習手段で用いる学習条件を画面表示機能を通じて設定する機能と、評価関数調整手段で用いる調整条件を画面表示機能を通じて設定する機能と、操作方法の学習時の評価関数の概形やモデル出力値の学習結果の履歴を画面に表示する機能のうちの少なくとも一つを備えることができる。
本発明を火力発電プラントへ適用した一実施例では、火力発電プラントにおけるモデル出力に該当する窒素酸化物濃度、一酸化炭素濃度、及び硫化水素濃度に関する制御保証値、または評価関数計算に用いる重み係数を画像表示装置を介して入力する。また、評価関数調整条件を設定する際に、前記類似度を計算するために計測データに該当する負荷率、炭種コード、給水流量、ガス温度等のデータ項目を画像表示装置を介して選択することができる。
次に、本発明の実施例であるプラントの制御装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のプラントの制御装置における、第1の実施例を示すシステム図である。図1において、プラント100は制御装置200によって制御されるように構成される。
制御対象のプラント100を制御する制御装置200には演算装置として、計測信号変換手段300、数値解析手段400、モデル500、操作信号生成手段600、操作信号学習手段700、評価関数計算手段800、及び評価関数調整手段900が夫々設けられている。
また、制御装置200には、データベースとして計測信号データベース210、モデル構築データベース220、学習情報データベース230、制御ロジックデータベース240、及び操作信号データベース250が夫々設けられている。
また、制御装置200には、外部とのインターフェイスとして、外部入力インターフェイス201、および外部出力インターフェイス202が設けられている。
制御装置200では、外部入力インターフェイス201を介して、プラント100から計測信号1を制御装置200に取り込む。また、外部出力インターフェイス202を介して、制御対象のプラント100に操作信号16を送るようになっている。
制御装置200では、プラント100の計測信号1を、外部入力インターフェイス201を介して取り込み、取り込んだ計測信号2は計測信号データベース210に保存される。また、操作信号生成手段600にて生成させる操作信号15は、外部出力インターフェイス202に伝送されると共に、操作信号データベース250に保存される。
計測信号変換手段300では、計測信号データベース210に保存される計測データ3をモデル構築データ4に変換し、これがモデル構築データベース220へ保存される。また、計測データ3に含まれる直前の操作の結果得られた操作条件は、評価関数調整手段900に入力される。
数値解析手段400は、その内部に、プラント100を模擬する物理モデルを備えており、このモデルを用いて、プラント100の特性を予測する。数値解析手段400で実行して得られた数値解析データ5は、モデル構築データベース220に保存される。
学習情報データベース230に保存される学習データ13は、操作信号学習手段700、及び本発明の主たる特徴を形成する評価関数調整手段900において生成される。操作信号学習手段700が学習したモデル操作信号10は操作信号生成手段600へ入力され、それを現在のモデル操作量に付加したモデル入力7がモデル500へ入力される。
モデル500は、プラント100の制御特性を模擬する機能を持つものである。すなわち、制御指令となる操作信号16をプラント100に与え、その操作結果の計測信号1を得るのと同等のことを模擬演算するものである。この模擬演算のために、モデル500は操作信号16に相当するモデル入力7を操作信号生成手段600から受け、モデル構築データベース220に保存されるモデル構築データ6を用いて、ニューラルネットワークなどの統計的手法によりプラント100の制御による特性変化を模擬演算して、モデル出力8を得るように構成される。ここで、モデル出力8は、プラント100の計測信号1の予測値となる。尚、モデル入力、出力共に、その数は1種類に限定されず、それぞれ複数種類用意することができる。
操作信号生成手段600では、学習情報データベース230より出力された学習データ12、及び制御ロジックデータベース240に保存される制御ロジックデータ14を用いて、計測信号1が制御目標値を達成するように操作信号15を生成する。この制御ロジックデータベース240には、制御ロジックデータ14を算出する制御回路、及び制御パラメータが保存される。この制御ロジックデータ14を算出する制御回路には、従来技術として公知のPI制御を用いることができる。
操作信号学習手段700は、学習情報データベース230に保存される学習の拘束条件、モデル出力の制御目標値等を含む学習情報データ12、及び学習時にモデルを操作した結果に対する評価値である評価関数値9を用いてモデル入力7の操作方法を学習する。すなわち、モデル入力7への現在の操作量に対する増減量等を学習する。ここで、学習の拘束条件とは、予め設定された学習条件および制約等である。
評価関数計算手段800は、前記操作信号学習手段700がモデル500を操作した結果得られるモデル出力8、及び前記評価関数調整手段900から出力される評価関数パラメータ値11を基に評価関数値9を計算し、操作信号学習手段700、及び評価関数調整手段900にそれぞれ出力する。
評価関数調整手段900は、実際のプラント100の捜査の結果として得られた計測信号データ3と、これの予測値に相当するモデル出力8を入力する。また、評価関数値9、及び学習情報データベース230に保存されているパラメータ調整に用いる条件設定や過去のパラメータ調整履歴を含む学習情報データ12を用いて、評価関数パラメータ値11を決定し、前記評価関数計算手段800へ出力する。このとき、学習で用いたパラメータ調整履歴及び、その時のプラント計測信号情報を含む学習データ13を、学習情報データベース230へ保存する。
このように、操作方法の学習時に評価関数9を、学習時のモデル出力,評価関数値,及び過去のパラメータ調整履歴を用いて、適応的に調整するメカニズムを具備する。これにより、プラントの経年変化や運転条件の変更に伴うモデルの特性変更に対しても、自律的に適切な評価関数を設定できるため、人手を介さずに所望の操作方法を学習できる。
尚、操作信号学習手段700、評価関数計算手段800、及び評価関数調整手段900の詳細な機能については、後述する。また、操作信号学習手段700から学習情報データベース230に保存される学習データ13には、操作前後のモデル入力、及びその操作の結果得られるモデル出力に関する情報が含まれている。学習情報データベース230では、現在のモデル入力情報に対応する学習データ12が選択され、操作信号生成手段600に入力される。
プラント100の運転員は、キーボード911とマウス912で構成される外部入力装置910、制御装置200とデータを送受信できるデータ送受信処理部922を備えた保守ツール920、及び画像表示装置930を用いることにより、制御装置200に備えられている種種のデータベースに保存される情報にアクセスすることができる。また、前記した夫々の装置を用いることにより、数値解析手段400、操作信号学習手段700、及び評価関数調整手段900で用いる設定パラメータを入力することができる。
保守ツール920は、外部入力インターフェイス921、データ送受信処理部922、及び外部出力インターフェイス923で構成される。
外部入力装置910で生成した保守ツール入力信号91は、外部入力インターフェイス921により保守ツール920に取り込まれる。保守ツール920のデータ送受信処理部922では、保守ツール入力信号92の情報に従って、制御装置200から取得した入出力データ情報90を取得する。また、データ送受信処理部922では、保守ツール入力信号92の情報に従って、数値解析手段400、操作信号学習手段700、及び評価関数調整手段900で用いるパラメータ設定値を含む入出力データ情報90を出力する。
データ送受信処理部920では、入出力データ情報90を処理した結果得られる保守ツール出力信号93を、外部出力インターフェイス923に送信する。保守ツール出力信号94は、画像表示装置930に表示される。
尚、上記の本発明の制御装置200では、計測信号データベース210、モデル構築用データベース220、学習情報データベース230、制御ロジックデータベース240、及び操作信号データベース250が制御装置200の内部に配置されるが、これらの全て、あるいは一部を制御装置200の外部に配置することもできる。
また、数値解析手段400が制御装置200の内部に配置されているが、これを制御装置200の外部に配置することもできる。
例えば、数値解析手段400、及びモデル構築データベース220を制御装置200の外部に配置し、数値解析データ5をインターネット経由で制御装置200に送信するようにしてもよい。
図2は、以上の説明による実施例における操作方法の学習時の動作フローチャートである。図2のフローチャートは、ステップ1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、及び2200を組み合わせて実行する。以下では、それぞれのステップについて説明する。
操作信号学習手段700の動作開始後、ステップ1000では、学習時の最大学習回数、最大操作回数、モデル出力8の制御目標値、評価関数の計算時に用いる各モデル出力の重み係数値、評価関数パラメータの初期値、及び評価関数パラメータの学習率等の種種のパラメータ値を設定する。
ステップ1100では、ステップ1200〜2100の繰り返し回数を示す値である学習回数lを初期化(l=1に設定)する。次に、ステップ1200では、学習を開始する際のモデル入力の初期値を設定する。モデル入力の初期値としては、任意の値を選ぶことができる。ステップ1300では、ステップ1400〜1900の繰り返し回数を示す値である操作回数oを初期化(o=1に設定)する。
ステップ1400では、操作信号学習手段を動作させ、モデル入力の操作量を決定する。ステップ1500では、決定したモデル入力の操作量を用いてモデル入力を更新する。ステップ1600では、更新したモデル入力をモデル500へ入力し、モデル入力7に対するモデルの演算結果であるモデル出力8を計算する。
ステップ1700では、計算したモデル出力値、及び評価関数調整手段900により決定された評価関数パラメータ11を用いて、評価関数計算手段800を動作させてモデル操作結果に対する評価関数値9を計算し操作信号学習手段700へ出力する。
ステップ1800では、計算した評価関数値を基に強化学習理論やニューラルネットワーク等の種種の学習アルゴリズムを用いて、モデル入力の操作方法を学習する。
ステップ1900は分岐であり、操作回数oがステップ1000で設定した最大操作回数よりも小さい場合はoを1加算した後にステップ1400に戻り、oが最大操作回数に達している場合はステップ2000に進む。
ステップ2000では、直前の操作の結果得られた計測信号データ、操作方法の学習の結果得られたモデル出力情報、及び評価関数値を基に評価関数調整手段900を動作させ、評価関数パラメータを調整する。尚、評価関数パラメータの調整の詳細な説明については、後述する。
ステップ2100は分岐であり、学習回数lがステップ1000で設定した最大学習回数よりも小さいか、もしくは学習終了条件を満たさない場合にはlを1加算した後にステップ1200に戻り、lが最大学習回数に達しているか、終了条件を満たす場合はステップ2200に進む。ここで学習終了条件とは、保守ツール920から制御装置100に対して、学習の強制終了信号が入力された場合を指す。
ステップ2200では、操作方法の学習結果、及び評価関数パラメータの調整結果を学習情報データベース230に保存し、操作方法の学習の動作を終了させるステップに進む。
以上の動作によって、操作方法の学習では、プラント100の運転員が設定した学習条件、及び評価関数の調整条件に基づき、任意のモデル入力条件からモデル出力目標値へ到達する操作方法を自律的に獲得できる。
また、評価関数計算手段800で用いる評価関数の一例として、図3に示す関数を用いることができる。図3では、評価関数値Eが(数1)によって与えられる。
Figure 2009244933
図3、及び(数1)に示すように、評価関数値Eは基準モデル出力fcの関数であり、その概形はパラメータa,b,Emaxにより決定される。即ち、評価関数値Eは基準モデル出力fcが小さいほど大きい値となり、fc≦bのときに最良値(最大値)を取る。尚、この場合は、基準モデル出力が小さい値を取るほど望ましい状態であるとしているが、その逆の場合でも、モデル出力が大きいほど評価関数値が大きい値を取るようにすることで対応できる。またこの場合は、評価関数値の最大値を最良値としているが、最小値を最良値とすることもできる。
基準モデル出力は操作信号学習手段700が操作方法を学習する際に得られるモデル出力fi(iはモデル出力を識別するための添え字)を基に(数2)により導出される。
Figure 2009244933
(数2)に示すように、基準モデル出力fcは学習時の操作の結果得られたモデル出力fiの重み付け和により導出する。(数2)において、Ciはモデル出力iの重み付け係数、Iはモデル出力の添え字の集合である。モデル出力fiは操作方法の学習時には直前の操作の結果得られたモデル出力を用いる。一方、評価関数パラメータの調整時には、fiは以下の3種類の手段のうち少なくとも1つの手段を用いて導出することができる。
(1)直前の学習で得られたモデル出力値を採用、
(2)直前の学習から一定期間前の学習で得られたモデル出力値の平均値を採用、
(3)直前の学習までで得られたモデル出力値の最良値を採用。
図3及び(数1)において、パラメータaは評価関数値の期待値を決定するパラメータであり、値が大きいほど任意の基準モデル出力に対する評価関数の期待値は大きくなる。パラメータbは評価関数値が最良値Emaxを取るための基準モデル出力の閾値を決定するパラメータであり、基準モデル出力がこの値より小さい値を取る場合は、評価関数値は最大値Emaxとなる。操作信号学習手段700は、評価関数値を最大化するように学習することでモデル出力を最小化する操作方法を獲得できる。即ち、パラメータbの値はモデル出力の最小値に一致することが望ましい。
尚、評価関数には図3及び(数1)に示す以外のもの、例えば図4に示す概形の評価関数を用いても良い。図4(a)は評価関数値の得やすさを線形関数で表現したものであり、図4(b)は基準モデル出力がパラメータb以下となる場合、評価関数値が最良値Emaxを取り、bよりも大きくなる場合は0となる。図4(a),(b)いずれの評価関数についても、基準モデル出力値が小さいほど評価関数値を大きくすることを前提とする。
以下では、図2におけるステップ2000の詳細な動作について、フローチャート図を参照しながら説明する。図5は、ステップ2000の評価関数パラメータの調整アルゴリズムの動作を示すフローチャート図である。図5に示したように、評価関数パラメータの調整アルゴリズムの動作フローチャートは、ステップ2010、2020、2030、2040、及び2050を組み合わせて実行する。以下、それぞれのステップについて説明する。
ステップ2010は分岐であり、評価関数パラメータを調整する手段を決定する。調整手段として、(1)過去のパラメータ調整履歴による調整、(2)学習結果に基づく調整、の2種類から決定する。調整手段として(1)を用いる場合は、ステップ2020へ進み、(2)を用いる場合はステップ2050へ進む。
ステップ2020では、学習情報データベース230に保存されている過去の評価関数パラメータの調整履歴と、直前のプラント操作の結果得られた計測データの類似度を計算する。図6に、学習情報データベース230に保存される過去の計測データ、及びそのときの評価関数パラメータ調整履歴を表すデータの態様の一例を示す。図6に示すように、学習情報データベース230には、過去に評価関数パラメータを調整したときの運転条件を表す計測データmjk、及びそのときのパラメータ調整履歴ajl、bjlが保存される。ここで、jは過去の計測データ、及び調整履歴を識別するための添え字、kは計測データ項目を識別するための添え字、lは学習回数の添え字をそれぞれ意味する。また、図6中のSjは一連の計測データとパラメータ調整履歴の組合せを識別するための符号である。
類似度は、(数3)に従って計算する。
Figure 2009244933
(数3)に示すように、類似度simjは過去の計測データmjkと直前のプラント操作の結果得られた計測データθkとのユークリッド距離によって定義される。ここで、Kは添え字kの集合である。
類似度simjの値小さいほど、計測データθkは過去の計測データmjkに類似するデータであり、即ち、現在のプラントの運転状態はmjkの計測時の運転状態に近いと見なすことができる。尚、(数3)に用いる計測データは、計測値のそのままの値ではなく規格化されたものを用いることもできる。また、距離の計算には、ユークリッド距離以外にもその他の統計的手法に基づく距離計算法(ウォード距離、マハラノビス距離、マンハッタン距離等)を用いることもできる。
ステップ2030は分岐であり、計算した類似度が予め設定した閾値以下となる計測データが存在する場合はステップ2040へ進み、そうでない場合はステップ2050へ進む。
ステップ2040では、類似度が閾値以下でかつ最小となる計測データを選択し、そのときのパラメータ調整履歴に従って評価関数パラメータを調整し、評価関数パラメータ調整アルゴリズムの動作を終了させるステップに進む。調整により決定されるパラメータ値は、図6において現在の学習回数に対応する値となる。
ステップ2050では、後述するパラメータ調整アルゴリズムに従って、学習結果に基づくパラメータの調整を実行し、アルゴリズムの動作を終了させるステップに進む。
以上の動作によって、評価関数パラメータの調整では、調整履歴を使用する場合には、過去の学習で使用したパラメータ調整履歴の中から、計測データの類似度に基づいて現在の運転条件に類似するものを選択して使用するため、運転条件に適したパラメータの調整を実行することによって調整に要する計算コストを省略でき、また学習失敗のリスクを回避できる。また、未経験の運転状態に対しては、学習結果を基にパラメータを調整する機能を用いることにより、学習時に得られるモデル出力値情報に基づいてモデルの特性に応じたパラメータの調整が実行されるため、所望の操作方法を学習できる。
以下、図5におけるステップ2050の詳細な動作について、フローチャートを参照しながら説明する。
図7は、ステップ2050の学習結果に基づく評価関数パラメータ調整アルゴリズムの動作を示すフローチャートである。図7に示したように、評価関数パラメータの調整アルゴリズムの動作フローチャートは、ステップ2051、2052、2053、2054、2055、2056、2057、及び2058を組み合わせて実行する。以下では、それぞれのステップについて説明する。
ステップ2051では前述の通り、(数2)に従って基準モデル出力を計算する。
ステップ2052では、計算した基準モデル出力fcを(数1)に代入し、評価関数値Eを計算する。ステップ2053は分岐であり、計算した基準モデル出力が評価関数パラメータbの値以下であればステップ2054へ進み、そうでなければステップ2055へ進む。
ステップ2054では、パラメータbを(数4)に従って減少させ、評価関数パラメータ調整アルゴリズムを終了するステップへ進む。
Figure 2009244933
ここで、αはパラメータbの修正量を決定する学習率、記号|・|は絶対値記号を表す。
ステップ2055では、パラメータbを(数5)に従って増加させ、ステップ2056へ進む。
Figure 2009244933
(数4)、(数5)より、パラメータbは学習の結果得られた基準モデル出力へ近づくように修正される。即ち、操作方法の学習が充分に進んでいない学習序盤では基準モデル出力の値は大きいためbの値は大きくなり、学習が進みモデル出力を減少させるに従ってbの値も減少する。
ステップ2056は分岐であり、ステップ2052で計算した評価関数値が予め設定した閾値以上であればステップ2057へ進み、そうでなければステップ2058へ進む。
ステップ2057では、パラメータaを(数6)に従って減少させ、評価関数パラメータ調整アルゴリズムを終了するステップへ進む。
Figure 2009244933
ここで、a’はパラメータaの修正指標、αはパラメータaの修正量を決定する学習率を表す。パラメータaの修正指標a’は任意の値を取ることができるが、基準モデル出力fcにおける評価関数値が閾値δと一致するようにa’を決定してもよい。
ステップ2058では、パラメータaを(数7)に従って増加させ、評価関数パラメータ調整アルゴリズムを終了するステップへ進む。
Figure 2009244933
(数6)、(数7)より、パラメータaは基準モデル出力fcがパラメータbより大きい場合に、得られるモデル出力の値に応じて評価関数値の期待値(得やすさ)を適切に調整する。即ち、得られるモデル出力がパラメータbの値付近となる場合はパラメータaを小さくし(評価関数の広がりを狭くする)、パラメータbの値よりも大きい場合は小さくする(評価関数の広がりを大きくする)ように修正される。このような作用により、モデル特性に応じた適切な評価関数の得やすさを表現できるため、学習を効率化できる効果がある。
尚、上記アルゴリズムの動作は、評価関数式やモデル出力の改善方向の違い(モデル出力値が小さいほど望ましい/大きいほど望ましい)によって増加、及び減少の条件が異なる可能性があるが、その場合は、上記の基本概念に従い、学習序盤では評価関数を得やすくし、学習が進むに従って評価関数を得にくくするようにパラメータを調整することで、同様の効果を得ることができる。
また、パラメータaの修正に用いる閾値δは、図8(a)〜(c)に示す3種類の式のうち、少なくとも1つの手段を用いて導出することができる。図8(a)では、δは学習を通じて任意に与えられた値δmax(δ=δmax)を取る。(b)では、(数8)に従って、δは学習回数lに対して線形に変化し、lδ回学習時にδmaxとなり、その後の学習では不変である。(c)では、(数9)に従って、δは学習回数lに対して非線形に変化し、学習が進むにつれてδmaxへ近づくように収束する。ここで、(数9)におけるβはδの収束する速さを決定するパラメータである。(b),(c)では、δの値を学習回数が進むに従って増加させることにより、学習の序盤で評価関数値が充分小さくならない場合に、パラメータaの値が不当に増加するのを抑制する効果がある。パラメータaが大きくなりすぎると、モデル出力が大きい場合でも評価関数値が大きくなるため、適切な評価ができず学習に悪影響を与える可能性があるため、上記のような状況が起こる場合には、閾値δの決定には(b)(c)を用いるのが望ましい。
Figure 2009244933
Figure 2009244933
図9に、図7のフローチャートにおいてパラメータa、及びbを調整する動作を説明する図を示す。図9の1)は、図7のフローチャートにおけるステップ2054の動作を示しており、基準モデル出力fc1がパラメータbより小さい場合には、bをfc1に近づけるように減少させることがわかる。2)は、ステップ2055、及び2057の動作を示しており、fc1がbより大きく、かつ評価関数値Ec1が閾値δよりも大きい場合には、bをfc1に近づけるように増加させ、パラメータaをa’(<a)へ近づけるように減少させる。3)は、ステップ2055、及び2058の動作を示しており、fc1がbより大きく、かつ評価関数値Ec1が閾値δよりも小さい場合には、bをfc1に近づけるように増加させ、パラメータaをa’(>a)へ近づけるように増加させる。
上記の動作に従って評価関数パラメータa、bを学習時に調整することにより、学習の進度に対して適切な評価関数が提供され効率的に学習できる。また、パラメータを試行錯誤的に決定する必要がなくなるため、モデル特性が未知の場合でも適用可能となる。
以上で、図2におけるステップ2000、及び図5におけるステップ2050の詳細な動作の説明を終了する。
次に、画像表示装置930に表示される画面について図10、図11及び図12を用いて説明する。
図10、図11及び図12は、画像表示装置930に表示される画面の一実施例である。図10及び図11は、図2のフローチャートにおけるステップ1000の学習条件設定画面、及び評価関数調整条件設定画面の一実施例である。図10の画面が画像表示装置930に表示された状態で、マウス912を操作して画面上の数値ボックスにカーソルを重ね、キーボード911を用いることで数値を入力できる。また、マウス912を操作してカーソルにボタンを重ね、マウス912をクリックすることでボタンを選択する(押す)ことができる。同様に、マウス912を操作して画面上のチェックボックスにカーソルを重ね、マウス912をクリックすることでチェックを入れることができる。
図10では、数値ボックス3000、及び3001にカーソルを重ね、それぞれに数値を入力することで、図2の学習のフローチャートにおける学習回数lの閾値である最大学習回数、及び操作回数oの閾値である最大操作回数を決定することができる。
そして、制御目標値・重み係数設定画面3002において、モデル出力の制御目標値、及び(数2)における基準モデル出力fの計算に用いる重み係数Ciを入力する。制御目標値・重み係数設定画面3002では、モデル出力毎に目標値、及び重み係数を数値ボックス3003、及び3004よりそれぞれ入力できる。以前の学習で用いた設定履歴をそのまま用いる場合には、ボタン3005を選択することで設定履歴参照画面を開き、設定履歴データ一覧より使用したいデータを選択・決定することでデータボックス3006に履歴データ名を表示させ、それに記載される設定値が制御目標値・重み係数設定画面3002に自動的に入力される。また、前記設定履歴データは学習情報データベース230に保存される。
以上の学習条件設定が終了後、ボタン3007を選択することで、図11の評価関数調整条件設定画面へ進む。また、ボタン3008を選択すると初期画面に戻る。
図11では、チェックボックス3011または3012を選択することで、評価関数パラメータ調整手段を、過去の調整履歴を用いる手段か、学習結果を基に調整する手段のいずれかに決定することができる。
履歴による調整を選択した場合には、履歴設定画面3013を用いて類似度の計算に用いる計測データ、及び類似度閾値を設定することができる。計測データ設定画面3014では、プラントの計測データ項目の中から、類似度の計算に用いるデータ項目をチェックボックスから選択することができる。また、数値ボックス3015より類似度閾値を入力できる。
以前の学習で用いた設定履歴をそのまま用いる場合には、ボタン3017を選択することで設定履歴参照画面を開き、設定履歴データ一覧より使用したいデータを選択・決定することでデータボックス3016に履歴データ名を表示させ、それに記載される設定値が履歴設定画面3014、及び数値ボックス3015に自動的に入力される。
以上の履歴設定が終了後、ボタン3018を選択することで、図2に示すフローチャートを動作させ、学習を開始することができる。また、ボタン3019を選択すると図10の学習条件設定画面へ戻る。
一方、チェックボックス3012より学習結果に基づく調整を選択した場合には、学習設定画面3020を用いて図7の評価関数調整アルゴリズムの調整条件を設定することができる。学習設定画面3020では、(数4)〜(数7)で使用するパラメータaの初期値、パラメータbの初期値、パラメータaの学習率、パラメータbの学習率、及び評価関数閾値を、数値ボックス3021、3022、3023、3024、及び3025よりそれぞれ入力できる。
以前の学習で用いた設定履歴をそのまま用いる場合には、ボタン3027を選択することで設定履歴参照画面を開き、設定履歴データ一覧より使用したいデータを選択・決定することでデータボックス3026に履歴データ名を表示させ、それに記載される設定値が上記数値ボックスに自動的に入力される。
以上の学習設定が終了後、ボタン3028を選択することで、図2に示すフローチャートを動作させ、学習を開始することができる。また、ボタン3029を選択すると図10の学習条件設定画面へ戻る。
図12は、図2のフローチャートにおけるステップ2100の学習の終了判定時に用いる画面の一例である。図12は図2のフローチャートにおけるステップ1200からステップ2100の一連の学習実行時に表示される画面であり、学習結果表示画面3030に学習中の評価関数の概形、学習回数に対する評価関数値、およびモデル出力値の推移が表示される。プラントの運転員は、学習結果表示画面3030に表示される学習結果を見ながら、学習が充分進んでいるかどうかを判断することができる。学習の収束状況の判定条件としては、以下のものが挙げられる。(1)評価関数の概形に対して、パラメータbの値がそれ以上小さくならない。(2)学習回数に対する評価関数値が最大値付近まで大きくなり、収束している。(3)学習回数に対する全てのモデル出力値が制御目標値以下まで下がっており、かつ収束している。
以上の条件を全部、もしくは少なくとも1つ以上満たす場合に、プラントの運転員は、学習回数が設定した最大学習回数に達していない場合でも、ボタン3031を選択することで学習を終了させることができる。この操作により、従来想定していたよりも学習に要する時間を短縮できる。そのため操作回数を増加させ、より高い制御効果を得ることができる。
以上で、画像表示装置930に表示される画面についての説明を終了する。
本発明のプラントの制御装置200を、火力発電プラントに適用した実施例について説明する。尚、火力発電プラント以外のプラントを制御する際にも、本発明の実施例の制御装置200を使用できることは言うまでもない。
図13は、火力発電プラントの概略を示す図である。先ず、火力発電プラントの発電の仕組みについて説明する。
火力発電プラントを構成するボイラ101には、ミル110で石炭を細かく粉砕した燃料となる微粉炭と、微粉炭搬送用の1次空気、及び燃焼調整用の2次空気を供給するバーナー102が設けられており、このバーナー102を介して供給した微粉炭をボイラ101の内部で燃焼させる。尚、微粉炭と1次空気は配管134から、2次空気は配管141からバーナー102に導かれる。
また、ボイラ101には2段燃焼用の空気をボイラ101に投入するアフタエアポート103が設けられており、空気は配管142からアフタエアポート103に導かれる。
燃焼により発生した高温の燃焼ガスは、ボイラ101の内部の経路に沿って下流側に流れた後、ボイラ101に配置された熱交換器106を通過して熱交換した後、エアーヒーター104を通過する。エアーヒーター104を通過したガスは、排ガス処理を施した後、煙突から大気に放出される。
ボイラ101の熱交換器106を循環する給水は、給水ポンプ105を介して熱交換器106に給水を供給し、熱交換器106においてボイラ101を流下する燃焼ガスによって過熱され、高温高圧の蒸気となる。尚、本実施例では熱交換器の数を1つとしているが、熱交換器を複数配置するようにしてもよい。
熱交換器106を通過した高温高圧の蒸気は、タービンガバナ107を介して蒸気タービン108に導かれ、蒸気の持つエネルギーによって蒸気タービン108を駆動して発電機109で発電する。
火力発電プラントには、火力発電プラントの運転状態を検出する様々な計測器が配置されており、これらの計測器から取得されたプラントの計測信号は、図1の計測信号1として制御装置200に送信される。例えば、図13には、流量計測器150、温度計測器151、圧力計測器152、発電出力計測器153、及び濃度計測器154が図示される。
流量計測器150では、給水ポンプ105からボイラ101に供給される給水の流量を計測する。また、温度計測器151、及び圧力計測器152は、熱交換器106から蒸気タービン108に供給される蒸気の温度、及び圧力を計測する。
発電機109で発電された電力量は、発電出力計測器153で計測する。ボイラ101を通過する燃焼ガスに含まれている成分(窒素酸化物NOx、一酸化炭素CO、及び硫化水素H2Sなど)の濃度に関する情報は、ボイラ101の下流側に設けた濃度計測器154で計測することができる。
即ち、本発明の制御装置200を上記火力発電プラントに用いた場合に、図6、及び図11における計測データ項目には、上記計測器によって計測した燃料流量、空気流量、給水流量、蒸気温度、ガス温度、給水圧力、及びガス濃度等が含まれる。
尚、一般的には、図15に図示した以外にも多数の計測器が火力発電プラントに配置されるが、ここでは図示を省略する。
次に、ボイラ101の内部にバーナー102から投入される1次空気と2次空気の経路、及びアフタエアポート103から投入される空気の経路について説明する。
1次空気は、ファン120から配管130に導かれ、途中でボイラ101の下流側に設置されたエアーヒーター104を通過する配管132と通過せずにバイパスする配管131とに分岐して、再び配管133にて合流し、バーナー102の上流側に設置されたミル110に導かれる。
エアーヒーター104を通過する空気は、ボイラ101を流下する燃焼ガスにより加熱される。この1次空気を用いて、ミル110において粉砕した微分炭を1次空気と共に配管134を通してバーナー102に搬送する。
ファン121を用いて配管140から投入された空気は、エアーヒーター104で同様にして加熱された後に、2次空気用の配管141とアフタエアポート用の配管142とに分岐して、それぞれバーナー102とアフタエアポート103に導かれる。
図14は、図13に示した火力発電プラントにおけるエアーヒーター104と関連する配管部の拡大図である。図14に示すように、配管131、132、141、142にはエアダンパ160、161、162、163が夫々配置される。これらのエアダンパを操作することにより、配管131、132、141、142における空気が通過する面積を変更することができ、通過する空気流量を個別に調整できる。
ボイラ101では、制御装置200によって生成された操作信号18を用いて、エアダンパ160、161、162、163などの機器を操作する。尚、本実施例では、エアダンパ160、161、162、163などの機器のことを操作端と呼び、これを操作するのに必要な指令信号を操作信号と呼ぶ。
以降では、本発明の一実施例の制御装置200を、火力発電プラントに用いた場合に、操作端をボイラ前後のバーナー、アフタエアポートのエアダンパとし、被制御量をボイラより排出されるCO、NOx、及びH2S濃度とする場合について説明する。尚、本実施例では、操作端の操作量がモデル入力であり、NOx、CO及びH2S濃度がモデル出力となる。
図15は、本発明の一実施例の制御装置を火力発電プラントに用いた場合に、画像表示装置930に表示される画面の一例であり、図10に対応する画面である。火力発電プラントでは、NOx、COといった排ガスの排出量に環境規制が課せられており、プラントはその規制値を満足するように運転することが望まれる。また、運用コストの面からも、NOxの還元処理に要するコストや、前記ボイラ101のH2S腐食による劣化を防ぐという目的から、NOx、及びH2S等をできるだけ低減することも望まれる。そのような要求に鑑み、図15では、被制御量であるNOx、CO及びH2Sに対し、制御上の目標を、(1)基準値(制御保証値)以下、または(2)できるだけ低減、の2通りに設定できるようになっている。具体的には、制御保証値・重み係数設定画面3042において、制御保証チェックボックス3043をチェックすることで上記2種類の目標設定のうち、どちらを使用するかを選択することができる。そして、チェックした項目に対して、制御保証値を数値ボックス3044より入力する。チェックされない項目については、基準モデル出力を計算するための重み係数を数値ボックス3045より入力する。図15のように設定した場合、評価関数は具体的に以下の(数10)によって計算される。
Figure 2009244933
ここで、fCOはCO濃度を示す。即ち(数10)では、CO濃度が制御保証値(100ppm)以下の場合のみ、(数1)を用いて評価関数値を計算し、それ以外の場合は評価関数値は0と計算する。以上のように評価関数を計算することにより、操作信号学習手段700はCO濃度が制御保証値以下で、NOx濃度、及びH2S濃度をできるだけ低減する操作方法を学習することができる。尚、図15において、数値ボックス3040及び3041、データボックス3046、ならびにボタン3047、3048及び3049の機能については、図10の場合と同様である。
以上の画像表示装置930に表示される画面仕様を用いれば、火力発電プラントから排出されるNOx、CO、及びH2S濃度を、環境規制や運用コストに対する要求を達成する操作方法を学習により獲得することができる。
本発明の実施例1によるプラント制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における操作方法の学習時の動作フローチャートである。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における評価関数の概形の一例を示す図面である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における評価関数の概形の一例を示す図面である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における評価関数調整時の動作フローチャートである。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における学習情報データベースに保存される情報の態様を示す図面である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における学習結果に基づく評価関数調整時のフローチャートである。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における評価関数調整時に用いる閾値パラメータの特性を示す図面である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置における評価関数調整時の動作を説明する図面である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置において、学習を実行する際に、画像表示装置に表示される画面の一例である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置において、評価関数を調整する際に、画像表示装置に表示される画面の一例である。 本発明の実施例1によるプラントの制御装置において、学習の終了を判定する際に、画像表示装置に表示される画面の一例である。 火力発電プラントの構成を説明する図である。 火力発電プラントにおいて、エアーヒーター部分の拡大図である。 本発明の実施例2によるプラントの制御装置において、学習を実行する際に、画像表示装置に表示される画面の一例である。
符号の説明
1…計測信号、16…操作信号、100…プラント、200…制御装置、201…外部入力インターフェイス、202…外部出力インターフェイス、210…計測信号データベース、220…モデル構築データベース、230…学習情報データベース、240…制御ロジックデータベース、250…操作信号データベース、300…計測信号変換手段、400…数値解析手段、500…モデル、600…操作信号生成手段、700…操作信号学習手段、800…評価関数計算手段、900、評価関数調整手段、910…外部入力装置、911…キーボード、912…マウス、920…保守ツール、921…外部入力インターフェイス、922…データ送受信処理部、923…外部出力インターフェイス、930…画像表示装置。

Claims (14)

  1. 過去の計測信号が保存される計測信号データベース、
    プラントに操作信号を与えた時の計測信号の値を推定するモデル、
    前記モデルにおいて、計測信号に該当するモデル出力が目標値を達成するように、操作信号に該当するモデル入力の生成方法を学習する操作信号学習手段、
    前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果に対する、目標値への達成度を示す評価関数値を、モデル出力を基に計算する評価関数計算手段、および
    前記操作信号学習手段及び、学習で得られる評価関数値の履歴やモデル出力学習履歴に関する情報を保存する学習情報データベース
    を備え、プラントから取得した計測信号を用いてプラントの操作信号を計算し、該操作信号をプラントに送信するプラントの制御装置において、
    前記学習情報データベースから評価関数の調整に用いる設定条件情報を入力し、前記評価関数計算手段において評価関数を計算する際に用いる評価関数パラメータを調整するとともに、評価関数パラメータ調整履歴を含む調整結果に関する情報を保存する評価関数調整手段を設けたことを特徴とするプラントの制御装置。
  2. 請求項1において、前記評価関数計算手段は、前記モデル出力に対する評価関数値の期待値を決定するパラメータ、および/または、評価関数の最良値の獲得閾値であるパラメータを備え、前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果得られるモデル出力、又は複数のモデル出力の重み付け和である基準モデル出力に基いて、前記評価関数値を計算する機能を備えたことを特徴とするプラントの制御装置。
  3. 請求項1において、前記評価関数調整手段は、過去の前記評価関数パラメータの調整履歴に付随するプラントの計測信号と、操作方法学習時のプラントの計測信号との距離計算から類似度を算出する機能と、該類似度が予め与えられた閾値以下かつ最小となる調整履歴に従って前記評価関数パラメータを調整する機能と、学習時に得られるモデルの出力情報、及び評価関数値情報を基に評価関数パラメータを調整する機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とするプラントの制御装置。
  4. 請求項1において、前記評価関数調整手段は、学習時に得られるモデル出力情報、及び評価関数値情報を基に評価関数パラメータを調整する際に、基準モデル出力を基に計算される評価関数値が予め与えられた閾値以上となるか否かによって、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータ値を増加あるいは減少させる機能と、前記基準モデル出力が評価関数の最良値の獲得閾値である前記パラメータ以下であるか否かによって、該パラメータ値を増加あるいは減少させる機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とするプラントの制御装置。
  5. 請求項1において、前記評価関数調整手段は、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータ値を調整する上で用いる閾値を決定する際に、該閾値は学習を通じて実質的に一定の値とする機能と、学習の初期状態では閾値を小さい値に設定し、学習が進むに従って線形に増加させる機能と、同様に学習の初期状態では小さい値に設定し、学習が進むに従って非線形に増加させる機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とするプラントの制御装置。
  6. 請求項1において、前記計測信号データベース及び前記学習情報データベースに保存される情報を画面に表示する機能と、前記操作信号学習手段で用いる学習条件を、画面表示機能を通じて設定する機能と、前記評価関数調整手段で用いる評価関数調整条件を、画面表示機能を通じて設定する機能と、操作方法の学習時に評価関数の概形及びモデル出力値の学習結果の履歴を画面に表示する機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とするプラントの制御装置。
  7. 火力発電プラントの計測信号を用いて、前記火力発電プラントに与える操作信号を導出する操作信号生成部を備えた火力発電プラントの制御装置であって、
    前記計測信号に火力発電プラントから排出されるガスに含まれる窒素酸化物濃度、一酸化炭素濃度、及び硫化水素濃度の少なくとも一つを含み、
    前記操作信号に空気ダンパの開度、空気流量、燃料流量、排ガス再循環流量の少なくとも一つを決定する信号を含み、
    前記制御装置が、
    過去の計測信号が保存される計測信号データベース、
    火力発電プラントに操作信号を与えた時の計測信号の値を推定するモデル、
    前記モデルにおいて、計測信号に該当するモデル出力が前期画像表示装置を通じて設定した目標値を達成するように、操作信号に該当するモデル入力の生成方法を学習する操作信号学習手段、
    前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果に対する、目標値への達成度を示す評価関数値を、モデル出力を基に計算する評価関数計算手段、
    前記操作信号学習手段及び、学習で得られる評価関数値の履歴やモデル出力学習履歴に関する情報を保存する学習情報データベース、及び
    前記学習情報データベースから評価関数の調整に用いる設定条件情報を入力し、前記評価関数計算手段において評価関数を計算する際に用いる評価関数パラメータを調整するとともに、評価関数パラメータ調整履歴を含む調整結果に関する情報を保存する評価関数調整手段を設けたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  8. 請求項7において、前記評価関数計算手段は、前記モデル出力に対する評価関数値の期待値を決定するパラメータ、および/または、評価関数の最良値の獲得閾値であるパラメータを備え、前記操作信号学習手段が前記モデルを操作した結果得られるモデル出力、又は複数のモデル出力の重み付け和である基準モデル出力に基いて、前記評価関数値を計算する機能を備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  9. 請求項7において、前記評価関数調整手段は、過去の前記評価関数パラメータの調整履歴に付随するプラントの計測信号と、操作方法学習時のプラントの計測信号との距離計算から類似度を算出する機能と、該類似度が予め与えられた閾値以下かつ最小となる調整履歴に従って前記評価関数パラメータを調整する機能と、学習時に得られるモデルの出力情報、及び評価関数値情報を基に評価関数パラメータを調整する機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  10. 請求項7において、前記評価関数調整手段は、学習時に得られるモデル出力情報、及び評価関数値情報を基に評価関数パラメータを調整する際に、前記基準モデル出力を基に計算される評価関数値が予め与えられた閾値以上となるか否かによって、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータ値を増加あるいは減少させる機能と、基準モデル出力が評価関数の最良値の獲得閾値である前記パラメータ以下であるか否かによって、該パラメータ値を増加あるいは減少させる機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  11. 請求項7において、前記評価関数調整手段は、評価関数値の期待値を決定する前記パラメータ値を調整する上で用いる閾値を決定する際に、該閾値は学習を通じて実質的に一定の値とする機能と、学習の初期状態では閾値を小さい値に設定し、学習が進むに従って線形に増加させる機能と、同様に学習の初期状態では小さい値に設定し、学習が進むに従って非線形に増加させる機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  12. 請求項7において、前記計測信号データベース及び前記学習情報データベースに保存される情報を画面に表示する機能と、前記操作信号学習手段で用いる学習条件を、画面表示機能を通じて設定する機能と、前記評価関数調整手段で用いる評価関数調整条件を、画面表示機能を通じて設定する機能と、操作方法の学習時に評価関数の概形及びモデル出力値の学習結果の履歴を画面に表示する機能のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  13. 請求項7において、前記操作信号学習手段は、火力発電プラントから排出される窒素酸化物濃度、一酸化炭素濃度、及び硫化水素濃度に対して、制御保証値以下の運転を保証する操作方法、ならびに前記モデルの最小値となる操作方法のうち少なくとも一つを学習する機能を備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
  14. 請求項11において、前記パラメータ値の調整方法の学習機能に関する設定条件を、画面表示機能を通じて設定する機能を備えたことを特徴とする火力発電プラントの制御装置。
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