JP2009244407A - 露光装置、及び露光方法 - Google Patents

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裕司 下山
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Abstract

【課題】基板の生産性を良好にする。
【解決手段】感光層16aの最小高さFと最大高さNとの差が焦点調整範囲Rの大きさより小さく、かつ露光位置で感光層16aの最大高さの部位N及び最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内に位置している場合でも、感光層16aの複数の部位の高さの平均値または中央値とスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内の中央値が略一致するステージ14の高さを演算し、演算された1つ以上のステージ14の高さに基づいて、ステージ14の高さが演算された基板16より後にスキャナ21に搬入される基板16が載置されるステージ14及びスキャナ21の少なくとも一方の位置を変更することにより、ステージ14とスキャナ21との位置関係を変位センサ19へ搬入する前に補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置、及び露光方法に関する。
従来、プリント配線基板等に配線パターンを形成する画像形成装置としてレーザ露光装置が知られている。このレーザ露光装置には、露光データ(画像情報)に基づいた画像露光の対象となるプリント配線基板を載置するステージ(台)が備えられており、各プリント配線基板が露光器に対して搬入される前に、ステージを所定の初期の高さに設定し、各プリント配線基板をステージ上の所定の初期位置に配置し、そのステージを所定の搬送経路に沿って移動させるようになっている。
このようなレーザ露光装置として、例えば、焦点調整範囲の中央に露光面の中心が近づくように、ステージを光軸方向に移動させることにより露光面の高さを調整して露光する露光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、露光面の位置高さを測定し、測定結果に基づきフォーカスを制御するフォーカス機構を備えている露光装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の露光装置では、感光材料の表面との間の距離がフォーカス制御可能範囲を超えた場合には、基板の高さ方向の位置を変更し再度測定するようにしている。
一般的に露光装置では、高精細なパターンを形成する場合に露光ビームのフォーカス(焦点)を露光面に精度良く合わせることが必要になる。通常は基板厚をオペレータが露光装置に入力し、それに基づき基板の高さを光軸方向に昇降する基板ステージによって露光面の高さを調整している。しかしながら、入力された基板厚が不正確であったり、前工程の処理により基板が歪みうねっている場合もある。そのため、感光材料の表面との間の距離がフォーカス制御可能範囲を超えた場合がある。このような場合には、特許文献2に記載の露光装置では、上述したように、基板の高さ方向の位置を変更し、再度基板の高さを測定することにより再調整するようにしている。
特開2006−234960号公報 特開2006−234921号公報
ところで、基板製造では同一パターンを複数枚(例えば、1ロットで100枚)の基板に対して連続的に1枚ずつ露光装置によって露光することが通常行われる。ここで、上記で説明したように、特許文献2に記載の露光装置では、感光材料の表面との間の距離がフォーカス制御可能範囲を超えるような条件では、再調整が行われるが、各基板の歪み具合がほぼ同じであると共に上記の条件を満たす場合には、各基板で毎回再調整が行われてしまうことにより基板の生産性が劣化してしまう、という問題がある。例えば、同一のロットの各基板では、歪み具合がほぼ同じである場合があり、このような場合には、上述したように、毎回再調整が行われるので基板の生産性が劣化してしまうことが考えられる。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたもので、基板の生産性を良好にすることができる露光装置、及び露光方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の露光装置は、感光層が形成されると共に、一枚ずつ搬入され、かつ台に載置された基板の前記感光層を露光する所定範囲内で焦点位置が調整可能な露光手段と、搬入された前記基板の感光層の複数の部位の各々の高さを検出するように前記露光手段の搬入方向上流側に配置された検出手段と、前記感光層の最小高さと最大高さとの差が前記所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で前記感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内に位置している場合に、前記感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内の中央値が略一致する前記台の高さを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算された1つ以上の前記台の高さに基づいて、該台の高さが演算された基板より後に前記露光手段に搬入される基板が載置される台及び前記露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、該台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する補正手段とを含んで構成されている。
本発明に係る露光装置によれば、感光層の最小高さと最大高さとの差が所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が露光手段の焦点位置が調整可能な所定範囲内に位置している場合に、感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と露光手段の焦点位置が調整可能な所定範囲内の中央値が略一致する台の高さを演算し、演算された1つ以上の台の高さに基づいて、この台の高さが演算された基板より後に露光手段に搬入される基板が載置される台及び露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、この台と露光手段との位置関係を検出手段(例えば、変位センサ)へ搬入する前に補正する。従って、本発明に係る露光装置によれば、以前に演算された台の高さに基づいて、今回露光手段へ搬入される基板の台と露光手段との位置関係を検出手段へ搬入する前に補正するので、特に、歪み具合がほぼ同じような各基板を露光する場合には、基板の生産性を良好にすることができる。
また、前記補正手段は、前記露光手段に今回搬入される基板より1つ前に前記露光手段へ搬入された基板に対して前記演算手段によって演算された台の高さに基づいて、前記露光手段に今回搬入される基板が載置される台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正することができる。
また、前記補正手段は、前記露光手段に今回搬入される基板より前に前記露光手段へ搬入された複数の基板の各々に対して前記演算手段によって演算された複数の台の高さのうち、所定個または該所定個未満の個数の台の高さの平均値または中央値に基づいて、前記露光手段に今回搬入される基板が載置される台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の露光方法は、感光層が形成されると共に、一枚ずつ搬入され、かつ台に載置された基板の感光層の複数の部位の各々の高さを、前記感光層を露光する所定範囲内で焦点位置が調整可能な露光手段の搬入方向上流側に配置された検出手段によって検出し、前記感光層の最小高さと最大高さとの差が前記所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で前記感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内に位置している場合に、前記感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内の中央値が略一致する前記台の高さを演算し、演算された1つ以上の前記台の高さに基づいて、該台の高さが演算された基板より後に前記露光手段に搬入される基板が載置される台及び前記露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、該台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する。
本発明に係る露光方法によれば、感光層の最小高さと最大高さとの差が所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が露光手段の焦点位置が調整可能な所定範囲内に位置している場合に、感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と露光手段の焦点位置が調整可能な所定範囲内の中央値が略一致する台の高さを演算し、演算された1つ以上の台の高さに基づいて、この台の高さが演算された基板より後に露光手段に搬入される基板が載置される台及び前記露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、該台と前記露光手段との位置関係を検出手段(例えば、変位センサ)へ搬入する前に補正する。従って、本発明に係る露光方法によれば、以前に演算された台の高さに基づいて、今回露光手段へ搬入される基板の台と露光手段との位置関係を検出手段へ搬入する前に補正するので、特に、歪み具合がほぼ同じような各基板を露光する場合には、基板の生産性を良好にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、基板の生産性を良好にすることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を露光装置に適用した場合の実施の形態について説明する。
図1及び図2に示すように、露光装置10は、4本の脚部9に支持された矩形厚板状の設置台12を備えている。設置台12の上面には、長手方向に沿って2本のガイド13が延設されており、これら2本のガイド13上には、矩形平盤状のステージ(台)14が設けられている。ステージ14は、長手方向がガイド13の延設方向を向くように配置され、ガイド13により設置台12上を往復移動可能に支持されており、駆動装置15(図2参照)に駆動されてガイド13に沿って往復移動する。感光層が形成された基板(感光材料)16が1枚ずつ搬入用のコンベア(INコンベア)90(図2参照)から搬送されてくると、ACハンド92(図2参照)によりINコンベア90上の基板16が把持されて、このステージ14の上面に載置位置を決められた状態で1枚ずつ吸着され保持される。また、露光済みの基板16は、ACハンド30に把持され、搬出用のコンベア(OUTコンベア)94に排出される。
設置台12の中央部よりもステージ14の移動方向の上流側にはゲート17が配置されており、下流側にはゲート18が配置されている。これらゲート17とゲート18とは所定の間隔で配置されている。ゲート17及びゲート18は、ステージ14の移動経路を跨ぐようにコ字状に形成されており、両先端部が設置台12の両側面に固定されている。
ステージ14の移動方向の上流側に配置されたゲート17には、その上流側に向けられた前面の上部(ステージ14の移動経路の上方)に、3台の変位センサ19がステージ14の移動方向と直交する方向に沿って所定の間隔で固定配置されている。変位センサ19のセンサ部20は下方へ向けられている。
ステージ14の移動方向の下流側に配置されたゲート18には、その下流側に向けられた後面の上部(ステージ14の移動経路の上方)に、スキャナ21が固定配置されている。本実施の形態では、このスキャナ21と変位センサ19との間隔は、スキャナ21に設けられた後述する露光ヘッド22による露光開始位置と、変位センサ19による検出位置との距離が、基板16の長手方向の寸法よりも少し長くなるように設定されている。
ここで、図3を参照して、本実施の形態の露光ヘッドについて説明する。スキャナ21は、図3に示すように、m行n列(例えば、2行4列)の略マトリックス状に配列された複数(例えば、8個)の露光ヘッド22を備えている。
露光ヘッド22で露光される領域である露光エリア23は、図3に示すように、短辺が走査方向に沿った矩形状であり、走査方向に対し、所定の傾斜角θで傾斜している。そして、ステージ14の移動に伴い、基板16には露光ヘッド22毎に帯状の露光済み領域24が形成される。なお、図1及び図3に示すように、走査方向は、ステージ移動方向とは向きが反対である。
図4(A)及び(B)に示すように、露光ヘッド22はライン状に配列されている上に、帯状の露光済み領域24のそれぞれが、隣接する露光済み領域24と部分的に重なるように、配列方向に所定間隔(露光エリアの長辺の自然数倍、本実施の形態では1倍)ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する画像領域23Aと、画像領域23Aの右隣に位置する画像領域23Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する画像領域23Bにより露光される。同様に、画像領域23Bと、画像領域23Bの右隣に位置する画像領域23Dとの間の露光できない部分は、画像領域23Cにより露光される。
図5及び図6には本発明の実施形態に係る露光ヘッドの光学系が示されている。
露光ヘッド22A〜22Hの各々は、図5及び図6(A)、(B)に示すように、入射された光ビームを画像データ(画像情報)に応じて各画素毎に変調する空間光変調素子として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)25を備えている。このDMD25は、前述のコントローラ11に接続されている。このコントローラ11では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド22毎にDMD25の制御すべき領域内の各マイクロミラー(図示せず)の反射面の角度を制御する。したがって、画像データに応じて、DMD25の各ピクセルにおけるマイクロミラーの傾きを制御することによって、DMD25に入射された光はそれぞれのマイクロミラーの傾き方向へ反射される。それぞれのマイクロミラーのオン/オフ制御は、DMD25に接続されたコントローラ11によって行われ、オン状態のマイクロミラーにより反射された光は露光状態に変調され、DMD25の光出射側に設けられた投影光学系へ入射する。またオフ状態のマイクロミラーにより反射された光は非露光状態に変調され、光吸収体(図示せず)に入射する。
DMD25の光入射側には、光ファイバの出射端部(発光点)が露光エリア23の長辺方向と対応する方向に沿って一列に配列されたレーザ出射部を備えたファイバアレイ光源26、ファイバアレイ光源26から出射されたレーザ光を補正してDMD25上に集光させるレンズ系27、レンズ系27を透過したレーザ光をDMD25に向けて反射する反射鏡28がこの順に配置されている。
レンズ系27は、ファイバアレイ光源26から出射されたレーザ光を平行光化する1対の組合せレンズ27a、平行光化されたレーザ光の光量分布が均一になるように補正する1対の組合せレンズ27b、及び光量分布が補正されたレーザ光をDMD25上に集光する集光レンズ27cで構成されている。組合せレンズ27bは、レーザ出射端の配列方向に対しては、レンズの光軸に近い部分は光束を広げ且つ光軸から離れた部分は光束を縮め、且つこの配列方向と直交する方向に対しては光をそのまま通過させる機能を備えており、光量分布が均一となるようにレーザ光を補正する。
またDMD25の光反射側には、DMD25で反射されたレーザ光を基板16の走査面(被露光面)16a上に結像するレンズ系29、30、レンズ系29、30を透過したレーザ光の焦点距離を所定範囲内で調整するフォーカス機構31がこの順に配置されている。すなわち、各露光ヘッド22は、上記所定範囲内で焦点位置が調整可能となっている。
レンズ系29、30は、DMD25と被露光面16aとが共役な関係となるように配置されており、本実施形態では、ファイバアレイ光源26から出射されたレーザ光が均一化され、DMD25に入射された後、各画素がこれらのレンズ系29、30によって約5倍に拡大され、集光されるように設定されている。
また、図7に示すように、本実施の形態では、載置台12に昇降装置32が設けられている。この昇降装置32は、Z方向(すなわち露光ヘッド22の光軸方向)のガイド13の位置(すなわち高さ)を調節することが可能である。すなわち、昇降装置32によって、ガイド13上のステージ14の高さを調整することができ、ひいては基板16の高さを調節することができる。
また、本実施の形態では、露光装置10は、INコンベア90上の基板16を検出可能な位置に配置された検出センサ(図示しない)を備えている。この検出センサには、例えば、光学センサが用いられる。本実施の形態では、検出センサは、基板16を検出した場合には、基板16を検出したことを表すON状態の検出信号を出力し、基板16を検出していない場合には、OFF状態の検出信号を出力する。
また、ステージ14の駆動装置15、スキャナ21の各露光ヘッド22の各DMD25、各フォーカス機構31、変位センサ19、昇降装置32、INコンベア90、ACハンド92、OUTコンベア94、及び検出センサは、これらを制御するコントローラ11に接続されている。このコントローラ11により、例えば、後述する露光装置10の露光動作時には、ステージ14は所定の速度で移動するよう制御され、変位センサ19は所定のタイミングで基板16を検出するよう制御され、露光ヘッド22は所定のタイミングで基板16を露光するよう制御される。
コントローラ11は、I/O(入出力)ポート11a、ROM(Read Only Memory)11b、HDD(Hard Disk Drive)11c、CPU(Central Processing Unit)11d、RAM(Random Access Memory)11e、並びにこれらI/Oポート11a、ROM11b、HDD11c、CPU11d、及びRAM11eを互いに接続するバス11fを含んで構成されている。
記憶媒体としてのROM11bには、OS等の基本プログラムが記憶されている。
記憶媒体としてのHDD11cには、詳細を以下で説明する露光処理、高さ方向配置処理、及び高さデータ演算処理の処理ルーチンを実行するための各プログラムが記憶されている。また、HDD11cには、基板16がACハンド92によって、最初に配置される初期の水平面上の配置位置(初期位置)(Xs,Ys)が記憶されている。また、HDD11cには、初期に設定されるステージ14の初期の高さZsが記憶されている。また、HDD11cには、詳細を以下で説明する高さデータテーブルが記憶されている。
次に、コントローラ11のCPU11dが実行する露光処理の処理ルーチンについて図8を用いて説明する。なお、本実施の形態において、図示しないキーボード等の入力装置がコントローラ11に接続されており、この入力装置から露光処理を実行する指示がオペレータから入力され、かつ外部の図示しないPC等から基板16の感光層を露光するための画像情報が入力された場合に露光処理が実行される。
まず、ステップ100で、上記入力装置からオペレータによって基板16の厚さのデータが入力されたか否かを判定する。
ステップ100で入力されたと判定されると、次のステップ102へ進む。ステップ102では、変数kの値を0に設定することにより、初期化を行う。なお、変数kの値は、例えば、搬入される基板16が何枚目の基板16であるかを表す。
次のステップ104では、検出センサからの検出信号がON状態であるか否かを判定することにより、露光対象の基板16が存在するか否かを判定する。なお、本実施の形態のステップ104では、所定時間以上、検出センサからの検出信号がOFF状態である場合には、露光対象となる基板16が存在しなくなったとみなして、露光処理を終了する。
ステップ104で検出センサからの検出信号がON状態であると判定された場合には、次のステップ106で、HDD11cに記憶されている初期位置(Xs,Ys)を読み込んで、初期位置(Xs,Ys)を取得する。
次のステップ108では、X方向(ステージ移動方向と直交する方向)の位置が上記ステップ106で取得したXsとなり、かつY方向(ステージ移動方向と同一の方向)の位置が上記ステップ106で取得したYsとなるように、基板16を露光ステージ40上に配置するように、ACハンド30を制御する。これにより、基板16は初期位置(Xs,Ys)に配置される。
次のステップ110では、高さ方向配置処理を実行する。ここで、ステップ110の高さ方向配置処理の処理ルーチンの詳細について図9を用いて説明する。
まず、ステップ200で、変数kの値を1インクリメントし、次のステップ202で、変数kの値が1であるか否かを判定する。これにより、今回スキャナ21に搬入される基板16が最初に搬入される基板16(1枚目の基板16)であるか否かを判定することができる。
ステップ202で、変数kの値が1であると判定された場合には、今回の基板16はスキャナ21に最初に搬入される基板16であると判断して、次のステップ204へ進む。ステップ204では、HDD11cに記憶されている初期の高さZsを読み込んで、初期の高さZsを取得する。
次のステップ206では、ステージ14のZ方向の位置(高さ)が上記ステップ204で取得したZsとなるように、昇降装置32を制御する。これにより、ステージ14は初期の高さZsに配置される。なお、ステップ206では、ステージ14のZ方向の位置が、初期の高さZsを入力された基板16の厚みに応じて補正した高さとなるように、昇降装置32を制御するようにしてもよい。そして、高さ方向配置処理を終了する。
一方、ステップ202で、変数kの値が1でないと判定された場合には、今回の基板16はスキャナ21に2回目以降に搬入される基板16であると判断して、次のステップ208へ進む。ステップ208では、変数kの値が所定値L、例えば6より大きいか否かを判定する。ここで、所定値Lの値は、後に高さを表す高さデータの平均値または中央値を演算する場合における高さデータの最大個数を表しており、以下、所定値Lの値が6である場合について説明する。なお、具体的には個数をLとする移動平均を演算したりする。
ステップ208で、変数kの値が所定値L、例えば6以下であると判定された場合には、次のステップ210へ進む。ステップ210では、高さデータテーブル70(図10参照)に登録された全ての高さデータ(1枚目の基板16から(K−1)枚目の基板16までの各々を載置した際のステージ14の高さのデータの各々C〜Ck−1)をHDD11cから読み込む。なお、この高さデータテーブル70には、搬入された基板16毎に、搬入された順番kと、k枚目の基板16を載置した際のステージ14の高さのデータCとが対応付けられて登録されている。なお、ステップ210において読み込んだ時点では、高さデータテーブル70には、1枚目から(K−1)枚目までの基板16の各々を載置した際のステージ14の高さデータの各々C〜Ck−1が登録されている。
次のステップ212では、下記の式(1)に示すように、読み込んだ全ての高さデータC〜Ck−1の平均値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算する。
=(C+・・・+Ck−1)/(k−1)・・・式(1)
次のステップ214では、k枚目の基板16の変位センサ19に搬入する前のZ方向のステージ14の高さが、上記ステップ212で演算されたCとなるように、昇降装置32を制御する。これにより、ステージ14は補正後の高さCに調整される。そして、高さ方向配置処理を終了する。
一方、ステップ208で、変数kの値が所定値L、例えば6より大きいと判定された場合には、次のステップ216へ進む。ステップ216では、高さデータテーブル70をHDD11cから読み込んで、(k−L)枚目の基板16を載置した際のステージ14の高さデータCk−Lから、(k−1)枚目までの基板16を載置した際のステージ14の高さデータCk−1のL個(本実施の形態では例えば6個)の高さデータを取得する。なお、ステップ216において読み込んだ時点では、高さデータテーブル70には、上記と同様に、1枚目から(K−1)枚目までの基板16の各々を載置した際のステージ14の高さデータの各々C〜Ck−1が登録されている。
次のステップ218では、下記の式(2)に示すように、読み込んだL個(本実施の形態では6個)の高さデータCk−L〜Ck−1の平均値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算する。
=(Ck−L+・・・+Ck−1)/L・・・式(2)
そして、ステップ214へ進む。これにより、ステージ14は補正後の高さCに調整される。そして、高さ方向配置処理を終了する。
以上、説明したように、高さ方向配置処理によって、演算された1つ以上のステージ14の高さ(高さデータ)に基づいて、ステージ14の高さが演算された対応する基板16より後に、スキャナ21に搬入される基板16が載置されるステージ14と、スキャナ21との位置関係が、検出手段としての変位センサ19へ搬入する前に補正される。より具体的には、スキャナ21に今回搬入される基板16より前にスキャナ21へ搬入された複数の基板16の各々に対して演算された複数のステージ14の高さのうち、所定のL個(本実施の形態では例えば6個)またはL個未満の個数のステージ14の高さの平均値に基づいて、スキャナ21に今回搬入される基板16が載置されるステージ14とスキャナ21との位置関係が、変位センサ19へ搬入する前に補正される。
なお、上記では、高さデータCk−L〜Ck−1の平均値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算する例について説明したが、高さデータCk−L〜Ck−1の中央値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算するようにしてもよい。また、本実施の形態では、高さデータC〜Ck−1の平均値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算する例について説明したが、同様に、高さデータC〜Ck−1の中央値を今回搬入する基板16を載置する際のステージ14の高さのデータCとして演算するようにしてもよい。
このように、平均値または中央値を演算することで、1枚だけ基板の高さが大きく異なる基板16があった場合の影響が緩和できる。
また、ステップ212及びステップ218の少なくとも一方の処理で、下記の式(3)に示すように、Cを演算するようにしてもよい。
=Ck−1・・・式(3)
これにより、スキャナ21に今回搬入される基板16より1つ前にスキャナ21へ搬入された基板16に対して演算された高さデータに基づいて、スキャナ21に今回搬入される基板16が載置されるステージ14とスキャナ21との位置関係を変位センサ19へ搬入する前に補正することができる。
次のステップ112では、ステージ14が所定速度で下流側に移動するように、ステージ14の駆動装置15を制御する。これにより、ステージ14と共に基板16が所定速度で下流側に移動する。
次のステップ114では、変位センサ19からの検出信号に基づいて、基板16の先端を検出したか否かを判定する。変位センサ19を用いて基板16の先端を検出する方法は、様々な方法が考えられるが、例えば、変位センサ19からの検出信号が示す距離の大きさが、基板16の厚みの分だけ小さくなったか否かを判定することにより、基板16の先端を検出することが可能である。
ステップ114で、基板16の先端を検出したと判定された場合には、次のステップ116へ進む。ステップ116では、変位センサ19からの検出信号を取り込む。
次のステップ118では、変位センサ19からの検出信号に基づいて、基板16の後端を検出したか否かを判定する。変位センサ19を用いて基板16の後端を検出する方法は、様々な方法が考えられるが、例えば、変位センサ19からの検出信号が示す距離の大きさが、基板16の厚みの分だけ大きくなったか否かを判定することにより、基板16の後端を検出することが可能である。
ステップ118で、基板16の後端を検出していないと判定された場合には、上記ステップ116へ戻り、再び、変位センサ19からの検出信号を取り込む。一方、ステップ118で、基板16の後端を検出したと判定された場合には、次のステップ120へ進む。
このように、上記ステップ116〜118の処理を繰返し行うことによって、基板16の複数の部位の各々の高さを検出するためのデータを取り込むことができる。
ステップ120では、変位センサ19からの検出信号を取り込む。なお、ステップ120で取り込んだ検出信号から、ステージ14の高さを検出することが可能である。
次のステップ122では、高さデータ演算処理を実行する。ここで、ステップ122の高さデータ演算処理の処理ルーチンの詳細について図11を用いて説明する。
まず、ステップ300で、上記ステップ116で取り込んだ3台の各変位センサ19からの検出信号に基づいて、k枚目の基板16の感光層の複数の部位の各々の高さを検出する。例えば、基板16のY座標方向に、所定間隔(例えば1mm)毎に、各変位センサ19と基板16との距離を検出する。
次のステップ302では、3台の変位センサ19によって検出された3つの距離の平均値を、対応するY方向の位置毎に演算する。なお、本実施の形態では、この演算されたY方向の位置毎の距離の平均値を、k枚目の基板16の感光層のY方向の位置毎の変位センサ19からの距離とする。
次のステップ304では、上記ステップ302で演算された、k枚目の基板16の感光層のY方向の位置毎の変位センサ19からの距離に基づいて、k枚目の基板16の感光層の高さをY方向の位置毎に検出する。例えば、変位センサ19のステージ14からの高さを予め求めておくことで、変位センサ19自身の高さが分かっている場合には、k枚目の基板16の感光層のY方向の位置毎の変位センサ19からの距離に基づいて、k枚目の基板16の感光層の高さをY方向の位置毎に検出することが可能である。すなわち、ステップ304では、基板16の感光層の複数の部位の高さの各々が検出される。なお、ステージ14からの高さだけでなく、同様の原理で、載置台12、または地表からの高さを予め求めておくことで、k枚目の基板16の感光層の高さをY方向の位置毎に検出することが可能である。
次のステップ306では、図12に示すように、上記ステップ304で検出した基板16の感光層の複数の部位の高さのうち、最も高い高さ(最大高さ)の部位N及び最も低い高さ(最小高さ)の部位Fを検出する。
次のステップ308では、上記ステップ306で検出された最大高さの部位N及び最小高さの部位Fとの差からk枚目の基板16の被露光面としての感光層の高さ方向の変動幅Dを演算する。
次のステップ310では、上記ステップ304で検出されたk枚目の基板16のY方向の位置毎の高さの平均値または中央値を、上記ステップ308で演算された変動幅Dの中央の高さCとして演算する。
次のステップ312では、上記ステップ120で取り込んだ検出信号から、k枚目の基板16が載置されたステージ14の高さのデータである高さデータSTを検出する。
次のステップ314では、上記ステップ312で検出されたステージ14の高さデータSTを、搬入された基板の枚数を表すkと対応付けて高さデータテーブル70に登録する。
ここで、図10を参照して高さデータテーブル70について説明する。高さデータテーブル70は、変位センサ19へ搬入された基板16毎にレコード70aが登録される。レコード70aは、変位センサ19へ搬入された基板16が何枚目(すなわち何番目)の基板16であるかを表す変数kの値が登録されるフィールド70b、及びk枚目の基板16が載置されたステージ14の高さデータSTが登録されるフィールド70cを備えている。これにより、高さデータテーブル70にレコード70aを1つ追加し、追加されたレコード70aのフィールド70bに、変数kの値を登録すると共に、この変数kの値が登録されたフィールド70bに対応するフィールド70cに高さデータSTを登録することにより、上述したように、今回検出されたステージ14の高さデータSTを、搬入された基板の枚数を表すkと対応付けて高さデータテーブル70に登録することができる。そして、高さデータ演算処理を終了する。
次のステップ124では、上記ステップ308で演算された変動幅Dの大きさが、図12に示すような露光ヘッド22の焦点調整範囲Rより大きいか否かを判定する。なお、この焦点調整範囲Rは、露光ヘッド22の最短フォーカス位置Nrと最遠フォーカス位置Frとの差によって表される。
ステップ124で、変動幅Dの大きさが焦点調整範囲Rの大きさより大きいと判定された場合には、適切な露光を行うことが出来ないと判断して、次のステップ126で、エラー処理を行う。ステップ126のエラー処理では、基板16を排出するように、ACハンド92及びOUTコンベア94を制御すると共に、警報を報知するように図示しない警報装置を制御する。これにより、基板16は排出され、警報が報知される。
一方、ステップ124で、変動幅Dの大きさが焦点調整範囲Rの大きさ以下であると判定された場合には、次のステップ128へ進む。
ステップ128では、上記ステップ306で検出された最大高さの部位N及び最小高さの部位Fが焦点調整範囲Rに含まれているか否かを判定する。
ステップ128で、最大高さの部位N及び最小高さの部位Fが焦点調整範囲Rに含まれていると判定された場合には、適切な露光を行うことができると判断して、次のステップ130で露光処理を行う。この露光処理では、上記ステップ302で演算されたk枚目の基板16の感光層のY方向の位置毎の変位センサ19からの距離に応じた適切な焦点となるように、複数のフォーカス機構31の各々を制御すると共に、入力された画像情報に応じた露光を行うように、複数のDMD25の各々を制御する。これにより、k枚目の基板16の感光層に適切な露光が行われる。
次のステップ132では、露光済みの基板16を上流側に移動させて排出するように、ACハンド92、駆動装置15、及びOUTコンベア94を制御する。これにより、露光済みの基板16が上流側に移動されて排出される。そして、上記ステップ104に戻り、以降の上述した処理を再び行う。
一方、ステップ128で、最大高さの部位N及び最小高さの部位Fが焦点調整範囲Rに含まれていないと判定された場合、すなわち最大高さの部位Nまたは最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲Rに位置しないと判定された場合には、このままでは適切な露光が行うことができないが、最大高さの部位N及び最小高さの部位Fが焦点調整範囲Rに含まれるように、Z方向に基板16を移動させれば適切な露光を行うことができると判断して、次のステップ134に進む。
ステップ134では、上記ステップ310で演算されたCと、図11に示すような露光ヘッド22の焦点調整範囲Rの中心Cとの差(C−C)を補正量Hとして演算する。
次のステップ136では、上記ステップ134で演算された補正量Hを用いて、基板16の被露光面の中心の高さを、焦点調整範囲Rの中心Cと一致させるように制御する。具体的には、ステップ136では、補正量Hの分だけガイド13を上昇または下降させて、基板16の被露光面の中心の高さを、焦点調整範囲Rの中心Cに一致させるように、昇降装置32を制御する。これにより、基板16の被露光面(感光層)の中心の高さと、焦点調整範囲Rの中心Cとが一致し、基板16の感光層の最大高さの部位Nまたは最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲Rに位置するようになる。
次のステップ138では、ステージ14が上流側の初期位置まで移動するように、駆動装置15を制御する。これにより、ステージ14と共に基板16が上流側の初期位置まで移動される。そして、上記ステップ112に戻り、以降の処理を再び行う。
ステップ138からステップ112に戻り、そして、ステップ122に進むと、当該ステップ122では、上述した高さデータ演算処理が実行され、基板16の感光層の最大高さの部位Nまたは最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲Rに位置するときのステージ14の高さSTが演算されて、高さデータテーブル70に上書きされる。
以上、本実施の形態の露光処理について説明した。従来、スキャナより搬入方向上流側に設けられた検出手段としての変位センサに、例えば、同一ロットの基板が搬入される際には、図13(A)に示すように、焦点調整範囲から被露光面の一部がはみ出していたり、図13(B)に示すように、焦点調整範囲に被露光面が含まれていたとしても焦点調整範囲の上限または下限付近に被露光面の高さの位置が片寄っていたが、本実施形態の露光処理によって、図14に示すように、被露光面の高さの位置が焦点調整範囲の中央に位置することが可能となる。
なお、本実施の形態において、昇降装置32によってステージ14の高さを調整することにより基板16の高さを調整して、ステージ14とスキャナ21との位置関係を補正する例について説明したが、スキャナ21の高さを調整する機構を設けて、スキャナ21及びステージ14の少なくとも一方の高さを調整することにより、ステージ14とスキャナ21との位置関係を補正するようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態の露光装置10は、感光層16aが形成されると共に、一枚ずつ搬入され、かつステージ(台)14に載置された基板16の感光層16aを露光する焦点調整範囲R内で焦点位置が調整可能な露光手段としてのスキャナ21と、搬入された基板16の感光層16aの複数の部位の各々の高さを検出するようにスキャナ21の搬入方向上流側に配置された検出手段としての変位センサ19とを備え、感光層16aの最小高さFと最大高さNとの差が焦点調整範囲Rの大きさより小さく、かつ露光位置で感光層16aの最大高さの部位N及び最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内に位置している場合でも、感光層16aの複数の部位の高さの平均値または中央値と、スキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内の中央値が略一致するステージ14の高さを演算し、演算された1つ以上のステージ14の高さに基づいて、ステージ14の高さが演算された基板16より後にスキャナ21に搬入される基板16が載置されるステージ14及びスキャナ21の少なくとも一方の位置を変更することにより、ステージ14とスキャナ21との位置関係を変位センサ19へ搬入する前に補正する。
本実施の形態に係る露光装置10によれば、感光層16aの最小高さFと最大高さNとの差が焦点調整範囲Rの大きさより小さく、かつ露光位置で感光層16aの最大高さの部位N及び最小高さの部位Fがスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内に位置している場合でも、感光層16aの複数の部位の高さの平均値または中央値とスキャナ21の焦点位置が調整可能な焦点調整範囲R内の中央値が略一致するステージ14の高さを演算し、演算された1つ以上のステージ14の高さに基づいて、ステージ14の高さが演算された基板16より後にスキャナ21に搬入される基板16が載置されるステージ14及びスキャナ21の少なくとも一方の位置を変更することにより、ステージ14とスキャナ21との位置関係を変位センサ19へ搬入する前に補正する。従って、本実施の形態に係る露光装置10によれば、以前に演算されたステージ14の高さに基づいて、今回スキャナ21へ搬入される基板16のステージ14とスキャナ21との位置関係を変位センサ19へ搬入する前に補正するので、特に、歪み具合がほぼ同じような各基板を露光する場合には、基板の生産性を良好にすることができる。
また、最初の所定の数枚の基板16の高さの平均値または中央値を用いて、以降に搬入される基板16を載置するステージ14の高さを決定するようにしてもよい。
本実施の形態に係る露光装置を示す概略図である。 本実施の形態に係る露光装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るスキャナの構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る露光ヘッドによる露光領域の配列を示す図である。 本実施の形態に係る露光ヘッドの構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る露光ヘッドの構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る昇降装置を説明するための図である。 本実施の形態に係る露光装置が実行する露光処理の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施の形態に係る露光装置が実行する高さ方向配置処理の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施の形態に係る高さデータテーブルを示す図である。 本実施の形態に係る露光装置が実行する高さデータ演算処理の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施の形態に係る高さデータ演算処理を説明するための図である。 従来の技術を説明するための図である。 本実施の形態に係る露光装置の効果の一例を説明するための図である。
符号の説明
10 露光装置
11 コントローラ
11c HDD
11d CPU
14 ステージ
16 基板
16a 被露光面
19 変位センサ
21 スキャナ

Claims (4)

  1. 感光層が形成されると共に、一枚ずつ搬入され、かつ台に載置された基板の前記感光層を露光する所定範囲内で焦点位置が調整可能な露光手段と、
    搬入された前記基板の感光層の複数の部位の各々の高さを検出するように前記露光手段の搬入方向上流側に配置された検出手段と、
    前記感光層の最小高さと最大高さとの差が前記所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で前記感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内に位置している場合に、前記感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内の中央値が略一致するときの前記台の高さを演算する演算手段と、
    前記演算手段によって演算された1つ以上の前記台の高さに基づいて、該台の高さが演算された基板より後に前記露光手段に搬入される基板が載置される台及び前記露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、該台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する補正手段と、
    を含む露光装置。
  2. 前記補正手段は、前記露光手段に今回搬入される基板より1つ前に前記露光手段へ搬入された基板に対して前記演算手段によって演算された台の高さに基づいて、前記露光手段に今回搬入される基板が載置される台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する請求項1記載の露光装置。
  3. 前記補正手段は、前記露光手段に今回搬入される基板より前に前記露光手段へ搬入された複数の基板の各々に対して前記演算手段によって演算された複数の台の高さのうち、所定個または該所定個未満の個数の台の高さの平均値または中央値に基づいて、前記露光手段に今回搬入される基板が載置される台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する請求項1記載の露光装置。
  4. 感光層が形成されると共に、一枚ずつ搬入され、かつ台に載置された基板の感光層の複数の部位の各々の高さを、前記感光層を露光する所定範囲内で焦点位置が調整可能な露光手段の搬入方向上流側に配置された検出手段によって検出し、
    前記感光層の最小高さと最大高さとの差が前記所定範囲の大きさより小さく、かつ露光位置で前記感光層の最大高さの部位及び最小高さの部位が前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内に位置している場合に、前記感光層の複数の部位の高さの平均値または中央値と前記露光手段の焦点位置が調整可能な前記所定範囲内の中央値が略一致する前記台の高さを演算し、
    演算された1つ以上の前記台の高さに基づいて、該台の高さが演算された基板より後に前記露光手段に搬入される基板が載置される台及び前記露光手段の少なくとも一方の位置を変更することにより、該台と前記露光手段との位置関係を前記検出手段へ搬入する前に補正する
    露光方法。
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