JP2009243598A - 発進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制しつつ、組み付け性を向上させることができる発進装置を提供する。
【解決手段】発進装置は、有底略円筒形状のフロントカバー13を備え、該フロントカバー13は、エンジン側で発生したトルク振動を吸収するためのダンパ装置を支持している。このダンパ装置は、フロントカバー13の底部13aに固定される有底略円筒形状のダンパプレート50と、変速機構側に連結されるダンパディスクと、ダンパプレート50側からダンパディスク側にトルク伝達するためのダンパスプリングとを備え、該ダンパスプリングは、フロントカバー13の筒状部13bの内周面に沿うように配置されている。また、ダンパプレート50の筒状部50bの外周面とフロントカバー13の筒状部13bの内周面との間には、ダンパプレート50が筒状部13bに対して摺動できる程度の間隔hを有するクリアランス55が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルク振動を吸収可能なダンパ機能を有する発進装置に関する。
従来、エンジンで発生したトルクを変速機構の入力軸へ伝達するための発進装置として、例えば特許文献1に記載の発進装置が提案されている。この発進装置は、エンジンの出力軸に連結された有底略円筒形状のフロントカバーと、該フロントカバーに連結されたポンプカバーとから構成されるハウジングを備えている。そして、このハウジング内には、そのフロントカバーに支持されるダンパ装置と、入力側がダンパ装置に連結されると共に出力側が変速機構の入力軸に連結されるクラッチ機構とが設けられている。
ダンパ装置には、フロントカバーに固定されるドライブプレートとしてのダンパプレートと、クラッチ機構の入力側に連結されるドリブンプレートとしてのダンパディスクと、フロントカバーの円筒部分における内周面に沿うように配置される複数のダンパスプリング(弾性部材)とが設けられている。ダンパプレートは、フロントカバーの底面に密接する略円環状のプレート本体を有しており、そのプレート本体の外周部には、フロントカバーにおける円筒部分の内周面に密接する略円筒状の円筒部と、周方向においてダンパスプリングとトルク伝達可能な第1トルク伝達部が設けられている。
また、ダンパディスクは、略円環状をなすディスク本体を有しており、そのディスク本体の外周部には、周方向においてダンパスプリングとトルク伝達可能な第2トルク伝達部が設けられている。そして、フロントカバーが回転する場合、エンジンからのトルクは、フロントカバー、ダンパプレート、ダンパスプリング、ダンパディスク、クラッチ機構の順に伝達されてから、変速機構の入力軸に伝達されるようになっている。
この際、ダンパプレートとダンパディスクとの間に挟持された状態でダンパプレートの回転に基づき共に回転するダンパスプリングには、その回転速度が速いほど大きな遠心力が加わることになる。そのため、ダンパスプリングは、遠心力によって、フロントカバーの回転軸線を中心とした径方向外側に変位しようとする。この点、上記発進装置では、ダンパ装置のダンパスプリングがフロントカバーの円筒部分に非常に接近した位置に配置されている。そのため、ダンパスプリングに対して大きな遠心力が加わったとしても、該遠心力に基づくダンパスプリングの径方向外側への変位は、フロントカバーの円筒部分によって規制される。したがって、遠心力に基づくダンパスプリングの径方向外側への変位を規制するための専用の規制手段を別途設ける必要がない分、発進装置の軽量化及びコンパクト化が図られていた。
特開2001−108018号公報
ところで、上記発進装置においてダンパ装置をフロントカバーに組み付ける場合、通常は、フロントカバーに形成された第1位置決め部と、ダンパプレートのプレート本体に形成された第2位置決め部との位置合せを行った状態で、ダンパプレートがフロントカバーに固定される。すなわち、ダンパプレートは、フロントカバーの円筒部分内に圧入された後、各位置決め部が周方向において同一位置に位置することが確認されてからフロントカバーに固定される。
ところが、フロントカバーの円筒部分内へのダンパプレートの圧入時に各位置決め部が周方向において互いに位置ずれしてしまうことがある。このような場合、上記発進装置では、フロントカバーの円筒部分の内周面とダンパプレートの円筒部とが密接状態にあるためにダンパプレートをフロントカバーに対して回転させることが難しく、第1位置決め部と第2位置決め部との位置合わせが非常に困難であった。したがって、フロントカバーに対するダンパ装置の組み付け性を向上させる点で改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の大型化を抑制しつつ、組み付け性を向上させることができる発進装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、発進装置にかかる請求項1に記載の発明は、有底筒状をなし、且つ、駆動源からのトルク伝達に基づき底部を貫通する所定の回転軸線を中心に回転するフロントカバーと、該フロントカバーの底部から前記回転軸線を中心とするように延設された筒状部の内側において前記フロントカバーと同軸配置となるように前記フロントカバーに固定されるドライブプレートと、該ドライブプレートに対して同軸上で相対回転可能に、且つ、前記回転軸線に沿う方向において前記ドライブプレートを基準とした場合に前記フロントカバーの底部とは反対側に配置されるドリブンプレートと、前記フロントカバーの前記筒状部の内周面に沿うように配置される弾性部材を少なくとも有し、且つ、該弾性部材を介して前記ドライブプレートのトルクを前記ドリブンプレートに伝達するためのトルク伝達手段とを備え、該トルク伝達手段は、前記各プレートの回転時において、前記弾性部材における前記回転軸線を中心とする径方向外側への変位が前記フロントカバーの筒状部により規制されると共に、前記ドライブプレートは、その外周部と前記フロントカバーの筒状部の内周面との間の少なくとも一部にクリアランスが介在するようにして前記筒状部の内側に配置されたことを要旨とする。
上記構成によれば、フロントカバーの筒状部とドライブプレートの外周部との間の少なくとも一部には、クリアランスが介在している。そのため、ドライブプレートをフロントカバーの筒状部内に収容した状態で回転軸線を中心に回転させることにより、フロントカバーに対するドライブプレートの位置合せを行うことができる。しかも、ドライブプレート、ドリブンプレート及びトルク伝達手段を備えるダンパ装置がフロントカバーに組み付けられた状態で回転した場合、該ダンパ装置に設けられる弾性部材の径方向外側への変位は、フロントカバーの筒状部によって規制される。したがって、装置の大型化を抑制しつつ、組み付け性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発進装置において、前記ドライブプレートは、前記クリアランスの幅が、前記フロントカバーに前記ドライブプレートが固定される前段階では該ドライブプレートが前記フロントカバーの筒状部の内周面に対して摺動できる程度の幅となるように形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、クリアランスは、ドライブプレートがフロントカバーの筒状部に対して摺動できる程度のものである。そのため、クリアランスが大きすぎる場合とは異なり、ドライブプレートが、その径方向中心と回転軸線とが位置ずれした状態でフロントカバーに固定されることが抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発進装置において、前記ドライブプレートは、前記クリアランスの間隔が0.1mm以下となるように形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、フロントカバーの大型化、即ち発進装置自体の大型化が抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発進装置において、前記フロントカバーの底部及び前記ドライブプレートには、前記フロントカバーに前記ドライブプレートを組み付ける際の位置合せに用いられる位置合せ部がそれぞれ形成されており、前記ドライブプレートは、その位置合せ部が前記フロントカバーの位置合せ部に位置対応した状態で該フロントカバーに固定されていることを要旨とする。
上記構成によれば、ドライブプレートをフロントカバーの筒状部内に収容した状態で回転軸線を中心に回転させることにより、フロントカバーの位置合せ部とドライブプレートの位置合せ部との位置合せが行われる。そして、各位置合せ部が位置対応した状態で、ドライブプレートをフロントカバーの底部に固定させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の発進装置において、前記ドライブプレートには、前記回転軸線を中心とする周方向において前記弾性部材とトルク伝達可能な第1トルク伝達部が設けられると共に、前記ドリブンプレートには、前記周方向において前記弾性部材とトルク伝達可能な第2トルク伝達部が設けられ、さらに、前記トルク伝達手段には、前記周方向において前記第1トルク伝達部側に配置される前記弾性部材及び前記第2トルク伝達部側に配置される前記弾性部材とトルク伝達可能な第3トルク伝達部が設けられていることを要旨とする。
上記構成によれば、周方向において互いに隣り合うトルク伝達部同士の間に配置された弾性部材は、それぞれの径方向外側への変位がフロントカバーの筒状部によって規制される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の発進装置において、前記ドライブプレートは、有底筒状をなすように形成されると共に、その筒状部の外周面が前記フロントカバーの筒状部の内周面と対向するように配置されており、前記ドライブプレートの筒状部と前記フロントカバーの前記筒状部との対向部位の周方向における位置の少なくとも一部には、クリアランスが形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、有底筒状をなすダンパプレートの筒状部の外周面とフロントカバーの筒状部の内周面との対向部位の周方向における位置の少なくとも一部には、クリアランスが形成されている。
本発明を車両に搭載される発進装置に具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前側」は図1における右側、「後側」は図1における左側を示すものとする。
図1に示すように、本実施形態の発進装置11は、駆動源としてのエンジン(図示略)にて発生したトルク(回転力)を図示しない変速機構の入力軸12に伝達するための装置である。具体的には、発進装置11は、エンジンの出力側に接続される有底略円筒形状のフロントカバー13と、フロントカバー13の外周側端部に溶接により固着されるポンプカバー14とから構成されたハウジング15を備えており、該ハウジング15内には、作動油などの作動流体が充填されている。また、ハウジング15内には、フルードカップリング16と、エンジンにて発生したトルク振動を吸収可能なダンパ装置17と、該ダンパ装置17から伝達されたトルクを変速機構の入力軸12に直接伝達可能なクラッチ機構18とが収容されている。
フロントカバー13は、平面視略円盤状の底部13aと、該底部13aの径方向における中心を前後方向に貫通する所定の回転軸線S(図1では一点鎖線で示す。)を中心とするように形成された筒状部13bとが一体に形成されている。また、フロントカバー13の底部13aの径方向中央部分には、開口13cが形成されており、該開口13cは、センターピース19によって閉塞されている。そして、エンジンのトルクが伝達された場合、フロントカバー13は、回転軸線Sを中心に所定方向R(図2参照)に回転するようになっている。
ポンプカバー14は、フロントカバー13における筒状部13bの後側の開口を閉塞可能な略円環状をなしている。そして、ポンプカバー14の中心部には、図示しない自動変速機のオイルポンプの駆動軸に連結される円筒状のスリーブ20が固定されており、変速機構の入力軸12が、スリーブ20内を貫通している。すなわち、入力軸12の前側部位は、ハウジング15内に収容されている。
また、入力軸12内には、前後方向に延びる2つの流路21,22が形成されており、該各流路21,22のうち第1流路21は、その前端が閉塞部材23によって閉塞されている。さらに、入力軸12内には、第1流路21から径方向外側に延びる流体流出路24が形成されており、第1流路21内を流動した作動流体は、流体流出路24を介して入力軸12外に流出するようになっている。一方、第2流路22内を流動した作動流体は、該第2流路22の開口から入力軸12外に流出した後、フロントカバー13の底部13aに沿って径方向外側に向けて流動するようになっている。なお、ハウジング15内において過剰となった作動流体は、スリーブ20の内周面と入力軸12の外周面との間に形成された流出用流路25を介してハウジング15外、即ち発進装置11外に流出するようになっている。
入力軸12の外周側には、該入力軸12に移動不能な状態で支持されるタービンハブ26が設けられている。このタービンハブ26には、回転軸線Sを中心とした円筒部26aと、該円筒部26aの後端に位置するフランジ部26bとが一体に形成されている。また、タービンハブ26における円筒部26aの内周面と入力軸12のうち前後方向において上記流体流出路24が形成された部分の外周面との間には、該流体流出路24から流出した作動流体を一時貯留する円環状の流体貯留室27が凹み形成されている。この流体貯留室27の前端には、該流体貯留室27内の作動流体が前方から外部に流出することを規制するための円環状のシール部材28が設けられている。また、タービンハブ26の円筒部26a内には、流体貯留室27内の作動流体を円筒部26aの外周側に流出させるための係合用流路29が形成されており、該係合用流路29からタービンハブ26における円筒部26aの外周側に流出した作動流体は、タービンハブ26のフランジ部26bに沿って径方向外側へ流動するようになっている。
次に、クラッチ機構18について図1に基づき説明する。
クラッチ機構18は、図1に示すように、ダンパ装置17(詳しくは、後述するダンパディスク51)に連結されるスリーブ状のクラッチハブ30と、後端がタービンハブ26のフランジ部26bに固定される略円筒形状のクラッチドラム31とを備えている。なお、このクラッチドラム31には、フルードカップリング16の従動側の部材がタービンシェル32を介して連結されている。
また、クラッチ機構18には、クラッチドラム31の内周側であって、且つ該タービンハブ26のフランジ部26bの前側に配置される平面視略円環状のピストン33が設けられており、該ピストン33は、タービンハブ26に対して前後方向に移動可能な状態で支持されている。さらに、ピストン33の前方に形成された解消用空間34内には、クラッチドラム31に移動不能な状態で支持される平面視略円環状のリターンスプリングシート35と、該リターンスプリングシート35に支持され、且つピストン33に後方への付勢力を付与するリターンスプリング36とが設けられている。
クラッチハブ30の円筒部分の外周側には、前後方向に沿うように配置された複数枚(図1では4枚)の第1クラッチ板37が前後方向に移動可能な状態で支持されている。また、クラッチドラム31の内周側には、前後方向に沿うように配置された複数枚(図1では4枚)の第2クラッチ板38が前後方向に移動可能な状態で支持されている。これら各第2クラッチ板38は、前後方向において互いに隣り合う第1クラッチ板37同士の間、及び最も後側に配置された第1クラッチ板37とピストン33との間に介在するようにそれぞれ配置されている。
そのため、第1流路21からの作動流体の供給に基づき、タービンハブ26のフランジ部26bとピストン33との間の係合用空間39内の作動流体圧がリターンスプリング36の付勢力及び上記解消用空間34内の作動流体圧の総和よりも大きくなった場合には、ピストン33が前方に移動する。その結果、ピストン33の押圧力によって前後方向に隣り合う第1クラッチ板37と第2クラッチ板38との間に介在した作動流体が径方向外側に流出されるため、前後方向に隣り合う第1クラッチ板37と第2クラッチ板38とが係合状態になる。したがって、エンジンからのトルクが、クラッチ機構18を介して変速機構の入力軸12に直接伝達されるようになっている。
一方、第2流路22からの作動流体の供給に基づき解消用空間34内の作動流体圧及びリターンスプリング36の付勢力の総和が係合用空間39内の作動流体圧よりも大きくなった場合には、ピストン33が後方に移動する。その結果、前後方向に隣り合う第1クラッチ板37と第2クラッチ板38との間には、解消用空間34側から流動してきた作動流体が介在する状態になるため、前後方向に隣り合う第1クラッチ板37と第2クラッチ板38との係合状態が解消されるようになっている。
次に、ダンパ装置17について図1〜図3に基づき説明する。なお、図2では、明細書の説明理解の便宜上、入力軸12、クラッチ機構18及びタービンハブ26の記載を省略している。また、図3では、後述するダンパプレート50とフロントカバー13の筒状部13bとの間のクリアランス55を誇張して描いている。
図1及び図2に示すように、ダンパ装置17は、フロントカバー13と同軸回転可能なドライブプレートとしてのダンパプレート50及びドリブンプレートとしてのダンパディスク51を備え、該ダンパディスク51は、ダンパプレート50の後側に配置されている。また、ダンパ装置17には、ダンパプレート50のトルクをダンパディスク51に伝達するためのトルク伝達手段52が設けられている。
ダンパプレート50は、一枚の金属板から有底略円筒形状をなすように形成されている。すなわち、ダンパプレート50は、回転軸線Sを中心とした略円環状の底部50aと、回転軸線Sを中心とするように形成された筒状部50bとを有している。そして、ダンパプレート50は、その底部50aの前面がフロントカバー13の底部13aに密着した状態で固定されている。具体的には、フロントカバー13の底部13aの径方向における中間部位よりも少し外側には、後側に突出する複数(図2では5つのみ図示)の係止用凸部(位置合せ部)53が周方向において等間隔に離間した状態で配設されている。また、ダンパプレート50において各係止用凸部53と同一径方向位置には、該各係止用凸部53と個別に対応する複数(図1では1つのみ図示)の係止用孔(位置合せ部)54が周方向において等間隔に離間した状態で形成されている。そして、ダンパプレート50は、その各係止用孔54内に対して該各係止用孔54に個別対応する各係止用凸部53をそれぞれ挿入した後、各係止用凸部53の頭部(図1における左端部)がかしめられることにより、フロントカバー13の底部13aに固定される。
また、ダンパプレート50は、図3に示すように、その筒状部50bの外周面とフロントカバー13の筒状部13bの内周面との間に0.1mm以下の間隔h(例えば0.05mm)を有するクリアランス55が介在した状態で配置されている。そのため、ダンパプレート50は、フロントカバー13の底部13aに固定される前段階、即ち未だ固定されていない状態では、フロントカバー13に対して筒状部13bの内周面に沿って相対的に摺動しつつ回転軸線Sを中心に回転可能である。
図1及び図2に示すように、ダンパプレート50の径方向内側部位には、後側に突出する複数(本実施形態では3つ)の突部56が加工形成されており、該各突部56は、周方向において等間隔に離間した状態でそれぞれ配置されている。ダンパプレート50の径方向外側部位には、後側に突出する複数(本実施形態では3つ)の第1トルク伝達部57が加工形成されており、該各第1トルク伝達部57は、周方向において等間隔に離間した状態でそれぞれ配置されている。また、各第1トルク伝達部57の後端は、各突部56の後端よりも後側にそれぞれ位置している。
ダンパディスク51は、一枚の金属板から回転軸線Sを中心とした略円環状に形成されている。具体的には、ダンパディスク51は、各係止用凸部53よりも径方向外側となる径方向外側部位が上記各係止用凸部53よりも径方向内側となる径方向内側部位の後側に位置するように加工形成されている。そして、ダンパディスク51は、その径方向内側部位がクラッチハブ30に支持された状態で固定されている。また、ダンパディスク51の径方向内側部位において上記各突部56と径方向で略同一となる各位置には、突部56毎に個別に対応する複数(本実施形態では3つ)のガイド孔58が周方向に延びるようにそれぞれ形成されており、各突部56は、個別に対応するガイド孔58内をそれぞれ貫通している。そして、ダンパプレート50がダンパディスク51に対して相対的に所定方向R側に回転した場合においてダンパプレート50のダンパディスク51に対する回転角度(「捩れ角度」ともいう。)が第3所定角度になったときには、ダンパプレート50の各突部56が各ガイド孔58の所定方向R側の縁部58aにそれぞれ当接するようになっている。
ダンパディスク51の径方向外側部位には、周方向において等間隔に離間した状態に配置された複数(本実施形態では3つ)の第2トルク伝達部59(図2では二点鎖線で示す。)が前側に突出するように加工形成されている。これら各第2トルク伝達部59は、それらの前端が各第1トルク伝達部57の後端と前後方向及び周方向において同一位置であると共に、それらの径方向位置が各第1トルク伝達部57の径方向位置と異なる位置にそれぞれ配置されている。
トルク伝達手段52は、回転軸線Sを中心に回転可能な円環状の中間プレート60を備え、該中間プレート60は、その内径がダンパディスク51の外径よりも大きくなると共に、その外径がダンパプレート50の外径と略同等となるように形成されている。また、中間プレート60には、その内周縁から径方向内側に突出する複数(本実施形態では3つ)の第3トルク伝達部61が周方向において等間隔に離間した態様で形成されている。これら各第3トルク伝達部61は、周方向において所定方向Rの反対側に位置する第1トルク伝達部57と所定方向R側に位置する第2トルク伝達部59との間となる位置(より詳しくは、中間位置)であると共に、前後方向及び径方向において他の各トルク伝達部57,59と略同一位置にそれぞれ配置されている。
また、トルク伝達手段52は、径の大きさ又は定常時(伸縮方向への応力が加わっていないとき)での伸縮方向における長さが互いに異なる複数種類(本実施形態では3種類)のダンパスプリング(弾性部材)62,63,64を備えている。これら各ダンパスプリング62〜64は、フロントカバー13における筒状部13bの内周面に沿うようにそれぞれ配置されている。そのため、ダンパ装置17の所定方向Rへの回転時に発生する遠心力によって各ダンパスプリング62〜64が径方向外側に変位しようとしても、該各ダンパスプリング62〜64の径方向外側への変位は、フロントカバー13の筒状部13bによって規制される。
また、本実施形態のトルク伝達手段52では、ダンパプレート50のダンパディスク51に対する回転角度に応じて、ダンパプレート50からダンパディスク51へのトルク伝達時に作用するダンパスプリングの組み合わせが3つになるように、各ダンパスプリング62〜64の配置態様が工夫されている。
すなわち、各第3トルク伝達部61の所定方向Rの反対側には、径の大きさ及び定常時での伸縮方向における長さが互いに異なる複数種類(本実施形態では2種類)のダンパスプリング62,63が周方向において同軸配置で重なる重合配置状態で設けられている。具体的には、径の大きさが大きい第1ダンパスプリング62内に形成された空間内には、径の大きさが小さい第2ダンパスプリング63が収容されている。これら各ダンパスプリング62,63のうち第1ダンパスプリング62は、定常時で第1トルク伝達部57及び第3トルク伝達部61に各別にトルク伝達可能である。一方、第2ダンパスプリング63は、定常時での伸縮方向における長さが第1ダンパスプリング62に比して短い。すなわち、第2ダンパスプリング63は、ダンパプレート50がダンパディスク51に対して相対的に所定方向R側に回転し、上記回転角度がトルク伝達時に作用するダンパスプリングの組み合わせを変更させるために予め設定された第1所定角度以上になった場合に、第3トルク伝達部61及び第1トルク伝達部57と各別にトルク伝達可能となる。なお、第1所定角度は、上記第3所定角度よりも小さい角度である。
また、各第3トルク伝達部61の所定方向Rの反対側に位置する第1ダンパスプリング62の伸縮方向における両端部には、周方向で隣接するトルク伝達部57,61との間に介在する円環状のシール部材65がそれぞれ設けられている。これら各シール部材65は、ダンパプレート50がダンパディスク51に対して相対的に所定方向R側に回転し、上記回転角度が第1所定角度以上になった場合に、第2ダンパスプリング63の伸縮方向における両端部にも当接するようにそれぞれ形成されている。
一方、各第3トルク伝達部61の所定方向R側には、径の大きさが互いに異なる複数種類(本実施形態では2種類)のダンパスプリング62,64が重合配置状態で設けられている。具体的には、径の大きさが大きい第1ダンパスプリング62内に形成された空間内には、径の大きさが小さい第3ダンパスプリング64が収容されている。また、各ダンパスプリング63,64は、定常時での伸縮方向における長さが略同一であって、定常時で第3トルク伝達部61及び第2トルク伝達部59に各別にトルク伝達可能である。なお、各ダンパスプリング62,64のうち径の大きさが大きい第1ダンパスプリング62は、第3トルク伝達部61の所定方向Rの反対側に位置する第1ダンパスプリング62と同一種類である。
また、各第3トルク伝達部61の所定方向R側に位置する第1ダンパスプリング62の伸縮方向における両端部には、周方向で隣接するトルク伝達部59,61との間に介在する円環状のシール部材66がそれぞれ設けられている。第1ダンパスプリング62の伸縮方向における両端部に位置する一対のシール部材66は、該第1ダンパスプリング62内に位置する第3ダンパスプリング64の伸縮方向における両端部にも当接するように形成されている。また、一対のシール部材66には、第3ダンパスプリング64内において互いに接近する方向に延びる規制手段としてのストッパ(突起)67がそれぞれ設けられている。これら両ストッパ67は、互いに接近するに連れて次第に先細りするようにそれぞれ形成されている。また、両ストッパ67は、ダンパプレート50がダンパディスク51に対して相対的に所定方向R側に回転し、上記回転角度がトルク伝達時に作用するダンパスプリングの組み合わせを再び変更させるために予め設定された第2所定角度以上になった場合に、それらの先端同士が接触するように構成されている。なお、第2所定角度は、第1所定角度よりも大きく、且つ第3所定角度よりも小さい角度である。
次に、ダンパ装置17の作用について説明する。
さて、ダンパ装置17にエンジン側からトルクが伝達されると、ダンパプレート50及びダンパディスク51は、トルクの大きさに応じた回転角度を有した状態で回転軸線Sを中心にそれぞれ所定方向Rに沿って回転する。すなわち、ダンパディスク51に対するダンパプレート50の回転角度が第1所定角度未満である場合、エンジン側からダンパプレート50に伝達されたトルクは、第1トルク伝達部57、第1ダンパスプリング62、第3トルク伝達部61、第1ダンパスプリング62及び第3ダンパスプリング64、第2トルク伝達部59(即ち、ダンパディスク51)の順に伝達された後、クラッチ機構18側に伝達される。
そして、エンジンのトルクがさらに大きくなり、ダンパディスク51に対するダンパプレート50の回転角度が第1所定角度以上であって且つ第2所定角度未満になると、第1トルク伝達部57と第3トルク伝達部61の間に介在する第2ダンパスプリング63も両トルク伝達部57,61に対してトルク伝達可能になる。そのため、エンジン側からダンパプレート50に伝達されたトルクは、第1トルク伝達部57、第1ダンパスプリング62及び第2ダンパスプリング63、第3トルク伝達部61、第1ダンパスプリング62及び第3ダンパスプリング64、第2トルク伝達部59の順に伝達された後、クラッチ機構18側に伝達される。
その後、エンジンのトルクがさらに大きくなり、ダンパディスク51に対するダンパプレート50の回転角度が第2所定角度以上になると、第3トルク伝達部61と第2トルク伝達部59の間に介在する一対のストッパ67によって第1ダンパスプリング62及び第3ダンパスプリング64の収縮が規制される。すなわち、第3トルク伝達部61と第2トルク伝達部59とが直結状態になる。そのため、エンジン側からダンパプレート50に伝達されたトルクは、第1トルク伝達部57、第1ダンパスプリング62及び第2ダンパスプリング63、第3トルク伝達部61、第2トルク伝達部59の順に伝達された後、クラッチ機構18側に伝達される。
なお、エンジンのトルクがさらに大きくなり、ダンパディスク51に対するダンパプレート50の回転角度が第2所定角度よりも大きな第3所定角度になった場合には、ダンパプレート50の各突部56が、ダンパディスク51の各ガイド孔58の所定方向R側の縁部58aに当接する。その結果、ダンパディスク51に対するダンパプレート50の回転角度が第3所定角度以上に大きくなることが回避される。この場合、エンジン側からダンパプレート50に伝達されたトルクは、ダンパプレート50からダンパディスク51に直接伝達された後、クラッチ機構18側に伝達される。
次に、フロントカバー13にダンパプレート50を組み付ける際の作用について図4(a)(b)に基づき説明する。
さて、フロントカバー13の筒状部13b内にダンパプレート50が後方側から前方に押し込まれると、ダンパプレート50は、筒状部13bの内周面に沿って底部13a側に摺動する。この場合において、フロントカバー13の底部13aに形成された各係止用凸部53が、ダンパプレート50に形成された各係止用孔54と周方向において同一位置に位置している場合、ダンパプレート50は、その各係止用孔54内を各係止用凸部53が通過するように前方に押し込まれる。その後、各係止用凸部53の頭部がそれぞれかしめられると、ダンパプレート50は、フロントカバー13に移動不能な状態で固定される。
その一方で、図4(a)に示すように、フロントカバー13の底部13aの各係止用凸部53がダンパプレート50の各係止用孔54と周方向において位置ずれしている場合は、ダンパプレート50をフロントカバー13の筒状部13b内で回転軸線Sを中心に摺動状態で回転させる。そして、図4(b)に示すように、フロントカバー13の底部13aの各係止用凸部53がダンパプレート50の各係止用孔54と周方向において同一位置になった場合には、ダンパプレート50は、フロントカバー13の筒状部13b内での回転が終了され、その各係止用孔54内を各係止用凸部53が通過するように前方に押し込まれる。その後、各係止用凸部53の頭部がそれぞれかしめられる結果、フロントカバー13には、ダンパプレート50が適切な位置に移動不能な状態で配置される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)フロントカバー13の筒状部13bとダンパプレート50の筒状部50bとの間には、クリアランス55が介在している。そのため、ダンパプレート50をフロントカバー13の筒状部13b内に収容した状態で回転軸線Sを中心に回転させることにより、フロントカバー13に対するダンパプレート50の位置合せを行うことができる。しかも、ダンパプレート50、ダンパディスク51及びトルク伝達手段52を備えるダンパ装置17がフロントカバー13に組み付けられた状態で回転した場合、該ダンパ装置17に設けられるダンパスプリング62〜64の径方向外側への変位は、フロントカバー13の筒状部13bによって規制される。したがって、装置の大型化を抑制しつつ、有底筒状をなすフロントカバー13に対してダンパ装置17のダンパプレート50を容易に組み付けることができる。
(2)クリアランス55は、ダンパプレート50がフロントカバー13の筒状部13bに対して摺動できる程度のものである。そのため、クリアランス55が大きすぎる場合とは異なり、ダンパプレート50が、その径方向中心と回転軸線Sとが位置ずれした状態でフロントカバー13に固定されることを抑制できる。
(3)クリアランス55は、その間隔hが0.1mm以下となるように形成されている。そのため、フロントカバー13の径方向への大型化、即ち発進装置11自体の大型化を抑制できる。
(4)フロントカバー13の位置合せ部である係止用凸部53と、ダンパプレート50の位置合せ部である係止用孔54との周方向における位置合せを行った後に、ダンパプレート50を、フロントカバー13の底部13aに押し付けることにより該フロントカバー13に固定できる。すなわち、ボルトなどの部材を用いてフロントカバー13に対してダンパプレート50を固定させる場合とは異なり、部品点数の増加を抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・実施形態において、ダンパプレート50は、略円環状をなす構成であってもよい。この場合、ダンパプレート50の外縁とフロントカバー13の筒状部13bの内周面との間にクリアランス55が形成される。
・実施形態において、ダンパプレート50を、図5に示すように、フロントカバー13の底部13aに対して溶接などによって固定する構成であってもよい。この場合、フロントカバー13に係止用凸部53を設けない分、フロントカバー13の形状の簡易化を図ることができる。また、このように構成する場合、フロントカバー13の底部13aには、位置決め用の凹部などを設けることが望ましい。
・実施形態において、フロントカバー13及びダンパプレート50は、クリアランス55の間隔hが0.1mm以下であれば任意の間隔(例えば0.1mm)となるように形成してもよい。このように構成しても、ダンパプレート50は、フロントカバー13の底部13aに固定される前段階では、フロントカバー13の筒状部13b内において回転軸線Sを中心に回転できる。
・実施形態において、弾性部材は、周方向において互いに隣り合うトルク伝達部57,59,61間で伸縮可能な部材であれば任意の構成(例えば、合成樹脂などからなる弾性部材)であってもよい。
・実施形態において、ダンパプレート50は、その筒状部50bの周方向における一部がフロントカバー13の筒状部13bに接触するような構成であってもよい。ただし、ダンパプレート50は、フロントカバー13に固定される前段階において該フロントカバー13の筒状部13bの内周面に沿って回転可能であることが望ましい。
・実施形態において、発進装置を、フルードカップリング16を備えないタイプの発進装置に具体化してもよい。また、発進装置を、トルクコンバータを備えるタイプの発進装置に具体化してもよい。
本実施形態における発進装置の断面図。 ダンパ装置の構成を示す一部破断断面図。 発進装置の一部を拡大した要部拡大図。 (a)はフロントカバーの底部の係止用凸部とダンパプレートの係止用孔とが周方向において位置ずれした状態を示す模式図、(b)はフロントカバーの底部の係止用凸部とダンパプレートの係止用孔とが周方向において位置対応した状態を示す模式図。 別の実施形態における発進装置の一部を示す断面図。
符号の説明
11…発進装置、13…フロントカバー、13a…底部、13b…筒状部、17…ダンパ装置、50…ドライブプレートとしてのダンパプレート、51…ドリブンプレートとしてのダンパディスク、52…トルク伝達手段、53…位置合せ部としての係止用凸部、54…位置合せ部としての係止用孔、55…クリアランス、57…第1トルク伝達部、59…第2トルク伝達部、61…第3トルク伝達部、62〜64…ダンパスプリング、h…間隔、R…所定方向、S…回転軸線。

Claims (6)

  1. 有底筒状をなし、且つ、駆動源からのトルク伝達に基づき底部を貫通する所定の回転軸線を中心に回転するフロントカバーと、
    該フロントカバーの底部から前記回転軸線を中心とするように延設された筒状部の内側において前記フロントカバーと同軸配置となるように前記フロントカバーに固定されるドライブプレートと、
    該ドライブプレートに対して同軸上で相対回転可能に、且つ、前記回転軸線に沿う方向において前記ドライブプレートを基準とした場合に前記フロントカバーの底部とは反対側に配置されるドリブンプレートと、
    前記フロントカバーの前記筒状部の内周面に沿うように配置される弾性部材を少なくとも有し、且つ、該弾性部材を介して前記ドライブプレートのトルクを前記ドリブンプレートに伝達するためのトルク伝達手段とを備え、
    該トルク伝達手段は、前記各プレートの回転時において、前記弾性部材における前記回転軸線を中心とする径方向外側への変位が前記フロントカバーの筒状部により規制されると共に、
    前記ドライブプレートは、その外周部と前記フロントカバーの筒状部の内周面との間の少なくとも一部にクリアランスが介在するようにして前記筒状部の内側に配置された発進装置。
  2. 前記ドライブプレートは、前記クリアランスの幅が、前記フロントカバーに前記ドライブプレートが固定される前段階では該ドライブプレートが前記フロントカバーの筒状部の内周面に対して摺動できる程度の幅となるように形成されている請求項1に記載の発進装置。
  3. 前記ドライブプレートは、前記クリアランスの間隔が0.1mm以下となるように形成されている請求項2に記載の発進装置。
  4. 前記フロントカバーの底部及び前記ドライブプレートには、前記フロントカバーに前記ドライブプレートを組み付ける際の位置合せに用いられる位置合せ部がそれぞれ形成されており、
    前記ドライブプレートは、その位置合せ部が前記フロントカバーの位置合せ部に位置対応した状態で該フロントカバーに固定されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発進装置。
  5. 前記ドライブプレートには、前記回転軸線を中心とする周方向において前記弾性部材とトルク伝達可能な第1トルク伝達部が設けられると共に、
    前記ドリブンプレートには、前記周方向において前記弾性部材とトルク伝達可能な第2トルク伝達部が設けられ、
    さらに、前記トルク伝達手段には、前記周方向において前記第1トルク伝達部側に配置される前記弾性部材及び前記第2トルク伝達部側に配置される前記弾性部材とトルク伝達可能な第3トルク伝達部が設けられている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の発進装置。
  6. 前記ドライブプレートは、有底筒状をなすように形成されると共に、その筒状部の外周面が前記フロントカバーの筒状部の内周面と対向するように配置されており、
    前記ドライブプレートの筒状部と前記フロントカバーの前記筒状部との対向部位の周方向における位置の少なくとも一部には、クリアランスが形成されている請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の発進装置。
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