JP2009243480A - 油圧式テンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン稼働時に大きな弾発力を発揮して、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と伝動媒体のバタツキとを大幅に低減し、部品点数の少ない油圧式テンショナを提供すること。
【解決手段】逆止弁機構140が、プランジャ用付勢バネ130の突出方向に内包された状態で延在して高圧油室R内の圧油を流動規制するバー状弁体141と、プランジャ収容穴111の穴底に設けられてバー状弁体141の進退動作に応じて高圧油室R内に圧油を供給する圧油供給シート142と、プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャ120のバネ収容穴121の穴底とバー状弁体141の突出側端部との間に延在してバー状弁体141を圧油供給シート142に向けて付勢する弁体用付勢バネ143とで構成されている油圧式テンショナ100。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、車両用エンジンのタイミングベルト、またはタイミングチェーン等に適正な張力を付与するための油圧式テンショナに関するものである。
車両用エンジンのクランクシャフトとカムシャフトとの間で回転を伝達するタイミングベルトやタイミングチェーンには、これらの走行時に生じる振動を抑止して適正な張力を維持するためのチェックバルブ機構を備えた油圧式テンショナが広く用いられている。
このような従来のチェックバルブ機構を備えた油圧式テンショナ500は、図6に示すように、エンジンのクランクシャフトで回転される駆動側スプロケットS1とカムシャフトに固定されている被駆動側スプロケットS2、S2の間に掛け渡されているタイミングチェーンCの弛み側でエンジン本体に取り付けられて、そのハウジング本体510の前面からプランジャ520が出没自在に突出しており、プランジャ520がエンジン本体側に揺動自在に支持されている可動レバーL1の揺動端近傍の背面を押圧することにより、可動レバーL1を介してタイミングチェーンCの弛み側に張力を付与している。
タイミングチェーンCの張り側にはタイミングチェーンCの走行を案内する固定ガイドL2がエンジン本体側に取り付けられ、前記駆動側スプロケットS1と被駆動側スプロケットS2とは、駆動側スプロケットS1が矢印の方向に回転すると、タイミングチェーンCが矢印の方向に走行し、次いで、このタイミングチェーンCの走行によって被駆動側スプロケットS2が矢印の方向に回転し、駆動側スプロケットS1の回転が被駆動側スプロケットS2に伝達するようになっている。
そして、図7に示すような油圧式テンショナ500は、ハウジング本体510に形成されたプランジャ収容穴511内に円柱状のプランジャ520が摺動自在に嵌挿され、このプランジャ520とプランジャ収容穴511との間に形成される高圧油室Rには、プランジャ520を突出させる方向に付勢するコイルスプリングからなるプランジャ用付勢バネ530が収容されている。
さらに、前記プランジャ収容穴511の穴底には、高圧油室R内の圧油の逆流を阻止する逆止弁機構540が圧入固定により組み込まれている。
そして、逆止弁機構540は、外部油供給源に連通して補給するための油路を有するボールシート541とこのボールシート541の端面に形成された弁座に対向するチェックボール542とこのチェックボール542をボールシート541に押圧付勢する円錐コイルバネ543とこの円錐コイルバネ543を支持してチェックボール542の移動量を規制するリテーナ544とで構成され、高圧油室R内の圧油の逆流を阻止するようになっている。
その結果、高圧油室R内の圧油は、プランジャ520の外周面とプランジャ収容穴511の内周面との間の僅かな隙間からリークしてハウジング本体510の外部へ排出され、その際に生じる圧油の粘性による流動抵抗により、タイミングチェーンCからプランジャ520に作用する衝撃力が緩和され、このような衝撃力によるプランジャ520の振動が速やかに減衰されるようになっている。
(例えば、特許文献1参照)。
特許第3580424号(第1頁、図1)
しかしながら、このような従来の油圧式テンショナ500は、エンジンの回転で駆動される給油ポンプにより高圧油室R内に圧油が供給されており、エンジンを停止すると高圧油室R内への圧油の供給が停止し、高圧油室R内に残留した油は、プランジャ520の外周面とプランジャ収容穴511の内周面との間の僅かな隙間からリークしてハウジング本体510の外部へ排出されてしまうため、長時間に渡るエンジン停止後のエンジン始動時に、高圧油室R内に再び圧油が供給されて充填されるまで時間がかかり、上述したような圧油の粘性による流動抵抗を利用した減衰作用が直ちに作動せず、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と弾発力不足に起因するタイミングチェーンなどの伝動媒体のバタツキと生じるという問題があった。
また、上述したような減衰作用が作動するまでの時間を短縮するために、高圧油室Rの容積を小さくすると高圧油室R内に収容されるプランジャ用付勢バネ530を縮径、あるいは短縮せざるを得ず、油圧式テンショナとして十分な性能を発揮するために必要なある程度の長さ、太さを有する高荷重、低バネ定数のプランジャ用付勢バネを使用できないという問題があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、エンジン稼働時に大きな弾発力を発揮するとともに、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と伝動媒体のバタツキとを大幅に低減し、しかも、部品点数の少ない油圧式テンショナを提供することである。
本請求項1に係る発明は、エンジン壁に取り付けられるハウジング本体と、該ハウジング本体に設けたプランジャ収容穴から摺動自在に突出するプランジャと、該プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢するプランジャ用付勢バネと、前記ハウジング本体のプランジャ収容穴と相対するプランジャのバネ収容穴との間に形成される高圧油室内に供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構とを備えた油圧式テンショナにおいて、
前記逆止弁機構が、前記プランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で延在して高圧油室内の圧油を流動規制するバー状弁体と、前記プランジャ収容穴の穴底に設けられてバー状弁体の進退動作に応じて高圧油室内に圧油を供給する圧油供給シートと、前記プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在して前記バー状弁体を圧油供給シートに向けて付勢する弁体用付勢バネとで構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された油圧式テンショナの構成に加えて、前記弁体用付勢バネのバネ巻方向が前記プランジャ用付勢バネのバネ巻方向に対して正反対に形成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された油圧式テンショナの構成に加えて、前記弁体用付勢バネが前記プランジャのバネ収容穴の穴底に凹設されたバネ着座部に位置決め規制されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された油圧式テンショナの構成に加えて、前記バー状弁体が、前記圧油供給シートに対向して圧油の逆流を阻止する着座部分と該着座部分に一体形成されてプランジャ用付勢バネを伸縮自在に規制する大径部分と該大径部分に一体形成されて弁体用付勢バネを伸縮自在に装着する小径部分とで構成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載された油圧式テンショナ構成に加えて、前記バー状弁体の着座部分が、鋼材からなっていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された油圧式テンショナ構成に加えて、前記プランジャのバネ収容穴が前記プランジャの最後退位置においてバー状弁体と弁体用付勢バネとプランジャ用付勢バネとで充填された状態になるように形成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本発明の油圧式テンショナは、エンジン壁に取り付けられるハウジング本体と、該ハウジング本体に設けたプランジャ収容穴から摺動自在に突出するプランジャと、該プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢するプランジャ用付勢バネと、前記ハウジング本体のプランジャ収容穴と相対するプランジャのバネ収容穴との間に形成される高圧油室内に供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構とを備えていることにより、エンジン稼働時にプランジャ用付勢バネがプランジャを突出させる方向に付勢し、高圧油室内の圧油がプランジャの外周面とプランジャ収容穴の内周面との間の僅かな隙間からリークしてハウジング本体の外部へ排出する際に生じる圧油の粘性に起因した流動抵抗によってプランジャに作用する衝撃力が緩和され、衝撃力によるプランジャの振動を減衰するとともに、以下のような格別の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明の油圧式テンショナは、逆止弁機構が、プランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で延在して高圧油室内の圧油を流動規制するバー状弁体と、プランジャ収容穴の穴底に設けられてバー状弁体の進退動作に応じて高圧油室内に圧油を供給する圧油供給シートと、プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在してバー状弁体を圧油供給シートに向けて付勢する弁体用付勢バネとで構成されていることによって、従来の油圧式テンショナのようなバネ収容穴内の設置スペースが著しく制限されているプランジャ用付勢バネを用いて逆止弁機構の全てをプランジャ収容穴の穴底へ押圧固定する必要がなく、プランジャ用付勢バネよりも少ない設置スペースで足りる弁体用付勢バネによりバー状弁体のみを圧油供給シートに向けて付勢すれば良いため、従来のプランジャ用付勢バネよりも大きな弾発力を発揮し得る大径のプランジャ用付勢バネを設けるための設置スペースを十分に確保できる。
また、従来の油圧式テンショナよりも大径のプランジャ用付勢バネと高圧油室内の圧油を流動規制するバー状弁体とがプランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で高圧油室内に延在していることにより、高圧油室内に充填する圧油の充填量がプランジャ用付勢バネとバー状弁体と弁体用付勢バネとの容積分だけ、すなわち、プランジャ用付勢バネが大径化した容積分とバー状弁体と弁体用付勢バネとを配置した容積分だけ減量されるため、エンジン始動時に高圧油室内に再び圧油が直ちに供給充填されて減衰作用が作動するまでの所要時間を短縮でき、その結果、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と弾発力不足に起因するタイミングチェーンなどの伝動媒体のバタツキとを大幅に低減することができる。
しかも、本発明の油圧式テンショナに用いた逆止弁機構が、プランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で延在するバー状弁体と、プランジャ収容穴の穴底に設ける圧油供給シートと、プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在する弁体用付勢バネとで構成されていることによって、従来のような逆止弁機構の円錐コイルバネを支持するリテーナを必要としないため、そのリテーナの分だけ部品点数が削減できるとともに軽量化できる。
そして、本請求項2に係る発明の油圧式テンショナは、請求項1に係る油圧式テンショナが奏する効果に加えて、弁体用付勢バネのバネ巻方向がプランジャ用付勢バネのバネ巻方向に対して正反対に形成されていることにより、プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢されるプランジャ用付勢バネとバー状弁体を圧油供給シートに向けて付勢する弁体用付勢バネとが相互に絡み合うことなく伸縮自在となるため、プランジャ用付勢バネと弁体用付勢バネとが相互に円滑に作動することができる。
また、本請求項3に係る発明の油圧式テンショナは、請求項1または請求項2に係る油圧式テンショナが奏する効果に加えて、弁体用付勢バネがプランジャのバネ収容穴の穴底に凹設されたバネ着座部に位置決め規制されていることにより、弁体用付勢バネがプランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在して伸縮動作してもプランジャ用付勢バネの内周面側に干渉しないため、バー状弁体を安定して進退自在に付勢することができる。
また、本請求項4に係る発明の油圧式テンショナは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る油圧式テンショナが奏する効果に加えて、バー状弁体が、圧油供給シートに対向して圧油の逆流を阻止する着座部分とこの着座部分に一体形成されてプランジャ用付勢バネを伸縮自在に規制する大径部分とこの大径部分に一体形成されて弁体用付勢バネを伸縮自在に装着する小径部分とで構成されていることにより、プランジャ用付勢バネが大径部分の外周に沿って規制されながら伸縮自在となるため、プランジャの安定かつ円滑な摺動動作を達成することができる。
また、小径部分に装着した弁体用付勢バネがバー状弁体の大径部分と同等の外径範囲内に配置可能となるため、プランジャ用付勢バネの内周側スペースにおいてプランジャ用付勢バネと干渉を回避することができる。
さらに、本請求項5に係る発明の油圧式テンショナは、請求項4に記載された油圧式テンショナが奏する効果に加えて、バー状弁体の着座部分が鋼材からなっていることにより、高温高圧雰囲気下の高圧油室内であっても鋼製の大径部分が変形することなくプランジャ収容穴の穴底に設けられた圧油供給シートに対して着座と離脱を繰り返し可能となるため、圧油の逆流を確実に阻止できる。
加えて、本請求項6に係る発明の油圧式テンショナは、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る油圧式テンショナが奏する効果に加えて、プランジャのバネ収容穴がプランジャの最後退位置でバー状弁体と弁体用付勢バネとプランジャ用付勢バネとで充填された状態になるように形成されていることにより、エンジン始動時に高圧油室内に充填する圧油の充填量がプランジャ用付勢バネとバー状弁体と弁体用付勢バネに占有されている分だけ最大限に減量されるため、エンジン始動時に高圧油室内に再び圧油が直ちに供給充填されて減衰作用が作動するまでの所要時間を大幅に短縮でき、その結果、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と弾発力不足に起因するタイミングチェーンなどの伝動媒体のバタツキをより一層低減することができる。
本発明の油圧式テンショナは、エンジン壁に取り付けられるハウジング本体と、ハウジング本体に設けたプランジャ収容穴から摺動自在に突出するプランジャと、プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢するプランジャ用付勢バネと、ハウジング本体のプランジャ収容穴と相対するプランジャのバネ収容穴との間に形成される高圧油室内に供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構とを備えるとともに、この逆止弁機構が、プランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で延在して高圧油室内の圧油を流動規制するバー状弁体と、プランジャ収容穴の穴底に設けられてバー状弁体の進退動作に応じて高圧油室内に圧油を供給する圧油供給シートと、プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在してバー状弁体を圧油供給シートに向けて付勢する弁体用付勢バネとで構成され、エンジン稼働時に大きな弾発力を発揮するとともに、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室内の圧油不足に起因する異常な振動音と伝動媒体のバタツキとを大幅に低減し、しかも、部品点数の少ないものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明の油圧式テンショナにおける基本的なテンショナ構造は、たとえば、エンジン壁に取り付けられるハウジング本体と、このハウジング本体に設けたプランジャ収容穴から摺動自在に突出するプランジャと、該プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢するプランジャ用付勢バネと、前記ハウジング本体のプランジャ収容穴と相対するプランジャのバネ収容穴との間に形成される高圧油室内に供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構とを備えたものであれば良く、プランジャに形成したラックとハウジング本体に軸支されたラチェット爪体が噛み合うことによりプランジャの後退が阻止されるラチェット機構を備えたもの、あるいは、このようなラチェット機構を備えていないもののいずれであっても良い。
また、本発明の油圧式テンショナで用いるバー状弁体の具体的な材質については、合成樹脂を採用して軽量化を達成しているが、特に、バー状弁体の一部を構成する着座部分に鋼材を採用した場合には、高温高圧雰囲気下の高圧油室内であっても鋼製の弁大径部分が変形することなくプランジャ収容穴の穴底に設けられた圧油供給シートに対して着座と離脱を繰り返しても優れた耐久性を発揮しつつ、圧油の逆流を確実に阻止できる。
さらに、本発明の油圧式テンショナで用いるバー状弁体の具体的な形態については、圧油供給シートに対向して圧油の逆流を阻止する着座部分とこの着座部分に一体形成されてプランジャ用付勢バネを伸縮自在に規制する大径部分とこの大径部分に突出側端部を介して一体形成されて弁体用付勢バネを伸縮自在に装着する小径部分とで構成されていれば良いが、好ましくは、大径部分と小径部分とで略二分された状態に形成した場合には、プランジャ用付勢バネが大径部分の外周に沿って、また、弁体用付勢バネが小径部分の外周に沿ってそれぞれ規制されながら確実に伸縮自在となるため、プランジャ用付勢バネと弁体用付勢バネとの形態安定性を最大限に発揮することができる。
以下に、本発明の油圧式テンショナについて図面を基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例である油圧式テンショナの使用態様図であり、図2は、図1に示す本発明の第1実施例である油圧式テンショナの断面図であり、図3は、図2におけるバー状弁体の斜視図であり、図4は、図2に示す油圧式テンショナのプランジャが突出した状態の動作図であり、図5は、本発明の第2実施例である油圧式テンショナの断面図である。
まず、本発明の第1実施例である油圧式テンショナ100は、図1に示すように、エンジンのクランクシャフトで回転される駆動側スプロケットS1とカムシャフトに固定されている被駆動側スプロケットS2、S2の間に掛け渡されているタイミングチェーンCの弛み側でエンジン本体に取り付けられて、そのハウジング本体110の前面からプランジャ120が出没自在に突出しており、プランジャ120がエンジン本体側に揺動自在に支持されている可動レバーL1の揺動端近傍の背面を押圧することにより、可動レバーL1を介してタイミングチェーンCの弛み側に張力を付与している。
タイミングチェーンCの張り側にはタイミングチェーンCの走行を案内する固定ガイドL2がエンジン本体側に取り付けられ、前記駆動側スプロケットS1と被駆動側スプロケットS2とは、駆動側スプロケットS1が矢印の方向に回転すると、タイミングチェーンCが矢印の方向に走行し、次いで、このタイミングチェーンCの走行によって被駆動側スプロケットS2が矢印の方向に回転し、駆動側スプロケットS1の回転が被駆動側スプロケットS2に伝達するようになっている。
そして、図2に示すような油圧式テンショナ100は、エンジン壁に取り付けられるハウジング本体110に設けたプランジャ収容穴111内に円柱状のプランジャ120が摺動自在に嵌挿されているとともに、ハウジング本体110のプランジャ収容穴111と相対するプランジャ120のバネ収容穴121との間に形成される高圧油室R内には、プランジャ120を突出させる方向に付勢するコイルスプリングからなるプランジャ用付勢バネ130が収容されている。
そして、ハウジング本体110のプランジャ収容穴111と相対するプランジャ120のバネ収容穴121との間に形成される高圧油室R内には、供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構140が構成されている。
このようにして本実施例の油圧式テンショナ100は、プランジャ用付勢バネ130でプランジャ120を突出させる方向に付勢し、高圧油室R内の圧油がプランジャ120の外周面とプランジャ収容穴111の内周面との間の僅かな隙間からリークしてハウジング本体110の外部へ排出され、その際に生じる圧油の粘性による流動抵抗によってプランジャ120に作用する衝撃力が緩和され、衝撃力によるプランジャ120の振動を減衰している。
そこで、本発明の第1実施例である油圧式テンショナ100が最も特徴とする逆止弁機構140について、図2乃至図4に基づいて詳しく説明する。
すなわち、本実施例の油圧式テンショナ100における逆止弁機構140は、図2に示すように、プランジャ用付勢バネ130の突出方向に内包された状態で延在して高圧油室R内の圧油を流動規制する細長のバー状弁体141と、プランジャ収容穴111の穴底に設けられてバー状弁体141の進退動作に応じて高圧油室R内に圧油を供給する圧油供給シート142と、プランジャ用付勢バネ130に内包された状態でプランジャ120のバネ収容穴121の穴底とバー状弁体141の突出側端部141c(後述する)との間に延在してバー状弁体141を圧油供給シート142に向けて付勢する小径のコイルスプリングからなる弁体用付勢バネ143とで構成している。
したがって、本実施例の油圧式テンショナ100は、従来の油圧式テンショナ500のようなバネ収容穴521内の設置スペースが著しく制限されているプランジャ用付勢バネ530を用いて逆止弁機構540の全てをプランジャ収容穴511の穴底へ押圧固定する必要がなく、プランジャ用付勢バネ130よりも少ない設置スペースで足りる弁体用付勢バネ143によりバー状弁体141のみを圧油供給シート142に向けて付勢すれば良いため、従来の油圧式テンショナ500のプランジャ用付勢バネ130よりも大きな弾発力を発揮し得る大径のプランジャ用付勢バネ130が設置可能であり、そのための設置スペースが十分に確保されている。
そして、本実施例では、従来の油圧式テンショナ500よりも大径のプランジャ用付勢バネ130と高圧油室R内の圧油を流動規制するバー状弁体141とがプランジャ用付勢バネ130の突出方向に内包された状態で高圧油室R内に延在していることにより、高圧油室R内に充填する圧油の充填量がプランジャ用付勢バネ130とバー状弁体141と弁体用付勢バネ143に占有されている容積分だけ最大限に減量されるため、エンジン始動時に高圧油室R内に再び圧油が直ちに供給充填されて減衰作用が作動するまでの所要時間を短縮し、その結果、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室R内の圧油不足に起因する異常な振動音と弾発力不足に起因するタイミングチェーンCなどの伝動媒体のバタツキとが大幅に低減されている。
しかも、本実施例では、従来のような逆止弁機構540の円錐コイルバネ543を支持するリテーナ544を必要としないため、そのリテーナ544の分だけ部品点数が削減して軽量化されている。
さらに、前述した弁体用付勢バネ143のバネ巻方向は、プランジャ用付勢バネ130のバネ巻方向に対して正反対に形成されている。
これにより、プランジャ120をハウジング本体110から突出させる方向に付勢されるプランジャ用付勢バネ130とバー状弁体141を圧油供給シート142に向けて付勢する弁体用付勢バネ143とを相互に絡み合うことなく伸縮自在とし、プランジャ用付勢バネ130と弁体用付勢バネ143とが相互に円滑に作動するようになっている。
そして、弁体用付勢バネ143は、プランジャ120のバネ収容穴121の穴底に凹設されたバネ着座部121aに位置決め規制されて、エンジン稼働時に伸縮動作してもプランジャ用付勢バネ130の内周面側に干渉せず、細長のバー状弁体141を安定して進退自在に付勢している。
また、図3に示すように、前述した細長のバー状弁体141は、圧油供給シート142に対向して圧油の逆流を阻止する着座部分141aとこの着座部分141aに一体形成されてプランジャ用付勢バネ130を伸縮自在に規制する大径部分141bとこの大径部分141bに段差状の突出側端部141cを介して一体形成されて弁体用付勢バネ143を伸縮自在に装着する小径部分141dとで構成され、プランジャ用付勢バネ130が大径部分141bの外周に沿って規制されながら伸縮して、プランジャ120を安定かつ円滑に摺動させるようになっている。
また、小径部分141dに装着した弁体用付勢バネ143が、バー状弁体141の大径部分141bと同等の外径範囲内に配置され、プランジャ用付勢バネ130の内周側スペースにおいてプランジャ用付勢バネ130との干渉を回避している。
しかも、細長のバー状弁体141が、突出側端部141cを介して大径部分141bと小径部分141dとで略二分して形成されているため、プランジャ用付勢バネ130が大径部分141bの外周に沿って、また、弁体用付勢バネ143が小径部分141dの外周に沿ってそれぞれ規制されながら確実に伸縮して、プランジャ用付勢バネ130と弁体用付勢バネ143との形態安定性を最大限に発揮している。
このようにして得られた本実施例の油圧式テンショナ100によれば、逆止弁機構140が、プランジャ用付勢バネ130の突出方向に内包された状態で延在する細長のバー状弁体141と、プランジャ収容穴111の穴底に設けた圧油供給シート142と、プランジャ用付勢バネ130に内包された状態でプランジャ120のバネ収容穴121の穴底とバー状弁体141の突出側端部141cとの間に延在する弁体用付勢バネ143とで構成されていることによって、従来のプランジャ用付勢バネ530よりも大きな弾発力を発揮し得る大径のプランジャ用付勢バネ130を設けるための設置スペースを十分に確保できるとともに、エンジン始動時に高圧油室R内に再び圧油が直ちに供給充填されて減衰作用が作動するまでの所要時間を短縮でき、エンジン始動時に発生しがちな高圧油室R内の圧油不足に起因する異常な振動音と弾発力不足に起因するタイミングチェーンなどの伝動媒体のバタツキとを大幅に低減でき、しかも、従来のような逆止弁機構540の円錐コイルバネ543を支持するリテーナ544を必要とせず、その分だけ部品点数が削減できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、図5に示す本発明の第2実施例である油圧式テンショナ200について、以下に説明する。
本発明の第2実施例である油圧式テンショナ200は、図1乃至図4に示す本発明の第1実施例である油圧式テンショナ100と比較すると、細長のバー状弁体241の一部構成が異なっているが、その余のテンショナ構造が全く同じである。
したがって、ここでは、図5に示す200番台の符号を第1実施例である油圧式テンショナ100に付した100番台の符号に読み替えることにより、本発明の第2実施例である油圧式テンショナ200に要する重複した説明を省略する。
そこで、本発明の第2実施例である油圧式テンショナ200は、細長のバー状弁体241の一部を構成する着座部分241aにステンレス鋼からなる鋼材を採用している。
これによって、高温高圧雰囲気下の高圧油室R内であっても鋼製の着座部分241aが変形することを防止できるようになっている。
このようにして得られた本実施例の油圧式テンショナ200によれば、前述したような本発明の第1実施例である油圧式テンショナ100が奏する効果に加えて、細長のバー状弁体241の一部を構成する着座部分241aにステンレス鋼からなる鋼材を採用しているため、プランジャ収容穴211の穴底に設けられた圧油供給シート242に対して着座と離脱を繰り返しても優れた耐久性を発揮しつつ、圧油の逆流を確実に阻止できるなど、その効果は甚大である。
本発明の第1実施例である油圧式テンショナの使用態様図。 図1に示す本発明の第1実施例である油圧式テンショナの断面図。 図2におけるバー状弁体の斜視図。 図2に示す油圧式テンショナのプランジャが突出した状態の動作図。 本発明の第2実施例である油圧式テンショナの断面図。 従来の油圧式テンショナの使用態様図。 従来の油圧式テンショナの断面図。
符号の説明
100 ,200 ,500 ・・・油圧式テンショナ
110 ,210 ,510 ・・・ハウジング本体
111 ,211 ,511 ・・・プランジャ収容穴
120 ,220 ,520 ・・・プランジャ
121 ,221 ,521 ・・・バネ収容穴
121a,221a ・・・バネ着座部
130 ,230 ,530 ・・・プランジャ用付勢バネ
140 ,240 ,540 ・・・逆止弁機構
141 ,241 ・・・バー状弁体
141a,241a ・・・着座部分
141b,241b ・・・大径部分
141c,241c ・・・突出側端部
141d,241d ・・・小径部分
142 ,242 ・・・圧油供給シート
143 ,243 ・・・弁体用付勢バネ
541 ・・・ボールシート
542 ・・・チェックボール
543 ・・・円錐コイルバネ
544 ・・・リテーナ
R ・・・高圧油室

Claims (6)

  1. エンジン壁に取り付けられるハウジング本体と、該ハウジング本体に設けたプランジャ収容穴から摺動自在に突出するプランジャと、該プランジャをハウジング本体から突出させる方向に付勢するプランジャ用付勢バネと、前記ハウジング本体のプランジャ収容穴と相対するプランジャのバネ収容穴との間に形成される高圧油室内に供給された圧油の逆流を阻止する逆止弁機構とを備えた油圧式テンショナにおいて、
    前記逆止弁機構が、前記プランジャ用付勢バネの突出方向に内包された状態で延在して高圧油室内の圧油を流動規制するバー状弁体と、前記プランジャ収容穴の穴底に設けられてバー状弁体の進退動作に応じて高圧油室内に圧油を供給する圧油供給シートと、前記プランジャ用付勢バネに内包された状態でプランジャのバネ収容穴の穴底とバー状弁体の突出側端部との間に延在して前記バー状弁体を圧油供給シートに向けて付勢する弁体用付勢バネとで構成されていることを特徴とする油圧式テンショナ。
  2. 前記弁体用付勢バネのバネ巻方向が、前記プランジャ用付勢バネのバネ巻方向に対して正反対に形成されていることを特徴とする請求項1の記載の油圧式テンショナ。
  3. 前記弁体用付勢バネが、前記プランジャのバネ収容穴の穴底に凹設されたバネ着座部に位置決め規制されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油圧式テンショナ。
  4. 前記バー状弁体が、前記圧油供給シートに対向して圧油の逆流を阻止する着座部分と該着座部分に一体形成されてプランジャ用付勢バネを伸縮自在に規制する大径部分と該大径部分に一体形成されて弁体用付勢バネを伸縮自在に装着する小径部分とで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の油圧式テンショナ。
  5. 前記バー状弁体の着座部分が、鋼材からなっていることを特徴とする請求項4に記載の油圧式テンショナ。
  6. 前記プランジャのバネ収容穴が、前記プランジャの最後退位置においてバー状弁体と弁体用付勢バネとプランジャ用付勢バネとで充填された状態になるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の油圧式テンショナ。
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