JP2009243230A - 鍵 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鍵孔から円滑に引抜くことができるロータリーディスクタンブラー錠用の鍵を提供する。
【解決手段】 本体部の各窪み毎に、係合突起の先端の窪みの中央aから本体部表面に乗り上げる点bを滑らかに接続する任意かつ仮想の第1移動曲線を設定し、鍵を抜くときの係合突起と窪みの斜面の接触点の、上記移動曲線に沿う第2移動曲線に沿って、窪みの母線に沿い接触点を含む微小幅の曲面を、その内筒軸線に対する向きを変えないで連続的に移動させた誘導曲面12を窪みに連接する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、シリンダ錠の鍵(以下単に鍵という)に係り、特に、鍵孔から円滑に引抜くことができる鍵に関する。
本出願人は、先に、後記特許文献1を以て、新規なロータリーディスクタンブラー錠を提案した。
このロータリーディスクタンブラー錠は、従来の所謂レバータンブラー錠を改良したもので、図1に示すように、内筒1の軸線に平行な支軸2により揺動可能に支承され、中心部に鍵挿通孔3を開口させた環状のタンブラー4を、図示しないタンブラーばねにより、その係合突起5が鍵6の擂鉢形の鍵の窪み(以下単に窪みという)7に近接する方向に付勢し、係合突起が鍵の窪みの底面に当接したとき、タンブラーの解錠切欠8がロッキングバー9と整合して解錠状態となる。
なお、何故解錠状態となるかは、特許文献1に記載されていて周知であるから更に詳細な説明は省略する。
特開2003−193715
上記のように構成され、或いは図1に示されたロータリーディスクタンブラー錠は、施解錠操作後鍵を抜くとき、内筒に拘束された係合突起5に対し、窪み7が図2乃至図5で左方に移動するものとする。
鍵を引抜くときの初期段階においては、図3及び図4に示すように、鍵の窪み7の斜面と係合突起5の接触点Pは、窪みの中心軸を通り鍵の移動方向に平行な平面上にあり(図3参照)、また、係合突起5の先端の角部は丸みが付けられているので(図2参照)、接触点Pは底面11から浮き上がった位置にある(図4参照)。
このときには、図4に示すように、窪みの斜面の点Pに立てた方線に沿って反力Qが生じ、この反力Qの垂直方向の分力Rが係合突起を押上げ、水平方向の分力Sが鍵を鍵孔内にとどめようとする抵抗になる。
鍵を更に抜く方向に移動させると、接触点Pは図4で上昇すると共に図3において上方に、つまり、鍵の側端縁方向に移動し、この移動軌跡は、窪みの斜面に沿う螺旋状である。
これは、タンブラーの係合突起5が支軸2を中心として揺動し、接触点Pが円弧を描くからである。
そのため、図5に示すように、接触点Pに立てた法線が窪みの中心軸を通り鍵の移動方向に平行な平面に対し傾くことになり、この平面に垂直な分力Tが生じる。
この分力Tは、タンブラー4の回動の抵抗となるので、ロータリーディスクタンブラー錠の各タンブラーの動きが渋くなり、そのため鍵の引抜きが円滑でなくなる。
そこで、この発明は、上記したロータリーディスクタンブラー錠の作動原理に起因する鍵の引抜き難さを解消し得る鍵を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、内筒の軸線に平行な支軸により揺動可能に支承され、中心部に鍵挿通孔を開口させた環状のタンブラーを、鍵挿通孔の開口端縁に形成した係合突起が鍵孔に挿入される鍵本体部の擂鉢形の鍵の窪みに近接する方向に付勢し、係合突起が鍵の窪みの底面に当接したとき、タンブラーの外縁部に形成された解錠切欠がロッキングバーと整合して解錠状態となるロータリーディスクタンブラー錠の鍵であって、本体部の各窪み毎に、係合突起の先端の窪みの中央から本体部表面に乗り上げる点を滑らかに接続する任意かつ仮想の第1移動曲線を設定し、鍵を抜くときの係合突起と窪みの斜面の接触点の、上記移動曲線に沿う第2移動曲線に沿って、窪みの母線に沿い接触点を含む微小幅の曲面を、その内筒軸線に対する向きを変えないで連続的に移動させた誘導曲面を窪みに連接したことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による鍵は、鍵を鍵孔から抜くとき、係合突起の窪みの斜面との最初の接触点は図3及び図4の点Pとなり、この点Pに立てた法線は前記したように鍵の幅方向の分力を生ぜず、以降、係合突起と誘導曲面との間に生じる楔作用により、鍵を抜く動作によって接触点が本体部表面に近接すると共に、係合突起の支軸回りの揺動により本体部の側端縁にも近接するように移動する。
この場合、接触点を通り誘導曲面に立てた法線は常に鍵の幅方向の分力を生じないから、タンブラーの回動に抵抗が生じることがなく、タンブラーの引抜きが原理的に円滑である、という所期の効果を奏する。
また、従来のロータリーディスクタンブラー錠の鍵の場合、係合突起が窪みの斜面を擂り上がる僅かの距離で係合突起を窪みから引抜くようにしていたか、この発明では、誘導曲面における係合突起の係合距離を大きくできるため、鍵の出し入れが滑るように滑らかになる、等種々の効果を奏する。
各窪みに誘導曲面を連接し、この誘導曲面と係合突起との接触点に立てた法線が何時も内筒の軸線に対して傾かないようにしたので、係合突起が揺動するタイプのロータリーディスクタンブラー錠における、鍵の引抜きの原理的な渋さを解消することができた。
以下、この発明の一実施例を図6を参照して説明する。
図6において符号11は一の窪み7の底面を示し、中央の窪みの中心aと係合突起の先端が本体部の表面に乗り上がる点bとを結ぶ仮想の曲線を付番しない第1移動曲線とする。
図示の実施例では、この第1移動曲線はベクトルとしての線分abとし、ここでは直線も曲線の概念に含ませるものとする。
上記点bの本体部の幅方向(図6で上下方向)の位置は、支軸2(図1参照)と係合突起の距離によって一義的に定まるが、本体部の長さ方向(図6で上下方向)における位置は隣接する他の窪みとの関係もあるが原則的には任意に設定することができる。
一方、点bの近傍の、本体部の表面から浅い部分に点cを想定し、この点cと点aとを結ぶ直線を第2移動曲線として、窪み7を形成するエンドミルの先端部を、点aから点bに致るまで直線的かつ連続的に3次元制御して移動させ、前記誘導曲面12を形成する。
なお、図示の実施例では、誘導曲面は略V字形をなすように形成されるが、この内右側の誘導曲面12は鍵を引抜くときの、左側のものは鍵を鍵孔に挿入するときに係合突起を滑らかに揺動させるために形成されているが、一般に、鍵を挿入するときには係合突起と窪みの係合時には動摩擦抵抗が作用し、引抜きの際の静摩擦抵抗より小さいので、上記左側の誘導曲面は必ずしも必要ではない。
また、窪みの底面11を屈曲部、或いは端部とするV字は、実際には存在しない。
上記のように形成されたの本発明の一実施例による鍵は、係合突起と窪みの斜面の延長である誘導曲面との接触点に立てた法線の水平面に対する投影は、必ず内筒の軸線に平行となり、前記した係合突起が支軸2の回りを揺動することによる原理的な不都合は解消される。
なお、係合突起5の誘導曲面12に沿っての擂り上がり移動の終点付近において、誘導曲面12との接触点は係合突起の先端部に移動し、ついには本体部の点bに乗り上がる。
以降、乗り上がった係合突起は隣接する窪みの誘導曲面に沿って隣接する窪みに落込むことがある。
ロータリーディスクタンブラー錠の拡大横断面図。 窪みと係合突起の拡大断面図。 窪みにおける係合突起に作用する力を説明するための線図。 そのIV−IV線による断面図。 接触点が上昇したとき係合突起に作用する力を説明するための線図。 鍵の本体部の平面図。
符号の説明
1 内筒
2 支軸
3 鍵挿通孔
4 タンブラー
5 係合突起
6 鍵
7 窪み
8 解錠切欠
9 ロッキングバー
11 底面
12 誘導曲面

Claims (1)

  1. 内筒の軸線に平行な支軸により揺動可能に支承され、中心部に鍵挿通孔を開口させた環状のタンブラーを、鍵挿通孔の開口端縁に形成した係合突起が鍵孔に挿入される鍵本体部の擂鉢形の鍵の窪みに近接する方向に付勢し、係合突起が鍵の窪みの底面に当接したとき、タンブラーの外縁部に形成された解錠切欠がロッキングバーと整合して解錠状態となるロータリーディスクタンブラー錠の鍵であって、本体部の各窪み毎に、係合突起の先端の窪みの中央から本体部表面に乗り上げる点を滑らかに接続する任意かつ仮想の第1移動曲線を設定し、鍵を抜くときの係合突起と窪みの斜面の接触点の、上記移動曲線に沿う第2移動曲線に沿って、窪みの母線に沿い接触点を含む微小幅の曲面を、その内筒軸線に対する向きを変えないで連続的に移動させた誘導曲面を窪みに連接したことを特徴とする鍵。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003193715A (ja) * 2001-10-15 2003-07-09 Miwa Lock Co Ltd ロータリーディスクタンブラー錠及び鍵

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