JP2009241363A - ページ記述言語処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プリンタ10は、複数種類のPDLのそれぞれについて、当該PDLのコマンドから全PDL共通中間言語に変換するためのプログラム52,62,72を記憶しているとともに、当該PDLのコマンドからBMPデータに変換するためのプログラム56,66,74を記憶している。プリンタ10は、前者のプログラム52,62,72に対応するコマンドを中間言語に変換し、変換後のコマンドをBMPデータに変換する。プリンタ10は、後者のプログラム56,66,74に対応するコマンドを、中間言語に変換せずに、BMPデータに変換する。
【選択図】 図3
Description
(1)ページ記述言語で記述されたベクタデータを入力するベクタデータ入力処理。
(2)ベクタデータ入力処理で入力された入力ベクタデータを記述している記述フォーマットが、中間言語作成プログラムに対応するものであるのか否かを判断する判断処理。
(3)判断処理で肯定的に判断されたことを条件として、中間言語作成プログラムに従って、上記の記述フォーマットで記述された入力ベクタデータから中間言語で記述されたベクタデータを作成する中間言語ベクタデータ作成処理。
(4)中間言語ベクタデータ作成処理で作成されたベクタデータからビットマップデータを作成する第1ビットマップデータ作成処理。
(5)判断処理によって否定的に判断されたことを条件として、上記の記述フォーマットで記述された入力ベクタデータからビットマップデータを作成する第2ビットマップデータ作成処理。
このコンピュータプログラムによると、複数種類のPDLを処理することができるデバイスを少ないプログラム量で実現することができる。
(形態1)PDLで利用されるフォーマットは、コマンドと言い換えることができる。
(形態2)ページ記述言語処理装置は、中間言語に変換されるべき各コマンドのリスト(例えば以下の実施例のAllPDLコマンドテーブル)を記憶していてもよい。
(形態3)ページ記述言語処理装置は、上記の異なる中間言語に変換されるべき各コマンドのリスト(例えば以下の実施例のPDL1/2コマンドテーブル)を記憶していてもよい。
(形態5)第1バッファに記憶されている上記の異なる中間言語で記述されたデータから中間言語に変換し、変換後のデータを第2バッファに書き込む処理が実行される。第1バッファに記憶されている中間言語で記述されたデータ又はビットマップデータは、そのまま第2バッファに書き込まれる。
(形態6)第2バッファに記憶されている中間言語で記述されたデータからビットマップデータに変換し、変換後のデータを所定のメモリ(例えばページメモリ、バンドメモリ)に書き込む処理が実行される。第2バッファに記憶されているビットマップデータは、そのまま上記の所定のメモリに書き込まれる。
図1では、プリンタ10の構成を極めて簡単に示している。プリンタ10は、ネットワークインターフェイス12と制御部14と記憶部16と印刷機構28等を有する。ネットワークインターフェイス12には、LAN等の通信回線30が接続されている。通信回線30は、PC40に接続されている。プリンタ10は、ネットワークインターフェイス12と通信回線30とを介してPC40と通信することができる。制御部14は、記憶部16に記憶されているプログラムに従って様々な処理を実行する。制御部14が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。
続いて、プログラム記憶領域18に記憶されているプログラムの内容について説明する。図2は、プログラム記憶領域18の記憶内容の一例を示す。プログラム記憶領域18は、PDL1用プログラム50とPDL2用プログラム60とPDL3用プログラム70とを記憶している。PDL1用プログラム50は、第1種類のPDL(以下では「第1PDL」と呼ぶ)を処理するためのプログラムである。PDL2用プログラム60は、第2種類のPDL(以下では「第2PDL」と呼ぶ)を処理するためのプログラムである。PDL3用プログラム70は、第3種類のPDL(以下では「第3PDL」と呼ぶ)を処理するためのプログラムである。本実施例では、3つの種類のPDLに関するプログラムのみを図示しているが、実際には、より多くの種類のPDLに関するプログラムを記憶していてもよい。
続いて、制御部14(図1参照)が実行するPDLデータ変換処理の内容について説明する。図4と図5は、PDLデータ変換処理のフローチャートを示す。PDLデータ変換処理は、PC40からの印刷指示及びPDLデータがネットワークインターフェイス12に入力されたことをトリガとして開始される。
図6は、図5のS34で実行される第1バッファ記憶内容解析処理のフローチャートを示す。制御部14は、第1バッファ20の先頭部分の記憶内容を読み込む(S40)。2回目以降のS40の処理では、制御部14は、第1バッファ20の次の記憶内容を読み込む。このようなルーチンが繰り返される。制御部14は、S40で読み込まれたデータが、PDL1/2共通中間言語で記述されたコマンドであるのか否かを判断する(S42)。ここでNOの場合、S40で読み込まれたデータが、全PDL共通中間言語又はBMPデータであることを意味する。この場合、制御部14は、S40で読み込まれたデータをそのまま第2バッファ22に書き込む(S54)。
図7は、図5のS36で実行される第2バッファ記憶内容解析処理のフローチャートを示す。制御部14は、第2バッファ22の先頭部分の記憶内容を読み込む(S70)。2回目以降のS70の処理では、制御部14は、第2バッファ22の次の記憶内容を読み込む。このようなルーチンが繰り返される。制御部14は、S70で読み込まれたデータがBMPデータであるのか否かを判断する(S72)。ここでYESの場合、制御部14は、S70で読み込まれたBMPデータをそのままページメモリ24に書き込む(S74)。
複数種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の所定のフォーマットで記述されたベクタデータから中間言語で記述されたベクタデータを作成するためのプログラムを記憶している中間言語作成プログラム記憶手段と、
ページ記述言語で記述されたベクタデータを入力するベクタデータ入力手段と、
ベクタデータ入力手段に入力された入力ベクタデータを記述している記述フォーマットが、中間言語作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに対応するものであるのか否かを判断する第1判断手段と、
バッファメモリと、
第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、中間言語作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成し、そのベクタデータを前記バッファメモリに書き込む第1メモリ書き込み作成手段と、
第1判断手段によって否定的に判断されたことを条件として、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータを前記バッファメモリに書き込む第2メモリ書き込み手段と、
ビットマップデータを記憶するためのビットマップデータメモリと、
バッファメモリに記憶されているデータを読み込むデータ読み込み手段と、
データ読み込み手段によって読み込まれたデータが前記中間言語で記述されたベクタデータであることを条件として、そのベクタデータからビットマップデータを作成し、そのビットマップデータを前記ビットマップデータメモリに書き込む第3メモリ書き込み手段と、
データ読み込み手段によって読み込まれたデータが前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータであることを条件として、その入力ベクタデータからビットマップデータを作成し、そのビットマップデータを前記ビットマップデータメモリに書き込む第4メモリ書き込み手段と
を備えるページ記述言語処理装置。
(3)全てのコマンドが直接的にBMPデータに変換されるPDL5が存在していてもよい。
(4)PDL1又はPDL2は、全てのコマンドがPDL1/2共通中間言語に変換されてもよい。
(5)PDL1又はPDL2において、全PDL共通中間言語に変換されるコマンドが存在しなくてもよい(即ちプログラム52又は62が存在しなくてもよい)。
(6)PDL1、PDL2、又は、PDL3において、BMPデータに変換されるコマンドが存在しなくてもよい(即ちプログラム56、66、又は、74が存在しなくてもよい)。
(7)PDL1−CM81及び/又はPDL2−CM82は、PDL1/2共通中間言語(PDL1/2−CM80)に変換されないで、直接的にBMPデータに変換されてもよい。
12:ネットワークインターフェイス
14:制御部
16:記憶部
18:プログラム記憶領域
20,22:バッファ
24:ページメモリ
28:印刷機構
50:第1PDL用プログラム
52:第1PDLのコマンドから全PDL共通中間言語に変換するためのプログラム
54:第1PDLのコマンドからPDL1/2共通中間言語に変換するためのプログラム
56:第1PDLのコマンドからBMPデータに変換するためのプログラム
60:第2PDL用プログラム
62:第2PDLのコマンドから全PDL共通中間言語に変換するためのプログラム
64:第2PDLのコマンドからPDL1/2共通中間言語に変換するためのプログラム
66:第2PDLのコマンドからBMPデータに変換するためのプログラム
70:第3PDL用プログラム
72:第3PDLのコマンドから全PDL共通中間言語に変換するためのプログラム
74:第3PDLのコマンドからBMPデータに変換するためのプログラム
80:AllPDLコマンドリスト
82:PDL1/2コマンドリスト
90:PDL1/2用プログラム
92:PDL1/2共通中間言語から全PDL共通中間言語に変換するためのプログラム
94:PDL1/2共通中間言語からBMPデータに変換するためのプログラム
100:AllPDL用プログラム
110:代替プログラム
Claims (7)
- ページ記述言語で記述されたデータからビットマップデータを作成するページ記述言語処理装置であり、
複数種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の所定のフォーマットで記述されたベクタデータから中間言語で記述されたベクタデータを作成するためのプログラムを記憶している中間言語作成プログラム記憶手段と、
ページ記述言語で記述されたベクタデータを入力するベクタデータ入力手段と、
ベクタデータ入力手段に入力された入力ベクタデータを記述している記述フォーマットが、中間言語作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに対応するものであるのか否かを判断する第1判断手段と、
第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、中間言語作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成する中間言語ベクタデータ作成手段と、
中間言語ベクタデータ作成手段によって作成されたベクタデータからビットマップデータを作成する第1ビットマップデータ作成手段と、
第1判断手段によって否定的に判断されたことを条件として、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータからビットマップデータを作成する第2ビットマップデータ作成手段と
を備えるページ記述言語処理装置。 - 前記中間言語で記述されたベクタデータからビットマップデータを作成するためのプログラムを記憶している第1ビットマップデータ作成プログラム記憶手段と、
複数種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の前記所定のフォーマット以外のフォーマットで記述されたベクタデータからビットマップデータを作成するためのプログラムを記憶している第2ビットマップデータ作成プログラム記憶手段とをさらに備え、
第1ビットマップデータ作成手段は、第1ビットマップデータ作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに従って、中間言語ベクタデータ作成手段によって作成されたベクタデータからビットマップデータを作成し、
第2ビットマップデータ作成手段は、第2ビットマップデータ作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータからビットマップデータを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載のページ記述言語処理装置。 - 前記入力ベクタデータを記述している前記記述フォーマットが、第2ビットマップデータ作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに対応するものであるのか否かを判断する第2判断手段をさらに備え、
第2ビットマップデータ作成手段は、
第1判断手段によって否定的に判断され、かつ、第2判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、第2ビットマップデータ作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータの全部からビットマップデータを作成するとともに、
第1判断手段によって否定的に判断され、かつ、第2判断手段によって否定的に判断されたことを条件として、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータの一部のみからビットマップデータを作成する
ことを特徴とする請求項2に記載のページ記述言語処理装置。 - 第2ビットマップデータ作成プログラム記憶手段に記憶されている前記プログラムでは、少なくとも2種類のページ記述言語の間で共通するフォーマットで記述されたベクタデータからビットマップデータを作成するためのプログラムが共通化されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のページ記述言語処理装置。 - 中間言語作成プログラム記憶手段は、
少なくとも2種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の第1の所定のフォーマットで記述されたベクタデータから前記中間言語と異なる中間言語で記述されたベクタデータを作成するための第1プログラムと、前記異なる中間言語で記述されたベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成するための第2プログラムとをさらに記憶しており、
中間言語ベクタデータ作成手段は、
前記入力ベクタデータを記述している前記記述フォーマットが前記第1プログラムに対応することを条件として、前記第1プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータから前記異なる中間言語で記述されたベクタデータを作成するとともに、
前記第2プログラムに従って、前記異なる中間言語で記述されたベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のページ記述言語処理装置。 - 中間言語作成プログラム記憶手段は、
前記少なくとも2種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の第2の所定のフォーマットで記述されたベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成するための第3プログラムを記憶しており、
中間言語ベクタデータ作成手段は、
前記入力ベクタデータを記述している前記記述フォーマットが前記第3プログラムに対応することを条件として、前記第3プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成する
ことを特徴とする請求項5に記載のページ記述言語処理装置。 - ページ記述言語で記述されたデータからビットマップデータを作成するためのコンピュータプログラムであり、
そのコンピュータプログラムは、
複数種類のページ記述言語のそれぞれについて、当該ページ記述言語の所定のフォーマットで記述されたベクタデータから中間言語で記述されたベクタデータを作成するための中間言語作成プログラムを含んでおり、
ページ記述言語で記述されたベクタデータを入力するベクタデータ入力処理と、
ベクタデータ入力処理で入力された入力ベクタデータを記述している記述フォーマットが、前記中間言語作成プログラムに対応するものであるのか否かを判断する判断処理と、
判断処理で肯定的に判断されたことを条件として、前記中間言語作成プログラムに従って、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータから前記中間言語で記述されたベクタデータを作成する中間言語ベクタデータ作成処理と、
中間言語ベクタデータ作成処理で作成されたベクタデータからビットマップデータを作成する第1ビットマップデータ作成処理と、
判断処理によって否定的に判断されたことを条件として、前記記述フォーマットで記述された前記入力ベクタデータからビットマップデータを作成する第2ビットマップデータ作成処理と
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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