JP2009240727A - 視標呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自由度の高い視標を呈示できると共に、コストを抑えられる視標呈示装置を提供すること。
【解決手段】 視標形成部で形成された視標と被検眼とを光学的に所定の検査距離に置く投光光学系と、視力値検査視標及び両眼視機能検査視標を選択する視標選択手段と、を備える視標呈示装置で、視標形成部は検査視標を表示する第1及び第2ディスプレイと、これに表示された視標の光束を投光光学系の光軸に同軸に合成する偏光ビームコンバイナを有し、視標呈示装置は,視標選択手段により両眼視機能検査視標が選択されたときには第1及び第2ディスプレイの一方に被検者の左眼に視認させる左眼用視標を表示させ,他方に被検者の右眼に視認させる右眼用視標を表示させ,視力値検査視標が選択されたときには第1又は第2ディスプレイの何れか一方のみに視力値検査視標を表示させる表示制御手段を備えること。
【選択図】 図2

Description

本発明は、視力値検査視標及び両眼視機能検査視標を含め検査視標を呈示する視力呈示装置に関する。
視標呈示装置として、視標形成部で形成された視標を凹面鏡及びビームスプリッタ等の投光光学系により光学的に所定の検査距離の視標光束にして被検者の眼に導光する照射型の視標呈示装置と、視標形成部で形成された視標を所定の検査距離だけ離されたスクリーンに拡大して投影する投影型の視標呈示装置と、が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このような装置の従来の視標形成部では、所定の視標画面が形成された視標ディスクを回転して選択的に視標を光路に配置することにより、所期する視標が被検者に呈示される。
特開平7−236612号公報 特開2003−310552号公報
しかしながら、このような装置では視標ディスクに作りこまれた視標しか呈示できず、呈示可能な視標のパターンに限りがあった。また、視標のパターンは、地域によって異なるため、装置が使用される地域によって異なるパターンの視標ディスクを用意する必要があった。さらにまた、偏光板を利用した立体視検査、斜位検査等の両眼視機能検査視標を呈示するために、偏光軸が直交する右眼用視標及び左眼用視標を視標ディスク板に形成する細かい作業が必要となり、視標ディスク板の作製が容易ではなく、コスト的にも高価であった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、自由度の高い視標を呈示できると共に、コストを抑えられる視標呈示装置を提供することを本発明の技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 視標形成部で形成された視標を所定の検査距離だけ離れたスクリーンに拡大して投影するか、又は視標形成部で形成された視標と被検眼とを光学的に所定の検査距離に置く投光光学系と、視力値検査視標及び偏光を利用した両眼視機能検査視標を含む検査視標を選択する視標選択手段と、を備える視標呈示装置において、前記視標形成部は,検査視標を表示するための第1ディスプレイ及び第2ディスプレイと、該第1ディスプレイ及び第2ディスプレイにそれぞれ表示された視標の光束を前記投光光学系の光軸に同軸に合成するビームコンバイナであって、所定方向の偏光軸の光束を透過し,これと直交する偏光軸の光束を反射する特性を有する偏光ビームコンバイナ、又は偏光軸が直交する偏光板をそれぞれ介して第1ディスプレイ及び第2ディスプレイの一方に表示された視標の光束を透過し、他方に表示された視標の光束を反射するハーフミラーからなるビームコンバイナと、を有し、視標呈示装置は,前記視標選択手段により偏光を利用した両眼視機能検査視標が選択されたときには前記第1及び第2ディスプレイの一方に被検者の左眼に視認させる左眼用視標を表示させ,他方に被検者の右眼に視認させる右眼用視標を表示させ,視力値検査視標が選択されたときには前記第1又は第2ディスプレイの何れか一方のみに視力値検査視標を表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする。
(2) (1)の視標呈示装置は、前記ビームコンバイナにより同軸に合成される第1ディスプレイの画素のアドレスと第2ディスプレイの画素のアドレスとの対応関係を記憶する記憶手段を備え、前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1及び第2ディスプレイが持つ画素のアドレスの対応関係に基づいて前記第1及び第2ディスプレイの表示を制御し、偏光を利用した両眼視機能検査視標を形成するための左眼用視標と右眼用視標とを所定の関係に表示させることを特徴とする。
(3) (2)の視標呈示装置において、前記第1及び第2ディスプレイは、所定方向の直線偏光を発する同一の液晶ディスプレイであり、前記第1及び第2ディスプレイからそれぞれ発せられる直線偏光と前記ビームコンバイナにより透過及び反射される偏光方向とを一致させるために、前記ビームコンバイナと第1又は第2ディスプレイとの間の光路の少なくとも一方にディスプレイから発せられた直線偏光を回転させる位相差板を配置したことを特徴とする。
(4) (2)の視標呈示装置において、前記第1及び第2ディスプレイは,所定方向の直線偏光を発する同一の液晶ディスプレイであり、それぞれが発する直線偏光と前記ビームコンバイナにより透過及び反射される偏光方向とを一致させるために相対的に90度回転した位置関係で配置され、前記表示制御手段は,両眼視機能検査視標が選択されたときには,第1及び第2ディスプレイが相対的に90度回転した位置関係に対応させて,それぞれ第1ディスプレイ及び第2ディスプレイに表示させる左眼用視標及び右眼用視標の表示アドレスを制御することを特徴とする。
(5) (1)又は(2)の視標呈示装置において、前記第1及び第2ディスプレイは,偏光を利用した両眼視機能検査時に被検者の左右両眼にそれぞれ配置される偏光軸が直交した偏光板の偏光方向に対して、偏光方向が45度ずれた直線偏光を発する液晶ディスプレイであり、前記第1及び第2ディスプレイからの視標光束又はその偏光軸を前記偏光方向のずれに対応した分だけ回転させる光学系が前記ビームコンバイナによる合成後の光路に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、自由度の高い視標を呈示でき、装置のコストを抑えられる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る照射型の視標呈示装置1の概観略構成図である。図1(a)は、外観図、図1(b)は、内部構成を説明するための図であり、筐体1aの右側面から見たときの透視略図である。
装置本体1の筐体1aの正面には反射防止膜が形成されたアクリル板からなる呈示窓2が配置され、被検者はこの呈示窓2を介して筐体1a内に形成された検査視標(以下、視標と略す)を見ることができる構成とされる。筐体1a内は黒色に塗装されており、内部構造が見えにくくされる。筐体1aの正面には、後述する視標選択手段であるリモコン40に対する光信号の送受信を行う送受信部4が配置されている。
偏光を利用した両眼視機能検査視標が視標呈示装置1により呈示されるときには、被検者の左右眼(EL,ER)の眼前には、偏光軸が直交する偏光板30L、30Rを持つ偏光眼鏡30が使用される。眼科分野で使用される偏光眼鏡30においては、一般に、左眼用の偏光板30Lの偏光軸は45度に設定され、右眼用の偏光板30Rの偏光軸は135度に設定されている。また、自覚的な屈折矯正検査のために、左右の検査窓に球面レンズ等の矯正レンズが切換え配置される自覚式屈折力検眼装置が使用される場合も、左眼用の検査窓に45度の偏光軸を持つ偏光板が配置され、右眼用の検査窓に135度の偏光軸を持つ偏光板が配置される。
次に、筐体1aの内部に配置される光学系を説明する。筐体1aの内部には、検査用の視標を形成する視標形成部(視標形成手段)70と、視標形成部70により形成された視標を被検眼に導光するための投光光学系20が配置されている。投光光学系20はミラー25、ビームスプリッタ26、凹面鏡27を備える。本実施形態での凹面鏡27は、被検眼Eと筐体1aの呈示窓2との距離が1.1mのときに、視標と被検者眼との光学距離を5mの検査距離にするようにその焦点距離が設計されている。
視標形成部70で形成された視標の光束は、ミラー25によって上方に反射され、ビームスプリッタ26を透過した後、凹面鏡27で反射される。凹面鏡27で反射した視標の光束はビームスプリッタ26で反射され、呈示窓2を介して被検者眼に向かう。なお、投光光学系20は、視標形成部70にて形成された視標を5〜20倍(本実施形態では、13倍)程度に拡大した虚像を被検者眼に呈示する構成とされる。言い換えると、投光光学系20は、視標形成部70で形成された視標と被検眼とを光学的に所定の検査距離に置く光学系となる。
ビームスプリッタ26は、凹面鏡27の光軸L上に斜設され、光軸L上で水平方向に延びる回転軸28を中心にして、回転用のモータ29により垂直(上下)方向に回転される。ビームスプリッタ26が回転されることにより、ビームスプリッタ26で反射された視標光束の向かう高さが、被検者眼の高さの違いに応じて変えられる。
図2(a)は、視標形成部70の構成を説明する図である。視標形成部70は、両眼視機能検査用視標及び視力値検査用視標等を含む検査視標を表示するための第1ディスプレイ(LCD71)及び第2ディスプレイ(LCD72)と、所定の偏光方向(所定方向の偏光軸)を持つ光束を透過し、この透過光束に直交する偏光方向(偏光軸)を持つ光束を反射する特性を有し、2つのディスプレイ(LCD71、72)の視標を投光光学系20の光軸L上で合わせるための偏光ビームコンバイナ75と、を備える。視標形成部70は、偏光を利用して左右眼に別々の視標を呈示する両眼視機能検査において、例えば、第1ディスプレイ(LCD71)には左眼用の視標が表示され、第2ディスプレイ(LCD72)には右眼用の視標が表示される。両ディスプレイからの視標光束が偏光ビームコンバイナ75で合成されることにより、両眼視機能検査視標が形成される。また、偏光を利用した両眼視機能検査視標以外の両眼視機能検査(レッドグリーン検査等)、視力値検査等の検査視標を呈示する場合には、第1ディスプレイ又は第2ディスプレイのいずれか一方のみにて視標が表示される。
本実施形態では、第1及び第2ディスプレイとして、特性(偏光方向、発光輝度、解像度等)、サイズ等が同じカラー液晶ディスプレイ(LCD)71、72をそれぞれ用いるものとする。LCD71、72を構成するカラー液晶ディスプレイの基本構造は、背後から順にバックライト、第1偏光板、液晶部、カラーフィルタ、第1偏光板と偏光軸が直交する第2偏光板が順に配置されたものである。ここで、LCD71、72としては、第2偏光板から発せられる直線偏光の偏光方向(偏光角度)が、被検者の左右眼の眼前に配置される偏光板30R,30Lの一方と同じ角度のものを使用することが好ましい。例えば、LCDから45度の直線偏光の光が発せられるものを使用する。LCD71、72から発せられる光の偏光方向は、方形状の表示画面(視標表示面)の水平方向に対して規定されるものとする。また、LCD71、72は正方形状とされている。従って、表示領域が正方形とされる。
また、本実施形態で用いる第1及び第2ディスプレイ(ここでは、LCD71、72)は、以下のような条件を満たすようにその画素(解像度)が定められるものとする。ここでは、装置本体1にて、視力値検査用視標の最小である視力値2.0(VA2.0)の視標が呈示可能であることを条件とし、LCD71,72で表示された視標(視標形成部70にて形成された視標)が投光光学系20により拡大(ここでは、5〜20倍)されて被検者眼に呈示可能である条件とする。
視力値検査用視標、例えば、ランドルト環視標で視力値2.0の場合、ランドルト環の切れ目の幅が視角で0.5分(120分の1度)となる。検査距離を5mとすると、ランドルト環の切れ目の幅は727μm程度とされる。この幅を投光光学系20の拡大倍率で割ることにより、ディスプレイ(LCD)に表示されるランドルト環の切れ目の幅が求められる。ここで、視標の拡大倍率を13倍とすると、LCD71、72上では、ランドルト環の切れ目の幅は56μmとなる。
従って、LCD71.72は、56μm四方以下の画素により構成される液晶ディスプレイとされる。また、LCD71.72は、好ましくは、視力値2.0のランドルト環の切れ目の幅の2分の1以下の画素(例えば、28μm)、さらに好ましくは3分の1以下の画素(例えば、19μm)にて構成されるものがよい。これにより、LCD71、72で視力値2.0のランドルト環を表示する際に、スムージング処理等により滑らかに呈示窓2で表示できる。
また、ディスプレイ(LCD71、72)のサイズは、視力値検査用視標の最大である0.03が装置本体1で呈示可能なことが条件とされる。視力値0.03の視標、例えば、ランドルト環の場合、ランドルト環の切れ目の幅が、検査距離5mの位置で50mmとされる。これは、前述の視角が約33.3分となるためである。従って、LCD71、72上でのランドルト環の切れ目の幅は3.8mmとなり、ランドルト環全体で19mm程度となる(ランドルト環の全長は、切れ目の幅の5倍とされるため)。従って、LCD71、72のサイズは、少なくとも19mm四方あればよく、視標の試験領域の背景を加味すると好ましくは20〜24mm四方とされる。
このようにして、ディスプレイ(LCD71、72)の画素、サイズが決められる。なお、ディスプレイの画素、サイズ等の条件は、投光光学系の拡大倍率、呈示可能とする視力値視標の上限、下限により、適宜設定されるものであり、前述の説明に限定されるものではない。
なお、LCD71、72は、立方体状の偏光ビームコンバイナ75に貼り付けられて固定されるが、説明の簡便のため、図ではLCD71、72と偏光ビームコンバイナ75との間に空間を設けた。
次に、LCD71、72の配置関係と視標の合成について説明する。LCD71、72の偏光方向を図2(a)に模式的に示した。また、図2(b)の点線で、各LCDの偏光方向を模式的に示した。
LCD71、72から発せられる直線偏光の偏光方向から、偏光ビームコンバイナ75は、LCD71からの45度の偏光方向の光束を透過し、45度と直交するLCD72からの135度の偏光方向の光束を反射する構成とされ、配置される。このとき、LCD71、72は同じLCDとされることから、LCD71からの光束の偏光方向とLCD72からの光束の偏光方向を互いに直交させるために、LCD72の表示画面はLCD71に対して90度回転された位置関係とされる(図2(b)参照)。従って、LCD72から発せられる光束の偏光方向は135度とされる。また、図2(b)に示されるLCD71の中心C1(表示領域の中心の画素)とLCD72の中心C2(表示領域の中心の画素)は、投光光学系20の光軸Lで同軸に合成され、両眼視機能検査用視標の中心となるように、LCD71、72が偏光ビームコンバイナ75に固定配置される。
なお、中心C1、C2のそれぞれと光軸Lと一致させるために、偏光ビームコンバイナ75にLCD71、72を固定する際に位置合せを行う。しかし、LCD71、72の配置を画素単位で微調整することは難しい。そこで、以下のような電子的な処理により位置合せ(微調整)を行う。LCD71、72は所定の画素が複数個行列上に配置された構成されたディスプレイである。このため、画素には表示アドレスが付与されている。偏光ビームコンバイナ75により同軸に一致して合成されるLCD71の画素のアドレスとLCD72の画素のアドレスとの対応関係をメモリ11(後述)に記憶させておくことにより、中心C1、C2を電子的に位置合わせを行う。具体的には、LCD71の中心C1に該当する表示アドレスが(s,t)であった場合、LCD72の中心C2の表示アドレス(LCD71に対して90度回転した状態での表示アドレス)が(s,t)となることが好ましい。しかし、1画素分が上方向(LCD71の座標系において)にずれていた場合(Y方向に1画素ずれていた場合)、LCD72の中心C2の表示アドレスが(s,t−1)となるように表示アドレスを調整する。この表示アドレスの対応関係の情報は、装置毎に調整され、メモリ11に記憶される。後述する制御部10は、メモリ11に記憶したアドレスの対応関係の調整情報に基づいて、LCD71、72の表示を制御し、偏光を利用した両眼視機能検査視標を形成するための左眼用視標と右眼用視標を所定の関係に表示させる。これにより、視標形成部70の製造時に製造誤差あっても、両眼視機能検査視標を形成する左眼用視標と右眼用視標を位置合わせするための微調整が簡単に行える。
また、LCD71とLCD72の配置関係が相対的に90度回転された位置関係で配置されることに伴い、これに対応してLCD71に表示される左眼用視標とLCD72に表示される右眼用視標は、相対的に90度回転した表示関係となるように、後述の制御部10により表示が制御される。つまり、LCDの画素がそれぞれ持つ表示アドレス(x、y)の行(x)と列(y)が、LCD71に対してLCD72では90度回転するものとして、視標の表示が制御される。さらに、偏光ビームコンバイナ75により反射される光路に位置するLCD72においては、偏光ビームコンバイナ7によるミラー反転に対応させて右眼用視標の表示アドレス(x、y)が制御される。
LCD72で表示された右眼用の視標光束は偏光ビームコンバイナ75にてそのほとんどが反射される。一方、LCD71で表示された左眼用の視標の光束は偏光ビームコンバイナ75にそのほとんどが透過される。これにより、LCD71、72からの光束(中心をそれぞれC1,C2とする)が投光光学系20の光軸L上で合わせられ、視標形成部70で形成された視標(両眼視機能検査用視標等)が投光光学系20を経て、被検者に呈示されることとなる。LCD71、72で表示された視標の光束を偏光ビームコンバイナ75で合成することにより、それぞれのLCDの光量損失を抑えて、視標形成部70から視標の光束を投光光学系20へと導くことができる。これは、偏光ビームコンバイナ75に偏光方向により全透過、全反射の特性が備えられるためであり、LCD71、72からの光束がほぼすべて光軸L上に到ることに依る。
ここで、LCD71、72で表示された検査視標の試験領域(黒地の視力値視標を表示したときの白地の背景領域)は、それぞれのLCDの表示領域の辺とされる。従って、LCDの表示領域の全面が視標表示面となり、本実施形態では、正方形状の四角形状とされる。なお、視標の表示において、マスク等が掛けられる処理がなされると、試験領域が縮小される場合がある。
図3は、視標呈示装置1の制御ブロック及びリモコン40の構成を説明する図である。被検者に呈示される視標は、リモコン40により選択される(切換えられる)。視標選択手段であるリモコン40は、被検者眼の視力値検査を行うための視力値検査視標を選択する視力値検査視標選択スイッチ42と、被検者眼の両眼視機能を検査するための両眼視機能検査視標を選択する両眼視機能検査視標選択スイッチ43と、選択した視標及び操作情報等を表示するディスプレイ46を、備える。また、リモコン40の側面前部には装置1を制御するための信号の送信および装置本体からの信号を受信する通信窓41が設けられている。
以上のような構成を持つ装置1を使用した検査の動作を説明する。被検者を筐体1の呈示窓2から1.1mの所定位置に位置させることにより、検査距離が所定距離(5m)に設定される。リモコン40の操作により発生される視標選択信号は、通信窓41から装置本体1側に送信され、送受信部4で受信された信号は制御部(制御手段)10に送られる。制御部10は、送受信部4を介して入力された信号に基づいて、選択された視標を呈示窓2から呈示すべく、制御部10に接続され視標パターン等を記憶しているメモリ11から情報を参照し、LCD71、72を制御し、選択された視標を表示させる。予めメモリ11に様々な視標パターンを記憶させておくことにより、LCD71、72に表示させる視標の自由度が広げられる。また、視標パターンの変更及び追加に対しても、メモリ11の記憶データを書き換えることにより容易に行える。なお、詳細な説明は略すが、リモコン40が被検者眼の近傍で所定のスイッチ操作を受けると、制御部10がモータ29を駆動し、ビームスプリッタ26の垂直(上下)方向の角度が変更され、被検者の眼の高さに視標光束が向かうように調整される。
視力値検査視標選択スイッチ42により視力値検査視標が選択されると、例えば、所定の視力値を持つランドルト環視力視標C(図3参照)がLCD71(又は72)に表示される。一方、視力値検査視標が選択された場合には、他方のLCD72(又は71)は駆動されず、視標が表示されない。これは、2つのLCDのうち、一方だけで視標を形成すれば、充分な視力値検査用視標が形成できるためである。このため、投光光学系20により被検者の眼に導光される視標光束は一方のLCD71(又は72)から発した光のみとされる。また、LCD71から発せられる直線偏光の偏光方向と偏光ビームコンバイナ75が透過する光束の偏光方向とが一致されているため、光量損失が極力抑えられ、ハーフミラーを使用する場合に比べて有利となる(高輝度のLCDを使用しなくて済み、コストが抑えられる)。また、LCDのいずれかのみを用いることで、装置の消費電力が抑えられる。さらに、2つのLCDで、ある時間で交互に視力値検査指標を表示する構成とすることで、2つのLCDの寿命を延ばすことができる。
さらに、以下のようなメリットがある。LCD71、72で同じ視力値検査用視標を表示する場合、特に、視力値2.0等の小さい(細かい)視標を形成した場合に、被検者に提示される視標が適切とされるためには、LCD71、72の中心C1,C2の位置合わせに高い精度が必要とされる。しかし、LCDのいずれかのみにて視標を形成する場合はこのような精度が必ずしも必要とされない。このため、視力値検査用視標の表示(形成)において、2つのLCDのいずれかのみで視標を表示することで、装置の製造、調整が簡単になり、コストが抑えられる。
なお、視力値検査用の視標としては、各種視力値を持つひらがな視力視標等が選択される。さらにまた、左右眼を偏光を用いた分離する必要のない視力検査として、レッドグリーン検査用の視標が視標形成部70にて形成される場合がある。
次に、偏光眼鏡30を利用した両眼視機能検査視標を呈示する場合を説明する。リモコン40にて両眼視機能検査視標選択スイッチ43の中から、例えば、立体視機能検査視標の選択スイッチが選択されると、呈示窓2には、図4に示すような両眼視機能検査用視標(ここでは、立体視検査用視標60)が呈示される。
図4(a)は、偏光眼鏡30を使用しないで両眼で呈示窓2に呈示される立体視検査視標60を見た場合を示す図である。図4(b)及び図4(c)は、偏光眼鏡30を通して呈示窓2を見たた場合の右眼での見え方と左眼での見え方をそれぞれ示した図である。従って、図4(b)はLCD72により表示される視標画面を示し、図4(c)はLCD71により表示される視標画面をそれぞれ示すこととなる。
図4(a)において、背景画面65は黒色であり、両眼の融像刺激となる融像刺激視標62は白色で呈示窓2の中央に配置される。黒色である背景画面65に偏光は影響しない。融像刺激視標62の上下に対してそれぞれ白色(薄い青緑色等でもよい)で縦長視標60R、61R,60L,61Lがそれぞれ配置される。縦長視標60R、61Rは、右眼に視認させるための視標であり、135度の偏光方向となるようにLCD72にて表示される。縦長視標60L、61Lは、左眼に視認させるための視標であり、45度の偏光方向となるようにLCD71にて表示される。融像刺激視標62は、左右両眼にそれぞれ視認させる必要があるため、LCD72及び71に両方に表示される。右眼用の縦長視標60Rと左眼用の縦長視標60Lは、同一形状、同一サイズ、同一色で表示される。そして、両者の間隔は、検査距離との関係で所期する立体視差(例えば、10分30秒)を持つように設定されている。右眼用の縦長視標61Rと左眼用の縦長視標61Lについても同様である。
ここで、メモリ11に記憶された表示アドレスの対応関係に基づいて、LCD71に表示させる融像刺激視標62、縦長視標60L、61Lの表示アドレスと、LCD72に表示される融像刺激視標62、縦長視標60R、61Rの表示アドレスと、が制御部10により制御されている。また、LCD72に表示される視標は、前述のように、LCD71に対して90度回転した位置関係と、偏光ビームコンバイナ75によるミラー反転に対応させて、制御部10により表示アドレスが制御されている。これにより、両眼で見たときには図4(a)に示したように、立体視検査視標60を構成する右眼用視標と左眼用視標とが所期する位置関係に形成される。
LCD72に表示された縦長視標60R、61R及び融像刺激視標62の光束と、LCD71に表示された縦長視標60L、61L及び融像刺激視標62の光束は、偏光ビームコンバイナ75により投光光学系20の光軸L上で同軸に合成され、被検者の眼に向かう。そして、偏光眼鏡30が持つ偏光板30R、30Lと同じ偏光方向を持つ光束のみがそれぞれの眼に到ることから、右眼にはLCD72に表示された縦長視標60R,61R及び視標62が見え、LCD71に表示された縦長視標60L、61L及び視標62の光束は見えず、背景(背景画面65)と同じ黒色で同化する。左眼の場合は、その逆である。被検者が両眼で呈示窓2を見ると、図4(d)に示すように、縦長視標60Rと60Lとにより形成される融像視標60Uが融像刺激視標62に対して所期する視差に相当する分だけ浮き上がって見える。縦長視標61Rと61Lとにより形成される融像視標61Uも同様に融像刺激視標62に対して浮き上がって見える。偏光眼鏡を反転(右眼に45度の偏光板、左眼に135度の偏光板を配置)すると、融像視標60U及び61Uが融像刺激視標62に対して沈み込んで見える。この立体視検査では、浮き上がりと遅いと外斜位の傾向であることが検査され、沈み込みが遅いと内斜位の傾向であることが検査される。
なお、2つのLCD71、72を同時に使用する両眼視機能検査用視標としては、図4の立体視検査視標の他、斜位検査視標、精密立体視検査、両眼バランス検査視標、不等像検査視標等が適用される。
本発明では、視標を自由に形成(表示)できるディスプレイにて、視標呈示装置1が構成される。これにより、自由度の高い視力検査ができる。具体的には、メモリ11に記憶された視標の情報を書き換えることで、様々な視標が簡単に用意できるため従来のように地域等により異なる視標を備えた視標ディスク等を作製する必要がなくなり、装置のコストが抑えられる。また、メモリ11の記憶容量が充分大きければ、すべての視標をメモリ11に記憶させ、装置1の用途、使用地域に合わせて視標の読み出し設定を変更する構成としてもよい。
また、両眼視機能検査において、右眼用視標と左眼用視標をそれぞれのディスプレイ(ここでは、LCD71,72)で別々に形成させ、偏光ビームコンバイナ75にて左右眼の視標にそれぞれ偏光方向を持たせる構成としたため、左右眼に対してそれぞれの偏光方向を持った視標を形成することが容易にできる。従来のように、視標ディスクに両眼視機能検査用の右眼用視標の部分に135度の偏光板、左眼用視標の部分に45度の偏光板を細かく貼り付ける作業がなくなるため、装置の製造が簡単になると共に製造コストが抑えられる。
以上説明した本実施形態では、第1ディスプレイ、第2ディスプレイに予め所定の偏光方向を持つ(偏光板を持つ)を持つ液晶ディスプレイを用いる構成としたが、これに限るものではない。視標形成手段で形成される両眼視機能検査用の視標に左右眼に対応した偏光方向が付加されている構成であればよい。例えば、第1、第2ディスプレイを共に有機ELディスプレイ等の偏光を持たないものを適用しても良い。この場合、偏光ビームコンバイナ75にてそれぞれのディスプレイからの視標光束に偏光方向が付加され、前述の視標形成部70と同様に両眼視機能検査の視標が形成されることとなる。この場合、有機ELの配置関係を90度回転させなくてもよい。
また、同じ特性を持つディスプレイであるLCD71、72の偏光方向を直交させるために、上記実施形態の図2の構成では、LCD71をLCD72に対して90度回転させる配置関係(逆に言えば、LCD71に対してLCD72が90度回転された位置関係)としたが、これに限るものではない。偏光ビームコンバイナ75とLCD71との第1光路、偏光ビームコンバイナ75とLCD72との第2光路の少なくとも一方に、偏光軸を回転させる位相差板(波長板)を配置することにより、各LCD71、72からそれぞれ発せられる直線偏光と偏光ビームコンバイナ75により透過及び反射される偏光方向とを一致させることができる。例えば、図2の光学配置に対して、図5のように、偏光ビームコンバイナ75とLCD72との第2光路に偏光軸を90度回転させる位相差板(1/2波長板)76を配置する。これにより、LCD72の表示画面を90度回転させた配置としなくても(表示アドレスで行と列を入れ替えなくても)、LCD72から発せられた直線偏光が偏光ビームコンバイナ75により反射される。LCD71から発せられた直線偏光は偏光ビームコンバイナ75をそのまま透過し、LCD72からの直線偏光と合成される。
なお、位相差板76を光束が通過するときには若干光量が低下する。このため、LCD72側の光路のみに位相差板76を配置する場合には、右眼用視標と左眼視標の輝度を同一とすべく、LCD72の発光光量(輝度)をLCD71に対して増加させるように制御することが好ましい。
また、LCD71及び72として、0度又は90度の偏光軸を持つ直線偏光を発する液晶ディスプレイを使用する場合には、LCD71側の第1光路及びLCD72側の第2光路のそれぞれに位相差板76を配置する。この場合、第1光路の位相差板は偏光軸を45度回転させる特性とし、第2光路の位相差板は第1光路側の位相差板よりもさらに90度余分(又は反対方向)に偏光軸を回転させる特性とする。このように位相差板を使用することにより、各LCD71、72が発する直線偏光の偏光角度によらず、被検者の眼前に配置される偏光板30R、30Lの偏光軸の方向に対応させることが可能になる。
また、LCD71及び72として、0度又は90度の偏光軸を持つ直線偏光を発する液晶ディスプレイを使用する場合には、次のような対応も可能である。すなわち、図2の光学配置に対して、LCD71を45度回転させ、LCD72をさらに90度回転させる。あるいは、偏光ビームコンバイナ75が偏光角度0度の直線偏光を透過し、偏光角度90度の直線偏光を反射させる特性とした上で、偏光ビームコンバイナ75と共にLCD71、72を一体的に45度回転した配置にする。つまり、視標形成部70を光軸Lを中心に45度回転させる。
さらに別の対応として、偏光ビームコンバイナ75で合成された後の光路に、偏光軸を45度回転させる位相差板を配置した構成も可能である。あるいは、偏光ビームコンバイナ75で合成された後の光路に、イメージローテータのように、視標光束のイメージを45度回転させる光学系を追加しても良い。
なお、LCD71、72を直接45度回転する場合、及びイメージローテータにより視標のイメージを45度回転させる光学系を用いる場合には、LCDの表示領域が呈示窓2において45度傾いてしまう。この場合、視力値視標C等の背景が表示される試験領域を水平方向の辺を有する四角形状とさせるために、マスク処理を行う。具体的には、図6(a)のように、LCD71(又は72)の表示領域の辺に対して45度の角度で回転した四角形のマスク101を形成する。マスク101は、LCDの表示制御による電子的なマスクであってもよいし、LCDの前面に四角形形状のマスク板を配置する構成としてもよい。そして、LCD71,72を直接又は光学的に45度回転させることにより、図6(b)に示されるように、被検者への呈示に際しては、試験領域100が水平方向の辺を有する四角形状として呈示できる。なお、視力値視標のように、被検者に方向性を応答させる検査視標Cを表示させる際には、その回転角度に応じて検査視標Cの表示アドレスが制御される。
なお、以上説明した本実施形態では、第1及び第2ディスプレイに表示された視標を合成するために偏光ビームコンバイナを用いたが、これに限るものではない。第1及び第2ディスプレイに表示された視標を合成できればよく、例えば、第1ディスプレイに表示された視標の光束を透過し第2ディスプレイに表示された視標の光束を反射し、光束を合成するビームコンバイナであればよい(透過、反射は逆でもよい)。具体的には、ハーフミラーを用いる構成が考えられる。この場合、第1及び第2ディスプレイの視標光束は所定の偏光軸を持っている必要がある。但し、偏光ビームコンバイナを用いる場合と比べて、光量の損失が起こるため、視標形成部70に対して第1及び第2ディスプレイの光量を2倍にする必要がある。
このような構成において、前述の有機ELディスプレイ等の偏光特性を持たないディスプレイを第1及び第2ディスプレイとする場合、第1及び第2ディスプレイで表示される視標に前述のような関係にある偏光方向を付与する構成が必要となる。図7は、有機ELディスプレイとハーフミラーで構成される視標形成部80を説明する図である。視標を表示するためのそれぞれの有機ELディスプレイ81、82とハーフミラー85の間に、それぞれの偏光板81a、82aを配置する。このとき、偏光板81a、82aの偏光軸は互いに直交する関係とされ、例えば、有機ELディスプレイ81が右眼用視標を標示する場合は、偏光板81aは135度の偏光軸を持つように配置される。また、偏光板82aは45度の偏光軸を持つように配置される。このようにして、第1及び第2ディスプレイとビームコンバイナとが、偏光特性を持っていなくとも、偏光板を用いることにより、視標形成部80に、左右眼に対しそれぞれ偏光軸を持つ視標光束を形成できる。
なお、以上の説明では、LCD71、72はそれぞれの中心C1、C2が光軸Lと合成されるように配置され、右眼用及び左眼用視標が左右眼にそれぞれ呈示される構成としたが、これに限るものではない。呈示される右眼用視標及び左眼用視標が被検者眼位置で両眼視機能検査に適切に合わせられる(例えば、融像刺激視標が右眼、左眼でそれぞれ中心位置(視軸位置)に呈示される)構成であればよい。右眼用視標と左眼用視標(の試験領域)の中心が合わせられるように、LCD71、72が配置されればよい。例えば、LCD71、72の表示領域の一部に視標(試験領域)が表示され、その他の表示領域はマスクとされる場合、視標(試験領域)の中央が中心とされる。
なお、以上説明した本実施形態では、視標形成部70で形成された視標を投光光学系により被検者眼へと投光し、被検者に視標の虚像を呈示する構成としたが、これに限るものではない。視標形成部70で形成された視標を所定の検査距離だけ離されたスクリーンに拡大して投影するレンズ等により構成される投光光学系を有する投影型の視力呈示装置において、本発明を好適に適用できる。
装置本体1の構成を示す模式図である。 視標形成部70の構成を示す模式図である。 リモコン40の外観と視標呈示装置1の制御ブロック図を示す図である。 両眼視機能検査用視標60の構成を説明する図である。 視標形成部70の変容例を示す図である。 LCDの表示とマスク処理を示す図である。 有機ELディスプレイ81,82とハーフミラー85を用いた視標形西部80を説明する図である。
符号の説明
1 装置本体
2 呈示窓
10 制御部
11 メモリ
20 投光光学系
26 ビームスプリッタ
27 凹面鏡
28 回転軸
29 モータ
40 リモコン
70 視標形成部
71、72 LCD
75 偏光ビームスプリッタ

Claims (5)

  1. 視標形成部で形成された視標を所定の検査距離だけ離れたスクリーンに拡大して投影するか、又は視標形成部で形成された視標と被検眼とを光学的に所定の検査距離に置く投光光学系と、視力値検査視標及び偏光を利用した両眼視機能検査視標を含む検査視標を選択する視標選択手段と、を備える視標呈示装置において、
    前記視標形成部は,
    検査視標を表示するための第1ディスプレイ及び第2ディスプレイと、
    該第1ディスプレイ及び第2ディスプレイにそれぞれ表示された視標の光束を前記投光光学系の光軸に同軸に合成するビームコンバイナであって、所定方向の偏光軸の光束を透過し,これと直交する偏光軸の光束を反射する特性を有する偏光ビームコンバイナ、又は偏光軸が直交する偏光板をそれぞれ介して第1ディスプレイ及び第2ディスプレイの一方に表示された視標の光束を透過し、他方に表示された視標の光束を反射するハーフミラーからなるビームコンバイナと、を有し、
    視標呈示装置は,
    前記視標選択手段により偏光を利用した両眼視機能検査視標が選択されたときには前記第1及び第2ディスプレイの一方に被検者の左眼に視認させる左眼用視標を表示させ,他方に被検者の右眼に視認させる右眼用視標を表示させ,視力値検査視標が選択されたときには前記第1又は第2ディスプレイの何れか一方のみに視力値検査視標を表示させる表示制御手段を備える
    ことを特徴とする視標呈示装置。
  2. 請求項1の視標呈示装置は、前記ビームコンバイナにより同軸に合成される第1ディスプレイの画素のアドレスと第2ディスプレイの画素のアドレスとの対応関係を記憶する記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1及び第2ディスプレイが持つ画素のアドレスの対応関係に基づいて前記第1及び第2ディスプレイの表示を制御し、偏光を利用した両眼視機能検査視標を形成するための左眼用視標と右眼用視標とを所定の関係に表示させることを特徴とする視標呈示装置。
  3. 請求項2の視標呈示装置において、前記第1及び第2ディスプレイは、所定方向の直線偏光を発する同一の液晶ディスプレイであり、
    前記第1及び第2ディスプレイからそれぞれ発せられる直線偏光と前記ビームコンバイナにより透過及び反射される偏光方向とを一致させるために、前記ビームコンバイナと第1又は第2ディスプレイとの間の光路の少なくとも一方にディスプレイから発せられた直線偏光を回転させる位相差板を配置したことを特徴とする視標呈示装置。
  4. 請求項2の視標呈示装置において、
    前記第1及び第2ディスプレイは,所定方向の直線偏光を発する同一の液晶ディスプレイであり、それぞれが発する直線偏光と前記ビームコンバイナにより透過及び反射される偏光方向とを一致させるために相対的に90度回転した位置関係で配置され、
    前記表示制御手段は,両眼視機能検査視標が選択されたときには,第1及び第2ディスプレイが相対的に90度回転した位置関係に対応させて,それぞれ第1ディスプレイ及び第2ディスプレイに表示させる左眼用視標及び右眼用視標の表示アドレスを制御することを特徴とする視標呈示装置。
  5. 請求項1又は2の視標呈示装置において、
    前記第1及び第2ディスプレイは,偏光を利用した両眼視機能検査時に被検者の左右両眼にそれぞれ配置される偏光軸が直交した偏光板の偏光方向に対して、偏光方向が45度ずれた直線偏光を発する液晶ディスプレイであり、
    前記第1及び第2ディスプレイからの視標光束又はその偏光軸を前記偏光方向のずれに対応した分だけ回転させる光学系が前記ビームコンバイナによる合成後の光路に配置されていることを特徴とする視標呈示装置。
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