JP2009240716A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの出力信号から評価の対象となる低域の周波数成分を効率よく得るための仕組みを提供すること。
【手段】ADC12は、加速度センサ11が検出した加速度を所定のサンプリング周波数でサンプリングしたデジタル信号を出力する。HPF14は、カットオフ周波数制御部17が指定する周波数以下の成分をそのデジタル信号から減衰させる。カットオフ周波数制御部17は、被験者がアドレスの構えで静止してる間は、HPF14のカットオフ周波数を10Hz相当にし、ドライバースイングを行っている間は、そのカットオフ周波数を1Hz相当にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサの出力信号を処理する信号処理装置に関する。
センサの出力信号を基にその検知対象の状態の変化を解析する装置がある。ここで、センサの出力信号には検知対象そのものの状態の変化とは無関係な直流成分が重畳される場合がある。このため、この種の装置は、その直流成分を除去した残りの成分を基に解析を行うようにしたものが多い。センサの直流成分を除去する仕組みは、たとえば、特許文献1や2に開示されている。特許文献1に開示された装置は、ロボットに装着した加速度センサの検出値を基にその挙動を解析するものである。この装置は、加速度センサ自身の向きと水平方向とが成す角度を基にその加速度センサの出力信号の直流成分である重力加速度成分を割り出す。特許文献2に開示された装置は、患者の関節に装着した加速度センサの検出値を基にその関節の疾患の回復の程度を解析するものである。この装置は、2つの加速度センサのうち一方の出力信号と他方の出力信号の差を基に、それらの出力信号の各々の直流成分である重力加速度成分を割り出す。
特開2003−228322号公報 特開2003−319920号公報
センサの出力信号から直流成分を除去する簡易な手法の1つは、センサとそのセンサの出力信号を用いる解析装置の間にハイパスフィルタを挿入することである。当然ながら、このハイパスフィルタを経由させることにより、解析の対象そのものの状態の変化を示す周波数成分までも損なわれてはならない。よって、例えば、人の身体の運動をセンサによって検出して、解析を行うような場合、低域に分布する周波数成分が解析対象となるので、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定せざるを得ない。一方、ハイパスフィルタのカットオフ周波数が低いと、直流成分の減衰に要する時間である収束時間は長くなり、センサの出力信号から解析の対象となる周波数成分を得るまでに時間がかかるという問題がある。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、センサの出力信号から直流成分を除去し、解析の対象となる低域の周波数成分を効率よく得るための仕組みを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様である信号処理装置は、被験者の力の作用を受けて運動する部位の運動量を検出するセンサとそのセンサの出力信号の解析を行う運動解析処理装置の間に介挿され、前記センサの出力信号の高域成分を通過させるカットオフ周波数可変のハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を第1の周波数からその第1の周波数よりも低い第2の周波数へ切り換えるカットオフ周波数制御手段とを備える。
この態様によると、運動解析処理装置による解析の開始に合わせてフィルタのカットオフ周波数が高いものから低いものへと切り換えられる。よって、センサの出力信号における低域の周波数成分を解析の対象とする場合においても、解析の対象の周波数成分は損なうことなく直流成分だけを解析の開始前に除去した上で、運動解析処理装置の解析に供することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態を説明する。
この運動解析装置10は、ゴルフのドライバースイングを解析するものである。
図1は、この発明の一実施形態である信号処理装置100を含む運動解析装置10の構成を示す図である。本実施形態においては、ドライバースイングの解析を受ける者(以下、「被験者」と呼ぶ)の力の作用を受けて運動する部位である腰に加速度センサを装着させ、被験者がスイングを行う間に加速度センサに加わる加速度(以下、適宜「運動加速度」と呼ぶ)の変化を解析する。図1に示すように、運動解析装置10は、加速度センサ11、ADC(Analog to Digital Converter)12、LPF(Low Pass filter)13、HPF(High Pass
Filter)14、書き込み制御部15、解析用メモリ16、カットオフ周波数制御部17、解析部18、およびディスプレイ19を有する。これらのうち、ADC12、LPF13、HPF14、およびカットオフ周波数制御部17は、信号処理装置100を構成し、書き込み制御部15、解析用メモリ16、解析部18、およびディスプレイ19は、運動解析処理装置200を構成する。そして、信号処理装置100と運動解析処理装置200は、被験者の掌に収まるサイズの筺体に搭載され、例えば、被験者の衣服のポケット等に収容される。
加速度センサ11は、ケーブルにより筺体の内部のADC12と接続された3軸の加速度センサである。この加速度センサ11は、自身の3つの検出軸x,y,zに加わる加速度を示すアナログ信号ax,ay,azをそれぞれ出力する。より詳細には、この加速度センサ11は、検出軸xの正の向きに加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した正のレベルのアナログ信号axを出力し、検出軸xの負の向きに加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した負のレベルのアナログ信号axを出力する。また、検出軸yの正の向きに加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した正のレベルのアナログ信号ayを出力し、検出軸yの負の方向に加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した負のレベルのアナログ信号ayを出力する。さらに、検出軸zの正の向きに加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した正のレベルのアナログ信号azを出力し、検出軸zの負の向きに加わる加速度を検出したときは、その大きさに比例した負のレベルのアナログ信号azを出力する。
図2に示すように、この加速度センサ11は、被験者がボールを飛ばす向きをその検出軸xの正の向きと一致させ、被験者がアドレスの構えをとったときの正面をその検出軸yの正の向きと一致させ、上方への向き、つまり、鉛直方向と逆の向きをその検出軸zの正の向きと一致させるような姿勢で被験者の腰に装着される。
ここで、被験者がアドレスの構えを取ってからドライバースイングを終えるまでに加速度センサ11が出力するアナログ信号ax,ay,azには、発生要因を異にする以下の3つの成分が含まれる。
a.直流成分
これは、加速度センサ11に重力加速度が加わることにより発生する成分である。被験者がアドレスの構えをとり、上方への向きと加速度センサ11の検出軸zの正の向きが一致する姿勢で静止している間は、重力加速度のすべてが加速度センサ11の検出軸zの負の向きに加わる。よって、この間は、加速度センサ11のアナログ信号azの負のレベルがその重力加速度に比例した分だけ大きく、残りのアナログ信号ax,ayのレベルが0の状態、つまり、アナログ信号azだけに重力加速度相当の直流成分が重畳された状態が続く。
b.運動加速度成分
これは、加速度センサ11に運動加速度が加わることにより発生する成分である。この運動加速度成分は、被験者がドライバースイングを行い、その腰が、ボールを飛ばす向きとその逆の向きへ往復運動している間だけ発生する。この間は、重力加速度とその重力加速度よりはるかに大きい運動加速度とが加速度センサ11に加わる。被験者は、1秒あたり2〜3回の頻度で腰の運動に緩急をつけ、その加速度を変化させるため、2Hzから3Hzの間の帯域にこの運動加速度成分は含まれる。
c.ノイズ成分
これは、被験者の腰の運動に伴う筋肉の細かな振動(振幅が小さいという意味だけではなく、被験者の意図する運動とは別の不随意に筋肉が細かく動くことによる振動)により発生する成分である。3Hzを大きく超える帯域にこのノイズ成分は含まれる。
本実施形態においては、以上の3つの成分のうちノイズ成分と直流成分をフィルタにより除去し、残りの成分である運動加速度成分を解析の対象とする。詳しくは、後述する。
ADC12は、加速度センサ11から出力されたアナログ信号ax,ay,azを概ね1kHzのサンプリング周波数のサンプリングクロックφによりサンプリングし、デジタル信号dx,dy,dzとして出力する。
LPF13は、3Hzを大きく超える周波数fc1がカットオフ周波数として設定されたLPFである。このLPF13は、ADC12から出力されるデジタル信号dx,dy,dzからノイズ成分を除去する役割を果たす。
HPF14は、カットオフ周波数が可変のHPFである。より詳細には、このHPF14は、移動平均値算出用の2つのタップとフィードバック値重畳用の2つのタップを繋げた2次のIIR(Infinite Impulse Response)フィルタであり、遅延素子31,32,33,34、乗算器35,36,37,38,39、および加算器40,41,42,43により構成される。乗算器35〜39の各々の乗算係数に応じてこのHPF14のカットオフ周波数は決まる。このHPF14は、LPF13から出力されるデジタル信号dx,dy,dzの直流成分、すなわち、アドレスの構えの間に加速度センサ11の検出軸zに重力加速度が加わることにより生じる直流成分を除去する役割を果たす。
書き込み制御部15は、解析の開始を示す信号である解析開始通知信号が解析部18から出力されると、以後にHPF14から出力されるデジタル信号dx,dy,dzを解析用メモリ16へ順に書き込み、ドライバースイングの始まりから終わりまでに相当する時間Tが経過するとその書き込みを停止する。解析部18は、自らが解析を開始するタイミングに合わせてこの解析開始通知信号を出力する。詳しくは、後述する。
カットオフ周波数制御部17は、解析部18による解析の開始のタイミングに合わせて、HPF14のカットオフ周波数を第1の周波数からその第1の周波数よりも低い第2の周波数へと切り換える。より詳細には、このカットオフ周波数制御部17は、図3に示すように、解析開始通知信号が解析部18から出力されると、HPF14のカットオフ周波数を第1の周波数fc2から第2の周波数fc3にし、時間Tが経過するとそのカットオフ周波数を周波数fc2に戻す。このカットオフ周波数の切り換えの意義については、後述する。ここで、HPF14の第1の周波数fc2は、直流成分の減衰に要する時間である収束時間が短く、直流成分を十分遮断する周波数であり、10Hz程度が好適である。また、第2の周波数fc3は、直流成分を遮断しつつ運動量を十分解析できる周波数であり、1Hz程度が好適である。上述したLPF13に設定されるカットオフ周波数である周波数fc1は、第1の周波数fc2より更に十分高く、解析対象外の高周波数のノイズ成分を十分遮断する周波数であり、解析対象周波数の上限である数10Hz程度が好適である。
図1において、解析部18は、被験者によるドライバースイングの開始を検出する第1の役割と、以後の時間Tの間に加速度センサ11に加わる運動加速度の変化を解析する第2の役割とを果たす。
第1の役割において、解析部18は、HPF14から出力されるデジタル信号dxが、ボールを飛ばす向きへの腰の加速の立ち上がりに相当する閾値Thを超えたか否かを監視する。そして、デジタル信号dxがその閾値Thを超えると、解析開始通知信号を出力する。この信号の出力をトリガーとして、書き込み制御部15による解析用メモリ16へのデジタル信号dx,dy,dzの書き込みとカットオフ周波数制御部17によるHPF14のカットオフ周波数の切り換えが行われることは、上述した通りである。
第2の役割において、解析部18は、解析開始通知信号の出力以後に解析用メモリ16へ書き込まれるデジタル信号dx,dy,dzが示す加速度サンプルの変化を解析し、その解析の結果をディスプレイ19に表示させる。この解析は、種々の態様に従って行い得る。例えば、解析用メモリ16のデジタル信号dx,dy,dzが示す加速度サンプルの各々をベクトル合成して合成加速度を求め、それらの合成加速度の時間波形の最大値が何時出現しているかを解析するものや、その最大値における合成加速度の絶対値を解析するものなど、運動フォームの良否の評価に繋がる任意の解析を行ってよい。
以上の構成によれば、本実施形態にかかる運動解析装置10は、被験者の腰に装着された加速度センサ11に加わる加速度のアナログ信号ax,ay,azをADC12によりサンプリングし、サンプリングにより得たデジタル信号dx,dy,dzをLPF13からHPF14へと出力する。そして、カットオフ周波数制御部17は、解析部18から出力される解析開始通知信号を基に被験者がアドレスの構えをとっている時間とドライバースイングを行っている時間とを特定し、ドライバースイングを行っている間だけHPF14のカットオフ周波数を第1の周波数fc2から第2の周波数fc3へ下げる。この切り換えにより、スイングの間の運動加速度の変化を正確に示すデジタル信号dx,dy,dzを解析部18による解析に供することができる。
この作用について、さらに詳述する。上述したように、被験者がアドレスの構えを取っている間にADC12から出力されるデジタル信号dx,dy,dzには、周波数が0の直流成分が含まれ、その構えの後のドライバースイングの間にADC12から出力されるデジタル信号dx,dy,dzには、直流成分の他に、2〜3Hzの帯域の運動加速度成分が含まれる。この運動加速度成分を通過させるためには、HPF14のカットオフ周波数を2Hz未満にする必要がある。しかしながら、周知のように、HPF14は、カットオフ周波数が低いほど収束時間が長くなるという性質を有している。よって、HPF14のカットオフ周波数を2Hz未満の周波数にすると、アドレスの構えの間に加速度センサ11に加わっていた重力加速度の直流成分が十分に減衰されず、その構えからドライバースイングに移った後、HPF14を通過するデジタル信号dx,dy,dzに直流成分が残ってしまう。これに対し、本実施形態においては、アドレスの構えの間に加速度センサ11に加わる重力加速度の直流成分を、十分に高いカットオフ周波数のHPF14によって除去し、ドライバースイングが始まるのに合わせてそのカットオフ周波数を引き下げる。そして、ドライバースイングに移った後に加速度センサ11へ加わる運動加速度の運動加速度成分は、そのカットオフ周波数を引き下げたHPF14を通過させるのである。
以上のように、本実施形態では、カットオフ周波数制御部17が、被験者がドライバースイングを行っている間だけHPF14のカットオフ周波数を低くする。これにより、アドレスの構えの間に加速度センサ11に加わる重力加速度の影響を排した正確な解析を運動解析処理装置200に行わせることができる。
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
(1)上記実施形態では、カットオフ周波数制御部17は、被験者がアドレスの構えを取っている間のカットオフ周波数fc2を10Hz相当とし、被験者がドライバースイングを行っている間のカットオフ周波数fc3を1Hz相当とした。しかし、周波数fc2や周波数fc3は、解析対象である信号成分の帯域に合わせて適切な値を選択すればよい。(2)上記実施形態において、ADC12を削除し、LPF13およびHPF14をアナログフィルタにしてもよい。この場合、HPF14を構成する抵抗やキャパシタの値を変化させることにより、そのカットオフ周波数を制御すればよい。
(3)上記実施形態において、被験者の力の作用を受けて運動する部位(たとえば、腰以外の身体の部位や道具など)の運動量が、方角の変化を検出する地磁気センサ、傾斜の変化を検出する傾斜センサ、圧力の変化を検出する圧力センサなどにより解析でき、その運動量の変化を示す周波数成分が低域に分布するときは、それらのセンサを加速度センサ11に代えて搭載してもよい。そして、カットオフ周波数制御部17は、そのセンサの出力信号を解析部18が解析する間だけ、HPF14のカットオフ周波数を下げるようにするとよい。
(4)上記実施形態では、解析部18は、LPF13が出力するデジタル信号dxが閾値Thを超えると解析開始通知信号を出力し、その信号が出力されると、カットオフ周波数制御部17がHPF14のカットオフ周波数を引き下げた。しかし、カットオフ周波数制御部17は、別の事象の発生を契機としてHPF14のカットオフ周波数を引き下げるようにしてもよい。例えば、被験者にスイングの開始のタイミングを指示する合図音をスピーカから発音し、カットオフ周波数制御部17が、その案内音の発音と同時にHPF14のカットオフ周波数を引き下げるようにしてもよい。また、LED(Light Emitting Diode)の点灯により被験者へドライバースイングの開始のタイミングを指示し、カットオフ周波数制御部17は、そのLEDの点灯と同時にHPF14のカットオフ周波数を引き下げるようにしてもよい。
(5)上記実施形態において、信号処理装置100は、1つのHPF14を有し、カットオフ周波数制御部17は、解析部18による解析の開始のタイミングに合わせて、このHPF14のカットオフ周波数を第1の周波数fc2から第2の周波数fc3に切り換えた。しかし、信号処理装置100が、第1の周波数fc2を設定した第1のHPF14−1と第2の周波数fc3を設定した第2のHPF14−2を有し、カットオフ周波数制御部17は、解析部18による解析の開始のタイミングに合わせて、LPF13の出力信号の出力先を第1のHPF14−1から第2のHPF14−2に切り換えてもよい。また、カットオフ周波数制御部17は、この切り換えの際、第1のHPF14−1と第2のHPF14−2の出力を重畳させながらフェイドイン(漸増)/フェイドアウト(漸減)させるようにしてもよい。
(6)上記実施形態において、カットオフ周波数制御部17は、HPF14のカットオフ周波数を第1の周波数fc2から第2の周波数fc3に切り換え、時間Tが経過するとそのカットオフ周波数を第1の周波数fc2に戻した。しかし、カットオフ周波数制御部17は、HPF14のカットオフ周波数を第1の周波数fc2から第2の周波数fc3に切り換えた後、加速度センサ11の出力信号が示す加速度が0の近傍値になったか否かを判定し、加速度が0の近傍値になったタイミングに合わせて、HPF14のカットオフ周波数を第2の周波数fc3から第1の周波数fc2に戻すようにしてもよい。運動解析装置10による解析の対象となるスポーツの運動フォームの中には、被験者の力の作用を受けて運動する部位をある向きへ加速させ、その向きへ等速運動させてから減速させるものがある。よって、加速度センサ11の出力信号が0の近傍値になったことをトリガーとしてカットオフ周波数を第2の周波数fc3から第1の周波数fc2へ戻すような構成をとることにより、このような運動フォームの解析を、加速度センサ11に加わる重力加速度の影響を排して正確に行うことができる。また、特許文献1に開示された装置のように、加速度センサ自身の向きと水平方向とが成す角度を算出する必要もなく、特許文献2に開示された装置のように、複数のセンサを搭載する必要もない。よって、これらの文献のものよりも簡単な構成によって、重力加速度に相当する直流成分を効率よく遮断することができる。
この発明の実施形態である運動解析装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態の運動解析装置における加速度センサの装着の態様を示す図である。 同実施形態の運動解析装置におけるHPFのカットオフ周波数の切り換えのタイミングを示す図である 。
符号の説明
10…運動解析装置、11…加速度センサ11、12…ADC、13…LPF、14…HPF、15…書き込み制御部、16…解析用メモリ、17…カットオフ周波数制御部、18…解析部、19…ディスプレイ、31,32,33,34…遅延素子、35,36,37,38,39…乗算器、40,41,42…加算器、100…信号処装置、200…運動解析処理装置

Claims (5)

  1. 被験者の力の作用を受けて運動する部位の運動量を検出するセンサとそのセンサの出力信号の解析を行う運動解析処理装置の間に介挿され、前記センサの出力信号の高域成分を通過させるカットオフ周波数可変のハイパスフィルタと、
    前記運動解析処理装置による解析の開始のタイミングに合わせて前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を第1の周波数からその第1の周波数よりも低い第2の周波数へ切り換えるカットオフ周波数制御手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記ハイパスフィルタは、前記第1の周波数が設定された第1のハイパスフィルタと、前記第2の周波数が設定された第2のハイパスフィルタとを有し、
    前記カットオフ周波数制御手段は、
    前記運動解析処理装置による解析の開始のタイミングに合わせて、前記センサの出力信号の出力先を前記第1のハイパスフィルタから前記第2のハイパスフィルタへ切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記出力信号の低域成分を通過させるローパスフィルタ
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記カットオフ周波数制御手段は、
    前記運動解析処理装置による解析が終了すると、前記低くしたカットオフ周波数を元に戻す
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  5. 前記カットオフ周波数制御手段は、
    前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を前記第1の周波数から前記第2の周波数に切り換えた後、前記センサの出力信号が示す運動量が0の近傍値になったか否かを判定し、運動量が0の近傍値になったと判定したタイミングに合わせて、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を前記第2の周波数から前記第1の周波数に戻す
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の信号処理装置。


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