JP2009239470A - ハンズフリー通話装置 - Google Patents

ハンズフリー通話装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009239470A
JP2009239470A JP2008080856A JP2008080856A JP2009239470A JP 2009239470 A JP2009239470 A JP 2009239470A JP 2008080856 A JP2008080856 A JP 2008080856A JP 2008080856 A JP2008080856 A JP 2008080856A JP 2009239470 A JP2009239470 A JP 2009239470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
destination
date
day
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008080856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5029458B2 (ja
Inventor
Masasane Sanpei
将実 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008080856A priority Critical patent/JP5029458B2/ja
Publication of JP2009239470A publication Critical patent/JP2009239470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5029458B2 publication Critical patent/JP5029458B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択するハンズフリー通話装置を提供する。
【解決手段】制御部11は、発信または着信時に位置検出部12から車載装置10を搭載した車両の現在位置を取得する。電話機選択部22は、取得した現在の位置に応じて、この現在位置を使用エリアとして含む携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。電話機選択部22は、例えば現在位置が勤務先や取引先の近傍にあるとき、これらの周辺を使用エリアとして含む業務用の携帯電話機31を特定電話機として選択し、現在位置が自宅や娯楽施設の近傍にあるとき、これらの周辺を使用エリアとして含む個人用の携帯電話機32を特定電話機として選択する。そのため、車両の現在位置に応じて、複数の携帯電話機31、32から電話回線33との間に通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンズフリー通話装置に関する
従来、携帯電話機と有線または無線により接続されるカーナビゲーション装置が知られている。このようなカーナビゲーション装置は、その携帯電話機と電話回線とを接続させることにより、携帯電話機による通話を可能としている。そして、カーナビゲーション装置は、携帯電話機と車両に備えられたマイクおよびスピーカとを組み合わせることにより、ハンズフリー通話装置を構成している。
一方、近年では、携帯電話機の所持コストの低下とともに、例えば会社から支給される業務用の携帯電話機と個人で所有する個人用の携帯電話機など複数の携帯電話機を所有する使用者がいる。この場合、ハンズフリー通話装置を用いて通話と可能とするためには、複数の携帯電話機のうちいずれの携帯電話機を用いるかを選択する必要がある。特許文献1の場合、複数の携帯電話機が使用可能であるとき、発信先の電話番号に基づいて、複数の携帯電話機のうちいずれの携帯電話機を通話に用いるかを自動で選択している。
特開2007−266755号公報
しかしながら、特許文献1の場合、ハンズフリー通話装置の電話帳に登録されている電話番号ごとに、複数の携帯電話機のうちいずれの携帯電話機を使用するかを設定する必要がある。そのため、電話番号と対応する携帯電話機を登録するための手続が煩雑であるという問題がある。また、特許文献1の場合、外部から着信する際に、複数の携帯電話機のうちいずれを選択して電話回線に接続するかについては考慮されていない。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択するハンズフリー通話装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、選択手段は、位置検出手段で検出した現在位置に基づいて特定携帯電話機を選択する。記憶手段には、携帯電話機ごとに使用エリアが記憶されている。そのため、現在位置が含まれる使用エリアに合致する携帯電話機を選択することにより、現在位置に応じて複数の携帯電話機から自動で特定携帯電話機が選択される。例えば業務用の携帯電話機と個人用の携帯電話機を所有している場合、現在位置が勤務先あるいは取引先を含む使用エリアにあるとき、選択手段は業務用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。一方、現在位置が自宅や娯楽施設を含む使用エリアにあるとき、選択手段は個人用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。これにより、例えば勤務先や取引先または自宅などを登録するだけで、選択手段は自動で特定携帯電話機を選択する。また、外部から着信があった場合、選択手段は上述のように使用エリアに応じて複数の携帯電話機から特定携帯電話機を選択する。したがって、簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
請求項2記載の発明では、選択手段は、日付検出手段で検出した現在の日時または曜日の少なくともいずれか一方に基づいて特定携帯電話機を選択する。記憶手段には、携帯電話機ごとに使用日時または使用曜日の少なくともいずれか一方が設定されている。そのため、現在の日時または曜日が含まれる使用日時または使用曜日に合致する携帯電話機を選択することにより、日付情報に応じて複数の携帯電話機から自動で特定携帯電話機が選択される。例えば業務用の携帯電話機と個人用の携帯電話機を所有している場合、現在の日時が平日の昼間であるとき、選択手段は業務用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。一方、現在の日時が休日や夜間であるとき、選択手段は個人用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。これにより、例えば日時や曜日を登録するだけで、選択手段は自動で特定携帯電話機を選択する。また、外部から着信があった場合、選択手段は上述のように現在の日時や曜日に応じて複数の携帯電話機から特定携帯電話機を選択する。したがって、簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
請求項3記載の発明では、選択手段は、目的地設定手段で設定された目的地に基づいて特定携帯電話機を選択する。記憶手段には、携帯電話機ごとに使用目的地が記憶されている。そのため、目的地が含まれる使用目的地に合致する携帯電話機を選択することにより、目的地に応じて複数の携帯電話機から自動で特定携帯電話機が選択される。例えば業務用の携帯電話機と個人用の携帯電話機を所有している場合、目的地が勤務先あるいは取引先であるとき、選択手段は業務用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。一方、目的地が自宅や娯楽施設であるとき、選択手段は個人用の携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。これにより、例えば勤務先や取引先または自宅などを登録するだけで、選択手段は自動で特定携帯電話機を選択する。また、外部から着信があった場合、選択手段は上述のように使用目的地に応じて複数の携帯電話機から特定携帯電話機を選択する。したがって、簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
請求項4記載の発明では、選択手段は、位置検出手段で検出した現在位置、現在の日時または曜日の少なくともいずれか一方を含む日付情報、または目的地設定手段で設定された目的地に基づいて特定携帯電話機を選択する。記憶手段には、携帯電話機ごとに使用エリア、使用日時または使用曜日、および使用目的地が記憶されている。そのため、現在位置が含まれる使用エリア、現在の日時若しくは曜日が含まれる使用日時若しくは使用曜日、または目的地が含まれる使用目的地に合致する携帯電話機を選択することにより、現在位置、現在の日時若しくは曜日、または目的地に応じて複数の携帯電話機から自動で特定携帯電話機が選択される。また、外部から着信があった場合、選択手段は上述のように使用エリア、使用日時若しくは使用曜日、または使用目的地に応じて複数の携帯電話機から特定携帯電話機を選択する。したがって、簡単な手続で発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
請求項5記載の発明では、使用エリア、使用日時若しくは使用曜日、または使用目的地のいずれを優先して特定携帯電話機を選択するかの優先順位は設定可能である。そのため、使用状況や使用環境などに応じてより精度よく複数の携帯電話機から特定携帯電話機を選択することができる。
以下、本発明によるハンズフリー通話装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるハンズフリー通話装置を図1に示す。図1は、第1実施形態によるハンズフリー通話装置を適用したナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置を「車載装置」という。)10を示すブロック図である。車載装置10は、車両に搭載されている。車載装置10は、制御部11、位置検出部12、地図データ入力部13、操作スイッチ部14、外部メモリ15、表示部16、音声コントローラ17、マイクロホン接続部18、リモコンセンサ19、送受信部21および接続制御部22を備えている。制御部11は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。
位置検出部12は、車両の現在位置を検出する。位置検出部12は、ジャイロスコープ24、距離センサ25およびGPS受信器26を有している。ジャイロスコープ24は、車両の回転角速度を検出する。距離センサ25は、車両の走行距離を検出する。GPS受信器26は、GPS(Global Positioning System)により車両の現在位置を測位するために、GPS衛星から送信される電波を受信する。
地図データ入力部13は、図示しない地図データ記憶メディアおよびドライブ装置を有している。地図データ記憶メディアには、複数のノードおよびノード同士をつなぐリンクにより形成された道路地図データ、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種データを記憶している。ドライブ装置は、地図データ記憶メディアに記憶された各種のデータを読み出す。地図データ入力部13から読み出された地図データは、制御部11の図示しないRAMに保管される。地図データ記憶メディアとしては、例えばDVDやCDなどの大容量記憶媒体、メモリーカードあるいはハーディスクドライブなどの記憶媒体が用いられる。
操作スイッチ部14は、表示部16の画面の近傍に設けられているメカニカルスイッチ、および表示部16の画面に設けられているタッチパネルスイッチなどから構成されている。使用者は、操作スイッチ部14の各スイッチを用いて、車両の目的地、表示部16の画面や表示態様の切り替え(例えば、地図縮尺の変更、メニュー表示の選択、経路の探索、経路案内の開始、現在位置の修正および音量の調整など)を行う各種のコマンドの入力を行う。これにより、車載装置10は、使用者の指示にしたがって作動する。リモコンセンサ19は、リモコン27との間でコマンドなどの送受信を行う。リモコン27には、複数の操作スイッチが設けられている。リモコン27の操作スイッチを操作することにより、リモコン27からリモコンセンサ19を経由して各種の指令信号が制御部11へ送信される。操作スイッチ部14およびリモコン27は、いずれの操作によっても制御部11へ同一の機能を実行させることができる。以上により、制御部11、および操作スイッチ部14またはリモコン27は、特許請求の範囲の目的地設定手段を構成している。
外部メモリ15は、例えば着脱可能なフラッシュメモリカードなどによって構成されている。表示部16は、例えばカラー液晶ディスプレイを有している。表示部16の画面には、車両の現在位置周辺の地図が各種縮尺で表示されるとともに、この地図表示に重ねて車両の現在位置および進行方向を示す現在地マークが表示される。また、目的地までの経路案内を実行するとき、表示部16の画面には経路案内用の画面が表示される。
音声コントローラ17は、車載スピーカ28に接続されている。音声コントローラ17は、図示しない車載マイクロホンが接続されているとき、マイクロホン接続部18を経由して音声認識結果を制御部11へ出力する。これとともに、音声コントローラ17は、認識された音声を車載スピーカ28を経由してトークバック出力する。また、音声コントローラ17は、制御部11からの音声出力指令に基づいて、音声出力信号を車載スピーカ28へ出力する。車載スピーカ28から出力される音声は、案内に関する音声、操作説明に関する音声、盗難防止機能の動作中であることを報知する音声、音声認識結果に応じたトークバック音声および受信した電話音声などである。マイクロホン接続部18には、図示しない車載マイクロホンが有線によって接続するコネクタが設けられている。
制御部11を構成するマイクロコンピュータは、図示しないRAMやEEPROMなどから構成されるメモリにナビゲーション機能のための地図データを格納する。制御部11は、車両が走行経路に沿って移動可能とするために、表示部16の画面に現在地周辺の道路地図を表示するとともに、車両の位置および進行方向を示す現在地マークを道路地図に重ねて表示する。この場合、車両の走行にともなって現在地の表示は表示された地図上を移動し、地図は車両の位置に応じてスクロール表示される。このとき、制御部11は、車両の現在地を道路上にあわせるマップマッチングを実施する。
制御部11は、接続制御部22に送受信部21を経由して携帯電話機31、32が接続されているか否かを検出する。制御部11は、接続制御部22に携帯電話機31、32が接続されているとき、携帯電話機31、32の図示しない制御部から携帯電話機31、32の電話番号を読み取る。これにより、制御部11は、携帯電話機31、32が接続制御部22に接続されているか否かを検出する。第1実施形態の場合、車載装置10には、携帯電話機31および携帯電話機32の二機の携帯電話機が接続している。すなわち、使用者は、二機の携帯電話機31、32を所有している。第1実施形態において、携帯電話機31は勤務先から支給された業務用の携帯電話機であり、携帯電話機32は使用者個人で所有している個人用の携帯電話機である。送受信部21と携帯電話機31および携帯電話機32との間は、有線あるいは例えばBluetoothなどの無線によって接続している。
制御部11は、接続制御部22に携帯電話機31、32が接続されたことを検出すると、携帯電話機31、32の図示しない携帯スピーカおよび携帯マイクロホンによる通話を不能とする。そして、制御部11は、車載マイクロホンおよび車載スピーカ28による車両外部の電話回線33との通話のみを許可するハンズフリーモードへの切り替えを行う。
外部メモリ15は、携帯電話機31および携帯電話機32に設定されている使用エリアを記憶している。すなわち、外部メモリ15は、特許請求の範囲の記憶手段を構成している。使用エリアとは、携帯電話機31または携帯電話機32が使用される地域を意味する。業務用の携帯電話機31の場合、例えば勤務先の所在地あるいは取引先の所在地などが使用エリアとして設定されている。一方、個人用の携帯電話機32の場合、例えば自宅の所在地などが使用エリアとして設定されている。使用エリアは、使用者が携帯電話機31、32ごとの使用目的に応じて任意に設定する。使用者は、例えば操作スイッチ部14からの入力により、携帯電話機31または携帯電話機32の使用エリアを設定する。
車載装置10は、制御部11に接続する電話機選択部41を備えている。電話機選択部41は、特許請求の範囲の選択手段である。電話機選択部41は、位置検出部12で検出した車両の現在位置に基づいて、携帯電話機31または携帯電話機32から上述の使用エリアに合致する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。例えば位置検出部12で検出した車両の現在位置が勤務先や取引先の周辺にあるとき、あるいは勤務先と取引先とを結ぶ経路の途中にあるとき、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として業務用の携帯電話機31を選択する。一方、例えば位置検出部12で検出した車両の現在位置が自宅の周辺にあるとき、勤務先や取引先から遠いとき、あるいは勤務先と取引先とを結ぶ経路から遠いときなど、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として個人用の携帯電話機32を選択する。接続制御部22は、電話機選択部41によって回線を確立すべき特定携帯電話機が選択されると、送受信部21を経由して特定携帯電話機へ回線接続信号を出力する。これにより、特定携帯電話機と外部の電話回線33との間には通話のための回線が確立される。
制御部11は、時計部42に接続している。時計部42は、現在の年月日、時刻および曜日を含む日付データを有している。制御部11は、時計部42から現在の年月日、時刻および曜日を含む日付データを取得する。すなわち、制御部11および時計部42は、特許請求の範囲の日付データ取得手段を構成している。
次に、図2に基づいて第1実施形態の車載装置10の処理の流れについて説明する。
制御部11は、電話回線33への発信または電話回線33からの着信があると、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であるか否かを判断する(S101)。第1実施形態は、複数の携帯電話機が車載装置10との間でハンズフリー登録が可能であることを前提とする。したがって、制御部11は、複数の携帯電話機がハンズフリー登録可能であるか否かを判断する。制御部11は、複数の携帯電話機がハンズフリー登録できないと判断すると、登録可能な一つの携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S102)。
制御部11は、ステップS101において複数の携帯電話機がハンズフリー登録可能であると判断すると、使用エリアの設定があるか否かを判断する(S103)。使用者により設定された使用エリアは、外部メモリ15に記憶されている。使用エリアは、使用者により携帯電話機31、32ごとに設定されている。例えば業務用の携帯電話機31の場合、勤務先および取引先が使用エリアとして設定されている。また、例えば個人用の携帯電話機32の場合、自宅および娯楽施設が使用エリアとして設定されている。制御部11は、外部メモリ15にアクセスすることにより使用エリアが外部メモリ15に記憶されているか否かを判断する。制御部11は、使用エリアが設定されていないと判断すると、複数の携帯電話機31、32のうちデフォルトで使用が設定されている携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S104)。
制御部11は、ステップS103において携帯電話機31、32に使用エリアの設定があると判断すると、現在位置を取得する(S105)。制御部11は、位置検出部12から車載装置10を搭載した車両の現在位置を取得する。そして、電話機選択部41は、取得した現在位置に合致する使用エリアを有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S106)。ステップS105で取得した車両の現在位置が勤務先の近傍にあるとき、電話機選択部41はこの現在位置に合致する使用エリアを有する携帯電話機を検索する。業務用の携帯電話機31は、その使用エリアとして勤務先および取引先を含んでいる。そのため、電話機選択部41は、車両の現在位置が勤務先の近傍にあるとき、これに合致する使用エリアを含む業務用の携帯電話機31を特定携帯電話機に設定する。一方、車両の現在位置が自宅の近傍にあるとき、電話機選択部41は個人用の携帯電話機32を特定携帯電話機に設定する。
制御部11は、ステップS106において複数の携帯電話機31、32から特定携帯電話機が選択されると、特定携帯電話機を経由して外部の電話回線33との間に通話を確立する(S107)。接続制御部22は、電話機選択部41で選択された特定携帯電話機へ送受信部21を経由して回線接続信号を出力する。特定携帯電話機は、送受信部21を経由して接続制御部22から出力された回線接続信号を受信すると、外部の電話回線33との間に通話を確立する。以上の手順より、制御部11は、車両の現在位置に基づいて通話を確立すべき携帯電話機を自動的に選択する。
第1実施形態では、車載装置10を搭載した車両の現在位置に応じて、この現在位置を使用エリアとして含んでいる携帯電話機が特定携帯電話機として選択される。そのため、車両の現在位置に応じて、複数の携帯電話機31、32から電話回線33との間に通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。このとき、電話機選択部41は、車両の現在位置によって携帯電話機を選択する。そのため、携帯電話機31、32へ着信があった場合、および携帯電話機31、32から発信する場合のいずれの場合も、車両の現在位置に基づいて通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。使用エリアは、例えば業務用か個人用かなど携帯電話機31、32の属性に応じて使用者によって任意に設定されるとともに、その範囲も任意に設定される。したがって、発信だけでなく着信時においても、自動で複数の携帯電話機31、32から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
また、第1実施形態では、勤務先および取引先を業務用の携帯電話機31の使用エリアと設定すると、現在位置が勤務先および取引先、ならびに勤務先と取引先とを結ぶ経路の近傍にあるとき、業務用の携帯電話機31が特定携帯電話機として選択される。一方、現在位置が勤務先および取引先、ならびに勤務先と取引先とを結ぶ経路の近傍にないとき、個人用の携帯電話機32が特定携帯電話機として選択される。すなわち、車両の現在位置が業務用の携帯電話機31の使用エリア外にあるとき、個人用の携帯電話機31が特定携帯電話機として選択される。これにより、業務用の携帯電話機31の使用エリアを設定するだけで、同時に個人用の携帯電話機32の使用エリアも設定される。言い換えると、複数の携帯電話機のいずれかの使用エリアを設定することにより、他の携帯電話機の使用エリアの設定が省略可能である。したがって、簡単な手続で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を自動で選択することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による車載装置について説明する。
第2実施形態では、時計部42から取得する日付データに基づいて通話を確立する携帯電話機を選択する点で第1実施形態と相違している。車載装置10の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態の場合、外部メモリ15は、携帯電話機31および携帯電話機32に設定されている使用日時または使用曜日の少なくともいずれかを記憶している。すなわち、外部メモリ15は、特許請求の範囲の記憶手段を構成している。使用日時とは、携帯電話機31または携帯電話機32を使用する日付および時刻を意味する。また、使用曜日とは、携帯電話機31または携帯電話機32を使用する曜日を意味する。業務用の携帯電話機31の場合、例えば勤務日の業務時間内が使用日時として設定されている。一方、個人用の携帯電話機32の場合、例えば勤務日の業務時間外が使用日時として設定されている。また、業務用の携帯電話機31の場合、例えば月曜日から金曜日までの平日が使用曜日として設定されている。一方、個人用の携帯電話機32の場合、土曜日や日曜日が使用曜日として設定されている。使用日時および使用曜日は、使用者が携帯電話機31、32ごとの使用目的に応じて任意に設定する。使用者は、例えば操作スイッチ部14からの入力により、携帯電話機31または携帯電話機32の使用日時または使用曜日を設定する。使用者は、携帯電話機31または携帯電話機32の使用目的に応じて使用日時または使用曜日のいずれか一方のみを設定してもよい。
車載装置10は、制御部11に接続する電話機選択部41を備えている。電話機選択部41は、特許請求の範囲の選択手段である。電話機選択部41は、時計部42から取得した現在の日時または曜日に基づいて、携帯電話機31または携帯電話機32から上述の使用日時または使用曜日に合致する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。例えば時計部42で取得した現在の日時および曜日が平日の勤務時間中であるときなど、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として業務用の携帯電話機31を選択する。一方、例えば時計部42で取得した現在の日時および曜日が平日の夜間や休日であるときなど、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として個人用の携帯電話機32を選択する。接続制御部22は、電話機選択部41によって回線を確立すべき特定携帯電話機が選択されると、送受信部21を経由して特定携帯電話機へ回線接続信号を出力する。これにより、特定携帯電話機と外部の電話回線33との間には通話のための回線が確立される。
次に、図3に基づいて第2実施形態の車載装置10の処理の流れについて説明する。なお、第1実施形態と重複する説明については省略する。
制御部11は、電話回線33への発信または電話回線33からの着信があると、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であるか否かを判断する(S201)。制御部11は、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録できないと判断すると、登録可能な一つの携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S202)。
制御部11は、ステップS201において複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であると判断すると、使用日時または使用曜日の設定があるか否かを判断する(S203)。使用者により設定された使用日時および使用曜日は、外部メモリ15に記憶されている。使用日時および使用曜日は、使用者により携帯電話機31、32ごとに設定されている。例えば業務用の携帯電話機31の場合、平日の勤務時間内が使用日時および使用曜日として設定されている。また、例えば個人用の携帯電話機32の場合、平日の夜間および休日などが使用日時および使用曜日として設定されている。制御部11は、ステップS203における判断の結果、使用日時または使用曜日が設定されていないと判断すると、複数の携帯電話機31、32のうちデフォルトで使用が設定されている携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S204)。
制御部11は、ステップS203において携帯電話機31、32に使用日時または使用曜日の設定があると判断すると、時計部42から現在の日時または曜日の少なくともいずれかを取得する(S205)。制御部11は、時計部42から現在の日時または曜日を取得する。そして、電話機選択部41は、取得した現在の日時または曜日に合致する使用日時または使用曜日を有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S206)。ステップS205で取得した現在の日時および曜日が平日の勤務時間内であるとき、電話機選択部41はこの現在の日時または曜日に合致する使用日時または使用曜日を有する携帯電話機を検索する。業務用の携帯電話機31は、その使用日時または使用曜日として平日の勤務時間内を含んでいる。そのため、電話機選択部41は、現在の日時または使用曜日が平日の勤務時間内であるとき、これに合致する使用日時または使用曜日を含む業務用の携帯電話機31を特定携帯電話機に設定する。一方、現在の日時または曜日が平日の夜間や休日であるとき、電話機選択部41は個人用の携帯電話機32を特定携帯電話機に設定する。
制御部11は、ステップS206において複数の携帯電話機31、32から特定携帯電話機が選択されると、特定携帯電話機を経由して外部の電話回線33との間に通話を確立する(S207)。接続制御部22は、電話機選択部41で選択された特定携帯電話機へ送受信部21を経由して回線接続信号を出力する。特定携帯電話機は、送受信部21を経由して接続制御部22から出力された回線接続信号を受信すると、外部の電話回線33との間に通話を確立する。以上の手順より、制御部11は、現在の日時または曜日に基づいて通話を確立すべき携帯電話機を自動的に選択する。
第2実施形態では、現在の日時または曜日に応じて、この現在の日時または曜日を使用日時または使用曜日として含んでいる携帯電話機が特定携帯電話機として選択される。そのため、現在の日時または曜日に応じて、複数の携帯電話機31、32から電話回線33との間に通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。このとき、電話機選択部41は、現在の日時または曜日によって携帯電話機を選択する。そのため、携帯電話機31、32へ着信があった場合、および携帯電話機31、32から発信する場合のいずれの場合も、現在の日時または曜日に基づいて通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。使用日時または使用曜日は、例えば業務用か個人用かなど携帯電話機31、32の属性に応じて使用者によって任意に設定される。したがって、発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機31、32から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
また、第2実施形態では、平日の勤務時間内を業務用の携帯電話機31の使用エリアと設定すると、現在の日時または曜日が平日の勤務時間内にあるとき、業務用の携帯電話機31が特定携帯電話機として選択される。一方、現在の日時または曜日が平日の夜間または休日であるとき、個人用の携帯電話機32が特定携帯電話機として選択される。すなわち、現在の日時が平日の勤務時間外にあるとき、個人用の携帯電話機32が特定携帯電話機として選択される。これにより、業務用の携帯電話機31の使用日時または使用曜日を設定するだけで、同時に個人用の携帯電話機32の使用日時または使用曜日も設定される。言い換えると、複数の携帯電話機のいずれかの使用日時または使用曜日を設定することにより、他の携帯電話機の使用日時または使用曜日の設定が省略可能である。したがって、簡単な手続で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を自動で選択することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による車載装置について説明する。
第3実施形態では、設定した目的地に基づいて通話を確立する携帯電話機を選択する点で第1実施形態と相違している。車載装置10の構成は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態の場合、外部メモリ15は、携帯電話機31および携帯電話機32に設定されている使用目的地を記憶している。すなわち、外部メモリ15は、特許請求の範囲の記憶手段を構成している。使用目的地とは、携帯電話機31または携帯電話機32が使用される目的地を意味する。業務用の携帯電話機31の場合、例えば勤務先や取引先が使用目的地として設定されている。一方、個人用の携帯電話機32の場合、例えば自宅や娯楽施設が使用目的地として設定されている。使用目的地は、使用者が携帯電話機31、32ごとの使用目的に応じて任意に設定する。使用者は、例えば操作スイッチ部14からの入力により、携帯電話機31または携帯電話機32の使用目的地を設定する。
車載装置10は、制御部11に接続する電話機選択部41を備えている。電話機選択部41は、特許請求の範囲の選択手段である。電話機選択部41は、操作スイッチ部14からの入力で設定された経路案内の目的地に基づいて、携帯電話機31または携帯電話機32から上述の使用目的地に合致する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する。例えば設定された目的地が勤務先や取引先などであるとき、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として業務用の携帯電話機31を選択する。一方、例えば設定された目的地が自宅や娯楽施設などであるとき、電話機選択部41は回線を確立する携帯電話機として個人用の携帯電話機32を選択する。接続制御部22は、電話機選択部41によって回線を確立すべき特定携帯電話機が選択されると、送受信部21を経由して特定携帯電話機へ回線接続信号を出力する。これにより、特定携帯電話機と外部の電話回線33との間には通話のための回線が確立される。
次に、図4に基づいて第3実施形態の車載装置の処理の流れについて説明する。なお、第1実施形態と重複する説明については省略する。
制御部11は、電話回線33への発信または電話回線からの着信があると、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であるか否かを判断する(S301)。制御部11は、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録できないと判断すると、登録可能な一つの携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S302)。
制御部11は、ステップS301において複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であると判断すると、使用目的地の設定があるか否かを判断する(S303)。使用者により設定された使用目的地は、外部メモリ15に記憶されている。使用目的地は、使用者により携帯電話機31、32ごとに設定されている。例えば業務用の携帯電話機の場合、勤務先および取引先などが使用目的地として設定されている。また、例えば個人用の携帯電話機31の場合、自宅や娯楽施設などが使用目的地として設定されている。制御部11は、ステップS303における判断の結果、使用目的地が設定されていないと判断すると、複数の携帯電話機31、32のうちデフォルトで使用が設定されている携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S304)。
制御部11は、ステップS303において携帯電話機31、32に使用目的地の設定があると判断すると、設定されている目的地を取得する(S305)。制御部11は、操作スイッチ部14から入力された目的地を取得する。そして、電話機選択部41は、取得した目的地に合致する使用目的地を有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S306)。ステップS305で取得した目的地が勤務先または取引先であるとき、電話機選択部41はこの目的地に合致する使用目的地を有する携帯電話機を検索する。業務用の携帯電話機31は、使用目的地として勤務先および取引先を含んでいる。そのため、電話機選択部41は、目的地が勤務先または取引先であるとき、これに合致する使用目的地を含む業務用の携帯電話機31を特定携帯電話機に設定する。一方、目的が自宅または娯楽施設であるとき、電話機選択部41は個人用の携帯電話機32を特定携帯電話機に設定する。
制御部11は、ステップS306において複数の携帯電話機31、32から特定携帯電話機が選択されると、特定携帯電話機を経由して外部の電話回線33との間に通話を確立する(S307)。接続制御部22は、電話機選択部41で選択された特定携帯電話機へ送受信部21を経由して回線接続信号を出力する。特定携帯電話機は、送受信部21を経由して接続制御部22から出力された回線接続信号を受信すると、外部の電話回線33との間に通話を確立する。以上の手順より、制御部11は、設定された目的地に基づいて通話を確立すべき携帯電話機を自動的に選択する。
第3実施形態では、設定された目的地に応じて、この目的地を使用目的地として含んでいる携帯電話機が特定携帯電話機として選択される。そのため、設定された目的地に応じて、複数の携帯電話機31、32から電話回線33との間に通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。このとき、電話機選択部41は、設定された目的地によって携帯電話機を選択する。そのため、携帯電話機31、32へ着信があった場合、および携帯電話機31、32から発信する場合のいずれの場合も、目的地に基づいて通話を確立する携帯電話機が自動的に選択される。使用目的地は、例えば業務用か個人用かなど携帯電話機31、32の属性に応じて使用者によって任意に設定される。したがって、発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機31、32から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
また、第3実施形態では、勤務先および取引先を携帯電話機31の使用目的地と設定すると、目的地が勤務先および取引先であるとき、業務用の携帯電話機31が特定携帯電話機として選択される。一方、目的地が自宅や娯楽施設であるとき、個人用の携帯電話機32が特定携帯電話機として選択される。すなわち、目的地が勤務先または取引先以外であるとき、個人用の携帯電話機32が特定携帯電話機として選択される。これにより、業務用の携帯電話機31の使用目的地を設定するだけで、同時にこれを除外した目的地が個人用の携帯電話機32の使用目的地として設定される。言い換えると、複数の携帯電話機のいずれかの使用目的地を設定することにより、他の携帯電話機の使用目的地の設定が省略可能である。したがって、簡単な手続で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を自動で選択することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による車載装置について説明する。
第4実施形態では、上述の第1実施形態から第3実施形態を組み合わせて実施する。
第4実施形態の場合、外部メモリ15は、使用エリア、使用日時または使用曜日の少なくともいずれか、および使用目的地をすべて記憶している。
車載装置10は、制御部11に接続する電話機選択部41を備えている。電話機選択部41は、位置検出部12で検出した車両の現在位置、時計部42から取得した現在の日時若しくは曜日、または設定された目的地に基づいて、携帯電話機31または携帯電話機32から特定携帯電話機を選択する。接続制御部22は、電話機選択部41によって回線を確立すべき携帯電話機が選択されると、送受信部21を経由して特定携帯電話機へ回線接続信号を出力する。これにより、特定携帯電話機と外部の電話回線33との間には通話のための回線が確立される。
次に、図5に基づいて第4実施形態の車載装置10の処理の流れについて説明する。なお、第1実施形態から第3実施形態と重複する説明については省略する。
制御部11は、電話回線33への発信または電話回線33からの着信があると、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であるか否かを判断する(S401)。制御部11は、複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録できないと判断すると、登録可能な一つの携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S402)。
制御部11は、ステップS401において複数の携帯電話機31、32がハンズフリー登録可能であると判断すると、使用目的地の設定があるか否かを判断する(S403)。制御部11は、使用目的地の設定があると判断すると、設定された目的地を取得する(S404)。そして、電話機選択部41は、取得した目的地と合致する使用目的地を有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S405)。
一方、制御部11は、ステップS403において使用目的地の設定がないと判断すると、使用エリアの設定があるか否かを判断する(S406)。制御部11は、ステップS406において使用エリアの設定があると判断すると、現在位置を取得する(S407)。そして、電話機選択部41は、取得した現在位置に合致する使用エリアを有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S408)。
さらに、制御部11は、ステップS406において使用エリアの設定がないと判断すると、使用日時または使用曜日の設定があるか否かを判断する(S409)。制御部11は、使用日時または使用曜日が設定されていないと判断すると、複数の携帯電話機31、32のうちデフォルトで使用が設定されている携帯電話機を選択して通話を確立し、処理を終了する(S410)。制御部11は、ステップS409において携帯電話機31、32に使用日時または使用曜日の設定があると判断すると、時計部42から現在の日時または曜日の少なくともいずれかを取得する(S411)。そして、電話機選択部41は、取得した現在の日時または曜日に合致する使用日時または使用曜日を有する携帯電話機を特定携帯電話機として選択する(S412)。
以上の手順におけるステップS405、S408またはS412において特定携帯電話機が選択されると、制御部11は特定携帯電話機を経由して外部の電話回線33との間に通話を確立する(S413)。接続制御部22は、電話機選択部41で選択された特定携帯電話機へ送受信部21を経由して回線接続信号を出力する。特定携帯電話機は、送受信部21を経由して接続制御部22から出力された回線接続信号を受信すると、外部の電話回線33との間に通話を確立する。以上の手順より、制御部11は、目的地、現在位置、または現在の日時若しくは曜日、に基づいて通話を確立すべき携帯電話機を自動的に選択する。
第4実施形態では、目的地、車載装置を搭載した車両の現在位置、または現在の日時若しくは曜日に応じて、複数の携帯電話機31、32から特定携帯電話機が選択される。そのため、目的地、車両の現在位置、または現在の日時若しくは曜日のいずれかに応じて、複数の携帯電話機31、32から電話回線33との間に通話を確立する特定携帯電話機が自動的に選択される。したがって、発信だけでなく着信時においても自動で複数の携帯電話機から通話を確立する特定携帯電話機を選択することができる。
第4実施形態では、特定携帯電話機を選択する優先順位として、使用目的地を最優先にし、続いて使用エリアおよび使用日時または使用曜日の順に設定している。しかし、特定携帯電話機を選択する優先順位は、上記の例に限らず、任意に変更することができる。
なお、以上で説明した複数の実施形態では、外部メモリ15を記憶手段として用いる例について説明したが、外部メモリ15に限らず例えば制御部11を構成するRAMやEEPROMなどの車載装置10のメモリを記憶手段として用いてもよい。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態によるハンズフリー通話装置を適用した車載装置を示すブロック図 本発明の第1実施形態による車載装置の作動の流れを示す概略図 本発明の第2実施形態による車載装置の作動の流れを示す概略図 本発明の第3実施形態による車載装置の作動の流れを示す概略図 本発明の第4実施形態による車載装置の作動の流れを示す概略図
符号の説明
図面中、10は車載装置(ハンズフリー通話装置)、11は制御部(日付情報取得手段、目的地設定手段)、12は位置検出部、14は操作スイッチ部(目的地設定手段)、15は外部メモリ(記憶手段)、21は送受信部、22は接続制御部、27はリモコン(目的地設定手段)、31、32は携帯電話機、33は電話回線、41は電話機選択部(選択手段)、42は時計部(日付情報取得手段)を示す。

Claims (5)

  1. 複数の携帯電話機との間で信号の送受信を実施する送受信部と、
    現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記携帯電話機ごとに設定されている使用エリアを記憶する記憶手段と、
    前記位置検出手段で検出した現在位置に基づいて、複数の前記携帯電話機から前記記憶手段に記憶されている使用エリアに合致する特定携帯電話機を選択する選択手段と、
    前記送受信部から前記選択手段で選択された前記特定携帯電話機へ回線接続信号を出力し、前記特定携帯電話機を外部の電話回線に接続する接続制御部と、
    を備えることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  2. 複数の携帯電話機との間で信号の送受信を実施する送受信部と、
    現在の日時または曜日の少なくともいずれか一方を含む日付情報を取得する日付情報取得手段と、
    前記携帯電話機ごとに設定されている使用日時または使用曜日の少なくともいずれか一方を記憶する記憶手段と、
    前記日付情報取得手段で取得した現在の日時または曜日に基づいて、複数の前記携帯電話機から前記記憶手段に記憶されている使用日時または使用曜日に合致する特定携帯電話機を選択する選択手段と、
    前記送受信部から前記選択手段で選択された前記特定携帯電話機へ回線接続信号を出力し、前記特定携帯電話機を外部の電話回線に接続する接続制御部と、
    を備えることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  3. 複数の携帯電話機との間で信号の送受信を実施する送受信部と、
    目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記携帯電話機ごとに設定されている使用目的地を記憶する記憶手段と、
    前記目的地設定手段で設定された目的地に基づいて、複数の前記携帯電話機から前記記憶手段に記憶されている使用目的地に合致する特定携帯電話機を選択する選択手段と、
    前記送受信部から前記選択手段で選択された前記特定携帯電話機へ回線接続信号を出力し、前記特定携帯電話機を外部の電話回線に接続する接続制御部と、
    を備えることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  4. 複数の携帯電話機との間で信号の送受信を実施する送受信部と、
    現在位置を検出する位置検出手段と、
    現在の日時または曜日の少なくともいずれか一方を含む日付情報を取得する日付情報取得手段と、
    目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記携帯電話機ごとに設定されている使用エリア、前記携帯電話機ごとに設定されている使用日時または使用曜日の少なくともいずれか一方、および前記携帯電話機ごとに設定されている使用目的地を記憶する記憶手段と、
    複数の前記携帯電話機から、前記位置検出手段で検出した現在位置に基づいて前記記憶手段に記憶されている使用エリアに合致、前記日付情報取得手段で取得した現在の日時若しくは曜日に基づいて前記記憶手段に記憶されている使用日時若しくは使用曜日に合致、または前記目的地設定手段で設定された目的地に基づいて前記記憶手段に記憶されている使用目的地に合致するいずれか一つの特定携帯電話機を選択する選択手段と、
    前記送受信部から前記選択手段で選択された前記特定携帯電話機へ回線接続信号を出力し、前記特定携帯電話機を外部の電話回線に接続する接続制御部と、
    を備えることを特徴とするハンズフリー通話装置。
  5. 前記選択手段は、前記特定携帯電話機を選択するとき、使用エリア、使用日時若しくは使用曜日、または使用目的地のいずれを優先するか優先順位を設定可能であることを特徴とする請求項4記載のハンズフリー通話装置。
JP2008080856A 2008-03-26 2008-03-26 ハンズフリー通話装置 Expired - Fee Related JP5029458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008080856A JP5029458B2 (ja) 2008-03-26 2008-03-26 ハンズフリー通話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008080856A JP5029458B2 (ja) 2008-03-26 2008-03-26 ハンズフリー通話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009239470A true JP2009239470A (ja) 2009-10-15
JP5029458B2 JP5029458B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=41252929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008080856A Expired - Fee Related JP5029458B2 (ja) 2008-03-26 2008-03-26 ハンズフリー通話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5029458B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319946A (ja) * 2005-04-12 2006-11-24 Fujitsu Ltd 電子機器、優先接続装置、優先接続方法及び優先接続プログラム
JP2007266755A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso Corp 携帯電話の発信制御装置およびハンズフリー通話装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319946A (ja) * 2005-04-12 2006-11-24 Fujitsu Ltd 電子機器、優先接続装置、優先接続方法及び優先接続プログラム
JP2007266755A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso Corp 携帯電話の発信制御装置およびハンズフリー通話装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5029458B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10015299B2 (en) Information display apparatus and information display method
JP4730369B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4970160B2 (ja) 車載システム及び現在位置目印地点案内方法
WO2014112149A1 (ja) テレマティクス制御装置、車両及びテレマティクス制御方法
JP2013148419A (ja) 誘導システム、携帯端末装置および車載装置
CN102725722A (zh) 导航装置和方法
KR20060081061A (ko) 이동통신시스템을 이용한 위치정보 공유 시스템 및 방법
JP5494642B2 (ja) 車両用装置と携帯端末との連携システム、プログラムおよび車両用装置
JP2008275544A (ja) 情報転送装置
JPWO2006112172A1 (ja) ナビゲーション装置
JP2015072523A (ja) 情報提供システム、情報提供方法、移動情報端末及びコンピュータプログラム
KR20080078300A (ko) 카네비게이션 시스템 및 그 제어방법
JP2012173902A (ja) 警告制御装置及び警告制御方法
JP2009162702A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ及び携帯電話機
JP4788561B2 (ja) 情報通信システム
JP2012186742A (ja) 端末接続制御装置
JP2008096289A (ja) 多言語対応ナビゲーション装置
JP5097638B2 (ja) 車載ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、及びその制御方法
JP5029458B2 (ja) ハンズフリー通話装置
JP3797204B2 (ja) カーナビゲーション装置
JPH1186194A (ja) ナビゲーションシステム
JP2012160843A (ja) ハンズフリー通話装置
JP2012074788A (ja) 端末発信制御装置
JP2009188814A (ja) ハンズフリー装置およびハンズフリー装置における着信応答方法
JP2012175529A (ja) 端末接続制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5029458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees