JP2009239220A - スライド式電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が増加することなく、組立作業も容易なクリック機能付きのスライド式電子部品を提供する。
【解決手段】上面から操作レバー40を突出してなる移動体10と、移動体10をスライド移動自在に収納する本体ケース50と、本体ケース50の上部を覆うとともに操作レバー40を挿通するレバー挿通孔107を有するカバー100とを具備する。移動体10の操作レバー40を突出する面上に、この面とカバー100の下面との間を弾発して移動体10の移動に所定の抵抗を付与させる弾発片73を有する板バネ70を取り付ける。さらに板バネ40にクリック弾接部75を設け、クリック弾接部75の弾接部79を本体ケース50に設けたクリック係合部65に係合させることで、移動体10をスライド移動させた際の所定位置にてクリック感触を生じさせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スライド式可変抵抗器やスライド式スイッチ等のスライド式電子部品に関するものである。
従来、スライド式電子部品は、例えば特許文献1に示すように、上面が開放されたケースの収納部内にスライド移動自在に移動体を収納し、ケースの上部をカバーで覆い、前記カバーから突出する移動体のレバーを操作することで移動体をスライド移動させてケース内に設置している電気的機能部の電気的出力を変化させるように構成している。
そして特許文献1に示すスライド式電子部品は、移動体の上面に、この上面とこの上面に対向するカバーの下面との間を弾発して移動体の移動に所定の抵抗を付与させる板バネが設置されている。
そして上記従来のスライド式電子部品においてさらに移動体の移動にクリック感触を与える機能を付加しようとする場合は、前記板バネによって移動体の上面が塞がれているので、移動体の側面に別途クリック用板バネを設置してこのクリック用板バネをケースの側壁内面に設けたクリック係合凹部に係合させたり、移動体の側面に設けた小孔にコイルスプリングによって弾発されるボールを収納してこのボールをケースの側壁内面に設けたクリック係合凹部に係合させたりする方法等が考えられる。
しかしながら上記何れの方法においても、部品点数が増加してしまって部品コストが増加するばかりかスライド式電子部品の小型化も阻害され、また小さな部品であるクリック用の板バネやボール及びコイルスプリングを小さな面積である移動体の側面に取り付ける組立作業も煩雑になる等の問題があった。
特開2007−96059号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、部品点数が増加することなく、小型化が阻害されず、組立作業も容易なクリック機能付きのスライド式電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、上面から操作レバーを突出してなる移動体と、前記移動体をスライド移動自在に収納する本体ケースと、本体ケースの上部を覆うとともに前記操作レバーを挿通するレバー挿通孔を有するカバーと、前記移動体の移動によって電気的出力が変化する電気的機能部と、を具備するスライド式電子部品において、前記移動体の前記操作レバーを突出する面上に、この面と前記カバーの下面との間を弾発して移動体の移動に所定の抵抗を付与させる弾発片を有する板バネを取り付け、さらにこの板バネにクリック弾接部を設け、このクリック弾接部を前記本体ケースまたはカバーに設けたクリック係合部に係合させることで、移動体をスライド移動させた際の所定位置にてクリック感触を生じさせることを特徴とするスライド式電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスライド式電子部品において、前記板バネは、前記移動体のレバーを突出する面上に載置される基部を具備し、前記弾発片とクリック弾接部は、基部の周囲に取り付けられていることを特徴とするスライド式電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスライド式電子部品において、前記クリック弾接部はアーム状であってその一端が前記基部の周囲に接続されており、基部に接続されている部分近傍を折り曲げることで、移動体の前記操作レバーを突出する面に隣接するスライド移動方向に平行な一側面に沿う位置に配置されることを特徴とするスライド式電子部品にある。
本願請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスライド式電子部品において、前記移動体の前記クリック弾接部を沿わせる一側面は凹状のクリック弾接部収納部となっており、このクリック弾接部収納部内に前記クリック弾接部を配置することを特徴とするスライド式電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、弾発片を有する板バネにクリック弾接部を設け、このクリック弾接部を本体ケースまたはカバーに設けたクリック係合部に係合させてクリック感触を生じさせるので、弾発片によって移動体の移動に所定の抵抗を付与すると同時に移動体のがたつきを防止する機能と、移動体を移動した際にクリック感覚を生じさせる機能とを一つの部品によって発揮させることができ、部品点数が増加することなく小型化が図れ、また1つの部品のみの装着なのでその組立作業も容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、基部の周囲に弾発片とクリック弾接部とを設けることで板バネが構成されているので、基部の部分を移動体のレバーを突出する面上に載置するだけで容易に弾発片とクリック弾接部とを移動体の周囲(上面や側面など)の所定位置に配置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、弾発片の配置位置とクリック弾接部の配置位置とをそれぞれ移動体の別の面にすることができるので、両者の配置が容易になり、たとえスライド式電子部品を小型化しても両者の機能を確実に発揮させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、移動体のクリック弾接部収納部内にクリック弾接部を配置したので、スライド式電子部品の小型化が図れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかるスライド式電子部品(以下この実施形態では「スライド式可変抵抗器」という)1の斜視図、図2はスライド式可変抵抗器1の横断面図(図1のC−C断面概略図)、図3はスライド式可変抵抗器1の分解斜視図である。これらの図に示すようにスライド式可変抵抗器1は、移動体10と、移動体10をスライド移動自在に収納する本体ケース50と、本体ケース50の収納部55を覆うカバー100とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。なお以下の説明において、「上」とは本体ケース50からカバー100側を向く方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図4は移動体10と板バネ70と摺動板37の分解斜視図である。同図及び図1〜図3に示すように、移動体10は、略矩形状の本体部20と、本体部20の上面中央に取り付けられる操作レバー40とを具備して構成され、本体部20の上面21には板バネ70及び摺動板37が載置される。本体部20は合成樹脂(この実施形態ではPOM樹脂であるが、他の各種合成樹脂でも良い)の成形品であり、本体ケース50の収納部55内でのこの移動体10の直線状のスライド移動方向Aに向けて長尺な略矩形状に形成され、その上面21の4隅にスライド移動方向Aに直交する方向(幅方向B)の外方に向けて突出する略矩形状の摺接部23を設けている。本体部20の上面21の中央にはスライド移動方向Aに長尺な矩形状の取付部27が設けられ、その上面には矩形状の取付穴29が設けられ、下記するレバー40の下端部を圧入(またはインサート成形)して固定している。本体部20の左右両側面(操作レバー40を突出する面に隣接するスライド移動方向Aに平行な両側面)は凹状に切り欠かれており、その内の一方の凹部(下記する板バネ70のクリック弾接部75を設置する側の凹部)をクリック弾接部収納部33としている。本体部20の下面には図2に示すように、電気的機能部である2組の弾性金属板製の摺動子45の平板状の基部47を、本体部20の下面から突出する小突起31の先端を熱かしめすることによって固定している。各基部47の下面側には基部47から突出する2本ずつの摺動冊子49が設置されている。
レバー40は上下方向に長尺な薄板状の金属板によって構成されており、その下端部は取付部27の取付穴29に圧入またはインサート成形によって本体部20に一体に固定されている。レバー40を金属製としたのはその強度を強くするためである。
板バネ70は金属製(例えばリン青銅製)の弾性板を本体部20の操作レバー40を突出する上面21に載置される外形形状に形成して構成されており、基部71の周囲(左右両側)にそれぞれ弾発片73とクリック弾接部75とを一体に(即ち1枚の弾性板に)取り付けて構成されている。基部71は矩形状であってその中央に前記取付部27を挿通する矩形状の開口部72が設けられている。基部71のスライド移動方向Aと平行な両側辺の内の一方の側辺の中央部分には弾発片73の根元部分73aが連結され、もう一方の側辺の端部近傍にはクリック弾接部75の一方の端部(根元部分)75aが連結されている。弾発片73はその根元部分73aから基部71の側辺に沿うようにスライド移動方向A両側に向けてアーム状に伸びている。アーム状の弾発片73は何れも先端に向かうほど下方向(移動体10方向)に向かって下降していくように湾曲している。一方クリック弾接部75はアーム状であって、その根元部分75aが矩形状に形成され、根元部分75aに接続される細帯状のアーム部78の先端近傍部分に弾接部79を設けて構成されている。クリック弾接部75は基部71に接続されている部分近傍を下方向に向かって略直角に折り曲げることで、基部71の面よりも若干下の位置でクリック弾接部75の長手方向が基部71の根元部分75aを取り付けた側辺にほぼ沿うように配置されている。さらにクリック弾接部75は根元部分75aでアーム部78が基部71の側辺から離れる方向に斜めに傾斜するように折り曲げられている。弾接部79は基部71から離れる方向に凸となる「へ」字状の屈曲部によって構成されている。
摺動板37は合成樹脂製(例えばPOM樹脂製)の薄板を本体部20の上面21に載置される外形形状に形成して構成されており、その中央には前記取付部27を挿通する矩形状の開口部39が設けられている。
本体ケース50は上面が開放された長尺の矩形箱型であって、底部51と底部51から立設する一対のスライド移動方向Aに沿う側壁53,53とを有することで両側壁53,53の間に前記移動体10の本体部20を収納する収納部55を形成している。また本体ケース50の底部51の内底面にはフレキシブル回路基板80がその上面を収納部55内に露出するようにインサート成形されている。フレキシブル回路基板80は可撓性を有する合成樹脂フイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルムやポリフェニレンスルフイドフイルムなど)の上面にスライド移動方向Aに向けて電気的機能部である所定の回路パターン(直線状の2本1組の4本の回路パターンであり、各組の一方の回路パターンを抵抗体パターンとしている)81を設けて構成されている。また本体ケース50のスライド移動方向Aの両端部の下面からは前記各回路パターン81の端部に接続された端子板90が突出している。一方前記一対の側壁53,53の上辺53a,53aにはこの上辺53a,53aから上方向に向かって突出する係合部(以下「係合突起」という)57が所定間隔毎に複数個設けられている。各係合突起57は側壁53の厚みよりも薄く、且つスライド移動方向Aに延びる薄板矩形状に形成されている。また一対の側壁53,53の対向する内側面の上部には、上部側の側壁53,53の厚みをその下部側よりも薄くすることでスライド移動方向Aに向かって延びる直線状の段部からなる摺接部当接部59,59を形成している。また側壁53の外側面の下部には、その厚みをその上部よりも厚くしたスライド移動方向Aに延びる帯状の側壁補強部61が設けられ、その所定位置にはこれを上下に切り欠く複数の係止部ガイド溝63が設けられている。また両側壁53,53の内の前記板バネ70のクリック弾接部75を弾接する側の側壁53の上辺53aの略中央部分(中央の係合突起57の側部)にはこの上辺53aを矩形状に切り欠いてなるクリック係合部65が設けられている。クリック係合部65は側壁53上部の薄くなっている部分を摺接部当接部59の面まで切り欠いて形成されている。
カバー100は図3に示すように、金属板をその下面が開放された箱型に折り曲げることによって、前記本体ケース50を覆う形状に形成されている。即ちカバー100は、前記本体ケース50の収納部55を覆う寸法形状の略矩形状の上面部101の外周4辺からそれぞれ側面部103a,b,c,dを略直角下方向に折り曲げ、スライド移動方向Aに沿う一対の側面部103a,103cの下端辺の前記本体ケース50の各係止部ガイド溝63に対向する位置からそれぞれ係止部105を突出し、一方前記上面部101の中央にスライド移動方向Aに向かって伸びる矩形状のレバー挿通孔107を設けて構成されている。前記係止部105は、矩形状で前記係止部ガイド溝63と略同一の幅を有する基部105aの下端辺から細帯状の折曲部105bを突出して構成されている。またスライド移動方向Aに沿う一対の側面部103a,103cの上面部101から屈曲されている折り曲げ部109には、前記本体ケース50の各係合突起57にぴったり係合される寸法形状(スリット形状)の被係合部(以下「被係合穴」という)111が設けられている。
そしてスライド式可変抵抗器1を組み立てるには、まず図4において、本体部20の上面21に板バネ70と摺動板37とを載置する。その際板バネ70の開口部72と摺動板37の開口部39にレバー40を挿入する。このとき基部71と両弾発片73,73は両弾発片73,73の先端を含めて何れも本体部20の上面21に載置され、その上に摺動板37が重ね合せて設置される。一方クリック弾接部75は、移動体10のクリック弾接部収納部33内に配置され、このクリック弾接部収納部33を設けた移動体10の側面に沿うように設置される。クリック弾接部75の弾接部79はクリック弾接部収納部33から少し外部(外方)に突出している。なお前記摺動板37には摺動性を向上するためその表面にグリスを塗布しておくことが好ましい。
次に図3において、前記移動体10の本体部20を本体ケース50の収納部55内に収納する。その際図2に示すように、移動体10の4つの摺接部23の下面を本体ケース50の摺接部当接部59上に当接し、同時に移動体10の下面に取り付けている摺動子45の各摺動冊子49をそれぞれ各回路パターン81に当接する。そして前記本体ケース50上にカバー100を被せる。その際カバー100のスライド移動方向Aに沿う両側面部103a,103cが本体ケース50の側壁53,53の外側面を覆い、またカバー100の各係止部105の基部105aが本体ケース50の各係止部ガイド溝63にガイドされながら挿入され、また本体ケース50の各係合突起57がカバー100の各被係合穴111に挿入・係合される。そしてカバー100の各係止部105の折曲部105bを本体ケース50の底部51の下面側に折り曲げれば、本体ケース50とカバー100が一体に固定されてスライド式可変抵抗器1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
このとき板バネ70の両弾発片73,73の下方向に向かっている湾曲が摺動板37と本体部20の上面21との間に挟持されることでほぼ平面状になり、その反作用として摺動板37がカバー100の上面部101の下面に弾接され、同時に移動体10の摺接部23の下面が本体ケース50の摺接部当接部59上に弾接される。またこのとき同時に板バネ70の弾接部79は本体ケース50の一方の側壁53の内面の上辺53aに近い部分(摺接部当接部59よりも上の部分)に弾接する。
そして移動体10の操作レバー40をスライド移動方向Aに向けて移動すれば、摺動子45の摺動冊子49が回路パターン81上を摺動することで、各端子板90間の抵抗値が変化する。このとき前述のように板バネ70によって摺動型物10の摺接部23の下面が本体ケース50の摺接部当接部59上に弾接されるので、移動体10の移動に適度な操作力(抵抗)を付与することができると同時に、移動体10をスライド移動させる際のがたつきを確実に防止することができる(当接(弾接)していないで隙間があるとがたつく恐れがある)。
また移動体10を移動している際は前記板バネ70の弾接部79も本体ケース50の一方の側壁53の内面の上辺53aに近い部分を弾接しながら摺動するが、移動体10が本体ケース50の中央に位置した際は弾接部79がクリック係合部65に係合する。これによってクリック感覚が生じるとともに移動体10を本体ケース50の中央において容易且つ正確に係止させておくことができる。
以上説明したようにこのスライド式可変抵抗器1によれば、移動体10の操作レバー40を突出する面21上に、この面21とカバー100の下面との間を弾発して移動体10の移動に所定の抵抗(操作力)を付与させる弾発片73を有する板バネ70を取り付け、さらにこの板バネ70にクリック弾接部75を設け、このクリック弾接部75(その弾接部79)を本体ケース50に設けたクリック係合部65に係合させることで、移動体10をスライド移動させた際の所定位置にてクリック感触を生じるように構成したので、弾発片73によって移動体10の移動に所定の抵抗を付与すると同時に移動体10のがたつきを防止する機能と、移動体10を移動した際にクリック感覚を生じさせる機能とを一つの部品によって発揮させることができ、部品点数が増加することなく小型化が図れ、また板バネ70という1つの部品のみの装着なのでその組立作業も容易になる。
またこのスライド式可変抵抗器1によれば、板バネ70が、移動体10の操作レバー40を突出する面21上に載置される基部71を具備し、この基部71の周囲に弾発片73とクリック弾接部75とを取り付けたので、基部71の部分を移動体10の操作レバー40を突出する面21上に載置するだけで容易に弾発片73とクリック弾接部75とを移動体10の周囲(上面や側面など)の所定位置に配置することができる。
またこのスライド式可変抵抗器1によれば、クリック弾接部75はアーム状であってその一端が基部71の周囲に接続されており、基部71に接続されている部分近傍を折り曲げることで、移動体10の操作レバー40を突出する面21に隣接するスライド移動方向Aに平行な一側面に沿う位置に配置されるので、弾発片73の配置位置とクリック弾接部75の配置位置とをそれぞれ移動体10の別の面にすることができ、従って両者の配置が容易になり、たとえスライド式可変抵抗器1を小型化しても両者の機能を確実に発揮させることができる。
またこのスライド式可変抵抗器1によれば、移動体10のクリック弾接部75を沿わせる一側面が凹状のクリック弾接部収納部33となっており、このクリック弾接部収納部33内にクリック弾接部75を配置したので、スライド式可変抵抗器1の小型化が図れる。
なお上記スライド式可変抵抗器1ではスライド移動方向Aとして直線方向を示したが、スライド移動方向は、円弧方向やその他の曲線方向など、直線方向以外の各種方向を含む概念である。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば板バネ70の形状・構造・材質は種々の変更が可能であり、要は移動体の操作レバーを突出する面上に、この面とカバーの下面との間を弾発して移動体の移動に所定の抵抗を付与させる弾発片を有しさらにクリック弾接部を設けた板バネであればどのような形状・構造・材質の板バネであってもよい。即ち板バネ70を構成する基部71や弾発片73やクリック弾接部75の形状や、弾発片73やクリック弾接部75の基部71への取付位置を種々変更しても良く、また弾発片73やクリック弾接部75の本数を複数本としてもよい。
図5に示す板バネ70−2は他の板バネの1例を示す斜視図である。この板バネ70−2において前記板バネ70と相違する点は、前記板バネ70の基部71と弾発片73とを一体にした弾発片73−2を具備し、この弾発片73−2の1側辺にクリック弾接部75−2を一体に接続した点である。即ち板バネ70−2は、金属製(例えばリン青銅製)の弾性板を本体部20の上面21に載置される外形形状に形成して構成されており、略矩形状で内部に取付部27を挿通する矩形状の開口部72−2を設け全体として中央部分が上に凸となる湾曲形状に形成してなる弾発片73−2と、弾発片73−2の一方の側辺の中央付近にその一方の端部(根元部分)75−2aが連結されるクリック弾接部75−2とを具備している。弾発片73−2は両端に向かうほど下方向に向かって下降していくように湾曲している。クリック弾接部75−2は前記クリック弾接部75と同様に、アーム状であってその根元部分75−2aが矩形状に形成され、根元部分75−2aに接続される細帯状のアーム部78−2の先端近傍部分に弾接部79−2を設けて構成されている。クリック弾接部75−2は弾発片73−2に接続されている部分近傍を下方向に向かって略直角に折り曲げることで、弾発片73−2の面よりも若干下の位置でクリック弾接部75−2の長手方向が弾発片73−2の根元部分75−2aを取り付けた側辺にほぼ沿うように配置されている。さらにクリック弾接部75−2は根元部分75−2aでアーム部78−2が弾発片73−2の側辺から離れる方向に斜めに傾斜するように折り曲げられている。弾接部79−2は弾発片73−2から離れる方向に凸となる「へ」字状の屈曲部によって構成されている。板バネ70−2は、前記図1〜図4に示すスライド式可変抵抗器1で用いている板バネ70に換えてスライド式可変抵抗器1に装着でき、使用できる。
図6は参考例にかかる板バネ70−3を示す斜視図である。この板バネ70−3において前記板バネ70と相違する点は、前記板バネ70のクリック弾接部75を取り付けた部分に、クリック弾接部75に換えて弾発片73−3を設置している点である。即ちこの板バネ70−3は開口部72−2を有する基部71−3の両側に根元部分73−3aから突出する一対ずつの弾発片73−3,73−3を設けている。なお一方の弾発片73−3をクリック弾接部に換えてその弾接部によってカバー100の下面に設けたクリック係合部に係合させるように構成すれば、本発明の板バネとなる。
また上記例では電気的機能部として摺動子45を回路パターン81に摺接させて抵抗値を変化させる構成を用いたが、回路パターン81はスイッチパターンで構成しても良く(この場合スライド式スイッチとなる)、また摺動子45と回路パターン81の組み合せ以外の各種構造の電気的機能部で構成してもよい。要は移動体10の移動によって電気的出力が変化する電気的機能部であればどのような構成であっても良い。また上記例ではクリック係合部65を上辺53aを切り欠くことで形成しているが、クリック係合部は切り欠き以外にも貫通孔や凹部でもよく、さらに凸部を設けることでクリック弾接部75の弾接部79を係止させる構成としても良い。またクリック係合部65の位置は移動体10がスライド移動方向Aの中央で係止される位置に設ける必要は無く、他の各部で係止する位置に設けても良い。また上記例ではクリック係合部65を本体ケース50に設けたが、その代りにカバー100に設けても良い。またカバー100は本体ケース50と合わせてケースの一部を構成するものであり、場合によっては平板状であっても良いし、その他の形状であっても良い。また上記例では移動体10とレバー40とを別部品で構成したが、両者は合成樹脂の一体成形品で構成しても良い。
スライド式可変抵抗器1の斜視図である。 スライド式可変抵抗器1の横断面図(図1のC−C断面概略図)である。 スライド式可変抵抗器1の分解斜視図である。 移動体10と板バネ70と摺動板37の分解斜視図である。 板バネ70−2の斜視図である。 板バネ70−3の斜視図である。
符号の説明
1 スライド式可変抵抗器(スライド式電子部品)
10 移動体
20 本体部
21 上面(面)
33 クリック弾接部収納部
37 摺動板
40 操作レバー
45 摺動子(電気的機能部)
50 本体ケース
53 側壁
55 収納部
65 クリック係合部
70 板バネ
71 基部
73 弾発片
75 クリック弾接部
79 弾接部
80 フレキシブル回路基板
81 回路パターン(電気的機能部)
100 カバー
107 レバー挿通孔
70−2 板バネ

Claims (4)

  1. 上面から操作レバーを突出してなる移動体と、前記移動体をスライド移動自在に収納する本体ケースと、本体ケースの上部を覆うとともに前記操作レバーを挿通するレバー挿通孔を有するカバーと、前記移動体の移動によって電気的出力が変化する電気的機能部と、を具備するスライド式電子部品において、
    前記移動体の前記操作レバーを突出する面上に、この面と前記カバーの下面との間を弾発して移動体の移動に所定の抵抗を付与させる弾発片を有する板バネを取り付け、
    さらにこの板バネにクリック弾接部を設け、
    このクリック弾接部を前記本体ケースまたはカバーに設けたクリック係合部に係合させることで、移動体をスライド移動させた際の所定位置にてクリック感触を生じさせることを特徴とするスライド式電子部品。
  2. 請求項1に記載のスライド式電子部品において、
    前記板バネは、前記移動体のレバーを突出する面上に載置される基部を具備し、前記弾発片とクリック弾接部は、基部の周囲に取り付けられていることを特徴とするスライド式電子部品。
  3. 請求項2に記載のスライド式電子部品において、
    前記クリック弾接部はアーム状であってその一端が前記基部の周囲に接続されており、基部に接続されている部分近傍を折り曲げることで、移動体の前記操作レバーを突出する面に隣接するスライド移動方向に平行な一側面に沿う位置に配置されることを特徴とするスライド式電子部品。
  4. 請求項3に記載のスライド式電子部品において、
    前記移動体の前記クリック弾接部を沿わせる一側面は凹状のクリック弾接部収納部となっており、このクリック弾接部収納部内に前記クリック弾接部を配置することを特徴とするスライド式電子部品。
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